JPH07172395A - 航空機のインテグラルタンク - Google Patents

航空機のインテグラルタンク

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JPH07172395A
JPH07172395A JP31958093A JP31958093A JPH07172395A JP H07172395 A JPH07172395 A JP H07172395A JP 31958093 A JP31958093 A JP 31958093A JP 31958093 A JP31958093 A JP 31958093A JP H07172395 A JPH07172395 A JP H07172395A
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JP
Japan
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rib
girder
aircraft
hole
fuel transfer
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JP31958093A
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English (en)
Inventor
Hiromichi Koiwai
弘道 小祝
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造コストが低く、かつ、ボイドやラミネー
ションの発生を防止した樹脂系複合材製の仕切板(桁又
はリブ)をもつ航空機のインテグラルタンクを提供す
る。 【構成】 航空機の上下の外板10,10に接して配置
されて仕切板を形成する樹脂系複合材製の桁又はリブ3
の外板10,10それぞれ接する上と下の位置に、補強
フランジのない通気孔1と燃料移送用孔2とをそれぞれ
設け、桁又はリブ3の形状を単純化すると共に製作に当
ってのボイドやラミネーションの発生を防止するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マトリックスとしての
樹脂と強化材としての繊維よりなる樹脂系複合材製の桁
を仕切板として用いた航空機のインテグラルタンクに関
する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、航空機の樹脂系複合
材を適用した主翼101 等の構造体自体を燃料用タンクと
して用いられるインテグラルタンク100 では、対向する
上下の外板010, 010の間の図4(b)で斜線で示す部分
の空間がタンクとして利用され、外板010, 010の間に仕
切板として桁又はリブ03′が設けられている。
【0003】この桁又03又はリブ03′としては、通
常強化材としての繊維に樹脂を含浸させたプリプレグを
積層した上成形硬化させた樹脂系複合材が用いられてい
る。
【0004】桁03リブ03′には、図5に示すように
(図5では代表して桁の場合を示す)、上部に断面が三
角形の通気孔01,下部に断面が三角形の燃料移送用孔
02が設けられているが、樹脂系複合材を用いた桁03
においては、前記孔01,02を設けることによって生
ずる応中応力による強度低下を避けるために、これらの
孔のまわりに補強フランジ06が設けられている。
【0005】樹脂系複合材の桁03又はリブ03′を製
造する場合には、図6(a)に示すように、通気孔01
と燃料移送用孔02の部分を三角形に切落したプリプレ
グを積層した上、型020 で成形して桁03又はリブ0
3′の半分に相当する断面コ字状の同形の2個の素材03
aを作成する。この2個の素材03a, 03aを、図6(b)
に示すように、背中合せの状態にして、上下の治具021,
022の間に配置し、素材03a, 03aの間にフィラー04を
入れた上、治具021, 022と桁素材03a, 03aを成形用バグ
で覆い、オートクレーブ内で圧力をかけて加圧・硬化さ
せて、桁03又はリブ03′を作成している。
【0006】この際、前記通気孔01と燃料移送用孔0
2の周りの部分は補強フランジ06を設ける必要がある
ために、図6(b)に示すように、2個の素材03a, 03a
のこの部分に、補強フランジ06を形成するフランジ素
材07と同フランジ素材07を支持するブロック08が
挿入され、これらが素材03a と治具021, 022と共に成形
用バグ内に収容された上、オートクレーブ内で加圧され
て補強フランジ06が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のインテグラ
ルタンクの桁又はリブの製造に当っては、2個の桁やリ
ブの素材に加えて補強フランジを形成するフランジ素材
を上下の治具に入れ込み、更にこれらを成形用バグに入
れているために、作業が複雑かつ困難で大きい工数を必
要とすると共に、通気孔と燃料移送用孔にフランジを設
けることによって構造が複雑となり、かつ、成形も困難
となってボイドやデラミネーション等の欠陥が生じやす
いという問題点があった。
【0008】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる航空機のインテグラルタンクを提供しようとする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の航空機のインテ
グラルタンクは、航空機の対向する上下の外板に接して
配置されて仕切板を形成する樹脂系複合材製の桁又はリ
ブ、及び同桁又はリブの外板に接する上下の位置にそれ
ぞれ設けられた補強フランジを有しない通気孔と燃料移
送用孔を備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明においては、樹脂系複合材製の桁又はリ
ブの航空機の外板に接する上下の位置に、フランジを有
しない単純な形状の通気孔と燃料移送用孔を設けている
ために、製作用の型、治具等が単純になり、プリプレグ
の形状も単純となってその積層が容易となり、かつ、加
工に要する工数も低減して、コストを低減させることが
できる。
【0011】また、前記のように、単純な形状を採用し
ているために、通気孔と燃料移送用孔を有する樹脂系複
合材製の桁又はリブの製造に当って、ボイドやデラミネ
ーションが発生することが防止される。
【0012】更に、通気孔と燃料移送用孔は補強フラン
ジを有していないために、孔の形状を適宜選定し、か
つ、その大きさを小さくして、応力集中の影響を軽減す
ることが可能であり、また、補強フランジを有しないこ
とによって通気孔と燃料移送用孔の部分の補強を必要と
する場合には、桁又はリブのウエブ面を補強する簡単な
方法によってこれに対応することができる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を、図1ないし図3によっ
て説明する。本実施例は、図4に示すものと同様に、主
翼の構造体自体を燃料用タンクとしたインテグラルタン
クに係る。
【0014】インテグラルタンクの仕切板を形成する桁
又はリブ3は、樹脂系複合材で構成されており、図1に
示すように主翼の上下の外板10,10にその両端が取
付けられており、桁又はリブ3が上方の外板10に接す
る上部には通気孔1が設けられ、桁又はリブ3が下方の
外板10に接する下部には燃料移送用孔2が設けられ、
また、桁又はリブ3の上下方向の中間には燃料移送用孔
2aが設けられている。図1に示すように、前記通気孔
1と燃料移送用孔2はほぼ上下方向に長い半楕円形断面
を有し、燃料移送用孔2aは円形断面を有しており、か
つ、これらの孔1,2,2aには補強フランジが設けら
れていない。
【0015】以下この桁又はリブ3の製造工程について
説明する。図2(a)に示すように、通気孔1と燃料移
送用孔2,2aを設けたプリプレグの積層体を型20で
成形して、桁又はリブ3の半分に相当する断面コ字状の
同形の2個の素材3aを作成する。この2個の素材3
a,3aを、図1(b)に示すように、背中合せにして
上下の治具21,22の間に配置し、かつ、その間にフ
ィラー4を入れた上、圧力を加えて桁材又はリブ材を成
形する。なお、この際、通気孔1と燃料移送用孔2,2
aを素材3aに形成するのには、孔の部分が切落された
プリプレグを積層してもよく、プリプレグの積層体に孔
をカットするようにしてもよい。
【0016】以上のようにして成形された桁材又はリブ
材の通気孔1と燃料移送用孔2,2aに樹脂の侵入を防
止する成形用フィラーを充填し、図3に示すように、下
方の外板10上に載置し、この桁材又はリブ材と外板1
0を上型24と下型25の間に配置し、これらを成型用
バグ23で覆った上、オートクレーブ内でオートクレー
ブ圧pをかけて硬化させて桁又はリブ3とすると共に桁
又はリブ3を下方の外板10に固着させた一体成形が行
われる。
【0017】以上のように、桁又はリブ3は、単純な形
状を有する2個の素材3aより製作されるために、その
硬化成形に当ってボイドやデラミネーションが発生する
ことがなく、充分な強度も有することになる。
【0018】また、桁又はリブ3の通気孔1と燃料移送
用孔2,2aは補強フランジを有していないために、前
記のように、ほぼ楕円形又は丸形の単純な形状とし、か
つ、その大きさも小さくすることができ、応力集中の影
響を軽減することができる。
【0019】また、桁又はリブ3は補強フランジを有し
ない単純な形状となるために、桁又はリブ3の製作に用
いられる型、治具等が単純となり、プリプレグの形状も
単純となってその積層を容易にすることができると共
に、型、治具、成形用バブ等に補強フランジを作るため
の部材等を入れ込む必要がなく、工数を著しく低減させ
ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、特許請
求の範囲に記載した構成を有することによって、インテ
グラルタンクの仕切板を形成する樹脂系複合材製の桁又
はリブを単純な形状とすることができ、これによって、
応力集中の影響を軽減して強度要求を満足し、製造コス
トを低減させ、かつ、その製造に当ってボイドやデラミ
ネーションの発生を抑えて品質を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、図1(a)はその斜
視図、図1(b)は図1(a)のA−A矢視断面図であ
る。
【図2】図2(a)は同実施例における桁又はリブの素
材の成形状態を示す斜視図、図2(b)は同素材より桁
材又はリブ材を成形する状態を示す断面図である。
【図3】同実施例の成形用バッグによる桁又はリブと外
板の一体成形の状態を示す斜視図である。
【図4】従来の航空機のインテグラルタンクを示し、図
4(a)は主翼の部分の斜視図、図4(b)は図4
(a)のB−B矢視断面図である。
【図5】従来の航空機のインテグラルタンクの桁の部分
を示し、図5(a)はその斜視図、図5(b)はその断
面図である。
【図6】図6(a)は従来の航空機のインテグラルタン
クの桁又はリブの素材の成形状態を示す斜視図、図6
(b)は同桁又はリブの素材より桁又はリブを成形する
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 通気孔 2,2a 燃料移送用孔 3 桁又はリブ 3a 桁又はリブの素材 4 フィラー 10 外板 20 型 21,22 治具 23 成形用バグ 24 上型 25 下型 100 インテグラルタンク 101 主翼

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航空機に対向する上下の外板に接して配
    置されて仕切板を形成する樹脂系複合材製の桁又はリ
    ブ、及び同桁又はリブの外板に接する上下の位置にそれ
    ぞれ設けられた補強フランジを有しない通気孔と燃料移
    送用孔を備えたことを特徴とする航空機のインテグラル
    タンク。
JP31958093A 1993-12-20 1993-12-20 航空機のインテグラルタンク Withdrawn JPH07172395A (ja)

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