JPH0716558B2 - 衣服の立体整形乾燥方法及び衣服の立体整形乾燥方法装置 - Google Patents

衣服の立体整形乾燥方法及び衣服の立体整形乾燥方法装置

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JPH0716558B2
JPH0716558B2 JP2320041A JP32004190A JPH0716558B2 JP H0716558 B2 JPH0716558 B2 JP H0716558B2 JP 2320041 A JP2320041 A JP 2320041A JP 32004190 A JP32004190 A JP 32004190A JP H0716558 B2 JPH0716558 B2 JP H0716558B2
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former
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drying
garment
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靖 伊藤
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株式会社神栄機械製作所
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ドライクリーニング及びウェットクリーニン
グされた衣服を立体的に整形すると同時に乾燥方法及び
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のクリーニング作業のうち、整形、乾燥には、つぎ
の3つの方法が行われている。
第1は、クリーニンク後の衣服の乾燥工程は乾燥室で行
い、整形作業は仕上げ機でというふうに、作業工程が完
全に分離している方法があり、この方法が最も一般的な
方法であるといえる。
第2は、例えば実公昭46−4351号のように、両端の解放
したトンネル型の乾燥室内に、運搬経路を通し、衣服を
ハンガーに吊下げてた状態で、上記の経路に沿って移動
させ、乾燥室内を通過中の衣服に対して熱風と蒸気を加
えて乾燥と整形を同時に且つ連続的に行う方法である。
第3は、バッチ式の乾燥室に人体形状に近い立体的なダ
ミーフォーマーを取り付け、乾燥室内で熱風と蒸気とに
より乾燥と整形を同時に行う方法である。即ち、通常1
体の人体形状に近い立体的なダミーフォーマーが、乾燥
室に立設されており、作業者は、衣服を乾燥室内でダミ
ーフォーマーに着せ掛け、乾燥と整形を同時に行った
後、次の衣服に交換すると言ったように、1回ずつ、衣
服の着せ掛けと整形乾燥とを行うものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の方法においては、次の欠点がある。
第1の場合は、乾燥作業が多数の衣服を一括して乾燥室
内で行うため、整形条件に最適の乾燥状態にすることが
難しい。特に、ドライクリーニングに場合は、乾燥作業
の目的が衣服に残存している溶剤を除去することにある
ため、乾燥後の衣服は、過乾燥の状態になり、整形作業
がやり難く作業能率が悪くなる。
第2の場合は、衣服をハンガーに吊下げて行うため、整
形力が不足しがちになり、充分な整形が困難である。
第3の場合は、人体形状に近い立体的なダミーフォーマ
ーを乾燥室の床面から立設するため、吊下げのハンガー
に比して、ダミーフォーマーの形状を自由に設計でき、
より人体の形状に近いものとすることができる。また、
整形乾燥室内にて熱風や蒸気をダミーフォーマーの下部
から導入し、衣服支持部に支持された衣服の内部から外
部に向けて通すものであるため、衣服を人体の形状に沿
ったものに整形することができる。その反面、整形乾燥
室にダミーフォーマーがセットして設置固定されている
ため、日毎に変動する各種衣服の量に適合する作業シス
テムが作成し難い。しかも、整形乾燥の効率をよくする
ためには、同室の容積を小さくする必要があり、乾燥室
内はいきおい狭隘なものとなっている。そのため、乾燥
室内における衣服の着脱作業は困難をきわめ、着脱作業
に多くの時間を費やさざるを得ない状況にある。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本願の第1の発明は、次の衣服の立体整形乾燥方
法を提供することにより、上記の課題を解決する。
即ち、本願の第1の発明は、 基台と、この基台から上方に立設された衣服支持部と
を備え、基台の下面から導入した空気又は蒸気を衣服支
持部に支持された衣服内から衣服外に通すようにしたダ
ミーフォーマーを用意し、 ダミーフォーマーの基部に対する支持部を有し、この
支持部にダミーフォーマーを載置して所望の位置に移動
させる移動装置によってダミーフォーマーを移動させ、 ダミーフォーマーに対する受渡し手段によって、ダミ
ーフォーマーを移動装置からプレセット台上に移し替
え、次に、プレセット台に載置されたダミーフォーマー
の衣服支持部に衣服を着せかけ、衣服を整形してセット
した後、上記の受渡し手段によりダミーフォーマーを移
動装置に載置させ、 衣服をセットしたダミーフォーマーを移動装置によっ
てバッチ式の整形乾燥室に移動し、ダミーフォーマーに
対する受渡し手段によって、ダミーフォーマーを移動装
置から整形乾燥室内に載置し、次に、整形乾燥室内にて
熱風及び必要に応じて蒸気をダミーフォーマーの基台の
下面から導入し、衣服支持部に支持された衣服内から衣
服外に通すことにより衣服を整形・乾燥した後、ダミー
フォーマーに対する受渡し手段によって、ダミーフォー
マーを移動装置に載置させ、プレセット台に戻して衣服
の着せ替えを行うようにした、衣服の立体整形乾燥方法
を提供するものである。
又、本願の第2の発明は、次の4つの部分より構成され
てなる洗濯、脱液した衣服の立体整形乾燥装置を提供す
る。
基台と、この基台から上方に立設され、衣服を立体的
に支持する衣服支持部とを備え、基台の下面から衣服支
持部にかけて形成された空気又は蒸気の導通部を有する
ダミーフォーマー。
ダミーフォーマーの基部に対する支持部を有し、ダミ
ーフォーマーを載置して所望の位置に移動させる移動装
置。
ダミーフォーマーを下方から支持して昇降することに
より移動装置との間でダミーフォーマーの受渡しを行う
受渡し手段を備えたプレッセット台。
ダミーフォーマーを下方から支持して昇降することに
より移動装置との間でダミーフォーマーの受渡しを行う
受渡し手段を備えると共に、熱風及び必要に応じて蒸気
をダミーフォーマーの基台の下面から導入し、衣服支持
部に支持された衣服内から衣服外に通すことにより衣服
を整形・乾燥させる手段を備えたバッチ式の整形乾燥
室。
〔作用〕
本発明においては、整形乾燥室においてダミーフォーマ
ーにより支持された衣服を乾燥させている間に、プレセ
ット台において、他のダミーフォーマーから衣服を着脱
することができる。従って、ダミーフォーマーへの衣服
の着脱を広いスペースで行い得る。しかも、衣服の乾燥
中に次の衣服を他のダミーフォーマーに着脱することが
できるため、乾燥後はダミーフォーマーを整形乾燥室に
出し入れする時間を要するだけで、実質的に、衣服をダ
ミーフォーマーに着脱するためにのみ要する時間を無く
することができる。
しかも、複数の整形乾燥室を設けた場合、ダミーフォー
マーと各整形乾燥室との関係は全く自由となるため、複
数種類のダミーフォーマーを複数個準備しておくことに
よって、整形乾燥室の使用効率が極めて高くなる。
〔実施例〕
以下、図面に基づき、本発明の実施例を説明する。
第1図は一実施例の衣服の整形乾燥装置の全体図であ
り、この装置は、衣服内に挿入され同衣服を支持する複
数のダミーフォーマー1と、このダミーフォーマー1か
ら衣服を着脱するためのプレセット台2と、この衣服を
装着したダミーフォーマーを出入り可能に収納して、ダ
ミーフォーマーにより支持された衣服を乾燥させる整形
乾燥室3と、プレセット台と整形乾燥室との間において
ダミーフォーマーを移動させるためのカート4とから構
成されている。
ダミーフォーマー ダミーフォーマー1は、基台11と、この基台11から上方
に立設された衣服支持部12とからなる。基台11は、大円
筒部13と、その上端から延設された小円筒部14とが一体
に形成された中円筒状をなす。この基台11には、次に説
明するカート4の載置腕に係合するフック15が設けられ
ている。このフック15は、この実施例では、第2図に示
すように、4個設けられている。基台の大円筒部13の上
端面に一対のバー16、16を取り付け、各々の先端にフッ
ク15を固定している。尚、バー16を小円筒部14の側面に
支持板を介して取り付けるようにすることもできる他、
このフック15の基台への取り付け構造は、自由である。
衣服支持部12は、小円筒部14上端等、基台11の適宜位置
に固定すればよい(第2図においては、衣服支持部12の
図示を省略した)。又、衣服支持部12の形状は、衣服の
種類に応じて、種々のものに変更し得る。尚、図示は略
するが、この衣服支持部12には、下端の開放した筒状の
風袋が被せられ、開放下端から空気を導入することによ
り風袋を膨らませて、人体の形状に近づけるようにして
いる。
カート 次に、移動手段として、この実施例では、上記ダミーフ
ォーマーを載置して運搬し得るカート4を採用してお
り、このカート4を第2図及び第3図に基づき説明す
る。このカート4は、支柱21と、支柱の下端から前方に
延設された底部腕22と、支柱の上端寄りから前方に延設
された載置腕23とを備える。これらは、側面図である第
3図では夫々1本づつが図示されているに止まるが、カ
ートの進行方向に向かって左右に一対設けられている。
カートの一対の底部腕22には、回転輪24が計4個設けら
れ、又、載置腕23には、位置決め用の案内部25が設けら
れている。この案内部25は、前記のダミーフォーマーの
フック15を受容し、ダミーフォーマーが前後に移動しな
いようにするもので、この実施例では、第2図に示すよ
うに左右に2個形成されているが、フック15の数と同じ
く4個にする等、適宜変更し得る。
左右一対の支柱21の上端間には、手押し用バー26が渡さ
れている。
又、カートの進行方向に向かって左の支柱21には、位置
決め杆27が設けられている。この位置決め杆27は、左の
支柱21おける、底部腕22と載置腕23との中間の位置か
ら、前方に向かって延設されている。
ここで、ダミーフォーマー1とカート4との関係を説明
しておくと、ダミーフォーマー1は前記フック15を、カ
ートの載置腕23上に乗せた状態で、カート4に支持さ
れ、移送される。この時前述のように、カートの案内部
25は、前記のダミーフォーマーのフック15を受容し、ダ
ミーフォーマーが前後に移動しないようにしている。
プレセット台 次に、プレセット台2について、第4図及び第5図に基
づき説明する。
このプレセット台2は、4本の脚により定置される基台
部31と、この基台部31に対して昇降可能に配位された昇
降板32とを備える。
まず、昇降板32の昇降手段について説明すると、基台部
31には、エアシリンダ32が取り付けられ、そのピストン
ロッド32の先端が、昇降板32に固定され、このピストン
ロッド34の伸縮により昇降板32が上下動する。そして、
この昇降板32を水平に上下動させるために、X状に組み
合わされた補助杆35、36が用いられている。一方の補助
杆35の上端は、昇降板32に回動可能に固定され、同下端
は、基台部31に対して、水平方向にスライド可能に取り
付けられている。他方の補助杆36の下端は、基台部31に
回動可能に固定され、同下端は、昇降板32に対して、水
平方向にスライド可能に取り付けられている。これによ
り、ピストンロッド34の伸縮により昇降板32が上下動す
る際、X状に組み合わされた補助杆35、36が、第4図の
2点鎖線にて示すように変形し、昇降板32が水平状態を
保ったまま上下動し得るようにしている。尚、第4図で
は1組の補助杆35、36のみを図示したが、2組の補助杆
35、36を設けて、左右にバランスをとるようにしておく
ことが望ましい。
この昇降板32上に、前記のダミーフォーマー1が載置さ
れることとなるが、この実施例では、ダミーフォーマー
1に衣服を着脱させやすいように、ダミーフォーマーを
回転し得るようにしている。詳しくは、昇降板32の中心
に軸37を立設し、この軸37の上端に回転軸受38を取り付
け、この回転軸受38に平面視8角形の回転板39を取り付
け、この回転板39の上面にダミーフォーマー1の基台11
を載置するようにしている。尚第4図、第5図において
は、衣服支持部12の図示を省略した。
尚、回転板39の回転は手動であり、回転板の外縁からハ
ンドル(図示せず)を立設しておくことにより、ハンド
ルを持って回転させるようにすることが望ましい。さら
に回転板の回転を一定位置にて停止させる構成を取るこ
とも好ましい。この構成は、第4図に示すように、回転
板39に小孔40を貫設し、この小孔40に嵌入する方向に付
勢されたストッパピン41を昇降板32に設け、このストッ
パピン41を、エアシリンダ(図示せず)により出没可能
としておく。そして、回転を行う際には、エアシリンダ
によりストッパピン41を下方に移動して小孔40から抜き
取る。回転中は、ストッパピン41を上方に付勢し、その
先端が回転板39の裏面に当接するようにし、回転板が1
回転した際には、ストッパピン41の先端が小孔40に嵌入
するようにして、回転を停止させる。
前記のように、ダミーフォーマー1の衣服支持部12に
は、下端の開放した筒状の風袋が被せられ、開放下端か
ら空気を導入することにより風袋を膨らませて、人体の
形状に近づけるようにしているが、衣服の着脱の際に
も、風袋を膨らませた状態にしておくことが好ましい。
そこで、この実施例では、基台部31に電動機42により回
転する設け、上方に風を送るようにしている。そして、
昇降板32及び回転板39の夫々の中央部に、風を通すため
の穴の形成しておき、この穴44を通して、風を、ダミー
フォーマーの筒状の基台11から風袋の開放下端に送るこ
とができるようにしている。尚、穴は、大きく開放した
穴としてもよく、又、ネットやパンチングメタルのよう
に多数の小孔が形成されたものとしてもよい。又、穴を
形成することにより昇降板32及び回転板39の強度が落ち
る等のおそれが有る場合には、適宜のリブを設ける等し
て対応すればよい。
次に、ダミーフォーマーは、前記のカート4によって移
送され、このプレセット台2に載置されるが、その際の
位置決めの手段について説明する。
まず、カート4は、第4図、第5図における左から右へ
(X方向へ)導入される。このとき、前記のカートの位
置決め杆27を案内する4個のローラ45が、基台部31に取
り付けられている。これにより、カート4は図中の上下
方向(Y方向)の導入位置が決まり、X方向に向けて導
入される。そして、導入の奥行き(X方向の位置)は、
カートの支柱21が基台部31の端面に当たる位置までとな
る。この当たりを確認するために、この実施例では、X
方向用のマイクロスイッチ46が基台部31の端面に取り付
けられている。又、カートの位置決め杆27の挿入を確認
するY方向用のマイクロスイッチ47が、基台部のローラ
45付近に取り付けられている。
プレセット台における操作手順 次に、プレセット台における操作手順を説明する。
1.まず、昇降板32を下方へ位置させた状態で、ダミーフ
ォーマー1を載置したカート4を導入する。
2.カート4の導入を、X方向用のマイクロスイッチ46が
検知し、この検知信号に基づきエアシリンダ33のピスト
ンロッド34が伸長して、昇降板32を上昇させる。
3.昇降板32の上昇により、ダミーフォーマー1のフック
15が、カート4の案内部25から外れる。これにより、ダ
ミーフォーマー1は、昇降板32(より正確には回転板3
9)の上面に載置された状態となり、カート4との縁が
切れる。
4.カート4を引き出す。これにより、カートの位置決め
杆27とY方向用のマイクロスイッチ47との接触が外れ、
同マイクロスイッチ47の信号により、エアシリンダ33の
ピストンロッド34が収縮して、昇降板32を下降させる。
5.昇降板32が下降した状態で、ダミーフォーマー1に装
着されている衣服を外し、新たな衣服を装着する。この
とき、ファン43をペダルスイッチ(図示せず)により作
動させ、風袋を膨らませるが、上記マイクロスイッチ47
の信号によりファン443を作動させるようにしてもよ
い。
6.新たな衣服を装着後、他のペダルスイッチ(図示せ
ず)により、エアシリンダ33のピストンロッド34を伸長
させ、昇降板32を上昇させる。
7.カート4を導入する。カート4の導入を、X方向用の
マイクロスイッチ46が検知し、この検知信号に基づきエ
アシリンダ33のピストンロッド34が収縮して、昇降板32
を下降させる。
尚、前記2.ではカート4の導入を、X方向用のマイクロ
スイッチ46が検知することにより昇降板32が上昇した
が、7.では逆の動きをなす。これは、上昇6.でペダルス
イッチ(図示せず)により、エアシリンダ33のピストン
ロッド34を伸長させ昇降板32を上昇させていることによ
り、作動条件が転換されていることによる。
8.昇降板32の下降により、ダミーフォーマー1のフック
15がカート4の案内部25に導かれ、載置腕23の所定位置
に載置される。この状態で、カート4を引き出し、整形
乾燥室3へ移動させる。
次に、第6図、第7図に基づき整形乾燥室について説明
する。
この整形乾燥室は、第1図に示すように、左右対称の2
室に分割されているが、第6図、第7図では右の整形乾
燥室についてのみ説明する。尚、整形乾燥室の個数は自
由であり、作業規模に応じて適宜変更し得る。
整形乾燥室3は、正面に開閉可能なドア(図示せず)を
有し、脚51により地上から浮かされている。整形乾燥室
3の底部は開放しており、その底部下方には、電動機に
より回転するファン52と、その上方に配位されたヒータ
53とが取り付けられている。整形乾燥室3の底部の室内
側には、昇降板54が設けられている。この昇降板の昇降
手段は、第8図、第9図に示すように、前記のプレセッ
ト台と同様であり、エアシリンダ55と、X状に組み合わ
された補助杆56、56とを採用している。そして、昇降板
54の中央部には、送風用の穴57が明けられている。
整形乾燥室3の天板には、空気の取り入れ穴58が形成さ
れ、その上部にはヒータ59が配位されている。又、整形
乾燥室3の天板には、空気の排出用のシロッコファン60
が形成されている。このシロッコファン59は、左右の整
形乾燥室に共用され、左右の整形乾燥室を区画する壁内
を空気導通用の縦孔61としている。この縦孔61の上端は
シロッコファン60に通じ、下端は開度調整可能な開口部
62を介して、整形乾燥室3の底部付近に通じているもの
である。
尚、図示は略するが、前記プレセット台と同様に、X方
向用のマイクロスイッチとY方向用のマイクロスイッチ
を設けて、カート4の位置決め等を行うようにしてい
る。又、ヒータ53、59に加えて或いは代えて、スチーム
の発生装置を設けるようにしてもよい。
整形乾燥室における操作手順 次に、整形乾燥室における操作手順について説明する。
1.まず、整形乾燥室3の扉を開け、昇降板54を下方へ位
置させた状態で、カート4を整形乾燥室内に導入する。
このカート4には、前記のプレセット台に新たな衣服を
装着したダミーフォーマー1が、載置されている。
2.カート4の導入を、X方向用のマイクロスイッチが検
知し、この検知信号に基づきエアシリンダ55のピストン
ロッドが伸長して、昇降板54を上昇させる。
3.昇降板54の上昇により、ダミーフォーマー1のフック
15が、カート4の案内部25から外れる。これにより、ダ
ミーフォーマー1は、昇降板54の上面に載置された状態
となって、カート4の縁が切れる。
4.カート4を引き出す。これにより、カートの位置決め
杆27とY方向用のマイクロスイッチとの接触が外れ、同
マイクロスイッチの信号により、エアシリンダ55のピス
トンロッドが収縮して、昇降板54を下降させる。
5.整形乾燥室3の扉を閉め、衣服の乾燥を行う。
詳しくは、底部のファン52及びヒータ53を作動させ、ダ
ミーフォーマー1の風袋を熱風(スチームの発生装置を
併用した際には熱風とスチーム)により膨らませて、衣
服の内部から、衣服を乾燥させる。これと同時に、シロ
ッコファン60及び天板のヒータ59を作動させる。これに
より、ヒータ59にて加熱された熱風が、天板の取り入れ
穴58を通って整形乾燥室内に導入され、整形乾燥室内を
熱風で満たし、開口部62から縦孔61を通ってシロッコフ
ァン60により整形乾燥室外へ排出される。
これらの作動は、ペダルスイッチ(図示せず)により行
われ、タイマーによりこれらの作動が自動的に終了す
る。勿論、タイマーを用いずにペダルスイッチにより作
動を終了してもよく、又タイマー以外の自動停止装置を
用いてもよい。
7.上記の乾燥工程が終了後、他のペダルスイッチ(図示
せず)により、エアシリンダ55のピストンロッドを伸長
させ、昇降板54を上昇させ、扉を開く。この扉を開く作
動は、ペダルスイッチにより昇降板54の上昇と共に自動
に行わせてもよく、或いは、手動で開けるようにしても
よい。
8.カート4を導入する。カート4の導入を、X方向用の
マイクロスイッチが検知し、この検知信号に基づきエア
シリンダ55のピストンロッドが収縮して、昇降板32を下
降させる。
尚、前記2.ではカート4の導入を、X方向用のマイクロ
スイッチが検知することにより昇降板54が上昇したが、
8.では逆の動きをなす。これは、上記7.でペダルスイッ
チ(図示せず)により、エアシリンダ55のピストンロッ
ドを伸長させ昇降板54を上昇させていることにより、作
動条件が転換されていることによる。
9.昇降板54の下降により、ダミーフォーマー1のフック
15がカート4の案内部25に導かれ、載置腕23の所定位置
で載置される。この状態で、カート4を引き出し、プレ
セット台へ移動させ、前記のプレセット台の作業手順を
繰り返す。
変更例 尚、上記の実施例では、整形乾燥室を2室、プレセット
台を1台、ダミーフォーマーを数個用いたが、これらの
数は適宜変更して、能率よく実施することができる。特
に、プレセット台を多数用意し、多種類のダミーフォー
マーを多数用意することにより、衣服の種類に応じて、
種々のダミーフォーマーを使い分けることができるもの
である。又、ダミーフォーマーの筒状の基台に、開度調
整可能な開閉装置(例えば、カメラの絞りの構造の如き
もの)を取り付けておけば、筒状の基台を通って風袋に
送られる風量を調整でき、衣服の種類に応じた最適な風
量で乾燥をなすことができる。移動手段として実施例で
はカートを用いたが、カート以外に、ベルトコンベア等
のダミーフォーマーを載置して移送し得る移動手段に変
更することもできる。又、複数種類のダミーフォーマー
を複数個用意するときには、使用していないダミーフォ
ーマー置いておく複数個の仮置き台を設けてもよい。こ
の仮置き台は、プレセット台と同様の構成にすることも
できるが、衣服の着脱を行わないため、ファンを設ける
必要はない。
〔発明の効果〕
本発明においては、整形乾燥室においてダミーフォーマ
ーにより支持された衣服を乾燥させている間に、プレセ
ット台において、他のダミーフォーマーから衣服を着脱
することができる。従って、ダミーフォーマーへの衣服
の着脱を広いスペースで行い得る。しかも、衣服の乾燥
中に次の衣服を他のダミーフォーマーに着脱することが
できるため、乾燥後はダミーフォーマーを整形乾燥室に
出し入れする時間を要するだけで、実質的に、衣服をダ
ミーフォーマーに着脱するためにのみ要する時間を無く
することができる。よって、本願の第1の発明は、極め
て能率的に多数の衣服の乾燥作業を行うことのできる、
整形乾燥方法を提供し得たものである。
又、本願の第2の発明においては、上記方法の実施を的
確に行うことができ、極めて能率的に多数の衣服の乾燥
作業を行うことのできる、整形乾燥装置を提供し得たも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例の立体整形乾燥装置の全体説明図、第
2図はダミーフォーマーを載置した状態のカートの平面
図、第3図はカートの側面図、第4図はプレセット台の
側面図、第5図は同平面図、第6図は整形乾燥室の正面
図、第7図は同側面図、第8図は整形乾燥室の昇降手段
の平面図、第9図は同側面図である。 1…ダミーフォーマー、2…プレセット台、3…整形乾
燥室、4…ダミーフォーマーを移動用のカート、11…基
台、12…衣服支持部、15…フック、23…載置腕、25…案
内部、27…位置決め杆、32…昇降板、45…ローラ、46…
X方向用のマイクロスイッチ、47…Y方向用のマイクロ
スイッチ、52…ファン、53、59…ヒータ、54…昇降板、
60…シロッコファン。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、この基台から上方に立設され
    た衣服支持部とを備え、基台の下面から導入した空気又
    は蒸気を衣服支持部に支持された衣服内から衣服外に通
    すようにしたダミーフォーマーを用意し、 ダミーフォーマーの基部に対する支持部を有し、こ
    の支持部にダミーフォーマーを載置して所望の位置に移
    動させる移動装置によってダミーフォーマーを移動さ
    せ、 ダミーフォーマーに対する受渡し手段によって、ダ
    ミーフォーマーを移動装置からプレセット台上に移し替
    え、次に、プレセット台に載置されたダミーフォーマー
    の衣服支持部に衣服を着せかけ、衣服を整形してセット
    した後、上記の受渡し手段によりダミーフォーマーを移
    動装置に載置させ、 衣服をセットしたダミーフォーマーを移動装置によ
    ってバッチ式の整形乾燥室に移動し、ダミーフォーマー
    に対する受渡し手段によって、ダミーフォーマーを移動
    装置から整形乾燥室内に載置し、次に、整形乾燥室内に
    て熱風及び必要に応じて蒸気をダミーフォーマーの基台
    の下面から導入し、衣服支持部に支持された衣服内から
    衣服外に通すことにより衣服を整形・乾燥した後、ダミ
    ーフォーマーに対する受渡し手段によって、ダミーフォ
    ーマーを移動装置に載置させ、プレセット台上に戻して
    衣服の着せ替えを行うようにした、 衣服の立体整形乾燥方法。
  2. 【請求項2】次の4つの部分より構成されてなる洗濯、
    脱液した衣服の立体整形乾燥装置。 基台と、この基台から上方に立設され、衣服を立体
    的に支持する衣服支持部とを備え、基台の下面から衣服
    支持部にかけて形成された空気又は蒸気の導通部を有す
    るダミーフォーマー。 ダミーフォーマーの基部に対する支持部を有し、ダ
    ミーフォーマーを載置して所望の位置に移動させる移動
    装置。 ダミーフォーマーを下方から支持して昇降すること
    により移動装置との間でダミーフォーマーの受渡しを行
    う受渡し手段を備えたプレセット台。 ダミーフォーマーを下方から支持して昇降すること
    により移動装置との間でダミーフォーマーの受渡しを行
    う受渡し手段を備えると共に、熱風及び必要に応じて蒸
    気をダミーフォーマーの基台の下面から導入し、衣服支
    持部に支持された衣服内から衣服外に通すことにより衣
    服を整形・乾燥させる手段を備えた整形乾燥室。
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