JPH07174094A - スクロール式流体機械 - Google Patents
スクロール式流体機械Info
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- JPH07174094A JPH07174094A JP5344788A JP34478893A JPH07174094A JP H07174094 A JPH07174094 A JP H07174094A JP 5344788 A JP5344788 A JP 5344788A JP 34478893 A JP34478893 A JP 34478893A JP H07174094 A JPH07174094 A JP H07174094A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C19/00—Sealing arrangements in rotary-piston machines or engines
- F01C19/08—Axially-movable sealings for working fluids
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シール部材を相手方の歯底面に向けて確実に
浮上させ、シール部材のシール性を向上できるようす
る。 【構成】 ラップ部3の歯先面3Aに形成された凹溝2
1の底面に各鋸歯状段部22を設け、凹溝21内に挿着
するシール部材23には、凹溝21の底面と対向する下
側面に、凹溝21の各鋸歯状段部22と係合する各鋸歯
状段部24を形成し、凹溝21の各鋸歯状段部22とシ
ール部材23の各鋸歯状段部24との間に複数の各圧力
空間Rを形成する。そして、圧縮空気が流入して各圧力
空間Rが高圧になると、シール部材23が相手方の歯底
面8Aに向けて浮上し、シール部材23のシール面23
Aが相手方の歯底面8Aに摺接する。
浮上させ、シール部材のシール性を向上できるようす
る。 【構成】 ラップ部3の歯先面3Aに形成された凹溝2
1の底面に各鋸歯状段部22を設け、凹溝21内に挿着
するシール部材23には、凹溝21の底面と対向する下
側面に、凹溝21の各鋸歯状段部22と係合する各鋸歯
状段部24を形成し、凹溝21の各鋸歯状段部22とシ
ール部材23の各鋸歯状段部24との間に複数の各圧力
空間Rを形成する。そして、圧縮空気が流入して各圧力
空間Rが高圧になると、シール部材23が相手方の歯底
面8Aに向けて浮上し、シール部材23のシール面23
Aが相手方の歯底面8Aに摺接する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば空気圧縮機や真
空ポンプ等に用いて好適なスクロール式流体機械に関す
る。
空ポンプ等に用いて好適なスクロール式流体機械に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術によるスクロール式流体機械と
してスクロール式空気圧縮機を例に挙げて、図8ないし
図10に基づいて述べる。
してスクロール式空気圧縮機を例に挙げて、図8ないし
図10に基づいて述べる。
【0003】図中、1は固定スクロールを示し、該固定
スクロール1は、大略有底筒状に形成されたケーシング
(図示せず)の開口端側を施蓋するように、該ケーシン
グの開口端側に固着されている。そして、該固定スクロ
ール1は、その中心が後述する駆動軸13の軸線O1 −
O1 と一致するように配設された円板状をした固定側の
鏡板2と、該鏡板2の歯底面2Aに立設された渦巻状の
ラップ部3と、前記鏡板2の外周側に位置し、該ラップ
部3を囲むように筒状に形成された支持部4とから大略
構成されている。
スクロール1は、大略有底筒状に形成されたケーシング
(図示せず)の開口端側を施蓋するように、該ケーシン
グの開口端側に固着されている。そして、該固定スクロ
ール1は、その中心が後述する駆動軸13の軸線O1 −
O1 と一致するように配設された円板状をした固定側の
鏡板2と、該鏡板2の歯底面2Aに立設された渦巻状の
ラップ部3と、前記鏡板2の外周側に位置し、該ラップ
部3を囲むように筒状に形成された支持部4とから大略
構成されている。
【0004】また、前記ラップ部3の歯先面3Aには、
後述する旋回スクロール7の鏡板8の歯底面8Aに向け
て開口する横断面コ字状の凹溝5が形成され、該凹溝5
はラップ部3の長さ方向に沿って渦巻状に伸長してい
る。そして、該凹溝5内には後述するシール部材6が挿
着されている。
後述する旋回スクロール7の鏡板8の歯底面8Aに向け
て開口する横断面コ字状の凹溝5が形成され、該凹溝5
はラップ部3の長さ方向に沿って渦巻状に伸長してい
る。そして、該凹溝5内には後述するシール部材6が挿
着されている。
【0005】6はラップ部3の凹溝5内に挿着されたシ
ール部材を示し、該シール部材6は、例えばポリテトラ
フルオロエチレン(PTFE),カーボン樹脂等の自己
潤滑性を有する樹脂材料により横断面四角形状に形成さ
れ、凹溝5の長さ方向に沿って渦巻状に伸長している。
そして、該シール部材6は、鏡板8の歯底面8Aに対向
する上側面がシール面6Aとなっている。また、該シー
ル部材6は、凹溝5内に遊嵌状態で挿入され、これによ
って凹溝5内で上,下,左,右等に移動可能となってい
る。
ール部材を示し、該シール部材6は、例えばポリテトラ
フルオロエチレン(PTFE),カーボン樹脂等の自己
潤滑性を有する樹脂材料により横断面四角形状に形成さ
れ、凹溝5の長さ方向に沿って渦巻状に伸長している。
そして、該シール部材6は、鏡板8の歯底面8Aに対向
する上側面がシール面6Aとなっている。また、該シー
ル部材6は、凹溝5内に遊嵌状態で挿入され、これによ
って凹溝5内で上,下,左,右等に移動可能となってい
る。
【0006】そして、圧縮運転時において、後述する圧
縮室15内の圧縮空気が図10中の矢示A方向から凹溝
5内に侵入すると、該シール部材6は旋回スクロール7
の鏡板8の歯底面8Aに摺接するように凹溝5内で浮上
し、鏡板8の歯底面8Aとラップ部3との間を気密にシ
ールするものである。
縮室15内の圧縮空気が図10中の矢示A方向から凹溝
5内に侵入すると、該シール部材6は旋回スクロール7
の鏡板8の歯底面8Aに摺接するように凹溝5内で浮上
し、鏡板8の歯底面8Aとラップ部3との間を気密にシ
ールするものである。
【0007】7は固定スクロール1に対向してケーシン
グ内に旋回可能に設けられた旋回スクロールを示し、該
旋回スクロール7は、表面側が歯底面8Aとなる円板状
に形成された旋回側の鏡板8と、該鏡板8の歯底面8A
から固定スクロール1の鏡板2に向けて立設され、該固
定スクロール1のラップ部3と同様に形成された渦巻状
のラップ部9と、前記鏡板8の背面側中央に設けられた
ボス部10とから構成され、該ボス部10は、後述する
駆動軸13のクランク13Aに回転可能に取付けられて
いる。
グ内に旋回可能に設けられた旋回スクロールを示し、該
旋回スクロール7は、表面側が歯底面8Aとなる円板状
に形成された旋回側の鏡板8と、該鏡板8の歯底面8A
から固定スクロール1の鏡板2に向けて立設され、該固
定スクロール1のラップ部3と同様に形成された渦巻状
のラップ部9と、前記鏡板8の背面側中央に設けられた
ボス部10とから構成され、該ボス部10は、後述する
駆動軸13のクランク13Aに回転可能に取付けられて
いる。
【0008】また、前記ラップ部9の歯先面9Aには、
固定スクロール1のラップ部3と同様にラップ部9の長
さ方向に沿って渦巻状に伸長する横断面コ字状の凹溝1
1が設けられている。そして、該凹溝11内には前述し
たシール部材6と同様のシール部材12が遊嵌状態で挿
着されている。
固定スクロール1のラップ部3と同様にラップ部9の長
さ方向に沿って渦巻状に伸長する横断面コ字状の凹溝1
1が設けられている。そして、該凹溝11内には前述し
たシール部材6と同様のシール部材12が遊嵌状態で挿
着されている。
【0009】そして、圧縮運転時において、圧縮室15
内の圧縮空気が凹溝11内に侵入すると、該シール部材
12は固定スクロール1の鏡板2の歯底面2Aに摺接す
るように浮上し、鏡板2の歯底面2Aとラップ部9との
間を気密にシールするものである。
内の圧縮空気が凹溝11内に侵入すると、該シール部材
12は固定スクロール1の鏡板2の歯底面2Aに摺接す
るように浮上し、鏡板2の歯底面2Aとラップ部9との
間を気密にシールするものである。
【0010】13はケーシングに回転自在に設けられた
駆動軸を示し、該駆動軸13は先端側がケーシング内に
延びるクランク13Aとなり、該クランク13Aはその
軸線O2 −O2 が駆動軸13の軸線O1 −O1 に対して
所定寸法δだけ偏心している。そして、該駆動軸13の
クランク13Aは、旋回スクロール7のボス部10を旋
回軸受14を介して旋回可能に支持し、自転防止機構
(図示せず)等を介して旋回スクロール7に旋回運動を
与えるものである。
駆動軸を示し、該駆動軸13は先端側がケーシング内に
延びるクランク13Aとなり、該クランク13Aはその
軸線O2 −O2 が駆動軸13の軸線O1 −O1 に対して
所定寸法δだけ偏心している。そして、該駆動軸13の
クランク13Aは、旋回スクロール7のボス部10を旋
回軸受14を介して旋回可能に支持し、自転防止機構
(図示せず)等を介して旋回スクロール7に旋回運動を
与えるものである。
【0011】ここで、固定スクロール1と旋回スクロー
ル7とは、軸線O1 −O1 に対して軸線O2 −O2 を寸
法δだけ偏心させた状態で、旋回スクロール7のラップ
部9が固定スクロール1のラップ部3に対し、周方向に
所定角度だけずらして重ね合わせるように配設される。
これにより、該旋回スクロール7を固定スクロール1に
対して旋回させたときに各ラップ部3,9間に連続的に
容積が縮小される三日月形状の複数の圧縮室15,1
5,…が画成されるようになっている。
ル7とは、軸線O1 −O1 に対して軸線O2 −O2 を寸
法δだけ偏心させた状態で、旋回スクロール7のラップ
部9が固定スクロール1のラップ部3に対し、周方向に
所定角度だけずらして重ね合わせるように配設される。
これにより、該旋回スクロール7を固定スクロール1に
対して旋回させたときに各ラップ部3,9間に連続的に
容積が縮小される三日月形状の複数の圧縮室15,1
5,…が画成されるようになっている。
【0012】16,17は固定スクロール1に形成され
た吸込ポート,吐出ポートを示し、該吸込ポート16は
最外周側の圧縮室15と連通するように鏡板2の外周側
に穿設され、吐出ポート17は最内周側の圧縮室15と
連通するように鏡板2の中心部に穿設されている。
た吸込ポート,吐出ポートを示し、該吸込ポート16は
最外周側の圧縮室15と連通するように鏡板2の外周側
に穿設され、吐出ポート17は最内周側の圧縮室15と
連通するように鏡板2の中心部に穿設されている。
【0013】従来技術によるスクロール式空気圧縮機は
上述の如き構成を有するもので、次にその作動について
述べる。
上述の如き構成を有するもので、次にその作動について
述べる。
【0014】まず、ケーシングの外部からモータ等の駆
動源(図示せず)によって駆動軸13を回転駆動する
と、この回転は該駆動軸13のクランク13Aから旋回
軸受14を介して旋回スクロール7に伝えられ、該旋回
スクロール7は駆動軸13の軸線O1 −O1 を中心にし
て寸法δの旋回半径をもった旋回運動を行う。
動源(図示せず)によって駆動軸13を回転駆動する
と、この回転は該駆動軸13のクランク13Aから旋回
軸受14を介して旋回スクロール7に伝えられ、該旋回
スクロール7は駆動軸13の軸線O1 −O1 を中心にし
て寸法δの旋回半径をもった旋回運動を行う。
【0015】そして、この旋回運動によって各ラップ部
3,9の間に画成される圧縮室15,15,…は中央側
に向けて連続的に縮小し、吸込ポート16から吸込んだ
空気を順次圧縮しつつ、この圧縮空気を吐出ポート17
から外部のエアタンク(図示せず)等に向けて吐出す
る。
3,9の間に画成される圧縮室15,15,…は中央側
に向けて連続的に縮小し、吸込ポート16から吸込んだ
空気を順次圧縮しつつ、この圧縮空気を吐出ポート17
から外部のエアタンク(図示せず)等に向けて吐出す
る。
【0016】そして、この圧縮運転時において、高圧側
の圧縮室15内の圧縮空気が凹溝5,11内に侵入し、
この圧縮空気の圧力がシール部材6,12を対向する鏡
板8,2の歯底面8A,2Aに向けて押圧する。これに
より、該シール部材6,12は歯底面8A,2Aに向け
て移動して該歯底面8A,2Aに摺接し、ラップ部3,
9間に画成される各圧縮室15を気密にシールする。
の圧縮室15内の圧縮空気が凹溝5,11内に侵入し、
この圧縮空気の圧力がシール部材6,12を対向する鏡
板8,2の歯底面8A,2Aに向けて押圧する。これに
より、該シール部材6,12は歯底面8A,2Aに向け
て移動して該歯底面8A,2Aに摺接し、ラップ部3,
9間に画成される各圧縮室15を気密にシールする。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、ラップ部3,9の凹溝5,11内に挿着し
たシール部材6,12を、各圧縮室15からの圧縮空気
の圧力で浮上させ、相手方の歯底面8A,2Aに摺接さ
せることによりシール作用を得ているに過ぎないから、
歯底面8A,2Aとラップ部3,9との間を確実にシー
ルすることができない場合があり、必ずしもシール性を
向上できない。
来技術では、ラップ部3,9の凹溝5,11内に挿着し
たシール部材6,12を、各圧縮室15からの圧縮空気
の圧力で浮上させ、相手方の歯底面8A,2Aに摺接さ
せることによりシール作用を得ているに過ぎないから、
歯底面8A,2Aとラップ部3,9との間を確実にシー
ルすることができない場合があり、必ずしもシール性を
向上できない。
【0018】即ち、シール部材6,12が相手方の歯底
面8A,2Aに向けてある程度浮上すると、凹溝5,1
1の底面と該シール部材6,12との間に隙間Sが形成
され、この隙間Sが凹溝5,11内でラップ部3,9の
中心側から外周側に向けて連通するようになる。このた
め、最内周側の各圧縮室15から圧縮空気がこの隙間S
を伝って外周側に位置する低圧側の圧縮室15に向けて
漏れてしまう場合がある。これにより、シール部材6,
12が相手方の歯底面8A,2Aに確実に摺接するよう
に浮上しない場合があり、安定したシール性を得ること
が難しいという問題がある。
面8A,2Aに向けてある程度浮上すると、凹溝5,1
1の底面と該シール部材6,12との間に隙間Sが形成
され、この隙間Sが凹溝5,11内でラップ部3,9の
中心側から外周側に向けて連通するようになる。このた
め、最内周側の各圧縮室15から圧縮空気がこの隙間S
を伝って外周側に位置する低圧側の圧縮室15に向けて
漏れてしまう場合がある。これにより、シール部材6,
12が相手方の歯底面8A,2Aに確実に摺接するよう
に浮上しない場合があり、安定したシール性を得ること
が難しいという問題がある。
【0019】また、前記隙間Sを伝って圧縮空気が漏れ
ることにより、圧縮効率が著しく低下してしまうという
問題もある。
ることにより、圧縮効率が著しく低下してしまうという
問題もある。
【0020】そこで、上記問題を解決するために、実開
平2−147887号公報,実開平2−147888公
報および特開平3−11101号公報等に記載のスクロ
ール圧縮機(以下、他の従来技術という)では、シール
部材に薄肉のリップ状突起を複数個一体形成し、このリ
ップ状突起を圧縮運転時の圧縮空気によって弾性変形さ
せることにより、凹溝内にラップ部の最内周側から外周
側にかけて連続的に形成される隙間を遮断し、シール性
を向上させるようにしている。
平2−147887号公報,実開平2−147888公
報および特開平3−11101号公報等に記載のスクロ
ール圧縮機(以下、他の従来技術という)では、シール
部材に薄肉のリップ状突起を複数個一体形成し、このリ
ップ状突起を圧縮運転時の圧縮空気によって弾性変形さ
せることにより、凹溝内にラップ部の最内周側から外周
側にかけて連続的に形成される隙間を遮断し、シール性
を向上させるようにしている。
【0021】しかし、このような他の従来技術では、シ
ール部材のリップ状突起に高圧の圧縮空気が作用しない
と、リップ状突起が弾性変形しない。このため、例えば
圧縮運転の開始直後のように、各圧縮室15内の圧縮空
気が十分高圧に圧縮されていない状態のときは、前記リ
ップ状突起が弾性変形せず、シール作用が得られないと
いう問題がある。
ール部材のリップ状突起に高圧の圧縮空気が作用しない
と、リップ状突起が弾性変形しない。このため、例えば
圧縮運転の開始直後のように、各圧縮室15内の圧縮空
気が十分高圧に圧縮されていない状態のときは、前記リ
ップ状突起が弾性変形せず、シール作用が得られないと
いう問題がある。
【0022】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、シール部材を相手方の歯底面に向けて確
実に浮上させ、シール部材のシール性を向上できるよう
にしたスクロール式流体機械を提供することを目的とし
ている。
されたもので、シール部材を相手方の歯底面に向けて確
実に浮上させ、シール部材のシール性を向上できるよう
にしたスクロール式流体機械を提供することを目的とし
ている。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のスクロール式流体機械は、固定側鏡板
の歯底面から渦巻状のラップ部が立設された固定スクロ
ールと、該固定スクロールに対向して設けられ、該固定
スクロールのラップ部との間で複数の圧縮室を画成する
ように旋回側鏡板の歯底面から渦巻状のラップ部が立設
された旋回スクロールとを備え、前記固定スクロールと
該旋回スクロールとのラップ部のうち少なくとも一方の
ラップ部には、該ラップ部の歯先面に沿って延びる凹溝
を形成し、該凹溝には相手方の歯底面に摺接するシール
部材を装着してなる構成を採用している。
ために、本発明のスクロール式流体機械は、固定側鏡板
の歯底面から渦巻状のラップ部が立設された固定スクロ
ールと、該固定スクロールに対向して設けられ、該固定
スクロールのラップ部との間で複数の圧縮室を画成する
ように旋回側鏡板の歯底面から渦巻状のラップ部が立設
された旋回スクロールとを備え、前記固定スクロールと
該旋回スクロールとのラップ部のうち少なくとも一方の
ラップ部には、該ラップ部の歯先面に沿って延びる凹溝
を形成し、該凹溝には相手方の歯底面に摺接するシール
部材を装着してなる構成を採用している。
【0024】そして、本発明が採用する構成の特徴は、
前記凹溝の底側には鋸歯状段部を設け、前記シール部材
には前記鋸歯状段部と係合する他の鋸歯状段部を形成
し、前記凹溝側の鋸歯状段部とシール部材側の鋸歯状段
部との間に圧縮流体が流入したときに圧力空間が形成さ
れる構成としたことにある。
前記凹溝の底側には鋸歯状段部を設け、前記シール部材
には前記鋸歯状段部と係合する他の鋸歯状段部を形成
し、前記凹溝側の鋸歯状段部とシール部材側の鋸歯状段
部との間に圧縮流体が流入したときに圧力空間が形成さ
れる構成としたことにある。
【0025】
【作用】上記構成により、例えば圧縮運転が開始され、
各圧縮室内の圧力が上昇し始めると、高圧側の各圧縮室
内の圧縮流体が凹溝内に侵入し、凹溝側の鋸歯状段部と
シール部材側の鋸歯状段部との間に流入する。この結
果、シール部材が相手方の歯底面に向けて浮上し、凹溝
側の鋸歯状段部とシール部材側の鋸歯状段部との間に圧
力空間が形成される。さらに、該圧力空間に圧縮空気が
流入することにより、該圧力空間内が高圧となり、該圧
力空間内の圧力によって、シール部材を相手方の歯底面
に確実に摺接させることができ、ラップ部と相手方の歯
底面との間を気密にシールすることができる。
各圧縮室内の圧力が上昇し始めると、高圧側の各圧縮室
内の圧縮流体が凹溝内に侵入し、凹溝側の鋸歯状段部と
シール部材側の鋸歯状段部との間に流入する。この結
果、シール部材が相手方の歯底面に向けて浮上し、凹溝
側の鋸歯状段部とシール部材側の鋸歯状段部との間に圧
力空間が形成される。さらに、該圧力空間に圧縮空気が
流入することにより、該圧力空間内が高圧となり、該圧
力空間内の圧力によって、シール部材を相手方の歯底面
に確実に摺接させることができ、ラップ部と相手方の歯
底面との間を気密にシールすることができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を固定スクロール側の
凹溝内にシール部材を装着する場合を例に挙げ、図1な
いし図7に基づいて説明する。なお、実施例では、上述
した図8ないし図10に示す従来技術と同一の構成要素
に同一の符号を付し、その説明を省略する。
凹溝内にシール部材を装着する場合を例に挙げ、図1な
いし図7に基づいて説明する。なお、実施例では、上述
した図8ないし図10に示す従来技術と同一の構成要素
に同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0027】まず、図1ないし図5に本発明の第1の実
施例を示す。
施例を示す。
【0028】図中、21はラップ部3の歯先面3Aに形
成された本実施例による凹溝を示し、該凹溝21は従来
技術による凹溝5とほぼ同様に、旋回スクロール7の鏡
板8の歯底面8Aに向けて開口する横断面コ字状に形成
され、ラップ部3の長さ方向に沿って渦巻状に伸長して
いる。
成された本実施例による凹溝を示し、該凹溝21は従来
技術による凹溝5とほぼ同様に、旋回スクロール7の鏡
板8の歯底面8Aに向けて開口する横断面コ字状に形成
され、ラップ部3の長さ方向に沿って渦巻状に伸長して
いる。
【0029】しかし、該凹溝21の底面には図2に示す
ように長さ方向に連続して複数の鋸歯状段部22,2
2,…が固定スクロール1のラップ部3と同一材料によ
って一体形成されている。即ち、該各鋸歯状段部22
は、凹溝21の底面から相手方の歯底面8A側に向けて
ほぼ垂直上向きに伸長する立上り面22Aと、該立上り
面22Aの上端側から漸次下向きに傾斜する傾斜面22
Bとからなる縦断面鋸歯状に形成されている。また、該
各鋸歯状段部22の立上り面22Aがラップ部3の巻始
め端側に近い高圧側(図2中右側)に向き、傾斜面22
Bがラップ部3の巻終り端側に近い低圧側(図2中左
側)に向くように形成されている。
ように長さ方向に連続して複数の鋸歯状段部22,2
2,…が固定スクロール1のラップ部3と同一材料によ
って一体形成されている。即ち、該各鋸歯状段部22
は、凹溝21の底面から相手方の歯底面8A側に向けて
ほぼ垂直上向きに伸長する立上り面22Aと、該立上り
面22Aの上端側から漸次下向きに傾斜する傾斜面22
Bとからなる縦断面鋸歯状に形成されている。また、該
各鋸歯状段部22の立上り面22Aがラップ部3の巻始
め端側に近い高圧側(図2中右側)に向き、傾斜面22
Bがラップ部3の巻終り端側に近い低圧側(図2中左
側)に向くように形成されている。
【0030】23は凹溝21内に挿着されたシール部材
を示し、該シール部材23は従来技術によるシール部材
6とほぼ同様に、横断面略四角形状に形成され、凹溝2
1の長さ方向に沿って渦巻状に伸長している。そして、
該シール部材23は、鏡板8の歯底面8Aに対向する上
側面がシール面23Aとなっている。
を示し、該シール部材23は従来技術によるシール部材
6とほぼ同様に、横断面略四角形状に形成され、凹溝2
1の長さ方向に沿って渦巻状に伸長している。そして、
該シール部材23は、鏡板8の歯底面8Aに対向する上
側面がシール面23Aとなっている。
【0031】しかし、本実施例によるシール部材23の
下側面には、図2に示すように対向する凹溝21の各鋸
歯状段部22に係合する複数の他の鋸歯状段部として鋸
歯状段部24,24,…がシール部材23の長さ方向に
連続して形成されている。即ち、該各鋸歯状段部24
は、各鋸歯状段部22の立上り面22Aと摺接するよう
にシール部材23の長さ方向に対してほぼ垂直に切込ま
れた切込み面24Aと、対向する各鋸歯状段部22の傾
斜面22Bとほぼ平行に傾斜する傾斜面24Bとからな
る縦断面鋸歯状に形成されている。
下側面には、図2に示すように対向する凹溝21の各鋸
歯状段部22に係合する複数の他の鋸歯状段部として鋸
歯状段部24,24,…がシール部材23の長さ方向に
連続して形成されている。即ち、該各鋸歯状段部24
は、各鋸歯状段部22の立上り面22Aと摺接するよう
にシール部材23の長さ方向に対してほぼ垂直に切込ま
れた切込み面24Aと、対向する各鋸歯状段部22の傾
斜面22Bとほぼ平行に傾斜する傾斜面24Bとからな
る縦断面鋸歯状に形成されている。
【0032】ここで、圧縮運転時において、高圧側の圧
縮室15内の圧縮空気が凹溝21内に侵入して、前記シ
ール部材23の各鋸歯状段部24と対向する前記凹溝2
1の各鋸歯状段部22との間に流入し、この圧力によっ
てシール部材23が相手方の歯底面8Aに向けて図4,
図5に示すように浮上すると、前記各鋸歯状段部24の
傾斜面24Bと対向する各鋸歯状段部22の傾斜面22
Bとの間が離間し、両者の間に複数の圧力空間R,R,
…が形成される。
縮室15内の圧縮空気が凹溝21内に侵入して、前記シ
ール部材23の各鋸歯状段部24と対向する前記凹溝2
1の各鋸歯状段部22との間に流入し、この圧力によっ
てシール部材23が相手方の歯底面8Aに向けて図4,
図5に示すように浮上すると、前記各鋸歯状段部24の
傾斜面24Bと対向する各鋸歯状段部22の傾斜面22
Bとの間が離間し、両者の間に複数の圧力空間R,R,
…が形成される。
【0033】本実施例によるスクロール式空気圧縮機は
上述のような構成を有するもので、その基本的な動作に
ついては従来技術によるものと格別差異はない。
上述のような構成を有するもので、その基本的な動作に
ついては従来技術によるものと格別差異はない。
【0034】然るに、本実施例では、凹溝21の底側に
各鋸歯状段部22を設け、該凹溝21内に挿着するシー
ル部材23には、凹溝21の底面と対向する下側面に、
凹溝21の各鋸歯状段部22と係合する各鋸歯状段部2
4を形成し、前記凹溝21の各鋸歯状段部22とシール
部材23の各鋸歯状段部24との間に複数の各圧力空間
Rを形成する構成としたから、下記のような作用効果を
奏する。
各鋸歯状段部22を設け、該凹溝21内に挿着するシー
ル部材23には、凹溝21の底面と対向する下側面に、
凹溝21の各鋸歯状段部22と係合する各鋸歯状段部2
4を形成し、前記凹溝21の各鋸歯状段部22とシール
部材23の各鋸歯状段部24との間に複数の各圧力空間
Rを形成する構成としたから、下記のような作用効果を
奏する。
【0035】即ち、圧縮運転停止時には各圧縮室15内
がほぼ大気圧状態であるため、シール部材23は図2,
図3に示す如く、凹溝21内の底側に沈んだ状態であ
り、シール部材23の鋸歯状段部24は対向する凹溝2
1の鋸歯状段部22に係合されている。
がほぼ大気圧状態であるため、シール部材23は図2,
図3に示す如く、凹溝21内の底側に沈んだ状態であ
り、シール部材23の鋸歯状段部24は対向する凹溝2
1の鋸歯状段部22に係合されている。
【0036】次に、圧縮運転が開始され、各圧縮室15
内で徐々に空気が圧縮されると、高圧側の圧縮室15内
の圧縮空気が凹溝21内に図5中の矢示B方向に侵入
し、この圧縮空気はシール部材23の各鋸歯状段部24
と凹溝21の各鋸歯状段部22の間に流入する。これに
よって、シール部材23が相手方の歯底面8Aに向けて
ある程度浮上し、シール部材23の各鋸歯状段部24の
傾斜面24Bと対向する各鋸歯状段部22の傾斜面22
Bとの間が離間して、両者の間に各圧力空間Rが形成さ
れる。
内で徐々に空気が圧縮されると、高圧側の圧縮室15内
の圧縮空気が凹溝21内に図5中の矢示B方向に侵入
し、この圧縮空気はシール部材23の各鋸歯状段部24
と凹溝21の各鋸歯状段部22の間に流入する。これに
よって、シール部材23が相手方の歯底面8Aに向けて
ある程度浮上し、シール部材23の各鋸歯状段部24の
傾斜面24Bと対向する各鋸歯状段部22の傾斜面22
Bとの間が離間して、両者の間に各圧力空間Rが形成さ
れる。
【0037】そして、該各圧力空間R内へ圧縮空気がさ
らに流入し、該各圧力空間R内が高圧になると、この圧
力は各鋸歯状段部24の傾斜面24Bを押圧し、シール
部材23を相手方の歯底面に向けて強く押上げる。これ
により、シール部材23を図4,図5に示すように、相
手方の歯底面8Aに向けて完全に浮上させることがで
き、シール部材23のシール面23Aを相手方の歯底面
8Aに確実に摺接させることができる。
らに流入し、該各圧力空間R内が高圧になると、この圧
力は各鋸歯状段部24の傾斜面24Bを押圧し、シール
部材23を相手方の歯底面に向けて強く押上げる。これ
により、シール部材23を図4,図5に示すように、相
手方の歯底面8Aに向けて完全に浮上させることがで
き、シール部材23のシール面23Aを相手方の歯底面
8Aに確実に摺接させることができる。
【0038】また、圧縮運転時には、最内周側に位置す
る圧縮室15から最高圧の圧力がシール部材23の巻始
め端に図4中の矢示C方向に作用するため、シール部材
23は凹溝21内で、最内周側から外周側に向けて長さ
方向(渦巻方向)に押動される。これにより、シール部
材23の各鋸歯状段部24の切込み面24Aが、各鋸歯
状段部22の立上り面22Aに押付けられるようにな
る。この結果、高圧側(図4中右側)の圧力空間Rから
隣り合った低圧側の圧力空間Rに向けて流れようとする
圧縮空気を切込み面24Aと立上り面22Aとの間で遮
断することができ、各圧力空間R内を高圧に保持するこ
とができる。
る圧縮室15から最高圧の圧力がシール部材23の巻始
め端に図4中の矢示C方向に作用するため、シール部材
23は凹溝21内で、最内周側から外周側に向けて長さ
方向(渦巻方向)に押動される。これにより、シール部
材23の各鋸歯状段部24の切込み面24Aが、各鋸歯
状段部22の立上り面22Aに押付けられるようにな
る。この結果、高圧側(図4中右側)の圧力空間Rから
隣り合った低圧側の圧力空間Rに向けて流れようとする
圧縮空気を切込み面24Aと立上り面22Aとの間で遮
断することができ、各圧力空間R内を高圧に保持するこ
とができる。
【0039】かくして、本実施例によれば、圧縮運転時
に、シール部材23の各鋸歯状段部24と凹溝21の鋸
歯状段部22との間に形成される各圧力空間Rに圧縮流
体を流入させ、該各圧力空間R内を高圧状態にすること
ができる。そして、該各圧力空間R内の圧力によりシー
ル部材23の各鋸歯状段部24の傾斜面24Bを押圧
し、シール部材23を相手方の歯底面8Aに向けて完全
に浮上させることができ、シール部材23のシール面2
3Aを相手方の歯底面8Aに確実に摺接させることがで
きる。これにより、ラップ部3と鏡板8の歯底面8Aと
の間を気密にシールすることができ、圧縮効率を大幅に
向上させることができる。
に、シール部材23の各鋸歯状段部24と凹溝21の鋸
歯状段部22との間に形成される各圧力空間Rに圧縮流
体を流入させ、該各圧力空間R内を高圧状態にすること
ができる。そして、該各圧力空間R内の圧力によりシー
ル部材23の各鋸歯状段部24の傾斜面24Bを押圧
し、シール部材23を相手方の歯底面8Aに向けて完全
に浮上させることができ、シール部材23のシール面2
3Aを相手方の歯底面8Aに確実に摺接させることがで
きる。これにより、ラップ部3と鏡板8の歯底面8Aと
の間を気密にシールすることができ、圧縮効率を大幅に
向上させることができる。
【0040】また、圧縮運転時には、シール部材23が
図4中の矢示C方向の圧力を受けて最内周側から外周側
に向けて長さ方向(渦巻方向)に押動されることによ
り、シール部材23の各鋸歯状段部24の切込み面24
Aと各鋸歯状段部22の立上り面22Aとを摺接させて
シールすることができる。これにより、高圧側(図4中
右側)の圧力空間Rから隣り合った低圧側の圧力空間R
に向けて圧縮空気が漏れるのを効果的に防止することが
でき、従来技術のように凹溝5底面とシール部材6との
間に隙間Sを伝って、最内周側の圧縮室15の圧縮空気
が外周側の圧縮室15に向けて漏れるのを確実に防止す
ることができる。さらに、各圧力空間R内を高圧状態に
保持することができるから、シール部材23を相手方の
歯底面8Aに向けて確実に浮上させることができ、常に
安定したシール性が得られるようになる。
図4中の矢示C方向の圧力を受けて最内周側から外周側
に向けて長さ方向(渦巻方向)に押動されることによ
り、シール部材23の各鋸歯状段部24の切込み面24
Aと各鋸歯状段部22の立上り面22Aとを摺接させて
シールすることができる。これにより、高圧側(図4中
右側)の圧力空間Rから隣り合った低圧側の圧力空間R
に向けて圧縮空気が漏れるのを効果的に防止することが
でき、従来技術のように凹溝5底面とシール部材6との
間に隙間Sを伝って、最内周側の圧縮室15の圧縮空気
が外周側の圧縮室15に向けて漏れるのを確実に防止す
ることができる。さらに、各圧力空間R内を高圧状態に
保持することができるから、シール部材23を相手方の
歯底面8Aに向けて確実に浮上させることができ、常に
安定したシール性が得られるようになる。
【0041】さらに、圧縮運転が停止している状態で
も、シール部材23の鋸歯状段部24と凹溝21の鋸歯
状段部22とが係合しているので、鋸歯状段部24の切
込み面24Aと鋸歯状段部22の立上り面22Aとが当
接しており、これによって凹溝21内の隙間は幾重にも
遮断されている。従って、圧縮運転を開始すれば、圧縮
運転の開始直後のように各圧縮室15内の圧力が十分に
高められていない状態であっても、各圧力空間R内に圧
縮空気を流入させてシール部材23を相手方の歯底面8
Aに確実に浮上させることができ、圧縮運転の開始直後
から優れたシール性を発揮させることができる。
も、シール部材23の鋸歯状段部24と凹溝21の鋸歯
状段部22とが係合しているので、鋸歯状段部24の切
込み面24Aと鋸歯状段部22の立上り面22Aとが当
接しており、これによって凹溝21内の隙間は幾重にも
遮断されている。従って、圧縮運転を開始すれば、圧縮
運転の開始直後のように各圧縮室15内の圧力が十分に
高められていない状態であっても、各圧力空間R内に圧
縮空気を流入させてシール部材23を相手方の歯底面8
Aに確実に浮上させることができ、圧縮運転の開始直後
から優れたシール性を発揮させることができる。
【0042】さらにまた、シール部材23を相手方の歯
底面8Aに摺接するように確実に浮上させることができ
るから、当該スクロール式空気圧縮機の長期に亘る使用
によって、シール部材23のシール面23Aが相手方の
歯底面8Aとの摩擦接触によって摩耗しても、シール性
の低下を防止することができ、耐久性を向上できる。
底面8Aに摺接するように確実に浮上させることができ
るから、当該スクロール式空気圧縮機の長期に亘る使用
によって、シール部材23のシール面23Aが相手方の
歯底面8Aとの摩擦接触によって摩耗しても、シール性
の低下を防止することができ、耐久性を向上できる。
【0043】次に、図6および図7は本発明の第2の本
実施例を示し、本実施例の特徴は、凹溝の底側に固定ス
クロールのラップ部と別部材からなる係合部材を設け、
該係合部材の表面に鋸歯状段部を形成したことにある。
実施例を示し、本実施例の特徴は、凹溝の底側に固定ス
クロールのラップ部と別部材からなる係合部材を設け、
該係合部材の表面に鋸歯状段部を形成したことにある。
【0044】図中、31はラップ部3の歯先面に形成さ
れた凹溝5内の底側に設けられた係合部材としてのバッ
クアップシールを示し、該バックアップシール31は、
例えば自己潤滑性を有する樹脂材料または固定スクロー
ル1のラップ部3と同様の金属材料により、該ラップ部
3とは別個の帯状物として形成されている。そして、該
バックアップシール31は凹溝5の底面に当接するよう
に密嵌状態または圧入状態で配設され、凹溝5の長さ方
向に沿って渦巻状に伸長している。
れた凹溝5内の底側に設けられた係合部材としてのバッ
クアップシールを示し、該バックアップシール31は、
例えば自己潤滑性を有する樹脂材料または固定スクロー
ル1のラップ部3と同様の金属材料により、該ラップ部
3とは別個の帯状物として形成されている。そして、該
バックアップシール31は凹溝5の底面に当接するよう
に密嵌状態または圧入状態で配設され、凹溝5の長さ方
向に沿って渦巻状に伸長している。
【0045】また、該バックアップシール31には、後
述するフローティングシール33と対向する表面に鋸歯
状段部32,32,…が長さ方向に連続して複数形成さ
れている。そして、該各鋸歯状段部32は、凹溝5の底
側から相手方の歯底面8A側に向けてほぼ垂直上向きに
伸長する立上り面32Aと、該立上り面32Aの上端側
から漸次下向きに傾斜する傾斜面32Bとからなる縦断
面鋸歯状に形成されている。また、該各鋸歯状段部32
の立上り面32Aがラップ部3の巻始め端側に近い高圧
側(図2中右側)に向き、傾斜面32Bがラップ部3の
巻終り端側に近い低圧側(図2中左側)に向くように形
成されている。
述するフローティングシール33と対向する表面に鋸歯
状段部32,32,…が長さ方向に連続して複数形成さ
れている。そして、該各鋸歯状段部32は、凹溝5の底
側から相手方の歯底面8A側に向けてほぼ垂直上向きに
伸長する立上り面32Aと、該立上り面32Aの上端側
から漸次下向きに傾斜する傾斜面32Bとからなる縦断
面鋸歯状に形成されている。また、該各鋸歯状段部32
の立上り面32Aがラップ部3の巻始め端側に近い高圧
側(図2中右側)に向き、傾斜面32Bがラップ部3の
巻終り端側に近い低圧側(図2中左側)に向くように形
成されている。
【0046】33はバックアップシール31上に位置し
て凹溝5内に装着されたフローティングシールを示し、
該フローティングシール33は前記第1の実施例で述べ
たシール部材23とほぼ同様に形成され、該フローティ
ングシール33は鏡板8の歯底面8Aに対向する上側面
がシール面33Aとなっている。また、該フローティン
グシール33の下側面には対向するバックアップシール
31の各鋸歯状段部32に係合する複数の他の鋸歯状段
部としての鋸歯状段部34,34,…がフローティング
シール33の長さ方向に連続して複数形成されている。
そして、該各鋸歯状段部34は切込み面34Aと傾斜面
34Bとからなる縦断面鋸歯状に形成されている。
て凹溝5内に装着されたフローティングシールを示し、
該フローティングシール33は前記第1の実施例で述べ
たシール部材23とほぼ同様に形成され、該フローティ
ングシール33は鏡板8の歯底面8Aに対向する上側面
がシール面33Aとなっている。また、該フローティン
グシール33の下側面には対向するバックアップシール
31の各鋸歯状段部32に係合する複数の他の鋸歯状段
部としての鋸歯状段部34,34,…がフローティング
シール33の長さ方向に連続して複数形成されている。
そして、該各鋸歯状段部34は切込み面34Aと傾斜面
34Bとからなる縦断面鋸歯状に形成されている。
【0047】ここで、圧縮運転時において、高圧側の圧
縮室15内の圧縮空気が凹溝5内に侵入して、前記フロ
ーティングシール33の各鋸歯状段部34と対向する前
記バックアップシール31の各鋸歯状段部32との間に
流入し、この圧力によってフローティングシール33が
相手方の歯底面8Aに向けて図6,図7に示す如く浮上
すると、前記各鋸歯状段部34の傾斜面34Bと対向す
る各鋸歯状段部32の傾斜面32Bとの間が離間し、両
者の間に複数の圧力空間R′,R′,…が形成される。
そして、該各圧力空間R′に圧縮空気が流入することに
よって該圧力空間R′内が高圧になり、この圧力によっ
てフローティングシール33が相手方の歯底面8Aに摺
接するように浮上する。
縮室15内の圧縮空気が凹溝5内に侵入して、前記フロ
ーティングシール33の各鋸歯状段部34と対向する前
記バックアップシール31の各鋸歯状段部32との間に
流入し、この圧力によってフローティングシール33が
相手方の歯底面8Aに向けて図6,図7に示す如く浮上
すると、前記各鋸歯状段部34の傾斜面34Bと対向す
る各鋸歯状段部32の傾斜面32Bとの間が離間し、両
者の間に複数の圧力空間R′,R′,…が形成される。
そして、該各圧力空間R′に圧縮空気が流入することに
よって該圧力空間R′内が高圧になり、この圧力によっ
てフローティングシール33が相手方の歯底面8Aに摺
接するように浮上する。
【0048】このように構成される本実施例によって
も、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得ること
ができるが、特に本実施例では、凹溝5内に鋸歯状段部
32を有するバックアップシール31を固定スクロール
1のラップ部3と別個に設け、フローティングシール3
3には該バックアップシール31の鋸歯状段部32に係
合する鋸歯状段部34を形成する構成としたから、前記
第1の実施例のように凹溝21の底面に鋸歯状段部22
を形成する必要がなく、既存のスクロール式空気圧縮機
にも、その固定スクロールのラップ部の凹溝内にバック
アップシール31を装着するだけで、凹溝の底側に鋸歯
状段部32を設けることができ、本発明を容易に実施す
ることができる。
も、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得ること
ができるが、特に本実施例では、凹溝5内に鋸歯状段部
32を有するバックアップシール31を固定スクロール
1のラップ部3と別個に設け、フローティングシール3
3には該バックアップシール31の鋸歯状段部32に係
合する鋸歯状段部34を形成する構成としたから、前記
第1の実施例のように凹溝21の底面に鋸歯状段部22
を形成する必要がなく、既存のスクロール式空気圧縮機
にも、その固定スクロールのラップ部の凹溝内にバック
アップシール31を装着するだけで、凹溝の底側に鋸歯
状段部32を設けることができ、本発明を容易に実施す
ることができる。
【0049】なお、前記第1の実施例では、固定スクロ
ール1のラップ部3に各鋸歯状段部22を有する凹溝2
1を設け、該凹溝21内に各鋸歯状段部24を有するシ
ール部材23を挿着するものとして述べたが、本発明は
これに限らず、例えば、旋回スクロール7のラップ部9
に鋸歯状段部を有する凹溝を設け、該凹溝内に他の鋸歯
状段部を有するシール部材を設けるようにしてもよい。
ール1のラップ部3に各鋸歯状段部22を有する凹溝2
1を設け、該凹溝21内に各鋸歯状段部24を有するシ
ール部材23を挿着するものとして述べたが、本発明は
これに限らず、例えば、旋回スクロール7のラップ部9
に鋸歯状段部を有する凹溝を設け、該凹溝内に他の鋸歯
状段部を有するシール部材を設けるようにしてもよい。
【0050】また、前記第2の実施例においても、固定
スクロール1のラップ部3に形成された凹溝5内にバッ
クアップシール31およびフローティングシール33を
設けるものとして述べたが、本発明はこれに限らず、例
えば、旋回スクロール7のラップ部9に形成された凹溝
11内にバックアップシール31およびフローティング
シール33を設けるようにしてもよい。
スクロール1のラップ部3に形成された凹溝5内にバッ
クアップシール31およびフローティングシール33を
設けるものとして述べたが、本発明はこれに限らず、例
えば、旋回スクロール7のラップ部9に形成された凹溝
11内にバックアップシール31およびフローティング
シール33を設けるようにしてもよい。
【0051】さらに、前記各実施例では、スクロール式
流体機械としてスクロール式空気圧縮機を例に挙げて説
明したが、例えば真空ポンプ,冷媒圧縮機等にも広く適
用することができる。
流体機械としてスクロール式空気圧縮機を例に挙げて説
明したが、例えば真空ポンプ,冷媒圧縮機等にも広く適
用することができる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、前記
凹溝の底側に鋸歯状段部を設け、前記シール部材には前
記鋸歯状段部と係合する他の鋸歯状段部を形成し、前記
凹溝側の鋸歯状段部とシール部材側の鋸歯状段部との間
に圧縮流体が流入したときに複数の圧力空間が形成され
る構成としたから、圧縮流体の流入により各圧力空間を
高圧状態にすることができ、この圧力によりシール部材
を相手方の歯底面に摺接するように確実に浮上させるこ
とができる。従って、ラップ部の歯先と相手方の歯底面
との間を気密にシールすることができ、圧縮効率を大幅
に向上させることができる。
凹溝の底側に鋸歯状段部を設け、前記シール部材には前
記鋸歯状段部と係合する他の鋸歯状段部を形成し、前記
凹溝側の鋸歯状段部とシール部材側の鋸歯状段部との間
に圧縮流体が流入したときに複数の圧力空間が形成され
る構成としたから、圧縮流体の流入により各圧力空間を
高圧状態にすることができ、この圧力によりシール部材
を相手方の歯底面に摺接するように確実に浮上させるこ
とができる。従って、ラップ部の歯先と相手方の歯底面
との間を気密にシールすることができ、圧縮効率を大幅
に向上させることができる。
【0053】特に、前記凹溝側の鋸歯状段部とシール部
材側の鋸歯状段部とは係合しているため、従来技術のよ
うに、凹溝内に内周側から外周側に向けて長さ方向(渦
巻方向)に連通する隙間が形成されるのを防止でき、圧
縮空気がこの隙間を伝って内周側から外周側に向けて漏
洩するのを確実に防止できる。この結果、各圧縮室内の
気密性を確保できると共に、圧縮空気を漏らさず各圧力
空間内に流入させることができ、シール部材を相手方の
歯底面に確実に摺接させ、シール性を向上できる。
材側の鋸歯状段部とは係合しているため、従来技術のよ
うに、凹溝内に内周側から外周側に向けて長さ方向(渦
巻方向)に連通する隙間が形成されるのを防止でき、圧
縮空気がこの隙間を伝って内周側から外周側に向けて漏
洩するのを確実に防止できる。この結果、各圧縮室内の
気密性を確保できると共に、圧縮空気を漏らさず各圧力
空間内に流入させることができ、シール部材を相手方の
歯底面に確実に摺接させ、シール性を向上できる。
【図1】本発明の第1の実施例によるスクロール式空気
圧縮機のラップ部および各シール部材等を拡大して示す
横断面図である。
圧縮機のラップ部および各シール部材等を拡大して示す
横断面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみた拡大縦断面図
である。
である。
【図3】図2中の矢示III −III 方向からみた断面図で
ある。
ある。
【図4】シール部材が浮上し、相手方の歯底面に摺接し
た状態を示す図2と同様位置の縦断面図である。
た状態を示す図2と同様位置の縦断面図である。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみた断面図であ
る。
る。
【図6】本発明の第2の実施例によるスクロール式空気
圧縮機のラップ部,フローティングシールおよびバック
アップシール等を示す図2と同様位置の縦断面図であ
る。
圧縮機のラップ部,フローティングシールおよびバック
アップシール等を示す図2と同様位置の縦断面図であ
る。
【図7】図6中の矢示VII −VII 方向からみた断面図で
ある。
ある。
【図8】従来技術によるスクロール式空気圧縮機の固定
スクロール,旋回スクロールおよび各シール部材等を示
す縦断面図である。
スクロール,旋回スクロールおよび各シール部材等を示
す縦断面図である。
【図9】図8中の矢示IX−IX方向からみた横断面図であ
る。
る。
【図10】図8中の要部を示す拡大断面図である。
1 固定スクロール 2,8 鏡板 2A,8A 歯底面 3,9 ラップ部 7 旋回スクロール 15 圧縮室 21 凹溝 22,24,32,34 鋸歯状段部 23 シール部材 31 バックアップシール 33 フローティングシール
Claims (1)
- 【請求項1】 固定側鏡板の歯底面から渦巻状のラップ
部が立設された固定スクロールと、該固定スクロールに
対向して設けられ、該固定スクロールのラップ部との間
で複数の圧縮室を画成するように旋回側鏡板の歯底面か
ら渦巻状のラップ部が立設された旋回スクロールとを備
え、前記固定スクロールと該旋回スクロールとのラップ
部のうち少なくとも一方のラップ部には、該ラップ部の
歯先面に沿って延びる凹溝を形成し、該凹溝には相手方
の歯底面に摺接するシール部材を装着してなるスクロー
ル式流体機械において、前記凹溝の底側には鋸歯状段部
を設け、前記シール部材には前記鋸歯状段部と係合する
他の鋸歯状段部を形成し、前記凹溝側の鋸歯状段部とシ
ール部材側の鋸歯状段部との間に圧縮流体が流入したと
きに圧力空間が形成される構成としたことを特徴とする
スクロール式流体機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5344788A JPH07174094A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | スクロール式流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5344788A JPH07174094A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | スクロール式流体機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07174094A true JPH07174094A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18371995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5344788A Pending JPH07174094A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | スクロール式流体機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07174094A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100685607B1 (ko) * | 2004-04-19 | 2007-02-22 | 아네스토 이와타 가부시키가이샤 | 스크롤 유체기계 |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP5344788A patent/JPH07174094A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100685607B1 (ko) * | 2004-04-19 | 2007-02-22 | 아네스토 이와타 가부시키가이샤 | 스크롤 유체기계 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |