JPH0716429Y2 - 遠赤外線放射能を有する布体 - Google Patents

遠赤外線放射能を有する布体

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JPH0716429Y2
JPH0716429Y2 JP1988045766U JP4576688U JPH0716429Y2 JP H0716429 Y2 JPH0716429 Y2 JP H0716429Y2 JP 1988045766 U JP1988045766 U JP 1988045766U JP 4576688 U JP4576688 U JP 4576688U JP H0716429 Y2 JPH0716429 Y2 JP H0716429Y2
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義人 田中
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は遠赤外線放射能を有する布体に係り、特に人体
に直接触れても暖かく、また肌荒れを引き起こすことの
ない、可撓性、柔軟性に富む遠赤外線放射効果の高い布
体に関する。
[従来の技術] 遠赤外線のうち、特に6〜14μmの波長のものは、人体
の主要成分である水や重水分子の運動を励起させる波長
域を含むものであることから、これを人体に放射させる
と、人体を活性化させ、様々な効果を得ることができ
る。即ち、遠赤外線放射率の高い酸化物セラミックスを
人体に沿わせると、体温によりセラミックスが暖めら
れ、放射エネルギーも高くなり、これが人体にはね返
り、体内の水分子の活性化、更には遠赤外線の人体内へ
の深達性も相剰して、その部分の血行を増し、また適度
な暖温効果により爽快な感覚をもたらす。
この場合、人体にできるだけ接近させてセラミックスを
沿わせる方がより高い効果を得ることができることか
ら、凹凸している人体の三次元表面に適合しうるよう、
次のような可撓性に富むセラミックス材料が使用されて
いる。
セラミックスの粉末を発泡ゴムに混ぜて、軟かい発泡
シートに成形したもの。
セラミックスの粉末をポリエチレン、塩化ビニール等
に混合し、可撓性に富むシートに成形したもの。
セラミックスの粉末をインキに練り込み、木綿やメリ
ヤス等の軟かい布にプリントしたもの。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の材料では、次のような欠点が
あり、その改善が必要とされていた。
肌に直接触れると冷たい。例えば、の場合、ポリエ
チレンや塩化ビニールの硬化体が身体に触れた場合や、
の布にプリントしたインキの硬化物が身体に触れた場
合には、冷たい感触があり、不快である。
遠赤外線効果が弱い場合がある。即ち、有機物ポリマ
ーやインキ等のマトリックスに遠赤外線放射セラミック
スを混合する場合、その割合は重量%でマトリックスの
60%が限度であり(全重量に対しては40%以下)、これ
よりも多く混合すると成形性が悪くなったり、インキの
場合には硬くなってプリンドが不可能になったりする。
このように、遠赤外線放射セラミックスの混合割合を多
くすることができないために、十分な遠赤外線放射効果
を得られない場合がある。
体質によっては肌あれを起す場合がある。特に、イン
キを用いる場合、インキの成分により肌に悪影響を起す
場合がある。
本考案は上記従来の問題点を解決し、遠赤外線放射率が
高く、人体に直接触れても暖かく肌荒れを引起すことの
ない材料で、しかも可撓性に富み人体に直接沿わせるこ
とができる遠赤外線放射能を有する布体を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の遠赤外線放射能を有する布体は、SiO2:50〜85
重量%、Al2O3:10〜50重量%及びFe2O3:5重量%以下を
含み、人体の体温の熱エネルギーで6〜11μmの範囲の
遠赤外線を70%以上の放射率で放射する遠赤外線放射セ
ラミックスを90重量%以上含有するセラミックスシート
の両面に、織布又は不織布をニードルパンチングにより
針孔明けピッチ3〜8m/mで取り付けてなることを特徴と
する。
以下、図面を参照して本考案を詳細に説明する。
第1図(a)、(b)は本考案の一実施例に係る遠赤外
線放射能を有する布体の構成説明図である。
本実施例の布体1は、第1図(a)に示す如く、特定組
成の遠赤外線セラミックスを90重量%以上含有するセラ
ミックスシート2の両面を、不織布3、3′で挟み、こ
れを第1図(b)に示す如く、ニードルパンチングによ
り固定してなるものである。このように、ニードルパン
チングを施すことにより、針に引っかかった下側の不織
布3′の繊維4を上側にまで引張り上げ、上側の不織布
3にからませることができる。そして、例えば、針間隔
50m/m、針孔明けピッチ5m/mでパンチグした場合には、
セラミックスシート2の全面を約5m/m間隔で糸をからま
せることになるため、糸で縫いつけた場合と同程度の接
合効果及び補強効果を得ることができる。
本考案において、セラミックスシート2は特定組成の遠
赤外線放射セラミックスを90重量%含有する厚味の薄い
シートである。セラミックスシートの厚さが厚過ぎると
十分な柔軟性が得難く、薄過ぎると強度が不足する。従
って、セラミックスシートは例えば、厚さ0.3〜3m/m、
密度40〜300g/m2、セラミックス繊維を有機系バインダ
ーで抄紙したセラミックスペーパーあるいはセラミック
スの布を用いるのが好適である。
セラミックスシートの遠赤外線放射セラミックスの含有
量は多い程遠赤外線放射能を高くすることができるが、
芯体となるセラミックスシート2の強度向上の目的で、
遠赤外線放射セラミックス繊維にガラス繊維を混ぜて紙
に抄いたものも有効である。この場合、ガラス繊維の配
合割合が多くなると、得られるセラミックスシートの遠
赤外線放射率が低下するため、ガラス繊維は、遠赤外線
放射セラミックス繊維に対して10重量%程度とするのが
好ましい。
なお、本考案において、遠赤外線放射セラミックスは、
後述の[作用]の項で詳述する如く、6〜11μmの遠赤
外線を、人体の体温の熱エネルギーで70%以上の高い放
射率で放射するものである。
このような遠赤外線放射セラミックスとして、本発明に
おいては、SiO250〜85重量%、Al2O310〜50重量%及びF
e2O35重量%以下を含むセラミックスを用いる。
このようなセラミックスにおいて、SiO2が85重量%を越
えると純SiO2に近似して放射率が低下する。SiO2が50重
量%未満では、10μm以下における特異的な放射特性が
低下する。従ってSiO2は50〜85重量%とする。また、Al
2O3が50重量%を超えると8〜9μm近辺での放射効果
が低下し、逆に10重量%未満ではSiO2の量が多くなりす
ぎ、純SiO2に近似して効果が低下する。従って、Al2O3
は10〜50重量%とする。一方、天然鉱物の中には不純物
としてFe2O3が混在しているが、Fe2O3が5重量%を超え
ると近赤外線の波長範囲の放射率が高まり、熱的な副作
用を起し、本発明の効果が阻害される。従って、Fe2O3
は5重量%以下とする。
本考案においては、上記セラミックス組成において、特
にSiO2とAl2O3の合計割合が90重量%以上とするのが好
ましい。SiO2とAl2O3の合計割合が90重量%未満では、
他の成分が増え、8〜11μm近辺での特異的な放射効果
が低下する傾向がある。
また、上記セラミックス組成において、SiO2,Al2O3,Fe2
O3以外の成分、例えばB2O3,Cr2O3,アルカリ金属の酸化
物,アルカリ土類金属の酸化物、その他CoO,NiO,MnO2,Z
nO,TiO2,CuO等を不純物として含有していても良いが、
これらの不純物はできるだけ少ない方が良く、例えば、
B2O3及びCr2O3はその合計割合で2重量%以下、アルカ
リ金属の酸化物及びアルカリ土類金属の酸化物はその合
計で3重量%以下であることが好ましい。
本考案において、このようなセラミックスシート2の両
面に配置する不織布3、3′としては、ポリエステル、
アクリル等の不織布を用いることができる。不織布の繊
維の太さは1.5〜4.0デニール、密度30〜150g/m2、通常
の場合70g/m2程度であることが好ましい。不織布は、密
度が高い程引裂強度が高くなり、例えば、30g/m2のポリ
エステル不織布の引裂強度は0.2kg程度であるが、70g/m
2のポリエステル不織布の引裂強度は1.8Kgに向上する。
反面、不織布の密度が高過ぎると重量が増加し、また不
織布が硬くなり感触が悪くなる上に、遠赤外線放射率が
低下する場合がある。
本考案において、不織布の代りに織布を用いる場合、布
材としては、木綿、ウール、アクリルの布あるいは毛羽
立った布地等各種のものを用いることができる。織布の
厚さは2〜3m/m、密度は20〜200g/m2、繊維の太さは1.5
〜4.0デニールであることが好ましい。
本考案においては、セラミックスシートの両面に配する
織布又は不織布は同一のものであっても、異なるもので
あっても良い。
本考案の布体1は、不織布(又は織布)3、セラミック
スシート1及び不織布(又は織布)3′をニードルパン
チングの針で貼り合せたものであるが、このニードルパ
ンチングの針間隔は50〜64m/mが好ましい。また、針孔
明けピッチ(第1図(b)のPの値)は3〜8m/mとす
る。針間隔や針孔明けピッチが大き過ぎると、前述の繊
維のからみ合いによる十分な補強効果が得られず、また
小さ過ぎると針数が多くなり、布体1の感触が悪くなる
場合がある。
なお、セラミックスシートと織布との貼り合せの場合に
は、 イ.濃度のうすいゴム系接着剤、アクリル系接着剤によ
る貼り合せ ロ.両面テープによる貼付けにより行なうこともできる
が、これらの方法では、前述の繊維のからみによるしな
やかさを保った強度向上効果が得られず、しかも、セラ
ミックスシートの内部でのはがれ(層間剥離)等を引き
起こす恐れがある。即ち、遠赤外線放射セラミックス含
有量が90重量%以上と高いセラミックスペーパーでは、
セラミックス繊維の接着力が弱いため、セラミックスペ
ーパー内にて面方向にはがれを引起す。従って、本考案
においては、ニードルパンチングを採用する。
本考案の遠赤外線放射能を有する布体は、セラミックス
シートの両面に適当な織布又は不織布を重ね合せ、ニー
ドルパンチ機により所定間隔でニードルパンチングする
ことにより、容易に製造することができる。
[作用] 本考案の遠赤外線放射能を有する布体は、セラミックス
シートの両面に織布又は不織布を配し、ニードルパンチ
ングしたものであるため、優れた柔軟性、可撓性を有
し、しかも、両面の織布又は不織布の繊維がからみ合っ
て一体となり、セラミックスシートを効果的に補強する
ことができる。
しかも、セラミックスシートは遠赤外線放射セラミック
スを90重量%以上という高含有率で含むものであるた
め、その遠赤外線放射能に優れ、しかも、両面は隙間の
多い織布又は不織布で覆われるため、その遠赤外線放射
率は殆ど低下することはない。また、両面に織布又は不
織布が配してあるため、感触が良く、冷たさを感じるこ
とのない保温性の高い布体となり、肌にカブレ等の悪影
響を及ぼすこともない。
ところで、人体を構成する主要成分のうち、水(重水を
含む)分子は極めて重要な成分であるが、水(H2O)は
約3μm,>6μmにおいて、また重水(D2O)は約4μ
m,8.5μmにおいて吸収ピークを示す。これらH2O,D2Oの
吸収波長のうち、分子の変角振動の共振を与える6〜11
μmの波長域の遠赤外線が最も共振効果が高く、D2O分
子の変角振動は8〜9μmの波長域の遠赤外線が最も効
果が高い。
従って、人体の体温の温度の熱エネルギーで、6〜11μ
m、とりわけ6〜9μmの範囲の遠赤外線を最も強く放
射する遠赤外線放射材料であれば、その温度において、
人体に対して副作用を及ぼすことなく、人体内の水分子
の運動に共振を与えて活性化させる遠赤外線の効果を与
えることができるが、本発明に係る遠赤外線放射セラミ
ックスは、このような6〜9μmの遠赤外線を70%以上
の高い放射率で放射するため、このような効果に優れ
る。
[実施例] 以下、実施例について説明する。
実施例1 アルミノシリケート系遠赤外線放射セラミックスの短繊
維(SiO2:51重量%、Al2O3:46重量%、MgO+CaO:2重量
%、K2O+Na2O:0.5重量%)を有機バインダーで抄紙し
て得られた下記仕様のセラミックスペーパーの両面に、
下記の不織布をニードルパンチングにより貼り付けて、
本考案の布体を製造した。
セラミックスペーパー 遠赤外線放射セラミックス含有率:97重量% 密度:140g/m2 厚さ:0.5m/m 不織布 材質:ポリエステル 太さ:30デニール 密度:120/m2 ニードルパンチ 針間隔:50m/m 針孔明けピッチ:5m/m 得られた布体の遠赤外線放射率(温度20.0℃、相対湿度
59.0%)を測定し、効果を第2図に示した。第2図より
明らかなように本実施例のポリエステル不織布貼付け品
は、繊維間の隙間が大きいのでほとんど遠赤外線放射率
は低下しない。
比較例1 実施例1で用いたと同様の組成のセラミックス粉体をア
クリル酸エステル系インキに配合し、布表面にセラミッ
クス塗布量が50g/m2、30g/m2又は20g/m2となるように塗
布した。各々の布について遠赤外線放射率を測定し、結
果を第3図に示した。第3図より、これらのプリント品
は遠赤外線放射率が著しく低いことが明らかである。
参考例1 実施例1で用いたセラミックスペーパーと、得られた布
体について、それぞれ引張強度、引裂強度を測定した結
果を第1表に示す。
第1表より、不織布をニードルパンチングにより貼り合
せることにより、強度は著しく向上することが明らかで
ある。
[考案の効果] 以上詳述した通り、本考案の遠赤外線放射能を有する布
体は、 特定組成の遠赤外線放射セラミックスを高含有率で含
むセラミックスシートが用いられているため、人体の活
性化に有効な遠赤外線放射能が著しく高い。
セラミックスシートの両面が織布又は不織布で覆われ
ているため、直接肌に触れても暖かく、また軟かく、感
触が非常に良い。
セラミックスシートの遠赤外線放射能は織布又は不織
布で覆われることにより殆ど低下することがなく、遠赤
外線放射効率が非常に高い。
布、シート、布の薄い三層構造であるため、可撓性、
柔軟性に富み、三次元的表面の人体に十分に沿わすこと
ができる。
ニードルパンチングによる両表面の織布又は不織布の
繊維のからみ合いにより、著しく優れた補強効果が得ら
れ、十分高い強度を有する布体となる。
等の効果が奏され、各種の遠赤外線放射衣料等として極
めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本考案の一実施例に係る遠赤外
線放射能を有する布体の構成説明図、第2図は実施例1
で得られた遠赤外線放射曲線図、第3図は比較例1で得
られた遠赤外線放射曲線図である。 1……遠赤外線放射能を有する布体、2……セラミック
スシート、3、3′……不織布。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 11/00 Z D21H 17/67 (56)参考文献 特開 昭62−251133(JP,A) 特開 昭62−158156(JP,A) 実開 昭63−25530(JP,U) 実開 昭62−154310(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遠赤外線放射セラミックスを90重量%以上
    含有するセラミックスシートの両面に、織布又は不織布
    をニードルパンチングにより取り付けてなる布体であっ
    て、 該遠赤外線放射セラミックスがSiO2:50〜85重量%、Al2
    O3:10〜50重量%及びFe2O3:5重量%以下を含み、人体の
    体温の熱エネルギーで6〜11μmの範囲の遠赤外線を70
    %以上の放射率で放射するものであり、 ニードルパンチングの針孔明けピッチが3〜8m/mである
    ことを特徴とする遠赤外線放射能を有する布体。
JP1988045766U 1988-04-05 1988-04-05 遠赤外線放射能を有する布体 Expired - Lifetime JPH0716429Y2 (ja)

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JPS62251133A (ja) * 1986-04-25 1987-10-31 日本電熱株式会社 遠赤外線放射体

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JP2008093024A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Amikku Group:Kk 生理用ショーツ

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