JPH07166822A - アルミニウム合金製バルブリフタの製造方法 - Google Patents
アルミニウム合金製バルブリフタの製造方法Info
- Publication number
- JPH07166822A JPH07166822A JP34276193A JP34276193A JPH07166822A JP H07166822 A JPH07166822 A JP H07166822A JP 34276193 A JP34276193 A JP 34276193A JP 34276193 A JP34276193 A JP 34276193A JP H07166822 A JPH07166822 A JP H07166822A
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- JP
- Japan
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- valve lifter
- aluminum alloy
- rough material
- valve
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バルブリフタの粗形材を、比較的安価な粉末
鍛造材を使用して、しかもシリンダヘッド摺動面へのメ
ッキ層を、密着性の高いかつ強固でしかも靭性の高い被
膜となしたアルミニウム合金製バルブリフタの製造方法
を提供する。 【構成】 バルブリフタ1は、溶解アルミニウム合金を
使用して、鍛造又は鋳造によりバルブリフタ粗材を製作
し、その後、該バルブリフタ粗材のシリンダヘッド2と
の摺動面7となる部位を予め研削加工し、この研削加工
面に窒化けい素を分散させたNi−Pメッキを施してメ
ッキ層8を作成し、次に前記バルブリフタ粗材をT6等
の時効処理を行って、製造される。
鍛造材を使用して、しかもシリンダヘッド摺動面へのメ
ッキ層を、密着性の高いかつ強固でしかも靭性の高い被
膜となしたアルミニウム合金製バルブリフタの製造方法
を提供する。 【構成】 バルブリフタ1は、溶解アルミニウム合金を
使用して、鍛造又は鋳造によりバルブリフタ粗材を製作
し、その後、該バルブリフタ粗材のシリンダヘッド2と
の摺動面7となる部位を予め研削加工し、この研削加工
面に窒化けい素を分散させたNi−Pメッキを施してメ
ッキ層8を作成し、次に前記バルブリフタ粗材をT6等
の時効処理を行って、製造される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関等の動弁機構
に用いられ、吸排気弁のバルブステムと接触しながら駆
動カムの回転に従ってシリンダボア内を往復運動するバ
ルブリフタの製造方法に関する。
に用いられ、吸排気弁のバルブステムと接触しながら駆
動カムの回転に従ってシリンダボア内を往復運動するバ
ルブリフタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関等に多く使用されている動弁機
構は、外シム方式の直接駆動式動弁機構であり、図1は
この外シム方式の直接駆動式動弁機構を示す縦断面図で
あり、1はバルブリフタ、2はシリンダヘッド、3はバ
ルブスプリング、4は吸排気バルブのステム、5はアジ
ャスティングシム、6はカムである。
構は、外シム方式の直接駆動式動弁機構であり、図1は
この外シム方式の直接駆動式動弁機構を示す縦断面図で
あり、1はバルブリフタ、2はシリンダヘッド、3はバ
ルブスプリング、4は吸排気バルブのステム、5はアジ
ャスティングシム、6はカムである。
【0003】上記バルブリフタ1は、従来大きく分け
て、クロム鋼やクロムモリブデン鋼に浸炭焼入を施した
鉄系合金製のものと、アルミニウム合金製のものとがあ
る。そして、鉄軽合金製のバルブリフタでは、アルミに
耐摩耗性や疲労強度に優れている反面、比重が大きいた
めに慣性重量が大きく、カムリフト量を内燃機関の高速
運転条件下で正確にバルブに伝達するためにバルブスプ
リング3の荷重を大きくしなければならない。スプリン
グ荷重の増加は、摩擦損失を増加させ燃料消費量を多く
するという欠点がある。そこで、、バルブリフタ1を軽
量化することによってバルブスプリング荷重を低減しよ
うと意図して、バルブリフタ1を軽量な材料で製造する
ことが提案され、特にバルブリフタ粗材をアルミニウム
合金とするアルミニウム製バルブリフタが多く提案され
ている(例えば、特開平5−149304号公報)。
て、クロム鋼やクロムモリブデン鋼に浸炭焼入を施した
鉄系合金製のものと、アルミニウム合金製のものとがあ
る。そして、鉄軽合金製のバルブリフタでは、アルミに
耐摩耗性や疲労強度に優れている反面、比重が大きいた
めに慣性重量が大きく、カムリフト量を内燃機関の高速
運転条件下で正確にバルブに伝達するためにバルブスプ
リング3の荷重を大きくしなければならない。スプリン
グ荷重の増加は、摩擦損失を増加させ燃料消費量を多く
するという欠点がある。そこで、、バルブリフタ1を軽
量化することによってバルブスプリング荷重を低減しよ
うと意図して、バルブリフタ1を軽量な材料で製造する
ことが提案され、特にバルブリフタ粗材をアルミニウム
合金とするアルミニウム製バルブリフタが多く提案され
ている(例えば、特開平5−149304号公報)。
【0004】そして、このアルミニウム合金製バルブリ
フタは、溶解アルミニウム合金を、所定の金型によって
成形した後鍛造し、その後、T6処理を行って、シリン
ダーヘッドとの摺動面を研削してメッキを施すという製
造方法が採られている。そして、このバルブリフタは鉄
系バルブリフタに比べて、それ自体の強度や靭性不足か
ら、疲労強度が低く、そのため破壊しやすい等の問題が
あり、特に、シリンダヘッド2との摺動面の強度等を強
化するため、この摺動面に、Ni−Pメッキ、硬質クロ
ムメッキ、Fe−Pメッキ、Ni−SiCメッキや陽極
酸化処理や潤滑剤入り陽極処理を施すこと等を施すこと
が提案されている。この中で、耐剥がれ性や耐摩耗性の
向上の点で、特に注目されるものは、Ni−Pメッキで
あり、このNi−Pメッキは、窒化けい素(Si
3N4)を分散させて、170°〜180°に加熱(べ
ーキング)すると、上記耐剥がれ性や耐摩耗性をさらに
向上するため、硬質粒子を分散させた粉末鍛造製アルミ
ニウム合金バルブリフタと組み合わせて使用している。
フタは、溶解アルミニウム合金を、所定の金型によって
成形した後鍛造し、その後、T6処理を行って、シリン
ダーヘッドとの摺動面を研削してメッキを施すという製
造方法が採られている。そして、このバルブリフタは鉄
系バルブリフタに比べて、それ自体の強度や靭性不足か
ら、疲労強度が低く、そのため破壊しやすい等の問題が
あり、特に、シリンダヘッド2との摺動面の強度等を強
化するため、この摺動面に、Ni−Pメッキ、硬質クロ
ムメッキ、Fe−Pメッキ、Ni−SiCメッキや陽極
酸化処理や潤滑剤入り陽極処理を施すこと等を施すこと
が提案されている。この中で、耐剥がれ性や耐摩耗性の
向上の点で、特に注目されるものは、Ni−Pメッキで
あり、このNi−Pメッキは、窒化けい素(Si
3N4)を分散させて、170°〜180°に加熱(べ
ーキング)すると、上記耐剥がれ性や耐摩耗性をさらに
向上するため、硬質粒子を分散させた粉末鍛造製アルミ
ニウム合金バルブリフタと組み合わせて使用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、粉末鍛造製ア
ルミニウム合金バルブリフタ1は、アルミ合金材そのも
のの靭性が低く使用中に割れ易く、しかも高価であると
いう難点があった。また、粉末鍛造製アルミニウム合金
バルブリフタ1は、鍛造によって予め粗形材を製作し、
T6等の熱処理を行い、その後、シリンダヘッド2との
摺動面を研削してメッキ層を施していたため、このメッ
キ層の密着性や靭性が低い等という難点があった。
ルミニウム合金バルブリフタ1は、アルミ合金材そのも
のの靭性が低く使用中に割れ易く、しかも高価であると
いう難点があった。また、粉末鍛造製アルミニウム合金
バルブリフタ1は、鍛造によって予め粗形材を製作し、
T6等の熱処理を行い、その後、シリンダヘッド2との
摺動面を研削してメッキ層を施していたため、このメッ
キ層の密着性や靭性が低い等という難点があった。
【0006】本発明は、かかる点に鑑み、バルブリフタ
の粗形材を、比較的安価な粉末鍛造材を使用して、しか
もシリンダヘッド摺動面へのメッキ層を、密着性の高い
かつ強固でしかも靭性の高い被膜となしたアルミニウム
合金製バルブリフタの製造方法を提供することを目的と
している。
の粗形材を、比較的安価な粉末鍛造材を使用して、しか
もシリンダヘッド摺動面へのメッキ層を、密着性の高い
かつ強固でしかも靭性の高い被膜となしたアルミニウム
合金製バルブリフタの製造方法を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶解アルミニ
ウム合金を使用して、鍛造又は鋳造によりバルブリフタ
粗材を製作し、その後、該バルブリフタ粗材のメッキを
施す面を予め研削加工し、この研削加工面に窒化けい素
を分散させたNi−Pメッキを施し、次に前記バルブリ
フタ粗材をT6等の時効処理を行うものである。
ウム合金を使用して、鍛造又は鋳造によりバルブリフタ
粗材を製作し、その後、該バルブリフタ粗材のメッキを
施す面を予め研削加工し、この研削加工面に窒化けい素
を分散させたNi−Pメッキを施し、次に前記バルブリ
フタ粗材をT6等の時効処理を行うものである。
【0008】
【作用】かかる製造方法によって、バルブリフタ粗材と
して、溶解アルミニウム合金を使用することによって、
靭性の高い、安価なアルミニウム合金製のバルブリフタ
が提供でき、しかも、バルブリフタ粗材のメッキを施す
面を研削した後Ni−Pメッキを施し、次にバルブリフ
タ粗材をT6等の時効処理を行うようにしたので、熱処
理時の熱履歴によってべーキングを行うこととなり、密
着性の高くかつ強固な被膜が得られる。
して、溶解アルミニウム合金を使用することによって、
靭性の高い、安価なアルミニウム合金製のバルブリフタ
が提供でき、しかも、バルブリフタ粗材のメッキを施す
面を研削した後Ni−Pメッキを施し、次にバルブリフ
タ粗材をT6等の時効処理を行うようにしたので、熱処
理時の熱履歴によってべーキングを行うこととなり、密
着性の高くかつ強固な被膜が得られる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の一実施例を説明する。
【0010】実施例におけるバルブリフタ製造方法は、
JIS H4000、2024材等を用いた溶解アルミ
ニウム合金を使用しており、この溶解アルミニウム合金
を、まず一体の金型内で、鍛造又は鋳造によって、バル
ブリフタ粗材を製作する。その後、該バルブリフタ素材
のメッキを施す面すなわち、シリンダヘッドと摺動する
面 に予め研削加工を行う。次に、この研削加工面に、
窒化けい素を分散させたNi−Pメッキを施し、メッキ
層8を作成する。次に、バルブリフタ粗材全体を、T6
等の時効処理を行って、バルブリフタを製造する。
JIS H4000、2024材等を用いた溶解アルミ
ニウム合金を使用しており、この溶解アルミニウム合金
を、まず一体の金型内で、鍛造又は鋳造によって、バル
ブリフタ粗材を製作する。その後、該バルブリフタ素材
のメッキを施す面すなわち、シリンダヘッドと摺動する
面 に予め研削加工を行う。次に、この研削加工面に、
窒化けい素を分散させたNi−Pメッキを施し、メッキ
層8を作成する。次に、バルブリフタ粗材全体を、T6
等の時効処理を行って、バルブリフタを製造する。
【0011】T6等の時効処理は、約500度Cの焼き
入れを行った後、170〜180度Cの焼戻しをして行
う。
入れを行った後、170〜180度Cの焼戻しをして行
う。
【0012】
【発明の効果】以上のような本発明のバルブリフタの製
造方法によると、バルブリフタ粗材として、溶解アルミ
ニウム合金を使用することによって、靭性の高い、安価
なアルミニウム合金製のバルブリフタが提供でき、しか
も、バルブリフタ粗材のメッキを施す面を研削した後N
i−Pメッキを施し、次にバルブリフタ粗材をT6等の
時効処理を行うようにしたので、熱処理時の熱履歴によ
ってべーキングを行うことにより、密着性の高くかつ強
固な被膜が得られる。
造方法によると、バルブリフタ粗材として、溶解アルミ
ニウム合金を使用することによって、靭性の高い、安価
なアルミニウム合金製のバルブリフタが提供でき、しか
も、バルブリフタ粗材のメッキを施す面を研削した後N
i−Pメッキを施し、次にバルブリフタ粗材をT6等の
時効処理を行うようにしたので、熱処理時の熱履歴によ
ってべーキングを行うことにより、密着性の高くかつ強
固な被膜が得られる。
【図1】内燃機関の動弁機構の一例を示す縦断面図であ
る。
る。
1 バルブリフタ 2 シリンダヘッド 7 シリンダヘッドとの摺動面(メッキを施す面)
Claims (1)
- 【請求項1】溶解アルミニウム合金を使用して、鍛造又
は鋳造によりバルブリフタ粗材を製作し、その後、該バ
ルブリフタ粗材のメッキを施す面を予め研削加工し、こ
の研削加工面に窒化けい素を分散させたNi−Pメッキ
を施し、次に前記バルブリフタ粗材をT6等の時効処理
を行うことを特徴とするアルミニウム合金製バルブリフ
タの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34276193A JPH07166822A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | アルミニウム合金製バルブリフタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34276193A JPH07166822A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | アルミニウム合金製バルブリフタの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07166822A true JPH07166822A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18356294
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34276193A Pending JPH07166822A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | アルミニウム合金製バルブリフタの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07166822A (ja) |
-
1993
- 1993-12-16 JP JP34276193A patent/JPH07166822A/ja active Pending
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