JPH0717034A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH0717034A
JPH0717034A JP16706993A JP16706993A JPH0717034A JP H0717034 A JPH0717034 A JP H0717034A JP 16706993 A JP16706993 A JP 16706993A JP 16706993 A JP16706993 A JP 16706993A JP H0717034 A JPH0717034 A JP H0717034A
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JP
Japan
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ink
recording
nozzle
recording head
nozzles
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JP16706993A
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English (en)
Inventor
Akira Katayama
昭 片山
Masaya Kikuta
昌哉 菊田
Hideaki Kishida
秀昭 岸田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数個の記録ヘッドを使用した高品位記録を
実現する。 【構成】 記録ヘッド1011 ,1012 ,1013
1014 は、ノズルの分割駆動のためのブロックB1
2 ,B3 ,・・・,B32の境界が互いに重なり合わな
いように、ずらして記録装置本体に取り付けられてい
る。このインクジェット記録装置の記録画像は、(b)
に示す個々の記録ヘッドによる画像の光学的濃度分布が
重なり合って、(c)に示すように濃度むらが緩和さ
れ、高品位画質が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体に向かって微小
インク液滴を噴射する複数のノズルをブロックに分割し
て駆動するインクジェット記録ヘッドを複数個使用して
文字や記録を行うインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、微小インク液滴を噴射させて
記録を行うインクジェット記録装置が知られている。こ
の装置は、他の記録装置に比べ、 (1)高速記録が可能 (2)カラー化が容易 (3)普通紙に記録が可能 (4)騒音が小さい (5)記録品位が良い といった多くの利点をもっている。
【0003】このようなインクジェット記録装置は、少
なくとも、インクを噴射する噴射口と、その噴射口に連
通するノズル、および、そのノズルの一部に設けられ、
ノズル内のインクを噴射させるエネルギーを発生するエ
ネルギー発生手段とを有した記録ヘッドを備えている。
記録ヘッドは入力された記録情報に応じて選択的に噴射
口からインク液滴を噴射させ、被記録媒体に文字や画像
を形成する。
【0004】図6(a)は、従来のインクジェット記録
ヘッドの構造を示し、(b)は(a)のA−A断面図を
示している。
【0005】図2において、記録ヘッド101はSi
(シリコン)基板1上に記録ヘッド本体2と、複数のイ
ンク噴射口8と、それぞれ複数のインク噴射口8に対応
した複数のノズル6と、発熱抵抗体からなる複数のエネ
ルギー発生体3が配置されている。各ノズル6は、ノズ
ル分離壁11によって分離されていてノズル6の並びピ
ッチは63.5(μm)である。
【0006】エネルギー発生体3は、記録情報に基づく
駆動信号によって、複数個あるノズル6内のインクを選
択的に噴射口8より噴射させる。この駆動信号は、フレ
キシブルケーブル5によって不図示の記録装置の駆動回
路に電気的に接続されている。共通液室9は、複数個の
ノズル6全てに通じており、噴射口8より噴射した量の
インクはノズル6、共通液室9を通じて、インク供給チ
ューブ4から供給される。インク供給チューブ4と共通
液室9の間には、インク噴射口8より小さい穴が多数あ
いたゴミ取り用のフィルター7がある。ノズル6は、図
2(b)上でNo.1〜No.256まで番号付けして
あるように全部で256個ある。Si(シリコン)基板
1の下部には、記録ヘッド全体の機械的強度を強くする
ためのAl(アルミニウム)基板10がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のインク
ジェット記録ヘッドは、複数のノズルが、1個の共通液
室に連通している構造のため、各ノズル間の相互干渉が
発生し、インク液滴の噴射特性が悪化してしまう問題が
あった。
【0008】ここで、相互干渉とは、記録ヘッドから、 (1)第1の噴射で、ある特定のノズルからインクを噴
射させる (2)第2の噴射で、(1)のノズルに隣接するノズル
からインクを噴射させる 場合に、(1)の動作の直後に(2)の動作を行った場
合と、(1)の動作は無く、または、(1)の動作後十
分長い時間の後に(2)の動作を行った場合とで、第2
の噴射によるインクの噴射量やインクの噴射速度等が変
化する現象のことを言う。
【0009】噴射特性の悪化とは、インクの噴射量や噴
射速度の変化量が大きいことを言い、この時、記録され
る文字や画像の品位が劣化する。特にインクの噴射量の
変化は、品位に対する影響力が大きい。なお、この現象
の発生は、(1)や(2)の動作で、同時にインクを噴
射させるノズル数が多いほど、また、記録ヘッドの構造
で、複数のノズルの分離隔壁後端と共通液室の後面との
距離が短いほど著しい。
【0010】この相互干渉の発生原因を図7を用いて説
明する。図7(a)は記録ヘッド101のエネルギー発
生体である抵抗体3に、パルスP1により(1)の第1
の噴射を行うタイミングt=0と、パルスP2により
(2)の第2の噴射を行うタイミングt=tsを示す。
P1とP2のパルス幅は、それぞれ7μsecで、抵抗
体3に印加する電圧は30Vである。図7(b)は、図
6(a)の一部を描いたもので、第1のパルスP1によ
り、ノズルNo.1〜4の発熱体を同時に駆動し、第2
のパルスP2でノズルNo.5〜8の発熱体を駆動しよ
うとする直前の時刻を示す。ノズルNo.1〜4の発熱
体の発熱により、気泡21が発生し、矢印Cで示す方向
に、インクが噴射し始める。これと同時に共通液室9側
にも、矢印Dで示すようにインクが小量逆流する。この
現象により、ノズルNo.5以降のノズルの噴射口から
は、矢印Eで示す方向に、インクは完全に噴射しないも
のの、若干量だけ噴射方向に出っぱる。すなわち、イン
クと外気の界面であるメニスカス22がやや凸状にな
る。この後、ノズルNo.1〜4のインク噴射は、正常
に行われる。
【0011】ところが、もし、t=ts=13(μse
c)でP2を印加しノズルNo.5〜8からインクを噴
射させると、メニスカスが凸状の状態からの噴射とな
り、P1が無くP2のみを印加させた場合に比べ、ノズ
ルNo.5〜8からのインク噴射の体積は、Vだけ多く
なる。すなわち、より大きなインク液滴が噴射される。
【0012】一般に、隣接記録点のインク噴射量の変化
が、約10(%)あると、黙視で記録品位の劣化が確認
されることが知られている。
【0013】ノズルNo.5からのインク噴射量の増加
分を正確に測定することは難しいが、近似的な計算によ
り次のようであることが予想される。図7(b)の状態
で、ノズルNo.5からのメニスカスの出っぱり量は、
10(μm)であった。現実のノズルの断面は20(μ
m)×25(μm)であるが図8に示すように、直径d
=25(μm)の円41であると近似した。さらに、顕
微鏡観察により、メニスカスの出っぱり42が、球43
の一部であると近似されることから、メニスカスの出っ
ぱりによる増加は、 ΔV1=2.98(pico litter) である。次に、インクを噴射しない定常状態では、メニ
スカスは、やや凹状で、2(μm)凹んでいるようにセ
ットされている。これがノズル先端面と一致するまでの
差分は、 ΔV2=0.16(pico litter) である。これらから、インク噴射量の増加分は ΔV=ΔV1+ΔV2=3.14(pico litter) となる。通常のインク液滴の噴射量は、V=28(pico
litter) 程度であるため、インク液滴の変化量は、 ΔV/V=11.2(%) となり、記録品位が劣化してしまう。
【0014】また、これまでの説明では、ノズルNo.
5のメニスカスの位置は時間で変化しており、最も出っ
ぱるタイミングでパルスP2を印加するとしたが、これ
より若干早いタイミングでP2を印加する方が、インク
液滴の変化量がより大きくなることが確認された。これ
は、発熱体に電圧を印加してから発熱体上に気泡が発生
するまでに時間遅れがあること、および、メニスカスが
最も出っぱる時間よりも、この直前で、メニスカスが出
っぱる方向に移動している時の方がインクが噴射する方
向に受けている力が大きいからであると考えられる。
【0015】さらに、t=40(μm)付近でP2を印
加すると、これまでとは逆に、インク液滴の変化量が負
の値となった。この現象は、一度凸状になったメニスカ
スが、インクの表面張力により回復し、その運動エネル
ギーにより、定常状態より、さらに、凹状になったこ
と、および、ノズルNo.1〜4に発生していた気泡が
消えるタイミングで図7(b)の矢印DとEとが逆の方
向に向いているからであると考えられる。
【0016】以上のような現象により、記録画像には駆
動ブロック単位に周期的な、光学的濃度むらが発生す
る。これにより、複数の記録ヘッドを使用したカラー記
録装置では、それぞれの記録ヘッドの濃度むらが重な
り、一層強調される。したがって、記録画像の画質品位
が著しく低下する。
【0017】これらの問題点を解決する方法として、U
SP4,578,687がある。これは、記録ヘッド1
01の一部にインクの大気開放部を設け、特定ノズルの
インク噴射時に、共通液室9内の圧力変動を大気に発散
させ、他のノズルに干渉させないようにしたものであ
る。しかし、この方法は、大気開放部からの微小ゴミの
進入や、インクの蒸発による物性値の変化によるインク
噴射不良の誘発、さらには、インク固着による噴射不能
の発生が起こりやすく、また、この噴射不能を防止する
ためには装置が著しく複雑になってしまうという欠点が
ある。
【0018】さらに、非噴射ノズルのメニスカスの振動
による相互干渉を防ぐ方法として、全ノズルを同時に駆
動する方法もある。しかし、この方法は、全ノズル数が
増せば増すほど、例えばエネルギー発生体が抵抗体であ
った場合の駆動電源容量が増加する。このため、装置が
大型化し、かつ、装置コストが増大するいう欠点があ
る。
【0019】また、あるノズルを噴射させた後、隣接す
るブロックからの噴射タイミングを、メニスカスが凸状
でも凹状でもなく定常状態となるまで十分な時間経過後
とすることにより、相互干渉を防止できる。しかしなが
ら、この方法は、高速記録の要求に相反するものであ
り、また、噴射タイミングの遅れにより、記録された文
字や画像に段差が目立ち、記録品位を劣化させてしまう
という欠点がある。
【0020】本発明の目的は、高品位で、高速記録が可
能であり、かつ小型で低価格のインクジェット記録装置
を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、各インクジェット記録ヘッドは分割駆動さ
れるノズルのブロックの境界がそれぞれ重ならないよう
に取り付けられた。
【0022】
【作用】ノズルブロックの境界が重ならないように取り
付けられているので、各インクジェット記録ヘッドの個
々の記録画像の光学的濃度むらが緩和されて、装置を複
雑化したり、大型化してコストを増大せずに高速で、高
品位な画像が得られる。
【0023】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0024】図1は本発明のインクジェット記録装置の
一実施例の記録ヘッドの駆動方法を簡略化して示す図、
図2は図1の記録ヘッドの記録画像の光学的濃度分布を
示す図、図3(a)は図1の記録ヘッドの配置を示す正
面図、同図(b)は同図(a)の記録ヘッド1011
1012 ,1013 ,1014 個々の記録画像の光学的
濃度分布を示す図、同図(c)は同図(b)の各OD値
の重なりを示す図、図4は図1の記録ヘッドの駆動回路
のブロック図、図5は図4の信号S1 ,S2 ・・・,S
6 のタイミングチャートである。
【0025】このインクジェット記録装置に使用される
記録ヘッドの基本的な構造は、図5の記録ヘッド101
の構造と同じである。全ノズル数は256あり、ノズル
の並びピッチは63.5(μm)で400DPIの記録
密度で、約16mmの幅を記録できる。ノズル分離壁1
1の後部から共通液室9の壁までの長さdは2(mm)
となっている。
【0026】図1において、 (1)はノズルNo.1〜64を同時に駆動させる第1
のパルスP1 (2)はノズルNo.55〜128を同時に駆動させる
第2のパルスP2 (3)はノズルNo.129〜192を同時に駆動させ
る第3のパルスP3 (4)はノズルNo.193〜256を同時に駆動させ
る第4のパルスP4 であり、全ノズルを駆動するパルス幅は全て7(μm)
である。
【0027】(5)はノズルNo.1〜64のエネルギ
ー発生体である発熱体にパルスP1のみを印加した時
に、隣接するノズル、すなわち、ノズルNo.65のメ
ニスカスの出っぱり量X(μm)を示す。ここで符号が
+は凸状を、また、−は凹状を示す。定常状態ではX=
−2(μm)である。なお、ノズルNo.66のメニス
カスは、ノズルNo.65のメニスカスより、緩和され
た動きをしている。
【0028】(6)は(1)〜(5)の時間軸t(μs
ec)を示す。
【0029】次に、この記録ヘッドの駆動回路は、図4
に示すように、発熱素子102とラッチ回路103とシ
フトレジスタ回路104とロジック回路105とから構
成されている。この駆動回路では、まず記録データ信号
S1が全ノズルに対応してシリアルに2048個分がシ
リアルデータ転送クロックS2に同期してシフトレジス
タ回路104に送られ、ラッチ信号S3により、記録デ
ータをラッチ回路103に一時記憶する。ディジタル記
録データが、Hレベルの時は記録する、すなわち、イン
ク液滴を噴射させる。同じくLレベルの時は記録しな
い。記録開始信号S4,S5,S6がロジック回路10
5に入力されると図1に示すNo.1〜4、No.5〜
8等のブロックごとのイネーブル信号(P1,P2,P
3,・・・)を発生し、ラッチされた記録データとの論
理積をとり、対応したノズルの発熱素子102を選択的
に駆動する。これにより、発熱素子102が発熱し、イ
ンク液滴を噴射させる。各信号の波形は図5のタイミン
グチャートに示されている。従来技術において述べたよ
うに複数のノズルを有する記録ヘッドを分割駆動させる
と分割駆動による各ノズル間の相互干渉が発生し、記録
画像には駆動ブロック単位に周期的な光学的濃度むらが
発生する。
【0030】図2(b)は本実施例の記録ヘッドの1つ
を吐出口側から見た模式図でB1 ,B2 ,B3 ,・・・
は分割駆動ブロック番号でB1 からB1 ,B3 ・・・と
順次駆動される。図2(a)は図2(b)の記録画像に
おける光学的濃度OD値の分布を示している。ここで、
1 ,B2 ,B3 ,・・・の各ブロック内のOD値が図
のようになるのは、図1の(5)で示された前段からの
距離による影響の結果である。
【0031】本実施例のインクジェット記録装置では記
録ヘッドとして、分割駆動における同時駆動ノズル数を
64ノズルとしてブロックB1 ,B2 ,・・・,B32
形成し、32ブロックで2048個のノズルが1記録ヘ
ッドに使用されている。また、このように形成された4
色の記録ヘッド1011 (イエロ−Y)、1012 (マ
ゼンタM)、1013 (シアンC)、1014 (ブラッ
クBk)が図3(a)に示す配置によって記録装置本体
に装着されている。記録ヘッド1011 ,1012 ,1
013 ,1014 はノズルのブロックB1 ,B2 ,・・
・,B32の境界が互いに重なり合わないように、同時駆
動のノズル数64の1/4、すなわち16ノズルずつ、
各記録ヘッドをずらして取り付けられている。
【0032】このインクジェット記録装置で記録を行っ
た場合、各記録ヘッドの記録画像のOD値分布は図3
(b)に示すようになるが、記録ヘッド1 m1012
101 3 ,1014 の全てによる記録画像のOD値は図
3(c)に示すようになって、分割駆動の各ノズル間の
相互干渉による光学的濃度むらが緩和されている。
【0033】この実施例では全ノズル数をNt =204
8本で、ブロックノズル数Nb =64ずつを分割駆動す
る場合を示しているが、これらの数に限定されるもので
なく、Nt は2本以上;Nb は1本以上で、かつ全ノズ
ルを分割駆動しているものは全て対象となるものであ
り、特にノズル数Nb が多いほど効果的で、Nb =64
本以上で得られる効果は絶大である。
【0034】また、記録ヘッドは4色4本を使用してい
るが、3色3本のように、複数の記録ヘッドを使用する
時に同様の効果が得られる。各記録ヘッドのずらし方は
左右どちらにずらしても同様な効果が得られる。
【0035】また、本実施例における記録ヘッドはイン
クジェット記録方式の中でも熱エネルギーを利用して飛
翔的液滴を形成し、記録を行うインクジェット方式の記
録ヘッドであって、その代表的な構成や原理について
は、例えば、米国特許第4723129号明細書、同第
4740796号明細書に開示されている基本的な原理
を用いて行うものが好ましい。この方式はいわゆるオン
デマンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能
であるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(イ
ンク)が保持されているシートや液路に対応して配置さ
れている電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸
騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆
動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネ
ルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を
生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した
液体(インク)内の気泡を形成できるので有効である。
この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体
(インク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成す
る。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気
泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体
(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0036】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0037】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を
開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許
第4459600号明細書を用いた構成も含まれるもの
である。
【0038】また、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの
圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示
する特開昭59−138461号公報に基づいた構成と
してもよい。
【0039】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0040】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドとしても用いた場
合にも含まれる。
【0041】また、記録装置の構成として設けられる、
記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を
付加することは効果を一層安定できるので好ましいもの
である。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対し
てのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるい
は吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素
子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記
録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うことも安定
した記録を行うために有効である。
【0042】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみを記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個を組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも使用され
る。
【0043】インクは液体に限らず、室温やそれ以下で
固化するインクであって、室温で軟化するもの、もしく
は液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式
ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0044】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。
【0045】ここで、この実施例ではエネルギー発生体
として、発熱体を使用した場合を示したが、これに限定
されるものではなく、例えば、圧電素子等の電気機械変
換素子であってもよい。
【0046】本実施例のインクジェット記録装置は、個
々の記録ヘッドによる画像の光学的濃度むらが緩和され
るので、画質品位の良好な記録画像が得られる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数の記
録ヘッドを分割駆動のノズルブロックの境界が互いに重
なり合わないように取り付けることにより、各記録ヘッ
ドによる記録画像の光学的濃度むらが緩和されるので、
装置を複雑にしたり、大型化してコストを増大させるこ
となく、高速記録が可能で、かつ高品質な画像が得られ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の一実施例の
記録ヘッドの駆動方法を簡略化して示す図である。
【図2】図1の記録ヘッドの記録画像の光学的濃度分布
を示す図である。
【図3】(a)は図1の記録ヘッドの配置を示す正面図
である。(b)は(a)の記録ヘッド1011 ,101
2 ,1013 ,1014 個々の記録画像の光学的濃度分
布を示す図である。(c)は(b)の各OD値の重なり
を示す図である。
【図4】記録ヘッド101の駆動回路のブロック図であ
る。
【図5】図4の信号S1 ,S2 ,・・・,S6 のタイミ
ングチャートである。
【図6】(a)は記録ヘッドの従来例の縦断面図、
(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図7】(a)は図6の記録ヘッド101の抵抗体に加
えるパルスのタイミングを示す図である。(b)は図6
(b)の一部拡大図である。
【図8】図7(b)のメニスカス22を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 Si基板 2 記録ヘッド本体 3 エネルギー発生体 4 インク供給チューブ 5 フレキシブルケーブル 6 ノズル 7 フィルター 8 噴射口 9 共通液室 10 Al基板 11 ノズル分離壁 21 気泡 22 メニスカス 41 円 42 メニスカスの出っぱり 43 球 C.D.E. 矢印 d 直径 101,1011 ,1012 ,1013 ,1014
記録ヘッド 102 発熱素子 103 ラッチ回路 104 シフトレジスタ回路 105 ロジック回路 B1 ,B2 ,・・・B32 ノズルブロック d 直径 P1,P2,P3,P4 パルス S1 記録データ信号 S2 シリアルデータ転送クロック信号 S3 ラッチ信号 S4,S5,S6 記録開始信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に向かって、微小インク液滴を
    噴射する複数のノズルをブロックに分割して駆動するイ
    ンクジェット記録ヘッドを複数個使用して文字や画像の
    記録を行うインクジェット記録装置において、各インク
    ジェット記録ヘッドは分割駆動されるノズルのブロック
    の境界がそれぞれ重ならないように取り付けられたこと
    を特徴とするインクジェット記録装置。
JP16706993A 1993-07-06 1993-07-06 インクジェット記録装置 Pending JPH0717034A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16706993A JPH0717034A (ja) 1993-07-06 1993-07-06 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16706993A JPH0717034A (ja) 1993-07-06 1993-07-06 インクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0717034A true JPH0717034A (ja) 1995-01-20

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JP16706993A Pending JPH0717034A (ja) 1993-07-06 1993-07-06 インクジェット記録装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7731332B2 (en) 2004-06-29 2010-06-08 Fujifilm Corporation Ejection head, image forming apparatus and image forming method

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