JPH07176885A - 電磁遮蔽空間構成体およびこれに用いられるドアユニット - Google Patents

電磁遮蔽空間構成体およびこれに用いられるドアユニット

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JPH07176885A
JPH07176885A JP32266493A JP32266493A JPH07176885A JP H07176885 A JPH07176885 A JP H07176885A JP 32266493 A JP32266493 A JP 32266493A JP 32266493 A JP32266493 A JP 32266493A JP H07176885 A JPH07176885 A JP H07176885A
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door
door unit
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electromagnetic
awning
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Takanari Terakawa
隆成 寺川
Takehisa Imai
武久 今井
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】通常の金属製のドアを取り付けた天幕状電磁遮
蔽空間構成体を実現でき、しかも、電磁波の漏洩が防止
され、高性能を維持できる電磁遮蔽空間構成体およびそ
れに用いられるドアユニットの提供。 【構成】 電磁遮蔽機能を持つ床体100と、この上に
設けられる天幕部200とで構成される。天幕部100
は、外形を構成するフレーム210と、これに取り付け
られる、電磁遮蔽機能を持つ電磁遮蔽材220とで構成
される。天幕部100の少なくとも1の面に、自立可能
なドアユニット240を配置する。該ドアユニット24
0の外周に、前記電磁遮蔽材220を密着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁遮蔽室等の電磁
波遮蔽空間構成体およびそれに用いるドアユニットに関
する。
【0002】
【従来の技術】電磁遮蔽パネル、電磁波遮蔽シート等の
電磁遮蔽材を用いて、空間を囲んで、電磁遮蔽室等の電
磁遮蔽空間を構築することが、従来より行われている。
図9および図10は、この一例である。
【0003】図9に示す例では、ベニヤ合板、石膏ボー
ド等の板材に、軽量鉄骨材等のフレームを取付け、か
つ、板材の壁面となる主たる面に、上記亜鉛めっき鋼板
や、電解銅箔等を取り付けて構成される電磁遮蔽パネル
7を用いる。図9の電磁遮蔽空間は、電磁遮蔽パネル7
を壁面および天井面に用い、これらのパネル間、およ
び、壁面のパネル7と電磁遮蔽機能を有する床材との間
を、それぞれ機械的に連結すると共に、電気的に接続し
て、組み立てられる。なお、図9において、8は、金属
製のドアである。
【0004】一方、図10に示す例では、上述したよう
な電磁遮蔽シート5と、骨格材6とで天幕状に構成され
る。図において、9は、開口部であって、電磁シールド
機能を付加した、マジックテープ、ファスナー等の固定
部材9aで閉じられる。このような天幕状の電磁遮蔽シ
ート5は、骨格材6で囲まれる各面に配置されるシート
の各片を一体的に接合して形成される。そして、一体的
に形成された天幕状の電磁遮蔽シートは、電磁遮蔽機能
を持つ床材と電気的に接合される。電磁遮蔽シートとし
ては、例えば、銅線条を織り込んだシート、絶縁性繊維
に金属皮膜をコーティングしたシート等が用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の電磁遮蔽空間を構成する場合、遮蔽すべき空間が大
型化すればするほど、必要な部材および施工コストがか
さむという結果をもたらしていた。
【0006】例えば、図9に示す例では、その壁面の構
築は、板材の入手の容易さ、コスト等の点から、工業的
に決められた定型的なサイズのパネルを現場で接合する
方法が採られている。この場合、その接合作業が電気的
に厳密に行われないと、わずかな間隙ができて、そこか
ら電磁波が漏洩することとなり、所望の電磁遮蔽性能を
得ることが困難となる。そのため、この接合作業は、電
磁遮蔽に関する専門知識を有する技術者により行われる
必要があり、施工できる技術者が限られるため、量産に
不向きであること、また、そのためもあって、施工コス
トが高くなるという問題がある。
【0007】また、図10に示す例では、電磁遮蔽シー
トを用いて構築されるので、素材が、安価に形成できる
利点がある。ところが、この場合には、開口部が、ファ
スナーやマジックテープであるため、空け閉めに手間が
かかり、能率的ではなく、使い勝ってが悪い。また、シ
ールドについても、より高い遮蔽特性が要求されると、
必ずしも十分とはいえない。
【0008】本発明の第1の目的は、通常のドアと同等
の使い勝手を持つドアを取り付けた天幕状電磁遮蔽空間
構成体、および、そのためのドアユニットを提供するこ
とにある。
【0009】また、本発明の第2の目的は、電磁波の漏
洩が防止され、高性能を維持できる電磁遮蔽空間構成
体、および、それに用いられるドアユニットを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の一態様によれば、電磁遮蔽機能を持つ床体
と、この上に設けられる天幕部とで構成され、前記天幕
部は、外形を構成するフレームと、これに取り付けられ
る、電磁遮蔽機能を持つ電磁遮蔽材とで構成され、前記
天幕部の少なくとも1の面に、自立可能なドアユニット
を配置し、該ドアユニットの外周に、前記電磁遮蔽材を
密着して構成されることを特徴とする電磁遮蔽空間構成
体が提供される。
【0011】ドアユニットは、底板と、その上に置かれ
るドア枠と、ドア枠内に開閉自在に取り付けられるドア
とを少なくとも有する構成とすることができる。
【0012】ここで、底板は、その下部に、キャリヤを
出没可能に有する構成とすることができる。
【0013】本発明の電磁遮蔽空間構成体では、床体の
一部に凹部を設け、ドアユニットは、その底板の一部
を、この凹部に嵌め込んで設置する構成とすることがで
きる。
【0014】前記電磁遮蔽材は、ドアユニットを配置す
る部分に、その形態にあわせて予め切欠きを設けててお
くことが好ましい。
【0015】
【作用】本発明の電磁遮蔽空間構成体は、自立できるド
アユニットを有する。このドアユニットは、ドア枠に取
り付けられて、開閉自在のドアを有するので、通常のド
アと同様に開閉でき、使い勝手が向上する。
【0016】また、ドア枠のまわりに、シールドクロス
を密着させるので、その部分から電磁波がもれることを
防止できる。従って、電磁遮蔽性能を向上することが期
待できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0018】図1は、本発明の電磁遮蔽空間構成体の第
1実施例の構成を示す。
【0019】図1に示す電磁遮蔽空間構成体は、床体1
00と、その上に設置される天幕部200と、天幕部2
00を吊り上げ状態で支持する吊り構造部300とを有
する。本実施例は、高さがおよそ8m、長手方向長さが
およそ17m、幅方向長さが11mの天幕部200を構
成する例である。
【0020】床体100は、床部分からの電磁波の透過
を遮断するため、電磁遮蔽ができ、かつ、床として、あ
る程度の重量に耐えることができる、材質および構造と
することが必要である。具体的には、金属板、金属板と
他の床材と重ねたもの、後述するシールドクロスと他の
床材とを重ねたもの等が用いることができる。本実施例
では、床体100は、鋼板で構成される。なお、床体
は、壁面のシールドクロスと電気的に密接させる必要が
あるので、少なくとも密接を行なうべき周縁部は、良好
な導電性を発揮できるようにしておくべきである。
【0021】床体100の周縁部101には、図7に示
すように、後述する天幕部200のシールドクロス22
0を固定するためのねじ孔103が設けられている。
【0022】また、床体100の周縁部101には、比
較的軟らかく、錆びにくく、しかも、表面の電気抵抗が
高くならない性質を持つ金属をめっきしためっき層10
2が設けてある。これは、シールドクロス220を固定
する際、密接させるようにすると共に、錆びや酸化物に
より表面の抵抗が高くなって、接触不良となることを防
ぐためである。めっきされる金属としては、例えば、亜
鉛、錫等が考えられる。本実施例では、亜鉛めっきを施
してある。めっきは、例えば、床体として用いる鋼板の
周縁部を、溶融亜鉛中に浸漬することにより行なうこと
ができる。
【0023】本実施例では、床体100は、図11に示
すように、複数枚の鋼板110を配列し、それぞれの境
界部を溶接して設けられる。
【0024】また、本実施例では、床体100には、電
磁遮蔽空間構成体を接地するための接地ケーブル190
が接続されている。
【0025】図11に、本実施例において、ドアユニッ
トおよびフィルタパネルが設けられる位置を示す。本実
施例では、これらは、天幕部200の長手方向の一端側
に設けられる。
【0026】ドアユニットは、図11においてDUで指
示されている領域に配置される。本実施例のドアユニッ
トは、それ自体で自立できるようにするため、後述する
図13および14に示すように、奥行きが大きい構造で
ある。そこで、床体100の一部に、凹部111を設
け、この部分に、ドアユニットを取り付けるようになっ
ている。
【0027】また、フィルタパネル250は、図11に
おいてFPで指示されている領域に配置される。なお、
フィルタパネル250は、ドアユニットと同様に奥行き
があるので、床体100の一部に凹部112を設け、こ
の部分に取り付けるようになっている。
【0028】上記凹部111および112が設けられて
いる部分は、床体の周縁部101もそれに倣って、凹状
となり、その部分には、めっき層102が同様に設けら
れる。なお、この部分には、めっき層を設けないように
してもよい。
【0029】天幕部200は、天幕部の外形を構成する
フレーム210と、電磁波を遮蔽するための電磁遮蔽材
として機能するシールドクロス220とで構成される。
【0030】フレーム部210は、柱211と、梁21
2とで構成される。柱211と梁212で囲まれる空間
に、シールドクロス220がこれらに支持されて張られ
る。梁212には、後述する吊り上げを行なうためのワ
イヤ連結具301が設けられている。
【0031】シールドクロス220は、例えば、図3に
示すようなものが用いられる。素材としては、例えば、
メッシュ材および導電性不織布を1枚ずつ重ねたシート
を用いる。シールドクロスは、もちろん、これに限定さ
れるものではない。例えば、メッシュ材または導電性不
織布のいずれか1枚のみで構成することも、また、さら
に多くの枚数を重ねることもできる。もちろん、メッシ
ュ等を複数枚用いることにより、1枚に比べて、電磁波
の遮蔽性能は向上する。
【0032】メッシュ材としては、例えば、図2に示す
構造の電磁波遮蔽用織布を用いる。もちろん、これに限
定されるものではなく、この他、例えば、直径0.14
mmの銅線を、経糸および緯糸として、0.75mmの
間隔で編んだ銅メッシュを用いることができる。
【0033】導電性不織布は、樹脂繊維(例えば、ポリ
エステル)等からなる不織布に、導電性の金属、例え
ば、銅をめっきしたものである。この導電性不織布に
は、多数の孔があり、通気可能な構造となっている。こ
の導電性不織布は、例えば、0.15mm程度の厚さに
形成されたものを用いる。
【0034】また、本実施例では、周縁部221が、補
強のため、図示していないが、電磁波遮蔽用織布を複数
回折り返して厚手にして、縫製してある。なお、電磁波
遮蔽用織布を折り返す代わりに、非導電性繊維材料から
なる帯芯材料を重ねて縫製してもよい。
【0035】また、ここで用いられるシールドクロス2
20は、図3に示すように、周縁部221に、取付け金
具222が複数個配置されている。前記取付け金具22
2は、円環状の部材、例えば、鳩目部材で構成される。
取付け金具222は、例えば、シールドクロス220の
周縁部に孔をあけ、これに、円筒状の鳩目金具を通し
て、パンチすることにより、両端を円板状につぶして、
シールドクロス220に固着される。シールドクロス2
20は、この取付け金具222を用いて、シールドクロ
ス220相互のつなぎ合わせ、フレーム材および床体へ
の固定等を行うことができる。これについては、後述す
る。取付け金具222は、フレーム部210との電気的
接続および機械的接続を確実に行なうためのものであ
る。
【0036】天幕部200の一部は、開口部として、シ
ールドクロス220が開閉可能に構成されている機材搬
入搬出部230が設けられている。また、開口部とし
て、天幕部200の他の部分には、係員の出入りのため
のドアユニット240と、フィルタパネル250と、排
気ダクト260とが設けられている。これらは、いずれ
も、電磁遮蔽されたものである。
【0037】ドアユニット240は、電気的に完全密閉
できる金属製のシールドドアを実現するものである。ド
アユニット240の詳細については、後述する。
【0038】フィルタパネル250は、天幕部200の
外部から引き込まれる各種ケーブル類を介してノイズが
侵入することを防ぐための、フィルタ(図示せず)を取
り付けたものである。ケーブル類は、このフィルタパネ
ルの各種のフィルタを介して、天幕部内部の配線と接続
される。
【0039】排気ダクト260は、天幕部200内の空
気を電磁遮蔽した状態で強制的に排気するためのダクト
である、このダクト260の外側には、例えば、排気装
置を連結することができる。本実施例では、メッシュ材
でシールドクロス220を構成しているので、通気は自
在であるので、このような排気ダクト260を設けるこ
とは、必ずしも必要ではない。本実施例で、このような
排気ダクト260を設けた理由は、内部に、燃焼機等の
ガスを排出するような装置が置かれる場合を考慮したた
めである。従って、この排気ダクト260は、省略する
こともできる。
【0040】吊り構造部300は、上記したワイヤ連結
具301と、一端が上記ワイヤ連結具301に固定さ
れ、天幕部200の吊り上げ/吊り下げを行なうための
ワイヤ310と、張り方向を変更するための滑車320
と、ワイヤの他端が連結されて、ワイヤの巻き込み、巻
き戻しを行なうと共に、ワイヤの固定を行なう巻き上げ
/固定機構351−353とを有する。
【0041】また、本実施例では、吊り構造部300
は、上記した機材搬入搬出部230のシールドクロス2
20を吊り上げ/吊り下げすることにより、開閉するた
めのワイヤ340および滑車350と、巻き上げ機構3
54とをさらに有する。ワイヤ340の一端は、吊り上
げ/吊り下げすべきシールドクロスの周縁部にある取付
け金具222のいずれかに連結される。本実施例では、
コーナー部にある取付け金具に取り付けられる。また、
ワイヤ340の他端は、巻き上げ機構354に連結され
る。
【0042】ワイヤ連結具301は、図1に示すよう
に、各梁212に一定間隔で複数個設けられている。こ
のワイヤ連結具301は、本実施例では、一端にリング
を有するアイナットで構成され、図4に示すように、チ
ャネル型の梁212に固定されたボルト212bの先端
にねじ込まれる。もちろん、ワイヤが連結できるもので
あればよいので、アイナットに限定されない。
【0043】図4に示すように、梁212の上部には、
チャネル材212cが置かれる。梁212とチャネル材
212cとの間には、隣接するシールドクロス220,
220の周縁部221,221が重ねて配置される。こ
れらは、梁側から挿通されたボルト212bで挿通さ
れ、このボルト212bに螺合しているナット212e
を締めることにより、チャネル材212bで押圧され
て、固定される。このボルト212bは、その頭の部分
212hが梁212の内部に、溶接等で固定されてい
る。
【0044】このワイヤ連結具301は、上記の例で
は、梁212の上部に設けられている。しかし、これに
限定されない。例えば、図5および6に示すように、梁
212の側面部に設けることもできる。すなわち、この
例では、チャネル型の梁212のウエブ外側からチャネ
ル開口部側に挿通されると共に、頭の部分212hが固
定されたボルト212bに、ねじ込まれている。梁21
2の開口部側には、側板213が配置されており、ボル
トの先端は、この側板213をも挿通して、その外側に
突出している。ワイヤ連結具301は、この位置でボル
ト212bに螺合される。
【0045】滑車320は、各ワイヤ310ごとに設け
られ、それぞれワイヤ310の張り方向を変更する位置
に設けられる。また、ワイヤ340についても、同様に
滑車350が配置される。これらの滑車320および3
50は、電磁遮蔽空間構成体が構成される建造物の天井
等に取り付けることにより、または、天井等から吊り下
げることにより、設けることができる。これらの滑車3
20および350は、電磁遮蔽空間構成体の設置環境に
よって適宜配置することができると共に、増減すること
ができる。
【0046】ワイヤ310は、本実施例では、天幕部の
長手方向の一端側、他端側および中間の3系統にまとめ
られ、それぞれ対応する巻き上げ/固定機構351−3
53に接続され、巻き上げ、巻き下げおよび固定保持さ
れる。巻き上げ/固定機構351−353は、本実施例
では、それぞれ電動ウィンチで構成される。これらの電
動ウィンチは、互いに同期運転するように制御できる。
また、電動ウィンチは、運転停止時には、ワイヤをロッ
クする機構を有している。
【0047】なお、電動ウインチは、この天幕部200
を組み立てる際および分解の際に、主として用いられ
る。天幕部200の組立て後は、一定の張力で、ワイヤ
310を保持しているだけでよい。従って、ワイヤ31
0を固定する機構を独立に設けて、組立て後は、ウイン
チを外すようにしてもよい。
【0048】巻き上げ機構354は、本実施例では、手
動ウィンチで構成される。このウィンチは、機材搬入搬
出部230を開閉する場合に用いられる。従って、この
ウィンチは、常時連結しておくことが好ましい。
【0049】次に、本実施例で用いられるドアユニット
について、図11−図17を参照して説明する。
【0050】ドアユニット240は、図11において、
符号DUで示される領域の、床体100の凹部111に
嵌め込まれるように配置される。図12は、その状態を
正面から示す。
【0051】図12および図13に示すように、本実施
例のドアユニット240は、ドア枠241と、ドア枠に
開閉可能に連結されるドア243と、ドア243をロッ
クするためのロック機構244と、底面に配置され、ド
ア枠等を指示する底板245と、底板245に設けられ
るキャリヤ246と、底板245に設けられて、キャリ
ヤ不使用時に底板を所望の高さで固定するための調節部
材247と、ドア枠241を自立させるための補強材2
48と、ドアヒンジ249とを備える。ここで、少なく
とも、ドア枠241、ドア243および底板245は、
金属製である。
【0052】ドア枠241は、図14に示すように、底
板245の上の、中央部よりやや一方側に寄った位置に
設置される。すなわち、底板245が上記図11に示し
た凹部111に嵌め込まれたとき、ドア枠の外側面が、
シールドクロス220の張られている面と実質的に一致
することになる位置に配置される。
【0053】このドア枠241は、平行な二つの垂直部
241aと平行な二つの水平部241bとからなり、こ
れらが枠を構成している。図12に示すように、垂直部
241aと水平部241bは、共に、角筒状に構成され
る。また、ドア枠241は、さらに、シールドクロス2
20取付けのためのチャネル材242cを有する。チャ
ネル材242cは、図16および図18に示すように、
ドア枠241の外周近傍に設けられる取付け部242に
取り付けられ、ボルト242bおよびナット242eで
固定される。このボルト242bは、取付け部242
に、シールドクロス220の取付け金具222の配置ピ
ッチにあわせて、複数個が予め固着してある。固着は、
図16に示すように、ボルト242bの頭242hの部
分が枠を構成する部材の内側に溶接されて行われる。
【0054】なお、シールドクロス220は、このドア
枠241の取付け部242の内法に合わせた切欠きが設
けられる。この切欠き部の周縁部に、上記したと同様
に、取付け金具222が所定ピッチで設けられる。
【0055】ドア243は、内部が中空となるように金
属板で箱型に構成される。その一辺側と前記ドア枠24
1の垂直部241aの一方とにドアヒンジ249が取り
付けられ、開閉可能となっている。また、ヒンジが設け
られている辺とは異なる辺の側に、ドアロック機構24
4が設けられている。
【0056】このドアロック機構244は、ノブ244
aおよび244bと、ノブ244bに設けられた係止部
244cと、ドアの上下に設けられた係止部244e
と、ノブ244aと連結して、ノブ244aの回転変位
を係止部244eに伝達するための変位伝達部244d
とで構成される。すなわち、このドア243は、ドアを
閉じた場合に、垂直方向の1ヵ所、および上下の各1ヵ
所の計3ヵ所で、ロックされる。従って、ドア243を
ドア枠241に確実に密着させることができる。
【0057】また、図16に示すように、ドア枠241
の四辺の全ての内周部に、ドア243をロックした際
に、電気的に密閉される状態とするための当接片241
1,2412を有するドア受け部2410が設けられ
る。一方、ドア243は、これらの当接片2411,2
412に対応する位置に、シールドロープ保持部243
a,243aが設けられ、これらで、シールドロープ2
402をそれぞれ保持している。ドア243を閉めた状
態にすると、前記当接片2411,2412が、それぞ
れ対応するシールドロープ2402,2402に当接し
て、ドア243がドア枠241に電気的に接触して、ド
ア243が電気的に密閉された状態となる。
【0058】補強材248は、底板245上に設けら
れ、図1に示すように、ドア枠241とならぶ垂直部2
48aと、これらを結ぶ第1水平部248bと、これら
とドア枠241とを結ぶ第2水平部248cとで構成さ
れる。これにより、底板245上に立つドア枠241を
補強する。
【0059】底板245は、本実施例では、ほぼ正方形
状に構成されている。そして、その上に、上記したドア
枠241およびドア243と、補強材248とを少なく
とも支持する。この底板241は、図14および15に
示すように、平板2451と、その周縁部下部にあっ
て、それを支持する支持部2452と、支持部の外側で
あって、上記凹部111に嵌められる部分に配置される
連結板2453と、そのさらに外側で、床体100の凹
部111との間に置かれるシールドロープ2401と、
床体100と連結板2453とをシールドロープ240
1を挾んで電気的に連結すると共に機械的に連結するた
めの固定板2454と、この固定板2454をそれぞれ
床板100と連結板2453とに固定するためのボルト
2455とを有する。なお、図15において、床体10
0の下部には、防水シート190が敷かれている。
【0060】支持部2452と連結板2453とは、溶
接部2456で固着されている。従って、ドアユニット
240と床体100との境界は、シールドロープ240
1の部分となる。ドアユニット240と床体100とを
分離する場合には、固定板2454を外す必要がある。
【0061】底板245の下方には、キャリヤ246が
設けられている。このキャリヤ246は、底板の4ヵ所
のそれぞれ配置されている。このキャリヤ246は、図
17に示すように、支持部2452内に設けられた軸2
463と、この軸に揺動自在に支持されるアーム246
2と、このアームに回転自在に支持される車輪2461
とを有する。また、このキャリヤ246は、それを使用
するか否かを切り換える操作機構2464をさらに有す
る。
【0062】この操作機構2464は、前記アーム24
62に接触して該アーム2462をを回動させて出没さ
せるための当接部材2465と、この当接部材2465
を往復動作させるための往復運動部材2466と、回転
運動を直線運動に変換して前記往復運動部材2466を
往復動させる送り機構2467と、外部からの回転操作
を受け付けて、前記送り機構に伝達するためのつまみ2
468とを有する。
【0063】当接部材2465は、アームと接触する斜
面を有するので、この当接部材2465が往復度するこ
とによりアーム2462が回動する。また、往復運動部
材2466とつまみ2468とは、具体的には、一体に
形成されたボルトで構成される。そして、送り機構24
67は、具体的には、固定されたナットで構成される。
すなわち、つまみ(ボルトの頭)2468を回転させ
て、往復運動部材をねじ込むようにすると、当接部材2
465が先端方向に変位する。従って、その斜面246
2aがアーム2462に接触して、これを、図17にお
いて反時計方向に回動変位させる。これによって、車輪
2461が底板245下方に突出する。つまみ2468
を逆に回転させれば、これとは逆の結果となり、車輪2
461が底板245内に没することとなる。
【0064】底板245の下方には、調節部材247が
配置される。従って、車輪2461が底板245内に没
している場合には、この調節部材247が決定する高さ
で、底板245が固定される。なお、調節部材247を
設けず、単に固定するのみでもよい。
【0065】図19および図20に、上記排気ダクトの
構造の一例を示す。図19および20に示すように、本
実施例の排気ダクトは、吸気側取付枠261と、ダクト
本体262と、ストレートウェーブガイド263と、排
気部264と、ダクト本体262を支える支持部265
とを有する。ストレートウェーブガイド263は、ダク
ト本体262内部からの電磁波の漏洩を、ガスの通流を
妨げずに、防止するためのものである。
【0066】この排気ダクト260は、シールドクロス
220の取り付けるべき位置に、孔220hを設け、こ
の孔220hおよび吸気側取付枠261に、ダクト本体
262の吸気口262a挿入して、天幕部200の内側
に突出させる。そして、吸気側取付け板261とダクト
本体のフランジ部262bとをボルト211bおよびナ
ット211eを用いて固定する。この時、ボルト211
b側には、チャネル材211cを配置して、このチャネ
ル材211cによりシールドクロス220を前記フラン
ジ部262bとの間で押圧する。これにより、この開口
部からの電磁波の漏れが防止される。
【0067】ダクト本体262の他端側(排気側)に
は、ストレートウェーブガイド263および吸気部26
4がボルト263bおよびナット263eを用いて取り
付けられる。
【0068】なお、上記実施例では、排気ダクトを設け
る例を示したが、本発明は、これに限られない。例え
ば、吸気ダクトでもよい。もちろん、吸気、排気に限ら
ず、流体の出し入れに用いることができるダクトに適用
することができる。
【0069】なお、フィルタパネル250は、ドアユニ
ット240と比べて、小型であること、および、ドアを
有しないことを除いては、構造的には、ドアユニットと
同様に構成されるので、ドアユニットと同様にして天幕
部に取り付けることができる。従って、ここでは、説明
を省略する。
【0070】次に、本実施例の電磁遮蔽空間構成体の組
立て方法について説明する。
【0071】まず、構成体を設置すべき位置に床体10
0を設ける。床体100は、上述したように、鋼板が用
いられる。鋼板を、複数枚、床に敷き詰める。そして、
各鋼板の境界部を溶接して電磁波の漏れが無いようにす
る。なお、鋼板の下に、防水シートを敷いておくことが
好ましい。また、周縁部に位置する鋼板については、図
7に示すように、周縁部101となる部分に、溶融亜鉛
中に浸漬して亜鉛めっきすることにより、めっき層10
2を形成しておく。また、ねじ孔103を設ける。
【0072】これと共に、吊り構造部300を設置す
る。すなわち、必要な滑車320および350を、当該
電磁遮蔽空間構成体を設置すべき建造物の天井に取り付
ける。また、巻き上げ/固定機構351−353、およ
び、巻き上げ機構354を設置する。
【0073】次に、床体100上で、天幕部200の天
井部分の梁212を組み立てる。なお、各梁212に
は、天井部分のシールドクロス220と、側面用のシー
ルドクロスの一辺とを、それぞれ梁212に取り付け
る。
【0074】このシールドクロス220の取付けに際
し、図4に示すように、梁212に予めボルト212b
を、そのねじ部分がチャネル材212cの上方に突出す
るようにして、ボルトの頭部分212hをチャネル材2
12cに固着しておく。そして、このボルト212b
に、シールドクロス220の取付け金具222を挿通さ
せる。シールドクロス220の上から、チャネル材21
2cを置く。なお、チャネル材212cには、図7に示
すチャネル材211cの貫通孔211dと同様に、貫通
孔を予め設けておく。従って、ボルトの先端は、チャネ
ル材212cの上方に突出する。そこで、ナット212
eをこの部分に螺合させて、このナット212eをまわ
すことにより、チャネル材212cをナット212eで
押圧して固定する。これにより、チャネル材212cの
先端部によって、シールドクロス220が線状に押圧さ
れ、電気的に密着することとなる。その結果、この部分
からの電磁波の漏れが防止される。
【0075】このようにして固定した後、ワイヤ連結具
301を取り付けるべき位置にあるボルト212bの先
端に、図4に示すように、アイナットを螺合することに
より、ワイヤ連結具301を取り付ける。
【0076】なお、側面側についても、同様にシールド
クロス220の取付けを行なう。ここで、図5のような
梁を有する場合におけるシールドクロス220の吊り付
けについて説明する。
【0077】この場合には、図5に示すように、梁21
2に予めボルト212bを、そのねじ部分が梁212の
開口部からさらに外側方向に突出するようにして、ボル
トの頭部分212hを梁212に固着しておく。そし
て、このボルト212bに、梁212の開口側で、シー
ルドクロス220の取付け金具222を挿通させる。さ
らに、シールドクロス220の上から、側板213を配
置する。なお、この側板213には、ボルト212bの
先端を突出させるための貫通孔が予め設けてある。ボル
ト212bの先端は、ナット212eが螺合され、側板
213を介してシールドクロス220と梁212とを押
圧固定する。これにより、梁212の開口部の先端によ
って、シールドクロス220が線状に押圧され、電気的
に密着することとなる。その結果、この部分からの電磁
波の漏れが防止される。
【0078】このようにして、固定した後、ワイヤ連結
具301を取り付けるべき位置にあるボルト212bの
先端に、図5に示すように、アイナットを螺合すること
により、ワイヤ連結具301を取り付ける。
【0079】各ワイヤ連結具301には、それぞれ対応
する滑車320を介して、降ろされた各ワイヤ310の
先端を取り付ける。一方、各ワイヤの他端は、それぞれ
対応する巻き上げ/固定機構351−353に連結され
る。なお、機材搬入搬出部230を開閉するためのワイ
ヤ310は、上述したように、シールドクロス220の
下部コーナーにある取付け金具222に一端が連結さ
れ、滑車350を介して、他端が、巻き上げ機構354
に連結される。なお、この取付け金具222は、シール
ドクロスの固定用に用いるものとは別に設けておく。
【0080】次に、巻き上げ機構354を緩めた状態に
しておいてから、巻き上げ/固定機構351−353を
同期させて運転して、ワイヤを巻き上げる。これによ
り、天幕部の天井部を、次の作業に適した高さに吊り上
げる。
【0081】この状態で、柱211の上端を梁2112
に連結する。そして、側面用のシールドクロス220
を、これらの柱211に取り付ける。このシールドクロ
ス220の柱211への取付けは、図8に示すように行
われる。
【0082】まず、図8に示すように、柱211に、予
めねじ孔211aを設けておく。このねじ孔211a
は、使用するシールドクロス220に設けられている取
付け金具222の配列ピッチと一致するように配置され
る。また、シールドクロス220上に、電磁波が漏れな
いように密着固定するためのチャネル材211cを、取
付け金具222の列を跨ぐように配置する。このチャネ
ル材211cには、その配列が取付け金具222の列と
対応するピッチで配列される貫通孔211dの列が設け
てある。
【0083】シールドクロス220の柱211への固定
は、シールドクロス220の周縁部221を、取付け金
具220とねじ孔とが合うようにして柱211に接触さ
せ、その上から、隣接するシールドクロス220の取付
け金具222を、その列が、先に配置したシールドクロ
ス220の取付け金具222を合わせるように載せる。
そして、その上に、チャネル材211cを重ねて、ボル
ト211bを、貫通孔211dおよび取付け金具22
2,222を経て、ねじ孔211aにねじ込むことによ
り、互いに隣接する2枚のシールドクロス220を柱2
11に固定することができる。
【0084】次に、柱211をさらに継ぎ足す作業を行
なう。そのため、継ぎ足される柱の高さ分、ワイヤ31
0の巻き上げ行なう。そして、継ぎ足す柱211を、既
に取り付けられている柱211の下端に連結する。さら
に、シールドクロス220を、上記と同様にして、継ぎ
足された柱にも取り付ける。
【0085】柱をさらに継ぎ足す場合には、この作業を
繰り返す。そして、さらに継ぎ足さない場合には、柱の
最下端部を床体100の所定位置に固定する。
【0086】ここで、ドアユニット240およびフィル
タパネル250の取付けを行なう。ドアユニット240
は、上述したように、キャリヤ246を有するので、そ
の車輪2461を底板245より下方に突出させてお
く。これにより、ドアユニット240を容易に移動させ
ることができる。そして、ドアユニット240の内側と
なる部分を、図14に示すように、床体100の凹部1
11に嵌め込む。この時、ドアユニット240の連結板
2453と凹部111との間にシールドロープ2401
を介在させる。そして、図17に示すつまみ2468を
まわして、当接部2465を引き戻して、アーム246
2を、ドアユニット240の自重の作用により時計方向
に回転変位させる。これにより、車輪2461を底板2
45内に収容する。その結果、ドアユニット240は、
目的の位置に置かれることになる。
【0087】ついで、床体100と連結板2453の上
に、固定板2454を載置し、ボルト2455で、これ
をそれぞれ固定する。これにより、ドアユニット240
は、床体100と連結されたことになる。
【0088】そして、ドアユニット240のドア枠24
1の取付け部242に、シールドクロス220を取り付
ける。なお、シールドクロス220は、予めドア枠24
1の部分が切り欠いてあり、そのまわりには、取付け金
具222が取り付けてあるものとする。
【0089】シールドクロス220の取付けは、これま
でに説明した柱211、梁212等への取付けと基本的
には同じである。図18に、その取付けの一例を示す。
すなわち、予め固着されて、先端が突出した状態にある
ボルト242bに、シールドクロスの取付け金具222
を嵌め、その上からチャネル材242cを、ボルト24
2bをそれに設けてある貫通孔に挿通させて、該シール
ドクロス220の上に置く。そして、突出しているボル
トの先端にナット242eを螺合して、締め付ける。こ
れにより、チャネル材242cを押圧して、シールドク
ロス220との良好な接触を保たせている。
【0090】次に、床体100にシールドクロス220
を固定する。この場合には、上述したように、床体10
0の周縁部101に、予め上記取付け金具222の列に
対応するねじ孔103を設けておく。そして、図7に示
すように、これに、シールドクロス220を、その取付
け金具222列をそれぞれの孔の位置と一致させて配置
し、その上に、上記と同様のチャネル材211cを、取
付け金具222の列を跨ぐようにおく。そして、ボルト
211bを、チャネル材211cに予め設けてある貫通
孔211d、および、取付け金具222を経て、ねじ孔
103にねじ込むことにより、シールドクロス220を
床体100に固定することができる。
【0091】この場合、上記柱211とシールドクロス
220との接合と同様に、チャネル材211cにより、
シールドクロス220の周縁部221が線状に圧接され
て、電気的に確実に接続され、電磁波の漏れが防止され
る。また、床体100の周縁部102に、亜鉛めっき等
が施されている場合には、めっき層に対する押圧によ
り、めっき層が変形して、シールドクロス220に、よ
り密着することとなる。
【0092】これにより、天幕部200の組立てが終わ
るので、この状態で、巻き上げ/固定機構351−35
3において、ワイヤ310を固定する。
【0093】一方、天幕部200を分解する場合には、
上記手順と逆の手順で作業を行なえばよい。すなわち、
天幕部の下方側から順に分解作業を行なって、作業の進
行にあわせて、ワイヤ310を順次巻き下げ、最後に天
井部分を床体100上に置くようにすればよい。
【0094】なお、機材搬入搬出部230を開閉するに
は、巻き上げ機構354のウィンチを手動でまわして、
ワイヤ310を、巻き下げ、または、巻き上げればよ
い。なお、その際、シールドクロス220を、その床体
100への取付け部および柱211への取付け部におい
て、採り外したり、再度、取り付けたりする必要があ
る。ただし、ねじ止め作業であるため、容易に行なえ
る。また、ねじ止めをしっかり行なえば、チャネル材2
12cによって、シールドクロス220が確実に押圧さ
れ、電磁波の漏れを防止できる。
【0095】このように、本実施例によれば、ドアユニ
ットは、それ自体で十分な電磁遮蔽性能を有すると共
に、機械的にも強固な構造とすることができ、一般の建
造物のドアと同じように使用できる。しかも、それを、
天幕を構成するシールドクロスの面に取り付けることが
できるので、従来、開口部において、性能向上が必ずし
も容易でなかった天幕構造の電磁遮蔽空間構成体の電磁
遮蔽性能を向上することができる。しかも、一般のドア
と同様に開閉できるので、使い勝っても改善される。
【0096】また、本実施例によれば、天幕部200を
吊り構造部300により吊り上げるので、その加重をワ
イヤ310が分担できる。従って、柱211への加重負
担を軽減できるので、柱211の数を減らすことができ
る。しかも、柱211自体も、太くすることを要しな
い。
【0097】また、天幕部200の組立ておよび分解に
際し、天幕部200の一部ないし全部を、作業を行なう
ことに適した高さに吊り上げることができるので、足場
を組むこと無く作業が行なえる。その結果、平地で組立
て/分解作業ができることになり、作業が容易であり、
作業員に負担をかけないので、能率的に作業が行なえ
る。しかも、危険性が少なくなる。また、足場を組むた
めの作業が不要であり、工期がそれだけ短くできる。
【0098】しかも、ドアユニットについても、容易に
移動させることができるので、作業が容易で、少ない機
材および人員で組立て/分解が可能となる。また、ドア
ユニットは、それ自身で自立できるので、他に支えを必
要としない。そのため、支える能力を有しないシールド
クロスについても取り付けが可能となる。そして、補強
材が設けられているので、ドアを開閉しても、ドア枠が
揺れたり、倒れたりすることが防止される。
【0099】さらに、本実施例は、上述したように、シ
ールドクロスに取付け金具222を設けると共に、チャ
ネル材211cを設けてあるので、シールドクロス22
0を、チャネル材211cと共に、ねじ止めすることに
より、簡単な手順で、しかも、だれにでも、定められた
性能を保持して、シールドクロス220による電磁遮蔽
構成体を構築することができる。また、分解も、容易に
行なえる。
【0100】このように、本実施例の電磁遮蔽材によ
り、電磁遮蔽空間を構成すると、通気性がよいので、空
調、通風装置を特別に必要としない。また、光が透過し
やすいので、照明を内部に設けなくともよい。さらに、
可撓性のあるシールドクロスを用いているので、搬送お
よび保存が容易である。そして、本実施例で用いられて
いるシールドクロスが、シート状遮蔽材を2枚重ねたも
のである場合、上記したように、メッシュ材でありなが
ら、金属板1枚の場合と同等以上の優れた遮蔽性能が実
現できる。なお、メッシュ材の枚数をさらに増加させれ
ば、さらに優れた遮蔽性能が期待できる。
【0101】なお、上記実施例では、吊り構造部300
を有する例を示したが、本発明は、これに限定されな
い。吊り構造を持たない電磁遮蔽空間公正たいにも適用
できることはいうまでもない。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば、通常の金属製のドアを
取り付けた天幕状電磁遮蔽空間構成体を実現できる。そ
の場合に、電磁波の漏洩が防止され、高性能を維持でき
る。
【0103】また、大型化しても、接合箇所が増加せ
ず、電磁波の漏れが少ない電磁遮蔽空間構成体を実現で
きる。
【0104】さらに、本発明によれば、組立て、分解が
容易で、短期間に工事でき、施工コストの低減が期待で
きる。さらに、通気性および可撓性があり、かつ、遮蔽
性能が優れた電磁遮空間構成体が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁遮蔽空間構成体の一実施例の構成
を示す斜視図。
【図2】本発明で用いられるシールドクロスの電磁遮蔽
材である電磁波遮蔽用織布の一例を示す部分拡大図。
【図3】上記実施例で用いられる電磁遮蔽材であるシー
ルドクロスの一例を示す斜視図。
【図4】上記実施例において、梁へのシールドクロスの
取付けとワイヤ連結具の取付けの構造の一例を模式的に
示す断面図。
【図5】上記実施例において、梁へのシールドクロスの
取付けとワイヤ連結具の取付けの構造の他の例を模式的
に示す断面図。
【図6】上記図5に示すワイヤ連結具の取付け例を側面
から示す部分側面図。
【図7】上記実施例において、シールドクロスの床体へ
の取付け構造の一例を示す斜視図。
【図8】上記実施例において、シールドクロスの柱への
取付け構造の一例を示す斜視図。
【図9】従来の電磁遮蔽空間の例を示す斜視図。
【図10】従来の電磁遮蔽空間の例を示す斜視図。
【図11】本発明において用いることができるドアユニ
ットの取付け位置の一例を示す説明図。
【図12】本発明において用いることができるドアユニ
ットの一実施例の正面側構造を示す正面図。
【図13】上記ドアユニットの構成を示す縦断面図。
【図14】上記ドアユニットの床体への取付け状態を示
す説明図。
【図15】上記ドアユニットと床体との間のシールド構
造を示す断面図。
【図16】上記ドアユニットのドアとドア枠とのシール
ド構造を示す断面図。
【図17】上記ドアユニットのキャリヤ部分の構造を示
す要部拡大図。
【図18】上記ドアユニットのドア枠への天幕部のシー
ルドクロスの取付け構造を示す斜視図。
【図19】本発明において用いることができる排気ダク
トの一例を示す断面図。
【図20】上記排気ダクトの分解斜視図。
【符号の説明】
100…床体、200…天幕部、210…フレーム材、
211…柱、211b,212b…ボルト、211c、
212c…チャネル材、212…梁、220…シールド
クロス、222…取付け金具、240…ドアユニット、
241…ドア枠、242…取付け部、243…ドア、2
45…底板、246…キャリヤ、248…補強材、25
0…フィルタパネル、260…排気ダクト、300…吊
り構造部、301…ワイヤ連結具、310,340…ワ
イヤ、320,350…滑車、351,352,353
…巻き上げ/固定機構、354…巻き上げ機構。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁遮蔽機能を持つ床体と、この上に設け
    られる天幕部とで構成され、 前記天幕部は、外形を構成するフレームと、これに取り
    付けられる、電磁遮蔽機能を持つ電磁遮蔽材とで構成さ
    れ、 前記天幕部の少なくとも1の面に、自立可能なドアユニ
    ットを配置し、該ドアユニットの外周に、前記電磁遮蔽
    材を密着して構成されることを特徴とする電磁遮蔽空間
    構成体。
  2. 【請求項2】請求項1において、ドアユニットは、 底板と、その上に置かれるドア枠と、ドア枠内に開閉自
    在に取り付けられるドアとを少なくとも有する電磁遮蔽
    空間構成体。
  3. 【請求項3】請求項2において、底板は、その下部に、
    キャリヤを出没可能に有する電磁遮蔽空間構成体。
  4. 【請求項4】請求項2または3において、 床体は、その一部に凹部を有し、 ドアユニットは、その底板の一部を、前記凹部に嵌め込
    んで設置される電磁遮蔽空間構成体。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4において、 前記電磁遮蔽材は、ドアユニットを配置する部分に、そ
    の形態にあわせて予め切欠きを設けてある電磁遮蔽空間
    構成体。
  6. 【請求項6】電磁遮蔽空間構成体の開口部として用いら
    れるドアユニットであって、 底板と、その上に置かれるドア枠と、ドア枠内に開閉自
    在に取り付けられるドアとを少なくとも有し、かつ、底
    板上に、ドア枠を支える補強材をさらに備えることを特
    徴とするドアユニット。
  7. 【請求項7】請求項6において、底板は、その下部に、
    キャリヤを出没可能に有するドアユニット。
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