JPH07176473A - マスク製造方法及び製造装置、ならびにこれを用いて作製されたマスクと、該マスクを用いたデバイス製造方法 - Google Patents
マスク製造方法及び製造装置、ならびにこれを用いて作製されたマスクと、該マスクを用いたデバイス製造方法Info
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- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
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Abstract
変形を防いで高精度のマスクを製造すること。 【構成】 マスク基板1と耐熱ガラス製の支持枠2との
間に1000〜10000ボルト程度の電圧を印加しな
がら、赤外線レーザ光13を照射する。この際、光照射
による発熱を抑えるため、冷却水を流してX線マスク基
板1と支持枠2を所定の常温(露光転写時のマスクの温
度付近)に保つようにする。以上の照射工程を10分以
上続けることによりX線マスク基板1と支持枠2とを陽
極接着する。
Description
マスクの製造に関する。
製法は、一般にSi基板にSiN,SiC等のメンブレ
ンを形成し、その上面にX線吸収体であるAu又はTa
などのパターンを形成し、Si基板の下面をバックエッ
チングする。バックエッチングされたSi基板は剛性が
低いため、耐熱ガラス等の支持枠に接着して補強する。
て、エポキシ系接着剤等による接着が行なわれている
(特開平1−266722号公報、特開平3−2931
3号公報等)。図13はエポキシ系接着剤によってX線
マスク基板と支持枠が接着されたX線マスクの断面図で
ある。Si基板1に成膜されたSiNメンブレン4上に
AuのX線吸収体パターン5が形成されている。このX
線マスク基板は支持枠2に接着剤3により接着されてい
る。
られている(特開平4−66096号報)。この陽極接
着の原理についていは、「Anodic Bonding of Imperfec
t Surfaces」Thomas R.Anthony, Jounal of Applied P
hysics.54(5) 1983 に説明されている。図14は前記陽
極接着により接着されたX線マスクの断面図である。接
着剤以外は図13のものと同じ構成をしている。X線マ
スク基板1と支持枠2を接着電圧1000〜3000ボ
ルトの範囲で、接着温度200〜400℃の範囲で10
分以上の時間をかけて接着する。
着剤を使用したX線マスクは、接着剤材料の硬化収縮に
よる吸収体パターンシフト及び接着剤の水分吸収による
経時変化が問題となっていた。
ク基板と支持枠を高温にさらすため、X線マスク基板の
材質(Si)と支持枠の材質(耐熱ガラス)の線膨張係
数は常温から高温(約400℃)の間で特に250℃付
近で伸び率が逆転する。このため高温で接着されたX線
マスクと支持枠は高温と常温での伸び率が違うため、剛
性の小さいX線マスク基板が変形しパターンシフトが発
生する。
持枠とした場合、Siに対して約2倍の線膨張係数を持
つSiCのため、接着後、常温に戻った際にX線マスク
基板が破壊されてしまう恐れがある。
号公報ではガラス材料を特殊な合成をすることにより、
Si材質とほぼ同じ線膨張係数の材料が得るようにして
いる。しかし約400℃の加熱を行なうために、X線吸
収体パターンへの影響、例えば吸収体膜の内部応力が変
化しパターンシフトする問題があった。
点を解決するものであって、マスクパターンシフトやX
線マスク基板の変形を防いで高精度のマスクが製造でき
る製造方法や装置を提供することを目的とする。
する本発明の好ましい形態の一つは、マスク基板と支持
枠との間に電圧を印加しながら光を照射することによっ
て両者を陽極接着することを特徴とするマスク製造方法
である。光照射によって接合するため、高温にさらすこ
となくパターンシフト及びX線マスク基板と支持枠の破
壊や変形が発生しない。
する。図1(a)は第1実施例のマスク製造装置の構成
図である。1はマスク基板、2はパイレックス(登録商
標)などの耐熱ガラスからなるガラス支持枠である。マ
スク基板1の上面には材質SiNのメンブレン4が形成
され、その上にX線吸収体によって半導体回路等の転写
パターン5が形成されている。このマスク基板1にガラ
ス支持枠2を転写パターン5に対し高精度に位置合わせ
を行なって重ね合わせた後、導電部材11が固定されて
いる第一ベース9a上にセットし、その上から第二ベー
ス10aを重ね合わせ固定する。30は赤外線レーザ光
を生成する赤外線レーザ源であり、例えば炭酸ガスレー
ザなどである。45は、マスク基板1と導電部材11間
に数μAの電流を流すための1000〜10000ボル
トの高電圧を発生する電源である。
印加した状態で、第二ベース10aに設けられた開口部
12(本実施例では円周に沿った4か所)から、レーザ
源30で生成された赤外線レーザ光13をX線マスク基
板(Si基板)1に向けて照射する。赤外線レーザ光1
3が照射される部分は、予めメンブレンを除去して照射
窓6としている。赤外線レーザ光13はSi製X線マス
ク基板を透過して接着部(支持枠2とのX線マスク基板
の境)に照射される。
ため、第一ベース9a内部の冷却管16と第二ベース1
0a内部の冷却管17には冷却水を流し、X線マスク基
板1とガラス支持枠2を所定の常温(X線マスクを使用
する露光転写時のマスク温度付近)に保つようにする。
以上の照射工程を10分以上続けることによりX線マス
ク基板1とガラス支持枠2との陽極接着がなされる。
i製X線マスク基板(導電部材)と支持枠(ガラス)間
に電圧を印加しながら、同時にガラスの網目構造を弛緩
させ且つガラス中の修飾イオンの拡散を促すような光を
照射することにより、低温度でガラスの網目構造が弛緩
すると共に修飾イオンが陰極側に拡散移動し、導電部材
とガラスの間に大きな静電引力が生じて固相接着され
る。
たX線マスク基板1とガラス支持枠2が接着された4点
の接着箇所7aから7dを示している。赤外線レーザ光
のビーム径2〜10mmのスポット接着であり、冷却効
率を上げるため第一ショットとして7a、第二ショット
として7c、第三ショットとして7b、第四ショットと
して7dという順番で対角に行なうことにより、熱をな
るべく分散するようにしているが、各接着ポイントに赤
外レーザビームを同時に照射して接着するようにしても
良い。なお本実施例では4点で接着を行なったが、第二
ベース10aに設けられた開口部12のレイアウトを変
更することで、例えば1点から数10点までの範囲で接
着箇所の数を選ぶことができる。例として、図1(c)
は7a〜7cの3点で接着した例を示す。
る。X線マスク基板(Si)1’の上面外周部の陽極接
着部を18のごとく削り取って薄くすることにより、赤
外線レーザ光がSiを透過する際の吸収エネルギを低減
し、陽極接着に要する時間を更に短くしたものである。
形成してあるX線マスク基板1を支持枠2に陽極接着す
るものであったが、X線吸収体を形成する前のX線マス
ク基板をガラス支持枠に陽極接着し、その後にX線吸収
体を形成するようにしても良い。
赤外線レーザ光を使用した別の実施例を示す。図3
(a)において、第二ベース10bの形状と照射窓6以
外は第1実施例と構成は同じである。第二ベース10b
は内径を大きくしてレーザに干渉しないようにし、X線
マスクに円状に赤外線レーザ光を照射する。ここでは赤
外線レーザ光を0.5〜2(時間/回転)程度のゆっく
りとした回転数で円周状にスキャンさせて、図3(b)
に示す接着部8のように円環状に陽極接着する。なお赤
外線レーザ光をスキャンさせる代わりに、レーザを固定
して装置本体を回転させるようにしても良い。
ある。この例では支持枠2にSiCに使用した。X線マ
スク基板1の材質Siと支持枠2の材質SiCとは、修
飾イオンが無いため陽極接合がなされない。よって、接
着を容易にするため、SiC支持枠2の接着面に、真空
蒸着又はスパッタ成膜により0.5〜2μm程度のガラ
ス膜51を形成している。ここで、SiCとガラス膜の
密着性をより向上させるため、その間に金属、例えばA
lやCrなどを0.05〜0.1μm程度成膜すると好
ましい。
造装置の全体図を示し、これまでの実施例と同一の符号
は同一の部材を表す。基本的には、先の図1に示した装
置を気密チャンバ41内に収容したものである。気密チ
ャンバ41には、チャンバ外からの赤外線レーザ13を
照射するための窓42を設けている。この窓42は赤外
線の透過率の高い材質、例えば合成サファイア(Al2
O3)や無水合成石英(SiO2)、ジンクセレン(Zn
Se)、臭化カリウム(KBr)などがよい。気密チャ
ンバ41の外には電圧を印加するための電源45、接着
時の温度調整器46、気密チャンバ41を真空状態にす
るための真空ポンプ47、不活性ガス導入のためのボン
ベ48を備えている。
真空または所定圧(大気圧)不活性ガスで満たし、その
中でマスク基板1と支持枠2との陽極接着を行うこと
で、接着面の酸化を防止するようにしている。これによ
り、より一層強固な陽極接着が可能となる。
した別の実施例である。本実施例では先の実施例に対し
て、マスク基板1とガラス支持枠2の関係を逆にして支
持枠2側から紫外線レーザ光を照射する。紫外線はガラ
スを透過するため、ガラス支持枠2側から紫外線を照射
することでX線マスク基板1との陽極接着が可能であ
る。
光15を生成する紫外線レーザ源である。第一ベース9
bには紫外線レーザ光15の照射位置に対応して4か所
に開口穴14が設けられている。ここで開口穴14から
支持枠2に向けて紫外線レーザ光15を照射しながら、
X線マスク基板1と導電部材11間に1000〜100
00ボルトの高電圧を10分以上印加する。この際、先
の実施例と同様に冷却水を流し、X線マスク基板1とガ
ラス支持枠2を所定の常温(X線マスクを使用する露光
転写時のマスク温度付近)に保つようにする。以上の照
射工程を10分以上続けることによりX線マスク基板1
とガラス支持枠2との陽極接着がなされる。図6(b)
は先の実施例と同じように接着箇所を示している。紫外
線レーザ光のビーム径2〜10mmのスポット接着であ
る。なお、本実施例では3点で接着を行ったが、これに
限らず1点から数10点の範囲で接着箇所の数を選ぶこ
とができる。
る。支持枠2’の陽極接着部に対応した部分19を図示
のごとく削り取って薄くすることにより、紫外線レーザ
光がガラス支持枠を透過する際の吸収エネルギを低減
し、陽極接着に要する時間を更に短くしたものである。
形成してあるX線マスク基板1を支持枠2に陽極接着す
るものであったが、X線吸収体を形成する前のX線マス
ク基板をガラス支持枠に陽極接着し、その後にX線吸収
体を形成するようにしても良い。
紫外線レーザ光を使用した別の実施例を示す。図8
(a)において、第一ベース9cの形状以外は第3実施
例と構成は同じである。第一ベース9cは内径を大きく
してレーザに干渉しないようにし、支持枠2に円状に赤
外線レーザ光を照射する。ここでは紫外線レーザ光を
0.5〜2時間/回転、程度のゆっくりした回転数で円
周状にスキャンさせ、図8(b)に示す接着部8のよう
に円環状に陽極接着する。
りに、レーザを固定して装置本体を回転させるようにし
ても良い。
造装置の全体図を示し、これまでの実施例と同一の符号
は同一の部材を表す。基本的には、先の図6で示した装
置を気密チャンバ41内に収容したものである。第一ベ
ース9bにはヒータ55が、第二ベース10cにはヒー
タ56が設けられ、これらのヒータはヒータコントロー
ラ49によって制御される。窓42は紫外線レーザを透
過する材質、例えば石英ガラスでできている。
よって、X線マスク基板1(Si)と支持枠2(耐熱ガ
ラス)を線膨張係数による変形の発生の小さい温度(例
えば100〜200℃程度)まで加熱しながら、数μA
の電流が流れる電圧印加と紫外線レーザの照射により陽
極接着を行う。この低温加熱により、ガラス中の修飾イ
オンが更に拡散を促し、より強固な陽極接着が可能とな
る。
いた微小デバイス(半導体装置、薄膜磁気ヘッド、マイ
クロマシンなど)製造用の露光装置の実施例を説明す
る。図10は本実施例のX線露光装置の構成を示す図で
ある。図中、SR放射源20から放射されたシートビー
ム形状のシンクロトロン放射光21を、凸面ミラー22
によって放射光軌道面に対して垂直な方向に拡大する。
凸面ミラー22で反射拡大した放射光は、シャッタ23
によって照射領域内での露光量が均一となるように調整
し、シャッタ23を経た放射光はX線マスク24に導か
れる。X線マスク24は上記説明したいずれか実施例で
説明した製造装置及び製造方法によって製造されたもの
である。X線マスク24に形成されている露光パターン
を、ステップ&リピート方式やスキャニング方式などに
よってウエハ25上に露光転写する。
利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図11
は一例として半導体デバイス(ICやLSI等の半導体
チップ、あるいは液晶パネルやCCD等)などの製造の
フローを示す。ステップ1(回路設計)では半導体デバ
イスの回路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)で
は設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。
一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料
を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセ
ス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを
用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回
路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と
呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて
半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダ
イシング、ボンディング)、パッケージング工程(チッ
プ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)ではステ
ップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、
耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半
導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)され
る。
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ16(露光)では上記説明した露光装置によって
マスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステッ
プ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステッ
プ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部
分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッ
チングが済んで不要となったレジストを取り除く。これ
らのステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上
に多重に回路パターンが形成される。
やマスク基板の変形を防いで高精度のマスクを得ること
ができる。また、このマスクを用いれば高精度のデバイ
スを製造することができる。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 マスク基板と支持枠との間に電圧を印加
しながら光を照射することによって両者を陽極接着する
ことを特徴とするマスク製造方法。 - 【請求項2】 陽極接着中は、前記マスク基板と前記支
持枠の温度を管理することを特徴とする請求項1記載の
マスク製造方法。 - 【請求項3】 マスク基板と支持枠とが光陽極接着で接
合されていることを特徴とするマスク。 - 【請求項4】 前記マスクはX線露光用のX線マスクで
ある請求項3記載のマスク。 - 【請求項5】 請求項3記載のマスクを用いてデバイス
を製造することを特徴とするデバイス製造方法。 - 【請求項6】 マスク基板と支持枠との間に電圧を印加
する電圧印加手段と、電圧が印加された状態で両者の間
に光を照射する照射手段とを有することを特徴とするマ
スク製造装置。 - 【請求項7】 前記マスク基板と支持枠を収容する真空
チャンバを有する請求項6記載のマスク製造装置。
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