JPH07169307A - 車両用ランプのシール材 - Google Patents

車両用ランプのシール材

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JPH07169307A
JPH07169307A JP5316432A JP31643293A JPH07169307A JP H07169307 A JPH07169307 A JP H07169307A JP 5316432 A JP5316432 A JP 5316432A JP 31643293 A JP31643293 A JP 31643293A JP H07169307 A JPH07169307 A JP H07169307A
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weight
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sealing material
resin
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JP5316432A
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Takashi Hisanaga
永 孝 久
Kiminori Araki
木 公 範 荒
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q2900/00Features of lamps not covered by other groups in B60Q
    • B60Q2900/20Arrangements for easy recycling, e.g. for easy dismantling or use of special materials

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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】車両用ランプのハウジングとレンズとを十分な
接着強度、水密性で接着することができ、しかも解体時
等には容易に界面剥離して、ハウジングおよびレンズの
容易なリサイクルを可能とする車両用ランプのシール材
を提供する。 【構成】A成分として水素添加スチレン・ブタジエン共
重合体、水素添加スチレン・イソプレン共重合体、これ
らの変性物より選択される1種以上; B成分として石
油樹脂、テルペン樹脂、ロジン樹脂、クマロン・インデ
ン樹脂、これらの水素添加物、変性物より選択される1
種以上; C成分として炭化水素系可塑剤から選択され
る1種以上; あるいはさらにD成分としてA成分以外
の熱可塑性ポリマーの1種以上; を含有し、A成分1
00重量部に対して、B成分を10〜50重量部、C成
分を50〜250重量部含有し、シール材全体量におけ
るA成分の含有量が15〜60重量%とすることによ
り、前記目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用テールランプや
ヘッドランプのレンズとハウジングとを接着シールする
車両用ランプのシール材に関する。詳しくは、レンズや
ハウジングとなるポリオレフィン系樹脂、ABS系樹
脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、およびガラ
ス等に対して、優れた密着性および接着性を有し、しか
も強制剥離によって容易に界面剥離を呈する車両用ラン
プのシール材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用ランプは、基本的に光
源とスリ鉢状のハウジング(リフレクタ)と、レンズと
より構成され、ハウジングの開放面をレンズによって閉
塞するようにして両者をシール材で接着し、ハウジング
の所定位置(通常は底部)に光源を固定することによ
り、ランプが形成される。ハウジングとレンズとのシー
ル材としては接着性の高いホットメルト組成物が一般的
に使用されている。
【0003】車両用ランプのシール材に利用されるホッ
トメルト組成物としては、エチレン・酢酸ビニル共重合
体(EVA)、スチレン・イソプレン共重合体(SI
S)、スチレン・ブタジエン共重合体(SEBS)、ブ
チルゴム(IIR)、エチレン・プロピレン共重合体ゴ
ム(EPR)やこれらの変性体をベースポリマーとし、
このベースポリマーに粘着性付与剤として石油樹脂、テ
ルペン樹脂、ロジン樹脂、クロマン・インデン樹脂、お
よびこれらの水素添加物や変性物を添加した組成物が利
用されている。このようなシール材は、ベースポリマー
100重量部に対して粘着性付与剤を100〜200重
量部程度配合して調製される。
【0004】これらのシール材(ホットメルト組成物)
を用いた車両用ランプの製造は、車両用ランプのハウジ
ングに形成された凹溝にシール材を、ホットメルトアプ
リケータ等を用いて加熱溶融して充填した後、レンズの
周辺に形成される凸部を緩く嵌入することによって行わ
れる。また接着されたハウジングとレンズとの接着は、
通常は各種の締結部材によってさらに確実に保持され
る。前述の各種のシール材は、非常に優れた接着性を有
し、ハウジングとレンズとを確実に接着すると共に、両
者の間すなわちランプ内部に良好な水密性を付与する。
【0005】ところで、環境保護等の観点から、近年で
は自動車用部品にも容易にリサイクルできることが要求
され、車両用ランプもその例外ではない。ところが、こ
のようなシール材を用いた従来の車両用ランプでは、解
体時等にハウジングとレンズとを分解することが困難で
あり、また両者を分解できた際にも、ハウジングおよび
レンズからシール材を容易に剥離することができない。
そのため、従来の車両用ランプは、構造体としては優れ
ていはいるが、リサイクルという点では極めて不利であ
り、この点を改良できる車両用ランプのシール材の出現
が切望されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の問題点を解決することにあり、車両用ランプ
のハウジングとレンズとを十分な接着強度および液密性
で接着することができ、しかも解体時等には容易に界面
剥離して、ハウジングおよびレンズの容易なリサイクル
を可能とする車両用ランプのシール材を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様は、車両用ランプのレンズとハ
ウジングとの接着シール材であって、下記のA成分、B
成分およびC成分 A成分 水素添加スチレン・ブタジエン共重合体、水素
添加スチレン・イソプレン共重合体、およびこれらの変
性物よりなる群から選択される1種以上の共重合体;
B成分 石油樹脂、テルペン樹脂、ロジン樹脂、クマロ
ン・インデン樹脂、これらの水素添加物および変性物よ
りなる群から選択される1種以上の粘着性付与剤; C
成分 炭化水素系可塑剤から選択される1種以上の可塑
剤;を含有し、前記A成分100重量部に対して、前記
B成分を10〜50重量部、前記C成分を50〜250
重量部含有し、シール材全体量における前記A成分の含
有量が15〜60重量%であることを特徴とする車両用
ランプのシール材を提供する。
【0008】また、本発明の第2の態様は、車両用ラン
プのレンズとハウジングとの接着シール材であって、下
記のA成分、B成分、C成分およびD成分 A成分 水素添加スチレン・ブタジエン共重合体、水素
添加スチレン・イソプレン共重合体、およびこれらの変
性物よりなる群から選択される1種以上の共重合体;
B成分 石油樹脂、テルペン樹脂、ロジン樹脂、クロマ
ン・インデン樹脂、これらの水素添加物および変性物よ
りなる群から選択される1種以上の粘着性付与剤; C
成分 炭化水素系可塑剤から選択される1種以上の可塑
剤; D成分 前記A成分以外の熱可塑性ポリマーの1
種以上;を含有し、前記A成分とD成分との合計100
重量部に対して、前記B成分を10〜50重量部、前記
C成分を50〜250重量部含有し、シール材全体量に
おける前記A成分の含有量が15〜60重量%であるこ
とを特徴とする車両用ランプのシール材を提供する。
【0009】以下、本発明の車両用ランプのシール材に
ついて詳細に説明する。本発明の第1の態様の車両用ラ
ンプのシール材(以下、シール材とする)は、ベースポ
リマーとなるA成分; 粘着性付与剤であるB成分;
可塑剤であるC成分; を含有するものであり、第2の
態様のシール材においては、A成分と共にベースポリマ
ーとなるD成分をさらに含有する。
【0010】このような本発明のシール材において、ベ
ースポリマーとなるA成分は水素添加(以下、水添とす
る)スチレン・ブタジエン共重合体、水添スチレン・イ
ソプレン共重合体、およびこれらの変性物よりなる群か
ら選択される1種以上の共重合体である。
【0011】水添スチレン・ブタジエン共重合体とは、
スチレンとブタジエンのランダム共重合体の水添物、ス
チレンとブタジエンのブロック共重合体の水添物である
が、特に、スチレンブロックがブタジエンブロックの両
端に結合した、いわゆるSBSブロック共重合体の水添
物(SEBSと略称される)が好適に例示される。な
お、本発明に利用される水添スチレン・ブタジエン共重
合体においては、スチレンとブタジエンの比率や水添率
には特に限定はない。
【0012】他方、水添スチレン・イソプレン共重合体
とは、スチレンとイソプレンのランダム共重合体の水添
物、スチレンとイソプレンのブロック共重合体の水添物
であるが、特に、スチレンブロックがイソプレンブロッ
クの両端に結合した、いわゆるSISブロック共重合体
の水添物(SEPSと略称される)が好適に例示され
る。なお、本発明に利用される水添スチレン・イソプレ
ン共重合体においては、スチレンとイソプレンの比率や
水添率には特に限定はない。
【0013】さらに、本発明のシール材に利用される水
添スチレン・ブタジエン共重合体および水添スチレン・
イソプレン共重合体の変性物としては、各種のものが利
用可能であり、一例としては、これらの共重合体の一部
にカルボキシル基や水酸基等の極性基を導入したもので
ある。
【0014】本発明のシール材において、粘着性付与剤
であるB成分は、石油樹脂、テルペン樹脂、ロジン樹
脂、クマロン・インデン樹脂、さらにはこれらの水素添
加物および変性物よりなる群から選択される1種以上で
あり、公知のものが各種利用可能である。中でも特に、
水添石油樹脂および変性テルペン樹脂は好適に利用され
る。
【0015】本発明のシール材において、C成分は、炭
化水素系可塑剤から選択される1種以上の可塑剤であ
る。炭化水素系可塑剤としては公知の各種のものや市販
品が利用可能であるが、具体的には、流動パラフィン、
ポリブテン、液状ポリブタジエン等が好適に例示され
る。なお、各種のゴムや樹脂組成物に添加される配合剤
として、フタル酸エステル、脂肪族二塩基酸エステル、
グリコールエステル、リン酸エステル、エポキシ系可塑
剤等が一般的に市販されているが、本発明においては、
これらは利用せず、炭化水素系の可塑剤を利用する。
【0016】本発明の第2の態様のシール材において
は、これらのA成分,BおよびCに加え、A成分と共に
ベースポリマーを形成するD成分をさらに含有する。本
発明の第2の態様においては、このようなD成分を含有
することにより、被着体への密着性や加熱時のシール力
に優れる等の利点を有する。
【0017】本発明に利用されるD成分は、前記A成分
以外の熱可塑性ポリマーより選択される1種以上であ
る。このような熱可塑性ポリマーとしては、エチレン・
酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・エチルアク
リレート共重合体(EEA)、スチレン・イソプレンブ
ロック共重合体(SIS)、スチレン・ブタジエンブロ
ック共重合体(SBS)、ブチルゴム(IIR)、エチ
レン・プロピレン共重合体ゴム(EPR)等が好適に例
示される。特に、スチレン・イソプレンブロック共重合
体、エチレン・プロピレン共重合体ゴム、ブチルゴム等
は好適に利用される。
【0018】このような各成分を必須成分として含有す
る本発明のシール材(第1および第2の態様共に)にお
いて、A成分の含有量は、シール材全量の15〜60重
量%である。A成分の配合量がシール材全量の15%未
満では、ランプ解体時のレンズとハウジングとの分解性
およびシール材剥離性の悪化、耐候性の悪化等の点で不
備を生じ、逆にA成分が60重量%を超えて配合される
と、十分な接着力が得られない、溶融粘度の上昇による
吐出作業性の悪化等の点で不備を生じる。
【0019】A成分の配合量は、好ましくはシール材全
量の20〜40重量%程度である。A成分の配合量を上
記範囲とすることにより、接着性およびシール性のバラ
ンス、溶融粘度、耐熱フロー性等のランプ用ホットメル
トとして要求される諸性能等の点で好ましい結果を得
る。
【0020】また、粘着性付与剤であるB成分の配合量
は、ベースポリマー100重量部、すなわち第1の態様
ではA成分100重量部、第2の態様においてはA成分
とD成分の合計100重量部に対して10〜50重量部
である。本発明のシール材においては、このB成分の配
合量を上記範囲とすることにより、優れたシール性(接
着性)と剥離性とを良好なバランスで実現したものであ
る。B成分の配合量がベースポリマー100重量部に対
して10重量部未満では、十分な接着力が得られない等
の点で不都合を生じ、逆に50重量部を超えて配合され
ると、ランプ解体時のレンズとハウジングとの分解性お
よびシール材剥離性の悪化等の点で不都合を生じる。
【0021】可塑剤であるC成分の配合量は、ベースポ
リマー100重量部に対して50〜250重量部であ
る。C成分の配合量がベースポリマー100重量部に対
して50重量部未満では、十分な接着力が得られない、
溶融粘度の上昇による吐出作業性の悪化等の点で不都合
を生じ、逆に250重量部を超えて配合されると、ラン
プ解体時のレンズとハウジングとの分解性およびシール
材剥離性の悪化、耐熱フロー温度の低下等の点で不都合
を生じる。
【0022】本発明の第2の態様においては、ベースポ
リマーとしてA成分に加え、熱可塑性ポリマーであるD
成分が配合される。D成分の配合量には特に限定はな
く、他成分とのバランスを加味して、シール材全体量に
おけるA成分の含有量が15〜60重量%となるように
配合されればよい。
【0023】好ましくは、D成分の配合量は、A成分/
D成分の量比で90/10〜50/50程度である。D
成分の配合量を上記範囲とすることにより、目的とする
シール性と剥離性とのバランス、溶融粘度、耐熱・耐寒
性能、耐候性等のランプ用ホットメルトとして要求され
る諸性能のバランス等の点で好ましい結果を得る。
【0024】本発明のシール材は、基本的に上記組成を
有するが、このほかにも、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で、一般に市販されているワックス類や無機充填剤類
を添加してもよい。
【0025】ワックス類としては、パラフィンワック
ス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャー・ト
ロプシュワックス、低分子量ポリエチレン、低分子量ポ
リプロプピレン、アクタクチックポリプロピレン、およ
びこれらの変性物等が好適に利用される。
【0026】また、無機充填剤としては、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、タルク、クレー、酸化チタン、カー
ボンブラック、ホワイトカーボン等が好適に利用され
る。
【0027】本発明のシール材は、使用時に150〜2
00℃で溶融される。そのため熱安定剤が必要となる場
合がある。さらに、用途によっては耐候安定剤の添加も
必要な場合がある。従って、熱安定剤と耐候安定剤との
両方の性能を備えた安定剤を使用するのが好ましい。
【0028】なお、このような安定剤としては、ヒンダ
ードフェノール系老化防止剤、ヒンダードアミン系老化
防止剤等が例示される。また、その配合量は、安定剤に
応じて適宜決定すればよい。
【0029】このような本発明のシール材の調整は、成
分A〜C、および成分D、さらには必要に応じて配合さ
れる任意成分を、ニーダなどの装置を用いて、成分に応
じた溶融温度、通常、180〜200℃程度の温度で溶
融混合することによって行われる。
【0030】このような本発明のシール材を用いて車両
用ランプのレンズとリフレクタとを接着する方法には特
に限定はなく、通常のホットメルト組成物と同様の方法
が各種利用可能であり、例えば前述のようなホットメル
トアプリケータを用いた方法等によって行われる。
【0031】なお、一般市販のホットメルトアプリケー
タは、ホットメルト溶融部、ポンプ圧送部、ホースおよ
びガンより構成される。溶融部は、タンク式とペール缶
式またはドラム式が一般的である。また、圧送部はピス
トン式、ギヤポンプ式、押出式等が知られている。さら
に、ホースは一定の温度が保持できる構造および特性を
有するものが利用され、ガンは自動ガンあるいはハンド
ガンである。本発明のシール材は、このような一般市販
のホットメルトアプリケータに良好に適応する。
【0032】このような本発明のシール材を利用して製
造された車両用ランプは、ポリオレフィン系樹脂、AB
S系樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ガラ
ス等のいかなる材料でレンズやハウジングが形成されて
いる場合であっても、レンズとハウジングとが良好な接
着力および液密に接着され、しかも、解体時には、強制
剥離によって容易にレンズとハウジングとを剥離するこ
とができ、また、レンズおよびハウジングよりシール材
を容易に除去して、リサイクル可能な状態とすることが
できる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明
をより詳細に説明する。 [実施例]下記表1(その1〜3)に示される各成分の
重量割合(重量部)で、ニーダによって加熱溶融して混
合し、各種のシール材を調整した。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】上記表1において、 A成分 クレイトン G−1652; 水添スチレン・ブタジエ
ンブロック共重合体(シェル化学社製) セプトン 2002; 水添スチレン・イソプレンブロ
ック共重合体(クラレ社製) B成分 エスコレッツ 5320; 水添石油樹脂(トーネック
ス社製) C成分 HV−100; ポリブテン(日本石油社製) HV−300; ポリブテン(日本石油社製) D成分 クインタック 3421; スチレン・イソプレンブロ
ック共重合体(日本セオン社製) EPT−0045; エチレン・プロピレン共重合体ゴ
ム(三井石油化学社製) PB−402; ブチルゴム(ポリサー社製) その他の成分 ネオワックス L; ポリエチレンワックス(ヤスハラ
ケミカル社製) サンアタック R; アタクチックポリプロピレン(千
葉ファインケミカル社製) カープレックス 1120; ホワイトカーボン(塩野
義製薬社製) イルガノックス 1020; 老化防止剤(ビンタード
フェノール系酸化防止剤 日本チバガイギー社製)
【0038】このように調整した各種のシール材を用
い、下記の各種の試験を行った。
【0039】[粘度]B型粘度計を用い、190℃で粘
度を測定した。
【0040】[硬度]冷却固化後に、JIS K630
1(ショアA)に準じ、20℃で5秒後の値を測定し
た。
【0041】[耐熱フロー温度]10×10×5mm寸法
に調整したサンプル(シール材)10を、図1に示すよ
うにアルミ板11に密着させた後、所定の温度に調節さ
れた電気オーブン中に24時間垂直に静置した後のサン
プルの形状保持性を確認した。サンプル10が形状を保
持できる温度の上限を耐熱フロー温度とした。
【0042】[シール性]図2(a)および(b)に示
すような、ポリプロピレン樹脂(PP)製のハウジング
14とアクリル樹脂(PMMA)製のレンズ12とから
なるランプ模型を用い、シール材10をハウジングの溝
部16に溶融吐出後、レンズ12の周辺部をこの溝部1
6に挿入してランプ模型を組み立てた。シール材10が
十分に冷却固化した後、ハウジング14の底面に形成し
た注入口18より0.1kgf/cm2 のエア(air)を注
入し、ランプ模型内の機密性を10分以上保持できるも
のを○とし、他は×とした。この試験においては、図2
(b)に示されるような締結部材20を用いて機械的締
結を行った例をA法とし、機械的締結を行わなかった例
をB法とする。なお、上記試験において、ハウジング1
4の厚さaおよびレンズ12の厚さbは2mm、溝部16
は幅cは4mmで深さdは7mmであり、さらに、A法にお
いては、締結部材20とレンズ12の上面との間には1
mmの間隙eを有する。
【0043】[接着性]JIS6号綿帆布22にシール
材10を溶融吐出後、各種の被着体(各種樹脂およびガ
ラス)24を圧着して図3に示されるような試験片を作
製し、シール材が十分に冷却固化した後に、毎分200
mmのスピードで180°剥離試験を行い、剥離状態を観
察した。なお、シール材を綿帆布にビード状に塗布し、
被着体を圧着後、100〜120×25(mm)のサイ
ズで2mm厚になるように試験片を調製した。シール材
10自体が凝集破壊した際をCF、被着体と接着界面と
の間で界面剥離した際をAFとした。また、凝集破壊と
界面剥離とが混在した場合にはAF/CF、被着体界面
付近で薄層となって凝集破壊した際をTCFとした。
【0044】以上の試験結果を、下記表2(その1〜
3)にまとめて示す。
【0045】
【表4】
【0046】
【表5】
【0047】
【表6】
【0048】上記表2において、 PP; ノーブレン MH−8(ポリプロピレン樹脂
三菱油化社製) ABS; 宇部サイコン GSE(アクリロニトリル・
ブタジエン・スチレン樹脂 宇部サイコン社製) PMMA; アクリライト 001(アクリル樹脂 三
菱レイヨン社製) PC; LS2−111(ポリカーボネート樹脂 日本
GEプラスチックス社製) ガラス; 軟質ガラス
【0049】上記表2に示されるように、A成分として
水添スチレン・ブタジエンブロック共重合体を選択し、
必須成分以外にポリエチレンワックス55重量部を添加
した発明例1〜5および比較例1〜4においては、発明
例1〜5が良好なシール性を有し、しかも各種のレンズ
およびハウジング素材との接着性試験において界面剥離
(AF)を呈するのに対して、B成分である水添石油樹
脂を含まない比較例1およびC成分であるポリブテンの
含有量が下限以下の比較例3ではシール性を満足するこ
とができず、また、B成分およびC成分の量が上限を超
えた比較例2および4では、被着体によっては界面剥離
以外の破壊状態を呈する。
【0050】また、A成分として水添スチレン・イソプ
レンブロック共重合体を選択した発明例6,7および比
較例5、さらにベースポリマーとしてスチレン・イソプ
レンブロック共重合体(D成分)を含有する発明例8,
9および比較例6においては、発明例6〜9は機械的締
結を必要とするものの良好なシール性を有し、さらに接
着性試験において界面剥離(AF)を呈するのに対し
て、A成分の量が上限を超えた比較例5ではシール性を
満足することができず、D成分の量が多くA成分が下限
以下である比較例6では被着体によっては界面剥離以外
の破壊状態を呈する。
【0051】また、発明例10,11および比較例7に
示されるように、C成分を上限量配合した系において
も、発明例10,11は良好なシール性を有し、さらに
接着性試験において界面剥離を呈するのに対して、ベー
スポリマー中のA成分が少ない比較例7では、被着体に
よっては界面剥離以外の破壊状態を呈する。
【0052】さらに、比較例8にスチレン・イソプレン
ブロック共重合体とエチレン・プロピレン共重合体ゴム
とをベースポリマーする、さらに比較例9に水添スチレ
ン・ブタジエンブロック共重合体とブチルゴムとをベー
スポリマーとする、従来の車両用ランプのシール材を示
したが、いずれも優れたシール性を示すものの、各種の
被着体に対して凝集破壊(CF)を呈した。以上の結果
より、本発明の効果は明らかである。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の車
両用ランプのシール材は、車両用ランプのハウジングと
レンズとを十分な接着強度および液密性(シール性)で
接着することができ、しかも解体時等には容易に界面剥
離して、ハウジングとレンズとを容易に分解し、かつシ
ール材をハウジングとレンズとより容易に剥離してリサ
イクルを可能とできるので、環境保護や経済性等の点で
大きな効果を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ランプのシール材の耐熱フロー温度試験
の方法を説明するための概念図である。
【図2】車両用ランプのシール材のシール性の試験を行
うハウジング、レンズおよび締結部材の概念図である。
【図3】車両用ランプのシール材の接着性試験の方法を
説明するための概念図である。
【符号の説明】
10 シール材 11 アルミ板 12 レンズ 14 ハウジング 16 溝部 18 注入口 20 締結部材 22 帆布 24 被着体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用ランプのレンズとハウジングとの接
    着シール材であって、下記のA成分、B成分およびC成
    分 A成分 水素添加スチレン・ブタジエン共重合体、水素添加スチ
    レン・イソプレン共重合体、およびこれらの変性物より
    なる群から選択される1種以上の共重合体; B成分 石油樹脂、テルペン樹脂、ロジン樹脂、クマロン・イン
    デン樹脂、これらの水素添加物および変性物よりなる群
    から選択される1種以上の粘着性付与剤; C成分 炭化水素系可塑剤から選択される1種以上の可塑剤;を
    含有し、前記A成分100重量部に対して、前記B成分
    を10〜50重量部、前記C成分を50〜250重量部
    含有し、シール材全体量における前記A成分の含有量が
    15〜60重量%であることを特徴とする車両用ランプ
    のシール材。
  2. 【請求項2】車両用ランプのレンズとハウジングとの接
    着シール材であって、下記のA成分、B成分、C成分お
    よびD成分 A成分 水素添加スチレン・ブタジエン共重合体、水素添加スチ
    レン・イソプレン共重合体、およびこれらの変性物より
    なる群から選択される1種以上の共重合体; B成分 石油樹脂、テルペン樹脂、ロジン樹脂、クロマン・イン
    デン樹脂、これらの水素添加物および変性物よりなる群
    から選択される1種以上の粘着性付与剤; C成分 炭化水素系可塑剤から選択される1種以上の可塑剤; D成分 前記A成分以外の熱可塑性ポリマーの1種以上;を含有
    し、前記A成分とD成分との合計100重量部に対し
    て、前記B成分を10〜50重量部、前記C成分を50
    〜250重量部含有し、シール材全体量における前記A
    成分の含有量が15〜60重量%であることを特徴とす
    る車両用ランプのシール材。
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