JPH0716097Y2 - 回転機械用軸受の支持構造 - Google Patents

回転機械用軸受の支持構造

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JPH0716097Y2
JPH0716097Y2 JP1991108409U JP10840991U JPH0716097Y2 JP H0716097 Y2 JPH0716097 Y2 JP H0716097Y2 JP 1991108409 U JP1991108409 U JP 1991108409U JP 10840991 U JP10840991 U JP 10840991U JP H0716097 Y2 JPH0716097 Y2 JP H0716097Y2
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JP
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bearing
elastic force
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peripheral portion
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JP1991108409U
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進 石橋
一彦 山下
修 安田
繁 松山
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工業技術院長
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はポンプや攪拌機などの回
転機械に用いられる回転軸等を回転自在に支持する回転
機械用軸受の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】回転機械の回転軸を支持する軸受は耐摩
擦性及び耐摩耗性を向上させるために、近年では、素材
にセラミックス等の新素材を多く使用するようになって
きている。図10に従来の軸受構造を表す断面、図11
に図10のA−A断面を示す。
【0003】図10及び図11に示すように、ポンプな
どの回転機械において、回転軸101は外周部にスリー
ブ102が装着され、このスリーブ102は外周部が所
定の隙間Sをあけてセラミックス性の軸受103によっ
て回転自在に支持されている。そして、軸受103は外
周部が衝撃緩衝作用を有する片当たり防止用のゴムリン
グ104を介してハウジング105によって支持されて
いる。更に、ハウジング105はケーシング106に取
付けられている。なお、回転軸101の下端部には図示
しない回転羽根が装着されている。
【0004】而して、回転軸101が回転すると、軸受
103はこれを支持し、このとき、回転羽根によって水
などの流体Wの一部がスリーブ102と軸受103との
間の隙間Sに流入し、回転軸101の上部に設けられた
図示しない吐出口から排出される。従って、この流体に
よって軸受103の耐摩擦性及び耐摩耗性が維持され、
且つ、冷却作用効果も奏することができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来のセラミ
ックス性の軸受の支持構造にあっては、以下に示すよう
な問題がある。即ち、セラミックス性の軸受103は弾
性体であるゴムリング104によって外周部を巻かれる
ことで、取付時や製作時の誤差等で生じる偏心片当たり
によって軸受103に作用する片当たり力を緩和してい
る。
【0006】ところが、ゴムリング104は全長にわた
って軸受103の荷重を支承するために必要な高い剛性
の均一な弾性力をもっている。そのため、取付時の僅か
な片当たり偏心が発生したときも、軸受103の上部及
び下部においては主にこの片当たり力を支承している。
しかし、このとき、ゴムリング104は取付時の僅かな
片当たり偏心によって軸受103に高い軸受面圧を作用
させてしまい、取付時の偏心片当たり力を十分に緩和す
ることができないという問題があった。
【0007】本考案はこのような問題を解決するもので
あって、軸受の高面圧化を防止して支持の安定化を図っ
た回転機械用軸受の支持構造を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本考案の回転機械用軸受の支持構造は、回転軸を支
持する軸受の支持構造において、前記軸受の外周部を筒
状のハウジングの内周部に装着された複数の小弾性力リ
ングによって支持すると共に該ハウジングの外周部を複
数の大弾性力リングによって支持し、前記軸受とハウジ
ングとの間に前記小弾性力リングの弾性変位が前記軸受
の取付偏心量と同等となる隙間を設けたことを特徴とす
るものである。
【0009】また、本考案の回転機械用軸受の支持構造
は、回転軸を支持する軸受の支持構造において、前記軸
受の外周部を筒状のハウジングの内周部に装着された複
数の小弾性力リング及び該ハウジングの内周部に前記小
弾性力リングと並設された複数の大弾性力リングによっ
て支持し、前記小弾性力リングを前記軸受側に突設させ
ることで該小弾性力リングと前記大弾性力リングとに取
付内径差を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】軸受をハウジング内周部の小弾性力リングによ
って支持すると共にハウジングを大弾性力リングによっ
て支持して軸受とハウジングとの間に隙間を設けるか、
あるいは軸受をハウジング内周部の小弾性力リングと取
付内径差を設けた大弾性力リングによって支持するよう
にしたことで、強制変位に伴う軸受取付時及び製作時の
静的偏心量は小弾性力リングによって吸収され、回転軸
駆動時の軸受の動的変動荷重・変位は大弾性力リングに
よって吸収される。
【0011】
【実施例】以下、本考案を実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0012】図1に本考案の一実施例に係る回転機械用
軸受の支持構造を表す断面、図2に軸受取付時の平行偏
心変位状態を表す断面、図3に軸受取付時の傾斜偏心変
位状態を表す断面、図4に弾性リングによる偏心変位に
対する軸受面圧を表すグラフ、図5及び図6に変形例に
係る回転機械用軸受の支持構造を表す断面を示す。
【0013】図1に示すように、回転軸11は外周部に
スリーブ12が装着される一方、セラミックス性の軸受
13はリテーナ14の内周面に嵌装し、スリーブ12の
外周部を回転自在に支持している。そして、リテーナ1
4は外周部が筒状のハウジング15の内周部に上下に並
んで装着された複数の小弾性力リング16によって支持
されている。更に、このハウジング15の外周部は上下
に並んで装着された複数の大弾性力リング17によって
支持され、この複数の大弾性力リング17はケーシング
18の内周部に支持されている。
【0014】大弾性力リング17は小弾性力リング16
に比べて高弾性力を有するゴム材で製造され、リテーナ
14とハウジング15との間には弾性変位の隙間δ
0 が、ハウジング15とケーシング18との間には弾性
変位の隙間δ1 がそれぞれ形成されている。そして、ば
ね定数の低い小弾性力リング16の弾性変位の隙間δ0
は大弾性力リング17の弾性変位の隙間δ1 よりも小さ
く設定され、その値は軸受13の取付時の偏心量とほぼ
同等の値となっている。
【0015】また、小弾性力リング16は大弾性力リン
グ17よりも弾性力を小さく設定しており、この弾性力
Fは、リング線径をa、ゴム硬度をHS 、リング数をN
とすると、 F∝a1.2 ・HS 4.5 ・N で求めることができ、本実施例ではリング線径aを変え
ることで小弾性力リング16と大弾性力リング17との
弾性力を相違させている。
【0016】而して、図2に示すように、軸受13が取
付時に平行偏心変位たとき、その取付偏心量をδS をす
る。また、図3に示すように、軸受13が取付時に角度
θ傾斜偏心変位したとき、その取付偏心量をδS をす
る。この場合、図4に示すように、従来の弾性力リング
のばね定数をKとすると、軸受は高い弾性力のみによる
支持となり、取付初期よりこの軸受に高面圧が作用して
焼付の原因となってしまう。
【0017】一方、小弾性力リング16のばね定数をK
1 、大弾性力リング17のばね定数をK2 とすると、こ
の小弾性力リング16によって強制変位に伴う軸受13
の取付時及び製作時の静的偏心量δS が吸収され、その
後、従来の弾性力リングのばね定数Kと同様のばね定数
を有する大弾性力リング17によって回転軸駆動時の軸
受13の動的変動荷重・変位が高剛性で支持、吸収され
る。従って、軸受としての性能を失わずに偏心による軸
受13の高面圧化を防止できる。
【0018】なお、上述の実施例において、小弾性力リ
ング16は大弾性力リング17よりも弾性力が小さく設
定されており、リング線径aを変えることで小弾性力リ
ング16と大弾性力リング17との弾性力を相違させて
いるが、これに限定されるものではない。即ち、図5に
示すように、小弾性力リング16aを2つ設けてリング
数Nを2とする一方、大弾性力リング17aを4つ設け
てリング数Nを4とすることで総合的な両者の弾性力を
相違させてもよい、また、図6に示すように、小弾性力
リング16bの断面形状を円形とする一方、大弾性力リ
ング17bの断面形状を四角形とし、この各弾性力リン
グの形状を変えることで両者の弾性力を相違させてい
る。
【0019】図7に本考案の他の実施例に係る回転機械
用軸受の支持構造を表す断面、図8に軸受取付時の平行
偏心変位状態を表す断面、図9に弾性リングによる偏心
変位に対する軸受面圧を表すグラフを示す。なお、上述
の実施例と同様の機能を有する部材には同一の符号を付
して重複する説明は省略する。
【0020】図7に示すように、回転軸11のスリーブ
12を回転自在に支持する複数の小弾性力リング21と
複数の大弾性力リング22が回転軸11の軸方向に交互
に並んで位置し、この状態で筒状のハウジング23の内
周部に装着されている。そして、小弾性力リング21と
大弾性力リング22とは取付内径差が設けられている。
即ち、小弾性力リング21の内周面はリテーナ14に接
触しているが、大弾性力リング22の内周面とリテーナ
14との間には弾性変位の隙間δ3 が形成されている。
【0021】而して、図8に示すように、軸受13が取
付時に隙間δ3 だけ平行偏心変位すると、図9に示すよ
うに、従来の弾性力リングのばね定数Kとすると、軸受
は、前述したように、高い弾性力のみによる支持とな
り、取付初期よりこの軸受に高面圧が作用して焼付の原
因となる。
【0022】一方、小弾性力リング21のばね定数をK
1 、大弾性力リング22のばね定数をK2 とすると、こ
の小弾性力リング21によって強制変位に伴う軸受13
の取付時及び製作時の静的偏心量が吸収され、大弾性力
リング22の内周面がリテーナ14に接触したときに、
大弾性力リング21によって回転軸駆動時の軸受13の
動的変動荷重・変位が高剛性で支持、吸収される。
【0023】
【考案の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本考案の回転機械用軸受の支持構造によれば、軸受
を筒状のハウジングの内周部に装着された複数の小弾性
力リングによって支持すると共にハウジングの外周部を
複数の大弾性力リングによって支持し、軸受とハウジン
グとの間に小弾性力リングの弾性変位が軸受の取付偏心
量と同等となる隙間を設けたので、強制変位に伴う軸受
取付時及び製作時の静的偏心量を小弾性力リングによっ
て吸収し、回転軸駆動時の軸受の動的変動荷重・変位を
大弾性力リングによって吸収することができる。
【0024】また、軸受を筒状のハウジングの内周部に
装着された複数の小弾性力リング及び小弾性力リングと
並設された複数の大弾性力リングによって支持し、小弾
性力リングを軸受側に突設させることでこの小弾性力リ
ングと大弾性力リングとに取付内径差を設けたので、前
述と同様に軸受の静的偏心量を小弾性力リングで、動的
変動荷重・変位を大弾性力リングによって吸収すること
ができる。その結果、軸受の高面圧化を防止してこの軸
受の支持の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る回転機械用軸受の支持
構造を表す断面図である。
【図2】軸受取付時の平行偏心変位状態を表す断面図で
ある。
【図3】軸受取付時の傾斜偏心変位状態を表す断面図で
ある。
【図4】弾性リングによる偏心変位に対する軸受面圧を
表す関係図である。
【図5】本考案の一実施例の変形例に係る回転機械用軸
受の支持構造を表す断面図である。
【図6】本考案の一実施例の変形例に係る回転機械用軸
受の支持構造を表す断面図である。
【図7】本考案の他の実施例に係る回転機械用軸受の支
持構造を表す断面図である。
【図8】軸受取付時の変位状態を表す断面図である。
【図9】弾性リングによる偏心変位に対する軸受面圧を
表す関係図である。
【図10】従来の回転機械用軸受の支持構造を表す断面
図である。
【図11】図10のA−A断面図である。
【符号の説明】 11 回転軸 13 軸受 14 リテーナ 15 ハウジング 16,21 小弾性力リング 17,22 大弾性力リング 18 ケーシング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−75627(JP,U) 実開 昭61−139314(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を支持する軸受の支持構造におい
    て、前記軸受の外周部を筒状のハウジングの内周部に装
    着された複数の小弾性力リングによって支持すると共に
    該ハウジングの外周部を複数の大弾性力リングによって
    支持し、前記軸受とハウジングとの間に前記小弾性力リ
    ングの弾性変位が前記軸受の取付偏心量と同等となる隙
    間を設けたことを特徴とする回転機械用軸受の支持構
    造。
  2. 【請求項2】 回転軸を支持する軸受の支持構造におい
    て、前記軸受の外周部を筒状のハウジングの内周部に装
    着された複数の小弾性力リング及び該ハウジングの内周
    部に前記小弾性力リングと並設された複数の大弾性力リ
    ングによって支持し、前記小弾性力リングを前記軸受側
    に突設させることで該小弾性力リングと前記大弾性力リ
    ングとに取付内径差を設けたことを特徴とする回転機械
    用軸受の支持構造。
JP1991108409U 1991-12-05 1991-12-05 回転機械用軸受の支持構造 Expired - Lifetime JPH0716097Y2 (ja)

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JP1991108409U JPH0716097Y2 (ja) 1991-12-05 1991-12-05 回転機械用軸受の支持構造

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JP1991108409U JPH0716097Y2 (ja) 1991-12-05 1991-12-05 回転機械用軸受の支持構造

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JPH0550149U JPH0550149U (ja) 1993-07-02
JPH0716097Y2 true JPH0716097Y2 (ja) 1995-04-12

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JP1991108409U Expired - Lifetime JPH0716097Y2 (ja) 1991-12-05 1991-12-05 回転機械用軸受の支持構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61139314U (ja) * 1985-02-18 1986-08-29
JPS6375627U (ja) * 1986-11-07 1988-05-20

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