JPH07172971A - 半導体単結晶引き上げ装置 - Google Patents
半導体単結晶引き上げ装置Info
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- JPH07172971A JPH07172971A JP34498093A JP34498093A JPH07172971A JP H07172971 A JPH07172971 A JP H07172971A JP 34498093 A JP34498093 A JP 34498093A JP 34498093 A JP34498093 A JP 34498093A JP H07172971 A JPH07172971 A JP H07172971A
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Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 輻射スクリーンを備えた半導体単結晶引き上
げ装置を用いる単結晶の製造において、1200°C以
上の高温領域通過時間を長くし、かつ900°C〜50
0°C前後の温度領域は速やかに通過させることができ
るようにする。 【構成】 黒鉛またはセラミックスの繊維からなる断熱
材2aを黒鉛からなる外側部材2bおよび2cで被包し
た3層構造の上部スクリーン2と、黒鉛または石英もし
くはファインセラミックスからなる1層構造の下部スク
リーン3とによって輻射スクリーン1を構成する。融液
4などの輻射熱は、下部スクリーン3を透過して単結晶
6の下部を加熱し、前記高温領域通過時間を長引かせ
る。上部スクリーン2に包囲されると、単結晶6には前
記輻射熱が到達しないため、比較的急速に冷却され、9
00°C〜500°C前後の温度領域を短時間で通過す
ることができる。
げ装置を用いる単結晶の製造において、1200°C以
上の高温領域通過時間を長くし、かつ900°C〜50
0°C前後の温度領域は速やかに通過させることができ
るようにする。 【構成】 黒鉛またはセラミックスの繊維からなる断熱
材2aを黒鉛からなる外側部材2bおよび2cで被包し
た3層構造の上部スクリーン2と、黒鉛または石英もし
くはファインセラミックスからなる1層構造の下部スク
リーン3とによって輻射スクリーン1を構成する。融液
4などの輻射熱は、下部スクリーン3を透過して単結晶
6の下部を加熱し、前記高温領域通過時間を長引かせ
る。上部スクリーン2に包囲されると、単結晶6には前
記輻射熱が到達しないため、比較的急速に冷却され、9
00°C〜500°C前後の温度領域を短時間で通過す
ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引き上げ単結晶の周囲
を取り囲み、下端が融液面に近接するように設置した輻
射スクリーンを有する半導体単結晶引き上げ装置に関す
る。
を取り囲み、下端が融液面に近接するように設置した輻
射スクリーンを有する半導体単結晶引き上げ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の基板には主として高純度の
シリコン単結晶が用いられているが、このシリコン単結
晶の製造方法の一つとして、るつぼ内の原料融液から円
柱状の単結晶を引き上げるチョクラルスキー法(以下C
Z法という)がある。CZ法においては、半導体単結晶
引き上げ装置のチャンバ内に設置したるつぼに原料であ
る多結晶を充填し、前記るつぼの外周に設けたヒータに
よって原料を加熱溶解した上、シードチャックに取り付
けた種子結晶を融液に浸漬し、シードチャックおよびる
つぼを同方向または逆方向に回転しつつシードチャック
を引き上げて単結晶を成長させる。
シリコン単結晶が用いられているが、このシリコン単結
晶の製造方法の一つとして、るつぼ内の原料融液から円
柱状の単結晶を引き上げるチョクラルスキー法(以下C
Z法という)がある。CZ法においては、半導体単結晶
引き上げ装置のチャンバ内に設置したるつぼに原料であ
る多結晶を充填し、前記るつぼの外周に設けたヒータに
よって原料を加熱溶解した上、シードチャックに取り付
けた種子結晶を融液に浸漬し、シードチャックおよびる
つぼを同方向または逆方向に回転しつつシードチャック
を引き上げて単結晶を成長させる。
【0003】上記の単結晶引き上げ装置において、単結
晶の引き上げ速度を早めるとともに不純物による汚染を
防止して単結晶の無転位化を向上させる手段として、単
結晶引き上げ領域の周囲に輻射スクリーンを設置するこ
とが知られている。図3は、輻射スクリーンを有する半
導体単結晶引き上げ装置の一部を模式的に示す断面図で
ある。前記輻射スクリーン1は単結晶引き上げ領域を取
り巻く熱遮蔽体で、一般に下端開口部の直径が上端開口
部の直径より小さい円錐状の筒である。輻射スクリーン
1は融液4、石英るつぼ5などから単結晶6に加えられ
る輻射熱を遮断して単結晶6の冷却を促進し、単結晶引
き上げ速度を早めるとともに、結晶欠陥の発生を防止す
る。また、チャンバ7の上方から導入される不活性ガス
を単結晶6の周囲に誘導し、石英るつぼ5の中心部から
周縁部を経てチャンバ7の底部に設けられた排気孔に至
るガス流を形成させることによって、融液4から発生す
る酸化珪素や黒鉛るつぼ8から発生する金属蒸気など、
単結晶化を阻害するガスを排除する機能を備えている。
なお、9はヒータ、10は保温筒である。
晶の引き上げ速度を早めるとともに不純物による汚染を
防止して単結晶の無転位化を向上させる手段として、単
結晶引き上げ領域の周囲に輻射スクリーンを設置するこ
とが知られている。図3は、輻射スクリーンを有する半
導体単結晶引き上げ装置の一部を模式的に示す断面図で
ある。前記輻射スクリーン1は単結晶引き上げ領域を取
り巻く熱遮蔽体で、一般に下端開口部の直径が上端開口
部の直径より小さい円錐状の筒である。輻射スクリーン
1は融液4、石英るつぼ5などから単結晶6に加えられ
る輻射熱を遮断して単結晶6の冷却を促進し、単結晶引
き上げ速度を早めるとともに、結晶欠陥の発生を防止す
る。また、チャンバ7の上方から導入される不活性ガス
を単結晶6の周囲に誘導し、石英るつぼ5の中心部から
周縁部を経てチャンバ7の底部に設けられた排気孔に至
るガス流を形成させることによって、融液4から発生す
る酸化珪素や黒鉛るつぼ8から発生する金属蒸気など、
単結晶化を阻害するガスを排除する機能を備えている。
なお、9はヒータ、10は保温筒である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】輻射スクリーンを設け
ることによって単結晶の冷却が促進されるため、結晶欠
陥発生頻度が高いとされている900°C〜500°C
前後の温度領域を短時間で通過させることができるとと
もに、酸化珪素などを効率的に排出させることにより単
結晶化率が向上する。しかしながら、900°C〜50
0°C前後の温度領域を短時間で通過させるだけでは必
ずしもデバイスプロセス後も安定した高品質のウェーハ
が得られるとは限らない。すなわち、輻射スクリーンを
有する従来の単結晶引き上げ装置ではすべての温度領域
を短時間で通過するため、酸化膜耐圧の良好なウェーハ
を得るために必要な1200°C以上の高温領域に引き
上げ単結晶を長時間滞留させることができない。また、
輻射スクリーンを廃止し、かつ単結晶引き上げ速度を下
げた場合、前記酸化膜耐圧性能は向上するが、単結晶化
率の低下とOSFあるいは転位ループの発生によるデバ
イスの不良率上昇を招くとともに、単結晶の生産能率も
下がる。
ることによって単結晶の冷却が促進されるため、結晶欠
陥発生頻度が高いとされている900°C〜500°C
前後の温度領域を短時間で通過させることができるとと
もに、酸化珪素などを効率的に排出させることにより単
結晶化率が向上する。しかしながら、900°C〜50
0°C前後の温度領域を短時間で通過させるだけでは必
ずしもデバイスプロセス後も安定した高品質のウェーハ
が得られるとは限らない。すなわち、輻射スクリーンを
有する従来の単結晶引き上げ装置ではすべての温度領域
を短時間で通過するため、酸化膜耐圧の良好なウェーハ
を得るために必要な1200°C以上の高温領域に引き
上げ単結晶を長時間滞留させることができない。また、
輻射スクリーンを廃止し、かつ単結晶引き上げ速度を下
げた場合、前記酸化膜耐圧性能は向上するが、単結晶化
率の低下とOSFあるいは転位ループの発生によるデバ
イスの不良率上昇を招くとともに、単結晶の生産能率も
下がる。
【0005】単結晶の引き上げに当たり、輻射スクリー
ンの下端と融液面との間隔を従来よりも拡げた場合は、
引き上げ中の単結晶下端部分は輻射スクリーンによる遮
蔽効果を受けず、冷却されにくくなる。従って、120
0°C以上の高温領域通過時間は長くなり、輻射スクリ
ーンの遮蔽効果を受ける900°C〜500°C前後の
温度領域は短時間で通過することができる。しかし、酸
化珪素などを効率的に排出させ、かつ単結晶中の酸素濃
度を高精度に制御するとともに単結晶の生産性を維持す
るためには、輻射スクリーンの下端と融液面との間隔を
従来通りに保たなければならない。本発明は上記従来の
問題点に着目してなされたもので、1200°C以上の
高温領域通過時間をできるだけ長くし、かつ900°C
〜500°C前後の温度領域は速やかに通過させること
ができるとともに、不活性ガス流による酸化珪素などの
排出を効率的に行うことが可能な輻射スクリーンを備え
た半導体単結晶引き上げ装置を提供することを目的とし
ている。
ンの下端と融液面との間隔を従来よりも拡げた場合は、
引き上げ中の単結晶下端部分は輻射スクリーンによる遮
蔽効果を受けず、冷却されにくくなる。従って、120
0°C以上の高温領域通過時間は長くなり、輻射スクリ
ーンの遮蔽効果を受ける900°C〜500°C前後の
温度領域は短時間で通過することができる。しかし、酸
化珪素などを効率的に排出させ、かつ単結晶中の酸素濃
度を高精度に制御するとともに単結晶の生産性を維持す
るためには、輻射スクリーンの下端と融液面との間隔を
従来通りに保たなければならない。本発明は上記従来の
問題点に着目してなされたもので、1200°C以上の
高温領域通過時間をできるだけ長くし、かつ900°C
〜500°C前後の温度領域は速やかに通過させること
ができるとともに、不活性ガス流による酸化珪素などの
排出を効率的に行うことが可能な輻射スクリーンを備え
た半導体単結晶引き上げ装置を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体単結晶引き上げ装置は、半導体
単結晶の原料を溶解するるつぼと、このるつぼの周囲に
あってるつぼ内の原料を加熱するヒータと、溶解した原
料に種子結晶を浸漬して単結晶を引き上げる引き上げ機
構とを備え、引き上げ領域を取り囲む円錐状の断熱筒か
らなる輻射スクリーンを融液近傍上方に設けた半導体単
結晶引き上げ装置において、前記輻射スクリーンの上部
と下部の断熱性能を任意の位置で変える構成とし、この
ような構成において、輻射スクリーン下部の断熱性能
が、輻射スクリーン上部の断熱性能に比べて低いもので
あることを特徴としている。
め、本発明に係る半導体単結晶引き上げ装置は、半導体
単結晶の原料を溶解するるつぼと、このるつぼの周囲に
あってるつぼ内の原料を加熱するヒータと、溶解した原
料に種子結晶を浸漬して単結晶を引き上げる引き上げ機
構とを備え、引き上げ領域を取り囲む円錐状の断熱筒か
らなる輻射スクリーンを融液近傍上方に設けた半導体単
結晶引き上げ装置において、前記輻射スクリーンの上部
と下部の断熱性能を任意の位置で変える構成とし、この
ような構成において、輻射スクリーン下部の断熱性能
が、輻射スクリーン上部の断熱性能に比べて低いもので
あることを特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成によれば、単結晶の引き上げ領域を取
り囲む輻射スクリーンの断熱性能を上部と下部とで異な
るものとし、輻射スクリーン下部の断熱性能を上部より
低くしたので、輻射スクリーン下部に包囲される部分、
すなわち固液界面の直上近傍部分では融液、石英るつぼ
などからの輻射熱が前記輻射スクリーン下部を透過して
単結晶に到達する。従って、単結晶は加熱され、高温領
域通過時間が長くなる。単結晶が成長し、更に引き上げ
られて断熱性能の高い輻射スクリーン上部に包囲された
部分は従来と同様に冷却されるので、900°C〜50
0°C前後の温度領域を速やかに通過させることができ
る。また、輻射スクリーンの下端と融液面との間隔を従
来通りに保つことにより、不活性ガス流による酸化珪素
などの排出を効率的に行うことが可能である。
り囲む輻射スクリーンの断熱性能を上部と下部とで異な
るものとし、輻射スクリーン下部の断熱性能を上部より
低くしたので、輻射スクリーン下部に包囲される部分、
すなわち固液界面の直上近傍部分では融液、石英るつぼ
などからの輻射熱が前記輻射スクリーン下部を透過して
単結晶に到達する。従って、単結晶は加熱され、高温領
域通過時間が長くなる。単結晶が成長し、更に引き上げ
られて断熱性能の高い輻射スクリーン上部に包囲された
部分は従来と同様に冷却されるので、900°C〜50
0°C前後の温度領域を速やかに通過させることができ
る。また、輻射スクリーンの下端と融液面との間隔を従
来通りに保つことにより、不活性ガス流による酸化珪素
などの排出を効率的に行うことが可能である。
【0008】
【実施例】以下に、本発明に係る半導体単結晶引き上げ
装置の実施例について、図面を参照して説明する。図1
は輻射スクリーンおよびその周辺の模式的断面図で、輻
射スクリーン1は断熱性能の異なる上部スクリーン2と
下部スクリーン3とに分割されている。上部スクリーン
2は3層構造で、黒鉛またはセラミックスの繊維からな
る断熱材2aを、黒鉛からなる外側部材2bおよび2c
で被包したものである。前記上部スクリーン2は、上端
開口部より下端開口部が小さい円錐状の筒で、上端に環
状のフランジを備えている。また、上部スクリーン2の
下端には下部スクリーン3を取り付ける掛止部が設けら
れている。下部スクリーン3は1層構造で、黒鉛または
石英もしくはファインセラミックスからなり、上端に設
けられたフランジが前記上部スクリーン2の下端に掛止
されている。4は融液、5は石英るつぼ、6は引き上げ
中の単結晶である。
装置の実施例について、図面を参照して説明する。図1
は輻射スクリーンおよびその周辺の模式的断面図で、輻
射スクリーン1は断熱性能の異なる上部スクリーン2と
下部スクリーン3とに分割されている。上部スクリーン
2は3層構造で、黒鉛またはセラミックスの繊維からな
る断熱材2aを、黒鉛からなる外側部材2bおよび2c
で被包したものである。前記上部スクリーン2は、上端
開口部より下端開口部が小さい円錐状の筒で、上端に環
状のフランジを備えている。また、上部スクリーン2の
下端には下部スクリーン3を取り付ける掛止部が設けら
れている。下部スクリーン3は1層構造で、黒鉛または
石英もしくはファインセラミックスからなり、上端に設
けられたフランジが前記上部スクリーン2の下端に掛止
されている。4は融液、5は石英るつぼ、6は引き上げ
中の単結晶である。
【0009】下部スクリーン3は1層構造であるため、
従来の輻射スクリーンのように融液4や石英るつぼ5な
どからの輻射熱を完全に遮蔽する機能を有しない。従っ
て、融液4からの輻射熱は、直接下部スクリーン3を透
過して、あるいは石英るつぼ5の内面で反射した後、下
部スクリーン3を透過して引き上げ中の単結晶6の下部
に到達し、単結晶6の下部を加熱する。従来の輻射スク
リーンを用いた場合、前記単結晶6の下部は輻射熱が遮
断されるため、1200°C以上の高温領域を短時間で
通過して冷却されていた。しかし、本実施例の場合は輻
射スクリーンがありながら逆に加熱されるため、前記高
温領域通過時間を長引かせることになる。一方、上部ス
クリーン2は従来と同じく十分な断熱性能を持っている
ので、中低温領域に対する急冷機能を発揮することがで
きる。従って、単結晶6が下部スクリーン3の部分から
引き上げられて上部スクリーン2に包囲されると、比較
的急速に冷却され、900°C〜500°C前後の温度
領域を短時間で通過することができる。
従来の輻射スクリーンのように融液4や石英るつぼ5な
どからの輻射熱を完全に遮蔽する機能を有しない。従っ
て、融液4からの輻射熱は、直接下部スクリーン3を透
過して、あるいは石英るつぼ5の内面で反射した後、下
部スクリーン3を透過して引き上げ中の単結晶6の下部
に到達し、単結晶6の下部を加熱する。従来の輻射スク
リーンを用いた場合、前記単結晶6の下部は輻射熱が遮
断されるため、1200°C以上の高温領域を短時間で
通過して冷却されていた。しかし、本実施例の場合は輻
射スクリーンがありながら逆に加熱されるため、前記高
温領域通過時間を長引かせることになる。一方、上部ス
クリーン2は従来と同じく十分な断熱性能を持っている
ので、中低温領域に対する急冷機能を発揮することがで
きる。従って、単結晶6が下部スクリーン3の部分から
引き上げられて上部スクリーン2に包囲されると、比較
的急速に冷却され、900°C〜500°C前後の温度
領域を短時間で通過することができる。
【0010】下部スクリーン3の下端と融液4の表面と
の間隔は、従来通りの寸法範囲に保たれていて、前記下
部スクリーン3は不活性ガスの整流効果を発揮する。単
結晶引き上げ装置の上部から導入されたアルゴンなどの
不活性ガスは、単結晶6の外周に沿って流下した後、前
記下部スクリーン3の下端と融液4との隙間を通り、石
英るつぼ5の内面に沿って上昇した後、単結晶引き上げ
装置の底部に設けた排気孔から排出される。
の間隔は、従来通りの寸法範囲に保たれていて、前記下
部スクリーン3は不活性ガスの整流効果を発揮する。単
結晶引き上げ装置の上部から導入されたアルゴンなどの
不活性ガスは、単結晶6の外周に沿って流下した後、前
記下部スクリーン3の下端と融液4との隙間を通り、石
英るつぼ5の内面に沿って上昇した後、単結晶引き上げ
装置の底部に設けた排気孔から排出される。
【0011】図2は、デバイスプロセス後の酸化膜耐圧
に関する良品率を、本実施例による単結晶引き上げ装置
を用いて得られた製品と従来の輻射スクリーンを備えた
単結晶引き上げ装置によって得られた製品とについて比
較した図である。ここでいう酸化膜耐圧の良品率とはシ
リコンウェーハ上に多数個の素子を形成し、酸化膜の絶
縁破壊電圧が8MV/cm以上の素子数の割合を示して
いる。同図で明らかなように、本実施例による製品の良
品率は従来品の1.5倍以上に向上している。
に関する良品率を、本実施例による単結晶引き上げ装置
を用いて得られた製品と従来の輻射スクリーンを備えた
単結晶引き上げ装置によって得られた製品とについて比
較した図である。ここでいう酸化膜耐圧の良品率とはシ
リコンウェーハ上に多数個の素子を形成し、酸化膜の絶
縁破壊電圧が8MV/cm以上の素子数の割合を示して
いる。同図で明らかなように、本実施例による製品の良
品率は従来品の1.5倍以上に向上している。
【0012】本実施例では上部スクリーンと下部スクリ
ーンとを分割したが、これに限るものではなく、3層構
造の上部スクリーンと1層構造の下部スクリーンとを一
体に構成してもよい。加えて、下部スクリーンの厚さや
材質を変えることにより、単結晶に任意の熱履歴を与え
ることが可能となる。また、下部スクリーンを排除する
ことで、酸化膜耐圧特性が向上することは言うまでもな
い。
ーンとを分割したが、これに限るものではなく、3層構
造の上部スクリーンと1層構造の下部スクリーンとを一
体に構成してもよい。加えて、下部スクリーンの厚さや
材質を変えることにより、単結晶に任意の熱履歴を与え
ることが可能となる。また、下部スクリーンを排除する
ことで、酸化膜耐圧特性が向上することは言うまでもな
い。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、単
結晶引き上げ速度を早めるとともに単結晶の無転位化を
向上させる手段として輻射スクリーンを備えた半導体単
結晶引き上げ装置において、前記輻射スクリーンの断熱
性能を上部と下部とで異なるものとし、輻射スクリーン
下部の断熱性能を上部より低くすることによって、輻射
スクリーン下部に包囲される部分が輻射熱を受けるよう
にした。これにより、単結晶引き上げ時における120
0°C以上の高温領域通過時間の延長が可能となり、デ
バイスプロセス後、酸化膜耐圧の良好なウェーハを得る
ことができる。また、輻射スクリーン上部に包囲された
単結晶は従来と同様に冷却されるので、900°C〜5
00°C前後の温度領域は速やかに通過させることがで
き、結晶欠陥の発生は従来同様に少なく、輻射スクリー
ンの設置高さを従来通りとすることにより、不活性ガス
流による酸化珪素などの排出を効率的に行うことが可能
である。更に、本発明を利用して下部スクリーンの厚さ
あるいは材質を変えることにより、任意の熱履歴を単結
晶に与えることが可能となり、多様な品質規格に対応し
た単結晶を製造することができる。
結晶引き上げ速度を早めるとともに単結晶の無転位化を
向上させる手段として輻射スクリーンを備えた半導体単
結晶引き上げ装置において、前記輻射スクリーンの断熱
性能を上部と下部とで異なるものとし、輻射スクリーン
下部の断熱性能を上部より低くすることによって、輻射
スクリーン下部に包囲される部分が輻射熱を受けるよう
にした。これにより、単結晶引き上げ時における120
0°C以上の高温領域通過時間の延長が可能となり、デ
バイスプロセス後、酸化膜耐圧の良好なウェーハを得る
ことができる。また、輻射スクリーン上部に包囲された
単結晶は従来と同様に冷却されるので、900°C〜5
00°C前後の温度領域は速やかに通過させることがで
き、結晶欠陥の発生は従来同様に少なく、輻射スクリー
ンの設置高さを従来通りとすることにより、不活性ガス
流による酸化珪素などの排出を効率的に行うことが可能
である。更に、本発明を利用して下部スクリーンの厚さ
あるいは材質を変えることにより、任意の熱履歴を単結
晶に与えることが可能となり、多様な品質規格に対応し
た単結晶を製造することができる。
【図1】輻射スクリーンおよびその周辺の模式的断面図
である。
である。
【図2】デバイスプロセス後の酸化膜耐圧に関する良品
率を、本実施例による製品と従来品とについて比較した
図である。
率を、本実施例による製品と従来品とについて比較した
図である。
【図3】従来の技術による輻射スクリーンを備えた半導
体単結晶引き上げ装置の模式的部分断面図である。
体単結晶引き上げ装置の模式的部分断面図である。
1 輻射スクリーン 2 上部スクリーン 2a 断熱材 2b,2c 外側部材 3 下部スクリーン 4 融液 5 石英るつぼ 6 単結晶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 哲広 神奈川県平塚市四之宮2612 コマツ電子金 属株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 半導体単結晶の原料を溶解するるつぼ
と、このるつぼの周囲にあってるつぼ内の原料を加熱す
るヒータと、溶解した原料に種子結晶を浸漬して単結晶
を引き上げる引き上げ機構とを備え、引き上げ領域を取
り囲む円錐状の断熱筒からなる輻射スクリーンを融液近
傍上方に設けた半導体単結晶引き上げ装置において、前
記輻射スクリーンの上部と下部の断熱性能を任意の位置
で変えたことを特徴とする半導体単結晶引き上げ装置。 - 【請求項2】 輻射スクリーン下部の断熱性能が、輻射
スクリーン上部の断熱性能に比べて低いものであること
を特徴とする請求項1の半導体単結晶引き上げ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34498093A JPH07172971A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 半導体単結晶引き上げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34498093A JPH07172971A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 半導体単結晶引き上げ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07172971A true JPH07172971A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18373465
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34498093A Pending JPH07172971A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 半導体単結晶引き上げ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07172971A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5868836A (en) * | 1996-01-19 | 1999-02-09 | Komatsu Electronic Metal Co., Ltd. | Semiconductor single-crystal lift device |
| US6071341A (en) * | 1996-05-22 | 2000-06-06 | Komatsu Electronic Metals Co., Ltd. | Apparatus for fabricating single-crystal silicon |
| JP2023509113A (ja) * | 2020-08-10 | 2023-03-07 | 西安奕斯偉材料科技有限公司 | 単結晶炉の組立スリーブ及び単結晶炉 |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP34498093A patent/JPH07172971A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5868836A (en) * | 1996-01-19 | 1999-02-09 | Komatsu Electronic Metal Co., Ltd. | Semiconductor single-crystal lift device |
| US6071341A (en) * | 1996-05-22 | 2000-06-06 | Komatsu Electronic Metals Co., Ltd. | Apparatus for fabricating single-crystal silicon |
| JP2023509113A (ja) * | 2020-08-10 | 2023-03-07 | 西安奕斯偉材料科技有限公司 | 単結晶炉の組立スリーブ及び単結晶炉 |
| US11932961B2 (en) | 2020-08-10 | 2024-03-19 | Xian Eswin Material Technology Co., Ltd. | Assembly sleeve of single crystal pulling apparatus, and single crystal pulling apparatus |
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