JPH07179059A - 情報記録媒体の失活方法 - Google Patents
情報記録媒体の失活方法Info
- Publication number
- JPH07179059A JPH07179059A JP5344664A JP34466493A JPH07179059A JP H07179059 A JPH07179059 A JP H07179059A JP 5344664 A JP5344664 A JP 5344664A JP 34466493 A JP34466493 A JP 34466493A JP H07179059 A JPH07179059 A JP H07179059A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- information recording
- reversible thermosensitive
- recording layer
- thermosensitive recording
- Prior art date
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- Granted
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 偽造や不正使用を防止することが可能な情報
記録媒体の失活方法を提供する。 【構成】 本発明の情報記録媒体の失活方法は、基材上
に、有機高分子樹脂中に有機低分子物質を分散して含有
し、透明度が温度によって可逆的に変化する可逆性感熱
記録層を設けてなる情報記録媒体について、該可逆性感
熱記録層に過剰な熱を加えて、可逆性感熱記録層を失活
させて不可逆性にする。
記録媒体の失活方法を提供する。 【構成】 本発明の情報記録媒体の失活方法は、基材上
に、有機高分子樹脂中に有機低分子物質を分散して含有
し、透明度が温度によって可逆的に変化する可逆性感熱
記録層を設けてなる情報記録媒体について、該可逆性感
熱記録層に過剰な熱を加えて、可逆性感熱記録層を失活
させて不可逆性にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回数券カード、定期
券、身分証明書その他に使用される情報記録媒体につい
て、不正使用または偽造防止のために利用できる情報記
録媒体の失活方法に関する。
券、身分証明書その他に使用される情報記録媒体につい
て、不正使用または偽造防止のために利用できる情報記
録媒体の失活方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、回数券カード、磁気回数券、道路
通行券、定期券、身分証明書等において、情報記録媒体
としての磁気カード類の普及には目覚ましいものがあ
る。これらの情報記録媒体の社会への貢献度には計り知
れないものがあるが、その反面、多くの問題点のあるこ
とも事実である。特に、カードの偽造や磁気情報の改ざ
んといった問題は、早急に改善されるべきで、現在、そ
の改善のための方法として、磁気バーコード、光学バー
コード、ホログラム等、様々な不正使用防止策が用いら
れている。しかしながら、これらの方法は情報記録媒体
を使用し終わっても、情報記録機能(磁気バーコード等
の機能)は残っており、カードの情報を書き直せば使用
前或いは使用中のものと識別できなくなることから、元
通り使用することができると言う問題があった。したが
って、情報記録媒体技術に習熟したものであれば、そこ
に収められている情報を読取り、書き替えることがで
き、従来の不正使用防止技術では、偽造は必ずしも困難
ではないと考えられる。
通行券、定期券、身分証明書等において、情報記録媒体
としての磁気カード類の普及には目覚ましいものがあ
る。これらの情報記録媒体の社会への貢献度には計り知
れないものがあるが、その反面、多くの問題点のあるこ
とも事実である。特に、カードの偽造や磁気情報の改ざ
んといった問題は、早急に改善されるべきで、現在、そ
の改善のための方法として、磁気バーコード、光学バー
コード、ホログラム等、様々な不正使用防止策が用いら
れている。しかしながら、これらの方法は情報記録媒体
を使用し終わっても、情報記録機能(磁気バーコード等
の機能)は残っており、カードの情報を書き直せば使用
前或いは使用中のものと識別できなくなることから、元
通り使用することができると言う問題があった。したが
って、情報記録媒体技術に習熟したものであれば、そこ
に収められている情報を読取り、書き替えることがで
き、従来の不正使用防止技術では、偽造は必ずしも困難
ではないと考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な実情に鑑みてなされたものであって、情報記録媒体に
持たせた特殊な見地機能を利用することによって、偽造
および不正使用の防止をはかり、従来技術の欠点を克服
することを目的とするものである。すなわち、本発明の
目的は、偽造や不正使用を防止することが可能な情報記
録媒体の失活方法を提供することにある。
な実情に鑑みてなされたものであって、情報記録媒体に
持たせた特殊な見地機能を利用することによって、偽造
および不正使用の防止をはかり、従来技術の欠点を克服
することを目的とするものである。すなわち、本発明の
目的は、偽造や不正使用を防止することが可能な情報記
録媒体の失活方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の情報記録媒体の
失活方法は、基材上に、有機高分子樹脂中に有機低分子
物質を分散して含有し、透明度が温度によって可逆的に
変化する可逆性感熱記録層を設けてなる情報記録媒体に
ついて、該可逆性感熱記録層に過剰な熱を加えて、可逆
性感熱記録層を失活させて不可逆性にすることを特徴と
する。
失活方法は、基材上に、有機高分子樹脂中に有機低分子
物質を分散して含有し、透明度が温度によって可逆的に
変化する可逆性感熱記録層を設けてなる情報記録媒体に
ついて、該可逆性感熱記録層に過剰な熱を加えて、可逆
性感熱記録層を失活させて不可逆性にすることを特徴と
する。
【0005】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明において使用する情報記録媒体の一例を図1に示
す。図1(a)は平面図、(b)は断面図であり、基材
11上に、磁気ストライプ12および可逆性感熱記録層
よりなる真偽判定用パターン13が設けられている。こ
の情報記録媒体においては、基材の上に設けられた可逆
性感熱記録層は四角形のパターン状の形状を有してい
る。
発明において使用する情報記録媒体の一例を図1に示
す。図1(a)は平面図、(b)は断面図であり、基材
11上に、磁気ストライプ12および可逆性感熱記録層
よりなる真偽判定用パターン13が設けられている。こ
の情報記録媒体においては、基材の上に設けられた可逆
性感熱記録層は四角形のパターン状の形状を有してい
る。
【0006】まず、本発明において使用する情報記録媒
体を構成する各材料について説明する。本発明における
情報記録媒体の基材としては、合成樹脂フィルムまたは
紙のようなものが使用でき、様々な厚さのものが使用で
きる。また、それらの表面または裏面に着色被覆層を設
けたもの、着色顔料を混練した合成樹脂フィルム等が使
用できる。例えば、カーボンブラックを混練した黒色フ
ィルムがあげられる。さらに、透明な有機高分子樹脂フ
ィルム、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリビ
ニルアセテート、ポリイミド等のフィルム、およびこれ
らに金属蒸着等の反射層を設けたもの等が使用可能であ
る。
体を構成する各材料について説明する。本発明における
情報記録媒体の基材としては、合成樹脂フィルムまたは
紙のようなものが使用でき、様々な厚さのものが使用で
きる。また、それらの表面または裏面に着色被覆層を設
けたもの、着色顔料を混練した合成樹脂フィルム等が使
用できる。例えば、カーボンブラックを混練した黒色フ
ィルムがあげられる。さらに、透明な有機高分子樹脂フ
ィルム、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリビ
ニルアセテート、ポリイミド等のフィルム、およびこれ
らに金属蒸着等の反射層を設けたもの等が使用可能であ
る。
【0007】上記の基材上に、情報記録媒体としての機
能を持たせるために、感熱記録層、磁気記録層、光記録
層等を設けることができ、さらにはICカードのような
ものも用いることができる。本発明に使用する情報記録
媒体に磁気記録層を設ける場合、磁気記録層の磨耗を防
止するために、その表面に耐熱性の被覆層を設けてもよ
い。その場合、被覆層は、ポリメタクリレート樹脂、シ
リコーン樹脂、アクリル樹脂、アルキド樹脂等からなる
熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂、或いは、例えば、ウ
レタン−アクリレート樹脂、エポキシ−アクリレート樹
脂等からなる光硬化性または電子線硬化性樹脂を主成分
とする層であることが望ましい。
能を持たせるために、感熱記録層、磁気記録層、光記録
層等を設けることができ、さらにはICカードのような
ものも用いることができる。本発明に使用する情報記録
媒体に磁気記録層を設ける場合、磁気記録層の磨耗を防
止するために、その表面に耐熱性の被覆層を設けてもよ
い。その場合、被覆層は、ポリメタクリレート樹脂、シ
リコーン樹脂、アクリル樹脂、アルキド樹脂等からなる
熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂、或いは、例えば、ウ
レタン−アクリレート樹脂、エポキシ−アクリレート樹
脂等からなる光硬化性または電子線硬化性樹脂を主成分
とする層であることが望ましい。
【0008】本発明における情報記録媒体に用いる可逆
性感熱記録層は、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体のような有機高分子樹脂中に、高級脂肪酸のような
有機低分子物質を微粒子状に分散させた層を基材上に設
けることにより構成することができる。可逆性感熱記録
層の厚さは、1〜40μmの範囲にあることが好まし
く、特に2〜20μmの範囲内にあるものが好ましい。
厚さが2μmよりも薄いと可逆性感熱記録層の白濁状態
が十分ではなく、また20μmより厚いと透明状態或い
は半透明状態が悪くなり好ましくない。
性感熱記録層は、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体のような有機高分子樹脂中に、高級脂肪酸のような
有機低分子物質を微粒子状に分散させた層を基材上に設
けることにより構成することができる。可逆性感熱記録
層の厚さは、1〜40μmの範囲にあることが好まし
く、特に2〜20μmの範囲内にあるものが好ましい。
厚さが2μmよりも薄いと可逆性感熱記録層の白濁状態
が十分ではなく、また20μmより厚いと透明状態或い
は半透明状態が悪くなり好ましくない。
【0009】前記有機低分子物質は、前記有機高分子樹
脂中に粒子状に分散された状態で存在し、その粒径がお
よそ0.5〜2μmの範囲に分布するものが好ましい。
有機低分子物質としては、一般に、ワックス或いはロウ
と呼ばれ、室温においては固体状であるC14〜C50程度
の長鎖アルキル基を含む化合物、例えば、高級脂肪酸、
高級アルコール、長鎖脂肪族基を有する脂肪酸エステル
およびアミド、および高級脂肪族ケトン等から選択され
る。具体的には、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン
酸、モンタン酸のような高級脂肪酸、ステアリルアルコ
ール、ベヘニルアルコール、C30アルコール、C50アル
コールのような高級アルコール、ステアリン酸ステアリ
ル、ステアリン酸ベヘニル、モンタン酸ベヘニル、ベヘ
ニン酸ベヘニル、ステアリン酸C30アルキルエステル、
ベヘニン酸C30アルキルエステル、ステアリン酸C50ア
ルキルエステル、ベヘニン酸C50アルキルエステル、エ
イコサジ酸ステアリルアルコールジエステル等の脂肪酸
エステル、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、
ベヘン酸アミド、オレイン酸アミド、N−ステアリルス
テアリン酸アミド、N−オレイルパルミチン酸アミド、
N−ステアリルエルカ酸アミド、N−ステアリルオレイ
ン酸アミド等の脂肪酸アミド、ジステアリルケトン、ジ
ベヘニルケトン等の高級脂肪族ケトン等から選択される
が、これらに限定されることはない。さらにこれら長鎖
アルキル基含有化合物は、単独で使用してもよいが、2
種以上を混合して使用することもできる。これらのう
ち、融点70℃以上の有機低分子物質を選択することが
好ましい。そのような有機低分子物質を選ぶことによっ
て、半透明状態を維持する時間を短くすることができ、
情報記録媒体の処理速度をより速くすることができる。
脂中に粒子状に分散された状態で存在し、その粒径がお
よそ0.5〜2μmの範囲に分布するものが好ましい。
有機低分子物質としては、一般に、ワックス或いはロウ
と呼ばれ、室温においては固体状であるC14〜C50程度
の長鎖アルキル基を含む化合物、例えば、高級脂肪酸、
高級アルコール、長鎖脂肪族基を有する脂肪酸エステル
およびアミド、および高級脂肪族ケトン等から選択され
る。具体的には、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン
酸、モンタン酸のような高級脂肪酸、ステアリルアルコ
ール、ベヘニルアルコール、C30アルコール、C50アル
コールのような高級アルコール、ステアリン酸ステアリ
ル、ステアリン酸ベヘニル、モンタン酸ベヘニル、ベヘ
ニン酸ベヘニル、ステアリン酸C30アルキルエステル、
ベヘニン酸C30アルキルエステル、ステアリン酸C50ア
ルキルエステル、ベヘニン酸C50アルキルエステル、エ
イコサジ酸ステアリルアルコールジエステル等の脂肪酸
エステル、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、
ベヘン酸アミド、オレイン酸アミド、N−ステアリルス
テアリン酸アミド、N−オレイルパルミチン酸アミド、
N−ステアリルエルカ酸アミド、N−ステアリルオレイ
ン酸アミド等の脂肪酸アミド、ジステアリルケトン、ジ
ベヘニルケトン等の高級脂肪族ケトン等から選択される
が、これらに限定されることはない。さらにこれら長鎖
アルキル基含有化合物は、単独で使用してもよいが、2
種以上を混合して使用することもできる。これらのう
ち、融点70℃以上の有機低分子物質を選択することが
好ましい。そのような有機低分子物質を選ぶことによっ
て、半透明状態を維持する時間を短くすることができ、
情報記録媒体の処理速度をより速くすることができる。
【0010】本発明において使用する情報記録媒体は、
使用に際して、その光学的状態が白濁、半透明、透明の
3状態が利用される。透明状態を利用するものの場合に
は、透明化温度範囲を広くし、温度制御を容易にする必
要がある。その様な要求を満たすためには、上記の有機
低分子物質と併せて、それよりも融点の高い有機低分子
物質を添加剤として用いればよい(前者を低融点有機低
分子物質と言い、後者を高融点有機低分子物質と言
う。)。高融点有機低分子物質としては、融点が100
℃〜160℃の範囲のものが使用される。好ましくは、
飽和脂肪酸ビスアミドおよび飽和脂肪酸ジカルボン酸で
あって、融点100℃〜160℃の範囲のがあげられ
る。飽和脂肪酸ビスアミドとしては、長鎖飽和脂肪酸と
アルキレンジアミンとの酸アミド、或いは飽和脂肪族ジ
カルボン酸と飽和脂肪族アミンとの酸アミドがあげられ
る。
使用に際して、その光学的状態が白濁、半透明、透明の
3状態が利用される。透明状態を利用するものの場合に
は、透明化温度範囲を広くし、温度制御を容易にする必
要がある。その様な要求を満たすためには、上記の有機
低分子物質と併せて、それよりも融点の高い有機低分子
物質を添加剤として用いればよい(前者を低融点有機低
分子物質と言い、後者を高融点有機低分子物質と言
う。)。高融点有機低分子物質としては、融点が100
℃〜160℃の範囲のものが使用される。好ましくは、
飽和脂肪酸ビスアミドおよび飽和脂肪酸ジカルボン酸で
あって、融点100℃〜160℃の範囲のがあげられ
る。飽和脂肪酸ビスアミドとしては、長鎖飽和脂肪酸と
アルキレンジアミンとの酸アミド、或いは飽和脂肪族ジ
カルボン酸と飽和脂肪族アミンとの酸アミドがあげられ
る。
【0011】具体的には、例えば、飽和脂肪族ビスアミ
ドとしては、 エチレンビスステアリン酸アミド 融点143℃ (C17H35CONH)2 (CH2 )2 エチレンビスベヘン酸アミド 融点141℃ (C21H43CONH)2 (CH2 )2 ヘキサメチレンビスステアリン酸アミド 融点146℃ (C17H35CONH)2 (CH2 )6 ヘキサメチレンビスベヘン酸アミド 融点143℃ (C21H43CONH)2 (CH2 )6 N,N′−ジステアリルアジピン酸アミド 融点144℃ (C18H37NHCO)2 (CH2 )4 N,N′−ジステアリルエイコサンジ酸アミド 融点128℃ (C18H37NHCO)2 (CH2 )18 N,N′−ジステアリルセバシン酸アミド 融点138℃ (C18H37NHCO)2 (CH2 )8 N,N′−ジラウリルドデカンジ酸アミド 融点138℃ (C12H25NHCO)2 (CH2 )10 N,N′−ジラウリルエイコサンジ酸アミド 融点130℃ (C12H25NHCO)2 (CH2 )18 N,N′−ジステアリルドデカンジ酸アミド 融点130℃ (C18H37NHCO)2 (CH2 )10 ジカルボン酸としては アジピン酸 HOOC(CH2 )4 COOH 融点153℃ ピメリン酸 HOOC(CH2 )5 COOH 融点105℃ スベリン酸 HOOC(CH2 )6 COOH 融点140℃ アゼライン酸 HOOC(CH2 )7 COOH 融点107℃ セバシン酸 HOOC(CH2 )8 COOH 融点133℃ ウンデカンジ酸 HOOC(CH2 )9 COOH 融点111℃ ドデカンジ酸 HOOC(CH2 )10COOH 融点128℃ トリデカンジ酸 HOOC(CH2 )11COOH 融点113℃ テトラデカンジ酸 HOOC(CH2 )12COOH 融点125℃ ペンタデカンジ酸 HOOC(CH2 )13COOH 融点115℃ ヘキサデカンジ酸 HOOC(CH2 )14COOH 融点125℃ ヘプタデカンジ酸 HOOC(CH2 )15COOH 融点118℃ オクタデカンジ酸 HOOC(CH2 )16COOH 融点125℃ ノナデカンジ酸 HOOC(CH2 )17COOH 融点119℃ エイコサンジ酸 HOOC(CH2 )18COOH 融点120℃ 等をあげることができるが、これらに限定されるもので
なく、前記以外のビスアミド、ジカルボン酸、或いはス
テアリン酸アミド、ベヘン酸アミド等の飽和脂肪酸モノ
アミド類、メチロールステアリン酸アミド等のメチロー
ルアミド類、ヘキサメチレンビスオレイン酸アミド、
N,N′−ジオレイルアジピン酸アミド等の不飽和脂肪
酸ビスアミド類、m−キシリレンビスステアリン酸アミ
ド等の芳香族系ビスアミド類、N−ステアリル−N′−
ステアリル尿素等の置換尿素類があげられ、融点が10
0℃ないし160℃の範囲にあるものであれば、如何な
るものでも使用できる。これらの高融点有機低分子物質
は、1種使用してもよいが、2種以上用いてもよい。
ドとしては、 エチレンビスステアリン酸アミド 融点143℃ (C17H35CONH)2 (CH2 )2 エチレンビスベヘン酸アミド 融点141℃ (C21H43CONH)2 (CH2 )2 ヘキサメチレンビスステアリン酸アミド 融点146℃ (C17H35CONH)2 (CH2 )6 ヘキサメチレンビスベヘン酸アミド 融点143℃ (C21H43CONH)2 (CH2 )6 N,N′−ジステアリルアジピン酸アミド 融点144℃ (C18H37NHCO)2 (CH2 )4 N,N′−ジステアリルエイコサンジ酸アミド 融点128℃ (C18H37NHCO)2 (CH2 )18 N,N′−ジステアリルセバシン酸アミド 融点138℃ (C18H37NHCO)2 (CH2 )8 N,N′−ジラウリルドデカンジ酸アミド 融点138℃ (C12H25NHCO)2 (CH2 )10 N,N′−ジラウリルエイコサンジ酸アミド 融点130℃ (C12H25NHCO)2 (CH2 )18 N,N′−ジステアリルドデカンジ酸アミド 融点130℃ (C18H37NHCO)2 (CH2 )10 ジカルボン酸としては アジピン酸 HOOC(CH2 )4 COOH 融点153℃ ピメリン酸 HOOC(CH2 )5 COOH 融点105℃ スベリン酸 HOOC(CH2 )6 COOH 融点140℃ アゼライン酸 HOOC(CH2 )7 COOH 融点107℃ セバシン酸 HOOC(CH2 )8 COOH 融点133℃ ウンデカンジ酸 HOOC(CH2 )9 COOH 融点111℃ ドデカンジ酸 HOOC(CH2 )10COOH 融点128℃ トリデカンジ酸 HOOC(CH2 )11COOH 融点113℃ テトラデカンジ酸 HOOC(CH2 )12COOH 融点125℃ ペンタデカンジ酸 HOOC(CH2 )13COOH 融点115℃ ヘキサデカンジ酸 HOOC(CH2 )14COOH 融点125℃ ヘプタデカンジ酸 HOOC(CH2 )15COOH 融点118℃ オクタデカンジ酸 HOOC(CH2 )16COOH 融点125℃ ノナデカンジ酸 HOOC(CH2 )17COOH 融点119℃ エイコサンジ酸 HOOC(CH2 )18COOH 融点120℃ 等をあげることができるが、これらに限定されるもので
なく、前記以外のビスアミド、ジカルボン酸、或いはス
テアリン酸アミド、ベヘン酸アミド等の飽和脂肪酸モノ
アミド類、メチロールステアリン酸アミド等のメチロー
ルアミド類、ヘキサメチレンビスオレイン酸アミド、
N,N′−ジオレイルアジピン酸アミド等の不飽和脂肪
酸ビスアミド類、m−キシリレンビスステアリン酸アミ
ド等の芳香族系ビスアミド類、N−ステアリル−N′−
ステアリル尿素等の置換尿素類があげられ、融点が10
0℃ないし160℃の範囲にあるものであれば、如何な
るものでも使用できる。これらの高融点有機低分子物質
は、1種使用してもよいが、2種以上用いてもよい。
【0012】本発明において、低融点有機低分子物質と
高融点有機低分子物質とを使用する場合、その配合比
は、重量比で98:2〜50:50の範囲であることが
好ましい。高融点有機低分子物質の有機低分子物質全体
に占める割合が2重量%より低くなると、透明化温度幅
の拡大に対して効果が得られず、一方、50重量%より
も高くなると、白濁の程度が悪化する。
高融点有機低分子物質とを使用する場合、その配合比
は、重量比で98:2〜50:50の範囲であることが
好ましい。高融点有機低分子物質の有機低分子物質全体
に占める割合が2重量%より低くなると、透明化温度幅
の拡大に対して効果が得られず、一方、50重量%より
も高くなると、白濁の程度が悪化する。
【0013】透明化温度については、高融点有機低分子
物質を添加することによって、高温側に広げることが可
能であるが、使用する低融点有機低分子物質を変えるこ
とによっても透明化温度や透明化温度幅をかなり変化さ
せることができる。一般に、透明化温度の下限は、低融
点有機低分子物質の融点より数℃低いところにある。
物質を添加することによって、高温側に広げることが可
能であるが、使用する低融点有機低分子物質を変えるこ
とによっても透明化温度や透明化温度幅をかなり変化さ
せることができる。一般に、透明化温度の下限は、低融
点有機低分子物質の融点より数℃低いところにある。
【0014】可逆性感熱記録層に使用される有機高分子
樹脂としては、透明性がよく、機械的強度に優れ、成膜
性の良いものが好ましい。有機高分子樹脂の具体例とし
ては、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩
化ビニル−酢酸ビニル−リン酸エステル共重合体、塩化
ビニル−アクリレート共重合体、ポリ塩化ビニリデン、
塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン
−アクリロニトリル共重合体、ポリエステル樹脂、ポリ
アミド樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、スチレン
−ブタジエン共重合体、トランスポリイソプレン、無定
形エチレン−プロピレン共重合体、ポリビニルブチラー
ル等が好ましい。
樹脂としては、透明性がよく、機械的強度に優れ、成膜
性の良いものが好ましい。有機高分子樹脂の具体例とし
ては、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩
化ビニル−酢酸ビニル−リン酸エステル共重合体、塩化
ビニル−アクリレート共重合体、ポリ塩化ビニリデン、
塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン
−アクリロニトリル共重合体、ポリエステル樹脂、ポリ
アミド樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、スチレン
−ブタジエン共重合体、トランスポリイソプレン、無定
形エチレン−プロピレン共重合体、ポリビニルブチラー
ル等が好ましい。
【0015】また、可逆性感熱記録層には、例えば可塑
剤、界面活性剤等の添加剤を必要に応じて添加すること
もできる。例えば可塑剤としては、リン酸トリブチル、
リン酸トリ−2−エチルヘキシル、リン酸トリフェニ
ル、リン酸トリクレジル、オレイン酸ブチル、フタル酸
ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタ
ル酸ジヘプチル、フタル酸ジ−n−オクチル、フタル酸
ジ−2−エチルヘキシル、フタル酸ジイソノニル、フタ
ル酸ジオクチルデシル、フタル酸ジイソデシル、フタル
酸ブチルベンジル、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ
−n−ヘキシル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、
アゼライン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジブ
チル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ジエチレン
グリコールジベンゾエート、トリエチレングリコール−
ジ−2−エチルブチラート等を例示できる。また、界面
活性剤としては多価アルコール高級脂肪酸エステル、多
価アルコール高級アルキルエーテル、高級アルコール、
高級アルキルフェノール、高級脂肪酸高級アルキルアミ
ン、高級脂肪酸アミド、高級アルキルベンゼンスルフォ
ン酸のNa、Ca、BaまたはMg塩等を例示できる。
剤、界面活性剤等の添加剤を必要に応じて添加すること
もできる。例えば可塑剤としては、リン酸トリブチル、
リン酸トリ−2−エチルヘキシル、リン酸トリフェニ
ル、リン酸トリクレジル、オレイン酸ブチル、フタル酸
ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタ
ル酸ジヘプチル、フタル酸ジ−n−オクチル、フタル酸
ジ−2−エチルヘキシル、フタル酸ジイソノニル、フタ
ル酸ジオクチルデシル、フタル酸ジイソデシル、フタル
酸ブチルベンジル、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ
−n−ヘキシル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、
アゼライン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジブ
チル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ジエチレン
グリコールジベンゾエート、トリエチレングリコール−
ジ−2−エチルブチラート等を例示できる。また、界面
活性剤としては多価アルコール高級脂肪酸エステル、多
価アルコール高級アルキルエーテル、高級アルコール、
高級アルキルフェノール、高級脂肪酸高級アルキルアミ
ン、高級脂肪酸アミド、高級アルキルベンゼンスルフォ
ン酸のNa、Ca、BaまたはMg塩等を例示できる。
【0016】以上のような可逆性感熱記録層は、有機高
分子樹脂と、低融点有機低分子物質と、高融点有機低分
子物質とからなる塗料あるいはインキを、情報記録媒体
の基材の一部または全面に塗布、印刷またはその他で成
膜することにより設けることができる。或いは、可逆性
感熱記録層を基材上に設けたものを、別の情報記録媒体
上に貼着することもできる。塗料或いはインキとして
は、前記の材料を溶液にしたものや、有機低分子物質を
有機高分子樹脂溶液中に分散したもの等が使用できる。
分子樹脂と、低融点有機低分子物質と、高融点有機低分
子物質とからなる塗料あるいはインキを、情報記録媒体
の基材の一部または全面に塗布、印刷またはその他で成
膜することにより設けることができる。或いは、可逆性
感熱記録層を基材上に設けたものを、別の情報記録媒体
上に貼着することもできる。塗料或いはインキとして
は、前記の材料を溶液にしたものや、有機低分子物質を
有機高分子樹脂溶液中に分散したもの等が使用できる。
【0017】真偽判定用パターンを作製する場合、可逆
性感熱記録層以外に、以下のような層を設けてもよい。
まず、可逆性感熱記録層の上に保護層を設けたものがあ
げられる。この保護層に使用する材料は、耐熱性を有す
ることが好ましい。例えば、ポリメタクリレート樹脂、
シリコーン樹脂、アクリル樹脂、アルキッド樹脂等の熱
可塑性樹脂や熱硬化性樹脂、ウレタン−アクリレート樹
脂等の光硬化性、または電子線硬化性樹脂を主成分とし
て得ることができる。可逆性感熱記録層と保護層との間
には中間層を設けることもできる。また、可逆性感熱記
録層の白濁状態と半透明状態或いは透明状態とのコント
ラストを向上させるため、可逆性感熱記録層を設ける基
材として、前述のごとく金属蒸着等の反射層を設けたも
のを使用することもでき、さらに可逆性感熱記録層と金
属蒸着層との接着性を向上させるため、その間に接着層
を設けてもよい。さらに、情報記録媒体に使用する基材
を透明なものとすることにより、透明度変化を反射でな
く透過で測定するようにすることもできる。
性感熱記録層以外に、以下のような層を設けてもよい。
まず、可逆性感熱記録層の上に保護層を設けたものがあ
げられる。この保護層に使用する材料は、耐熱性を有す
ることが好ましい。例えば、ポリメタクリレート樹脂、
シリコーン樹脂、アクリル樹脂、アルキッド樹脂等の熱
可塑性樹脂や熱硬化性樹脂、ウレタン−アクリレート樹
脂等の光硬化性、または電子線硬化性樹脂を主成分とし
て得ることができる。可逆性感熱記録層と保護層との間
には中間層を設けることもできる。また、可逆性感熱記
録層の白濁状態と半透明状態或いは透明状態とのコント
ラストを向上させるため、可逆性感熱記録層を設ける基
材として、前述のごとく金属蒸着等の反射層を設けたも
のを使用することもでき、さらに可逆性感熱記録層と金
属蒸着層との接着性を向上させるため、その間に接着層
を設けてもよい。さらに、情報記録媒体に使用する基材
を透明なものとすることにより、透明度変化を反射でな
く透過で測定するようにすることもできる。
【0018】次に、上記情報記録媒体を用いて透明度を
検知する場合について説明する。まず、加熱温度によっ
て透明度が変化する可逆性感熱記録層の作用について詳
しく説明する。図2は、可逆性感熱記録層の光学濃度
と、それに与える熱履歴との関係を示すグラフである。
本発明の可逆性感熱記録層において、透明状態および白
濁状態は、次のようにして得られる。すなわち、透明状
態(6)を得るためには、加熱前の初期の状態が白濁状
態および透明状態のいずれの場合においても、温度範囲
T1 〜T2 (透明化温度)に加熱してから室温TR に徐
冷すればよく、それにより透明状態(6)を得ることが
できる。この時の熱履歴は、加熱前に白濁状態の場合
は、図2の(1)→(3)→(5)→(6)を、また、
加熱前に透明状態の場合は、(6)→(5)→(6)を
経る。一方、白濁状態(1)を得るためには、加熱前の
初期の状態が白濁状態および透明状態のいずれの場合に
おいても、温度T3 (白濁化温度)以上に加熱して半透
明状態にした後、室温TR まで冷却すればよく、それに
より白濁状態(1)を得ることができる。この時の熱履
歴は、加熱前に白濁状態の場合は、図2の(1)→
(3)→(5)→(4)→(2)→(1)を、また加熱
前に透明状態の場合は、(6)→(5)→(4)→
(2)→(1)を経る。
検知する場合について説明する。まず、加熱温度によっ
て透明度が変化する可逆性感熱記録層の作用について詳
しく説明する。図2は、可逆性感熱記録層の光学濃度
と、それに与える熱履歴との関係を示すグラフである。
本発明の可逆性感熱記録層において、透明状態および白
濁状態は、次のようにして得られる。すなわち、透明状
態(6)を得るためには、加熱前の初期の状態が白濁状
態および透明状態のいずれの場合においても、温度範囲
T1 〜T2 (透明化温度)に加熱してから室温TR に徐
冷すればよく、それにより透明状態(6)を得ることが
できる。この時の熱履歴は、加熱前に白濁状態の場合
は、図2の(1)→(3)→(5)→(6)を、また、
加熱前に透明状態の場合は、(6)→(5)→(6)を
経る。一方、白濁状態(1)を得るためには、加熱前の
初期の状態が白濁状態および透明状態のいずれの場合に
おいても、温度T3 (白濁化温度)以上に加熱して半透
明状態にした後、室温TR まで冷却すればよく、それに
より白濁状態(1)を得ることができる。この時の熱履
歴は、加熱前に白濁状態の場合は、図2の(1)→
(3)→(5)→(4)→(2)→(1)を、また加熱
前に透明状態の場合は、(6)→(5)→(4)→
(2)→(1)を経る。
【0019】可逆性感熱記録層の透明状態及び白濁状態
は、室温TR において安定に保たれるが、半透明状態は
白濁状態への移行過程であるので、冷却が進むにつれて
透明度が低下し、白濁状態となる。以下、可逆性感熱記
録層の持つこのような特性を、温度−光学特性と呼ぶこ
とにする。この温度−光学特性は、有機高分子樹脂と有
機低分子物質からなる可逆性感熱記録層そのものによる
もので、例えば、可逆性感熱記録層を着色フィルム上に
設けた場合は、可逆性感熱記録層の厚さにもよるが温度
を変えることによって、見かけ上、白濁状態と着色フィ
ルムの色の間で光学状態が変化することになる。
は、室温TR において安定に保たれるが、半透明状態は
白濁状態への移行過程であるので、冷却が進むにつれて
透明度が低下し、白濁状態となる。以下、可逆性感熱記
録層の持つこのような特性を、温度−光学特性と呼ぶこ
とにする。この温度−光学特性は、有機高分子樹脂と有
機低分子物質からなる可逆性感熱記録層そのものによる
もので、例えば、可逆性感熱記録層を着色フィルム上に
設けた場合は、可逆性感熱記録層の厚さにもよるが温度
を変えることによって、見かけ上、白濁状態と着色フィ
ルムの色の間で光学状態が変化することになる。
【0020】本発明においては、上記のような透明度の
検知、すなわち、透明度状態或いは半透明状態と白濁度
状態との可逆的な光学濃度の変動を測定する必要がなく
なった場合には、換言すれば、情報記録媒体を使用し終
わった場合には、その可逆性感熱記録層に対して、過剰
な熱を加えて可逆性感熱記録層を失活させ、不可逆性に
する。本発明により、過剰な熱を付与された可逆性感熱
記録層は溶融し、それの持つ温度−光学特性が破壊され
て可逆的機能を失い、元に戻らなくなる。したがって、
使用し終わった情報記録媒体は、そこに記録された情報
を書き替えても、透明度の検知が行えないため二度と使
用することができなくなる。本発明において、失活させ
るための過剰な熱の付与は、例えば、感熱ヘッド、ヒー
トローラー、ホットスタンプ、レーザー等で行うことが
できる。付与する熱量は、可逆性感熱記録層が溶融し
て、その機能を失なわせる程度であれば十分であり、高
温になるほど短時間の熱処理によって失活させることが
できる。この条件は、可逆性感熱記録層の材料、情報記
録媒体の積層構成および加熱の手段によって異なるが、
一般には、130〜500℃で0.1msec〜60s
ecの範囲である。
検知、すなわち、透明度状態或いは半透明状態と白濁度
状態との可逆的な光学濃度の変動を測定する必要がなく
なった場合には、換言すれば、情報記録媒体を使用し終
わった場合には、その可逆性感熱記録層に対して、過剰
な熱を加えて可逆性感熱記録層を失活させ、不可逆性に
する。本発明により、過剰な熱を付与された可逆性感熱
記録層は溶融し、それの持つ温度−光学特性が破壊され
て可逆的機能を失い、元に戻らなくなる。したがって、
使用し終わった情報記録媒体は、そこに記録された情報
を書き替えても、透明度の検知が行えないため二度と使
用することができなくなる。本発明において、失活させ
るための過剰な熱の付与は、例えば、感熱ヘッド、ヒー
トローラー、ホットスタンプ、レーザー等で行うことが
できる。付与する熱量は、可逆性感熱記録層が溶融し
て、その機能を失なわせる程度であれば十分であり、高
温になるほど短時間の熱処理によって失活させることが
できる。この条件は、可逆性感熱記録層の材料、情報記
録媒体の積層構成および加熱の手段によって異なるが、
一般には、130〜500℃で0.1msec〜60s
ecの範囲である。
【0021】上記のような情報記録媒体を使用する場合
にてついて、図1に示すカードを用い、例えば、カード
のリーダ・ライタを用いて情報を入出力する場合を例に
とって説明する。このカードの読取りに用いるリーダ・
ライタの基本構成を図3に示す。また、その使用例のフ
ローチャートを図4に示す。図3において、31は白濁
度検出部、32は透明化用ホットスタンプ、33は透明
度検出部、34は磁気ヘッド、35は失活のための感熱
ヘッド、36はカードである。なお、この装置における
ホットスタンプの代わりに、他の加熱手段を用いてもよ
く、例えば、感熱ヘッドやヒートローラ等を用いてもよ
い。
にてついて、図1に示すカードを用い、例えば、カード
のリーダ・ライタを用いて情報を入出力する場合を例に
とって説明する。このカードの読取りに用いるリーダ・
ライタの基本構成を図3に示す。また、その使用例のフ
ローチャートを図4に示す。図3において、31は白濁
度検出部、32は透明化用ホットスタンプ、33は透明
度検出部、34は磁気ヘッド、35は失活のための感熱
ヘッド、36はカードである。なお、この装置における
ホットスタンプの代わりに、他の加熱手段を用いてもよ
く、例えば、感熱ヘッドやヒートローラ等を用いてもよ
い。
【0022】まず、カード利用者がリード・ライタにカ
ード36を挿入する。そこで、カードに設けられた可逆
性感熱記録層の四角形のパターン(真偽判定用パター
ン)の白濁度を光学濃度を測定することによって検知
し、次に真偽判定用パターンを、例えば透明化用ホット
スタンプ32のような加熱媒体を用いて白濁化温度に加
熱し、真偽判定用パターンが半透明状態となったところ
で、その光学濃度を測定する。この時点で、白濁状態の
光学濃度の測定データと、半透明状態の光学濃度の測定
データから、それらを比較して透明度の変化を検知する
ことによって、このカードの真偽が判別される。もし
も、このカードが偽造品であれば、そのまま戻せばよ
い。カードが偽造品でなければ磁気ヘッド34で磁気情
報を操作した後、カードを排出して利用者に戻すが、図
3および図4の場合、感熱ヘッド35によって過剰の熱
を付与し、真偽判定用パターンを失活させる。それによ
って、情報記録媒体は、二度と使用できない状態になっ
て利用者に戻される。なお、情報記録媒体を反復使用す
ることが望まれる場合は、上記感熱ヘッドを作動しない
ようにすればよい。
ード36を挿入する。そこで、カードに設けられた可逆
性感熱記録層の四角形のパターン(真偽判定用パター
ン)の白濁度を光学濃度を測定することによって検知
し、次に真偽判定用パターンを、例えば透明化用ホット
スタンプ32のような加熱媒体を用いて白濁化温度に加
熱し、真偽判定用パターンが半透明状態となったところ
で、その光学濃度を測定する。この時点で、白濁状態の
光学濃度の測定データと、半透明状態の光学濃度の測定
データから、それらを比較して透明度の変化を検知する
ことによって、このカードの真偽が判別される。もし
も、このカードが偽造品であれば、そのまま戻せばよ
い。カードが偽造品でなければ磁気ヘッド34で磁気情
報を操作した後、カードを排出して利用者に戻すが、図
3および図4の場合、感熱ヘッド35によって過剰の熱
を付与し、真偽判定用パターンを失活させる。それによ
って、情報記録媒体は、二度と使用できない状態になっ
て利用者に戻される。なお、情報記録媒体を反復使用す
ることが望まれる場合は、上記感熱ヘッドを作動しない
ようにすればよい。
【0023】上記のように、本発明によれば、使用し終
わった情報記録媒体について、情報が書き替えられて
も、可逆性感熱記録層の温度−光学特性が破壊されて、
透明度の変化が起こらなくなるから、透明度変化を検知
する段階で、情報記録媒体の偽造をチェックすることが
可能になる。本発明の方法は、従来から使用されている
ホログラムやバーコードのように、媒体を使用し終わっ
ても、エンコードし直して再度使用されると言う危険性
がないという利点がある。上記の真偽判定、不正防止を
判別する方法は一例であって、情報記録媒体およびその
為に使用する装置についても、使用情況、使用目的等に
よってその構成は様々なものに変更することが可能であ
る。
わった情報記録媒体について、情報が書き替えられて
も、可逆性感熱記録層の温度−光学特性が破壊されて、
透明度の変化が起こらなくなるから、透明度変化を検知
する段階で、情報記録媒体の偽造をチェックすることが
可能になる。本発明の方法は、従来から使用されている
ホログラムやバーコードのように、媒体を使用し終わっ
ても、エンコードし直して再度使用されると言う危険性
がないという利点がある。上記の真偽判定、不正防止を
判別する方法は一例であって、情報記録媒体およびその
為に使用する装置についても、使用情況、使用目的等に
よってその構成は様々なものに変更することが可能であ
る。
【0024】
【実施例】以下、実施例によって本発明の情報記録媒体
をより詳しく説明する。なお、実施例中の「部」とは、
「重量部」を示すものである。 (実施例1)厚さ188μmの乳白ポリエチレンテレフ
タレートフィルムを基材とし、その上に磁気記録層、ア
ルミニウム蒸着層をあらかじめ設けたものを用意し、さ
らにその上に、以下の組成からなる可逆性感熱記録層形
成用のインキを1cm×1cmの範囲にスクリーン印刷
方式にて印刷し、厚さ5μmの可逆性感熱記録層を真偽
判定用パターンとして設け、磁気記録媒体を作製した。 モンタン酸ベヘニル(融点80℃) 20部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 80部 トルエン 60部 シクロヘキサノン 60部 上記のようにして作製した磁気記録媒体をサンプルカー
ドとして用い、その真偽判定用パターンの光学濃度をマ
クベス濃度計RD−914にて測定した。その結果、白
濁状態で0.30、半透明状態で0.64であり、真偽
判定用パターンは、白濁状態と半透明状態の違いを光学
的に検知することが可能であった。
をより詳しく説明する。なお、実施例中の「部」とは、
「重量部」を示すものである。 (実施例1)厚さ188μmの乳白ポリエチレンテレフ
タレートフィルムを基材とし、その上に磁気記録層、ア
ルミニウム蒸着層をあらかじめ設けたものを用意し、さ
らにその上に、以下の組成からなる可逆性感熱記録層形
成用のインキを1cm×1cmの範囲にスクリーン印刷
方式にて印刷し、厚さ5μmの可逆性感熱記録層を真偽
判定用パターンとして設け、磁気記録媒体を作製した。 モンタン酸ベヘニル(融点80℃) 20部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 80部 トルエン 60部 シクロヘキサノン 60部 上記のようにして作製した磁気記録媒体をサンプルカー
ドとして用い、その真偽判定用パターンの光学濃度をマ
クベス濃度計RD−914にて測定した。その結果、白
濁状態で0.30、半透明状態で0.64であり、真偽
判定用パターンは、白濁状態と半透明状態の違いを光学
的に検知することが可能であった。
【0025】以上のような方法で作製したそれぞれのカ
ードに磁気情報を書き込み、図3に示すような装置で、
書き込んだ磁気情報が読み取れるか実験した。実験に用
いた装置は、白濁度検出部、ホットスタンプ、半透明度
検出部、磁気ヘッド部、加熱処理部からなっていた。こ
の装置において、白濁度および半透明度検出部では、サ
ンプルカードの真偽判定用パターンの光学濃度を測定
し、その数値が規定値であるかどうか判定し、磁気ヘッ
ド部では、磁気情報を読み取り、さらに加熱処理部で
は、使用し終わったカードについて、感熱ヘッドによっ
て、真偽判定用パターンの可逆性感熱記録層を失活させ
る機能を有するように構成されていた。この装置を用
い、上記サンプルカードについて実験を行った。上記の
装置で磁気記録を読み取る実験を行った後、可逆性感熱
記録層を失活させた。失活させたサンプルカードを上記
装置で再度読み取りを行ったところ、磁気記録の読み取
りは不可能であり、装置から排出された。
ードに磁気情報を書き込み、図3に示すような装置で、
書き込んだ磁気情報が読み取れるか実験した。実験に用
いた装置は、白濁度検出部、ホットスタンプ、半透明度
検出部、磁気ヘッド部、加熱処理部からなっていた。こ
の装置において、白濁度および半透明度検出部では、サ
ンプルカードの真偽判定用パターンの光学濃度を測定
し、その数値が規定値であるかどうか判定し、磁気ヘッ
ド部では、磁気情報を読み取り、さらに加熱処理部で
は、使用し終わったカードについて、感熱ヘッドによっ
て、真偽判定用パターンの可逆性感熱記録層を失活させ
る機能を有するように構成されていた。この装置を用
い、上記サンプルカードについて実験を行った。上記の
装置で磁気記録を読み取る実験を行った後、可逆性感熱
記録層を失活させた。失活させたサンプルカードを上記
装置で再度読み取りを行ったところ、磁気記録の読み取
りは不可能であり、装置から排出された。
【0026】
【発明の効果】本発明は、上記のように、基材上に、有
機高分子樹脂中に有機低分子物質を分散し、透明度が温
度によって可逆的に変化する可逆性感熱記録層を設けて
なる情報記録媒体について、使用し終わった後、過剰の
熱を付与することによって失活させるから、再使用に際
して透明度変化が起こらなくなる。したがって、情報が
書き替えられても、透明度の検知によってチェックが可
能であり、情報記録媒体の不正使用および偽造を防止す
ることができる。
機高分子樹脂中に有機低分子物質を分散し、透明度が温
度によって可逆的に変化する可逆性感熱記録層を設けて
なる情報記録媒体について、使用し終わった後、過剰の
熱を付与することによって失活させるから、再使用に際
して透明度変化が起こらなくなる。したがって、情報が
書き替えられても、透明度の検知によってチェックが可
能であり、情報記録媒体の不正使用および偽造を防止す
ることができる。
【図1】 本発明の情報記録媒体の一例で、(a)は平
面図、(b)はA−B線断面図である。
面図、(b)はA−B線断面図である。
【図2】 可逆性感熱記録層の光学濃度と、それに与え
る熱履歴との関係を示すグラフである。
る熱履歴との関係を示すグラフである。
【図3】 カードの読取りに用いるリーダ・ライタの基
本構成図である。
本構成図である。
【図4】 本発明の情報記録媒体の使用例のフローチャ
ートである。
ートである。
11…基材、12…磁気ストライプ、13…真偽判定用
パターン、31…白濁度検出部、32…透明化用ホット
スタンプ、33…透明度検出部、34…磁気ヘッド、3
5…感熱ヘッド、36…カード。
パターン、31…白濁度検出部、32…透明化用ホット
スタンプ、33…透明度検出部、34…磁気ヘッド、3
5…感熱ヘッド、36…カード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 19/06 (72)発明者 高橋 真一 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会社 巴川製紙所情報メディア事業部内 (72)発明者 東 健策 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会社 巴川製紙所情報メディア事業部内
Claims (1)
- 【請求項1】 基材上に、有機高分子樹脂中に有機低分
子物質を分散して含有し、透明度が温度によって可逆的
に変化する可逆性感熱記録層を設けてなる情報記録媒体
について、該可逆性感熱記録層に過剰な熱を加えて、可
逆性感熱記録層を失活させて不可逆性にすることを特徴
とする情報記録媒体の失活方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5344664A JP2704598B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 情報記録媒体の失活方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5344664A JP2704598B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 情報記録媒体の失活方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07179059A true JPH07179059A (ja) | 1995-07-18 |
| JP2704598B2 JP2704598B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=18371029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5344664A Expired - Fee Related JP2704598B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 情報記録媒体の失活方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2704598B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP5344664A patent/JP2704598B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2704598B2 (ja) | 1998-01-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970819 |
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