JPH0717979B2 - Ni基合金製点火プラグ電極 - Google Patents
Ni基合金製点火プラグ電極Info
- Publication number
- JPH0717979B2 JPH0717979B2 JP16031686A JP16031686A JPH0717979B2 JP H0717979 B2 JPH0717979 B2 JP H0717979B2 JP 16031686 A JP16031686 A JP 16031686A JP 16031686 A JP16031686 A JP 16031686A JP H0717979 B2 JPH0717979 B2 JP H0717979B2
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- JP
- Japan
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- plug electrode
- based alloy
- spark plug
- resistance
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、耐高温腐食性、耐高温酸化性、および耐火
花消耗性に優れたNi基合金を用いて製造した内燃機関の
点火プラグ電極に関するものである。
花消耗性に優れたNi基合金を用いて製造した内燃機関の
点火プラグ電極に関するものである。
従来、内燃機関の点火プラグ電極には、主としてNi−低
Cr−Mn−SiのNi基合金が使用されていた。
Cr−Mn−SiのNi基合金が使用されていた。
しかしながら、近年、排気量の小さいエンジンの乗用車
にもクーラーを装備するなどしてエンジンが酷使される
傾向にあり、また、ターボチャージャーなどの装着によ
りエンジン内の燃焼温度は上昇している。かかる状況下
においては、点火プラグ電極の高温酸化およびガソリン
にアンチノック剤として含まれるテトラエチル鉛が酸化
して生ずるPbOによる高温腐食が著しく、したがって、
相対的に点火プラグ電極の寿命が短くなってきた。
にもクーラーを装備するなどしてエンジンが酷使される
傾向にあり、また、ターボチャージャーなどの装着によ
りエンジン内の燃焼温度は上昇している。かかる状況下
においては、点火プラグ電極の高温酸化およびガソリン
にアンチノック剤として含まれるテトラエチル鉛が酸化
して生ずるPbOによる高温腐食が著しく、したがって、
相対的に点火プラグ電極の寿命が短くなってきた。
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、特に内
燃機関の点火プラグ電極として用いられている上記の従
来Ni基合金における耐高温腐食性および耐高温酸化性を
向上させるべく研究を行なった結果、重量%で(以下、
%は重量%を示す)、 Cr:0.5〜5%、 Mn:0.1〜2.5%、 Si:0.1〜3%、 Y:0.0001〜0.5%、 R.E.(以下、R.E.はランタニド元素からなる希土類元素
を示す):0.0001〜0.5%、 を含有し、残りがNiおよび不可避不純物からなる組成を
有するNi基合金で構成された内燃機関の点火プラグ電極
は、従来のNi基合金で構成された点火プラグ電極に比
し、一段とすぐれた耐高温腐食性および耐高温酸化性、
さらに耐火花消耗性をもつという知見を得た。
燃機関の点火プラグ電極として用いられている上記の従
来Ni基合金における耐高温腐食性および耐高温酸化性を
向上させるべく研究を行なった結果、重量%で(以下、
%は重量%を示す)、 Cr:0.5〜5%、 Mn:0.1〜2.5%、 Si:0.1〜3%、 Y:0.0001〜0.5%、 R.E.(以下、R.E.はランタニド元素からなる希土類元素
を示す):0.0001〜0.5%、 を含有し、残りがNiおよび不可避不純物からなる組成を
有するNi基合金で構成された内燃機関の点火プラグ電極
は、従来のNi基合金で構成された点火プラグ電極に比
し、一段とすぐれた耐高温腐食性および耐高温酸化性、
さらに耐火花消耗性をもつという知見を得た。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものであっ
て、以下に成分組成を上記の通りに限定した理由を説明
する。
て、以下に成分組成を上記の通りに限定した理由を説明
する。
(a)Cr Cr成分には、耐熱性、耐食性および耐酸化性を向上させ
る作用があるが、その含有量が0.5%未満では、上記作
用に所望の効果が得られず、一方5%を越えて含有する
と加工性が悪化し、加工時に不良品発生率が多くなるこ
とから、その含有量を0.5〜5%と定めた。
る作用があるが、その含有量が0.5%未満では、上記作
用に所望の効果が得られず、一方5%を越えて含有する
と加工性が悪化し、加工時に不良品発生率が多くなるこ
とから、その含有量を0.5〜5%と定めた。
(b)Mn Mn成分には、Ni基合金溶製時に添加することにより脱酸
および脱硫作用を発揮し、かつ高温における耐酸化性お
よび耐硫化腐食性を向上させる作用があるが、その含有
量が0.1%未満では前記作用に所望の効果が得られず、
一方、2.5%を越えて含有させても、前記作用に一段の
向上効果はみられないので、その含有量を0.1〜2.5%と
定めた。
および脱硫作用を発揮し、かつ高温における耐酸化性お
よび耐硫化腐食性を向上させる作用があるが、その含有
量が0.1%未満では前記作用に所望の効果が得られず、
一方、2.5%を越えて含有させても、前記作用に一段の
向上効果はみられないので、その含有量を0.1〜2.5%と
定めた。
(c)Si Si成分には、耐熱性および鋳造性を向上せしめる作用が
あるが、その含有量が0.1%未満では、前記作用に所望
の効果が得られず、一方、その含有量が3%を越える
と、かえって融点を下げることから、その含有量を0.1
〜3%と定めた。
あるが、その含有量が0.1%未満では、前記作用に所望
の効果が得られず、一方、その含有量が3%を越える
と、かえって融点を下げることから、その含有量を0.1
〜3%と定めた。
(d)Y Y成分には、耐高温腐食性、耐高温酸化性、および耐火
花消耗性を一段と向上させる作用があるが、その含有量
が0.0001%未満では、前記作用に所望の効果が得られ
ず、一方0.5%越えて含有させても、上記作用により一
層の向上効果が得られず、経済性を考慮して、その含有
量を0.0001〜0.5%と定めた。
花消耗性を一段と向上させる作用があるが、その含有量
が0.0001%未満では、前記作用に所望の効果が得られ
ず、一方0.5%越えて含有させても、上記作用により一
層の向上効果が得られず、経済性を考慮して、その含有
量を0.0001〜0.5%と定めた。
(e)R.E.(希土類元素) R.E.成分には、Ni基合金にY成分と共存含有せしめるこ
とにより耐高温腐食性、耐高温酸化性および耐火花消耗
性を相乗的に向上せしめる作用があるが、その含有量が
0.0001%未満では上記作用に所望の効果が得られず、一
方、0.5%を越えて含有させても、前記作用が飽和し、
より一層の向上効果は得られないことから、経済性を考
慮して、その含有量を0.0001〜0.5%と定めた。
とにより耐高温腐食性、耐高温酸化性および耐火花消耗
性を相乗的に向上せしめる作用があるが、その含有量が
0.0001%未満では上記作用に所望の効果が得られず、一
方、0.5%を越えて含有させても、前記作用が飽和し、
より一層の向上効果は得られないことから、経済性を考
慮して、その含有量を0.0001〜0.5%と定めた。
(f)不可避不純物 この発明のNi基合金は、不可避不純物としてC,Ca,Mg,A
l、およびFe成分などを含有する場合があるが、C成分
にあっては0.01%を越えて含有すると合金の融点低下が
著しくなり、また主として脱酸剤として使用されるCa,M
g、およびAl成分では、その含有量が、それぞれCa:0.01
%,Mg:0.02%、およびAl:0.05%を越えると合金の靱性
が低下するようになり、さらにFe成分においては、0.1
%を越えて含有するようになると、合金の強度が低下す
るようになることから、不可避不純物としてのC,Ca,Mg,
Al、およびFe成分の含有量を、それぞれ C:0.01%以下、 Ca:0.01%以下、 Mg:0.02%以下、 Al:0.05%以下、 Fe:0.1%以下、 とする必要がある。
l、およびFe成分などを含有する場合があるが、C成分
にあっては0.01%を越えて含有すると合金の融点低下が
著しくなり、また主として脱酸剤として使用されるCa,M
g、およびAl成分では、その含有量が、それぞれCa:0.01
%,Mg:0.02%、およびAl:0.05%を越えると合金の靱性
が低下するようになり、さらにFe成分においては、0.1
%を越えて含有するようになると、合金の強度が低下す
るようになることから、不可避不純物としてのC,Ca,Mg,
Al、およびFe成分の含有量を、それぞれ C:0.01%以下、 Ca:0.01%以下、 Mg:0.02%以下、 Al:0.05%以下、 Fe:0.1%以下、 とする必要がある。
つぎに、この発明のNi基合金製点火プラグ電極を実施例
により具体的に説明する。
により具体的に説明する。
真空溶解により、それぞれ第1表に示される成分組成を
もったNi基合金を調製し、真空鋳造して鋳塊とし、な
お、第1表に表示することを省略したが、これらNi基合
金鋳塊は、いずれも不可避不純物として、C:0.005%以
下、Ca:0.005%以下、Mg:0.01%以下、Al:0.01%以下、
およびFe:0.1%以下を含有し、ついで、このNi基合金鋳
塊を熱間鋳造して、直径:10mmの丸棒に成形し、それら
長さ:10mmづつに切断して、直径:10mm×高さ:10mmの円
柱形状の本発明点火プラグ電極材1〜15および比較点火
プラグ電極材1〜3をそれぞれ作成し、高温腐食試験お
よび高温酸化試験の試料に供し、また一方、上記丸棒を
さらに線引き加工して、断面寸法が2.65mm×1.45mmの点
火プラブ電極と同一断面形状の試料を作成し、火花消耗
試験の試料に供した。
もったNi基合金を調製し、真空鋳造して鋳塊とし、な
お、第1表に表示することを省略したが、これらNi基合
金鋳塊は、いずれも不可避不純物として、C:0.005%以
下、Ca:0.005%以下、Mg:0.01%以下、Al:0.01%以下、
およびFe:0.1%以下を含有し、ついで、このNi基合金鋳
塊を熱間鋳造して、直径:10mmの丸棒に成形し、それら
長さ:10mmづつに切断して、直径:10mm×高さ:10mmの円
柱形状の本発明点火プラグ電極材1〜15および比較点火
プラグ電極材1〜3をそれぞれ作成し、高温腐食試験お
よび高温酸化試験の試料に供し、また一方、上記丸棒を
さらに線引き加工して、断面寸法が2.65mm×1.45mmの点
火プラブ電極と同一断面形状の試料を作成し、火花消耗
試験の試料に供した。
なお、比較点火プラグ電極材1〜3は、これを構成する
Ni基合金がこれの合金成分のうち、特に耐高温腐食性、
耐高温酸化性、および耐火花消耗性に影響を及ぼすYお
よびR.E.の少なくともいずれかの成分を含有しない組成
をもつものである。
Ni基合金がこれの合金成分のうち、特に耐高温腐食性、
耐高温酸化性、および耐火花消耗性に影響を及ぼすYお
よびR.E.の少なくともいずれかの成分を含有しない組成
をもつものである。
以下に上記の各種試料を用いて行なった試験とその結果
について詳記する。
について詳記する。
(1)高温腐食試験 たて型環状炉を用い、上記直径:10mm×高さ:10mmの円柱
形試料を、それぞれPbO:40gと共にアルミナ坩堝に入れ
て、温度:900℃で30分加熱した。上記加熱後の試料をワ
イヤブラシで脱スケールして腐食減量を調べ、その結果
を第1表に示した。
形試料を、それぞれPbO:40gと共にアルミナ坩堝に入れ
て、温度:900℃で30分加熱した。上記加熱後の試料をワ
イヤブラシで脱スケールして腐食減量を調べ、その結果
を第1表に示した。
(2)高温酸化試験 たて型環状炉を用い、上記直径:10mm×高さ:10mmの円柱
形試料をアルミナボートにのせて、温度:900℃で200時
間加熱し、ワイヤブラシで脱スケールした後、酸化減量
を調べ、その結果を第1表に示した。
形試料をアルミナボートにのせて、温度:900℃で200時
間加熱し、ワイヤブラシで脱スケールした後、酸化減量
を調べ、その結果を第1表に示した。
(3)火花消耗試験 上記の断面長方形に線引き加工された試料を、ネオント
ランスを用いて、大気中において、火花間隙:2mmとして
3時間放電させ、重量減少を調べ、火花消耗量として第
1表に示した。
ランスを用いて、大気中において、火花間隙:2mmとして
3時間放電させ、重量減少を調べ、火花消耗量として第
1表に示した。
第1表に示される結果から明らかなように、本発明点火
プラグ電極材1〜15は、いずれもYおよび/またはR.E.
を含有しない比較点火プラグ電極材1〜3に比べて、著
しく優れた耐高温腐食性、耐高温酸化性および耐火花消
耗性を示し、内燃機関の酷使に対しても長期にわたって
十分に耐えることができ、したがって、内燃機関の高性
能を長期にわたって保持する優れた特性を具備するもの
である。
プラグ電極材1〜15は、いずれもYおよび/またはR.E.
を含有しない比較点火プラグ電極材1〜3に比べて、著
しく優れた耐高温腐食性、耐高温酸化性および耐火花消
耗性を示し、内燃機関の酷使に対しても長期にわたって
十分に耐えることができ、したがって、内燃機関の高性
能を長期にわたって保持する優れた特性を具備するもの
である。
フロントページの続き (72)発明者 倉内 伸好 埼玉県桶川市上日出谷1230 三菱金属株式 会社桶川第1製作所内 (56)参考文献 特公 昭44−7837(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】Cr:0.5〜5%、 Mn:0.1〜2.5%、 Si:0.1〜3%、 Y:0.0001〜0.5%、 ランタニド元素からなる希土類元素:0.0001〜0.5%、 を含有し、残りがNiおよび不可避不純物からなる組成
(以上、重量%)を有するNi基合金で構成したことを特
徴とするNi基合金製点火プラグ電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16031686A JPH0717979B2 (ja) | 1986-07-08 | 1986-07-08 | Ni基合金製点火プラグ電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16031686A JPH0717979B2 (ja) | 1986-07-08 | 1986-07-08 | Ni基合金製点火プラグ電極 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6318033A JPS6318033A (ja) | 1988-01-25 |
| JPH0717979B2 true JPH0717979B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=15712316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16031686A Expired - Lifetime JPH0717979B2 (ja) | 1986-07-08 | 1986-07-08 | Ni基合金製点火プラグ電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717979B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4227738B2 (ja) * | 2000-09-18 | 2009-02-18 | 日本特殊陶業株式会社 | スパークプラグ |
| JP4706441B2 (ja) * | 2004-11-04 | 2011-06-22 | 日立金属株式会社 | 点火プラグ用電極材料 |
| JP4699867B2 (ja) * | 2004-11-04 | 2011-06-15 | 日立金属株式会社 | 点火プラグ用電極材料 |
| CN102597284B (zh) | 2009-12-24 | 2013-12-04 | 日本特殊陶业株式会社 | 火花塞 |
| JP5650969B2 (ja) * | 2010-09-24 | 2015-01-07 | 住友電気工業株式会社 | 電極材料、点火プラグ用電極、及び点火プラグ |
| JP5697484B2 (ja) * | 2011-02-25 | 2015-04-08 | 株式会社デンソー | 点火プラグ用電極材料 |
| JP6419108B2 (ja) * | 2016-05-26 | 2018-11-07 | 日本特殊陶業株式会社 | 点火プラグ |
-
1986
- 1986-07-08 JP JP16031686A patent/JPH0717979B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6318033A (ja) | 1988-01-25 |
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