JPH07178855A - 滑り防止シ−ト材及びその製造方法 - Google Patents

滑り防止シ−ト材及びその製造方法

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JPH07178855A
JPH07178855A JP34532493A JP34532493A JPH07178855A JP H07178855 A JPH07178855 A JP H07178855A JP 34532493 A JP34532493 A JP 34532493A JP 34532493 A JP34532493 A JP 34532493A JP H07178855 A JPH07178855 A JP H07178855A
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JP
Japan
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resin
fabric
water repellent
sheet material
sheet
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JP34532493A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kaki
博 垣
Masami Baba
政美 馬場
Tsutomu Nakamichi
勉 中道
Toshiharu Wakae
俊治 輪替
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KANBOU SOFUTETSUKU KK
Original Assignee
KANBOU SOFUTETSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 繊維性基布等の表面に比較的均等な凸部高さ
の突起樹脂体を点在突設した滑り防止シ−ト材及びその
製造方法を提供する。 【構成】 繊維性基布等の基材シ−トの表面に予め展着
剤を含有した樹脂撥水剤配合物で含浸法、塗布法又は噴
霧法により処理した後、アクリル系樹脂又はポリウレタ
ン樹脂等の樹脂エマルジョン組成物を用い、ロ−タリ−
スクリ−ン法によりドット型付コ−ティングを施した
後、乾燥、熱処理を行なう。 【効果】 基材シ−トに予め樹脂撥水剤配合物による前
処理を施す為、比較的均等な凸部高さ及び強固に接着さ
れた突起樹脂体が得られ、柔軟性並びに撥水性と併せ、
乾湿度条件の耐久性並びに洗濯適性を有し、滑り防止効
果を発揮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は滑り防止シ−ト材、及び
その製造方法に係り、さらに詳しくは繊維性基布又は不
織布、フエルト、紙等の基材シ−トが展着剤を含有する
樹脂撥水剤配合物により、予め含浸法、塗布法又は噴霧
法により処理され、その少なくとも片面に互いに間隔を
おいて比較的均等な凸部高さの突起樹脂体を点在突設せ
しめた滑り防止シ−ト材、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カ−ペット、玄関マット、バスマ
ット等の敷物を敷いた場合、或いはチキンマット等を置
いた場合、その位置がずれたり或いはその上を人が歩行
する際に敷物が滑って移動し、特に高齢化時代では人の
転倒も発生し易い環境にあり、或いは物を持ったり食器
等の持ち運びで僅かの傾斜で容易に滑り動いて転落し易
く食器が滑動する等の欠点が日常屡々発生している。こ
のような難点を防止するため、裏面に粘着性をもった材
料による防滑加工、摩擦係数が大きいゴム様柔軟材、或
いは弾性発泡シ−トや樹脂ラテックスで被覆されたシ−
ト材料等を用い、これによってシ−ト状材料の裏面の摩
擦抵抗を増大させる加工等が行なわれている。たとえば
特開昭48−89525号、特公昭55−12251号
公報等では、ネット状基布の糸条を被覆した含泡弾性被
覆層を設けたシ−ト材料の辷り防止用下敷ネット、或い
は実公平4−9886号公報ではメッシュ状基布の経緯
方向の各糸条の交差部を包封接合する疣状突起を形成し
た気泡含有弾性樹脂層を設けた下敷メッシュシ−ト、さ
らに実公平3−29301号では柔軟で通気性の基材の
両面に硬度80以下の合成樹脂主体の付着体を間欠的な
パタ−ン状に付着させたシ−ト材、或いは実開平5−6
0832号公報では繊維材からなる基材上にポリアクリ
ル樹脂又はポリウレタン樹脂による発泡・表面凹凸樹脂
皮膜層、及び更に該発泡・表面凹凸樹脂皮膜層を覆う粘
性の高いトップコ−ト層を設けたシ−ト等、多くの提案
がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ば弾性発泡シ−トは、それ自体の強度が低く且つ嵩高で
ある為、その用途やサイズ等が限られ、また樹脂ラテッ
クスで被覆されたネット状シ−トは防滑効果が十分でな
い難点がある。さらに発泡塩化ビニ−ル樹脂等を使用し
て含泡弾性被覆層を形成した際、該被覆層中の可塑剤の
滲出や移行により汚れ易い欠点があり、或いはゴムや面
フアスナ−等のように外観、風合いや洗濯適性に劣るも
の等はその用途に制限を受ける。さらに、たとえばマイ
クロカプセル状の発泡剤含有の被覆層では一般に変形に
対する自由度が高く、その表面が凹凸状態であるなど複
雑な表面を有するため摩擦抵抗が高いとはいえ、乾湿度
条件の経時変化や被覆層自体の堅牢性が劣り、更に風合
い洗濯適性等に問題がある。また前記実開平5−608
32号のごとく発泡・表面凹凸樹脂皮膜層を設けたシ−
トでは、表面凹凸状態により表面における滑り易さは改
善されるが、外観が劣り特に薄地や硬い平滑表面のトレ
−の如き日用品等では平坦性が損なわれ易い。また、一
般に防滑材料では、樹脂体或いは樹脂皮膜、付着体等が
用いられ、発泡或いは非発泡、或いは溶剤型等が採択さ
れるが、例えば発泡溶剤タイプでは含泡弾性質による防
滑効果を顕著であるとしても熱処理後の凸部の窪み陥落
現象、或いは造膜の耐久性が劣り、またマイクロカプセ
ルによる発泡分散むら、溶剤型では取扱、作業環境等の
他、形成された突起樹脂体や膨隆部が剥離脱落し易い等
の問題がある。このように滑り防止の必要性に関心が寄
せられているが、その用途、適性或いは製法からみても
未だ満足すべきものではない。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
め、本発明は、織布、編布等の繊維性基布、又は不織
布、フエルト、紙等からなる基材シ−トがアクリル酸エ
ステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エチレン酢酸ビニ−ル
樹脂、メラミン系樹脂、塩化ビニ−ル系樹脂等から選ば
れた展着剤を含有する樹脂撥水剤配合物により予め含浸
法、塗布法又は噴霧法により処理されており、かつ前記
処理された該基材シ−トの少なくとも片面にアクリル系
樹脂又はポリウレタン樹脂、エチレン酢酸ビニ−ル樹脂
等の一種又は二種以上からなる樹脂エマルジョン組成物
により、互いに間隔を置いて分布され且つ比較的均等な
凸部高さの突起樹脂体を点在突設したことを特徴とする
滑り防止シ−ト材、及びその製造方法を提供するもので
ある。
【0005】本発明の滑り防止シ−ト材は、織布、編布
等の繊維性基布、又は不織布、フエルト、紙、或いはフ
ィルムシ−ト、コ−ティング布地等からなる基材シ−ト
と、該基材シ−トが展着剤を含有する樹脂撥水剤配合物
により予め予め含浸法、塗布法又は噴霧法により処理さ
れており、かつ前記処理された該基材シ−トの少なくと
も片面に、アクリル系樹脂又はポリウレタン樹脂、エチ
レン酢酸ビニ−ル樹脂等の一種又は二種以上からなる樹
脂エマルジョン組成物により、互いに間隔を置いて分布
し、かつ適度の弾性を有し比較的均等な凸部高さの突起
樹脂体を点在突設した柔軟性、撥水性及び乾湿度条件の
耐久性を有する滑り防止シ−ト材によって達成される。
本発明で有用な基材シ−トは、天然繊維、例えば木綿、
麻等、無機繊維、例えば硝子繊維、炭素繊維等、再生繊
維、例えばビスコ−スレイヨン等、合成繊維、例えばナ
イロン6、ナイロン66、ポリエステル繊維、芳香族ポ
リアミド繊維、アクリル系繊維、ポリオレフィン繊維
等、からなる織布、編布等の繊維性基布、または不織
布、フエルト、紙等、或いはフィルムシ−ト、コ−ティ
ング布地等からなる基材シ−トから選ぶことができる
が、基材シ−トとして適度の柔軟性、並びに通気性を有
するものが特に好ましい。
【0006】基材シ−トに予め予め含浸法、塗布法又は
噴霧法により処理される樹脂撥水剤配合物は、アクリル
酸エステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エチレン酢酸
ビニ−ル樹脂、メラミン系樹脂、塩化ビニ−ル系等の一
種又は二種以上から選ばれた展着剤、並びに撥水剤、架
橋剤等からなる配合物を用いることができる。前記展着
剤は該基材シ−トとの接着強度の向上、即ち、該基材シ
−トに突起樹脂体を強固に付着せしめる為、樹脂突起体
の樹脂組成物と相互に親和性、即ち十分な界面接着力を
有するものが適当であり、また撥水剤は滑り止めシート
として望ましい撥水性の付与にある。さらに該突起樹脂
体を形成する樹脂エマルジョン組成物と基材シ−トとの
接着性については、樹脂相互間の親和性の採択と併せ、
繊維性基布等の表面状態が、特に毛羽立ち等のロータリ
ースクリーン法によるドット型付処理で妨げとなる場合
を除き、該基材シートが或る程度の表面凹凸状態の場
合、樹脂エマルジョン組成物のドット型付コ−ティング
に際し足掛かりを得やすく更に相互間の接着強度は向上
する。また上記樹脂撥水剤配合物による処理は、含浸法
に限らず、塗布法又は噴霧法により、両面又は片面のい
ずれでも実施できる。
【0007】本発明において、前記基材シ−トに固着形
成せしめる突起樹脂体は、互いに間隔を置いて点在突設
した分布型であって、かつ比較的凸部高さが均等で適度
の弾性を有する突起樹脂体からなり、柔軟性並びに撥水
性と併せて、乾湿条件の耐久性を有する滑り防止シ−ト
を構成したものである。前記突起樹脂体には、アクリル
系樹脂又はウレタン樹脂、エチレン酢酸ビニ−ル樹脂等
の一種又は二種以上から選ばれた樹脂、並びに架橋剤、
顔料、増粘剤、撥水剤等の混合からなる樹脂エマルジョ
ン組成物を用い、ロ−タリスクリ−ン法によりドット型
付コ−ティングし、乾燥、熱処理を行うことにより形成
される。該突起樹脂体は、繊維性基布等の基材シ−ト、
並びに展着剤を含有する樹脂撥水剤配合物による前段処
理、及び防撥水剤配合物と十分な親和性、界面接着力を
有する樹脂エマルジョン組成物、並びにその液粘度、ス
クリ−ンメッシュ数、スキ−ジ−ブレ−ドの取付位置等
の組み合わせによって好適に実施される。
【0008】本発明の滑り防止シ−ト材は、特に非含発
泡剤処理、並びに非溶剤処理、例えば、水性樹脂マルジ
ョン−非溶剤型を採択し、繊維性基布等の基材シ−トの
表面に予め展着剤を含有する樹脂撥水剤配合物処理によ
り前記突起樹脂体を形成する樹脂エマルジョン組成物の
しみ込みや流れ込みの防止、並びに適度の柔軟性と撥水
性を付与と共に、相互親和性を有する樹脂マエルジョン
組成物の採択により達成される。これによって基材シ−
トと突起樹脂体との強固な密着効果が得られ、可撓性や
皮膜強度、さらに乾湿条件の耐久性等においても適当で
ある。また前記突起樹脂体は繊維性基布等の基材シート
の片面のみならず、被支持体に摩擦接触し、支持体と被
支持体との間に介挿するごとき用途では、両面に設ける
こともできる。さらに、該突起樹脂体の保形性、更に適
度の撥水性、及び乾湿条件での耐久性を備えているた
め、たとえば台所キッチンマットの如き用途にも適し、
また表面剥離、脱落防止の表面被覆処理やトップコ−ト
層の形成のごとき処理を特に必要としない。なお、比較
的均等な凸部高さとは、形成される円弧膨隆状の突起樹
脂体の付着位置は、基材シ−トの表面が凹凸状態の場
合、完全に横並びの水平線上に配列されたものでなくて
も、本発明の基材シ−トは樹脂撥水剤配合物により含浸
処理等がなされ、該突起樹脂体も親和性を有する樹脂エ
マルジョン組成物と併せ、スクリ−ンシリンダ−の網目
より樹脂が所定量吐出される限り、若干の基材シ−トの
表面の凹凸状態、及び付着位置の部分的な差は許容され
ることを意味する。
【0009】
【作用】本発明の構成では、繊維性基布等の基材シ−ト
の表面に、展着剤を含有した樹脂撥水剤配合物による前
処理を施し、突起樹脂体を互いに分散して比較的均等な
凸部高さを形成するため、ロータリースクリーン法によ
るドット型付コ−ティングの際、樹脂エマルジョン組成
物のしみ込みや流れ込み、並びに突起樹脂体の凸部高さ
の不揃いとなるのを防止し、併せて該樹脂撥水剤配合物
と相互に親和性を有する樹脂の選択により、適度の撥水
性付与と併せて接着性を向上せしめ、表面に強固に付着
するように働く。また、本発明の構成では、非含発泡
剤、かつ水性樹脂エマルジョン組成物を用い、基材シ−
トの表面に突起樹脂体を点在突設せしめるため、含発泡
剤処理或いは溶剤使用に伴う障害を回避でき、適度の柔
軟性及び撥水性と併せて、突起樹脂体の保形性、及び乾
湿条件での耐久性を有し、実質的に均等な凸部高さ、並
びに強固な接着性を持った滑り防止シ−ト材が得られる
ように働く。
【0010】図1は、本発明の滑り防止シ−ト材の一例
を示す断面模式説明図であり、繊維性基布2からなる基
材シ−ト3の片面に、互いに間隔をおいて点在突設され
た突起樹脂体4が固着形成され、図1の断面模式説明図
で示すように凸部が湾曲円弧状で付着部が稍横方向に拡
がった突起樹脂体4が点在突設されている。該繊維性基
布2は予め展着剤を含有する樹脂撥水剤配合物により前
処理され、次いで前記配合物と親和性を有する樹脂エマ
ルジョン組成物5を用い、ロータリースクリーン法によ
るドット型付コ−ティング後、乾燥、熱処理が施され、
比較的均等な凸部高さaの突起樹脂体4が互いに間隔を
おいて多数分布突設され、基材シ−ト3の表面に強固に
付着せしめられた滑り防止シ−ト材の構成となってい
る。
【0011】図2は、本発明の滑り防止シ−ト材の製造
方法を実施する為のスクリ−ン張設シリンダ−の要部構
成を示す断面説明図、即ちロ−タリ−スクリ−ン法によ
るドット型付コ−ティング装置であり、図3は本発明の
製造工程を示す概略説明図である。図中、6は中空円筒
状のドット型付メッシュを装着したスクリ−ン張設シリ
ンダ−、7はバックプレッシャ−ロ−ラ−、8はスキ−
ジ−機構、9は振動スキ−ジ−、14はスキ−ジ−ブレ
−ド、18は乾燥機、19は熱処理機、21は巻取機で
ある。前記スクリ−ン張設シリンダ−6の外周壁には、
ニッケル金属素材で電鋳法により製作されたスクリ−ン
メッシュ10が張設されており、該メッシュ10は図4
の断面拡大説明図で示すように、小孔を均一に配列する
ため開口部15は内側から外側に対して拡角状に広がっ
ており、型付コ−ティングの際の流動圧は樹脂エマルジ
ョン組成物5が繊維性基布2の基材シ−ト3に到達する
迄に感圧する構成となっている。該メッシュ10の開口
部15の形状は多角形状、たとえばペンタ・スクリ−ン
を用いることができる。また、メッシュ数はランニング
インチ間の孔の数で決められ、メッシュ数が多くなれば
孔の径は小さくなりシャ−プ性は高くなるが、一方樹脂
エマルジョン組成物5の塗布量は少なくなる。また、上
記スクリ−ンメッシュ10は、外側に向けて広く拡角状
とした構成において、更に樹脂エマルジョン組成物5の
貯留部13の窪孔容積を大きくするため該メッシュ10
の外側端面に適宜厚みを有するプラスチック素材11を
接着剤により接着した積層部12を形成し、窪孔容積、
つまりスクリ−ン張設シリンダ−の厚みを深くし、樹脂
エマルジョン組成物5の吐出の量を調節した構成とする
ことができる。これによって前記貯留部13の窪孔容積
に見合った樹脂エマルジョン組成物5がスキージ−ブレ
−ド14により押し込み吐出され、該基材シ−ト3の表
面に供給された後、型付コ−ティングが行なわれる。従
って、基材シ−ト3の表面に形成される突起樹脂体4の
膨隆形態、及び凸部高さaは実質的にスクリ−ン張設シ
リンダの厚み、つまり所定の樹脂組成物の量が圧出され
る窪孔容積によって決まる。
【0012】図3において、予め本発明での樹脂撥水剤
配合物により前処理された繊維性基布2からなる該基材
シ−ト3は、運搬車20よりロ−ルガイダ−21並びに
誘導ローラ−22を経て、前記スクリ−ン張設シリンダ
−6、及び相対向するバックプレッシャ−ロ−ラ−7の
位置迄運ばれ、スクリ−ン張設シリンダ−6の内側に取
付けられたスキ−ジ−機構8により、該シリンダ−6に
穿設の貯留部13の窪孔容積に見合った樹脂エマルジョ
ン組成物が該基材シ−ト2の表面に圧出されて型付コ−
ティングが施される。次いで、誘導ロ−ラ−23で運ば
れ、乾燥機16を経て熱処理機17で熱処理が施され、
さらに冷却シリンダ−18を通り、巻取機19で巻き取
られる。前記スクリ−ン張設シリンダ−6に穿設された
貯留部13には、樹脂エマルジョン組成物5が所定量供
給され、該シリンダ−6の時計反対方向への回転と、バ
ックプレッシャ−ロ−ラ−7の間まで搬送されたとき、
予め前記樹脂撥水剤配合物により前処理された基材シ−
ト3の表面に、スキ−ジ−ブレ−ド14により圧出押し
込まれ、該貯留部13での深さ量だけ転移せしめてドッ
ト型付コ−ティングが施される。これによって突起樹脂
体4の膨隆形態、並びに凸部高さaが決定され、所望の
膨隆状態を持った突起樹脂体4が多数互いに間隔をおい
てあらゆる方向に分布され、該基材シ−ト3の表面に層
着され強固な密着性を持った滑り防止シート材が連続的
に製造される。
【0013】前記スクリ−ン張設シリンダ−6に穿設し
た貯留部13の深さは、ニッケル素材等の金属製スクリ
−ン・メッシュ10と、その外側端面に一体化して層着
するプラスチック素材11との総和で構成されるが、突
起樹脂体4の凸部高さの形成は、液粘度のほか、メッシ
ュ数、開孔率、開口孔形態、スキ−ジ−位置及び押さえ
圧等と関連するが、たとえば突起樹脂体4の凸部高さa
が最高約3mm以下、また滑り摩擦抵抗並びに外観、柔
軟性を備えた滑り防止シ−ト材として面積比は10%以
上、60%以下、15〜50%が適当である。図2にお
いて、9は振動スケ−ジ−であり、ロータリースクリー
ン法によるドット型付コ−ティングの場合、樹脂エマル
ジョン組成物5が連続運転時において該スクリ−ン張設
シリンダ−6の外周壁面に付着し易い為、振動スケ−ジ
−9を装着し、それに取付けた振動スキ−ジ−ブレ−ド
24によって連続的に付着樹脂エマルジョン組成物5を
摺動状態で掻き取り、該シリンダ−6の表面を好適な状
態に保持する。
【0014】上記のロータリースクリーンによるドット
型付コ−ティング後、該基材シ−ト3は、誘導ロ−ラ−
22を経て、乾燥機16へ送られ、乾燥機16を通過す
る時所定の温度に加熱されるように適宜温度制御装置に
よって乾燥機内温度が調節されている。次いで、前記処
理された該基材シ−ト3は熱処理機17へ導入され、熱
処理が行なわれ、該基材シ−ト3に型付コ−ティングさ
れた樹脂エマルジョン組成物からなる突起樹脂体4との
強固な接着が図られる。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する。 実施例1 ポリエステル・75dトリコット編物の基材シ−トを用
い、下記組成からなる展着剤を含有した樹脂撥水剤配合
物で含浸処理を行い、マングルで絞り率30%に絞った
後、乾燥した。以下配合量の数字は溶液%を示す。 樹脂撥水剤配合物 展着剤 アクリル酸エステル樹脂 H601(新中村化学工業株製) 5% メラミン系樹脂 ユ−ラミンT23(三井東圧化学株製) 2 架橋剤 有機アミン系 0.2 撥水剤 弗素系(七福化学株製) 0.5 次に、上記処理した基材シ−トを誘導ロ−ラ−を通して
スクリ−ン張設シリンダ−に搬送し、下記組成の樹脂エ
マルジョン組成物を粘度15000cpsに調製し、前
記シリンダ−スクリ−ンメッシュ(40メッシュ、菱形
ドット・パタ−ン状、スクリ−ンシリンダ−の厚さ約
0.4mm)の貯留部から押し出し、ロ−タリ−スクリ
−ン法によるドット型付コ−ティングを行なった。樹脂
固形分付着量は60g/m2 であった。以下数字は重量
部を表わす。 樹脂エマルジョン組成物 ポリウレタン系樹脂(固形分60%) 100部 NKレジン B−650(新中村化学工業株製) 架橋剤 イソシアネ−ト系(明成化学工業株製) 4 増粘剤 ポリアクリル酸系(大日本インキ化学工業株製) 着色剤(顔料) 1 次いで、誘導ロ−ルを経て、90〜100℃、90秒、
乾燥機で乾燥した後、さらに熱処理機へ導入して、16
0℃、60秒熱処理を施した。次に、冷却シリンダ−通
過せしめた後、巻取機に巻き取った。上記により得られ
た滑り防止シ−ト材は、適度の柔軟性、通気性並びに撥
水性を備え、水及びドライクリ−ニング適性を有し、添
加剤、可塑剤等の移行滲出もなく、拡大レンズ鏡で肉眼
視認しても、実質的に凸部高さの均等な円弧状の膨隆状
態の菱形パタ−ン状ドットが連続突設されており、凸部
高さaは約0.5mmであった。硬度は、JIS,硬度
計(J型)での測定で、85であり、面積比、即ち突起
樹脂体の基材シ−トに対する面積比率は、27%であっ
た。また、表面摩擦では、表面平滑な台板上に10cm
×10cmの試料を取り付け、その上に天秤分銅の30
0gを置き台板を傾斜させたときの滑動開始角度は約4
0度であった。このため摩擦接触せしめ横ずれ防止な
ど、座席クッション、椅子クッション等の用途に適して
いる。
【0016】実施例2 ポリエステル・スパンボンド不織布の基材シ−トを用
い、実施例1と同じ組成からなる樹脂撥水剤配合物で片
面に塗布処理を行なった。次に、前記前処理を施した基
材シ−トの片面に、下記組成からなる樹脂エマルジョン
組成物を用い、粘度13000〜15000cpsに調
製したものを実施例1と同様に、スクリ−ン張設シリン
ダ−(14メッシュ、三角状ドット・パタ−ン、スクリ
−ンシリンダ−の厚さ0.8mm)によるロ−タリ−法
でドット型付コ−ティングを行なった。樹脂固形分付着
量は、110g/m2 であった。 樹脂エマルジョン組成物 アクリル系樹脂(固形分65%) 1)酢酸ビニ−ル系樹脂(大日本インキ化学工業株製) 20部 2)アクリル酸エステル共重合樹脂(新中村化学工業株製) 80 架橋剤 イソシアネ−ト系(新中村化学工業株製) 4 増粘剤 ポリアクリル酸系(大日本インキ化学工業株製) 3 撥水剤 ワックス系(七福化学株製) 3 次いで、誘導ロ−ルを経て90〜100℃、120秒、
乾燥機で乾燥した後、さらに熱処理機へ導入して、17
5℃、80秒熱処理を施した。次に、冷却シリンダ−を
通過せしめた後、巻取機に巻き取った。上記により得ら
れた滑り防止シ−ト材は、拡大鏡で肉眼視認しても、実
質的に凸部高さaの均等な半円弧状の膨隆形態が間隔を
おいて、三角形ドット・パタ−ンの連続幾何学状で多数
点在突設されており、凸部高さaは実質的に約1mmで
あった。また硬度は85、面積比は32%であった。得
られた滑り防止シ−ト材は、発泡剤等を使用しておらず
添加剤や可塑剤等の移行汚れはなく、適度の柔軟性、通
気性と撥水性を備えており、特に接着強度にすぐれてい
る為、たとえばフィルム、ラバ−シ−ト等の密着しにく
い支持部材または被支持部材に適しており、水洗濯適性
を有するため生活関連分野のキッチンマットやバスマッ
ト、或いはレジャ−関連ではウエットス−ツの膝や肘等
の接触補強部として適している。
【0017】実施例3 ポリエステル長繊維織物ポンジ−(たて75d×よこ7
5d)の基材シ−トを用い、下記組成の樹脂撥水剤配合
物で含浸処理し、実施例1と同様に、マングルで絞り率
40%で絞った後、乾燥し、樹脂撥水剤配合物による前
処理を行なった 樹脂撥水剤配合物 展着剤 1)アクリル系樹脂 ボンロン270 (三井東圧化学株製) 6% 2)メラミン系樹脂 ユ−ラミンT23(三井東圧化学株製) 2 架橋剤 有機アミン系(三井東圧化学株製) 0.2 撥水剤 弗素系(七福化学株製) 0.6 次に、上記処理した基材シ−トを、誘導ロ−ラ−を通し
てスクリ−ン張設シリンダ−に搬送し、下記組成からな
る樹脂エマルジョン組成物を用い、該シリンダ−メッ数
40メッシュ、菱形ドット・パタ−ン、スクリ−ンシリ
ンダ−の厚差約0.4mmの貯留部から押し出し、ロ−
タリ−スクリ−ン法によるドット型付コ−ティングを行
なった。樹脂固形分付着量は65g/m2 であった。 樹脂エマルジョン組成物 1)アクリル酸系樹脂(固形分65%) 100.部 アクリル酸エステル共重合樹脂(新中村化学株製) 2)メラミン系樹脂(固形分60%) 4.0 ユ−ラミンT23(三井東圧株製) 架橋剤 有機アミン系 0.4 増粘剤 ポリアクリル酸系 2.0 撥水剤 弗素系(七福化学株製) 5.0 次いで、誘導ロ−ルを経て、90〜100℃、90秒、
乾燥機で乾燥した後、さらに熱処理機へ導入して、17
5℃、60秒熱処理を施した。次に、冷却シリンダ−通
過せしめた後、巻取機に巻き取った。得られた滑り防止
シ−ト材は、拡大鏡で肉眼視認しても、実質的に凸部高
さの均等な菱形ドット・パタ−ンの幾何学的格子状が連
続された半円弧状膨隆形態が間隔をおいて多数点在層着
されており、硬度80、面積比27%、凸部高さaは約
0.5mmであった。また接触摩擦は、実施例1と同様
のテストの結果、滑動開始角度約40〜45度であっ
た。上記シ−ト材は、不織布素材により通気性、柔軟性
を備え、更に適度の撥水性を有し、被支持体に摩擦接触
して支持体と被支持体の間のすべりを防止し、たとえば
室内用マット等の日用品の用途に適している。
【0018】ここで、たとえば本発明の滑り防止シ−ト
材と市販品との対比では、表面樹脂形成層の材質、形態
や凸部高さ、特に面積比等で指標基準が異なるため、得
られた実施例1乃至実施例3の試料と、未加工の基材シ
−トを比較試料とし、下記のような滑り摩擦抵抗値をテ
ストし比較した。試料サンプル30cm×30cmをベ
ニヤ板平板に止め具で固定し張りつけた後、天秤の分銅
に細い針金を巻付け、バネ測定具を横倒しにした状態で
使用する方法で、100g、200g、500gの荷重
をかけ、手前側にゆっくり引き寄せ、該バネ測定具の目
盛りを読み取り、これを滑り摩擦抵抗値として示した結
果は表1のとおりである。
【0019】
【表1】 表1に示すとおり、比較例(未加工品)でも分銅の重量
の増加によって若干数値が表れるが、本発明の滑り防止
シ−ト材は明らかに好ましい滑り止め効果を有するもの
である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明で得られる
滑り防止シ−ト材においては、繊維性基布等の表面に予
め展着剤を含有する樹脂撥水剤配合物により前処理が施
され、さらに樹脂エマルジョン組成物を用い、ロータリ
ースクリーン法によドット型付コ−ティングを行い、突
起樹脂体が点在突設されている為、適度の柔軟性、撥水
性と併せて、基材シ−トに突起樹脂体が強固に付着され
ており、乾湿度条件の耐久性並びに洗濯適性を有し、好
ましい滑り防止効果を発揮することができる。また本発
明の滑り防止シ−ト材は、非含発泡剤並び非溶剤型で、
かつ比較的凸部高さが均等で、直接支持体に接触のほか
被支持体と摩擦接触し介挿状態の用途等のいずれにおい
ても適当であり、かつ安定した製造が可能となり製品の
性能も安定したものであり、連続して工業的有利に実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の滑り防止シート剤の一例を示す断面模
式図である。
【図2】スクリ−ン張設シリンダ−装置の要部構成を示
す断面説明図である。
【図3】本発明の製造工程を示す概略説明図である。
【図4】本発明のスクリーンメッシュの断面拡大説明図
である。
【符号の説明】
1 滑り防止シ−ト材 2 繊維性基布 3 基材シ−ト 4 突起樹脂体 5 樹脂エマルジョン組成物 6 スクリ−ン張設シリンダ− 7 バックプレッシャーローラー 8 スキージー機構 9 振動スキージー 10 スクリーンメッシュ 11 プラスチック素材 12 積層部 13 貯留部 14 スキージーブレード 15 開口部 16 乾燥機 17 熱処理機 18 冷却シリンダ− 19 巻取機 20 運搬車 21 ロールガイダー 22 誘導ローラー 23 誘導ローラー 24 振動スキージーブレード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織布、編布等の繊維性基布、又は不織
    布、フエルト、紙等からなる基材シ−トがアクリル酸エ
    ステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エチレン酢酸ビニ−ル
    樹脂、メラミン系樹脂、塩化ビニ−ル系樹脂等から選ば
    れた展着剤を含有する樹脂撥水剤配合物により予め含浸
    法、塗布法又は噴霧法により処理されており、かつ該基
    材シ−トの少なくとも片面に、アクリル系樹脂又はポリ
    ウレタン樹脂、エチレン酢酸ビニ−ル樹脂等の一種又は
    二種以上からなる樹脂エマルジョン組成物により、互い
    に間隔を置いて分布され、かつ比較的均等な凸部高さの
    突起樹脂体を点在突設したことを特徴とする滑り防止シ
    −ト材。
  2. 【請求項2】 前記樹脂撥水剤配合物による処理が、含
    浸法、塗布法又は噴霧法により施されたものである請求
    項1記載の滑り防止シート材。
  3. 【請求項3】 前記樹脂エマルジョン組成物が非含発泡
    剤水性樹脂エマルジョン組成物である請求項1又は2記
    載の滑り防止シ−ト材。
  4. 【請求項4】 織布、編布等の繊維性基布、又は不織
    布、フエルト、紙等からなる基材シ−トに比較的凸部高
    さの均等な突起樹脂体を点在突設せしめた滑り防止シ−
    ト材の製造方法であって、アクリル酸エステル樹脂、又
    はポリウレタン樹脂、エチレン酢酸ビニ−ル樹脂、メラ
    ミン系樹脂、塩化ビニ−ル系樹脂等から選ばれた展着剤
    を含有する樹脂撥水剤配合物により予め含浸法、塗布法
    又は噴霧法により処理する工程、次いで該基材シ−トの
    少なくとも片面にアクリル系樹脂又はポリウレタン樹
    脂、エチレン酢酸ビニ−ル樹脂等の一種又は二種以上か
    らなる樹脂エマルジョン組成物を用い、ロ−タリ−スク
    リ−ン法によりドット型付コ−ティングを行ない、乾
    燥、熱処理する工程からなることを特徴とする滑り防止
    シ−ト材の製造方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006150676A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Daiwabo Co Ltd 積層体およびその製造方法
JP2010240922A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Daio Paper Corp 凹凸模様を有する印刷物の製造方法
JP2010240923A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Daio Paper Corp 表面に凹凸を有する印刷物
JP2018509955A (ja) * 2015-02-12 2018-04-12 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 滑り防止液体管理床材表面カバー物品及び製造方法
JP2018184576A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 住友ベークライト株式会社 撥液性フィルム、包装容器及び包装体
KR102158065B1 (ko) * 2019-03-21 2020-09-21 양기은 돌기패턴이 형성된 내절단성 원단 및 이의 제조방법

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