JPH07161565A - トロイダル巻線方法及びその装置 - Google Patents

トロイダル巻線方法及びその装置

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JPH07161565A
JPH07161565A JP18954394A JP18954394A JPH07161565A JP H07161565 A JPH07161565 A JP H07161565A JP 18954394 A JP18954394 A JP 18954394A JP 18954394 A JP18954394 A JP 18954394A JP H07161565 A JPH07161565 A JP H07161565A
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JP
Japan
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core
wire
wire rod
rotary table
endless belt
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Application number
JP18954394A
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English (en)
Inventor
Masahiro Nagai
井 正 博 長
Yoshitaka Horikawa
川 芳 孝 堀
Yoshio Miyama
山 義 夫 見
Satoshi Sato
藤 敏 佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Automatic Machine Co Ltd
Original Assignee
Japan Automatic Machine Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型のコアに線材を高精度に巻回すると共に
巻回動作を自動化して量産による省力化を図る。 【構成】 基板1上に送り螺杆4で往復動する挿入ヘッ
ド装置8が設けられ、この挿入ヘッド装置の走行路上の
基板1に回転テーブル18が回動可能に設けられてい
る。この回転テーブル18上に無端ベルト24がコアC
を保持しながらコアCを自転するように張設されてい
る。コアC近傍の回転テーブル18にクランプ装置31
が昇降可能に設けられている。このクランプ装置31に
向合った回転テーブル18に、当接装置51が線材Wの
尾端を折曲げてコア側面へ当接するように設られ、また
回転テーブル18にコイル押え装置40がコアCへ巻回
した線材Wを保持するように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、パソコン、ワ
ープロ、プリンタ等のOA電気機器のノイズ防止、ノイ
ズフイルタ及び電源のスイッチングレギュレータに使用
される電磁コイルにおけるコアに線材(導線)を螺旋状
に巻装するトロイダル巻線方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のトロイダル巻線方法及び
その装置は、図15及び図16に示すように構成されて
いる(特開平1−272105号公報)。
【0003】図15及び図16図において、回転可能に
して断面がU字状の周溝a1 を備えたコイル貯蔵リング
aの一側には、巻線リングbが添設されており、この巻
線リングbには、ガイド孔c1 を有するガイド片c及び
ガイドローラdが付設されている。また、上記コイル貯
蔵リングaの側面外周には、歯車eが一体にして設けら
れており、上記コイル貯蔵リングaの一部には、コアf
を挿入する開口部(図示されず)が設けられている。
【0004】したがって、上述したトロイダル巻線方法
及びその装置は、予め、周溝a1 内に線材gを巻装して
おくと共に、上記コイル貯蔵リングaの開口部を通して
コアfを挿入して置く。
【0005】次に、線材gの先端をコアfを巻き付けた
後、上記歯車eを回転すると共に、これと一体の上記コ
イル貯蔵リングaを回転しながら、上記コアfをゆっく
りと仮想軸心の周りに回動することにより、コアfの外
周に線材gを巻装している。
【0006】他方、トロイダル巻線方法及びその装置
は、図17に示すように構成されている(特開平1−2
72105号公報)。
【0007】図17において、基板hの保持部材h1 に
は、駆動モータiの出力軸i1 が上方へ突出して軸装さ
れており、この出力軸i1 の近傍の保持部材h1 には、
複数(図では1個のみ示す)の摩擦ローラjが支軸j1
で軸支されている。また、上記基板h上には、コアfが
仮想軸心の周りに回動するように設けられており、この
コアfの内側には、線材gを巻装した貯蔵ボビンkが巻
線リングmのピン軸m1 に回転可能に軸装されている。
【0008】したがって、上述したトロイダル巻線方法
及びその装置は、予め、貯蔵ボビンk内に線材gを巻装
して置く。次に、線材gの先端をコアfを巻き付けた
後、上記巻線リングmを回転すると共に上記貯蔵ボビン
kを回転しながら、上記コアfをゆっくりと仮想軸心の
周りに回動することにより、コアfの外周に線材gを巻
装している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た前者のトロイダル巻線方法及びその装置は、一個のコ
アを巻回するごとに貯蔵リング及び巻線リングを開口し
てコアを挿通した後、貯蔵リング及び巻線リングの開口
部を補完して貯蔵リングに線材を巻装しなければならな
いばかりでなく、図16に示すように、コアfの軸心O
1 とコイル貯蔵リングaの軸心Oとが距離Lだけ偏心し
ているから、巻き線時,線材gが引っ張られたり、緩む
動作が交互に繰り返され、コアfの巻き線に乱れを生じ
て、コアfに線材gを緊締巻回することが難しく、トロ
イダル巻線の品質の向上を図ることが困難である。
【0010】他方、上述した後者のトロイダル巻線方法
及びその装置は、コアfの孔内に上記貯蔵ボビンkを設
け、この貯蔵ボビンkを回転しながら、上記コアfをゆ
っくりと仮想軸心の周りに回動することにより、コアf
の外周に線材gを巻装しているため、内径が約3mm程度
の小径の磁気コアに貯蔵ボビンkを内蔵して線材を巻回
することは困難である。
【0011】又一方、他のトロイダルコアへの巻線方法
及びその装置には、ワイヤをトロイダル状のコアの巻線
孔に挿通した後、コアをワイヤの巻線方向に回転させ、
この後、ワイヤを巻き締め、次に、コアを元の位置に回
転して戻し、ワイヤにテンションを与えたままでコアの
外側に回して巻き付けるトロイダルへの巻線方法(特開
昭61−259515号)がある。さらに、他の巻線装
置は、ワーク(コア)を左右一対の保持爪で保持しなが
ら、前後一対の線材保持爪で線材をワークの孔に引き通
しながらトロイダル巻線を施すもの(特開昭62−13
6479号)がある。さらに他の磁気ヘッドの巻線方法
は、直立させた磁気コアの一面より磁気コアの巻線孔に
ワイヤを挿通させる挿通工程と、磁気コアの他側面から
ワイヤの先端を引き出す引出し工程と、磁気コアを巻線
孔においてワイヤが鈍角をもって屈曲するように傾けて
ワイヤに張力をかける締付け工程と、磁気コアを水平面
内で回転させてワイヤを磁気コアに巻付ける巻付工程と
を備えた磁気ヘッドの巻線方法(特開平2−11910
8号)等が既に提案されている。しかしながらこれらは
いずれも構造複雑で組立て調整が面倒であるばかりでな
く、内径約3mm程度の極めて小径の磁気コアに線材を巻
装することは、理論上可能でも、実際には、コアの巻線
に弛みを生じて、コアに線材を緊締巻回することが難し
く、トロイダル巻線の品質の向上を図ることが困難であ
る。
【0012】本発明は、上述した問題を解決するため
に、唯一の挿入ヘッド装置でコアの巻線孔に線材を引き
直して緊締巻回し、トロイダル巻線の品質の向上を図る
と共に構成を簡素化して組立て調整及び保守点検を容易
にすると共に、一作業者が数十台の生産管理できるよう
にしたトロイダル巻線方法及び装置を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、予
め定寸に切断された線材を往復直線移動する挿入ヘッド
装置の挿入爪で把持し、この挿入ヘッド装置を往動して
回転テーブル上の無端ベルトに保持されたコアに線材の
先端を引き通す工程と、前記線材の先端を前記回転テー
ブル上に昇降可能に設けられたクランプ装置の把持爪で
把持すると同時に、前記挿入爪を開いて線材を放し、そ
のままの状態で前記回転テーブルを約180°程度回動
してコアの向きを変える工程と、線材の先端を挿入爪で
把持すると同時に前記把持爪を開いて線材を放すと共に
クランプ装置を前記挿入ヘッド装置の走行路より退避
し、前記挿入ヘッド装置を復動して線材の尾端をコアか
ら抜け出ない位置まで移動する工程と、線材の尾端を当
接装置で折曲げてコアの側面に緩まないように保持する
工程と、線材に張力の働くまで前記挿入ヘッド装置を復
動した後、前記回転テーブルを約180°程度回動して
コアの向きを変えて線材をコアに巻き付けると共にコア
押え装置でコアの外周の線材を保持する工程と、前記挿
入ヘッド装置の挿入爪を回動した後往動してコアに線材
の先端を引き通し、この線材をクランプ装置の把持爪で
把持すると同時に前記挿入爪を開いて線材を放し、その
ままの状態で上記回転テーブルを約180°程度回動し
てコアの向きを変える工程と、線材を挿入爪で把持する
と同時に上記把持爪を開いて線材を放し前記挿入ヘッド
装置の走行路より前記クランプ装置を退避し、前記挿入
ヘッド装置を復動する工程と、を備えコアに所定巻数の
線材を巻回することを特徴とするトロイダル巻線方法お
よび基板上に往復動自在に設けられ、電線の挿入爪を有
する挿入ヘッド装置と、前記基板の挿入ヘッド装置の走
行路に設けられた回転テーブルと、この回転テーブルに
設けられコアを保持しながらコアを自転するように張設
された無端ベルトと、コアの近傍の前記回転テーブルに
昇降可能に設けられ線材を把持する把持爪を有するクラ
ンプ装置と、前記回転テーブルに設けられ線材を折曲げ
てコア側面へ当接するように設けられた当接装置および
前記コアへ巻回した線材を保持するように設けられたコ
イル押え装置と、を備えたことを特徴とするトロイダル
巻線装置である。
【0014】
【実施例】第1の実施例 以下、本発明の第1の実施例について説明する。まず図
7乃至図9によりトロイダル巻線装置の概略を述べる。
【0015】図7乃至図9において、符号1は、扁平な
基板であって、この基板1上には、細長いブラケット2
が水平に設けられており、このブラケット2の両端部に
は、一対の軸受3が付設されている。又、この両軸受3
には、例えば、ボールねじによる送り螺杆4が回転可能
に軸装されており、この送り螺杆4の回転軸4aには、
プーリ5が軸着されている。さらに、このプーリ5に
は、例えば、サーボモータによる駆動モータ6が伝動ベ
ルト7を介して正逆回転可能に連結されており、上記送
り螺杆4には、線材wをコアCへ挿入する挿入ヘッド装
置8が往復動すると共に軸方向へばねで付勢して線材w
の張力で軸方向へ移動可能に設けられている。
【0016】図7乃至図9に示すように、挿入ヘッド装
置8のスライド本体9の基部9aは上記送り螺杆4に螺
装されており、このスライド本体9の自由端部には、挿
入ヘッド10が送り螺杆4に対して軸方向へ付勢して線
材wの張力で軸方向へ移動可能に垂設されている。ま
た、この挿入ヘッド10の下端部には、挿入爪11が図
示されない制御装置からの指令により、上記線材wの端
部を把持したり放したりすると共に、支軸10aの周り
に回動可能に付設されている。
【0017】他方、図7、図10及び図11に示すよう
に、挿入ヘッド装置8の移送路上の上記基板1には、カ
ットユニット12が図示されない巻き線ボビンからの線
材wをクランプ装置13で把持すると同時にカッタ装置
14で線材wを切断すると共に上下方向へ昇降するよう
に立設されている。すなわち、挿入ヘッド装置8の移送
路上の上記基板1には、昇降シリンダ15が立設されて
おり、この昇降シリンダ15の出力軸15aには、線材
wを把持するクランプ装置13と線材wを切断するカッ
タ装置14がそれぞれ並設されている。このカッタ装置
14は各カッタ14aで所定の長さに計測された線材w
を上記クランプ装置13の把持爪13aで線材wを把持
すると同時にカッタ装置14の各カッタ14aで線材w
を切断しており、このカッタ装置14の一部には、線材
wのガイド板14bが付設されている。
【0018】又一方、図1乃至図3に示すように、挿入
ヘッド装置8の移送路の下位の上記基板1には、例え
ば、往復回動するサーボモータ16が設けられており、
このサーボモータ16の出力軸16aは上記基板1を貫
通して上方へ延設されている。又、この出力軸16aの
位置する上記基板1には、軸受17が出力軸16aを回
転可能に設けられており、この軸受16には、出力軸1
6aに連結した二枚重ね合わせた回転テーブル18の基
部が交換可能にして約180°程度に往復回動するよう
に軸装されている。さらに、図3に示すように、この回
転テーブル18の裏面の直径方向には、各ストッパ18
a、18bが垂設されており、この各ストッパ18a、
18bは上記基板1上に突設された各緩衝器19a、1
9bに当接して回転テーブル18の回動位置を規制して
いる。
【0019】さらに又、図2に示すように、回転テーブ
ル18上には、第1フレーム20及び第2フレーム21
が間隙を存して共に立設されている。図2及び図5に示
すように、回転テーブル18の中心部に位置する第1フ
レーム20の内側上部20aには、複数のガイドローラ
22a、22b、22cがコアCを外側から囲んで保持
するように軸装されている。また第1フレーム20の下
部には、例えば、ロータリアクチュエータやパルスモー
タによるモータ23が回転するように取付られている。
又、このモータ23の出力軸23aおよび上記ガイドロ
ーラ22a、22b、22cには、例えば、タイミング
ベルトのような無端ベルト24が上記挿入ヘッド装置8
の挿入爪11の高さにしてコアCを外側から囲むように
保持しながらコアCを自転するように張設されている。
さらに図2に示すように、ガイドローラ22cの近傍の
第1フレーム20には、開閉カバー部材25がコアCを
側方へ抜けでないように操作レバー26で開閉可能に設
けられている。つまり、この操作レバー26は支軸26
aを支点に回動することにより、開閉カバー部材25が
上方へ押し上げられてコアCを側方へ出し入れ可能にし
ている。さらに、上記第1フレーム20の中程には、テ
ンションシリンダ27がその出力軸のローラ27aで無
端ベルト24にテンション(張力)を付加するように設
けられており、不使用時には、このテンションシリンダ
27は張力を付加しないように退避している。
【0020】図1及び図3に示すように、上記コアCの
一側面に位置する上記回転テーブル18には、第1昇降
シリンダ装置28が設置されている。この第1昇降シリ
ンダ装置28の出力軸28aと一体の受け台29には、
引込みシリンダ装置30が水平にして上記コアCの一側
面に互いに向合ってその出力体30aを外方に往復摺動
可能に設けられており、この出力体30aには、把持爪
31aを有するクランプ装置31が線材wの端部を把持
するように設けられている。
【0021】したがって、クランプ装置31の把持爪3
1aが上記コアCの孔を引き通した線材wを把持する
と、引込みシリンダ装置30が外方に所定の長さだけ往
動して停止する。回転テーブル18の回動時は、把持爪
31aが挿入ヘッド装置8の挿入爪11の邪魔にならな
い位置に降下移動している。
【0022】図3及び図4に示すように、第2フレーム
21には、第2昇降シリンダ装置32が垂直に設置され
ており、この第2昇降シリンダ装置32の出力軸32a
と一体の保持部材33には、押えシリンダ装置34が水
平に取付られており、この押えシリンダ装置34の出力
体34aには、押え板35が上記コアCの孔を引き通し
た線材wを折曲げると共に紙背がわへ押動するように水
平に設けられている。この押え板35を有する押えシリ
ンダ装置34と第2昇降シリンダ装置32により当接装
置51を構成している。
【0023】当接装置51の第2昇降シリンダ装置32
が駆動されると、第2昇降シリンダ装置32の出力軸3
2aと一体の保持部材33が押えシリンダ装置34と共
に降下することにより、押え板35が上記コアCの孔を
引き通した線材wの端部を折曲げる。さらに押えシリン
ダ装置34が駆動されると、この出力体34aの押え板
35が折曲げた線材wの端部を上記コアCの側面がわに
押し付けて保持している。
【0024】図4に示すように、回転テーブル18に
は、上記第1昇降シリンダ装置28が立設されており、
この第1昇降シリンダ装置28の出力軸28aには、支
持板29が水平に取付られている。又、この支持板29
には、線ガイドシリンダ装置38が設けられており、こ
の線ガイドシリンダ装置38の出力軸には、線材wをコ
アCの孔へ案内するように一対のガイド杆38aが閉じ
た際に円形ガイド孔38bを形成するように付設されて
いる。
【0025】図2に示すように、回転テーブル18に
は、ブラケット39が取付られており、このブラケット
39には、コイル押え装置40がピン軸40bで揺動可
能に枢着されている。又、このコイル押え装置40の出
力軸40aには、押え爪41がコアCへ巻回した線材w
を保持するようにピン42で連結されており、この押え
爪41の基部は第1フレーム20の一部に支軸43で枢
着されている。さらに、回転テーブル18上には、第3
フレーム54が立設されており、この第3フレーム54
の上部には、下ガイドシリンダ装置44が僅かに傾斜し
て設けられており、この下ガイドシリンダ装置44の出
力体44aには、下ガイド板45が線材wのキンク現象
(線材wのよじれ現象)を規制するようにコアCの高さ
にして水平に設けられている。さらにまた、この下ガイ
ド板45の基部45aには、ロータリアクチュエータ4
6が取付られており、ロータリアクチュエータ46の出
力軸46aには、上ガイド板47が軸支されており、こ
の上ガイド板47は下ガイド板45と重合して線材wを
上下から挟持してキンク現象を防止している。
【0026】図1及び図6に示すように、第1フレーム
20の一部には、傾斜シリンダ装置48が取付られてお
り、この傾斜シリンダ装置48の出力体48aには、挟
みシリンダ装置49が設けられている。この挟みシリン
ダ装置49の一対の挟み杆49aには、各ガイドローラ
50が線材wを挟持してキンク現象を防止するように軸
装されている。
【0027】なお、図4に示されるように、線材wをコ
アCの孔へ案内する上記線ガイドシリンダ装置38、図
2に示される上ガイド板47と下ガイド板45と共同し
て線材wを挟持するキンク防止装置52、および各ガイ
ドローラ50で線材wを挟持してキンク現象を防止する
挟みシリンダ装置49によるキンク防止装置53は、コ
アCの孔が比較的に大きく、しかも、線材wのよじれ現
象がなければ、必ずしも必要としない。
【0028】以下、本発明の作用を説明の便宜上、
(1).巻き付け始め工程と(2).巻き工程とに別け
て説明する。
【0029】(1).巻き付け始め工程 図7及び図12(A)(B)(C)(D)において、予
め、降下しているカットユニット12のクランプ装置1
3(図10参照)が図示されない巻き線ボビンからの線
材wの端部を把持している。
【0030】次に、駆動モータ6が伝動ベルト7を介し
てプーリ5を回転すると、これに連動するボールねじ4
が回転するから、挿入ヘッド装置8がカットユニット1
2のクランプ装置13側へ移動し、挿入ヘッド装置8が
クランプ装置13を通過して停止する。すると、カット
ユニット12の昇降シリンダ装置15が駆動され、クラ
ンプ装置13とカッタ装置14が所定の位置まで上昇す
る。すると、図示されない制御装置からの指令により、
開いている挿入爪11が線材wの先端w1 を把持すると
同時にクランプ装置13が開く。次に、カットユニット
12が下降して、上記ボールねじ4を逆回転して挿入ヘ
ッド装置8を往動してコアCの巻回するに必要とする線
材wを計測して所定長さまで引出して停止する。次に、
カットユニット12が上昇してクランプ装置13で線材
wをクランプする。次にカットユニット12のカッタ装
置14が作動して、線材wを定寸に切断すると共にカッ
トユニット12は下方向へ降下する。
【0031】次に、図12(A)(B)に示すように、
第1工程で予め定寸に切断された線材wの先端w1 を挿
入ヘッド装置8の挿入爪11で把持した状態で上記ボー
ルねじ4を逆回転し、この挿入ヘッド装置8を往動して
回転テーブル18上の無端ベルト24に保持されたコア
Cに線材wの先端w1 を引き通し、この挿入ヘッド装置
8は線材wを把持したまま停止する。
【0032】図12(C)に示すように、第2工程で線
材wの先端w1 を回転テーブル18上に昇降可能にして
前後方向へ往復動するように設けられたクランプ装置3
1の把持爪31aで把持すると共に、引込みシリンダ装
置30が外方に僅かに往動し、回転テーブル18が約1
80°程度に回動した際、把持爪31aが上記挿入爪1
1と衝合しないようにし、同時に、上記挿入爪11が開
かれて線材wを解放する。しかる後、そのままの状態で
回転テーブル18が約180°程度に回動してコアCの
向きを変換する(図12(D)及び図13(A)参
照)。
【0033】図13(B)に示すように、第3工程で線
材wの先端w1 を挿入爪11で把持すると同時に把持爪
31aを開いて線材wを放すと共に、把持爪31aは第
1昇降シリンダ装置28を駆動して引込みシリンダ装置
30と一緒に降下し、上記挿入ヘッド装置8の走行路よ
り退避する。しかる後、挿入ヘッド装置8は復動して線
材wの尾端w2 をコアから抜け出ない位置まで移動する
(図13(C)参照)。
【0034】図4及び図13(D)に示すように、第4
工程で第2昇降シリンダ装置32が駆動されると、押え
シリンダ装置34と共に降下する押え板35で上記コア
Cの孔を引き通した線材wの尾端w2 を折曲げると共
に、押えシリンダ装置34が駆動されて、押え板35が
尾端w2 をコアCの側面に押し付けてコアの側面に緩ま
ないように保持する(図13(E)参照)。
【0035】図2及び図13(F)に示すように、第5
工程で線材wに張力の働くまで上記挿入ヘッド装置8を
移動した後、回転テーブル18を約180°程度逆回動
してコアCの向きを変えて線材wをコアCに最初に巻き
付けると共に当接装置51のコイル押え装置40が駆動
されて、押え爪41がコアCの外周の線材wを緩まない
ように保持する。
【0036】これによって、コアCに線材wを巻装する
巻き付け始め工程は終了する。
【0037】(2).巻き工程 図14(A)に示すように、第6工程でこの挿入ヘッド
装置8の挿入ヘッド10が図示されない制御装置からの
指令により、約180°程度回動して向きを変える。
【0038】次に、線材wの先端w1 を挿入ヘッド装置
8の挿入爪11で把持した状態でボールねじ4を逆回転
し、この挿入ヘッド装置8を往動してコアCに線材wの
先端w1 を引き通し、この挿入ヘッド装置8は線材wを
把持したまま停止する(図14(B)参照)。
【0039】図14(C)に示すように、線材wの先端
w1 をクランプ装置31の把持爪31aで把持すると共
に、引込みシリンダ装置30が外方に僅かに往動すると
同時に、挿入爪11が開かれて線材wを解放する。しか
る後、そのままの状態で回転テーブル18が約180°
程度に回動してコアCの向きを変換する(図14(D)
参照)。
【0040】図14(E)に示すように、線材wの先端
w1 を挿入爪11で把持すると同時に把持爪31aを開
いて線材wを放すと共に、把持爪31aは第1昇降シリ
ンダ装置28を駆動して引込みシリンダ装置30と一緒
に降下して上記挿入ヘッド装置8の走行路より退避す
る。しかる後、挿入ヘッド装置8は復動して線材wを引
っ張って移動して停止する。停止時、挿入ヘッド装置8
の挿入爪11と線材wの先端w1 との間に急激なテンシ
ョンが加わると、断線することも予測されるから、挿入
ヘッド装置8はばねなどの緩衝機構により軸方向に付勢
して急激なテンションを緩和すると同時に、図示されな
い張力センサでテンション力を検知している(図14
(F)参照)。
【0041】図14(G)に示すように、押え爪41が
戻り、回転テーブル18を約180°程度逆回動してコ
アCの向きを変えて線材wの先端w1 をコアCにコイル
を自転させて巻き付けると共にコイル押え装置40が駆
動されて、押え爪41がコアCの外周の線材wを緩まな
いように保持する。なお、押え板35が線材wの尾端w
2 を緩まないように保持する動作はコアCの外周に線材
wを約3回程度巻いたらば終了してもよい。
【0042】このようにして本発明は、上記挿入ヘッド
装置8を反復継続して往復動し、コアCに所定回数の線
材wを巻線している。
【0043】なお、本発明の作用は、巻き付け始め工程
と巻き工程を連続して一工程で行われるものである。
【0044】以上述べたように第1の実施例によれば、
予め定寸に切断された線材の先端を往復直線移動する挿
入ヘッド装置8の挿入爪11で把持し、この挿入ヘッド
装置8を往動して回転テーブル18上の無端ベルト24
に保持されたコアCに線材Wの先端W1 を引き通し、線
材Wの先端W1 を上記回転テーブル18上に昇降可能に
して往復動するように設けられたクランプ装置31の把
持爪31aで把持すると同時に、挿入爪11を開いて線
材Wを放し、そのままの状態で回転テーブル18を約1
80°程度回動してコアの向きを変え、線材Wの先端W
1 を挿入爪11で把持すると同時に上記把持爪31aを
開いて線材Wを放すと共に挿入ヘッド装置8の走行路よ
り退避し、挿入ヘッド装置8を復動して線材Wの尾端W
2 をコアCから抜け出ない位置まで移動し、線材Wの尾
端W2 を当接装置51で折曲げてコアC側面に緩まない
ように保持し、線材Wに張力が働くまで挿入ヘッド装置
8を復動した後、回転テーブル18を約180°程度逆
回動してコアCの向きを変えて線材Wの尾端W2 をコア
Cに巻き付けると共にコア押え装置41でコアCの外周
の線材Wを保持し、この挿入ヘッド装置8の挿入爪11
を回動して挿入ヘッド装置8を往動してコアCに線材W
の先端を引き通し、挿入ヘッド装置8を反復継続して往
復動しコアCに所定回数の線材Wを巻回するトロイダル
巻線方法であるので、小型のコアCに線材Wを高精度に
巻回することができるばかりでなく、巻回動作を自動化
して量産による省力化を図ることができる。
【0045】また、基板1上に送り螺杆4で往復動する
と共に軸方向へ付勢して線材Wの張力で軸方向へ移動可
能にした挿入ヘッド装置8を設け、この挿入ヘッド装置
8の走行路の上記基板1に回転テーブル18を往復回動
可能に軸装し、この回転テーブル18に設けられた無端
ベルト24を挿入ヘッド装置8の挿入爪11の高さにし
てコアCを保持しながらコアCを自転するように張設
し、コアCの近傍の上記回転テーブル18にクランプ装
置31を昇降可能に往復動して線材を把持するように設
け、このクランプ装置31に向合った回転テーブル18
に当接装置51を線材Wの尾端W2 を折曲げてコアC側
面へ当接するように設け、上記回転テーブル18にコイ
ル押え装置40をコアCへ巻回した線材Wを保持するよ
うに設けてあるので、唯一の挿入ヘッド装置8で所定の
長さに切断された線材Wを無駄無く所定の巻回数に巻回
できるばかりでなく、構成も簡素であるから、組立て調
整及び保守点検も容易となる等の優れた効果を有する。第2の実施例 次に、図18乃至図31により、本発明の第2の実施例
について説明する。第2の実施例は、図1乃至図14に
示す第1の実施例に対し、後述するコア供給装置、コア
移送装置、ブレーキ装置、無端ベルトの開閉機構、およ
び切断処理装置を設けたものである。
【0046】第2の実施例において、図1乃至図14に
示す第1の実施例と同一部分には同一符号を符して詳細
な説明は省略する。
【0047】まず、図18に示すように、本発明による
トロイダル巻線装置は、基台1に設けられたコア供給装
置60を備えている。このコア供給装置60は、多数の
未使用コアCを積層して収納する収納筒体60aと、こ
の収納筒体60aの下部を支持する収納ケース62とを
有し、この収納ケース62の端部には上端が開口された
コア供給部62aが設けられる。また、このコア供給部
62aと収納筒体60aとは、収納ケース62内に設け
られた連通路63により連通されている。
【0048】また収納ケース62の収納筒体60aを間
に挾んだ反対側に、収納筒体60a内の最下部にあるコ
アCを押出し、連通路63を介してコア供給部62側へ
送る押出し装置61が設けられている。
【0049】また、基台1には、コア供給装置60の未
使用コアCを回転テーブル18上の無端ベルト24(図
23参照)まで移送するコア移送装置70が設けられて
いる。コア移送装置70は、コア供給装置60のコアを
先端71aで把持し無端ベルト24まで移送するコア供
給チャック71(図24参照)と、無端ベルト24で線
材wが巻回されたコアCを先端72aで把持し基台1に
設けられた排出部65まで移送するコア排出チャック7
2(図24参照)とを有している。なお、図23におい
て、無端ベルト24が掛け渡されたガイドローラのロー
ラ保持体85が示されている。
【0050】次に図20によりコア移送装置70につい
て説明する。コア移送装置70は、コア供給チャック1
とコア排出チャック72とを一体に保持する保持体70
aを有し、この保持体70aによりコア供給チャック7
1とコア排出チャック72は一体に移動するようになっ
ている。ここで図20(B)は、図20(A)のB線方
向矢視図である。
【0051】また、図20(A)(B)に示すように、
保持体70aは、回転駆動機構73により基台1に対し
て直交する軸線回りを回転するとともに、回転駆動機構
74により基台1に対して平行する軸線回りを回転する
ようになっている。
【0052】また、図21に示すように、回転テーブル
18上であって、一対のガイド杆38aの把持爪31a
側近傍には、一対のガイド杆38aと同一方向に(図2
1の底面に直交する方向に)開閉する一対のブレーキ7
5aからなるブレーキ装置75が設けられている。この
一対のブレーキ75aは、ブレーキシリンダ76により
駆動されるようになっている。
【0053】さらに、図22に示すように、回転テーブ
ル18上であって、無端ベルト24のコアCの出入口8
7側近傍には、コアCに巻回した後の残留線材wを切断
する切断処理装置80が設けられている。この切断処理
装置80は固定刃81と、この固定刃81に対して移動
自在に設けられた移動刃82とからなっている。
【0054】次に、無端ベルト24の開閉機構につい
て、図23により説明する。なお、図23(B)は、図
23(A)のB線方向矢視図である。無端ベルト24は
3つのガイドローラ22a、22b、22cに掛け渡さ
れ、このうち一対のガイドローラ22a、22bに掛け
渡された無端ベルト24間に出入口87からコアCが挿
入され、このガイドローラ22a、22bに掛け渡され
た無端ベルト24間でコアCを挾持するようになってい
る。ガイドローラ22a、22bは、ローラ保持体8
5、86によって各々保持されており、さらにローラ保
持体85、86は、各々摺動体85a、86bに連結さ
れている。各摺動体85a、86aは平行開閉型シリン
ダ88に連結され、この平行開閉型シリンダ88により
摺動体85a、86aは互いに摺動しながら上下方向へ
移動する。そしてこの摺動体85a、86aの移動によ
って、ローラ保持体85、86も上下方向に移動し、無
端ベルト24の出入口87を開閉するようになってい
る。
【0055】次に、このような構成からなる本実施例の
作用について説明する。はじめに、図18および図24
乃至図27により、コア供給装置60からコアCを無端
ベルト24側まで移送するとともに、無端ベルト24内
のコアCを排出する作用について説明する。
【0056】図18において、収納筒体60a内に多数
の未使用コアCが積層して収納されている。次に押出装
置61により収納筒体60a内の最下部のコアCが押出
され、収納ケース62内の連通路63を通って上端が開
口したコア供給部62aに送られる。このように収納筒
体60a内にコアCを多数収納することができるととも
に、コアCをコア供給部62aに順次容易に送り込むこ
とができる。
【0057】次にコアCを無端ベルト24側へ供給し、
コアCを無端ベルト24から排出する作用について述べ
る。図24(A)に示すように、コア移送装置70のコ
ア供給チャック71がコア供給部62aに接近し、次に
コア供給チャック71の先端71aがコア供給部62a
のコアC内に進入する(図24(B))。次にコア供給
チャック71が開いて、先端71aによりコアCを把持
し(図24(C))、次にコア供給チャック71が上昇
してコア供給部62a内からコアCを持上げる(図24
(D)。次に図24(E)に示すように、コア供給チャ
ック71がコアCを把持しながら水平方向に向く。
【0058】次に図25(A)に示すように、コア供給
チャック71がコアCを把持したまま90°旋回する。
この場合、コア排出チャック72とコア供給チャック7
1は平行に並んでいる。次に図25(B)に示すよう
に、コア排出チャック72が無端ベルト25の出入口8
7近傍まで移動し、線材wが巻回されたコアCを取出す
ことができるよう待機する。図25(C)に示すよう
に、コア排出チャック72が無端ベルト25の出入口8
7から内側へ進入し、次にコア排出チャック72の先端
72aによって、無端ベルト25内のコアCを両側から
挾持する(図25(D))。
【0059】次に図23に示すように、平行開閉型シリ
ンダ88により摺動体85a、86aが互いに離れる方
向に摺動しながら移動し、この摺動体85a、86aの
移動によってローラ保持体85、86も上下方向に移動
する。この場合、ローラ保持体85、86に保持された
ガイドローラ22a、22bが互いに離れる方向に移動
して、ガイドローラ22a、22bによって形成された
無端ベルト24の出入口87が開く。このように無端ベ
ルト24の出入口87を開とすることにより、コアCの
出し入れを容易に行うことができる。
【0060】次に無端ベルト24内に挾持され、線材w
が巻回されたコアCがコア排出チャック72によって無
端ベルト24の出入口87から取出される(図25
(E))。
【0061】次に図26(A)に示すように、コア排出
チャック72によりコアCが取り出された後、図26
(B)に示すようにコア供給チャック1およびコア排出
チャック72が水平方向で90°旋回するとともに、回
転テーブル18が回転して無端ベルト24が180°旋
回する。
【0062】次に図26(C)に示すように、コア供給
チャック71に把持された未使用のコアCが、出入口8
7近傍に接近した後、無端ベルトと24内に挿入される
(図26(D))。その後、平行開閉型シリンダ88に
より摺動体85a、86aが互いに摺動しながら上下方
向に摺動し、この摺動体85a85bの移動に伴ってロ
ーラ保持体85、86が上下方向に移動して無端ベルト
24の出入口87を閉じる。次にコア供給チャック71
が閉じ、コア供給チャック71の先端によって把持され
ていたコアCが無端ベルト24内に残る(図27
(A))。
【0063】次に図27(B)に示すように、コア供給
チャック71およびコア排出チャク72が無端ベルト2
4から排出部65まで後退し、この間コア供給チャック
71およびコア排出チャック72が水平方向から垂直方
向に配置される。次に図27(C)に示すように、コア
排出チャック72が開いて巻回済みのコアCを落下さ
せ、コアCをコア排出部65内に自然落下させる。
【0064】次に図27(D)に示すように、コア供給
チャック71が収納ケース62のコア62aまで接近
し、前述の作用を繰り返し、コアCの供給および排出作
用が行われる。
【0065】次に図28乃至図31により、コアCに対
する線材の巻き付け始め工程および巻き工程について説
明する。
【0066】図28乃至図31に示す巻き付け始め工程
および巻き工程は、図12乃至図14に示す第1の実施
例の工程に対してブレーキ装置の作用と切断処理装置の
作用を付加したものである。
【0067】すなわち、図28(A)に示すように、ま
ず挿入ヘッド装置8の挿入爪11が、線材wの先端w1
を把持し、続いて挿入ヘッド装置8が往動して一対のガ
イド杆38aにより形成された円形ガイド孔38b内に
先端w1 を挿入する。この場合、一対のガイド杆38a
は閉じており、この円形ガイド孔38bにより、先端w
1 を精度良くコアC側へ送ることができる。次に図28
(B)に示すように、挿入爪11によって線材wの先端
w1 が、円形ガイド孔38bおよびコアCを貫通して把
持爪31aに達する。
【0068】次に図28(C)に示すように、把持爪3
1aが閉じて先端w1 を把持し、同時に一対のガイド杆
38aのコアC側近傍に設けられた一対のブレーキ75
aからなるブレーキ装置75が閉じて線材wを保持す
る。
【0069】その後、挿入爪11が開き、図28(D)
に示すように、線材wをブレーキ装置75で保持したま
ま、把持爪31aで線材wの先端w1 を引張る。このよ
うにブレーキ装置75で線材wに対してブレーキをかけ
ながら先端w1 を把持爪31aで引張ることにより、線
材wの先端w1 側を真っ直ぐに引き延ばすことができ
る。
【0070】図28(D)において、この状態で回転テ
ーブル18が180°回転して、回転テーブル18上の
一対のガイド杆38a、ブレーキ装置75、コアC、お
よび把持爪31aが反転し、図29(A)の状態とな
る。
【0071】次に図29(B)に示すように、挿入ヘッ
ド装置8の挿入爪11が線材wを把持する。この場合、
ブレーキ装置75によって線材wの先端w1 側が真っ直
ぐに引き延ばされるため、挿入爪11によって線材wを
正確に把持することができる。
【0072】次に図29(C)に示すように、ブレーキ
装置75が開となり、同時に把持爪31aが開となる。
続いて挿入ヘッド装置8が復動し、挿入爪11により線
材wの先端w1 を引張る。次に図29(D)に示すよう
に、線材wの尾端w2 がコアCに達したところで、挿入
ヘッド装置8が停止し、押え板35により尾端w2 をコ
アCの側面に押し付け、線材wの尾端w2 が緩まないよ
うにする。この状態を図29(G)に示す。
【0073】次に図29(D)に示すように、回転テー
ブル18が180°回転し、これに伴って回転テーブル
18上の一対のガイド杆38a、ブレーキ装置75、コ
アCおよび把持爪31aが反転し、図29(E)の状態
となる。その後、挿入爪11が180°反転し、挿入ヘ
ッド装置8が再び往動して、線材wの先端w1 をコアC
側へ移送する。そして、このような作用を繰り返し、無
端ベルト24によりコアCを回転させて、コアCに対す
る線材wの巻き作用が行われる。
【0074】次に図30および図31により、コアCに
線材wを巻回した後、残留する線材wを切断処理装置8
0で切断処理する作用について説明する。まず図30
(A)に示すように、線材wの尾端w2 がコアCの側面
に押し付けられ、この状態でコアCが無端ベルト24に
より回転しながら、コアCに線材wが巻き付けられてい
く(図30(A)〜(C))。次に図30(D)に示す
ように、コアCが線材wが十分巻き付けられたところ
で、コアCの回転が停止する。この場合、線材wの尾端
w2 は、ローラ保持体85に設けられた止ピン90によ
り停止され、これ以上回りすぎないようになっている。
次にコアCに所定の巻数だけ線材wが巻き付けられたと
ころで、残留する線材wが切断処理装置80により切断
処理される。
【0075】この切断処理装置80による切断処理作用
を図31により詳述する。まず切断処理する直前、コア
Cの開口は、把持爪11により把持された線材wに対し
て直交する方向(90°の方向)向く。この時、切断処
理装置80は、線材wの下方へ降下している。なお図3
1(A)において、コアCの向きを明瞭にするためコア
Cの一側面を便宜上符号94で示す。
【0076】次に、切断処理装置80が線材wの位置ま
で上昇するとともにコアCが回転し、コアCの開口が線
材wに対して約120°の方向を向く(図31
(B))。この状態で、残留する線材wが切断処理装置
80により切断処理される。その後、コアCは更に回転
し、コアCの開口が把持爪11により把持された線材w
に対して水平方向(180°の方向)を向き、把持爪1
1により把持された残留線材wは、排出シュート90側
へ移送され、把持爪11から排出シュート90内へ排出
される。
【0077】このように所定巻数だけ線材wが巻き付け
られたコアCは、前述のようにコア移送装置70のコア
排出チャック72により無端ベルト24から取り出さ
れ、その後コアCはコア排出チャック72によりコア排
出部65へ移送される。
【0078】以上説明したように第2の実施例によれ
ば、コア供給装置60の収納筒体60aからコア供給部
62aに送られたコアCをコア移送装置70によって無
端ベルト24内に容易に移送することができる。この場
合、無端ベルト24の出入口87を、平行開閉型シリン
ダ88によって開閉することにより、スムーズにコアC
を無端ベルト24に対して出し入れすることができる。
また、コアCを貫通した線材wを把持爪31aで引張る
際、ブレーキ装置75で線材wにブレーキをかけるの
で、線材wの先端w1 を真っ直ぐに引き延ばした状態
で、この先端w1 を挿入爪11により把み直すことがで
きる。さらにコアCに巻回した後の残留する線材wを切
断処理装置80により切断処理することにより、線材w
が巻付けられ残留線材wが切断処理されたコアCのみを
コア排出部65内に移送することができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば挿
入ヘッド装置を往復動させるとともに、この挿入ヘッド
装置の動きに合わせて回転テーブルを回転させることに
より、コアに線材を所定巻数だけ巻回することができ
る。このため、小型のコアであっても、高精度に線材を
巻回することができ、巻回動作を自動化して量産による
省略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトロイダル巻線方法及びその装置の第
1の実施例の要部を示す平面図。
【図2】図1の鎖線A−Aに沿う断面図。
【図3】図1の鎖線B−Bに沿う断面図。
【図4】図2の要部のみを示す背面図。
【図5】本発明に組込まれるコア保持装置の拡大図。
【図6】本発明に組込まれるキンク防止装置の側面図。
【図7】本発明のトロイダル巻線方法及びその装置の平
面図。
【図8】本発明の挿入ヘッド装置の正面図。
【図9】本発明の挿入ヘッド装置の側面図。
【図10】本発明に組込まれるカットユニットの拡大側
面図。
【図11】同上平面図。
【図12】本発明のトロイダル巻線方法の作用を説明す
るための図。
【図13】本発明のトロイダル巻線方法の作用を説明す
るための図。
【図14】本発明のトロイダル巻線方法の作用を説明す
るための図。
【図15】従来のトロイダル巻線方法及びその装置の要
部を示す斜視図。
【図16】従来のトロイダル巻線方法及びその装置の作
用を説明するための図。
【図17】従来のトロイダル巻線方法及びその装置の要
部を示す部分断面図。
【図18】本発明のトロイダル巻線方法およびその装置
の第2の実施例の要部を示す斜視図。
【図19】トロイダル巻線装置の平面図。
【図20】トロイダル巻線装置のコア移送装置を示す
図。
【図21】トロイダル巻線装置のブレーキ装置を示す
図。
【図22】トロイダル巻線装置の切断処理装置を示す
図。
【図23】トロイダル巻線装置の一対のローラに掛け渡
された無端ベルトを示す図。
【図24】トロイダル巻線装置のコア移送装置の作用を
示す図。
【図25】トロイダル巻線装置のコア移送装置の作用を
示す図。
【図26】トロイダル巻線装置のコア移送装置の作用を
示す図。
【図27】トロイダル巻線装置のコア移送装置の作用を
示す図。
【図28】トロイダル巻線装置のブレーキ装置の作用を
示す図。
【図29】トロイダル巻線装置のブレーキ装置の作用を
示す図。
【図30】トロイダル巻線装置の切断処理装置の作用を
示す図。
【図31】トロイダル巻線装置の切断処理装置の作用を
示す図。
【符号の説明】
1 基板 4 送り螺杆 8 挿入ヘッド装置 11 挿入爪 18 回転テーブル 24 無端ベルト 31 クランプ装置 40 コイル押え装置 51 当接装置 60 コア供給装置 60a 収納筒体 61 押出装置 62 収納ケース 62a コア供給部 65 コア排出部 70 コア移送装置 71 コア供給チャック 72 コア排出チャック 75 ブレーキ装置 80 切断処理装置 85,86 ローラ保持体 90 排出シュート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐 藤 敏 福島県原町市北原字木戸脇18 日本オート マチックマシン株式会社原町工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め定寸に切断された線材を往復直線移動
    する挿入ヘッド装置の挿入爪で把持し、この挿入ヘッド
    装置を往動して回転テーブル上の無端ベルトに保持され
    たコアに線材の先端を引き通す工程と、 前記線材の先端を前記回転テーブル上に昇降可能に設け
    られたクランプ装置の把持爪で把持すると同時に、前記
    挿入爪を開いて線材を放し、そのままの状態で前記回転
    テーブルを約180°程度回動してコアの向きを変える
    工程と、 線材の先端を挿入爪で把持すると同時に前記把持爪を開
    いて線材を放すと共にクランプ装置を前記挿入ヘッド装
    置の走行路より退避し、前記挿入ヘッド装置を復動して
    線材の尾端をコアから抜け出ない位置まで移動する工程
    と、 線材の尾端を当接装置で折曲げてコアの側面に緩まない
    ように保持する工程と、 線材に張力の働くまで前記挿入ヘッド装置を復動した
    後、前記回転テーブルを約180°程度回動してコアの
    向きを変えて線材をコアに巻き付けると共にコア押え装
    置でコアの外周の線材を保持する工程と、 前記挿入ヘッド装置の挿入爪を回動した後往動してコア
    に線材の先端を引き通し、この線材をクランプ装置の把
    持爪で把持すると同時に前記挿入爪を開いて線材を放
    し、そのままの状態で上記回転テーブルを約180°程
    度回動してコアの向きを変える工程と、 線材を挿入爪で把持すると同時に上記把持爪を開いて線
    材を放し前記挿入ヘッド装置の走行路より前記クランプ
    装置を退避し、前記挿入ヘッド装置を復動する工程と、 を備えコアに所定巻数の線材を巻回することを特徴とす
    るトロイダル巻線方法。
  2. 【請求項2】線材の先端を回転テーブル上に昇降自在に
    設けられたクランプ装置の把持爪で把持すると同時に、
    挿入爪を開いて線材を放す際、コアのクランプ装置と反
    対側に設けられたブレーキ装置により線材を保持しなが
    ら、把持爪により線材をコアから引離す側へ引張ること
    を特徴とする請求項1記載のトロイダル巻線方法。
  3. 【請求項3】コアに所定回数の線材を巻回した後、回転
    テーブル上の無端ベルト近傍に設けられた切断処理装置
    により巻回した後の残留線材を切断することを特徴とす
    る請求項1記載のトロイダル巻線方法。
  4. 【請求項4】基板上に往復動自在に設けられ、電線の挿
    入爪を有する挿入ヘッド装置と、 前記基板の挿入ヘッド装置の走行路に設けられた回転テ
    ーブルと、 この回転テーブルに設けられコアを保持しながらコアを
    自転するように張設された無端ベルトと、 コアの近傍の前記回転テーブルに昇降可能に設けられ、
    線材を把持する把持爪を有するクランプ装置と、 前記回転テーブルに設けられ線材を折曲げてコア側面へ
    当接するように設けられた当接装置および前記コアへ巻
    回した線材を保持するように設けられたコイル押え装置
    と、 を備えたことを特徴とするトロイダル巻線装置。
  5. 【請求項5】基台に設けられたコア供給装置を更に備
    え、このコア供給装置は多数の未使用コアを積層して収
    納する収納筒体と、この収納筒体内の最下部に連通され
    た上端開口のコア供給部と、前記収納筒体の最下部のコ
    アを前記コア供給部に押出す押出装置とを有することを
    特徴とする請求項4記載のトロイダル巻線装置。
  6. 【請求項6】基台に設けられ、コア供給装置のコア供給
    部の未使用コアを回転テーブル上の無端ベルトまで移送
    するとともに、この無端ベルト内で線材が巻回されたコ
    アを排出側へ移送するコア移送装置を更に備えたことを
    特徴とする請求項5記載のトロイダル巻線装置。
  7. 【請求項7】回転テーブル上であって無端ベルトに関し
    てクランプ装置と反対側に設けられ、線材を保持するブ
    レーキ装置を更に備えたことを特徴とする請求項4記載
    のトロイダル巻線装置。
  8. 【請求項8】無端ベルトは少なくとも一対のガイドロー
    ラに掛け渡され、この一対のガイドローラ間の無端ベル
    トによりコアを保持するとともに、前記一対のガイドロ
    ーラは互いに離接して無端ベルトの出入口を開閉し前記
    コアの挿入および排出を行うよう構成したことを特徴と
    する請求項4記載のトロイダル巻線装置。
  9. 【請求項9】回転テーブル上の無端ベルト近傍に、コア
    に巻回した後の残留線材を切断する切断処理装置を設け
    たことを特徴とする請求項4記載のトロイダル巻線装
    置。
  10. 【請求項10】多数の未使用コアを積層して収納する収
    納筒体と、この収納筒体内の最下部に連通された上端開
    口のコア供給部と、前記収納筒体の最下部のコアを前記
    コア供給部に押出す押出装置とを有し、基台に設けられ
    たコア供給装置と、 コア供給装置のコア供給部の未使用コアを回転テーブル
    上の無端ベルトまで移送するとともに、この無端ベルト
    内で線材が巻回されたコアを排出側へ移送するととも
    に、基台に設けられたコア移送装置と、 回転テーブル上であって無端ベルトに関してクランプ装
    置と反対側に設けられ、線材を保持するブレーキ装置と
    を備え、 前記無端ベルトは少なくとも一対のガイドローラに掛け
    渡され、この一対のガイドローラ間の無端ベルトにより
    コアを保持するとともに、前記一対のガイドローラは互
    いに離接して無端ベルトの出入口を開閉し、前記コアの
    挿入および排出を行うよう構成され、 前記回転テーブル上の無端ベルト近傍に、コアに巻回し
    た後の残留線材を切断する切断処理装置を設けたことを
    特徴とする請求項4記載のトロイダル巻線装置。
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