JPH0716781B2 - 流体分岐用のブロック体の製造方法 - Google Patents

流体分岐用のブロック体の製造方法

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JPH0716781B2
JPH0716781B2 JP62281805A JP28180587A JPH0716781B2 JP H0716781 B2 JPH0716781 B2 JP H0716781B2 JP 62281805 A JP62281805 A JP 62281805A JP 28180587 A JP28180587 A JP 28180587A JP H0716781 B2 JPH0716781 B2 JP H0716781B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は流体分岐用のブロック体の製造方法に関す
る。さらに詳細にいえば、複数のポートを集合配置し、
各ポートを分配回路を介して内部回路に連通させている
流体分岐用のブロック体を製造するのに好適な方法に関
する。
〈従来の技術〉 従来、油圧配管や空圧配管にあっては、ベースブロック
によって、作動油や圧縮空気等の流体を中継、分岐する
ことが行なわれている。
第6図は、従来のベースブロックの一例を示す斜視図で
あり、ブロック体(1′)の長手方向に沿って第1の内
部回路(41)及び第2の内部回路(42)が設けられてい
ると共に、ブロック体(1′)の幅方向に沿って第3の
内部回路(43)及び第4の内部回路(44)が設けられて
おり、上記ブロック体(1′)の上面に、第1のポート
(51)、第のポート(52)、第3のポート(53)、及び
第4のポート(54)が集合配置されている。また、上記
第1の内部回路(41)及び第2の内部回路(42)の一端
部は、それぞれTポート(T)、Pポート(P)として
構成されており、第3の内部回路(43)及び第4の内部
回路(44)の一端部は、それぞれAポート(A)、Bポ
ート(B)として構成されている。そして、上記集合配
置された第1のポート(51)、第2のポート(52)、第
3のポート(53)、及び第4のポート(54)は、それぞ
れ第1の分配回路(61)、第2の分配回路(62)、第3
の分配回路(63)、及び第4の分配回路(64)を介し
て、第1の内部回路(41)、第2の内部回路(42)、第
3の内部回路(43)、及び第4の内部回路(44)に連通
されている。尚、上記ポート(51)(52)(53)(54)
(A)(B)、及び分配回路(61)(62)(63)(64)
については、これらを一組としてブロック体(1′)の
長手方向に沿って所定間隔毎に複数組設けられている。
また、ブロック体(1′)の両端部には、当該ブロック
体(1′)を所定部に取り付けるためのボルト挿通孔
(71)が形成されている。
そして、上記の構成の流体分岐用のブロック体の製造方
法としては、鋳造によって中実のブロック体(1′)を
形成した後、ドリリング等の機械穴加工によって各内部
回路(41)(42)(43)(44)及び分配回路(61)(6
2)(63)(64)を形成する方法が一般に採用されてい
る。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、上記シリンダブロックの製造方法によると、中
実のブロック体(1′)に機械穴加工を施すことによ
り、各内部回路(41)(42)(43)(44)及び分配回路
(61)(62)(63)(64)を形成しているので、非常に
多くの加工工数を必要とすると共に、材料歩留まりも悪
いという問題があった。特に、各ポート(51)(52)
(53)(54)(A)(B)、及び分配回路(61)(62)
(63)(64)が、ブロック体(1′)の長手方向に沿っ
て多連に形成されている場合には、同一の穴加工工程を
何度も繰り返す必要があるので、生産能率が非常に悪
く、製造コストが非常に高くつくという問題があった。
〈発明の目的〉 この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
生産性に優れると共に、材料歩留まりを向上させること
ができる流体分岐用のブロック体の製造方法を提供する
ことを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するためのこの発明の流体分岐用のブ
ロック体の製造方法としては、ブロック体の端部であっ
て上記内部回路の少なくとも一部の回路の端部を含む部
分を形成する第1の消失性模型と、均等形状の複数の単
位模型を連ねて、上記分配回路及び上記内部回路のうち
上記第1の消失性模型により形成される回路部分を除く
残りの回路部分を含んだブロック体の途中部を形成する
第2の消失性模型とを組合わせて砂型中に埋設し、この
状態で溶湯を鋳込んで、少なくとも分配回路及び内部回
路が形成された鋳造ブロックを得た後、該鋳造ブロック
の所要部を仕上げ加工するものであ。
〈作用〉 上記の構成の流体分岐用のブロック体の製造方法であれ
ば、消失性模型を用いた鋳造法によって鋳造ブロックを
形成すると同時に、分配回路及び内部回路を形成するの
で、当該各回路を効率良く形成することができる。しか
も、上記消失性模型として、ブロック体の端部を形成す
る第1の消失性模型と、均等形状の複数の単位模型を連
ねた第2の消失性模型とを組合わせたものを使用してい
るので、上記単位模型の構成数を適宜増減することによ
り、ポート及び分配回路の構成組数を増減することがで
きる。従って、ポート及び分配回路の構成組数の異なる
流体分岐用のブロック体を鋳造するための模型の共用化
を図ることができる。
〈実施例〉 以下実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。
第3図は、この発明を適用して得られる流体分岐用のブ
ロック体としてのベースブロックを示す要部斜視図であ
り、基本的構造については、前記従来のベースブロック
と同様である。即ち、ブロック体(1)の長手方向に沿
って第1の内部回路(11)及び第2の内部回路(12)が
所定間隔離して設けられると共に、ブロック体(1)の
幅方向に沿って第3の内部回路(13)及び第4の内部回
路(14)が設けられており、上記ブロック体(1)の上
面に、第1のポート(21)、第2のポート(22)、第3
のポート(23)、及び第4のポート(24)が集合配置さ
れている。また、上記第1の内部回路(11)及び第2の
内部回路(12)は、ブロック体(1)の端面に形成され
たTポート(T)、Pポート(P)にそれぞれ連通され
ており、第3の内部回路(13)及び第4の内部回路(1
4)は、ブロック体(1)の側面に構成されたAポート
(A)、Bポート(B)に連通されている。そして、上
記集合配置された第1のポート(21)、第2のポート
(22)、第3のポート(23)、及び第4のポート(24)
は、それぞれ第1の分配回路(31)、第2の分配回路
(32)、第3の分配回路(33)、及び第4の分配回路
(34)を介して、第1の内部回路(11)、第2の内部回
路(12)、第3の内部回路(13)、及び第4の内部回路
(14)に連通されている。
上記の構成のベースブロックにおいて、第3の分配回路
(33)、第4の分配回路(34)については、ブロック体
(1)の上面に対して鉛直に形成されていると共に、そ
れぞれ第3の内部回路(13)、第4の内部回路(14)に
対して直交させてある。また、第1の分配回路(31)、
第2の分配回路(32)については、それぞれ第1のポー
ト(21)、第2のポート(22)側の所定範囲が、ISOで
規定される口径にて、ブロック体(1)の上面に対して
鉛直に形成されており、当該鉛直部(21a)(22a)の下
方から、それぞれ第1の内部回路(11)、第2の内部回
路(12)に至る範囲が、少なくともX−Y平面上におい
て傾斜するように交差させてある。
尚、上記ポート(21)(22)(23)(24)(A)
(B)、及び分配回路(31)(32)(33)(34)につい
ては、これらを一組として、ブロック体(1)の長手方
向に沿って所定間隔毎に複数組設けられている。また、
ブロック体(1)の両端部には、当該ブロック体(1)
を所定部に取り付けるためのボルト挿通孔(H)が形成
されている(第2図参照)。
次に、上記の構成のベースブロックの製造方法について
説明すると、まず、第1図A及びBに示すように、消失
性模型鋳造方法(フルモールド法、ロストフォーム鋳造
法)によって、ブロック体(1)に対応する形状の鋳造
ブロック(2)を形成する。即ち、第1図Aに示すよう
に、発泡ポリスチレン等の合成樹脂発泡体により形成さ
れ、ブロック体(1)に対応する形状を呈する消失性模
型(4)を砂型(3)に埋め込み、この状態で注湯する
ことにより、第1図Bに示すごとく、上記消失性模型
(4)を溶湯に置換させて、内部回路(11)(12)(1
3)(14)、分配回路(31)(32)(33)(34)、ボル
ト挿通孔(H)等が形成された鋳造ブロック(2)を得
る。この際、鋳造材料として、FCD40等のダクタイル鋳
鉄が使用される。なお、上記消失性模型(4)は、公知
のスライドコア付きの金型を用いて発泡成形され、第1
図Aの状態では、砂型(3)に埋設された消失性模型
(4)の、各回路(11)(12)(13)(14)(31)(3
2)(33)(34)やボルト挿通孔(H)を形成するため
の空間は、砂が充填されて砂型(3)の一部を構成する
ことになる。
また、上記消失性模型鋳造方法に使用される消失性模型
(4)としては、第4図に示すように、ブロック体
(1)の両端部にそれぞれ対応する形状の一対の第1の
消失性模型(4a)の間に、ブロック体(1)の途中部に
対応する形状の第2の消失性模型(4b)を介在させた状
態で、嵌合手段や接着手段等にて両者を一体化している
ものであり、上記第2の消失性模型(4b)については、
ブロック体(1)の途中部を均等分割した形状の単位模
型(4c)が、嵌合手段や接着手段等にて複数個連結され
ているものである。上記第1の消失性模型(4a)は、ブ
ロック体(1)の、ボルト挿通孔(H)、並びに第1の
内部回路(11)及び第2の内部回路(12)の端部を含む
部分に対応しており、この部分を形成するためのもので
ある。また、上記第2の消失性模型(4b)は、ブロック
体(1)のうち、上記第1の消失性模型(4a)により形
成される部分を除いた残りの部分に対応しており、この
残りの部分を形成するためのものである。すなわち、残
りの部分とは、ブロック体(1)のうち、上記第1の内
部回路(11)及び第2の内部回路(12)の途中部、分配
回路(31)(32)(33)(34)、並びに第3の内部回路
(13)及び第4の内部回路(14)を含む部分である。
次に、第1図Cに示すように、上記消失性模型鋳造方法
によって得られた鋳造ブロック(2)を、ソルトバス或
いは電気炉等を用いてオーステンパ処理を行なって、フ
ェライト、パーライト、又はこれらの混合組織によって
構成されている鋳造ブロック(2)の基地組織を、ベー
ナイト化およびオーステナイト化して、所望の強度と靱
性を付与する。
さらに、同図Dに示すように、各分配回路(31)(32)
(33)(34)の上側所定範囲(小径部)を、ドリリング
等の仕上げ加工によって、所定の寸法精度に仕上げると
共に、必要に応じてブロック体(1)の上面、端面等の
所定部を研磨等にて仕上げて、所望のブロック体(1)
を得る。
以上の構成のベースブロックの製法によると、消失性模
型鋳造方法によって内部回路(11)(12)(13)(14)
及び分配回路(31)(32)(33)(34)を形成するの
で、当該各回路をドリリング等の機械加工によって形成
する場合よりも効率良く形成することができる。しか
も、消失性模型(4)として、ブロック体(1)の両端
部に対応する形状の第1の消失性模型(4a)と、同一形
状の単位模型(4c)を連ねた第2の消失性模型(4b)と
からなるものを使用しているので、上記単位模型(4c)
の連結個数を増減することにより、ポート(21)(22)
(23)(24)(A)(B)及び分配回路(31)(32)
(33)(34)を、ブロック体(1)の長手方向に沿って
所望の組数だけ形成することができる。従って、ポート
(21)(22)(23)(24)(A)(B)、及び分配回路
(31)(32)(33)(34)の構成組数が異なるベースブ
ロックについての消失性模型(4)の共用化を図ること
ができ、ひいては消失性模型(4)のコストダウンを達
成することができる。さらに、上記のブロック体(1)
については、オーステンパ・ダクタイル鋳鉄によって構
成されているので、引張強さ、衝撃性、靱性等の機械的
特性において鍛鋼材並の強度を得ることができ、高圧配
管用のベースブロックとしても充分に耐え得るものとな
る。また、消失性模型鋳造方法によって良好な寸法精度
が得られることから、鋳造ブロック(2)の加工度が少
なくて済むことにもなる。
尚、ブロック体(1)の素材としてのダクタイル鋳鉄に
ついては、例えば、C:2.5〜4.0重量%、Si:1.5〜3.5重
量%、Mn:0.1〜1.0重量%、Ni:0.3〜2.0重量%、Mo:0.1
〜5重量%、Mg:0.02〜0.1重量%、残部が実質的にFeか
らなるものが、オーステンパ処理を容易にかつ安定的に
行なわせることができることから好ましい。また、オー
ステンパ処理は、上記ダクタイル鋳鉄からなる鋳造ブロ
ック(2)を、885〜915℃に加熱して1〜2時間保持し
た後、355〜385℃に急冷し、この状態で1〜2時間保持
して放冷するのが好ましく、上記オーステンパ処理によ
って、残留オーステンパ組織の体積比率を基地組織の30
〜40%にすることができる。
また、上記によって得られたブロック体(1)について
は、第1の分配回路(31)及び第2の分配回路(32)の
上部側所定範囲を、ブロック体(1)の上面に対して鉛
直に形成しているので、第1のポート(21)及び第2の
ポート(22)の輪郭を均一な円形形状に形成することが
できる。従って、第1のポート(21)及び第2のポート
(22)における開口面積を最大限確保することができ
る。また、各分配回路(31)(32)(33)(34)の内奥
部側を、そのポート(21)(22)(23)(24)側の口径
よりも太くしているので、当該部分の回路抵抗も少なく
することができる。
この発明の流体分岐用のブロック体の製造方法は、上記
実施例に限定されるものでなく、例えば、溶湯としてね
ずみ鋳鉄等の他の鋳鉄材料を使用すること、第1の消失
性模型(4a)によってボルト挿通孔(H)とブロック体
(1)端体の分配回路(31)(32)(33)(34)とを形
成すること、ボルト挿通孔(H)を鋳造後に形成するこ
と、各分配回路(31)(32)(33)(34)の内部回路
(11)(12)(13)(14)側を、ポート(21)(22)
(23)(24)側と偏心させた状態で、ブロック体(1)
の表面に対して鉛直に形成すること(第5図参照)、各
分配回路(31)(32)(33)(34)を従来のベースブロ
ックと同様な構造に形成すること等、この発明の要旨を
変更しない範囲で種々の変更を施すことができる。
また、この発明の流体分岐用のブロック体は、スタック
弁等の上記ベースブロック以外の流体分岐用のブロック
体についても適用して実施することができる。
〈発明の効果〉 以上のように、この発明の流体分岐用のブロック体の製
造方法によれば、消失性模型鋳造方法によって分配回路
及び内部回路を形成するので、当該各回路を容易且つ効
率良く形成することができると共に、上記消失性模型と
して、ブロック体の端部を形成する第1の消失性模型
と、均等形状の複数の単位模型を連ねた第2の消失性模
型とを組合わせたものを使用しているので、上記単位模
型の構成数を適宜増減することにより、ポート及び分配
回路の構成組数の異なるブロック体用の模型としても使
用することができ、当該模型の共用化を図ることができ
る。
従って、流体分岐用のブロック体の、製造コストを低減
することができるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はベースブロックの製造工程を示す概略図、 第2図はベースブロックの平面図、 第3図はベースブロックの要部斜視図、 第4図は消失性模型を示す斜視図、 第5図はベースブロックの他の実施例を示す要部断面
図、 第6図は従来のベースブロックを示す斜視図。 (1)…ブロック体、(2)…鋳造ブロック、(11)
(12)(13)(14)…内部回路、(21)(22)(23)
(24)…集合配置されたポート、(31)(32)(33)
(34)…分配回路、(4a)…第1の消失性模型、(4b)
…第2の消失性模型、(4c)…単位模型。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集合配置された複数のポートを、分配回路
    を介して内部回路に連通させている流体分岐用のブロッ
    ク体を製造する方法であって、上記ブロック体の端部で
    あって上記内部回路の少なくとも一部の回路の端部を含
    む部分を形成する第1の消失性模型と、均等形状の複数
    の単位模型を連ねて、上記分配回路及び上記内部回路の
    うち上記第1の消失性模型により形成される回路部分を
    除く残りの回路部分を含んだブロック体の途中部を形成
    する第2の消失性模型とを組合わせて砂型中に埋設し、
    この状態で溶湯を鋳込んで、少なくとも分配回路及び内
    部回路が形成された鋳造ブロックを得た後、該鋳造ブロ
    ックの所要部を仕上げ加工することを特徴とする流体分
    岐用のブロック体の製造方法。
  2. 【請求項2】鋳造ブロックの材料として、ダクタイル鋳
    鉄を用いると共に、鋳造後において当該鋳造ブロックに
    オーステンパ処理を施す上記特許請求の範囲第1項記載
    の流体分岐用ブロック体の製造方法。
JP62281805A 1987-11-06 1987-11-06 流体分岐用のブロック体の製造方法 Expired - Lifetime JPH0716781B2 (ja)

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JPS61144237A (ja) * 1984-12-17 1986-07-01 Mitsubishi Motors Corp 消失性原型を使用する鋳造法

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