JPH07167404A - 変圧運転ボイラ応力監視装置 - Google Patents
変圧運転ボイラ応力監視装置Info
- Publication number
- JPH07167404A JPH07167404A JP27878494A JP27878494A JPH07167404A JP H07167404 A JPH07167404 A JP H07167404A JP 27878494 A JP27878494 A JP 27878494A JP 27878494 A JP27878494 A JP 27878494A JP H07167404 A JPH07167404 A JP H07167404A
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- Japan
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- stress
- boiler
- life consumption
- water separator
- brackish water
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Abstract
(57)【要約】
【目的】変圧運転ボイラにおいて汽水分離器耐圧部の応
力に関連する情報をボイラ運転中にオンラインにて監視
すること。 【構成】変圧運転ボイラにおける通気中の汽水分離器に
印加される応力を求める手段と,前記応力に関連する情
報を前記変圧運転ボイラの運転中に表示出力する手段
(102)と,前記応力から該汽水分離器の寿命消費を
求める手段と,前記変圧運転ボイラの運転における前記
寿命消費を積算して累積寿命消費を求める手段とを有す
ることを特徴とする。
力に関連する情報をボイラ運転中にオンラインにて監視
すること。 【構成】変圧運転ボイラにおける通気中の汽水分離器に
印加される応力を求める手段と,前記応力に関連する情
報を前記変圧運転ボイラの運転中に表示出力する手段
(102)と,前記応力から該汽水分離器の寿命消費を
求める手段と,前記変圧運転ボイラの運転における前記
寿命消費を積算して累積寿命消費を求める手段とを有す
ることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボイラの応力監視装置
に係り、特に頻繁な起動停止や大幅な負荷変化が要求さ
れる中間負荷火力用に好適な変圧運転ボイラの応力監視
装置に関する。
に係り、特に頻繁な起動停止や大幅な負荷変化が要求さ
れる中間負荷火力用に好適な変圧運転ボイラの応力監視
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱機器はその運転中(特に起動停止時)
に金属部に熱応力を発生し、熱応力の繰返しにより金属
部が疲労しやがてはこれを破壊することが知られてい
る。
に金属部に熱応力を発生し、熱応力の繰返しにより金属
部が疲労しやがてはこれを破壊することが知られてい
る。
【0003】このため例えばタービンでは、ロータ第1
段後の金属部の応力を監視し、あるいはさらに寿命管理
の考えを取り入れ1回当りのタービンの起動停止に許容
される応力に沿ってタービンの速度・負荷の変化率を決
定することが行われている。係る応力の監視・制御は最
近になってボイラにも要求され初めてきており、例えば
定圧貫流ボイラでは二次過熱器出口管寄ヘッダの特に主
蒸気管用ノズルコーナー内面や再熱器出口管寄ヘッダノ
ズルコーナー内面等に最も過大な熱応力の発生すること
が知られている。
段後の金属部の応力を監視し、あるいはさらに寿命管理
の考えを取り入れ1回当りのタービンの起動停止に許容
される応力に沿ってタービンの速度・負荷の変化率を決
定することが行われている。係る応力の監視・制御は最
近になってボイラにも要求され初めてきており、例えば
定圧貫流ボイラでは二次過熱器出口管寄ヘッダの特に主
蒸気管用ノズルコーナー内面や再熱器出口管寄ヘッダノ
ズルコーナー内面等に最も過大な熱応力の発生すること
が知られている。
【0004】ところで、最近の電力系統では原子力発電
比率の増大と昼夜の電力需要の大幅格差によって、火力
発電プラントは深夜起動停止と大幅かつ急速な負荷変動
を伴う中間負荷運用への転換を余儀なくされている。係
る中間負荷運転用のボイラとしては、起動停止時の燃料
等の損失の少ない変圧運転ボイラとするのが好適である
が、日又は週単位での起動停止を行うために、他のボイ
ラにも増して厳しい応力監視・制御が要求される。
比率の増大と昼夜の電力需要の大幅格差によって、火力
発電プラントは深夜起動停止と大幅かつ急速な負荷変動
を伴う中間負荷運用への転換を余儀なくされている。係
る中間負荷運転用のボイラとしては、起動停止時の燃料
等の損失の少ない変圧運転ボイラとするのが好適である
が、日又は週単位での起動停止を行うために、他のボイ
ラにも増して厳しい応力監視・制御が要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この変圧運転ボイラの
場合にも前記のノズルコーナーを応力監視点とせねばな
らないが、それ以外にも大応力が発生する部位のあるこ
とが判明した。
場合にも前記のノズルコーナーを応力監視点とせねばな
らないが、それ以外にも大応力が発生する部位のあるこ
とが判明した。
【0006】これは、変圧運転ボイラの汽水分離器の耐
圧部であり、ここにおいて、プラントの起動停止運転時
に内部流体温度の変化率,変化幅共に著しく、負荷変化
中は、変圧運転の特徴である内圧の大幅な変動にさらさ
れる。従って起動時には特に耐圧部メタルと内部流体と
の間に生ずる温度差により熱応力が生ずる。特に構造の
複雑な蒸気入口ノズルコーナー内面では熱応力が大き
く、繰返し応力による疲労損傷も大きい。一方、定格運
転中は、該ノズルコーナー内面では起動時の残留応力と
内圧応力によるクリープ損傷が生ずる。また、負荷変化
中は、内圧変動により、繰返し応力が働き、頻繁かつ大
幅な負荷変動の場合疲労損傷も無視できない。
圧部であり、ここにおいて、プラントの起動停止運転時
に内部流体温度の変化率,変化幅共に著しく、負荷変化
中は、変圧運転の特徴である内圧の大幅な変動にさらさ
れる。従って起動時には特に耐圧部メタルと内部流体と
の間に生ずる温度差により熱応力が生ずる。特に構造の
複雑な蒸気入口ノズルコーナー内面では熱応力が大き
く、繰返し応力による疲労損傷も大きい。一方、定格運
転中は、該ノズルコーナー内面では起動時の残留応力と
内圧応力によるクリープ損傷が生ずる。また、負荷変化
中は、内圧変動により、繰返し応力が働き、頻繁かつ大
幅な負荷変動の場合疲労損傷も無視できない。
【0007】以上のことから、本発明の目的は、変圧運
転ボイラに適用するに好適なボイラ熱応力監視装置を提
供するにある。
転ボイラに適用するに好適なボイラ熱応力監視装置を提
供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本願発明の特徴とするところは、変圧運転ボイラにお
ける通気中の汽水分離器に印加される応力を求める手段
と,前記応力から該汽水分離器の寿命消費を求める手段
と,前記変圧運転ボイラの運転における前記寿命消費を
積算して累積寿命消費を求める手段と,前記累積寿命消
費量と前記変圧運転ボイラの運転回転累計とから前記変
圧運転ボイラ運転の1サイクル当りの許容寿命消費量を
求める手段とを有することを特徴とする。
に本願発明の特徴とするところは、変圧運転ボイラにお
ける通気中の汽水分離器に印加される応力を求める手段
と,前記応力から該汽水分離器の寿命消費を求める手段
と,前記変圧運転ボイラの運転における前記寿命消費を
積算して累積寿命消費を求める手段と,前記累積寿命消
費量と前記変圧運転ボイラの運転回転累計とから前記変
圧運転ボイラ運転の1サイクル当りの許容寿命消費量を
求める手段とを有することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、1サイクル当りの許容寿命消
費量を求める手段を有しているので、残余のプラント起
動・停止運転の1サイクル当りの許容寿命消費が把握で
き、寿命消費配分を考慮に入れたボイラの運転スケジュ
ールを容易に立てることが可能となる。
費量を求める手段を有しているので、残余のプラント起
動・停止運転の1サイクル当りの許容寿命消費が把握で
き、寿命消費配分を考慮に入れたボイラの運転スケジュ
ールを容易に立てることが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の実施例であり、ディジタル
計算機を用いたボイラ熱応力監視装置100とプラント
からの関連入力信号との関係を示したものである。
計算機を用いたボイラ熱応力監視装置100とプラント
からの関連入力信号との関係を示したものである。
【0012】この図1において、ボイラ熱応力監視装置
100は、ディジタル計算機101,警報表示器10
2,CRT表示装置103,タイプライタ104、およ
びハードコピー装置105より構成される。ディジタル
計算機101は、監視点である汽水分離器203の蒸気
圧力P,該蒸気流量G,該蒸気温度Tf および該監視点
の内面メタル温度TM1,外面メタル温度TM0を基に、該
ノズルコーナー内面の熱応力と寿命消費量を所定の周期
で計算し、熱応力については、警報表示器102に警報
時にその旨を表示し、CRT表示装置103に関連情報
を表示する一方、タイプライタ104にそれを印字す
る。また、CRT表示装置103には、熱応力計算値の
トレンドグラフ表示や数値表示,起動停止1回当りの寿
命消費量データや累積寿命消費量データを表示し、タイ
プライタ104には、上記トレンド表示以外のデータを
それぞれオペレータの要求に応じて表示及び印字する。
CRT表示装置103に表示されたトレンドグラフ表示
などの情報は、ハードコピー装置105によって要求に
応じて記録できる。
100は、ディジタル計算機101,警報表示器10
2,CRT表示装置103,タイプライタ104、およ
びハードコピー装置105より構成される。ディジタル
計算機101は、監視点である汽水分離器203の蒸気
圧力P,該蒸気流量G,該蒸気温度Tf および該監視点
の内面メタル温度TM1,外面メタル温度TM0を基に、該
ノズルコーナー内面の熱応力と寿命消費量を所定の周期
で計算し、熱応力については、警報表示器102に警報
時にその旨を表示し、CRT表示装置103に関連情報
を表示する一方、タイプライタ104にそれを印字す
る。また、CRT表示装置103には、熱応力計算値の
トレンドグラフ表示や数値表示,起動停止1回当りの寿
命消費量データや累積寿命消費量データを表示し、タイ
プライタ104には、上記トレンド表示以外のデータを
それぞれオペレータの要求に応じて表示及び印字する。
CRT表示装置103に表示されたトレンドグラフ表示
などの情報は、ハードコピー装置105によって要求に
応じて記録できる。
【0013】つぎに、図1におけるプラント部について
説明する。図は、変圧ベンソンボイラの関連部分を示し
たものである。プラントの運転モードは、バーナ209
の点火後定格負荷に達するまでの間、起動バイパス運転
と貫流運転の2つに分れる。起動バイパス運転は、バー
ナ点火からタービン蒸気加減弁301を開き始める以前
の運転を指す。図1において給水は、ボイラ200の節
炭器201によって予熱され、水冷壁202で加熱され
る。そして、加熱流体は、汽水分離器203,貯水タン
ク207で蒸気SF と水WF に分離され、蒸気は、バイ
パス弁1からフラッシュタンク208,フラッシュタン
ク蒸気ダンプ弁2を介して復水器400へダンプされる
一方、1次過熱器204,2次過熱器205,3次過熱
器206に通気され、昇温が行われる。
説明する。図は、変圧ベンソンボイラの関連部分を示し
たものである。プラントの運転モードは、バーナ209
の点火後定格負荷に達するまでの間、起動バイパス運転
と貫流運転の2つに分れる。起動バイパス運転は、バー
ナ点火からタービン蒸気加減弁301を開き始める以前
の運転を指す。図1において給水は、ボイラ200の節
炭器201によって予熱され、水冷壁202で加熱され
る。そして、加熱流体は、汽水分離器203,貯水タン
ク207で蒸気SF と水WF に分離され、蒸気は、バイ
パス弁1からフラッシュタンク208,フラッシュタン
ク蒸気ダンプ弁2を介して復水器400へダンプされる
一方、1次過熱器204,2次過熱器205,3次過熱
器206に通気され、昇温が行われる。
【0014】つぎに貫流運転は、バイパス弁1とフラッ
シュタンク蒸気ダンプ弁2を閉じて、蒸気を1次,2
次,3次過熱器204,205,206を通じて流し、
タービン蒸気加減弁301の開度調節と主蒸気圧力設定
値調節によりタービン300の昇速を行う。タービンが
定格回転数に達すると発電機の併入を行い負荷ランピン
グ条件が整うタービン蒸気加減弁301の開度を調節
し、最低圧力まで主蒸気圧力を上昇させる。その後は、
定格圧力まで、タービン蒸気加減弁301の開度と主蒸
気圧力設定値を負荷に対応して調節することにより負荷
制御を行う。
シュタンク蒸気ダンプ弁2を閉じて、蒸気を1次,2
次,3次過熱器204,205,206を通じて流し、
タービン蒸気加減弁301の開度調節と主蒸気圧力設定
値調節によりタービン300の昇速を行う。タービンが
定格回転数に達すると発電機の併入を行い負荷ランピン
グ条件が整うタービン蒸気加減弁301の開度を調節
し、最低圧力まで主蒸気圧力を上昇させる。その後は、
定格圧力まで、タービン蒸気加減弁301の開度と主蒸
気圧力設定値を負荷に対応して調節することにより負荷
制御を行う。
【0015】以上説明したように、汽水分離器203に
は、起動バイパス運転,貫流運転を通じて蒸気が流れ、
特に起動時に内部流体とメタル温度との大きな温度差に
さらされると共に負荷変動に伴い内部流体の圧力が大き
く変化する為内圧応力が大きく変化する。
は、起動バイパス運転,貫流運転を通じて蒸気が流れ、
特に起動時に内部流体とメタル温度との大きな温度差に
さらされると共に負荷変動に伴い内部流体の圧力が大き
く変化する為内圧応力が大きく変化する。
【0016】図2は、本発明のボイラ熱応力監視装置1
00における処理手順を示すものである。
00における処理手順を示すものである。
【0017】この処理の中の熱応力,内圧応力,疲労寿
命消費,クリープ破断寿命消費の各計算部は、概略次の
ように行われる。
命消費,クリープ破断寿命消費の各計算部は、概略次の
ように行われる。
【0018】まず、ステップ101においては、ボイラ
が運転中であるかどうかをバーナの点火信号の有無によ
って判定し、点火信号があればステップ102以下の処
理を実行する。
が運転中であるかどうかをバーナの点火信号の有無によ
って判定し、点火信号があればステップ102以下の処
理を実行する。
【0019】ステップ102では後述のステップ114
のクリープ損傷寿命計算に必要な、クリープ保持時間カ
ウンタをリセットする。次にステップ103では、運転
回数、すなわち点火信号が入力された回数をカウント
し、この値を後述のステップ118の許容寿命計算に用
いる。ステップ104では、起動から停止までを1サイ
クルとしたとき、1サイクルの運転が終了したかどうか
を判定し、1サイクルが終了しなければ次の内面合計応
力計算ステップ105へ進み、終了であればステップ1
17の合計寿命計算ステップへ進む。なお、このサイク
ルの判定は、例えばボイラの起動,停止時のように、温
度が上昇して安定した後、下降して安定する過程におけ
る温度変化率(温度勾配)の変化を検出することにより
成される。
のクリープ損傷寿命計算に必要な、クリープ保持時間カ
ウンタをリセットする。次にステップ103では、運転
回数、すなわち点火信号が入力された回数をカウント
し、この値を後述のステップ118の許容寿命計算に用
いる。ステップ104では、起動から停止までを1サイ
クルとしたとき、1サイクルの運転が終了したかどうか
を判定し、1サイクルが終了しなければ次の内面合計応
力計算ステップ105へ進み、終了であればステップ1
17の合計寿命計算ステップへ進む。なお、このサイク
ルの判定は、例えばボイラの起動,停止時のように、温
度が上昇して安定した後、下降して安定する過程におけ
る温度変化率(温度勾配)の変化を検出することにより
成される。
【0020】ステップ105において、評価点圧力部材
の内面合計応力が計算される。ここで、内面合計応力と
は、評価点での内部流体温度Tf,圧力Pf,流量G,外
面メタル温度TMoより、半径方向,幅方向,周方向の内
圧応力と熱応力を求め、これら応力を合成して得られる
合成応力の事である。
の内面合計応力が計算される。ここで、内面合計応力と
は、評価点での内部流体温度Tf,圧力Pf,流量G,外
面メタル温度TMoより、半径方向,幅方向,周方向の内
圧応力と熱応力を求め、これら応力を合成して得られる
合成応力の事である。
【0021】ステップ106において、ステップ105
で計算された内面合計応力が、許容応力を超えているか
否かを判定し、超えていればステップ107で警報表示
してステップ108に移行し、超えてなければ直接ステ
ップ108へ移行し、このステップ108において正常
応力値との偏差が表示される。
で計算された内面合計応力が、許容応力を超えているか
否かを判定し、超えていればステップ107で警報表示
してステップ108に移行し、超えてなければ直接ステ
ップ108へ移行し、このステップ108において正常
応力値との偏差が表示される。
【0022】このように、応力に関連する情報を表示出
力することにより、ボイラの運転が弾力的に行えるとい
う効果がある。すなわち、一般にボイラの応力監視は過
熱器または再熱器出口管寄において行われるが、これら
の部位では、負荷変化時には主蒸気温度がほぼ一定に制
御されるため、疲労寿命消費の度合いが小さい。これに
対し、汽水分離器においては負荷変化時にも疲労寿命消
費が大きい。
力することにより、ボイラの運転が弾力的に行えるとい
う効果がある。すなわち、一般にボイラの応力監視は過
熱器または再熱器出口管寄において行われるが、これら
の部位では、負荷変化時には主蒸気温度がほぼ一定に制
御されるため、疲労寿命消費の度合いが小さい。これに
対し、汽水分離器においては負荷変化時にも疲労寿命消
費が大きい。
【0023】したがって、汽水分離器の応力に関連する
情報を表示し、これを監視することにより、起動時にお
いて応力が大き過ぎれば昇温昇圧率を下げ、応力に余裕
があれば上げるなどの運用が行い得る。また、負荷変化
時にも、応力が大き過ぎれば負荷変化率や変化幅を小さ
くし、応力に余裕があれば大きくするなどの運用を行う
ことができ、フレキシブルな発電所運用が行えると共に
寿命消費を応力監視により、事前に制御することが可能
となる。
情報を表示し、これを監視することにより、起動時にお
いて応力が大き過ぎれば昇温昇圧率を下げ、応力に余裕
があれば上げるなどの運用が行い得る。また、負荷変化
時にも、応力が大き過ぎれば負荷変化率や変化幅を小さ
くし、応力に余裕があれば大きくするなどの運用を行う
ことができ、フレキシブルな発電所運用が行えると共に
寿命消費を応力監視により、事前に制御することが可能
となる。
【0024】ステップ109では、ステップ105で求
めた内面合計応力よりステップ109Aで内面主応力差を計
算し、続いてステップ109Bでその応力振幅に対応す
る設計疲労線向上の疲労寿命消費を推定演算する。
めた内面合計応力よりステップ109Aで内面主応力差を計
算し、続いてステップ109Bでその応力振幅に対応す
る設計疲労線向上の疲労寿命消費を推定演算する。
【0025】ここで内面主応力差とは、半径方向,軸方
向,同方向における主応力を表わすものである。例え
ば、周方向と軸方向の合成応力差,軸方向と半径方向の
合成応力差,半径方向と周方向の合成応力差である。
向,同方向における主応力を表わすものである。例え
ば、周方向と軸方向の合成応力差,軸方向と半径方向の
合成応力差,半径方向と周方向の合成応力差である。
【0026】ステップ110は、ステップ109で計算
した内面主応力差より相当応力を計算する。この相当応
力は、上述した各主応力差の二乗平均値であり、ステッ
プ114のクリープ損傷寿命計算で用いる。
した内面主応力差より相当応力を計算する。この相当応
力は、上述した各主応力差の二乗平均値であり、ステッ
プ114のクリープ損傷寿命計算で用いる。
【0027】ステップ111は、ステップ105で求め
た内面合計応力のうち内面周方向応力が引張方向か圧縮
方向かを判定する部分で、ステップ114のクリープ損
傷寿命計算へ進むための第1関門に相当する。ここにお
いて、前記内面周方向応力が圧縮方向に働く場合はその
時の相当応力を最大値として記憶するためにステップ1
12へ、引張方向に働く場合はメタル温度がクリープ域
にあるか否か判断するステップ113へ移行する。
た内面合計応力のうち内面周方向応力が引張方向か圧縮
方向かを判定する部分で、ステップ114のクリープ損
傷寿命計算へ進むための第1関門に相当する。ここにお
いて、前記内面周方向応力が圧縮方向に働く場合はその
時の相当応力を最大値として記憶するためにステップ1
12へ、引張方向に働く場合はメタル温度がクリープ域
にあるか否か判断するステップ113へ移行する。
【0028】ステップ112は、ステップ110で計算
した相当応力の最大値を求めこの時のメタルの平均温度
を記憶してステップ104へ戻る。ここで求めた最大値
はステップ114のクリープ損傷寿命計算で用いられ
る。
した相当応力の最大値を求めこの時のメタルの平均温度
を記憶してステップ104へ戻る。ここで求めた最大値
はステップ114のクリープ損傷寿命計算で用いられ
る。
【0029】ステップ113は、クリープ損傷寿命計算
114へ進むための第2関門で、メタル平均温度がクリ
ープ域判定のための設定値を超えたか否かを判定する。
メタル平均温度が初めて設定値を超えた場合は、クリー
プ保持時間カウンタをスタートさせ、ステップ114へ
移行し、超えない場合は、ステップ104へ戻る。
114へ進むための第2関門で、メタル平均温度がクリ
ープ域判定のための設定値を超えたか否かを判定する。
メタル平均温度が初めて設定値を超えた場合は、クリー
プ保持時間カウンタをスタートさせ、ステップ114へ
移行し、超えない場合は、ステップ104へ戻る。
【0030】ステップ115では、ステップ112で求
めた相当応力の最大値と、その時のメタル平均温度とを
用いて、予め記憶されている応力歪線図に基づいて、ク
リープ域に入った時点における評価点の応力(初期応
力)を計算する。
めた相当応力の最大値と、その時のメタル平均温度とを
用いて、予め記憶されている応力歪線図に基づいて、ク
リープ域に入った時点における評価点の応力(初期応
力)を計算する。
【0031】初期応力は、該評価点は残留応力がない場
合には上述の相当応力となり、残留応力がある場合には
該残留応力と相当応力との和となる。
合には上述の相当応力となり、残留応力がある場合には
該残留応力と相当応力との和となる。
【0032】ステップ116は、ステップ115で求め
た初期応力を出発点として、クリープ保持時間カウンタ
で示される現時点における応力値を、予め記憶されてい
る応力緩和曲線より求め、この応力値に基づいて予め記
憶されているクリープ破断曲線からクリープ損傷寿命消
費を推定する。
た初期応力を出発点として、クリープ保持時間カウンタ
で示される現時点における応力値を、予め記憶されてい
る応力緩和曲線より求め、この応力値に基づいて予め記
憶されているクリープ破断曲線からクリープ損傷寿命消
費を推定する。
【0033】なお、以上のステップ115,116は、
メタル温度が所定値より低くクリープ損傷が問題となら
ない場合は省略される。
メタル温度が所定値より低くクリープ損傷が問題となら
ない場合は省略される。
【0034】次にステップ117は、合計寿命消費を計
算するステップで、ステップ104から与えられる1サ
イクル終了判定により実行される。まず、ステップ11
7Aでは、ステップ109及び114で各々計算された
疲労寿命消費とクリープ寿命消費を加算して、今回サイ
クルの合計寿命消費量を計算する。ステップ117B
は、ボイラ運転開始後現在までの累積寿命消費量を計算
する。ステップ117Cは、今回サイクルの合計寿命消
費量と許容寿命消費量を比較し、許容値より大きい場合
はステップ117Dで警報表示を行い、許容値以下の場
合には直接ステップ117Eへ移行する。ステップ11
7Eでは、合計寿命消費量と許容値との偏差を表示す
る。
算するステップで、ステップ104から与えられる1サ
イクル終了判定により実行される。まず、ステップ11
7Aでは、ステップ109及び114で各々計算された
疲労寿命消費とクリープ寿命消費を加算して、今回サイ
クルの合計寿命消費量を計算する。ステップ117B
は、ボイラ運転開始後現在までの累積寿命消費量を計算
する。ステップ117Cは、今回サイクルの合計寿命消
費量と許容寿命消費量を比較し、許容値より大きい場合
はステップ117Dで警報表示を行い、許容値以下の場
合には直接ステップ117Eへ移行する。ステップ11
7Eでは、合計寿命消費量と許容値との偏差を表示す
る。
【0035】ステップ118は、1サイクル当りの許容
寿命消費量を更新する部分で、ステップ103で求めた
運転回数累計とステップ117Aで求めた累積寿命消費
量とから残りの運転回数と余寿命を計算し、1サイクル
当りの許容寿命消費量を計算する。
寿命消費量を更新する部分で、ステップ103で求めた
運転回数累計とステップ117Aで求めた累積寿命消費
量とから残りの運転回数と余寿命を計算し、1サイクル
当りの許容寿命消費量を計算する。
【0036】すなわち、汽水分離器の材質,構造等から
決定される寿命から、既に費やされた累積寿命消費量を
差引き、これを予め計画された運転回数から既運転回数
を差引いて得られた残りの運転回数で除することによ
り、一運転サイクル当りに許容される寿命消費量が算出
される。これにより、残余のプラント起動,停止運転の
1サイクル当りの許容寿命消費が把握でき、寿命消費配
分を考慮に入れたボイラの運転スケジュールを容易に立
てることができるという効果がある。
決定される寿命から、既に費やされた累積寿命消費量を
差引き、これを予め計画された運転回数から既運転回数
を差引いて得られた残りの運転回数で除することによ
り、一運転サイクル当りに許容される寿命消費量が算出
される。これにより、残余のプラント起動,停止運転の
1サイクル当りの許容寿命消費が把握でき、寿命消費配
分を考慮に入れたボイラの運転スケジュールを容易に立
てることができるという効果がある。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、安全かつ急速な変圧運
転ボイラの負荷運用を可能にすることができる。
転ボイラの負荷運用を可能にすることができる。
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】図1に図示した実施例の処理手順を示すフロー
チャートである。
チャートである。
1…バイパス弁、2…フラッシュタンク蒸気ダンプ弁、
100…ボイラ熱応力監視装置、101…ディジタル計
算機、102…警報表示器、103…CRT表示装置、
104…タイプライタ、105…ハードコピー、200
…ボイラ、201…節炭器、202…水冷壁、203…汽
水分離器、204…1次過熱器、205…2次過熱器、
206…3次過熱器、207…貯水タンク、208…フ
ラッシュタンク、209…バーナ、300…タービン、
301…タービン蒸気加減弁、400…復水器、P…蒸
気圧力、G…蒸気流量、Tf …蒸気温度、MSP…主蒸
気圧力、TMi…汽水分離器内面メタル温度、TM0…汽水
分離器外面メタル温度、NC …ノズルコーナー部、SF
…蒸気、WF …水。
100…ボイラ熱応力監視装置、101…ディジタル計
算機、102…警報表示器、103…CRT表示装置、
104…タイプライタ、105…ハードコピー、200
…ボイラ、201…節炭器、202…水冷壁、203…汽
水分離器、204…1次過熱器、205…2次過熱器、
206…3次過熱器、207…貯水タンク、208…フ
ラッシュタンク、209…バーナ、300…タービン、
301…タービン蒸気加減弁、400…復水器、P…蒸
気圧力、G…蒸気流量、Tf …蒸気温度、MSP…主蒸
気圧力、TMi…汽水分離器内面メタル温度、TM0…汽水
分離器外面メタル温度、NC …ノズルコーナー部、SF
…蒸気、WF …水。
Claims (1)
- 【請求項1】変圧運転ボイラにおける通気中の汽水分離
器に印加される応力を求める手段と,前記応力から該汽
水分離器の寿命消費を求める手段と,前記変圧運転ボイ
ラの運転における前記寿命消費を積算して累積寿命消費
を求める手段と,前記累積寿命消費量と前記変圧運転ボ
イラの運転回転累計とから前記変圧運転ボイラ運転の1
サイクル当りの許容寿命消費量を求める手段とを有する
ことを特徴とする変圧運転ボイラ応力監視装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27878494A JPH07167404A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 変圧運転ボイラ応力監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27878494A JPH07167404A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 変圧運転ボイラ応力監視装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4198527A Division JP2574972B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 変圧運転ボイラ寿命監視装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07167404A true JPH07167404A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=17602136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27878494A Pending JPH07167404A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 変圧運転ボイラ応力監視装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07167404A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5681111A (en) * | 1979-12-04 | 1981-07-02 | Babcock Hitachi Kk | Gas-water separator |
-
1994
- 1994-11-14 JP JP27878494A patent/JPH07167404A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5681111A (en) * | 1979-12-04 | 1981-07-02 | Babcock Hitachi Kk | Gas-water separator |
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