JPH07165600A - 抗ウイルス剤 - Google Patents
抗ウイルス剤Info
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- JPH07165600A JPH07165600A JP6216162A JP21616294A JPH07165600A JP H07165600 A JPH07165600 A JP H07165600A JP 6216162 A JP6216162 A JP 6216162A JP 21616294 A JP21616294 A JP 21616294A JP H07165600 A JPH07165600 A JP H07165600A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- antiviral agent
- euphorbia
- active ingredient
- extract
- Prior art date
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- Pending
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K36/00—Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
- A61K36/18—Magnoliophyta (angiosperms)
- A61K36/185—Magnoliopsida (dicotyledons)
- A61K36/47—Euphorbiaceae (Spurge family), e.g. Ricinus (castorbean)
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/12—Antivirals
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
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- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 後天性免疫不全症候群に代表されるウイルス
性疾患の発症予防あるいは治療に有用な抗ウイルス剤を
提供する。 【構成】 ユーホルビア・カンスイ(Euphorbia kansui
Liou) 抽出物、またはユーホルビア・カンスイより搾り
取った成分を有効成分とする抗ウイルス剤。
性疾患の発症予防あるいは治療に有用な抗ウイルス剤を
提供する。 【構成】 ユーホルビア・カンスイ(Euphorbia kansui
Liou) 抽出物、またはユーホルビア・カンスイより搾り
取った成分を有効成分とする抗ウイルス剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な抗ウイルス剤に関
する。本発明の抗ウイルス剤は、後天性免疫不全症候群
(AIDS、 Acquired immunodeficiency syndrome)な
どに代表されるウイルス性疾患の発症を予防または治療
することができる。
する。本発明の抗ウイルス剤は、後天性免疫不全症候群
(AIDS、 Acquired immunodeficiency syndrome)な
どに代表されるウイルス性疾患の発症を予防または治療
することができる。
【0002】
【従来の技術】ユーホルビア・カンスイ(Euphorbia ka
nsui Liou )は中国の陜西、河南、小西、甘粛、河北各
省に自生、ときに栽培される肉質の多年生植物である。
ユーホルビア・カンスイの根部は、イオウで燻して日干
しにする工程を加えた後、生薬である甘遂(Euphorbia
kansui radix)となる。甘遂は峻下、利尿薬として中国
で用いられる。甘遂が含有する化合物としてカンスイニ
ンA、カンスイニンB、2,4−デカジエノイル−20
−アセチルインゲノール、13−オキシインゲノール−
13−ドデカノエート−20−ヘキサノエートなどのジ
テルペン類、チカロール、α−オイフォール、α−オイ
フオルボールなどのトリテルペン類、タンニンなどが知
られている(原色牧野和漢薬草大図鑑、北隆館、三橋博
著)。
nsui Liou )は中国の陜西、河南、小西、甘粛、河北各
省に自生、ときに栽培される肉質の多年生植物である。
ユーホルビア・カンスイの根部は、イオウで燻して日干
しにする工程を加えた後、生薬である甘遂(Euphorbia
kansui radix)となる。甘遂は峻下、利尿薬として中国
で用いられる。甘遂が含有する化合物としてカンスイニ
ンA、カンスイニンB、2,4−デカジエノイル−20
−アセチルインゲノール、13−オキシインゲノール−
13−ドデカノエート−20−ヘキサノエートなどのジ
テルペン類、チカロール、α−オイフォール、α−オイ
フオルボールなどのトリテルペン類、タンニンなどが知
られている(原色牧野和漢薬草大図鑑、北隆館、三橋博
著)。
【0003】なお、本発明者らの一部は、先に例示した
化合物とそれらの誘導体を、甘遂から単離し、構造決定
して報告している。また、甘遂から単離構造決定した化
合物より誘導した化合物の構造についても報告している
(ピュア・アンド・アプライド・ケミストリー(Pure a
nd Applied Chemistry),41(1−2),175−9
9(1975);テトラヘドロン・レターズ(Tetrahed
ron Letters ),1697−700(1975);同
誌,2527(1974);同誌,3673−3676
(1971))。
化合物とそれらの誘導体を、甘遂から単離し、構造決定
して報告している。また、甘遂から単離構造決定した化
合物より誘導した化合物の構造についても報告している
(ピュア・アンド・アプライド・ケミストリー(Pure a
nd Applied Chemistry),41(1−2),175−9
9(1975);テトラヘドロン・レターズ(Tetrahed
ron Letters ),1697−700(1975);同
誌,2527(1974);同誌,3673−3676
(1971))。
【0004】一方、抗ウイルス剤として、既にアシクロ
ビル(抗ヘルペス剤)、アマンタジン(抗インフルエン
ザ剤)、アジドチミジン(抗ヒト免疫不全ウイルス(H
IV、Human immunodeficiency virus)剤)などが知ら
れている。
ビル(抗ヘルペス剤)、アマンタジン(抗インフルエン
ザ剤)、アジドチミジン(抗ヒト免疫不全ウイルス(H
IV、Human immunodeficiency virus)剤)などが知ら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在、ウイルス性疾患
に対して満足のいく治療薬はなく、新たな抗ウイルス剤
の開発が望まれており、特に抗HIV作用をもつ薬剤の
開発が急務となっている。
に対して満足のいく治療薬はなく、新たな抗ウイルス剤
の開発が望まれており、特に抗HIV作用をもつ薬剤の
開発が急務となっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に関し鋭意検討を重ねた結果、ユーホルビア・カンスイ
の含有する成分および甘遂の含有する成分が優れた抗ウ
イルス活性を持つ事を見い出し、本発明を完成した。
に関し鋭意検討を重ねた結果、ユーホルビア・カンスイ
の含有する成分および甘遂の含有する成分が優れた抗ウ
イルス活性を持つ事を見い出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち本発明の特徴は上記各請求項に記
載した発明、特に以下の抗ウイルス剤にある。
載した発明、特に以下の抗ウイルス剤にある。
【0008】すなわち、ユーホルビア・カンスイ(Euph
orbia kansui Liou )抽出物、またはユーホルビア・カ
ンスイより搾り取った成分を有効成分とする請求項1に
記載した抗ウイルス剤。
orbia kansui Liou )抽出物、またはユーホルビア・カ
ンスイより搾り取った成分を有効成分とする請求項1に
記載した抗ウイルス剤。
【0009】甘遂(Euphorbia kansui radix)抽出物を
有効成分とする請求項2に記載した抗ウイルス剤。
有効成分とする請求項2に記載した抗ウイルス剤。
【0010】上記ユーホルビア・カンスイまたは上記甘
遂由来のテルペン類より誘導されたテルペン類縁体を有
効成分とする請求項7に記載した抗ウイルス剤。
遂由来のテルペン類より誘導されたテルペン類縁体を有
効成分とする請求項7に記載した抗ウイルス剤。
【0011】一般式[I]
【0012】
【化3】
【0013】[式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,
R6 ,R7 は同一または相異なって水素原子、炭素数1
〜20のアシル基、置換もしくは無置換のベンゾイル
基、炭素数1〜5の低級アルキル基を示し、Xはカルボ
ニル基を示すか、または−CH(OH)−基を示す。]
で表されるジテルペン誘導体を有効成分とする請求項8
に記載した抗ウイルス剤。
R6 ,R7 は同一または相異なって水素原子、炭素数1
〜20のアシル基、置換もしくは無置換のベンゾイル
基、炭素数1〜5の低級アルキル基を示し、Xはカルボ
ニル基を示すか、または−CH(OH)−基を示す。]
で表されるジテルペン誘導体を有効成分とする請求項8
に記載した抗ウイルス剤。
【0014】一般式[II]
【0015】
【化4】
【0016】[式中、R8 ,R9 ,R10,R11,R12は
同一または相異なって水素原子、水酸基、炭素数1〜2
0のアシルオキシ基、置換もしくは無置換のベンゾイル
オキシ基、炭素数1〜5の低級アルコキシ基、トリチル
オキシ基、またはOCONY1Y2基を示す。OCON
Y1Y2基においてY1,Y2は同一または相異なって
水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基を示す。]で
表されるジテルペン誘導体を有効成分とする請求項9に
記載した抗ウイルス剤。
同一または相異なって水素原子、水酸基、炭素数1〜2
0のアシルオキシ基、置換もしくは無置換のベンゾイル
オキシ基、炭素数1〜5の低級アルコキシ基、トリチル
オキシ基、またはOCONY1Y2基を示す。OCON
Y1Y2基においてY1,Y2は同一または相異なって
水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基を示す。]で
表されるジテルペン誘導体を有効成分とする請求項9に
記載した抗ウイルス剤。
【0017】以下、本発明を具体的に説明する。
【0018】本発明では、ユーホルビア・カンスイが含
有する成分の全部または一部を、抽出または搾り取り、
抗ウイルス剤として用いる。抽出または搾り取る方法に
ついては、含有される成分が変性しない限り特に限定さ
れない。
有する成分の全部または一部を、抽出または搾り取り、
抗ウイルス剤として用いる。抽出または搾り取る方法に
ついては、含有される成分が変性しない限り特に限定さ
れない。
【0019】例えば、本発明に用いられるユーホルビア
・カンスイ水抽出物は、ユーホルビア・カンスイ1重量
部に対し、冷水、温水あるいは熱湯1〜20重量部を使
用し、数時間〜数日間、5〜100℃で抽出を行って得
られる抽出物である。本発明によるユーホルビア・カン
スイ有機溶剤抽出物は、ユーホルビア・カンスイ1重量
部に対し、有機溶剤1〜20重量部を使用し、数時間〜
数日間、5〜100℃で抽出を行って得られる抽出物で
ある。
・カンスイ水抽出物は、ユーホルビア・カンスイ1重量
部に対し、冷水、温水あるいは熱湯1〜20重量部を使
用し、数時間〜数日間、5〜100℃で抽出を行って得
られる抽出物である。本発明によるユーホルビア・カン
スイ有機溶剤抽出物は、ユーホルビア・カンスイ1重量
部に対し、有機溶剤1〜20重量部を使用し、数時間〜
数日間、5〜100℃で抽出を行って得られる抽出物で
ある。
【0020】有機溶剤としては、例えばメタノール、エ
タノール、プロパノールなどのアルコール類、ヘキサ
ン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルなどの脂肪族
炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチレングリ
コールジメチルエーテルなどのエーテル類、アセトン、
メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン
類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、
クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどのハロゲン化炭
化水素、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、ア
セトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシドなどをあげることができる。中でも、アルコール
類が好ましい。また本発明によるユーホルビア・カンス
イより搾り取った成分とは、ユーホルビア・カンスイを
細断または圧縮することによって得られる成分である。
タノール、プロパノールなどのアルコール類、ヘキサ
ン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルなどの脂肪族
炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチレングリ
コールジメチルエーテルなどのエーテル類、アセトン、
メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン
類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、
クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどのハロゲン化炭
化水素、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、ア
セトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシドなどをあげることができる。中でも、アルコール
類が好ましい。また本発明によるユーホルビア・カンス
イより搾り取った成分とは、ユーホルビア・カンスイを
細断または圧縮することによって得られる成分である。
【0021】以上の操作によって得られた水抽出物、有
機溶剤抽出物、または搾り取った成分は、抗ウイルス剤
としてそのまま用いるか、水分や溶剤を減圧溜去し濃縮
して用いるか、またはこれらを凍結乾燥もしくは噴霧乾
燥などの乾燥手段を施して粉末として用いることができ
る。
機溶剤抽出物、または搾り取った成分は、抗ウイルス剤
としてそのまま用いるか、水分や溶剤を減圧溜去し濃縮
して用いるか、またはこれらを凍結乾燥もしくは噴霧乾
燥などの乾燥手段を施して粉末として用いることができ
る。
【0022】また本発明では甘遂の含有する成分の全部
または一部を抽出して、抗ウイルス剤として用いる。本
発明に用いられる甘遂の水抽出物は、甘遂1重量部に対
し、冷水、温水あるいは熱湯1〜20重量部を使用し、
数時間〜数日間、5〜100℃で抽出を行って得られる
抽出物である。本発明による甘遂有機溶剤抽出物は、甘
遂1重量部に対し、有機溶剤1〜20重量部を使用し、
数時間〜数日間、5〜100℃で抽出を行って得られる
抽出物である。
または一部を抽出して、抗ウイルス剤として用いる。本
発明に用いられる甘遂の水抽出物は、甘遂1重量部に対
し、冷水、温水あるいは熱湯1〜20重量部を使用し、
数時間〜数日間、5〜100℃で抽出を行って得られる
抽出物である。本発明による甘遂有機溶剤抽出物は、甘
遂1重量部に対し、有機溶剤1〜20重量部を使用し、
数時間〜数日間、5〜100℃で抽出を行って得られる
抽出物である。
【0023】有機溶剤としては、例えばメタノール、エ
タノール、プロパノールなどのアルコール類、ヘキサ
ン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルなどの脂肪族
炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチレングリ
コールジメチルエーテルなどのエーテル類、アセトン、
メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン
類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、
クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどのハロゲン化炭
化水素、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、ア
セトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシドなどをあげることができる。中でも、アルコール
類が好ましい。以上の操作によって得られた水抽出物お
よび有機溶剤抽出物は、抗ウイルス剤としてそのまま用
いるか、水分や溶剤を減圧溜去し濃縮して用いるか、ま
たは、これらを凍結乾燥もしくは噴霧乾燥などの乾燥手
段を施して粉末として用いることができる。
タノール、プロパノールなどのアルコール類、ヘキサ
ン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルなどの脂肪族
炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチレングリ
コールジメチルエーテルなどのエーテル類、アセトン、
メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン
類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、
クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどのハロゲン化炭
化水素、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、ア
セトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシドなどをあげることができる。中でも、アルコール
類が好ましい。以上の操作によって得られた水抽出物お
よび有機溶剤抽出物は、抗ウイルス剤としてそのまま用
いるか、水分や溶剤を減圧溜去し濃縮して用いるか、ま
たは、これらを凍結乾燥もしくは噴霧乾燥などの乾燥手
段を施して粉末として用いることができる。
【0024】本発明では、ユーホルビア・カンスイまた
は甘遂の、抽出物または搾り取った物に含まれる抗ウイ
ルス活性成分を精製して用いることができる。精製手段
としては、液々分配、カラム・クロマトグラフィー、薄
層クロマトグラフィー、再結晶を例示することができ
る。液々分配としては、混合物をメタノール−ヘキサン
2層中で分配してヘキサン層を取り出し、残ったメタノ
ールへ水と酢酸エチルを加えて分配し、酢酸エチル層と
水−メタノール層を取り出す方法を例示することができ
る。
は甘遂の、抽出物または搾り取った物に含まれる抗ウイ
ルス活性成分を精製して用いることができる。精製手段
としては、液々分配、カラム・クロマトグラフィー、薄
層クロマトグラフィー、再結晶を例示することができ
る。液々分配としては、混合物をメタノール−ヘキサン
2層中で分配してヘキサン層を取り出し、残ったメタノ
ールへ水と酢酸エチルを加えて分配し、酢酸エチル層と
水−メタノール層を取り出す方法を例示することができ
る。
【0025】カラム・クロマトグラフィーとしては、担
体として、シリカゲル、アルミナ、フロリジル、または
活性炭などの吸着型の担体、プロピルアミノ基、γ−シ
アノプロピル基、アクリルアミド基、もしくはプロピル
アルコールなどによって修飾された化学修飾シリカゲ
ル、またはセライトなどの順相分配型の担体、ジメチル
シリル基、n−オクチルジメチルシリル基、またはn−
オクタデシルジメチルシリル基などによって修飾された
化学修飾シリカゲルなどの逆相分配型の担体、セファデ
ックス(Sephadex)などの分子ふるい用担体、セルロー
スなどを用いることができる。
体として、シリカゲル、アルミナ、フロリジル、または
活性炭などの吸着型の担体、プロピルアミノ基、γ−シ
アノプロピル基、アクリルアミド基、もしくはプロピル
アルコールなどによって修飾された化学修飾シリカゲ
ル、またはセライトなどの順相分配型の担体、ジメチル
シリル基、n−オクチルジメチルシリル基、またはn−
オクタデシルジメチルシリル基などによって修飾された
化学修飾シリカゲルなどの逆相分配型の担体、セファデ
ックス(Sephadex)などの分子ふるい用担体、セルロー
スなどを用いることができる。
【0026】また、展開溶媒としては、メタノール、エ
タノール、またはプロパノールなどのアルコール類、ヘ
キサンまたは、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素、ベンゼ
ン、またはトルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、または
テトラヒドロフランなどのエーテル類、アセトン、メチ
ルエチルケトン、またはシクロヘキサノンなどのケトン
類、ジクロロメタン、クロロホルム、またはジクロロエ
タンなどのハロゲン化炭化水素、酢酸エチル、または酢
酸ブチルなどのエステル類、アセトニトリル、または水
などを用いることができる。これら展開溶媒は、単独で
用いる、任意の比率で混合する、または任意の比率から
任意の比率までのグラジエント行う、などの方法で用い
ることができる。装置としては、オープン・カラム・ク
ロマトグラフィー、フラッシュ・カラム・クロマトグラ
フィー、HPLCを用いることができる。具体例として
は、表1にあげる精製手段を例示することができる。
タノール、またはプロパノールなどのアルコール類、ヘ
キサンまたは、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素、ベンゼ
ン、またはトルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、または
テトラヒドロフランなどのエーテル類、アセトン、メチ
ルエチルケトン、またはシクロヘキサノンなどのケトン
類、ジクロロメタン、クロロホルム、またはジクロロエ
タンなどのハロゲン化炭化水素、酢酸エチル、または酢
酸ブチルなどのエステル類、アセトニトリル、または水
などを用いることができる。これら展開溶媒は、単独で
用いる、任意の比率で混合する、または任意の比率から
任意の比率までのグラジエント行う、などの方法で用い
ることができる。装置としては、オープン・カラム・ク
ロマトグラフィー、フラッシュ・カラム・クロマトグラ
フィー、HPLCを用いることができる。具体例として
は、表1にあげる精製手段を例示することができる。
【0027】薄層クロマトグラフィーとしては、担体と
して、シリカゲル、またはアルミナなどの吸着型の担
体、プロピルアミノ基、またはγ−シアノプロピル基な
どによって修飾された化学修飾シリカゲルなどの順相分
配型の担体、ジメチルシリル基、n−オクチルジメチル
シリル基、またはn−オクタデシルジメチルシリル基な
どによって修飾された化学修飾シリカゲルなどの逆相分
配型の担体、セルロース、セライト、またはポリアミド
などを用いることができる。
して、シリカゲル、またはアルミナなどの吸着型の担
体、プロピルアミノ基、またはγ−シアノプロピル基な
どによって修飾された化学修飾シリカゲルなどの順相分
配型の担体、ジメチルシリル基、n−オクチルジメチル
シリル基、またはn−オクタデシルジメチルシリル基な
どによって修飾された化学修飾シリカゲルなどの逆相分
配型の担体、セルロース、セライト、またはポリアミド
などを用いることができる。
【0028】展開溶媒としては、メタノール、エタノー
ル、またはプロパノールなどのアルコール類、ヘキサ
ン、またはヘプタン、などの脂肪族炭化水素、ベンゼ
ン、またはトルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、または
テトラヒドロフランなどのエーテル類、アセトン、メチ
ルエチルケトン、またはシクロヘキサノンなどのケトン
類、ジクロロメタン、クロロホルム、またはジクロロエ
タンなどのハロゲン化炭化水素、酢酸エチル、または酢
酸ブチルなどのエステル類、アセトニトリル、または水
などを、単独あるいは任意の比率で混合して用いること
ができる。具体例としては、シリカゲル薄層プレートを
用い、展開溶媒としてヘキサン−酢酸エチル系またはメ
タノール−クロロホルム系を用いる方法をあげることが
できる。
ル、またはプロパノールなどのアルコール類、ヘキサ
ン、またはヘプタン、などの脂肪族炭化水素、ベンゼ
ン、またはトルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、または
テトラヒドロフランなどのエーテル類、アセトン、メチ
ルエチルケトン、またはシクロヘキサノンなどのケトン
類、ジクロロメタン、クロロホルム、またはジクロロエ
タンなどのハロゲン化炭化水素、酢酸エチル、または酢
酸ブチルなどのエステル類、アセトニトリル、または水
などを、単独あるいは任意の比率で混合して用いること
ができる。具体例としては、シリカゲル薄層プレートを
用い、展開溶媒としてヘキサン−酢酸エチル系またはメ
タノール−クロロホルム系を用いる方法をあげることが
できる。
【0029】再結晶については、溶媒としてエーテル−
石油エーテル系、メタノール、クロロホルム−ヘキサン
系などを用いる場合を例示することができる。
石油エーテル系、メタノール、クロロホルム−ヘキサン
系などを用いる場合を例示することができる。
【0030】これら精製手段は、単独またはいくつか組
み合わせて用いることにより、活性成分をより精製する
ことができる。
み合わせて用いることにより、活性成分をより精製する
ことができる。
【0031】
【表1】
【0032】本発明において抗ウイルス剤の活性成分と
しては、例えばテルペン類および、テルペン類より誘導
されるテルペン類縁体をあげることができる。これらは
ユーホルビア・カンスイまたは甘遂に由来するものばか
りでなく、他の動植物等、広く天然に由来するものまた
は合成されたものであってもよい。テルペン類およびテ
ルペン類縁体としては、例えばモノテルペン類、セスキ
テルペン類、カンスイニンA、ジヒドロカンスイニン
A、インゲノールトリアセテート、または13−オキシ
インゲノールトリアセテートなどのジテルペン類、セス
タテルペン類、トリテルペン類、ポリテルペン類などを
あげることができる。具体的には下記一般式[I]、
[II]で表されるジテルペン類などをあげることができ
る。
しては、例えばテルペン類および、テルペン類より誘導
されるテルペン類縁体をあげることができる。これらは
ユーホルビア・カンスイまたは甘遂に由来するものばか
りでなく、他の動植物等、広く天然に由来するものまた
は合成されたものであってもよい。テルペン類およびテ
ルペン類縁体としては、例えばモノテルペン類、セスキ
テルペン類、カンスイニンA、ジヒドロカンスイニン
A、インゲノールトリアセテート、または13−オキシ
インゲノールトリアセテートなどのジテルペン類、セス
タテルペン類、トリテルペン類、ポリテルペン類などを
あげることができる。具体的には下記一般式[I]、
[II]で表されるジテルペン類などをあげることができ
る。
【0033】すなわち、一般式[I]
【0034】
【化5】
【0035】[式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,
R6 ,R7 は同一または相異なって水素原子、炭素数1
〜20のアシル基、置換もしくは無置換のベンゾイル
基、炭素数1〜5の低級アルキル基を示し、Xはカルボ
ニル基を示すか、または−CH(OH)−基を示す。]
で表されるジテルペン誘導体、及び、一般式[II]
R6 ,R7 は同一または相異なって水素原子、炭素数1
〜20のアシル基、置換もしくは無置換のベンゾイル
基、炭素数1〜5の低級アルキル基を示し、Xはカルボ
ニル基を示すか、または−CH(OH)−基を示す。]
で表されるジテルペン誘導体、及び、一般式[II]
【0036】
【化6】
【0037】[式中、R8 ,R9 ,R10,R11,R12は
同一または相異なって水素原子、水酸基、炭素数1〜2
0のアシルオキシ基、置換もしくは無置換のベンゾイル
オキシ基、炭素数1〜5の低級アルコキシ基、トリチル
オキシ基、またはOCONY1Y2基を示す。OCON
Y1Y2基においてY1,Y2は同一または相異なって
水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基を示す。]で
表されるジテルペン誘導体である。
同一または相異なって水素原子、水酸基、炭素数1〜2
0のアシルオキシ基、置換もしくは無置換のベンゾイル
オキシ基、炭素数1〜5の低級アルコキシ基、トリチル
オキシ基、またはOCONY1Y2基を示す。OCON
Y1Y2基においてY1,Y2は同一または相異なって
水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基を示す。]で
表されるジテルペン誘導体である。
【0038】上記一般式[I]において炭素数1〜20
のアシル基としては、例えばホルミル基、アセチル基、
プロパノイル基、ブタノイル基、ペンタノイル基、ヘキ
サノイル基、ピバリル基、2,3−ジメチルブタノイル
基、2,4−オクタジエノイル基、2,4−デカジエノ
イル基、2,4−ウンデカジエノイル基、ドデカノイル
基、2,4,6,8,10−テトラデカペンタエノイル
基などをあげることができ、置換もしくは無置換のベン
ゾイル基としては、例えばベンゾイル基、p−クロロベ
ンゾイル基、p−メチルベンゾイル基などをあげること
ができ、炭素数1〜5のアルキル基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基をあげるこ
とができる。
のアシル基としては、例えばホルミル基、アセチル基、
プロパノイル基、ブタノイル基、ペンタノイル基、ヘキ
サノイル基、ピバリル基、2,3−ジメチルブタノイル
基、2,4−オクタジエノイル基、2,4−デカジエノ
イル基、2,4−ウンデカジエノイル基、ドデカノイル
基、2,4,6,8,10−テトラデカペンタエノイル
基などをあげることができ、置換もしくは無置換のベン
ゾイル基としては、例えばベンゾイル基、p−クロロベ
ンゾイル基、p−メチルベンゾイル基などをあげること
ができ、炭素数1〜5のアルキル基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基をあげるこ
とができる。
【0039】一般式[I]で表される化合物は複数の不
斉炭素を持ち、従って多くの立体異性体が存在する。本
発明の抗ウイルス剤には、これらの立体異性体全てを用
いることができる。一般式[I]で表される化合物の具
体例として、下記式[Ia」で表されるカンスイニンA
(化合物番号1)と下記式[Ib]で表されるジヒドロ
カンスイニンA(化合物番号2)をあげることができ
る。カンスイニンAの単離精製手順とジヒドロカンスイ
ニンAの合成法は、ピュア・アンド・アプライド・ケミ
ストリー(Pure and Applied Chemistry),41(1−
2),175−99(1975)に記載されている。
斉炭素を持ち、従って多くの立体異性体が存在する。本
発明の抗ウイルス剤には、これらの立体異性体全てを用
いることができる。一般式[I]で表される化合物の具
体例として、下記式[Ia」で表されるカンスイニンA
(化合物番号1)と下記式[Ib]で表されるジヒドロ
カンスイニンA(化合物番号2)をあげることができ
る。カンスイニンAの単離精製手順とジヒドロカンスイ
ニンAの合成法は、ピュア・アンド・アプライド・ケミ
ストリー(Pure and Applied Chemistry),41(1−
2),175−99(1975)に記載されている。
【0040】
【化7】
【0041】
【化8】
【0042】また、上記一般式[II]において炭素数1
〜20のアシルオキシ基としては、例えばホルミルオキ
シ基、アセトキシ基、プロパノイルオキシ基、ブタノイ
ルオキシ基、ペンタノイルオキシ基、ヘキサノイルオキ
シ基、ピバリルオキシ基、2,3−ジメチルブタノイル
オキシ基、2,4−オクタジエノイルオキシ基、2,4
−デカジエノイルオキシ基、2,4−ウンデカジエノイ
ルオキシ基、ドデカノイルオキシ基、2,4,6,8,
10−テトラデカペンタエノイルオキシ基などをあげる
ことができ、置換もしくは無置換のベンゾイルオキシ基
としては、例えばベンゾイルオキシ基、p−クロロベン
ゾイルオキシ基、p−メチルベンゾイルオキシ基などを
あげることができ、炭素数1〜5のアルコキシ基として
は、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イ
ソプロポキシ基などをあげることができ、OCONY1
Y2基において、炭素数1〜5の低級アルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基
をあげることができる。
〜20のアシルオキシ基としては、例えばホルミルオキ
シ基、アセトキシ基、プロパノイルオキシ基、ブタノイ
ルオキシ基、ペンタノイルオキシ基、ヘキサノイルオキ
シ基、ピバリルオキシ基、2,3−ジメチルブタノイル
オキシ基、2,4−オクタジエノイルオキシ基、2,4
−デカジエノイルオキシ基、2,4−ウンデカジエノイ
ルオキシ基、ドデカノイルオキシ基、2,4,6,8,
10−テトラデカペンタエノイルオキシ基などをあげる
ことができ、置換もしくは無置換のベンゾイルオキシ基
としては、例えばベンゾイルオキシ基、p−クロロベン
ゾイルオキシ基、p−メチルベンゾイルオキシ基などを
あげることができ、炭素数1〜5のアルコキシ基として
は、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イ
ソプロポキシ基などをあげることができ、OCONY1
Y2基において、炭素数1〜5の低級アルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基
をあげることができる。
【0043】一般式[II]は複数の不斉炭素を持ち、従
って多くの立体異性体が存在する。本発明の抗ウイルス
剤には、これらの立体異性体全てを用いることができ
る。一般式[II]で表される本発明化合物の立体配置の
具体例として、下記式[IIa」で表されるインゲノール
類をあげることができる。本発明化合物のうち、式[II
a ]で表されるインゲノール類の具体例として、表2に
示す化合物をあげることができる。
って多くの立体異性体が存在する。本発明の抗ウイルス
剤には、これらの立体異性体全てを用いることができ
る。一般式[II]で表される本発明化合物の立体配置の
具体例として、下記式[IIa」で表されるインゲノール
類をあげることができる。本発明化合物のうち、式[II
a ]で表されるインゲノール類の具体例として、表2に
示す化合物をあげることができる。
【0044】
【化9】
【0045】[式中、R8 ,R9 ,R10,R11,R12は
先に示した意味と同じ意味を示す。]
先に示した意味と同じ意味を示す。]
【0046】
【表2】
【0047】表2に示した化合物は以下の方法で入手ま
たは調製できる。化合物番号3の化合物は、甘遂の抽出
物の粗分画画分を加水分解し、さらに精製することによ
っても得られるが、バーゼル社より市販されている。化
合物番号4〜6の化合物は化合物番号3の化合物より誘
導することができる(ツァイトシェリフト・フュア・ナ
チュールフォルシュング(Zeitschrift fuer Naturfors
chung ),36b,878(1981);同誌,37
b,748(1982))。また、化合物番号5の化合
物はバーゼル社より市販されている。
たは調製できる。化合物番号3の化合物は、甘遂の抽出
物の粗分画画分を加水分解し、さらに精製することによ
っても得られるが、バーゼル社より市販されている。化
合物番号4〜6の化合物は化合物番号3の化合物より誘
導することができる(ツァイトシェリフト・フュア・ナ
チュールフォルシュング(Zeitschrift fuer Naturfors
chung ),36b,878(1981);同誌,37
b,748(1982))。また、化合物番号5の化合
物はバーゼル社より市販されている。
【0048】化合物番号7の化合物は、甘遂の抽出物の
粗分画画分を加水分解し、さらに精製することによって
得られる。また、甘遂の抽出物より単離した化合物番号
10の化合物を加水分解することによっても得られる
(テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Letters
),2529(1974))。
粗分画画分を加水分解し、さらに精製することによって
得られる。また、甘遂の抽出物より単離した化合物番号
10の化合物を加水分解することによっても得られる
(テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Letters
),2529(1974))。
【0049】化合物番号8,9の化合物は化合物番号
4,5と同様の方法で化合物番号7の化合物より誘導で
きる。化合物番号11の化合物は甘遂抽出物よりの単離
が報告されている(プランタ・メディカ(Planta Medic
a ),58(3),255−8(1992))。
4,5と同様の方法で化合物番号7の化合物より誘導で
きる。化合物番号11の化合物は甘遂抽出物よりの単離
が報告されている(プランタ・メディカ(Planta Medic
a ),58(3),255−8(1992))。
【0050】一般式[II]で表される化合物は、多くの
植物が含有する。一般式[II]で表される本発明化合物
を含有する植物として、トウダイグサ科(Euphorbiacea
e )の植物などをあげることができる。トウダイグサ科
の植物としては、ユーホルビア・カンスイ(Euphorbia
kansui Liou )のほか、ホルトソウ(Euphorbia lathyr
is L. )、ハナキリン(Euphorbia Millii)などをあげ
ることができる。
植物が含有する。一般式[II]で表される本発明化合物
を含有する植物として、トウダイグサ科(Euphorbiacea
e )の植物などをあげることができる。トウダイグサ科
の植物としては、ユーホルビア・カンスイ(Euphorbia
kansui Liou )のほか、ホルトソウ(Euphorbia lathyr
is L. )、ハナキリン(Euphorbia Millii)などをあげ
ることができる。
【0051】ユーホルビア・カンスイおよび甘遂の含有
する成分は、有用な薬理学的性質、特に抗ウイルス作用
を有しており、これらの成分を含有する医薬組成物は、
ウイルスに感染したまたは感染する恐れのある人間の、
予防的または治療的処置に有用である。
する成分は、有用な薬理学的性質、特に抗ウイルス作用
を有しており、これらの成分を含有する医薬組成物は、
ウイルスに感染したまたは感染する恐れのある人間の、
予防的または治療的処置に有用である。
【0052】ウイルスとしては例えば、DNA型ウイル
スでは、ヘルペスウイルス科(Herpesviridae) の単純ヘ
ルペスウイルス1型(Herpes simplex virus type1)、単
純ヘルペスウイルス2型(Herpes simplex virus type
2)、ヒトサイトメガロウイルス(Human cytomegaloviru
s) 、エプスタイン−バールウイルス(Epstein-Barr vir
us)、水痘帯状疱疹ウイルス(Varicella zoster viru
s)、ヘルペスウイルス6型(Human herpes virus6)、ア
デノウイルス科(Adenoviridae)のヒトアデノウイルス(H
uman adenovirus)、ヘパドナウイルス科(Hepadnavirida
e)のB型肝炎ウイルス(Hepatitis B virus) 、パポーバ
ウイルス科(Papovaviridae) のヒトパピローマウイルス
(Human papilloma virus) などがあげられる。
スでは、ヘルペスウイルス科(Herpesviridae) の単純ヘ
ルペスウイルス1型(Herpes simplex virus type1)、単
純ヘルペスウイルス2型(Herpes simplex virus type
2)、ヒトサイトメガロウイルス(Human cytomegaloviru
s) 、エプスタイン−バールウイルス(Epstein-Barr vir
us)、水痘帯状疱疹ウイルス(Varicella zoster viru
s)、ヘルペスウイルス6型(Human herpes virus6)、ア
デノウイルス科(Adenoviridae)のヒトアデノウイルス(H
uman adenovirus)、ヘパドナウイルス科(Hepadnavirida
e)のB型肝炎ウイルス(Hepatitis B virus) 、パポーバ
ウイルス科(Papovaviridae) のヒトパピローマウイルス
(Human papilloma virus) などがあげられる。
【0053】またRNA型ウイルスでは、トガウイルス
科(Togaviridae) の風疹ウイルス(Rubella virus) 、日
本脳炎ウイルス(Japanese encephalitis virus) 、C型
肝炎ウイルス(Hepatitis C virus) 、パラミクソスウイ
ルス科(Paramyxoviridae) のはしかウイルス(Measles v
irus) 、RSウイルス(Respiratory syncytial virus)
、おたふくかぜウイルス(Humps virus) 、オルソミク
ソウイルス科(Orthomyxoviridae)のインフルエンザウイ
ルス(Influenza virus) 、ラブドウイルス(Rhabdovirid
ae) の狂犬病ウイルス(Rabies virus)、レトロウイルス
科(Retroviridae)のT細胞白血病ウイルス(Human T-lym
photropic virus)、ヒト免疫不全ウイルス(Human immun
odeficiency virus)、ピコルナウイルス科(Picornaviri
dae)のヒトポリオウイルス(Human polio virus) 、A型
肝炎ウイルス(Hepatitis A virus)などをあげることが
できる。
科(Togaviridae) の風疹ウイルス(Rubella virus) 、日
本脳炎ウイルス(Japanese encephalitis virus) 、C型
肝炎ウイルス(Hepatitis C virus) 、パラミクソスウイ
ルス科(Paramyxoviridae) のはしかウイルス(Measles v
irus) 、RSウイルス(Respiratory syncytial virus)
、おたふくかぜウイルス(Humps virus) 、オルソミク
ソウイルス科(Orthomyxoviridae)のインフルエンザウイ
ルス(Influenza virus) 、ラブドウイルス(Rhabdovirid
ae) の狂犬病ウイルス(Rabies virus)、レトロウイルス
科(Retroviridae)のT細胞白血病ウイルス(Human T-lym
photropic virus)、ヒト免疫不全ウイルス(Human immun
odeficiency virus)、ピコルナウイルス科(Picornaviri
dae)のヒトポリオウイルス(Human polio virus) 、A型
肝炎ウイルス(Hepatitis A virus)などをあげることが
できる。
【0054】これらの中で特にヒト免疫不全ウイルス
(HIV、Human immunodeficiency virus)に有効であ
る。
(HIV、Human immunodeficiency virus)に有効であ
る。
【0055】HIVに対する作用点としては、一般にア
ジドチミジンなどの逆転写酵素阻害、キノスタチンなど
のプロテアーゼ阻害などがあげられる。しかしながら本
発明の化合物は、逆転写酵素の阻害活性とプロテアーゼ
の阻害活性を示さず、全く別の作用点を持つものであ
る。HIVでは特にウイルスの耐性獲得が問題となって
おり、本発明の化合物は,逆転写酵素阻害剤やプロテア
ーゼ阻害剤の耐性株に対する効果が期待される。
ジドチミジンなどの逆転写酵素阻害、キノスタチンなど
のプロテアーゼ阻害などがあげられる。しかしながら本
発明の化合物は、逆転写酵素の阻害活性とプロテアーゼ
の阻害活性を示さず、全く別の作用点を持つものであ
る。HIVでは特にウイルスの耐性獲得が問題となって
おり、本発明の化合物は,逆転写酵素阻害剤やプロテア
ーゼ阻害剤の耐性株に対する効果が期待される。
【0056】以上のようにして得られた本発明による抗
ウイルス剤を使用する場合、経口投与、非経口投与(皮
下、静脈、筋肉、胸骨注射など)または直腸投与などに
供することができる。投与量は対象の人間の感染ウイル
ス、症状、年齢、投与方法によっても異なるが、通常有
効成分量として約0.01〜500mg/kg/日であ
る。有効成分は、適当な製剤用担体と混合して調製した
製剤の形で投与される。製剤の形としては錠剤、顆粒
剤、細粒剤、散剤、カプセル剤、注射剤、点眼剤、眼軟
膏剤または坐剤などが用いられる。製剤に含まれる有効
成分量は、約0.01〜99.99%である。
ウイルス剤を使用する場合、経口投与、非経口投与(皮
下、静脈、筋肉、胸骨注射など)または直腸投与などに
供することができる。投与量は対象の人間の感染ウイル
ス、症状、年齢、投与方法によっても異なるが、通常有
効成分量として約0.01〜500mg/kg/日であ
る。有効成分は、適当な製剤用担体と混合して調製した
製剤の形で投与される。製剤の形としては錠剤、顆粒
剤、細粒剤、散剤、カプセル剤、注射剤、点眼剤、眼軟
膏剤または坐剤などが用いられる。製剤に含まれる有効
成分量は、約0.01〜99.99%である。
【0057】
【発明の効果】本発明によるユーホルビア・カンスイお
よび甘遂の含有する成分、その誘導体は、抗ウイルス作
用を有し抗ウイルス剤として有用である。
よび甘遂の含有する成分、その誘導体は、抗ウイルス作
用を有し抗ウイルス剤として有用である。
【0058】
【実施例】次に、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもの
ではない。
するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0059】(実施例1) HIV−1に対する抗ウイルス試験 20mMのヘペス緩衝液、10%の牛胎仔血清と20μ
g/mLのゲンタマイシンを含むRPMI1640培地
中でMT−4細胞(HIVの感染を受けると死滅する細
胞)3×104 個に、細胞1個当たり0.02個のHI
V−1を感染させ、直ちに表3に記載の化合物を含む検
体を所定量添加し、37℃で培養した。培養後5日後に
生細胞をMTT法により測定し、MT−4細胞の細胞死
を50%防ぐのに要する化合物濃度(EC50)を求め
た。また、HIV−1を感染させずに上記と同様に培養
し、MT−4細胞の50%が死滅する化合物濃度(CC
50)を求めた、更に、EC50およびCC50からS.I.
(=CC50/EC50)を求めた。得られた結果を表3に
示す。
g/mLのゲンタマイシンを含むRPMI1640培地
中でMT−4細胞(HIVの感染を受けると死滅する細
胞)3×104 個に、細胞1個当たり0.02個のHI
V−1を感染させ、直ちに表3に記載の化合物を含む検
体を所定量添加し、37℃で培養した。培養後5日後に
生細胞をMTT法により測定し、MT−4細胞の細胞死
を50%防ぐのに要する化合物濃度(EC50)を求め
た。また、HIV−1を感染させずに上記と同様に培養
し、MT−4細胞の50%が死滅する化合物濃度(CC
50)を求めた、更に、EC50およびCC50からS.I.
(=CC50/EC50)を求めた。得られた結果を表3に
示す。
【0060】
【表3】
【0061】(実施例2) HIV−2に対する抗ウイルス試験 20mMのヘペス緩衝液、10%の牛胎仔血清と20μ
g/mLのゲンタマイシンを含むRPMI1640培地
中でMT−4細胞(HIVの感染を受けると死滅する細
胞)3×104 個に、細胞1個当たり0.02個のHI
V−2を感染させ、直ちに表4に記載の化合物を含む検
体を所定量添加し、37℃で培養した。培養後5日後に
生細胞をMTT法により測定し、MT−4細胞の細胞死
を50%防ぐのに要する化合物濃度(EC50)を求め
た。また、HIV−2を感染させずに上記と同様に培養
し、MT−4細胞の50%が死滅する化合物濃度(CC
50)を求めた、更に、EC50およびCC50からS.I.
(=CC50/EC50)を求めた。得られた結果を表4に
示す。
g/mLのゲンタマイシンを含むRPMI1640培地
中でMT−4細胞(HIVの感染を受けると死滅する細
胞)3×104 個に、細胞1個当たり0.02個のHI
V−2を感染させ、直ちに表4に記載の化合物を含む検
体を所定量添加し、37℃で培養した。培養後5日後に
生細胞をMTT法により測定し、MT−4細胞の細胞死
を50%防ぐのに要する化合物濃度(EC50)を求め
た。また、HIV−2を感染させずに上記と同様に培養
し、MT−4細胞の50%が死滅する化合物濃度(CC
50)を求めた、更に、EC50およびCC50からS.I.
(=CC50/EC50)を求めた。得られた結果を表4に
示す。
【0062】
【表4】
【0063】(実施例3) 甘遂よりのエタノール抽出及びカラム分画 中華人民共和国内で市販の甘遂50kgに対してエタノ
ール約60Lを用い、以下の抽出操作を行った。すなわ
ち、ブレンダーの容器に甘遂を投入し、甘遂が浸る程度
までエタノールを加えて粉砕し、ポリタンクに移した。
ポリタンクへ残りのエタノールを加えて室温で1週間静
置した。静置中、数回震蕩し、抽出効率の向上を図っ
た。静置後の混合物を吸引濾過し、エタノール抽出液を
得た。この抽出液の一部2Lを減圧下濃縮すると抽出物
35.32gが得られた。
ール約60Lを用い、以下の抽出操作を行った。すなわ
ち、ブレンダーの容器に甘遂を投入し、甘遂が浸る程度
までエタノールを加えて粉砕し、ポリタンクに移した。
ポリタンクへ残りのエタノールを加えて室温で1週間静
置した。静置中、数回震蕩し、抽出効率の向上を図っ
た。静置後の混合物を吸引濾過し、エタノール抽出液を
得た。この抽出液の一部2Lを減圧下濃縮すると抽出物
35.32gが得られた。
【0064】エタノール抽出物は高い抗HIV活性を示
したので、活性成分の単離を目的とし、実施例1の方法
で求めた抗HIV活性を指標に分画操作を行った。ま
ず、エタノール抽出物を液々分配で分画した。すなわち
メタノール−ヘキサン2層中で分配してヘキサン層を取
り出し、残ったメタノールへ水と酢酸エチルを加えて分
配し、酢酸エチル層と水−メタノール層とを取出した。
酢酸エチル層を減圧下濃縮し、褐色の粘稠油状物9.4
6gを得た。これをシリカゲル・カラム・クロマトグラ
フィー(WAKOGEL C−200 和光純薬社製、
展開溶媒:メタノール−クロロホルム系、メタノール濃
度0%,1%,2%,5%,10%,50%で順次展
開)により9画分に分画した。各画分共に抗HIV活性
を示したが、第6画分(1.506g回収)が高活性を
示した。
したので、活性成分の単離を目的とし、実施例1の方法
で求めた抗HIV活性を指標に分画操作を行った。ま
ず、エタノール抽出物を液々分配で分画した。すなわち
メタノール−ヘキサン2層中で分配してヘキサン層を取
り出し、残ったメタノールへ水と酢酸エチルを加えて分
配し、酢酸エチル層と水−メタノール層とを取出した。
酢酸エチル層を減圧下濃縮し、褐色の粘稠油状物9.4
6gを得た。これをシリカゲル・カラム・クロマトグラ
フィー(WAKOGEL C−200 和光純薬社製、
展開溶媒:メタノール−クロロホルム系、メタノール濃
度0%,1%,2%,5%,10%,50%で順次展
開)により9画分に分画した。各画分共に抗HIV活性
を示したが、第6画分(1.506g回収)が高活性を
示した。
【0065】この第6画分を逆相カラム・クロマトグラ
フィー(ODS−AQ 120−S50 YMC社製、
展開溶媒:水−メタノール系、水濃度25%,12.5
%,0%で順次展開後クロロホルムでカラム洗浄)によ
り10画分に分画した。これらの画分もすべて抗HIV
活性を示したが、第7画分(212.0mg回収)、第
8画分(299.1mg回収)及び第9画分(355.
7mg回収)が高活性を示した。
フィー(ODS−AQ 120−S50 YMC社製、
展開溶媒:水−メタノール系、水濃度25%,12.5
%,0%で順次展開後クロロホルムでカラム洗浄)によ
り10画分に分画した。これらの画分もすべて抗HIV
活性を示したが、第7画分(212.0mg回収)、第
8画分(299.1mg回収)及び第9画分(355.
7mg回収)が高活性を示した。
【0066】よってこれら第7〜9画分をそれぞれゲル
濾過(Sephadex LH−20 ファルマシア社
製、溶離液:メタノール)により活性成分の精製を試み
た。第7画分は6画分に分画され、それぞれ抗HIV活
性を示したが、第3画分(84.1mg回収、画分Aと
する)が高活性を示した。第8画分は5画分に分画さ
れ、それぞれ抗HIV活性を示したが、第3画分(10
0.2mg回収、画分Bとする)が高活性を示した。第
9画分は4画分に分画され、それぞれ抗HIV活性を示
したが、第2画分(107.1mg回収、画分Cとす
る)が高活性を示した。以上の分画操作手順を図1に示
す。
濾過(Sephadex LH−20 ファルマシア社
製、溶離液:メタノール)により活性成分の精製を試み
た。第7画分は6画分に分画され、それぞれ抗HIV活
性を示したが、第3画分(84.1mg回収、画分Aと
する)が高活性を示した。第8画分は5画分に分画さ
れ、それぞれ抗HIV活性を示したが、第3画分(10
0.2mg回収、画分Bとする)が高活性を示した。第
9画分は4画分に分画され、それぞれ抗HIV活性を示
したが、第2画分(107.1mg回収、画分Cとす
る)が高活性を示した。以上の分画操作手順を図1に示
す。
【0067】得られた画分のうち、画分Cの主成分は先
に示した化合物番号11の化合物であることが、NMR
スペクトルと質量分析スペクトルにより確認された。ま
た、残りのエタノール抽出液をエバポレータにより濃縮
し、エタノール抽出物775gを得た。
に示した化合物番号11の化合物であることが、NMR
スペクトルと質量分析スペクトルにより確認された。ま
た、残りのエタノール抽出液をエバポレータにより濃縮
し、エタノール抽出物775gを得た。
【0068】エタノール抽出物と画分A〜Cについて実
施例1と同様のHIV−1に対する抗ウイルス試験を行
って得られた結果を表5に示す。エタノール抽出物と画
分A〜Cの0.1mg/mLメタノール溶液のUVスペ
クトルをそれぞれ図2〜図5に示す。またこれらの高速
液体クロマトグラム(カラム:TSKgel OH−1
20(東ソー製)、溶離液:50%酢酸エチル−ヘキサ
ン、流速:1mL/min、検出条件:281nm U
V検出器)をそれぞれ図6〜図9に示す。図6〜図9中
クロマトグラム下の数字は、保持時間(分)を示す。
施例1と同様のHIV−1に対する抗ウイルス試験を行
って得られた結果を表5に示す。エタノール抽出物と画
分A〜Cの0.1mg/mLメタノール溶液のUVスペ
クトルをそれぞれ図2〜図5に示す。またこれらの高速
液体クロマトグラム(カラム:TSKgel OH−1
20(東ソー製)、溶離液:50%酢酸エチル−ヘキサ
ン、流速:1mL/min、検出条件:281nm U
V検出器)をそれぞれ図6〜図9に示す。図6〜図9中
クロマトグラム下の数字は、保持時間(分)を示す。
【0069】さらにこれらの、重クロロホルム溶液の2
00MHz 1H−NMRスペクトルをそれぞれ図10〜
図13に示す。一方、画分Cの質量分析スペクトルを図
14〜17に示す。また、エタノール抽出物と画分A〜
Cのシリカゲル薄層クロマトグラム(展開溶媒:3%メ
タノール−クロロホルム)を図18に示し、逆相薄層ク
ロマトグラム(展開溶媒:90%メタノール−水)を図
19に示す。
00MHz 1H−NMRスペクトルをそれぞれ図10〜
図13に示す。一方、画分Cの質量分析スペクトルを図
14〜17に示す。また、エタノール抽出物と画分A〜
Cのシリカゲル薄層クロマトグラム(展開溶媒:3%メ
タノール−クロロホルム)を図18に示し、逆相薄層ク
ロマトグラム(展開溶媒:90%メタノール−水)を図
19に示す。
【0070】
【表5】
【0071】(実施例4) HIV蛋白分解酵素(プロテアーゼ)阻害試験 1mg/mlのHIV−1プロテアーゼの基質(H−V
al−Ser−Glu−Asn−Tyr−Pro−Il
e−Val−OH)を10μl、1.3mg/mlのH
IV−1プロテアーゼを1μl、15mM MES緩衝
液(pH6.0)を8μl、及び所定濃度の化合物番号
1又は4を1μl加え、合計20μlの反応液を調整し
た。これを37℃で30分間反応させた後、逆相系高速
液体クロマトグラフィーを用いて基質の定量を行い、以
下の式で阻害効果の判定を行った。結果を表6に示す。
al−Ser−Glu−Asn−Tyr−Pro−Il
e−Val−OH)を10μl、1.3mg/mlのH
IV−1プロテアーゼを1μl、15mM MES緩衝
液(pH6.0)を8μl、及び所定濃度の化合物番号
1又は4を1μl加え、合計20μlの反応液を調整し
た。これを37℃で30分間反応させた後、逆相系高速
液体クロマトグラフィーを用いて基質の定量を行い、以
下の式で阻害効果の判定を行った。結果を表6に示す。
【0072】阻害活性(%)=(供試基質量−処理区基
質量)×100/供試基質量
質量)×100/供試基質量
【0073】
【表6】
【0074】表からも明らかなように、これらの化合物
は、プロテアーゼの阻害が活性点ではないことが明らか
となった。
は、プロテアーゼの阻害が活性点ではないことが明らか
となった。
【0075】(実施例5) 逆転写酵素阻害活性試験 50mMトリス塩酸(pH8.4)、2mMジチオスレ
イトール、100mM塩化カリウム、0.1%のTri
ton X−100、1μCiのメチル− 3HdTT
P、0.01A260 単位のpoly(rA).olig
o(dT)、所定濃度の化合物番号1,5又はAZT−
TP(対照)、及び0.05Uの酵素を加えた反応混合
物を37℃で30分間反応させた後、5%のトリクロロ
酢酸を加え生成した沈殿中の放射活性を測定した。そし
て以下の式で阻害効果の判定を行った。結果を表7に示
す。
イトール、100mM塩化カリウム、0.1%のTri
ton X−100、1μCiのメチル− 3HdTT
P、0.01A260 単位のpoly(rA).olig
o(dT)、所定濃度の化合物番号1,5又はAZT−
TP(対照)、及び0.05Uの酵素を加えた反応混合
物を37℃で30分間反応させた後、5%のトリクロロ
酢酸を加え生成した沈殿中の放射活性を測定した。そし
て以下の式で阻害効果の判定を行った。結果を表7に示
す。
【0076】阻害活性(%)=(無処理区基質取込み量
−処理区基質取込み量)×100/無処理区基質取込み
量
−処理区基質取込み量)×100/無処理区基質取込み
量
【0077】
【表7】
【0078】表からも明らかなように、本発明の化合物
は、逆転写酵素の阻害が作用点ではないことが明らかと
なった。
は、逆転写酵素の阻害が作用点ではないことが明らかと
なった。
【0079】(参考例1) インゲノール(化合物番号3)および13−オキシイン
ゲノール(化合物番号7)の単離精製 実施例3で得られた甘遂のエタノール抽出物74.4g
を用い、実施例3と同様の手順で、液々分配とシリカゲ
ル・カラム・クロマトグラフィーまで分画を進め、酢酸
エチル層を6画分に分画した。このうち第4画分(2.
518g)のNMRを測定するとインゲノール誘導体や
13−オキシインゲノール誘導体に特徴的なδ6ppm
付近のオレフィンプロトンのピークを観察できた。そこ
で、第4画分を加水分解した後、インゲノールと13−
オキシインゲノールを単離精製することとした。すなわ
ち、第4画分をメタノール50mLに溶解し、10%N
aOH水溶液5mLを加えて室温で1時間撹伴した。反
応混合物を水中へ注ぎクロロホルムで抽出した。クロロ
ホルム層を1NNaOH水溶液、飽和食塩水で順次洗浄
し、MgSO4 で乾燥した。MgSO4 を濾別後、減圧
下濃縮し、残渣1.690gを得た。
ゲノール(化合物番号7)の単離精製 実施例3で得られた甘遂のエタノール抽出物74.4g
を用い、実施例3と同様の手順で、液々分配とシリカゲ
ル・カラム・クロマトグラフィーまで分画を進め、酢酸
エチル層を6画分に分画した。このうち第4画分(2.
518g)のNMRを測定するとインゲノール誘導体や
13−オキシインゲノール誘導体に特徴的なδ6ppm
付近のオレフィンプロトンのピークを観察できた。そこ
で、第4画分を加水分解した後、インゲノールと13−
オキシインゲノールを単離精製することとした。すなわ
ち、第4画分をメタノール50mLに溶解し、10%N
aOH水溶液5mLを加えて室温で1時間撹伴した。反
応混合物を水中へ注ぎクロロホルムで抽出した。クロロ
ホルム層を1NNaOH水溶液、飽和食塩水で順次洗浄
し、MgSO4 で乾燥した。MgSO4 を濾別後、減圧
下濃縮し、残渣1.690gを得た。
【0080】これをシリカゲル・カラム・クロマトグラ
フィー(WAKOGEL C−300 和光純薬社製、
展開溶媒:メタノール−クロロホルム系、メタノール濃
度0%,1%,2%,3%,5%,8%,16%で順次
展開)により分画した。メタノール濃度5%付近で溶出
した画分より13−オキシインゲノール298mgが得
られた。
フィー(WAKOGEL C−300 和光純薬社製、
展開溶媒:メタノール−クロロホルム系、メタノール濃
度0%,1%,2%,3%,5%,8%,16%で順次
展開)により分画した。メタノール濃度5%付近で溶出
した画分より13−オキシインゲノール298mgが得
られた。
【0081】前記の画分の直後からメタノール濃度8%
付近までで溶出した画分292mgを逆相カラム・クロ
マトグラフィー(YMC GEL ODS−AQ 12
0−S50,YMC社製、展開溶媒:水−メタノール
系、水分濃度50%,25%,12.5%,5%,2.
5%,0%,クロロホルムで順次展開)により分画し
た。水分濃度50%〜25%付近で溶出した画分よりイ
ンゲノール149.4mgが得られ、同じく5%付近で
溶出した画分より13−オキシインゲノール48.4m
gが得られた。
付近までで溶出した画分292mgを逆相カラム・クロ
マトグラフィー(YMC GEL ODS−AQ 12
0−S50,YMC社製、展開溶媒:水−メタノール
系、水分濃度50%,25%,12.5%,5%,2.
5%,0%,クロロホルムで順次展開)により分画し
た。水分濃度50%〜25%付近で溶出した画分よりイ
ンゲノール149.4mgが得られ、同じく5%付近で
溶出した画分より13−オキシインゲノール48.4m
gが得られた。
【0082】次に化合物番号12〜16の化合物の合成
法を示す。
法を示す。
【0083】(参考例2) 13−オキシインゲノール 20−トリチルエーテル
(化合物番号13)の合成 13−オキシインゲノール(化合物番号7)48.6m
g、トリチルクロライド265.5mg、4−ジメチル
アミノピリジン118.6mgをDMF5mlに溶解
し、100℃で1時間撹伴した。反応混合物をNH4 C
l飽和水溶液中へ注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸層
を飽和食塩水で洗浄後、MgSO4 で乾燥した。MgS
O4 を濾別後、減圧下濃縮すると残渣441.1mgが
得られた。これをシリカゲル・カラム・クロマトグラフ
ィー(WAKOGEL C−300 和光純薬社製、展
開溶媒:メタノール−クロロホルム系、メタノール濃度
0%,1%,2%,4%,8%,16%で順次展開)に
より分画した。メタノール濃度1%付近で溶出した画分
を捕集し、減圧下濃縮すると、13−オキシインゲノー
ル 20−トリチルエーテル(化合物番号13)57.
5mgが得られた(収率81%)。
(化合物番号13)の合成 13−オキシインゲノール(化合物番号7)48.6m
g、トリチルクロライド265.5mg、4−ジメチル
アミノピリジン118.6mgをDMF5mlに溶解
し、100℃で1時間撹伴した。反応混合物をNH4 C
l飽和水溶液中へ注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸層
を飽和食塩水で洗浄後、MgSO4 で乾燥した。MgS
O4 を濾別後、減圧下濃縮すると残渣441.1mgが
得られた。これをシリカゲル・カラム・クロマトグラフ
ィー(WAKOGEL C−300 和光純薬社製、展
開溶媒:メタノール−クロロホルム系、メタノール濃度
0%,1%,2%,4%,8%,16%で順次展開)に
より分画した。メタノール濃度1%付近で溶出した画分
を捕集し、減圧下濃縮すると、13−オキシインゲノー
ル 20−トリチルエーテル(化合物番号13)57.
5mgが得られた(収率81%)。
【0084】粘稠油状物〜固体1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 7.44-7.23(15H,m),6.06(1H,d,J=4.4Hz),5.85(1H,d,J=1.
5Hz),4.30(1H,s),4.15(1H,dd,J=12.1,4.4Hz),4.00(1H,
s),3.70(2H,s),3.10(1H,m),2.75(1H,dd,J=16.4,3.3Hz),
2.53(1H,m),2.20(3H,m),1.83(3H,d,J=1.5Hz),1.25(22H,
s),1.09(3H,s),0.96(3H,d,J=7.1Hz),0.88(3H,t,J=6.5H
z) IR(顕微反射法/アルミ板蒸着、cm-1) 3419,2954,2925,2854,1737,1724,1593,1490 (参考例3) 13−オキシインゲノール−3−ピバレート 20−ト
リチルエーテル(化合物番号14)の合成 13−オキシインゲノール 20−トリチルエーテル4
8.0mg、N,N−ジメチルアニリン0.5ml、ピ
バリルクロライド0.5mlの混合物を50℃で24時
間撹伴した。反応混合物を水に注ぎ、ジエチルエーテル
で抽出した。エーテル層を1NHCl水溶液、1NNa
OH水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、MgSO4 で乾
燥した。MgSO4 を濾別後、減圧下濃縮すると残渣2
90.3mgが得られた。
5Hz),4.30(1H,s),4.15(1H,dd,J=12.1,4.4Hz),4.00(1H,
s),3.70(2H,s),3.10(1H,m),2.75(1H,dd,J=16.4,3.3Hz),
2.53(1H,m),2.20(3H,m),1.83(3H,d,J=1.5Hz),1.25(22H,
s),1.09(3H,s),0.96(3H,d,J=7.1Hz),0.88(3H,t,J=6.5H
z) IR(顕微反射法/アルミ板蒸着、cm-1) 3419,2954,2925,2854,1737,1724,1593,1490 (参考例3) 13−オキシインゲノール−3−ピバレート 20−ト
リチルエーテル(化合物番号14)の合成 13−オキシインゲノール 20−トリチルエーテル4
8.0mg、N,N−ジメチルアニリン0.5ml、ピ
バリルクロライド0.5mlの混合物を50℃で24時
間撹伴した。反応混合物を水に注ぎ、ジエチルエーテル
で抽出した。エーテル層を1NHCl水溶液、1NNa
OH水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、MgSO4 で乾
燥した。MgSO4 を濾別後、減圧下濃縮すると残渣2
90.3mgが得られた。
【0085】これをシリカゲル・カラム・クロマトグラ
フィー(WAKOGEL C−300 和光純薬社製、
展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン系、酢酸エチル濃度5
%,10%,20%で順次展開)により5画分に分画し
た。このうち第2画分をシリカゲル薄層クロマトグラフ
ィー(展開溶媒:1%メタノール−クロロホルム)によ
り分画した。Rf値0.8程度の画分22.7mgが、
13−オキシインゲノール−3−ピバレート 20−ト
リチルエーテル(化合物番号14)であった(収率43
%)。
フィー(WAKOGEL C−300 和光純薬社製、
展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン系、酢酸エチル濃度5
%,10%,20%で順次展開)により5画分に分画し
た。このうち第2画分をシリカゲル薄層クロマトグラフ
ィー(展開溶媒:1%メタノール−クロロホルム)によ
り分画した。Rf値0.8程度の画分22.7mgが、
13−オキシインゲノール−3−ピバレート 20−ト
リチルエーテル(化合物番号14)であった(収率43
%)。
【0086】(参考例4) 13−オキシインゲノール−3−ピバレート(化合物番
号15)の合成 13−オキシインゲノール−3−ピバレート 20−ト
リチルエーテル(化合物番号14)22.7mgをメタ
ノールに溶解し、P−トルエンスルホン酸2mgを加え
て室温で8時間撹拌した。反応化合物を水中に注ぎ、ジ
エチルエーテルで抽出した。エーテル層を1NNaOH
水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、MgSO4 で乾燥し
た。MgSO4 を濾別後、減圧下濃縮すると残渣24.
3mgが得られた。これを、シリカゲル・カラム・クロ
マトグラフィー(WAKOGELC−300 和光純薬
社製、展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン系、酢酸エチル
濃度10%,50%で順次展開)により分画し、13−
オキシインゲノール−3−ピバレート(化合物番号1
5)8.7mgを得た(収率53%)。
号15)の合成 13−オキシインゲノール−3−ピバレート 20−ト
リチルエーテル(化合物番号14)22.7mgをメタ
ノールに溶解し、P−トルエンスルホン酸2mgを加え
て室温で8時間撹拌した。反応化合物を水中に注ぎ、ジ
エチルエーテルで抽出した。エーテル層を1NNaOH
水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、MgSO4 で乾燥し
た。MgSO4 を濾別後、減圧下濃縮すると残渣24.
3mgが得られた。これを、シリカゲル・カラム・クロ
マトグラフィー(WAKOGELC−300 和光純薬
社製、展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン系、酢酸エチル
濃度10%,50%で順次展開)により分画し、13−
オキシインゲノール−3−ピバレート(化合物番号1
5)8.7mgを得た(収率53%)。
【0087】13−オキシインゲノール−3−ピバレー
ト 20−トリチルエーテル(化合物番号14) 粘稠油状物1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 7.43-7.22(15H,m),6.00(1H,d,J=1.4Hz),5.92(1H,d,J=4.
5Hz),5.47(1H,s),4.27(1H,d,J=2.8Hz),4.18(1H,m),3.85
(1H,m),3.70(1H,m),3.61(1H,m),2.80-2.55(2H,m),2.60-
2.15(3H,m),1.75(3H,d,J=1.4Hz),1.25(19H,s),1.22(12
H,s),1.08(3H,s),0.98(3H,d,J=7.1Hz),0.88(3H,t,J=7.0
Hz) IR(顕微反射法/アルミ板蒸着、cm-1) 3461,2958,2927,2856,1726,1157 13−オキシインゲノール−3−ピバレート(化合物番
号15) 粘稠油状物1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 6.02(2H,m),5.40(1H,s),4.16(2H,broad s),4.12(1H,m),
4.06(2H,m),3.46(1H,s),2.80-2.55(2H,m),2.21(2H,t,J=
7.3Hz),2.16(1H,m),1.78(3H,d,J=1.3Hz),1.25(19H,s),
1.24(9H,s),1.20(3H,s),1.07(3H,s),0.98(3H,d,J=7.0H
z),0.88(3H,t,J=6.5Hz) IR(顕微反射法/アルミ板蒸着、cm-1) 3423,2958,2925,2856,1724,
1713,1160 (参考例5) 13−オキシインゲノール−3,20−ジピバレート
(化合物番号16)の合成 13−オキシインゲノール43.1mg、ピバリルクロ
ライド1ml、ピリジン2mlの混合物を室温で20時
間撹伴した。反応混合物を水中へ注ぎ酢酸エチルで抽出
した。酢酸層を1NHCl水溶液、1NNaOH水溶
液、飽和食塩水で順次洗浄しMgSO4 で乾燥した。
MgSO4 を濾別後、減圧下濃縮すると残渣548.2
mgが得られた。これをシリカゲル・カラム・クロマト
グラフィー(WAKOGEL C−300 和光純薬社
製、展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン系、酢酸エチル濃
度5%,10%,20%で順次展開)により分画し、1
3−オキシインゲノール−3,20−ジピバレート(化
合物番号16)19.1mgを得た(収率33.6
%)。
ト 20−トリチルエーテル(化合物番号14) 粘稠油状物1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 7.43-7.22(15H,m),6.00(1H,d,J=1.4Hz),5.92(1H,d,J=4.
5Hz),5.47(1H,s),4.27(1H,d,J=2.8Hz),4.18(1H,m),3.85
(1H,m),3.70(1H,m),3.61(1H,m),2.80-2.55(2H,m),2.60-
2.15(3H,m),1.75(3H,d,J=1.4Hz),1.25(19H,s),1.22(12
H,s),1.08(3H,s),0.98(3H,d,J=7.1Hz),0.88(3H,t,J=7.0
Hz) IR(顕微反射法/アルミ板蒸着、cm-1) 3461,2958,2927,2856,1726,1157 13−オキシインゲノール−3−ピバレート(化合物番
号15) 粘稠油状物1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 6.02(2H,m),5.40(1H,s),4.16(2H,broad s),4.12(1H,m),
4.06(2H,m),3.46(1H,s),2.80-2.55(2H,m),2.21(2H,t,J=
7.3Hz),2.16(1H,m),1.78(3H,d,J=1.3Hz),1.25(19H,s),
1.24(9H,s),1.20(3H,s),1.07(3H,s),0.98(3H,d,J=7.0H
z),0.88(3H,t,J=6.5Hz) IR(顕微反射法/アルミ板蒸着、cm-1) 3423,2958,2925,2856,1724,
1713,1160 (参考例5) 13−オキシインゲノール−3,20−ジピバレート
(化合物番号16)の合成 13−オキシインゲノール43.1mg、ピバリルクロ
ライド1ml、ピリジン2mlの混合物を室温で20時
間撹伴した。反応混合物を水中へ注ぎ酢酸エチルで抽出
した。酢酸層を1NHCl水溶液、1NNaOH水溶
液、飽和食塩水で順次洗浄しMgSO4 で乾燥した。
MgSO4 を濾別後、減圧下濃縮すると残渣548.2
mgが得られた。これをシリカゲル・カラム・クロマト
グラフィー(WAKOGEL C−300 和光純薬社
製、展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン系、酢酸エチル濃
度5%,10%,20%で順次展開)により分画し、1
3−オキシインゲノール−3,20−ジピバレート(化
合物番号16)19.1mgを得た(収率33.6
%)。
【0088】粘稠油状物1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 6.08(1H,d,J=4.8Hz),6.03(1H,d,J=1.4Hz),5.41(1H,s),
4.76(1H,d,J=12.8Hz),4.48(1H,d,J=12.8Hz),4.07(1H,d
d,J=12.1,4.8Hz),3.84(1H,broad s),3.48(1H,s),2.72(1
H,dd,J=16.7,2.8Hz),2.60(1H,m),2.21(3H,m),1.76(3H,
d,J=1.4Hz),1.25(19H,s),1.23(12H,s),1.18(9H,s),1.06
(3H,s),0.98(3H,d,J=7.2Hz),0.88(3H,t,J=6.5Hz) IR(顕微反射法/アルミ板蒸着、cm-1) 3504,2960,2929,2856,1727,1710,1159 (参考例6) 13−オキシインゲノール−3,20−ビス(ジメチル
カーバメート)(化合物番号12)の合成 13−オキシインゲノール(化合物番号7)14.6m
g、塩化ジメチルカルバモイル0.1mL、炭酸カリウ
ム102.8mgをアセトニトリル10mLで懸濁液と
し、20時間加熱還流した。反応混合物を水中へ注ぎ、
酢酸エチルにより抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水
で洗浄後、MgSO4 で乾燥した。MgSO4 を濾別
後、減圧下濃縮すると残渣19.0mgが得られた。
4.76(1H,d,J=12.8Hz),4.48(1H,d,J=12.8Hz),4.07(1H,d
d,J=12.1,4.8Hz),3.84(1H,broad s),3.48(1H,s),2.72(1
H,dd,J=16.7,2.8Hz),2.60(1H,m),2.21(3H,m),1.76(3H,
d,J=1.4Hz),1.25(19H,s),1.23(12H,s),1.18(9H,s),1.06
(3H,s),0.98(3H,d,J=7.2Hz),0.88(3H,t,J=6.5Hz) IR(顕微反射法/アルミ板蒸着、cm-1) 3504,2960,2929,2856,1727,1710,1159 (参考例6) 13−オキシインゲノール−3,20−ビス(ジメチル
カーバメート)(化合物番号12)の合成 13−オキシインゲノール(化合物番号7)14.6m
g、塩化ジメチルカルバモイル0.1mL、炭酸カリウ
ム102.8mgをアセトニトリル10mLで懸濁液と
し、20時間加熱還流した。反応混合物を水中へ注ぎ、
酢酸エチルにより抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水
で洗浄後、MgSO4 で乾燥した。MgSO4 を濾別
後、減圧下濃縮すると残渣19.0mgが得られた。
【0089】これをシリカゲル薄層クロマトグラフィー
(展開溶媒:1%メタノール−クロロホルム)により分
画した。Rf値0.4程度の画分2.8mgを、再度シ
リカゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:50%酢
酸エチル−ヘキサン2回展開)により分画した。Rf値
0.4程度の画分1.3mgが目的とする13−オキシ
インゲノール−3,20ビス(ジメチルカーバメート)
(化合物番号12)であった(収率7%)。
(展開溶媒:1%メタノール−クロロホルム)により分
画した。Rf値0.4程度の画分2.8mgを、再度シ
リカゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:50%酢
酸エチル−ヘキサン2回展開)により分画した。Rf値
0.4程度の画分1.3mgが目的とする13−オキシ
インゲノール−3,20ビス(ジメチルカーバメート)
(化合物番号12)であった(収率7%)。
【0090】粘稠油状物1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 6.22(1H,m),5.95(1H,d,J=1.2Hz),5.48(1H,broad s),4.9
0(1H,s),4.66(1H,d,J=12.3Hz),4.45(1H,d,J=12.3Hz),3.
90(1H,m),3.0-2.8(7H,m),2.7-2.3(2H,m),2.22(2H,t,J=
7.5Hz),1.91(3H,d,J=1.2Hz),1.30(3H,s),1.26(19H,s),
1.11(3H,s),0.96(3H,d,J=6.9Hz),0.88(3H,t,J=6.3Hz) IR(顕微反射法/アルミ板蒸着、cm-1) 2958,2926,2854,1817,1722,1711
0(1H,s),4.66(1H,d,J=12.3Hz),4.45(1H,d,J=12.3Hz),3.
90(1H,m),3.0-2.8(7H,m),2.7-2.3(2H,m),2.22(2H,t,J=
7.5Hz),1.91(3H,d,J=1.2Hz),1.30(3H,s),1.26(19H,s),
1.11(3H,s),0.96(3H,d,J=6.9Hz),0.88(3H,t,J=6.3Hz) IR(顕微反射法/アルミ板蒸着、cm-1) 2958,2926,2854,1817,1722,1711
【図面の簡単な説明】
【図1】甘遂抽出液からの分画操作手順を示す図であ
る。
る。
【図2】エタノール抽出物のUVスペクトルを示す図で
ある。
ある。
【図3】画分AのUVスペクトルを示す図である。
【図4】画分BのUVスペクトルを示す図である。
【図5】画分CのUVスペクトルを示す図である。
【図6】エタノール抽出物の高速液体クロマトグラムを
示す図である。
示す図である。
【図7】画分Aの高速液体クロマトグラムを示す図であ
る。
る。
【図8】画分Bの高速液体クロマトグラムを示す図であ
る。
る。
【図9】画分Cの高速液体クロマトグラムを示す図であ
る。
る。
【図10】エタノール抽出物の200MHz 1H−NM
Rスペクトルを示す図である。
Rスペクトルを示す図である。
【図11】画分Aの200MHz 1H−NMRスペクト
ルを示す図である。
ルを示す図である。
【図12】画分Bの200MHz 1H−NMRスペクト
ルを示す図である。
ルを示す図である。
【図13】画分Cの400MHz 1H−NMRスペクト
ルを示す図である。
ルを示す図である。
【図14】画分Cの質量分析スペクトルを示す図であ
る。
る。
【図15】画分Cの質量分析スペクトルを示す図であ
る。
る。
【図16】画分Cの質量分析スペクトルを示す図であ
る。
る。
【図17】画分Cの質量分析スペクトルを示す図であ
る。
る。
【図18】エタノール抽出物と画分A〜Cのシリカゲル
薄層クロマトグラムを示す図である。
薄層クロマトグラムを示す図である。
【図19】エタノール抽出物と画分A〜Cの逆相薄層ク
ロマトグラムを示す図である。
ロマトグラムを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 49/727 49/753 B 9049−4H C07D 493/08 C (72)発明者 藤原 将寿 福島県福島市蓬莱町34−92 (72)発明者 横田 智之 福島県福島市飯坂町平野字北下里20−1 (72)発明者 徳久 賢治 神奈川県厚木市岡田一丁目10−39−302 (72)発明者 渡辺 博幸 神奈川県藤沢市湘南台4丁目26−5−402
Claims (9)
- 【請求項1】 ユーホルビア・カンスイ(Euphorbia ka
nsui Liou )抽出物、またはユーホルビア・カンスイよ
り搾り取った成分を有効成分とする抗ウイルス剤。 - 【請求項2】 甘遂(Euphorbia kansui radix)抽出物
を有効成分とする抗ウイルス剤。 - 【請求項3】 水抽出物を有効成分とする請求項1また
は2に記載の抗ウイルス剤。 - 【請求項4】 有機溶剤抽出物を有効成分とする請求項
1または2に記載の抗ウイルス剤。 - 【請求項5】 アルコール抽出物を有効成分とする請求
項4記載の抗ウイルス剤。 - 【請求項6】 有効成分がテルペン類である請求項1〜
請求項5のいずれかに記載の抗ウイルス剤。 - 【請求項7】 ユーホルビア・カンスイ(Euphorbia ka
nsui Liou )または甘遂(Euphorbia kansui radix)由
来のテルペン類より誘導されたテルペン類縁体を有効成
分とする抗ウイルス剤。 - 【請求項8】 一般式[I] 【化1】 [式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 ,R7 は
同一または相異なって水素原子、炭素数1〜20のアシ
ル基、置換もしくは無置換のベンゾイル基、炭素数1〜
5の低級アルキル基を示し、Xはカルボニル基を示す
か、または−CH(OH)−基を示す。]で表されるジ
テルペン誘導体を有効成分とする抗ウイルス剤。 - 【請求項9】 一般式[II] 【化2】 [式中、R8 ,R9 ,R10,R11,R12は同一または相
異なって水素原子、水酸基、炭素数1〜20のアシルオ
キシ基、置換もしくは無置換のベンゾイルオキシ基、炭
素数1〜5の低級アルコキシ基、トリチルオキシ基、ま
たはOCONY1Y2基を示す。OCONY1Y2基に
おいてY1,Y2は同一または相異なって水素原子、炭
素数1〜5の低級アルキル基を示す。]で表されるジテ
ルペン誘導体を有効成分とする抗ウイルス剤。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6216162A JPH07165600A (ja) | 1993-10-18 | 1994-09-09 | 抗ウイルス剤 |
| PCT/JP1994/001736 WO1995011036A1 (en) | 1993-10-18 | 1994-10-17 | Antiviral drug |
| AU78639/94A AU7863994A (en) | 1993-10-18 | 1994-10-17 | Antiviral drug |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25991693 | 1993-10-18 | ||
| JP5-259916 | 1993-10-18 | ||
| JP6216162A JPH07165600A (ja) | 1993-10-18 | 1994-09-09 | 抗ウイルス剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07165600A true JPH07165600A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=26521268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6216162A Pending JPH07165600A (ja) | 1993-10-18 | 1994-09-09 | 抗ウイルス剤 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07165600A (ja) |
| AU (1) | AU7863994A (ja) |
| WO (1) | WO1995011036A1 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000001398A1 (en) * | 1998-07-02 | 2000-01-13 | Nobutho Gladys Makupula | Anti-viral plant extract |
| WO2013058484A3 (ko) * | 2011-10-19 | 2013-07-04 | 한국생명공학연구원 | 인제난 타입의 디테르펜 화합물 및 이를 포함하는 바이러스 감염 질환의 치료 또는 예방용 약학적 조성물 |
| WO2013126980A1 (pt) * | 2012-03-02 | 2013-09-06 | Amazônia Fitomedicamentos Ltda. | Derivados de ingenol na reativação de vírus hiv latente |
| JP2014507393A (ja) * | 2010-12-22 | 2014-03-27 | レオ・ラボラトリーズ・リミテッド | 3−アシル−イノゲノールii |
| JP2014507396A (ja) * | 2010-12-22 | 2014-03-27 | レオ・ラボラトリーズ・リミテッド | イノゲノール−3−アシラートi |
| JP2014512331A (ja) * | 2010-12-22 | 2014-05-22 | レオ・ラボラトリーズ・リミテッド | インゲノール−3−アシラートiiiおよびインゲノール−3−カルバメート |
| CN105496997A (zh) * | 2015-11-13 | 2016-04-20 | 中山大学 | 一种黄苞大戟提取物及其在制备防治hiv病毒感染药物中的应用 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101621446B1 (ko) | 2013-10-29 | 2016-05-17 | 한국 한의학 연구원 | 감수 추출물 또는 이의 분획물을 함유하는 갑상선 질환의 예방 또는 치료용 조성물 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE69131667D1 (de) * | 1990-07-30 | 1999-11-04 | Procyon Pharm Inc | Proteinkinase-c-modulatoren mit entzündungshemmender und antiviraler aktivität |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP6216162A patent/JPH07165600A/ja active Pending
- 1994-10-17 WO PCT/JP1994/001736 patent/WO1995011036A1/ja not_active Ceased
- 1994-10-17 AU AU78639/94A patent/AU7863994A/en not_active Abandoned
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000001398A1 (en) * | 1998-07-02 | 2000-01-13 | Nobutho Gladys Makupula | Anti-viral plant extract |
| US9388124B2 (en) | 2010-12-22 | 2016-07-12 | Leo Laboratories Limited | Ingenol-3-acylates I |
| JP2014507393A (ja) * | 2010-12-22 | 2014-03-27 | レオ・ラボラトリーズ・リミテッド | 3−アシル−イノゲノールii |
| JP2014507396A (ja) * | 2010-12-22 | 2014-03-27 | レオ・ラボラトリーズ・リミテッド | イノゲノール−3−アシラートi |
| JP2014512331A (ja) * | 2010-12-22 | 2014-05-22 | レオ・ラボラトリーズ・リミテッド | インゲノール−3−アシラートiiiおよびインゲノール−3−カルバメート |
| US9708286B2 (en) | 2010-12-22 | 2017-07-18 | Leo Laboratories Limited | Ingenol-3-acylates III and ingenol-3-carbamates |
| JP2016029081A (ja) * | 2010-12-22 | 2016-03-03 | レオ・ラボラトリーズ・リミテッドLeo Laboratories Limited | インゲノール−3−アシラートiiiおよびインゲノール−3−カルバメート |
| US9656945B2 (en) | 2010-12-22 | 2017-05-23 | Leo Laboratories Limited | 3-acyl-ingenols II |
| US9481630B2 (en) | 2011-10-19 | 2016-11-01 | Korea Research Institute Of Bioscience And Biotechnology | Ingenane-type diterpene compound, and pharmaceutical composition for treating or preventing viral infectious diseases containing same |
| WO2013058484A3 (ko) * | 2011-10-19 | 2013-07-04 | 한국생명공학연구원 | 인제난 타입의 디테르펜 화합물 및 이를 포함하는 바이러스 감염 질환의 치료 또는 예방용 약학적 조성물 |
| RU2609512C2 (ru) * | 2012-03-02 | 2017-02-02 | Амазония Фитомедикаментос Лтда. | Производные ингенола для реактивации латентного вируса вич |
| WO2013126980A1 (pt) * | 2012-03-02 | 2013-09-06 | Amazônia Fitomedicamentos Ltda. | Derivados de ingenol na reativação de vírus hiv latente |
| JP2015508782A (ja) * | 2012-03-02 | 2015-03-23 | アマゾニア フィトメディカメントス リミターダAmazonia Fitomedicamentos Ltda. | 潜伏hivウイルスの再活性化におけるインゲノール誘導体 |
| US10105339B2 (en) | 2012-03-02 | 2018-10-23 | Amazônia Fitomedicamentos Ltda | Ingenol derivatives in the reactivation of latent HIV |
| CN105496997A (zh) * | 2015-11-13 | 2016-04-20 | 中山大学 | 一种黄苞大戟提取物及其在制备防治hiv病毒感染药物中的应用 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| WO1995011036A1 (en) | 1995-04-27 |
| AU7863994A (en) | 1995-05-08 |
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