JPH07167237A - Vベルト式自動変速機用ウェイトの製造方法 - Google Patents

Vベルト式自動変速機用ウェイトの製造方法

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JPH07167237A
JPH07167237A JP21103294A JP21103294A JPH07167237A JP H07167237 A JPH07167237 A JP H07167237A JP 21103294 A JP21103294 A JP 21103294A JP 21103294 A JP21103294 A JP 21103294A JP H07167237 A JPH07167237 A JP H07167237A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グリス飛散防止用カバーを不要としてVベル
ト式自動変速機の簡素化、小形化およびコストダウンを
図る。 【構成】 円筒状キャビティ13と、ディスク状空間か
らなるゲート16とを有する金型に、固体潤滑材入り繊
維強化樹脂を注入してウェイトを製造する。ウェイトは
固体潤滑材により潤滑されるから、従来用いていたグリ
ス飛散防止用カバーが不要になる。このため、Vベルト
式自動変速機の部品点数を削減して簡素化、小形化を図
ることができ、そのコストダウンを図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動二輪車や雪上車など
に用いられるVベルト式自動変速機用ウェイトの製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】Vベルト式自動変速機は、駆動側プーリ
と従動側プーリとの間にVベルトを掛け渡したものであ
り、前記駆動側プーリおよび従動側プーリは、それぞれ
回転軸に対して固定された固定プーリプレートとこの固
定プーリプレートに対向してベルト溝を形成し軸線方向
に進退自在な可動プーリプレートとを有している。そし
て、前記駆動側プーリの可動プーリプレートを、この可
動プーリプレートとその背面側に位置するカム部材との
間に配されて可動プーリプレートの背面および周壁に係
接し駆動側プーリに伴って回転するウェイトの遠心力で
押動することによって、Vベルトとプーリとのかみ合い
半径を連続的に変化させるように構成されている。
【0003】特に、Vベルト式自動変速機は、無段階で
スムーズな変速比が得られることや構造が簡単であるこ
となどから、近年、スクータを始めとしてファミリーバ
イクや実用バイク、あるいは雪上車などに広く使用され
ている。
【0004】ところで、この種の変速機のウェイトは、
回転軸の回転数の変動に応じて、絶えず可動プーリプレ
ートを押動してVベルトとのかみ合い半径を変化させる
ものであるから、可動プーリプレートの背面を円滑に移
動し、かつ、可動プーリプレートを摩耗させない必要が
ある。そのため、従来、ウェイトは樹脂から円筒状に形
成されたものが一般的であり、このウェイトの外周面に
設けられた一個のエッジゲートから樹脂を注入する方法
により製造されている。
【0005】さらに、この種の従来のVベルト式自動変
速機は、前記ウェイトを潤滑するために、可動プーリプ
レートとその背面側のカム部材との間のウェイト収容空
間内にグリスを充填し、可動プーリプレートの前記周壁
からカム部材背面を覆うように軸線方向に沿って延びか
つ径方向内方に延びるカバーを設けて前記ウェイト収容
空間を閉塞することにより、グリスの飛散防止を図って
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
製造方法では、摩耗を少なくするために繊維強化樹脂か
ら成形した場合、ウェイトの真円度が得られないという
不具合があった。これは、キャビティ内を異なる方向に
流動する樹脂の二つの先端が衝突するウェルド部におい
て、樹脂に充填された繊維の配向が他の部分と異なり、
このウェルド部における成形収縮率が他の部分と異なる
ためと考えられる。その結果、ウェルド部が突出し、円
滑な転動が得られないため、偏摩耗の原因となってい
る。
【0007】また、従来ではウェイトを潤滑するグリス
が飛散するのを防ぐために、カバーを装着しなければな
らず、部品点数を減らしてVベルト式自動変速機の簡素
化、小型化およびコストダウンを図るにも限度があっ
た。
【0008】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、真円度が高いウェイトを得るととも
に、グリス飛散防止用カバーを不要としてVベルト式自
動変速機の簡素化、小形化およびコストダウンを図るこ
とが可能となるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るVベルト式
自動変速機用ウェイトの製造方法は、円筒状重量調整部
材の外周部を樹脂部で覆って形成されたウェイトの樹脂
成形を、円筒状のキャビティと、この円筒状キャビティ
の軸心側に位置し、外周部がこのキャビティにおける軸
方向一端部の内周側に全周にわたって連通されたディス
ク状空間からなるゲートとが形成された金型に、固体潤
滑材を混入させた繊維強化樹脂を前記ゲートの中央部か
ら注入して行うものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、固体潤滑材入り繊維強化樹脂
を周囲から軸線方向に注入することにより、充填された
繊維の配向性が成形収縮率に与える影響を小さくする。
また、ウェイトは固体潤滑材により潤滑されるから、グ
リスおよびその飛散防止用カバーを不要とすることが可
能になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係るウェイトの
製造方法に用いられる金型を示す断面図、図2は、図1
におけるII−II線断面図、図3は本発明に係る製造方法
によって製造されたウェイトを備えたVベルト式自動変
速機の要部を示す断面図、図4はウェイトを拡大して示
す断面図である。
【0012】これらの図において符号1はスクータ等の
ユニットスイング式エンジンを示す。このエンジン1は
前方に配設されたエンジン本体2と、後方に配設され減
速機を介して後輪側プーリ軸に接続された図示しない後
輪軸と、前記エンジン本体2の動力をクランク軸3から
遠心クラッチを介して前記後輪側プーリ軸に伝達するV
ベルト式自動変速機4とが伝動ケース5により一体に保
持され、後輪を懸架する懸架装置の一構成要素として機
能している。
【0013】前記Vベルト式自動変速機4は、クランク
軸3に支承されたクランク側プーリ6と、前記後輪側プ
ーリ軸にカラーを介して回転自在に支承された後輪側プ
ーリと、これらプーリ間に掛け渡されたVベルト7など
から構成されている。
【0014】前記クランク側プーリ6は、クランク軸3
に固定された固定プーリプレート6aと、この固定プー
リプレート6aに対向してベルト溝を形成し軸線方向に
進退自在な可動プーリプレート6bとを有している。
【0015】8はウェイトであり、図4に縦断面を拡大
して示すように円筒状に形成され内側に鉄や真鍮などの
金属材からなる円筒状の重量調整部材9が設けられてい
る。10は前記可動プーリプレート6bの背面側に位置
してクランク軸3上に固定されたカム部材である。前記
ウェイト8は、これら可動プーリプレート6bとカム部
材10との間に介装され、両部材のカム面によって径方
向に摺動かつ転動自在に挟持されている。前記カム面
は、クランク側プーリ6の回転に伴なうウェイト8の遠
心力で、可動プーリプレート6bを押動しVベルト7と
の噛み合い半径を変化させるように、外径方向に向かっ
て対向間隔が漸次狭小となるように形成されている。
【0016】また、前記カム部材10の外周部と可動プ
ーリプレート6bにおける周壁6cとの間には隙間Dが
設けられており、ウェイト収容空間の内外が連通される
ように構成されている。さらに、この可動プーリプレー
ト6bには、従来のVベルト式自動変速機で用いられて
いたようなグリス飛散防止用カバーは取付けられていな
い。言い換えれば、乾式の潤滑構造になっている。
【0017】11は可動プーリプレート6bとカム部材
10との間に介装され、カム部材10に対して可動プー
リプレート6bを案内するガイド部材である。なお、図
3中鎖線はVベルト式自動変速機4のトップ時における
状態を示す。
【0018】上述したVベルト式自動変速機4のウェイ
ト8を製造する場合には、まず金型12および重量調整
部材9を加工し、金型12に形成されたキャビティ13
の内側に重量調整部材9を保持した後に、前記キャビテ
ィ13内に固体潤滑材入り繊維強化樹脂を注入する。
【0019】この製造方法について詳述すると、まず下
部金型12aと上部金型12bとを加工してこれら部材
間に円筒状を呈するキャビティ13を形成するととも
に、金属材を加工して重量調整部材9を円筒状に形成す
る。このとき、前記キャビティ13には、ウェイト8の
転動面を形成する転動面形成部13aと、この転動面形
成部13aの軸方向両端部に重量調整部材9より軸方向
外側においてその軸心側へ延在する延在部13bと、こ
の延在部13bの外周部分の面取り面13cとを形成し
ておく。なお、下部金型12aと上部金型12bは、こ
れらの型合わせ面が前記転動面形成部13aと面取り面
13cとの境界部分に位置づけられるように形成する。
さらに、延在部13bの軸方向の厚みは、転動面形成部
13aの径方向の厚みより薄くなるように形成してお
く。
【0020】そして、重量調整部材9を下部金型12a
の突出部14に嵌挿してキャビティ13の内側に保持す
る。なお、図1において上側に位置する延在部13b
は、上述したように重量調整部材9をキャビティ13に
装填することによって、重量調整部材9の軸端面を内壁
面13dとしてキャビティ13の一部を構成するように
なる。ここで、重量調整部材9は軸線方向の長さがキャ
ビティ13より短く形成されており、段部15によって
外表面がキャビティ13に囲繞された状態に保持されて
いる。
【0021】次いで、溶融した状態の固体潤滑材入り繊
維強化樹脂をゲート16の中央部のランナ17からキャ
ビティ13内に注入した後、この樹脂を冷却して固化さ
せることによりキャビティ13内にウェイト8を形成す
る。前記ゲート16は、上部金型12bを突出部14の
上端面から僅かに離間させることによりディスク状空間
として形成され、このゲート16の中央部のランナ17
に連通されている。
【0022】すなわち、ウェイト8は円筒状に形成さ
れ、ゲート16はウェイト8の一開口端内周縁8aを形
成する部分に周方向に延在するように設けられている。
言い換えれば、ゲート16は延在部13bの内周縁に連
なることになる。また、このゲート16は、突出部14
の上端面と重量調整部材9の上端面とを面一になるよう
に形成することによって、軸方向内側(重量調整部材9
側)となる内壁面16aが前記延在部13bの内壁面1
3dと面一になるように形成されている。しかも、その
厚みが前記延在部13bより薄くなるように形成されて
いる。すなわち、ゲート16は前記延在部13bの軸方
向外側の端面より軸方向内側へ偏在されている。
【0023】注入する固体潤滑材入り繊維強化樹脂の母
材としては、ナイロン樹脂,ポリアセタール樹脂(POM
),ポリテトラフルオルエチレン樹脂(PTFE),ポリ
ブチレンテレフタレート樹脂(PBT ),ポリプロピレン
樹脂(PP),ポリエチレン樹脂(PE),もしくはフェノ
ール樹脂,ポリイミド樹脂などとされる。充填する繊維
としては、ガラス繊維,カーボン繊維,もしくはアラミ
ド繊維(例えばデュポン社製のケブラー繊維)などとさ
れる。
【0024】また、前記繊維強化樹脂に混入させる固体
潤滑材としては、ポリテトラフルオルエチレン樹脂(PT
FE),黒鉛,二硫化モリブデン(MOS2)などとされ
る。但し、前記PTFEは母材がPTFEの場合は使用しない。
【0025】このように構成されたVベルト式自動変速
機用ウェイトの製造方法においては、溶融した固体潤滑
材入り繊維強化樹脂がランナ17から注入されると、こ
のランナ17がディスク状のゲート16の中央部に位置
しているので、前記樹脂はどの方向においても流量が略
等しくなるように分散される。分散された樹脂は、ゲー
ト16を介して延在部13bの内周縁からキャビティ1
3内に流入し、軸線方向に流動してキャビティ13内に
充填される。
【0026】ゲート16からキャビティ13に樹脂が流
入するときには、樹脂はゲート16の内壁面16aおよ
び延在部13bの内壁面13dに沿って流れる。そし
て、キャビティ13内に流入した樹脂は、斜めに傾斜さ
れた面取り面13cによってその流れ方向が変えられ、
図1において上側に位置する延在部13bから転動面形
成部13aに流れ込み、さらに、図1において下側に位
置する延在部13bに流入する。
【0027】その後、樹脂が冷却固化されると樹脂はキ
ャビティ13に対応した形状に形成されるため、ウェイ
ト8を製造することができる。
【0028】したがって、樹脂を注入する際、流動する
方向を一定にして、従来のようなウェルド部が発生する
のを防止することができ、ウェイト8全体における成形
収縮率を略等しくすることができる。すなわち、充填さ
れた繊維や、黒鉛などのようにそれ自体の形状に方向性
をもった固体潤滑材の配向性が成形収縮率に与える影響
を小さくすることができるので、固体潤滑材入り繊維強
化樹脂から真円度のよいウェイト8を製造することがで
きる。これは、樹脂の流動方向を一定にすることによ
り、充填された繊維の配向が等しくなるためと考えられ
る。また、固体潤滑材としてそれ自体の形状に方向性を
もった黒鉛などを用いた場合にも、その配向が等しくな
るためと考えられる。
【0029】また、ゲート16の内壁面16aと延在部
13bの内壁面13dとが面一になっているためにゲー
ト16からキャビティ13に至る樹脂の流入経路が直線
状になることから、樹脂の流れが円滑かつ速くなる。し
かも、ゲート16が延在部13bの軸方向外側の端面よ
り軸方向内側へ偏在していてディスク状のゲート16が
キャビティ13の転動面形成部13aに近接するととも
に、前記したように流入経路が直線的であることから、
転動面形成部13aまでの樹脂の流入経路が最短にな
る。その上、延在部13bの外周部分に面取りを施して
あるので、樹脂は斜めに傾斜された面取り面13cに沿
って流れ方向が変えられ淀むことなく転動面形成部13
aに滑らかに流れる。
【0030】このため、成形時に樹脂がゲート16から
キャビティ13に向かって真っ直ぐに円滑に流れると共
にキャビティ13内でも円滑に流れることになるので、
樹脂温度が低下してしまう前に、キャビティ13内に樹
脂を速やかに充填することができる。すなわち、キャビ
ティ13を満たすまでの間に樹脂が部分的に固まってし
まい流動方向が乱れるのを防ぐことができる。
【0031】なお、樹脂をゲート16から速やかにキャ
ビティ13に流入させるにはゲート16を可及的に薄く
形成することが望ましいが、薄くし過ぎるとゲート16
を通過するときに樹脂が冷え易くなってしまう。本実施
例では、ゲート16の内壁面16aを延在部13bの内
壁面13dと面一にしながらゲート16を延在部13b
より薄く形成して軸方向内側へ偏在させたので、樹脂の
流速を速めかつゲート16の厚みを確保して樹脂の温度
を維持しつつ直線的で最短な流入経路を形成できる。
【0032】また、ゲート16を延在部13bより薄く
して軸方向内側へ偏在させたから、ここで硬化した樹脂
を除去するときにばりがウェイト8の軸端部から外方へ
突出することもないので、ウェイト8がこれの軸端面と
対向する通常可動プーリプレート側に設けられるガイド
に引っかからずに円滑に移動できるようになる。その
上、ゲート16で硬化した樹脂を除去するに当たっては
ウェイト8の外方から作業を行うことができ、しかもウ
ェイト8のゲート部分は凹んでいて除去部分を確認し易
くしかも薄いから、この除去作業が容易である。ゲート
16が薄いと樹脂の無駄が少なくて済むという利点もあ
る。
【0033】加えて、下部金型12aと上部金型12b
との型合わせ面をキャビティ13における転動面形成部
13aと面取り面13cとの境界となる部位に位置づけ
たので、この型合わせ面から樹脂が漏れてばりが生じた
としても、このばりはウェイト8の転動面上には突出し
ないで済む。すなわち、ウェイト8を、上述した成形方
法により真円度がよくなるように製造できるとともに、
転動面上にばりが突出せず滑らかに回転できるように製
造することができる。
【0034】また、キャビティ13の延在部13bを転
動面形成部13aより薄く形成したので、ウェイト8の
軸方向の寸法が無用に長くなることがなく、このウェイ
ト8を採用したVベルト式自動変速機はコンパクトにな
る。すなわち、ウェイト8は図3に示すクランク軸3の
周囲に、クランク軸3と直交する平面上にウェイト8の
軸端どうしを隣り合わせて周方向に複数並んでいるの
で、個々のウェイト8の軸方向の寸法が短ければクラン
ク側プーリ6の外径も小さくて済むからである。なお、
延在部13bは薄いから、ゲート16側の延在部13b
から転動面形成部13aに流入するときに流速が速くな
る。しかも、ゲート16とは軸方向反対側の延在部13
bに転動面形成部13aから樹脂が流入するときには、
広いところから狭いところへ樹脂が流入することになる
が、延在部13bの外周部には面取り面13cがあるの
で、抵抗が少なく流れ易い。
【0035】なお、上記実施例においては、ウェイト8
の成形時に重量調整部材9をインサート成形した例につ
いて説明したが、成形後に圧入などにより固定すること
もできる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るVベル
ト式自動変速機用ウェイトの製造方法は、円筒状のキャ
ビティと、この円筒状キャビティの軸心側に位置し、外
周部がこのキャビティにおける軸方向一端部の内周側に
全周にわたって連通されたディスク状空間からなるゲー
トとが形成された金型に、固体潤滑材を混入させた繊維
強化樹脂を前記ゲートの中央部から注入することによ
り、樹脂部を形成するため、固体潤滑材入り繊維強化樹
脂の流動方向を一定な軸線方向にして、成形収縮を全体
に渡って略等しくすることができる。したがって、充填
された繊維が成形収縮率に与える影響を小さくすること
ができるから、固体潤滑材入り繊維強化樹脂から真円度
が良いウェイトが製造できる。なお、固体潤滑材として
それ自体の形状に方向性のあるものを採用した場合も同
様である。その結果、ウェイトの転動を円滑にして偏摩
耗を低減できるため、寿命の延長化も期待できる。
【0037】また、ウェイトは繊維強化樹脂に混入され
た固体潤滑材により潤滑されるから、従来用いていたグ
リスおよびその飛散防止用カバーを不要とすることが可
能となる。このため、Vベルト式自動変速機の部品点数
を削減して簡素化、小形化を図り、そのコストダウンを
図ることを可能とすることができる。また、グリス飛散
防止用カバーを用いずにウェイト収納空間を外部と連通
させても、ウェイトは外周部が繊維強化樹脂によって作
られていて高硬度に形成されるから、異物によってウェ
イトが摩耗されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るウェイトの製造方法に用いられ
る金型を示す断面図である。
【図2】 図1におけるII−II線断面図である。
【図3】 本発明に係る製造方法によって製造されたウ
ェイトを備えたVベルト式自動変速機の要部を示す断面
図である。
【図4】 ウェイトを拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
4…Vベルト式自動変速機、6a…固定プーリプレー
ト、6b…可動プーリプレート、8…ウェイト、9…重
量調整部材、10…カム部材、12a…下部金型、12
b…上部金型、13…キャビティ、16…ゲート。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定プーリプレートに対向してベルト溝
    を形成する可動プーリプレートとカム部材との間に介装
    されかつ円筒状重量調整部材の外周部を樹脂部で覆って
    形成されたVベルト式自動変速機用ウェイトの製造方法
    において、円筒状のキャビティと、この円筒状キャビテ
    ィの軸心側に位置し、外周部がこのキャビティにおける
    軸方向一端部の内周側に全周にわたって連通されたディ
    スク状空間からなるゲートとが形成された金型に、固体
    潤滑材を混入させた繊維強化樹脂を前記ゲートの中央部
    から注入することにより、前記樹脂部を形成することを
    特徴とするVベルト式自動変速機用ウェイトの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のVベルト式自動変速機用
    ウェイトの製造方法において、円筒状重量調整部材を予
    め前記キャビティの内側に保持した後に、固体潤滑材を
    混入させた繊維強化樹脂を注入することを特徴とするV
    ベルト式自動変速機用ウェイトの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のVベルト式自動変速機用
    ウェイトの製造方法において、樹脂部を成形した後、円
    筒状重量調整部材を圧入により前記樹脂部に固定するこ
    とを特徴とするVベルト式自動変速機用ウェイトの製造
    方法。
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