JPH0717127Y2 - 電磁石ブロックと端子ブロックの結合構造 - Google Patents

電磁石ブロックと端子ブロックの結合構造

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JPH0717127Y2
JPH0717127Y2 JP11099189U JP11099189U JPH0717127Y2 JP H0717127 Y2 JPH0717127 Y2 JP H0717127Y2 JP 11099189 U JP11099189 U JP 11099189U JP 11099189 U JP11099189 U JP 11099189U JP H0717127 Y2 JPH0717127 Y2 JP H0717127Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は電磁継電器に関し、特に電磁石ブロックと端子
ブロックの結合構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、電磁石ブロックのコイル中継端子と端子ブロック
のコイル端子とを溶接結合して電磁石ブロックと端子ブ
ロックとの機械的結合と、コイルとコイル端子との電気
的接続とを同時に行なうようにした結合構造が公知であ
る。
この従来の結合構造を第6図と第7図により説明する。
電磁石ブロックは、鉄心にスプールを介してコイルを巻
回することにより構成され、通常は上記スプールの鍔部
に上記コイルとコイル端子との接続を中継する中継端子
が設けられる。
上記従来の電磁石ブロック3の一般的構造は第6図に示
すように、スプールの鍔部31にコイル32の中継端子33が
埋設されており、該中継端子33はコイル32の線材末端を
巻付接続するためのコイル接続部331と、第7図により
後述するコイル端子41に当該中継端子33を溶接固着する
ための溶接部332とが一体に構成され、当該コイル接続
部331と溶接部332との連結部分で鍔部31に埋設固定され
ている。
また、従来の端子ブロック4は第7図に示すように枠体
41にコイル端子42が埋設されており、該コイル端子42は
外部回路への導出部421と、前記電磁石ブロック3の中
継端子33に当該コイル端子42を溶接固着するための溶接
部422とが一体に構成され、当該導出部421と溶接部422
との連結部分で枠体41に埋設固定されている。
上記構造の端子ブロック4に電磁石ブロック3を組み込
むと、第7図に示すように、電磁石ブロック3の中継端
子33の溶接部332と端子ブロック4のコイル端子42の溶
接部422とが小間隙を隔てて対向する。この状態で中継
端子33の溶接部332を強制的に屈曲させコイル端子42の
溶接部422に接触させて双方を溶接により固着すると中
継端子33とコイル端子42とは電気的に接続されるととも
に電磁石ブロック3側の溶接部332の返り弾性力によっ
て得られる押圧力により電磁石ブロック3と端子ブロッ
ク4とは相互に結合される。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の技術によると、中継端子33の溶接部332の鍔
部31からの突出長が短いため溶接固着した際に適度な押
圧力が得られず、また、鍔部31の溶接部埋設箇所に比較
的大きな力が常時加わっているため、当該溶接部埋設箇
所にクラックが生じやすいという問題がある。
この問題を解決するために、例えば溶接部332の突出長
を長くすると、電磁継電器の長手方向寸法が大きくな
り、又は電磁石ブロック3のコイル巻線部を短くする必
要がある等の新たな問題が生じ、このようにすることは
根本的解決策とはならない。
本考案は以上の問題を解決するため提案するもので、電
磁石ブロックと端子ブロックとを結合した際に適度の結
合押圧力が得られ、安定した結合を維持できる電磁石ブ
ロックと端子ブロックの結合構造を得ることを課題とす
るものである。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案は、中継端子のコイル
接続部と溶接部との間に比較的長尺の連結部を形成し、
当該中継端子の電磁石ブロック鍔部への埋設は上記コイ
ル溶接部と溶接部との境界部分で行ない、上記連結部は
鍔部への埋設箇所から鍔部壁面に這わせるように沿設
し、かつ上記溶接部は連結部との境界部分で折り曲げ、
鍔部の連結部沿設面と反対面方向に張り出すように形成
したものである。
[作用] 以上の構成によって、中継端子の鍔部への埋設部分から
溶接部までの寸法を長く設定できるため、電磁石ブロッ
クと端子ブロックとの結合が適度の締結力で可能とな
り、安定した結合構造が実現できる。
また、長尺の連結部の存在により中継端子の溶接部は連
結部近傍で屈曲可撓性に富んでいるため当該中継端子を
埋設した鍔部に無理な力が加わることはなく、鍔部にク
ラック等が生ずることはない。
更に、中継端子の鍔部への埋設部分から溶接部までの寸
法を長くするために設けた連結部は鍔部の壁面に沿わせ
てあるので、中継端子によって占められる空間が拡がる
ことはなく、中継端子が電磁継電器の小型化の阻害要因
とはならない。
[実施例] 第1図〜第5図は本考案の実施例を説明する図面であ
り、第1図は端子ブロックの斜視図、第2図は電磁石ブ
ロックの斜視図、第3図は端子ブロックの要部を示す斜
視図(コイル端子を実線で、コイル端子の周辺関連部分
を一点鎖線でそれぞれ示す。)、第4図は電磁石ブロッ
クの要部を示す斜視図(中継端子を実線で、中継端子の
周辺関連部分を一点鎖線でそれぞれ示す。)、第5図は
電磁石ブロックと端子ブロックの結合時の要部を示す部
分断面図である。
端子ブロック1は第1図に示すように、いずれも導電材
料でなるコイル端子11、固定端子12、共通端子13を絶縁
性合成樹脂でなる略矩形形状の枠体14に埋設されて構成
される。
上記コイル端子11は後で第2図により説明する電磁石ブ
ロック2のコイル23を外部回路に導出するための端子
で、枠体14の四隅に1本ずつ合計4本設けられており、
上記固定端子13は図示しない接極子ブロックに接極子と
ともに設けた可動接点ばねを外部回路に導出するための
端子で、枠体14の長い方の対向2辺のそれぞれ中央に1
本ずつ合計2本設けられており、また上記固定端子12は
固定接点15の溶接部と一体に形成されていて当該固定接
点15を外部回路に導出するための端子で、上記コイル端
子11と共通端子13との間に1本ずつ合計4本が設けられ
ている。尚、上記各端子のうち、本考案に関係するのは
コイル端子11である。
電磁石ブロック2は第2図に示すように、磁極材でなる
鉄心21と、該鉄心21の両磁極部211,212の近傍に鍔部22
1,222を、中央部にマグネット取付部223をそれぞれ形成
して鉄心21に被せた絶縁性合成樹脂でなるスプール22
と、該スプール22を介して鉄心21に巻回したコイル23
と、スプール22のマグネット取付部223に取付けたマグ
ネット24と、スプール22の鍔部221,222の両側(磁極部2
11,212を挟んで鉄心21の長手方向中心軸と直交する方向
の両側)に埋設固着された弾性導電材でなる4個の中継
端子25で構成されており、当該電磁石ブロック2の構成
各部のうち、本考案に関係するのはスプール22(特に鍔
部221,222)と中継端子25である。尚、中継端子25は前
記端子ブロック1のコイル端子11へのコイル23の接続を
中継する端子で、コイル23が単巻線構成のときは電気的
には2個の中継端子でよいが、端子ブロック1と電磁石
ブロック2との機械的結合のためにはコイル23の巻線個
数に係らず4個必要である。
第3図によって端子ブロック1の要部を説明する。
コイル端子11は、外部回路への導出部111と電磁石ブロ
ック2の中継端子25との溶接部112とが一体に形成さ
れ、当該導出部111と溶接部112との境界で双方を連結し
ている連結部113近傍に於いて直角に曲げられて構成さ
れており、溶接部112の周辺、すなわち、溶接部112の先
端部分112aと連結部113とが枠体14に埋設され固定され
ている。
また、枠体14は上記溶接部112の上面部分及び下面部分
が切欠かれて空間となっており、この空間は溶接作業の
際の溶接電極挿入用空間(以下、溶接空間という。)14
1,142を形成していて上記溶接部112の上面と下面は当該
溶接空間142,141に露出している。尚、下側の溶接空間1
41は後で第4図により説明する中継端子25の溶接部252
が挿入される空間でもある。
次に第4図により電磁石ブロック2の要部を説明する。
中継端子25はコイル23の線材末端を巻付接続するコイル
接続部251と、端子ブロック1のコイル端子11との溶接
部252と、該コイル接続部251と溶接部252とを連結する
連結部253とが一体に形成され、コイル接続部251と連結
部253との境界部分および溶接部252と連結部253との境
界部分でコイル接続部251と溶接部252とが同一方向で、
かつ直角方向に曲げられて構成されている。
当該中継端子25の鍔部221又は222への埋設は、コイル接
続部251と連結部253との境界部254でなされており、連
結部253は埋設箇所から鍔部221,222の互に対向している
内側壁面221a,222aを這うようにして沿設されており、
溶接部252は連結部253との境界部分で鍔部221,222の外
側壁面221b,222b側に折り曲げられ、かつ当該外側壁面2
21b,222bより外方に張り出して形成されている。また、
連結部253の図面でいう高さ方向の寸法は可能な限り長
くなるように設定される。
以上のように構成された端子ブロック1と電磁石ブロッ
ク2とは次のようにして相互に組み立てられる。
すなわち、端子ブロック1には第1図に示すように枠体
14の短辺側両側内側に電磁石ブロック2の磁極部211,21
2を挿通する挿通孔143,144が設けられており、電磁石ブ
ロック2は端子ブロック1の各端子11,12,13の先端側か
ら、その磁極部211,212を上記挿通孔143,144に挿通され
て組み入れられる。
このように双方のブロック1,2を組み込んだときの要部
の相互位置関係は第5図のようになる。すなわち、第4
図に示すように、鍔部221,222には組み込み時に端子ブ
ロック2との上下位置関係を規定する基準部221c,222c
が形成されており、双方のブロック1,2を組み込んだ状
態では、第5図に示すように当該基準部221c,222cが端
子ブロック1の枠体14の内部に形成された基底面145に
当接して双方のブロックの組み込み位置が決定され、こ
のとき端子ブロック1のコイル端子11の溶接部112と電
磁石ブロック2の溶接部252とは若干の隙間αを隔てて
対面する状態となる。
次に枠体14に形成された溶接空間141,142に溶接機の溶
接電極を矢印A,Bの方向からそれぞれの溶接部252,112に
接触するまで挿入する。矢印A方向から挿入された溶接
電極は中継端子25の溶接部252に接触したのち更に図面
でいう上方に押し込むと、当該溶接部252はその弾性力
に抗して点線に示すように屈曲し、外部端子11の溶接部
112と接触する。ここで双方の溶接部112,252を溶接固着
すると、中継端子25を介してコイル23とコイル端子11と
が電気的に接続されるとともに、端子ブロック1と電磁
石ブロック2とが機械的に結合され、かつ中継端子25の
溶接部252の弾性復元力(かえり力)によって双方のブ
ロック1と2との結合は適度に締結力で維持される。
以上に述べた結合構造に於いて、中継端子25の溶接部25
2には、その折り曲げ方向の内側面から溶接電極が挿入
されるようになっており(すなわち、溶接面を溶接部25
2の連結部253からの折り曲げ方向外側面に設定してあ
る。)、溶接部252の屈曲とともに連結部253も点線に示
すように鍔部221,222の内側壁面221a,222aから離れる方
向に若干屈曲する。このように、本実施例では溶接結合
時の中継端子25の弾性変形部は、溶接部252から連結部2
53に至るまでの長い寸法に設定されている。
[考案の効果] 以上に説明したように、本考案は、中継端子の鍔部への
埋設部分から溶接部に至るまでに長尺の連結部を設け
て、この連結部を鍔部壁面に沿設するようにしたもので
あり、端子ブロックと電磁石ブロックの結合時には、中
継端子の弾性変形は溶接部から連結部に至る長い区間で
生ずるようになっているため、端子ブロックと電磁石ブ
ロックとの結合の締結力に無理な押圧力が生ずることは
なく、当該2つのブロックの結合は最適の締結力で維持
され、結合寸法精度が良く、かつ結合寸法の経年変化も
極めて少ない電極継電器が提供できる。
また、スプールの鍔部の中継端子埋設部位に過度な力が
加わることがないので、当該部位にクラック等が発生す
ることはなく、高品質の電磁継電器が得られる。
更に、本考案特有の構成である中継端子の連結部はスプ
ール鍔部の壁面に沿設されるので、当該連結部によって
電磁石ブロックの寸法が長大化することはなく、電磁継
電器の小型化が阻害されることはない。
以上のように、本考案は多くの長所を有し、その効果は
極めて大きい。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第5図は本考案の実施例を説明する図面であ
り、第1図は端子ブロックの斜視図、第2図は電磁石ブ
ロックの斜視図、第3図は端子ブロックの要部斜視図、
第4図は電磁石ブロックの要部斜視図、第5図は端子ブ
ロックと電磁石ブロックの結合状態を示す要部断面図で
ある。 また、第6図、第7図は従来例を説明する図面であり、
第6図は電磁石ブロックの斜視図、第7図は端子ブロッ
クと電磁石ブロックの結合状態を示す要部断面図であ
る。 (主な記号) 1……端子ブロック、11……コイル端子 111……導出部、112……溶接部 2……電磁石ブロック、22……スプール 221,222……鍔部 23……コイル、25……中継端子 251……コイル接続部 252……溶接部、253……連結部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁石ブロックのスプール鍔部に中継端子
    を有し、電磁石ブロックのコイルと端子ブロックのコイ
    ル端子との接続を上記中継端子を介して行なうようにし
    た電磁継電器に於いて、 上記中継端子は、弾性導電材料で形成され、コイル末端
    を接続するコイル接続部と、コイル端子への溶接部と、
    当該コイル接続部と溶接部とを連結する連結部とが一体
    に構成されていて、上記コイル接続部と上記連結部の境
    界部分で鍔部に埋設されており、かつ上記連結部は鍔部
    への埋設箇所から鍔部壁面に沿設され、上記溶接部は上
    記連結部との境界部分で折り曲げられ、上記鍔部の連結
    部沿設面と反対面方向に張り出して形成され、 上記コイル端子は、導電材料で形成され、外部への導出
    部と上記中継端子への溶接部とが一体に構成されてい
    て、当該溶接部の溶接面を露出させてその周辺で上記端
    子ブロックに埋設されており、 上記電磁石ブロックと上記端子ブロックとを組合せた状
    態では、上記電磁石ブロックの溶接部と上記端子ブロッ
    クの溶接部とが小間隙を隔てて対向するように関係寸法
    が設定されており、上記電磁石ブロックの溶接部を、そ
    の弾性力に抗して上記端子ブロックの溶接部に強制接触
    させて双方の溶接部を相互に溶接固着することにより電
    磁石ブロックと端子ブロックとを結合した電磁石ブロッ
    クと端子ブロックの結合構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電磁石ブロックと端子ブ
    ロックの結合構造に於いて、中継端子は電磁石ブロック
    の鉄心の中心軸を挟む両鍔部両側に設けられており、中
    継端子の連結部を双方の鍔部の互に対向する内側壁面に
    沿設するようにした電磁石ブロックと端子ブロックの結
    合構造。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の電磁石ブロックと
    端子ブロックの結合構造に於いて、中継端子の溶接部の
    連結部からの折り曲げ方向外側面をコイル端子への溶接
    面とした電磁石ブロックと端子ブロックの結合構造。
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