JPH071610A - プリント基板、リードフレーム等の水切り用スポンジロ−ルとその成形方法 - Google Patents

プリント基板、リードフレーム等の水切り用スポンジロ−ルとその成形方法

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JPH071610A
JPH071610A JP12829794A JP12829794A JPH071610A JP H071610 A JPH071610 A JP H071610A JP 12829794 A JP12829794 A JP 12829794A JP 12829794 A JP12829794 A JP 12829794A JP H071610 A JPH071610 A JP H071610A
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roll
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外周面が偏心せず、吸・排水性に優れ、スポ
ンジの内部に塵芥が溜りにくく、スポンジ内の防腐剤を
短時間に除去できるようにする。 【構成】 回転軸3の外周に成形されたスポンジロール
2の外周面の薄膜を削り取ってスポンジロール2の連続
気孔をその外周面に剥き出しにすると共に同外周面を回
転軸3の中心線を基準として真円ロール状に整形した。
成形型内に回転軸3をセットして回転軸3の外周に多数
の連続気孔を有するスポンジロ−ル2を成形し、その外
周面の薄膜を削り取って連続気孔を外周面に剥き出しに
すると共に回転軸3の中心線を基準としてスポンジロ−
ル2を真円ロール状に整形する。成形型内に回転軸をセ
ットせずにスポンジロールを成形し、その軸差込み孔に
回転軸を差込み、その状態で外周面を切削する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばプリント基板、リ
−ドフレ−ム(ICケ−ス)、ガラス板などの表面また
は裏面に付着している水分を吸い取る(水切りする)水
切り用スポンジロ−ルとその成形方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板は化学薬品によりエ
ッチングなどの表面処理が施された後に、ブラシ(バ
フ)研磨や化学薬品処理によって表裏面の酸化被膜が除
去され、その後、水洗いして研磨かすや化学薬品を洗い
流している。また、ガラス板は透明化するために、製造
時にその表裏面を化学処理した後、水洗いしている。I
Cケ−スも製造時に前処理工程での汚れを落すために水
洗いしている。
【0003】こうしたプリント基板やガラス板、ICケ
−ス等の物体A(図3)は水洗いされた後、それらに付
着している水分D(図3)を取り除く水切り処理がなさ
れるが、どうしても水分が残ってしまう。
【0004】これら物体Aに残った水分Dは最終的には
熱風乾燥されるが、水分Dが付着したままで熱風で強制
乾燥すると乾燥に時間がかかり、また水分Dの跡がしみ
になるという問題がある。特に、プリント基板ではしみ
になるだけでなく、しみが錆の原因になることもあり、
錆が回路上にあると半田が付きにくいとか、半田付け後
に剥離し易いといった弊害もあり、そのプリント基板が
製品に組込まれたときにその製品の故障の原因となるこ
とがあった。
【0005】このような問題を解決するため、従来は前
記熱風乾燥の前に図3のように物体Aに付着している水
分Dをスポンジロ−ルFで吸い取るようにしている。こ
のスポンジロ−ルFはその外周面Gを物体Aの表面Bま
たは裏面Cに押当させて回転させながら連続気孔に水分
Dを吸い取るものである。スポンジロ−ルFの長さは用
途に応じて各種あるが数十cm〜数m程度のものが多
い。
【0006】このようなスポンジロ−ルは厚手の板状の
スポンジや長い棒状のスポンジから打ち抜き成形するこ
とも考えられるが(例えば特公昭62−52702号の
ように)、スポンジは柔らかいので数十cm〜数mもの
長さになると実際はロール状に打ち抜くことは困難であ
る。
【0007】そこで従来は数十cm〜数mの長さのスポ
ンジロ−ルは一般的には、内面に離型剤が塗布された円
筒状の成形型内に回転軸をセットし、その成形型内にポ
リビニルアルコ−ル(PVA)やポリ塩化ビニル(PV
C)等の材料を液状で流し込んで回転軸の外周に連続気
孔を有するスポンジロ−ルを形成している。
【0008】また、従来は離型剤が塗布された成形型に
PVAやPVC等を液状で流し込んで、中心に軸差込み
孔があり且つ連続気孔を有するスポンジロ−ルを形成
し、このスポンジロールの軸差込み孔に回転軸を貫通固
定して形成する場合もある。
【0009】スポンジロ−ルFの材料は多数の連続気孔
を有するものが望ましく、その材料として例えばポリビ
ニルアルコ−ル(PVA)やポリ塩化ビニル(PVC)
などが使用されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記の様にして製造さ
れるスポンジロ−ルの外周面には型枠に塗布された離型
剤が付着して、図4のように0.1〜0.2μm程度の
厚さの薄膜Hが形成されるため次のような問題があっ
た。
【0011】.スポンジロ−ルFの表面に薄膜Hがあ
るためスポンジロ−ルの表面の連続気孔(目)が詰まっ
てしまい、水分Dがスポンジロ−ルFに吸着されにく
く、物体Aの水切りが不十分になる。 .前記薄膜Hがあるためスポンジ本来の柔軟性や弾力
性が発揮されず、図5(b)のような物体Aの段差部や
同図(c)のような凹凸部ではその凹凸にスポンジロ−
ルFの変形が追随できず、物体Aに密着しにくくなる。
そのため、それらの部位に付着した水分Dが吸い取られ
ずに残ってしまうことがあった。このように水分Dが残
存すると乾燥むら、しみ、錆の原因になる。
【0012】.薄膜Hがあると物体Aに付着している
塵芥がスポンジロ−ルFの気孔内に入りにくいのでスポ
ンジロ−ルFが汚れにくくなるが、長時間使用している
間には薄膜Hを通して塵芥が気孔内に入り込む。しかも
一旦入り込んだ塵芥は薄膜Hがあるためにそれが障害と
なって外に出にくい。そのため塵芥が徐々に薄膜Hの内
側に溜ってスポンジロ−ルFの吸水性が阻害される。こ
のためスポンジロ−ルFの寿命が短くなり、例えば、プ
リント基板に使用した場合の寿命は約一カ月であり、I
Cケ−スに使用した場合は約二週間しか用をなさない。 .スポンジロ−ルFはそのまま放置すると黴が発生す
るので、通常はスポンジロ−ルF内に防腐剤を含浸させ
てある。この防腐剤がプリント基板の回路に付着すると
錆が発生して半田が剥離する虞れがある。そこでスポン
ジロ−ルFは使用前に水洗いするなどして、前記防腐剤
を完全に除去してから使用するようにしている。しかし
薄膜Hがあるので防腐剤が外部に流出しにくく、防腐剤
の除去に非常に時間がかかる。例えば直径60、長さ6
00〜800mmのスポンジロ−ルでは約一時間から一
時間半もかかる。
【0013】.このような問題を解決するため、従来
はスポンジの気孔を120μmという比較的大きな連続
気孔にしてある。しかし、そのように大きな連続気孔に
すると初期の段階では水分Dを吸い取り易いが、そのた
めに連続気孔が比較的速く飽和するので長時間使用する
と水切れが悪くなるという問題があった。 .成形型で成形されたスポンジロールは成型したまま
では偏心しているのが一般的であるため次のような問題
があった。即ち、偏心していると物体Aへの接触圧にむ
らがでるため、接触の不充分な箇所は水分が残り、その
水分Dが乾燥むら、しみ、錆等の原因になる。しかも近
年は基板への回路配線が高密度化(ハイパターン化)さ
れているので錆は特に故障の原因になり易い。
【0014】本発明の目的は柔軟で且つ偏心がなく吸排
水性に優れ、塵芥が溜りにくく、寿命が長く、防腐剤を
短時間に除去できる水切り用スポンジロ−ルを提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
水切り用スポンジロ−ルは、図2に示す様にプリント基
板、ガラス板等の物体Aに回転させながら押し当てて、
同物体Aの水分を吸い取る様にしたスポンジロ−ルにお
いて、成形型により図1の様に回転軸3の外周に成形さ
れた長さ数十cm〜数mのスポンジロール2の外周面の
薄膜が削り取られて、スポンジロール2の連続気孔が同
外周面に剥き出しにされ、同スポンジロール2が前記削
り取りにより回転軸3の中心線を基準として真円ロール
状に整形されてなるものである。
【0016】本発明のうち請求項2の水切り用スポンジ
ロ−ルの成形方法は、内面に剥型剤が塗布された成形型
内に回転軸3をセットし、その成形型内にスポンジ材料
を流し込んで同回転軸3の外周に長さ数十cm〜数mで
且つ多数の連続気孔を有するスポンジロ−ル2を成形
し、そのスポンジロ−ル2及び回転軸3を成形型から取
り出し、同スポンジロ−ル2の外周面を切削して前記成
形時にスポンジロール2の外周面にできた薄膜を除去し
て、スポンジロ−ル2の連続気孔をその外周面に剥き出
しにすると共にスポンジロ−ル2を回転軸3の中心線を
基準として真円ロール状に整形するものある。
【0017】本発明のうち請求項3の水切り用スポンジ
ロ−ルの成形方法は、内面に剥型剤が塗布された成形型
内にスポンジ材料を流し込んで、中心に軸差込み孔が形
成され且つ多数の連続気孔を有するスポンジロ−ル2を
形成し、成形型から取り出されたスポンジロ−ル2の軸
差込み孔に回転軸3を貫通固定し、そのスポンジロ−ル
2の外周面を切削して前記成形時にその外周面にできた
薄膜を除去して、スポンジロ−ル2の連続気孔をその外
周面に剥き出しにすると共にスポンジロ−ル2を回転軸
3の中心線を基準として真円ロール状に整形するもので
ある。
【0018】
【作用1】本発明のプリント基板、リードフレーム等の
水切り用スポンジロ−ルでは、スポンジロ−ル2の外周
面の薄膜が削り取られて同スポンジロ−ル2の連続気孔
が同外周面に剥き出しにされてなるので、連続気孔組織
の毛細管現象の効果と共に同連続気孔組織が図2(b)
の圧縮状態から図2(a)のように急激に復元する際に
生じる真空吸引効果により、水分Dが吸い取られ易くな
る。
【0019】スポンジロ−ル2の連続気孔がスポンジロ
−ル2の外周面に剥き出しにされてなるので、スポンジ
ロ−ル2内に含浸させてある防腐剤が外部に流出し易く
なる。
【0020】スポンジロ−ル2の連続気孔がスポンジロ
−ル2の外周面に剥き出しにされてなるので、塵芥がス
ポンジロ−ル2に食い込み易くなるが逃げ出し易くもな
る。このためスポンジロ−ル2が汚れにくくなる。
【0021】スポンジロ−ル2が柔軟性、弾力性に富む
ので、図2(b)のような物体Aの段差部や同図(c)
のような凹凸部にも追随して変形して確実に密着でき、
それらの部位に付着した水分Dを確実に吸い取ることが
できる。しかも、スポンジロ−ル2の外周面が回転軸3
の中心線を基準として偏心せずに真円ロール状に整形さ
れてなるので物体Aへの接触にむらがなく、物体Aの水
分を残らず吸着でき、乾燥むら、しみ、錆等も生じにく
くなる。
【0022】
【作用2】本発明の請求項2のプリント基板、リードフ
レーム等の水切り用スポンジロ−ルの成形方法では、内
面に剥型剤が塗布された成形型内に回転軸3をセットし
て、その成形型内で回転軸3の外周にスポンジロ−ル2
を成形するので、数十cm〜数mもの長いスポンジロ−
ル2を回転軸3の外周に容易に成形することができる。
ちなみに、肉厚の板状のスポンジ或は長い棒状のスポン
ジを打ち抜き型で打ち抜いてスポンジロールを成形する
場合は数十cm〜数mもの長いものは成形が困難であ
る。
【0023】成形型内で回転軸3の外周にスポンジロ−
ル2を成形するのでスポンジロ−ル2の外周面に薄膜が
できるが、請求項2の発明ではスポンジロ−ル2の外周
面を切削して同薄膜を削り取って、スポンジロ−ル2の
連続気孔を外周面に剥き出しにするので水分Dが吸着さ
れ易く、物体の段差部や凹凸に追随して変形し易く、塵
芥が気孔内に入り込み易くなるが出易くもなり、防腐剤
の除去も容易になる。
【0024】スポンジロ−ル2の薄膜を削り取って連続
気孔を外周面に剥き出しにするときに、スポンジロ−ル
2を回転軸3の中心線を基準として真円ロール状に整形
するので、スポンジロ−ル2の外周面が偏心せず、物体
にむらなく均一に押当て可能となる。
【0025】
【作用3】本発明の請求項3の水切り用スポンジロ−ル
の成形方法では、成形型により中心に軸差込み孔が形成
された且つ多数の連続気孔を有するスポンジロ−ル2を
成形するので、数十cm〜数mもの長いスポンジロ−ル
2を容易に成形することができる。
【0026】成形型内でスポンジロ−ル2を成形するの
でスポンジロ−ル2の外周面に薄膜ができるが、請求項
3の発明ではスポンジロ−ル2の外周面を切削して同薄
膜を削り取ってスポンジロ−ル2の連続気孔を外周面に
剥き出しにするので、水分Dが吸着され易く、物体の段
差部や凹凸に追随して変形し易く、塵芥が気孔内に入り
込み易くなるが出易くもなり、防腐剤の除去も容易とな
る。
【0027】スポンジロ−ル2に回転軸3を貫通した状
態でスポンジロ−ル2の薄膜を削り取って連続気孔を外
周面に剥き出しにするので、スポンジロ−ル2を回転軸
3の中心線を基準として真円ロール状に整形でき、スポ
ンジロ−ル2の外周面が偏心せず、物体にむらなく均一
に押当て可能となる。
【0028】
【実施例1】図1に本発明のプリント基板、リードフレ
ーム等の水切り用スポンジロール1の一実施例を示す。
この水切り用スポンジロール1は図2に示す様に回転軸
3の外周に設けたスポンジロ−ル2をプリント基板やガ
ラス板などの物体Aの表面Bまたは裏面Cに押当させて
回転させながら、同物体Aに付着している水分Dをスポ
ンジロ−ル2の連続気孔に吸い取らせるものである。
【0029】図1の水切り用スポンジロール1は、回転
軸3の外周に成形されたロール状のスポンジロ−ル2の
外周面の薄膜が削り取られて、スポンジロ−ル2の連続
気孔がスポンジロ−ル2の外周面に剥き出しにされ、ス
ポンジロ−ル2が前記削り取りにより回転軸3の中心線
を基準として真円ロール状に整形されてなる。
【0030】回転軸3には金属パイプや棒、或は塩ビ管
のような硬質樹脂製パイプや棒等が使用される。その長
さは用途に合わせて数十cm〜数m程度の範囲で任意に
選択される。
【0031】スポンジロ−ル2の材料としては弾力性と
吸水性に優れたものが望ましく、そのためには多数の連
続気孔が形成されたものが望ましい。例えば従来のPV
AやPVCなどを使用してもよいが、この実施例では前
記PVAの部分ホルマ−ル化物(PVF)が使用されて
いる。このPVFは酸触媒の下でPVAにホルムアルデ
ヒドを結合させ、ホルマ−ル化反応により生成されるも
のである。
【0032】PVFはその性質上、PVAに比してより
微細な立体網状完全連続気孔を有するため、吸水性・保
水生に優れ、しかも残存するPVA分子内のOH基が強
い親水性を有するため、より一層、吸水性・保水生に優
れる。更に、その連続気孔には方向性がないため、使用
条件の違いによる吸排水のムラがない。PVFによれば
連続気孔の大きさを従来の120μmの半分である60
μmにすることができる。
【0033】
【実施例2】本発明のプリント基板、リードフレーム等
の水切り用スポンジロール1の成形方法は、内面に剥型
剤が塗布された円筒状の成形型(図示されていない)内
に回転軸3を横向きに配置し、その成形型内にスポンジ
材料を液状で流し込んで成形型内の回転軸3の外周に多
数の連続気孔を有するスポンジロ−ル2を形成する。
【0034】次に、成形されたスポンジロ−ル2と回転
軸3とを成形型から取り出し、その外周面の薄膜を削り
取ってスポンジロ−ル2の連続気孔を外周面に剥き出し
にする。また、この削り取りにより回転軸3の外周に形
成されたスポンジロ−ル2を回転軸3の中心線を基準と
して真円ロール状に整形して、同中心線から偏心しない
ようにする。
【0035】前記の外周面の薄膜を削り取る方法は種々
考えられるが、例えば回転軸3を旋盤に取付けて回転さ
せながら、スポンジロ−ル2の外周面をグラインダ、砥
石、硬質ブラシなどの研磨材により研磨して行なう。ス
ポンジロ−ル2の外周面の薄膜の削り取り方法はこの方
法以外の方法であってもよい。
【0036】スポンジロ−ル2の材料としては多数の連
続気孔が形成されるものが望ましく、例えば従来のPV
AやPVCなどを使用してもよいが、この実施例では前
記PVAの部分ホルマ−ル化物(PVF)が使用した。
【0037】このようにして成形されたスポンジロ−ル
2は使用前にその内部に含浸させてある防腐剤を除去す
べきである。また、一度使用したスポンジロ−ル2は乾
燥させると乾燥部分が硬化してしまうので、できるだけ
乾燥させないのが望ましい。更に、使用終了後は図3の
様に物体Aの表裏両面側に配置される上下のスポンジロ
−ル2同士を圧着させたまま、注水しながら空運転して
同スポンジロ−ル2を洗浄するのが理想的である。
【0038】
【実施例3】本発明のプリント基板、リードフレーム等
の水切り用スポンジロール1の成形方法の他の例は、内
面に離型剤が塗布された円筒状の成形型内にスポンジ材
料を液状で流し込んで、中心に軸差込み孔があり且つ連
続気孔のあるスポンジロ−ル2を成型し、このスポンジ
ロ−ル2の軸差込み孔に回転軸3を差込み、この状態で
スポンジロ−ル2の外周面の薄膜を削り取って、同スポ
ンジロ−ル2の連続気孔を外周面に剥き出すと共に、同
スポンジロ−ル2が回転軸3の中心線を基準として真円
ロール状になるように整形するようにしたものである。
【0039】
【発明の効果】本発明の請求項1のプリント基板、リー
ドフレーム等の水切り用スポンジロ−ルは次のような効
果がある。 .回転軸3の外周のスポンジロ−ル2の外周面の薄膜
が削り取られて、連続気孔が外周面に剥き出しにされて
いるので吸水性がよく、水分Dを吸い取り易い。 .スポンジロ−ル2の外周面の薄膜が削り取られて連
続気孔が剥き出しにされているので、スポンジロ−ル2
が排水性にも優れ、スポンジロ−ル2内の防腐剤の除去
も容易となる。ちなみに、従来は1時間〜1時間半を要
した防腐剤除去作業が、本発明の水切り用スポンジロー
ル1では30分で完了する。 .スポンジロ−ル2の外周面の薄膜が削り取られて連
続気孔が剥き出しにされているので、物体A上の塵芥が
スポンジロ−ル2に食い込み易いが、食い込んだ塵芥は
逃げ出すこともできるのでスポンジロ−ル2が汚れにく
くなり、スポンジロ−ル2の寿命が大幅に延びる。ちな
みに従来は1カ月しか使用できなかったプリント基板へ
の使用において、本発明のスポンジロ−ルは2カ月半使
用することができた。また従来2週間しか使用できなか
ったICソケットへの使用においては3カ月半も使用す
ることができた。 .スポンジロール2の表面に薄膜がないので、スポン
ジロ−ル2が柔軟性、弾力性に富み、プリント基板、リ
−ドフレ−ム等の物体Aに段差や凹凸がってもそれらの
変形に追随して変形して物体Aの凹凸面に確実に密着
し、プリント基板、リ−ドフレ−ム等の水分Dが確実に
吸収され、吸水むら、しみ、錆の原因になることがな
い。このためプリント基板、リ−ドフレ−ム等の水切り
用として特に適する。 .回転軸3の外周に設けたスポンジロ−ル2を切削す
るので、スポンジロ−ル2が回転軸3の中心線を基準と
して真円ロール状に整形され易くなり、偏心がない。こ
のためプリント基板やリードフレーム等への接触圧のむ
らがなく、それらに段差や凹凸があっても水分が残らず
吸水されて乾燥むら、しみ、錆等が生じにくくなる。 .ロ−ル状のスポンジロ−ル2が回転軸の外周に成形
型で成形されたものであるため、板状のスポンジを打抜
いてロ−ル状にする方法では得られなかった数十cm〜
数mもの長さのスポンジロール2を得ることができ、し
かも、偏心の少ない略真円ロ−ル状のものが得られる。
【0040】本発明の請求項2、3のプリント基板、リ
ードフレーム等の水切り用スポンジロ−ルの成形方法は
次のような効果がある。 .成形型を使用するので数十cm〜数mもの長いスポ
ンジロ−ル2を回転軸3の外周に、或は回転軸3なしで
容易に成形することができる。 .成形型内での成形時にスポンジロ−ル2の外周面に
できる薄膜を切削により削り取って、スポンジロ−ル2
の連続気孔をその外周面に剥き出しにするので水分Dが
吸着され易くなり、物体の段差部や凹凸に追随して変形
し易くなる。また、塵芥が連続気孔内に入り込み易くな
るが出易くもなり、防腐剤の除去も容易なスポンジロー
ル1を容易に得ることができる。 .スポンジロ−ル2の薄膜を削り取って連続気孔を外
周面に剥き出しにするときに、スポンジロ−ル2を回転
軸3の中心線を基準として真円ロール状に整形するの
で、スポンジロ−ル2の外周面が同中心線を基準として
偏心せず、物体にむらなく均一に押当て可能なスポンジ
ロール1を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスポンジロ−ルの一実施例を示す斜視
図。
【図2】(a)〜(c)は同ロ−ルの使用状態を示す説
明図。
【図3】スポンジロ−ルの使用方法の説明図。
【図4】従来のスポンジロ−ルを示す斜視図。
【図5】(a)〜(c)は図4のスポンジロ−ルの使用
状態を示す説明図。
【符号の説明】
1は水切り用スポンジロ−ル 2はスポンジロ−ル 3は回転軸 Aは物体 Bは表面 Cは裏面 Dは水分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板、リードフレーム等の物に
    回転させながら押し当てて同物体の水分を吸い取る様に
    したスポンジロ−ル(2)において、成形型により回転
    軸(3)の外周に成形された長さ数十cm〜数mのスポ
    ンジロール(2)の外周面の薄膜が削り取られて、スポ
    ンジロール(2)の連続気孔が同外周面に剥き出しにさ
    れ、同スポンジロール(2)が前記削り取りにより回転
    軸(3)の中心線を基準として真円ロール状に整形され
    てなることを特徴とするプリント基板、リードフレーム
    等の水切り用スポンジロ−ル。
  2. 【請求項2】 内面に剥型剤が塗布された成形型内に回
    転軸(3)をセットし、その成形型内にスポンジ材料を
    流し込んで同回転軸(3)の外周に長さ数十cm〜数m
    で且つ多数の連続気孔を有するスポンジロ−ル(2)を
    成形し、そのスポンジロ−ル(2)及び回転軸(3)を
    成形型から取り出し、同スポンジロ−ル(2)の外周面
    を切削して前記成形時にスポンジロール(2)の外周面
    にできた薄膜を除去して、スポンジロ−ル(2)の連続
    気孔をその外周面に剥き出しにすると共にスポンジロ−
    ル(2)を回転軸(3)の中心線を基準として真円ロー
    ル状に整形することを特徴とするプリント基板、リード
    フレーム等の水切り用スポンジロ−ルの成形方法。
  3. 【請求項3】 内面に剥型剤が塗布された成形型内にス
    ポンジ材料を流し込んで、中心に軸差込み孔が形成され
    且つ多数の連続気孔を有するスポンジロ−ル(2)を形
    成し、成形型から取り出されたスポンジロ−ル(2)の
    軸差込み孔に回転軸(3)を貫通固定し、そのスポンジ
    ロ−ル(2)の外周面を切削して前記成形時にその外周
    面にできた薄膜を除去して、スポンジロ−ル(2)の連
    続気孔をその外周面に剥き出しにすると共にスポンジロ
    −ル(2)を回転軸(3)の中心線を基準として真円ロ
    ール状に整形することを特徴とするプリント基板、リー
    ドフレーム等の水切り用スポンジロ−ルの成形方法。
JP6128297A 1994-05-18 1994-05-18 プリント基板、リ―ドフレ―ム等の水切り用ロ―ルとその成形方法 Expired - Lifetime JP2524968B2 (ja)

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