JPH07160886A - 対象物抽出方法およびカラー画像認識方法 - Google Patents

対象物抽出方法およびカラー画像認識方法

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JPH07160886A
JPH07160886A JP5310697A JP31069793A JPH07160886A JP H07160886 A JPH07160886 A JP H07160886A JP 5310697 A JP5310697 A JP 5310697A JP 31069793 A JP31069793 A JP 31069793A JP H07160886 A JPH07160886 A JP H07160886A
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rectangle
color image
image signal
circumscribed rectangle
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JP5310697A
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Michiyoshi Tachikawa
道義 立川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力画像中から対象物の画像領域を高精度に
抽出する。 【構成】 矩形抽出部2は、2値画像信号1から黒連結
成分の外接矩形を抽出し、候補矩形判定部4では予め設
定された閾値と抽出矩形の幅、高さを比較し、抽出対象
物が長方形か否かを判定する。回転判定部6では、対象
物が回転しているか否かを判定し、辺長測定部7では、
回転している場合は対象物の短辺、長辺を測定し、回転
していない場合は矩形の高さ、幅を短辺、長辺として測
定し、対象物判定部8は予め設定された閾値とを比較し
て対象物か否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像および白黒
画像から特定画像を抽出して認識する対象物抽出方法お
よびカラー画像認識方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像を処理する製品、例えばカラ
ー複写機、カラープリンタ、カラースキャナ、カラー画
像通信機器などは、今後ますます増加するものと予想さ
れる。カラー画像は、ハードウェアの進歩、特にメモリ
の低価格化および大容量化、通信コストの低下などによ
り、以前に比べて利用しやすくなってきたものの、カラ
ー画像データはそのデータ量が膨大(例えば、A3サイ
ズで96Mバイト)であるため、2値画像と同じような
処理ができないのが現状である。
【0003】特に、画像認識(特定画像の認識、OCR
など)などの複雑な処理を要する技術においては、処理
量が膨大になり、カラー画像における画像認識は実現が
より困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、認識処理に必要
な対象物の抽出方法として種々の方法が提案されている
が、例えば画像から黒連結の矩形を抽出し、予め設定さ
れた閾値と比較することにより、文字の矩形と線図形の
矩形とを判定する画像抽出方法がある(特開昭55−1
62177号公報を参照)。この方法は、抽出された線
図形をさらに詳細に水平罫線、垂直罫線、表、囲み枠な
どのように識別するものではなく、また回転した対象物
の抽出に対応できない。
【0005】一方、特定のカラー画像を識別する装置、
方法としては、例えば、原稿画像中の所定領域内の色相
と、その分布を抽出することによって、特定原稿の有無
を検出するカラー画像処理装置(特開平4−54681
号公報を参照)と、予め特定した色が出現するか否かを
みることによって同一特徴を有する画像部分を抽出する
方法(特開平4−180348号公報を参照)がある。
【0006】しかし、上記装置では、データ量を削減す
るためにサンプル点として32点しか用いていないの
で、特徴抽出すべき情報量が失われてしまう可能性が高
く、高精度な識別を望むことができない。また、上記方
法では、色空間中での拡がりが同じ画像については、そ
の内部での色の分布が異なっていても識別することがで
きず、つまり色空間の拡がりが同じであれば、拡がりの
中での色の分布が異なる画像をも特定の画像として誤検
出する可能性がある。
【0007】一方、近年、カラー複写機やカラープリン
タ、カラースキャナなどの機器は、その性能が飛躍的に
向上したため、それを悪用した紙幣や有価証券などの偽
造の防止手段を講じる必要が生じてきた。
【0008】本発明の目的は、入力画像中から対象物の
画像領域を高精度に抽出する対象物抽出方法を提供する
ことにある。
【0009】本発明の他の目的は、抽出された対象物に
対して、カラー画像の認識処理を行う際に、画像認識に
必要な情報量を確保しつつ、データ量を圧縮して対象物
を高精度に認識するカラー画像認識方法を提供すること
にある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、紙幣などの特
定対象物を認識したとき、その出力画像を劣化させるこ
とにより、紙幣などの偽造を防止するようにしたカラー
画像認識方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、入力画像信号中から所定
形状の対象物を抽出する対象物抽出方法において、2値
画像信号から黒連結成分の外接矩形を抽出し、該抽出さ
れた外接矩形と黒連結成分との接点情報に基づいて、前
記対象物を抽出することを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明では、前記抽出される
対象物は、所定の辺長を有する矩形であることを特徴と
している。
【0013】請求項3記載の発明では、前記抽出される
対象物は、スキャンラインに対して傾いている対象物を
含むことを特徴としている。
【0014】請求項4記載の発明では、前記入力画像信
号がカラー画像信号であるとき、該カラー画像信号から
明度を求め、該明度と複数の閾値とを比較することによ
り複数の2値画像を生成し、該複数の2値画像からそれ
ぞれ前記外接矩形を抽出することを特徴としている。
【0015】請求項5記載の発明では、前記抽出される
第1の外接矩形と、第2の外接矩形との包含関係を調
べ、一方の外接矩形が他方の外接矩形を含むとき、一方
の外接矩形と黒連結成分との接点情報に基づいて、前記
対象物を抽出することを特徴としている。
【0016】請求項6記載の発明では、入力カラー画像
信号から特定画像を認識する処理と、該入力カラー画像
信号から所定形状の対象物を抽出する処理を並列に実行
し、該対象物の抽出結果に応じて、該対象物について認
識処理することを特徴としている。
【0017】請求項7記載の発明では、入力カラー画像
信号を複数の領域に分割し、該分割された領域内のカラ
ー画像から特徴量を抽出し、該抽出された特徴量を、予
め作成されたコードブックと比較することによりベクト
ル量子化し、前記カラー画像のベクトル量子化された値
を生成し、前記対象物の範囲に相当する、該ベクトル量
子化値を参照して該ベクトル量子化値のヒストグラムを
作成し、該作成された対象物のヒストグラムと辞書とを
照合することにより、前記対象物を認識処理することを
特徴としている。
【0018】請求項8記載の発明では、前記対象物が紙
幣や有価証券などを含む特定対象物であると認識された
とき、該特定対象物の出力画像を劣化させることを特徴
としている。
【0019】
【作用】矩形抽出部では、2値画像信号から黒連結成分
の外接矩形を抽出し、候補矩形判定部では予め設定され
た閾値と抽出された矩形の幅、高さを比較し、さらに抽
出すべき対象物が長方形であるかをチェックする。この
条件を満たす矩形について更に、回転判定部では、対象
物が回転しているか否かを判定する。対象物が回転して
いると判定されたとき、辺長測定部では、対象物の短
辺、長辺を測定し、回転していない場合は外接矩形の高
さ、幅を短辺、長辺として測定する。対象物判定部で
は、上記した条件を満たす対象物と予め設定された閾値
とを比較することにより、対象物か否かを判定する。
【0020】一方、入力されたカラー画像信号RGBは
メッシュ分割部で小領域(メッシュ)に分割される。特
徴量抽出部では、分割された小領域毎に、入力カラー画
像信号RGBの色度ヒストグラムを作成して、特徴量メ
モリに格納する。識別対象物の色度ヒストグラムを予め
作成して、コードブックに格納しておく。そして、ベク
トル量子化部では、特徴量メモリの色度ヒストグラム
と、コードブックとの距離を算出し、その距離が最小で
あるコードブックのコードを、その小領域のベクトル量
子化値としてベクトル量子化値メモリに保持する。辞書
には、識別すべき対象物について予めベクトル量子化値
ヒストグラムを求めて格納しておく。認識部では、判定
された対象物の範囲内の入力画像のベクトル量子化値ヒ
ストグラムと、辞書のベクトル量子化値ヒストグラムと
の距離を算出し、該距離から入力画像中に対象物が存在
するか否かを判定する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体
的に説明する。 〈実施例1〉図1は、本発明の対象物抽出方法に係る実
施例の構成を示す。図1において、2値画像信号1から
黒連結成分の外接矩形を抽出する矩形抽出部2と、抽出
された矩形データを格納する矩形メモリ3と、予め設定
された閾値と抽出矩形の幅、高さを比較し、抽出すべき
対象物が長方形か否かを判定する候補矩形判定部4と、
候補矩形データを格納する候補矩形メモリ5と、対象物
が回転しているか否かを判定する回転判定部6と、対象
物の短辺、長辺を測定する辺長測定部7と、短辺、長辺
の長さと予め設定された閾値とを比較して対象物か否か
を判定する対象物判定部8と、対象物矩形データを格納
する対象物矩形メモリ9と、全体を制御する制御部10
とから構成されている。
【0022】図2は、本発明の処理フローチャートであ
る。このフローチャートにおいて、本発明の対象物抽出
方法に係る処理はステップ101からステップ108で
あり、まず対象物の抽出方法について、以下説明する。
【0023】入力画像から2値画像を生成し(ステップ
101)、矩形抽出部2は、2値画像から黒連結成分の
外接矩形を抽出する(ステップ102)。矩形抽出方法
としては、例えば本出願人が先に提案した方式(特願平
3−341889、同4−267313、同4−160
866)などを用いればよい。
【0024】図3は、入力画像201から抽出された外
接矩形202を示す。本発明では、外接矩形202の4
頂点の座標(Xs,Ys)、(Xe,Ye)、(Xs,
Ye)、(Xe,Ys)と、黒連結成分(対象物)20
3と外接矩形202との接点座標(Xu,Ys)、(X
e,Yr)、(Xs,Yl)、(Xb,Ye)を同時に
抽出する。
【0025】次いで、候補矩形判定部4では、抽出され
た外接矩形の高さ、幅が予め与えられた高さ、幅の範囲
内にあるか否かを判定し(ステップ103)、高さ、幅
の何れかが範囲外であれば、対象物でないと判定する
(ステップ113)。なお、このようなサイズによる対
象物の候補判定方法については、前掲した本出願による
方式を用いればよい。続いて、候補矩形判定部4では、
抽出すべき対象物が長方形であるか否かをチェックする
(ステップ104)。これは例えば、候補矩形判定部4
内に予め抽出すべき対象物として長方形データが設定さ
れているものとする。
【0026】対象物が長方形であるものについて、回転
判定部6は、対象物がスキャンラインに対して回転して
いるか否かを判定する(ステップ105)。図4は、回
転の判定を説明する図であり、301は候補矩形、30
2は対象物である。この回転判定は、対象物302が長
方形の場合、三角形AとB、三角形CとDの合同を判定
し、もしどちらか一方でも合同でないと判定された場合
には回転していないと判定する。また、図4に示すよう
に、長方形の対角線D1,D2の長さ(この長さは矩形
データの座標から計算する)を比較し、その差が大きけ
れば菱形と判定し、対象物302が回転していないと判
定する。
【0027】次いで、辺長測定部7では、回転している
と判定された長方形について、図4のS1、S2の長さ
を計算し(矩形データの座標から計算する)、それぞれ
を短辺、長辺の長さとする(ステップ106)。一方、
ステップ104で長方形でないと判定されたもの、ステ
ップ105で回転していないと判定されたものについて
は、外接矩形の高さを短辺、幅を長辺の長さとする(ス
テップ107)。そして、短辺、長辺の長さが予め与え
られた対象物の短辺、長辺の長さの範囲にあるか否かを
判定し、何れか一方でも範囲外ならば対象物ではないと
判定し、この条件に合うものを抽出すべき対象物と判定
する(ステップ108)。以下の処理(ステップ109
以降)については、後述する。
【0028】なお、上記した実施例において、矩形抽出
部の前に、入力された2値画像に対して例えば8×8画
素を1画素に変換するような画像圧縮部を設け、圧縮さ
れた画像から矩形を抽出するように構成を変更すること
も可能である。
【0029】〈実施例2〉本実施例2では、入力画像を
カラー画像信号(R,G,B)とし、以下のような明度
(L)を求め、所定の閾値(Th1)以下の明度を持つ
画素を黒とし、閾値(Th1)より大きい画素を白とす
るような2値画像を作成してから、実施例1と同様の処
理を行う。
【0030】L=R+G+B L≦Th1ならば黒画素 L>Th1ならば白画素 本実施例は、対象物以外の部分(背景)が白地の場合に
対象物を抽出するのに有効な方式となる。つまり例え
ば、白紙(あるいは淡い地肌の用紙)に対象物の載せて
スキャナなどで画像を読み取るような場合に有効な方式
となる。
【0031】〈実施例3〉本実施例3では、入力画像を
カラー画像信号(R,G,B)とし、以下のような明度
(L)を求め、所定の閾値(Th2)以上の明度を持つ
画素を黒とし、閾値(Th2)より小さい画素を白とす
るような2値画像を作成してから、実施例1と同様の処
理を行う。
【0032】L=R+G+B L≧Th2ならば黒画素 L<Th2ならば白画素 本実施例は、銀板のような圧板を持つスキャナなどで入
力した時に、対象物以外の部分(背景)が黒地になる場
合に対象物を抽出するのに有効な方式となる。このよう
に、実施例2、3によれば、原稿を押える蓋をした状態
で画像を取り込んでも、また蓋を開けた状態で画像を取
り込んでも何れにも対応できる。なお、上記実施例にお
ける対象物とは、スキャナに載せた原稿全体から抽出さ
れる場合、あるいは原稿中のある特定領域から抽出され
る場合の何れでもよい。
【0033】図5は、実施例2、3の構成を示す。実施
例1と異なる点は、カラー画像信号(RGB)14から
2値画像を生成する2値画像生成部11が設けられた点
と、実施例2で作成された2値画像を格納するメモリ1
2と、実施例3で作成された2値画像を格納するメモリ
13が設けられた点である。そして、背景が白地の場合
にも黒地の場合にも対応できるように、実施例2および
3をそれぞれ実行し、矩形抽出部2で外接矩形を抽出す
る。この抽出された各外接矩形を外接矩形1、2とする
と、候補矩形判定部4において、これら外接矩形1、2
の包含関係を判定し、例えば外接矩形1が外接矩形2を
完全に含むとき、外接矩形1のみから対象物を抽出す
る。
【0034】〈実施例4〉図6は、実施例4の全体構成
を示す。図において、対象物抽出部22がカラー画像信
号21から対象物を抽出して、対象物矩形メモリ23に
格納する部分は、前述した図5に示す構成と全く同一の
ものである。
【0035】本実施例では、カラー画像信号21をベク
トル量子化するベクトル量子化部24と、ベクトル量子
化値を格納するベクトル量子化値メモリ25と、対象物
抽出部22で抽出された対象物と予め作成された辞書と
のマッチングを行い対象物か否かを判定する対象物認識
部26が設けられている。
【0036】図7は、実施例4の詳細構成を示す。ま
ず、対象物抽出部31の構成から説明すると、対象物抽
出部31は図5に示す要素から構成され、対象物が抽出
されると、対象物認識部41に対して起動信号33を出
力する。また抽出された対象物のデータが対象物矩形メ
モリ32に格納され、対象物認識部41に対して起動信
号33と共に、対象物の範囲データ34が出力される。
【0037】ベクトル量子化処理部35は、入力された
カラー画像信号(RGB)から得られたカラー画像を小
領域(メッシュ)に分割するメッシュ分割部36と、小
領域内のカラー画像データから特徴量(色度ヒストグラ
ム)を抽出する特徴量抽出部37と、作成された色度ヒ
ストグラムと予め作成してあるコードブック39と比較
することによりベクトル量子化を行うベクトル量子化部
38から構成されている。ベクトル量子化値された入力
カラー画像はベクトル量子化値メモリ40に保持され
る。
【0038】入力カラー画像をどのようにしてベクトル
量子化するかを、以下説明する。図8は、原画像を小領
域(メッシュ)に分割した図を示し、この例では、小領
域は64画素×64画素のサイズである。なお、小領域
の画素を例えば8画素間隔で間引いて、1/8に画像デ
ータを圧縮してから以下の処理を施してもよい。
【0039】特徴量抽出部37は、カラー画像データ
(RGB、各8ビット)を色度Pr、Pgに変換し、小
領域(メッシュ)毎に色度Pr、Pgの値のヒストグラ
ムを作成する。
【0040】Pr=256*R/(R+G+B) Pg=256*G/(R+G+B) この例では、r,gの色度を用いたが、本発明はこれに
限定されるものではなく、bの色度を用いてもよいし、
色度の他に色相や彩度などを用いることができる。
【0041】図9は、小領域内の色度ヒストグラムを、
コードブックを参照してベクトル量子化する例を示す図
である。図9において、401は、特徴量メモリに格納
された小領域内の色度ヒストグラム(Hi)を示す。i
=0〜255の次元におけるH(i)はPrを表し、i
=256〜511の次元におけるH(i)はPgを表
す。また、402は、予め作成されたコードブック(C
0、C1、C2...)の内容を示す。
【0042】ここで、コードブック402は、識別対象
物あるいは一般の原稿を多数入力し、同様の条件で色度
ヒストグラムのデータを大量に作成し、これらをクラス
タリングすることで代表的な色度ヒストグラム(コード
ブック)を求めて作成する。
【0043】ベクトル量子化部38では、この小領域内
の色度ヒストグラム(Hi)401と、コードブックの
内容402とをマッチングして距離(DCj)を算出
し、その距離(一般には、ユークリッド距離の2乗とし
て定義された2乗ひずみ測度)が最小であるコードブッ
クのコード(Cj)を、その小領域のベクトル量子化値
(VQ値)としてベクトル量子化値メモリ40に保持す
る。
【0044】対象物認識部41のヒストグラム作成部4
2では、上記したベクトル量子化値からベクトル量子化
値のヒストグラムを作成する。図10は、入力画像のベ
クトル量子化値(VQ値)の例を示す。各桝目は、前述
した一つの小領域に対応し、各桝目内の数値はベクトル
量子化値(VQ値)である。
【0045】そして、これらのベクトル量子化値(VQ
値)について、対象物の範囲内にあるVQ値のヒストグ
ラムを作成する(図2のステップ109)。図11は、
対象物が回転している場合における、対象物の範囲内に
あるベクトル量子化値のヒストグラム作成を説明する図
である。
【0046】前述したように対象物が抽出されると対象
物認識部41の起動時に、対象物抽出部31から対象物
認識部41に対して、対象物の範囲データ34が渡され
るので、図11の対象物のエッジ501の直線データと
ベクトル量子化値メモリ40の座標とを比較して包含関
係を判定し、対象物の範囲内に完全に含まれる小領域
(図11の黒い部分で示す領域)について、ベクトル量
子化値のヒストグラムを作成する。対象物が回転してい
ない場合は、外接矩形の範囲データとベクトル量子化値
メモリの座標とを比較して包含関係を判定し、外接矩形
の範囲内の小領域について、ベクトル量子化値のヒスト
グラムを作成する。
【0047】図12は、認識時における、抽出対象物の
ベクトル量子化値ヒストグラムと辞書内のベクトル量子
化値ヒストグラムとのマッチングを説明する図である。
図12の601は、抽出対象物のベクトル量子化値のヒ
ストグラム例を示す。また、602は、辞書内容を示
し、ベクトル量子化値ヒストグラムで表現されて予め作
成されている。図の場合は、例えば、対象物A,B,
C..(コードブック数が64)のベクトル量子化値ヒ
ストグラムが格納されている。
【0048】対象物認識部41では、抽出対象物のベク
トル量子化値ヒストグラム601と、辞書のベクトル量
子化値ヒストグラム602とをマッチング部43でマッ
チングして距離(DTk)を算出し、距離(DTk)が
最小となる識別対象(k)を、抽出対象物であると認識
し、従って入力画像中に対象物が存在していると判定す
る(ステップ110、111)。
【0049】辞書との照合の結果、マッチングしていな
いときは、入力画像中に対象物がないと判定され(ステ
ップ113)、抽出されたすべての矩形について同様の
処理を行う(ステップ112)が、入力画像中に対象物
が存在していると判定されたときは、未処理の矩形があ
っても処理を終了する。
【0050】本実施例は、入力カラー画像データに対し
て、矩形抽出とベクトル量子化を並列的に行うととも
に、矩形抽出の処理が完了した矩形から順次サイズ判定
を行い、対象物と判定された矩形に対して認識処理して
いるので、リアルタイム処理が可能になる。
【0051】〈実施例5〉上記実施例において、前記し
た対象物を紙幣や有価証券などとし、入力画像中にこの
ような対象物が含まれていると判定された場合に、出力
に一様なインクを載せて出力画像を劣化させるようにし
たり、あるいは出力を途中で止めたりする。これによ
り、カラー複写機などのカラー画像処理装置を悪用した
紙幣などの偽造を防止することができる。
【0052】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1、2記
載の発明によれば、矩形対象物の抽出処理を、外接矩形
と黒連結成分との接点情報に基づいて行っているので、
画像中の対象物が存在する部分を高精度に抽出すること
ができる。
【0053】請求項3記載の発明によれば、画像中の対
象物が回転していても高精度に抽出することができる。
【0054】請求項4、5記載の発明によれば、背景が
白地または黒地の場合でも対象物を正確に抽出すること
ができ、また白地における外接矩形と黒地における外接
矩形の包含関係を調べているので、重複した抽出処理を
行う必要がない。
【0055】請求項6、7記載の発明によれば、対象物
の抽出処理とカラー画像のベクトル量子化処理を並列的
に行い、抽出された対象物について認識処理しているの
で、カラー画像中の特定画像を高速かつ高精度に認識す
ることができる。また、カラー画像をベクトル量子化し
ているので、認識対象物の情報量が失われることなく、
処理データ量を圧縮することができる。
【0056】請求項8記載の発明によれば、カラースキ
ャナなどの画像読み取り装置から入力されたカラー画像
中の紙幣などの画像を高精度に認識できるので、カラー
複写機を悪用した紙幣や有価証券などの偽造を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象物抽出方法に係る実施例1の構成
を示す。
【図2】本発明の処理フローチャートである。
【図3】入力画像から抽出された外接矩形を示す。
【図4】回転の判定を説明する図である。
【図5】実施例2、3の構成を示す図である。
【図6】実施例4の全体構成を示す図である。
【図7】実施例4の詳細構成を示す図である。
【図8】原画像を小領域に分割した図を示す。
【図9】小領域内の色度ヒストグラムを、コードブック
を参照してベクトル量子化する例を示す図である。
【図10】入力画像のベクトル量子化値(VQ値)の例
を示す図である。
【図11】対象物が回転している場合における、対象物
の範囲内にあるベクトル量子化値のヒストグラム作成を
説明する図である。
【図12】認識時における入力画像のベクトル量子化値
ヒストグラムと辞書のベクトル量子化値ヒストグラムと
のマッチングを説明する図である。
【符号の説明】
1 2値画像信号 2 矩形抽出部 3 矩形メモリ 4 候補矩形判定部 5 候補矩形メモリ 6 回転判定部 7 辺長測定部 8 対象物判定部 9 対象物矩形メモリ 10 制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像信号中から所定形状の対象物を
    抽出する対象物抽出方法において、2値画像信号から黒
    連結成分の外接矩形を抽出し、該抽出された外接矩形と
    黒連結成分との接点情報に基づいて、前記対象物を抽出
    することを特徴とする対象物抽出方法。
  2. 【請求項2】 前記抽出される対象物は、所定の辺長を
    有する矩形であることを特徴とする請求項1記載の対象
    物抽出方法。
  3. 【請求項3】 前記抽出される対象物は、スキャンライ
    ンに対して傾いている対象物を含むことを特徴とする請
    求項1または2記載の対象物抽出方法。
  4. 【請求項4】 前記入力画像信号がカラー画像信号であ
    るとき、該カラー画像信号から明度を求め、該明度と複
    数の閾値とを比較することにより複数の2値画像を生成
    し、該複数の2値画像からそれぞれ前記外接矩形を抽出
    することを特徴とする請求項1記載の対象物抽出方法。
  5. 【請求項5】 前記抽出される第1の外接矩形と、第2
    の外接矩形との包含関係を調べ、一方の外接矩形が他方
    の外接矩形を含むとき、一方の外接矩形と黒連結成分と
    の接点情報に基づいて、前記対象物を抽出することを特
    徴とする請求項4記載の対象物抽出方法。
  6. 【請求項6】 入力カラー画像信号から特定画像を認識
    する処理と、該入力カラー画像信号から所定形状の対象
    物を抽出する処理を並列に実行し、該対象物の抽出結果
    に応じて、該対象物について認識処理することを特徴と
    するカラー画像認識方法。
  7. 【請求項7】 入力カラー画像信号を複数の領域に分割
    し、該分割された領域内のカラー画像から特徴量を抽出
    し、該抽出された特徴量を、予め作成されたコードブッ
    クと比較することによりベクトル量子化し、前記カラー
    画像のベクトル量子化された値を生成し、前記対象物の
    範囲に相当する、該ベクトル量子化値を参照して該ベク
    トル量子化値のヒストグラムを作成し、該作成された対
    象物のヒストグラムと辞書とを照合することにより、前
    記対象物を認識処理することを特徴とするカラー画像認
    識方法。
  8. 【請求項8】 前記対象物が紙幣や有価証券などを含む
    特定対象物であると認識されたとき、該特定対象物の出
    力画像を劣化させることを特徴とする請求項6または7
    記載のカラー画像認識方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101017323B1 (ko) * 2008-08-12 2011-02-28 성균관대학교산학협력단 실시간 피사체형태비교를 위한 영상처리장치 및 방법
US7945100B2 (en) 2005-06-08 2011-05-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for detecting secure document
KR101244822B1 (ko) * 2012-04-27 2013-03-18 (주)린소프트 육면체 검출 장치 및 방법

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