JPH07178353A - 静電粉体塗装装置 - Google Patents

静電粉体塗装装置

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JPH07178353A
JPH07178353A JP32901393A JP32901393A JPH07178353A JP H07178353 A JPH07178353 A JP H07178353A JP 32901393 A JP32901393 A JP 32901393A JP 32901393 A JP32901393 A JP 32901393A JP H07178353 A JPH07178353 A JP H07178353A
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Masahiro Yamamoto
雅洋 山本
Nobuo Furuya
信夫 古谷
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Chichibu Onoda Cement Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉体の搬送中に摩擦損のある空気圧力を利用
することなく、粉体の供給量の調整が容易で、かつ高速
で平板状の被塗物に塗装をすることができる静電粉体塗
装装置を提供する。 【構成】 塗装用粉体Fを搬送する粉体搬送装置(2)
と、この粉体搬送装置(2)を離脱する粉体Fをイオン
化するイオン化手段(7,8)と、粉体Fが静電塗装さ
れる平板状被塗物Aを搬送する被塗物搬送装置(3)と
からなる静電粉体塗装装置において、前記粉体搬送装置
(2)が、粉体の厚さ平均化装置(5)と、粉体を離脱
させるための離脱手段(15)とを有する、絶縁材料製
コンベヤからなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電粉体塗装装置に
関し、特に、塗装用粉体を搬送する粉体搬送装置と、こ
の粉体搬送装置を離脱する粉体をイオン化するイオン化
手段と、このイオン化手段によりイオン化された粉体が
静電塗装される平板状被塗物を搬送する被塗物搬送装置
とからなる静電粉体塗装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の静電粉体塗装装置は、被塗物搬送
装置、すなわちベルトコンベヤにより搬送される平板状
被塗物に、並列して設置した多数の静電塗装ガンを使用
してイオン化された粉体を噴霧して塗装している(例え
ば、特開昭64ー4272号公報参照。)。この場合、
静電粉体塗装の塗装膜の厚さは粉体の噴霧量に依存し、
粉体搬送装置により搬送する粉体の量は正確に調整され
る必要がある。しかしながら、粉体は静電塗装ガンに連
なる搬送管中を空気圧力により送られるので、搬送中の
摩擦損が大きいばかりでなく、多数の静電塗装ガンに均
一な量の粉体を送ることは困難である。今日まで、この
困難を克服するために種々の粉体の搬送量の測定、制御
装置が提案され、例えば、粉体の導入前と導入後の圧力
差により粉体の流量を測定し、制御する方法(例えば、
特公平3ー7045号公報参照。)などが既に実施さ
れ、各静電塗装ガン毎に連なる搬送管に設置されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、多数の静電塗装ガンを利用する静電粉体塗装装
置にあっては、粉体の搬送距離や搬送管の内面なども微
妙に異なり、各静電塗装ガンの調整に時間を要し、特
に、幅広の被塗物に対しては、均一に塗装することが難
しく、かつ、塗装速度を上げようとすると(例えば、4
0〜60mに上げると)、使用する静電塗装ガンの数を
さらに増やす必要があり、それらの調整に作業時間を要
するばかりでなく、設備費も膨大となり、現在において
は、4〜10m/minの塗装速度で実施されているの
が現状である。
【0004】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、粉体の搬送中に摩擦損のある空
気圧力を利用することなく、粉体の供給量の調整が容易
で、かつ高速で平板状の被塗物に塗装をすることができ
る静電粉体塗装装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、塗装用粉体を搬送する粉体搬送装置
と、この粉体搬送装置を離脱する粉体をイオン化するイ
オン化手段と、粉体が静電塗装される被塗物を搬送する
被塗物搬送装置とからなる静電粉体塗装装置において、
前記粉体搬送装置が、粉体の厚さ平均化装置と、粉体を
離脱させるための離脱手段とを有する絶縁材料製のコン
ベヤから構成されたものである。
【0006】なお、粉体搬送装置および/または被塗物
搬送装置が駆動速度調節装置を有することが塗装厚さの
調節に有利である。また、平均化装置の下流に、粉体の
固定化手段を配設するのが粉体搬送装置からの粉体の離
脱を制御する上で好ましい。さらに、粉体搬送装置を多
孔質のコンベヤとすることにより、粉体のコンベヤから
の離脱を有利に行うことができる。
【0007】離脱手段を除電器とすることができる。ま
た、離脱手段を、直流電圧を重畳した電界カーテンから
なるイオン化手段と一体に構成することにより、全体の
構成を簡単にすることができる。
【0008】
【作用】粉体搬送装置である絶縁材料製のコンベヤが、
粉体の厚さ平均装置と、粉体を離脱させるための離脱手
段とを有し、粉体搬送装置上の粉体を、例えば、平板状
被塗物への予定塗装厚さの10数倍の厚さに平均化し、
この粉体をイオン化して、粉体搬送装置の10数倍の速
度で走行する被塗物搬送装置によって搬送される平板状
被塗物に塗着させるもので、粉体搬送装置の走行速度を
大幅に向上させることができるものである。
【0009】平板状被塗物に対する粉体の塗着厚さは、
粉体搬送装置と被塗物搬送装置との相対速度をそれらの
駆動速度調節装置で変更することにより調節することが
できる。また、粉体搬送装置を多孔質のコンベヤとする
場合には、粉体のコンベヤからの離脱手段として、圧縮
空気の内側からの吹き出しによることができるばかりで
なく、色替の際の清掃において、圧縮空気の内側からの
吹き出しによりコンベヤの清掃を行うことができて能率
的である。
【0010】粉体搬送装置からの粉体の離脱は、除電器
により粉体の静電気を除去することにより容易に行うこ
とができる。なお、離脱手段を、直流電圧を重畳した電
界カーテンからなるイオン化手段と一体に構成する場合
には、全体の構成を簡略化することができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に示された静電
粉体塗装装置について説明する。なお、図中、同一また
は相当部分には同一符号が付されている。
【0012】図1において、静電粉体塗装装置は、粉体
供給装置1、粉体搬送装置である上部コンベヤ2、被塗
物搬送装置である下部コンベヤ3、図示されない焼付炉
内へ被塗物Aを搬送する焼付用コンベヤ4、さらに、上
部コンベヤ2に備えられた粉体Fの厚さtを平均化する
厚さ平均化装置5、粉体Fをイオン化して上部コンベヤ
2に固定するための粉体固定手段である高電圧装置6お
よびイオン化手段であるコロナピン7を有するイオン化
手段8とから構成されている。
【0013】粉体供給装置1は、通常のホッパーであ
り、定量の粉体を連続的に供給できるものである。上部
コンベヤ2は、絶縁材料、例えば、織布を芯とし、ゴム
で被覆した伸縮性のないものであり、駆動ローラ9、ガ
イドローラ10,11により支持され、矢印の方向に回
動速度v1で駆動ローラ9により駆動されるものであ
る。駆動ローラ9の駆動装置(図示しない)は、図示し
ない駆動速度調節装置を備えている。したがって、この
上部コンベヤ2は必要な速度に変速されることができ
る。
【0014】上部コンベア2には、粉体供給装置1に近
接して粉体Fの厚さtを一定にするために、厚さ平均化
手段5が設けられ、この厚さ平均化手段5は、図2に示
されるように、プレート状の堰体12とこの堰体12の
図示しない支持装置とからなっている。この堰体12
は、また、図3のAの断面図およびBの正面図に示され
るように、必要に応じて下端に整流部13aを有する堰
体13に代えることができる。これらの堰体12,13
の支持装置は、堰体12,13の下端と上部コンベヤ2
との間隔を調節することができる。また、堰体12に代
えて、図4のAの側面図およびBの斜視図に示されるよ
うに、周囲に複数の環状リブ14aを備えたローラ14
とすることもできる。この場合には、ローラ14の回転
速度は上部コンベヤの回動速度v1より遅く設定され
る。なお、ローラ14もまたその高さを調節できるよう
に支持される。
【0015】6は上部コンベヤ2の上方に配置された高
電圧装置であり、高電圧電源6aからの電流により電界
をつくり、粉体に電荷を帯電させ、上部コンベヤ2上に
固定するものである。ガイドローラ10の下方には、イ
オン化手段である、高電圧電源につながる帯電用電界装
置8が設けられ、粉体の上部コンベヤ2からの落下部に
は、この電界装置8の多数のコロナピン7が、ガイドロ
ーラ10と平行に間隔を置いて配置されている。
【0016】なお、ガイドローラ10の内部には、ロー
ラ状の除電器15が配置され、上部コンベヤ2上で固定
されている粉体Fの電荷を除き、粉体Fの上部コンベヤ
2からの離脱を容易にしている。粉体Fの上部コンベヤ
2からの離脱は除電気による自然落下を始め、スクレー
パーを利用することもできる。
【0017】電界装置8は、図5に示されるように、高
電圧直流電源16に交流変換器17を介してつながる直
径2〜5mmのロッド18a,18bをガイドローラ1
0中に配置し、直流電圧を重畳して電界カーテンを形成
するものであり、粉体は除電されるとともに、落下の際
に空中においてイオン化されて分散する。図6に示され
るように、ガイドローラ10の下流に補助ガイドローラ
10aを設け、両ローラ10と10aの間にロッド18
a,18bを配置し、さらに、その中間にコロナピン7
を配置して、両ロッド18aと18bによって形成され
る電界カーテン内における粉体のイオン化を確実とする
ことができる。
【0018】粉体搬送装置1が多孔質のコンベヤベルト
2’で構成される場合には、図7に示されるように、コ
ンベヤ2’の内側に、ガイドローラ10に沿って間隔を
置いて配置した多数の圧縮空気吹出管19から圧縮空気
を吹き出すことにより粉体Fを上部コンベヤ2’から離
脱させることができる。なお、粉体のイオン化のための
コロナピン7は、圧縮空気吹出管19内に配置すること
もできるが、図8に示されるように、上部コンベヤ2’
の外側で圧縮空気吹出管19と対応する粉体の落下位置
に設置される。なお、各図において、20は接地線であ
る。
【0019】上述の各実施例によれば、電界装置のロッ
ドピン18a,18bに約80Kボルトの高圧電流を流
すと、粉体はイオン化されてよく分散し、平板状の被塗
物Aの表面に均一に塗着した。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、粉体の搬送装置を、
粉体の厚さ平均化装置と、粉体を離脱させるための離脱
手段とを有する、絶縁材料製のコンベヤから構成したの
で、粉体の搬送の際に摩擦損のようなエネルギーの損失
がなく、被塗物の搬送を非常に高速化して静電塗装をす
ることができる。したがって、塗装能率を著しく向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の実施例である静電粉体塗装装
置を示す概略説明図である。
【図2】図2は図1の静電粉体塗装装置の厚さ平均化装
置の要部を示す断面図である。
【図3】図3のAおよびB図は、それぞれ厚さ平均化装
置の他の例の要部断面図および正面図である。
【図4】図4のA及びB図は、それぞれ厚さ平均化装置
のさらに他の例の側面図および斜視図である。
【図5】図5は図1の静電粉体塗装装置の離脱手段およ
びイオン化手段を示す概略説明図である。
【図6】図6は図5の離脱手段およびイオン化手段の変
形例を示す概略説明図である。
【図7】図7はコンベヤが多孔質である場合の離脱手段
とイオン化手段を示す概略説明図である。
【図8】図8は、図7と同様に、コンベヤが多孔質であ
る場合の他の離脱手段とイオン化手段を示す概略説明図
である。
【符号の説明】
1 粉体供給装置 2 粉体搬送装置 3 被塗物搬送装置 4 焼付用コンベヤ 5 厚さ平均化装置 6 固定化手段 7 コロナピン 8 イオン化手段 9 駆動ローラ 10,11 ガイドローラ 12、13 堰体 14 ローラ 15 除電器 16 高電圧電源 17 交流交換器 18a,18b ロッド 19 吹出管 20 接地線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装用粉体を搬送する粉体搬送装置と、
    この粉体搬送装置を離脱する粉体をイオン化するイオン
    化手段と、粉体が静電塗装される平板状被塗物を搬送す
    る被塗物搬送装置とからなる静電粉体塗装装置におい
    て、前記粉体搬送装置が、粉体の厚さ平均化装置と、粉
    体を離脱させるための離脱手段とを有する、絶縁材料製
    コンベヤからなることを特徴とする静電粉体塗装装置。
  2. 【請求項2】 前記粉体搬送装置および/または被塗物
    搬送装置が駆動速度調節装置を有することを特徴とする
    請求項1記載の静電粉体塗装装置。
  3. 【請求項3】 前記平均化装置の下流に、粉体の固定化
    手段を配設したことを特徴とする請求項1または2のい
    ずれかに記載の静電粉体塗装装置。
  4. 【請求項4】 前記粉体搬送装置が多孔質の絶縁材料製
    コンベヤからなることを特徴とする請求項1から請求項
    3のいずれか1項に記載の静電粉体塗装装置。
  5. 【請求項5】 前記離脱手段が除電器からなることを特
    徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の静電粉
    体塗装装置。
  6. 【請求項6】 前記離脱手段が、直流電圧を重畳した電
    界カーテンからなる前記イオン化手段と一体に構成され
    ることを特徴とする請求項1,2のいずれかに記載の静
    電粉体塗装装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016002493A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 薄膜静電塗装装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016002493A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 薄膜静電塗装装置

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