JPH07179821A - コーティング用組成物 - Google Patents

コーティング用組成物

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JPH07179821A
JPH07179821A JP32821493A JP32821493A JPH07179821A JP H07179821 A JPH07179821 A JP H07179821A JP 32821493 A JP32821493 A JP 32821493A JP 32821493 A JP32821493 A JP 32821493A JP H07179821 A JPH07179821 A JP H07179821A
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group
compound
formula
coating composition
coating
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JP32821493A
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English (en)
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Hirota Miyamae
裕太 宮前
Koichi Iyanagi
宏一 井柳
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Pola Chemical Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実用的な耐熱性及び耐摩耗性を有するコーテ
ィング膜を形成することができるコーティング用組成物
を提供する。 【構成】 化1に示す一般組成式で表される化合物
(1)と、化2に示す一般組成式で表される化合物
(2)とを構成成分として含有するコーティング用組成
物。 【化1】 【化2】Si(OR44・・・(2)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコーティング用組成物に
関し、詳しくはプラスチック、ガラスあるいは金属等の
成形品表面に耐損傷性、耐摩耗性に優れたコート膜を形
成することができるコーティング用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリメチルメタクリレート樹脂あるいは
ポリカーボネート樹脂等のプラスチック製品は、一般に
硬度が低く、耐摩耗性が小さいため傷がつきやすく、ま
た耐候性や化学耐久性も劣っている。一方、アルミニウ
ム、鉄等の金属材料も硬度が十分でないため、傷がつき
やすく、化学耐久性も十分とはいえないため、その用途
には制限がある。
【0003】これらの問題を改善する目的で、プラスチ
ック製品や金属製品の表面にコーティングを施すことに
より、耐摩耗性、耐損傷性を改善することが従来より行
われている。このようなコーティングを施す方法とし
て、種々のコーティング用組成物が提案されている。
【0004】たとえば米国特許3451838号、特公
昭56−53577号公報、特開昭48−56230号
公報、特公昭62−54349号公報には、化合物
(2)あるいはアルキルトリアルコキシシランなどを構
成成分とする樹脂あるいは金属の表面コーティング用組
成物が開示されており、また、特開昭53−13847
6号公報にはシラン化合物とプラスチックや金属表面と
の接着を改良する方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知技術では現在要求されている耐摩耗性、耐損傷性を満
足させるものではなくなっている。このようなことか
ら、特公昭61−44877号には、アミド基を有する
有機ケイ素変性化合物が開示されており、上記従来技術
に比べて耐熱性及び耐摩耗性の高い皮膜組成物が得るこ
とが可能となっているが、未だ満足のいくものではな
い。
【0006】本発明はかかる観点からなされたものであ
り、実用的な耐熱性及び耐摩耗性を有するコーティング
膜を形成することができるコーティング用組成物を提供
することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者は鋭意研究した結果、コーティング用組成
物の成分としてアルコキシジシラン化合物(1)と化合
物(2)とを併用すると、ジシラン化合物を単独で含有
するコーティング用組成物に比べ、極めて耐熱性に優
れ、且つ対損傷性も良好なコーティング膜をプラスチッ
ク製品や金属製品の表面に与えることができることを見
出し、本発明を完成させた。
【0008】すなわち本発明は、化3に示す一般組成式
で表される化合物(1)と、化4に示す一般組成式で表
される化合物(2)とを構成成分として含有するコーテ
ィング用組成物である。
【0009】
【化4】
【0010】(式(1)中、R1はそれぞれ独立にアルキル
基を表し同一のものを含んでいても異なっていてもよ
く、R2はそれぞれ独立に二価の炭化水素基を表し同一
であっても異なっていてもよく、R3はそれぞれ独立に
一価の炭化水素基を表し同一であっても異なっていても
よく、mは1〜3の整数を表す。)
【0011】
【化5】Si(OR44 ・・・(2) (式中R4は、それぞれ独立にアルキル基又はアルコキ
シアルキル基を表し、それぞれ同一のものを含んでいて
も異なっていてもよい。)本願発明は、好ましい態様と
して、上記組成物において化合物(1)と化合物(2)
とのモル比が9:1〜1:9であることを特徴とするコ
ーティング用組成物、さらに、上記組成物において化合
物(1)と化合物(2)とのモル比が8:2〜2:8で
あるコーティング用組成物を提供する。
【0012】さらに本願発明は他の態様として、上記構
成成分に加え、下記一般式組成式で表される化合物
(3)をさらに構成成分として好ましくは30モル%以
下含有することを特徴とするコーティング用組成物であ
る。
【0013】
【化6】
【0014】(式中R5はビニル基、メタクリロ基、メ
ルカプト基、エポキシ基及びアミノ基から選ばれる基を
官能基として有する炭化水素基、又はアルキル基もしく
はアリール基を表し、R6はアルキル基又はアリール基
を表し、R7はアルキル基又はアルコキシアルキル基を
表し、nは0又は1を表す。)以下、本発明を詳細に説
明する。
【0015】本発明に用いる前記化合物(1)(以下、
単に「アルコキシジシラン化合物」ともいう)は、上記
(1)式で表される化合物である。(1)式において、
1のアルキル基としては、好ましくは炭素数1〜6個
のアルキル基が挙げられ、具体的にはメチル基、エチル
基、プロピル基、イソブチル基等が挙げられる。R2
二価の炭化水素基としては、例えばメチレン基、エチレ
ン基、プロピレン基等のアルキレン基;トリメチレン
基、テトラメチレン基等のポリメチレン基、フェニレン
基等の基、又はこれらの基に不飽和結合が入った基、又
はこれらの基の水素原子が部分的にハロゲン原子、アル
キル基等で置換された基等が挙げられる。R3の一価の
炭化水素基としては、炭素数2〜20個のものが好まし
く、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、イソブチル基等のアルキル基、又はこれらの基に不
飽和結合が入った基、又はこれらの基の水素分子が部分
的にハロゲン原子、アルキル基等で置換された基が挙げ
られる。
【0016】上記アルコキシジシラン化合物は、公知の
酸アミド反応を用いて合成できる。例えば、化7に示す
ジカルボン酸ジクロリドあるいは化8に示すジカルボン
酸無水物等から選ばれる1種または2種以上と、化9式
で表されるアミノシランから選ばれる1種または2種以
上を反応させることによって得られる。
【0017】
【化7】
【0018】
【化8】
【0019】
【化9】
【0020】化7〜化9式において、R1、R2及びXは
(1)式と同様である。一方、式(2)で表される化合物
としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラ
ン、テトラプロポキシシラン等のテトラアルコキシシラ
ン、及びテトラメトキシエトキシシラン等のテトラアル
コキシアルコキシシラン等が挙げられる。
【0021】本発明のコーティング用組成物は、これら
の化合物(2)の1種又は2種以上と、前記アルコキシ
ジシラン化合物の1種又は2種以上とを含有する。化合
物(2)とアルコキシジシラン化合物との含有比は、
9:1〜1:9であることが好ましく、2:8〜8:2
がさらに好ましい。
【0022】本発明のコーティング用組成物を使用する
際には、上記の化合物を溶媒に混合溶解し、さらに塩
酸、硫酸等の無機あるいは蟻酸、酢酸等の有機酸を含む
弱酸性水溶液を添加撹拌してコーティング液を調製し、
これをコーティングしようとするプラスチック、ガラス
あるいは金属等の基材に塗布する。溶媒としては、コー
ティング用組成物及び水を溶解するものであれば特に制
限されず、例えば、メタノール、エタノール、プロパノ
ール又はブタノール等の低級アルコール類;アセトン、
メチルエチルケトン等のケトン類;メチルセロソルブ等
のセロソルブ類、テトラヒドロフラン等、あるいはこれ
らの溶媒の1種又は2種以上の混合物等が挙げられる。
また、コーティング液を基材に塗布する方法としては、
例えばプラスチック等の基材にコーティング液を吹き付
け、あるいはこれらの基材を前記コーティング液に浸漬
する方法などが挙げられる。
【0023】その後、前記プラスチック等の基材を乾燥
させると、アルコキシジシラン化合物及び化合物(2)
のアルコキシ基の酸加水分解がおこり、アルコキシジシ
ラン化合物及び化合物(2)の共重合反応が進行し、コ
ーティング膜が硬化する。この重合反応を促進するため
に、あるいは低温でコーティング膜を硬化させるため
に、硬化剤をコーティング液に添加してもよい。硬化材
としては、例えば、アリルアミン、エチルアミン等のア
ミン類;ルイス酸やルイス塩基を含む各種酸や塩基、例
えば有機カルボン酸、クロム酸、次亜塩素酸、ホウ酸、
臭素酸、亜セレン酸、チオ硫酸、オルトケイ酸、チオシ
アン酸、亜硝酸、アルミン酸、炭酸等が挙げられる。
【0024】また、コーティング液を乾燥させた後に、
重合反応を完結させるため、さらに溶媒や加水分解によ
り生じたアルコール等を除去するために、基材が変形し
ない温度、例えばプラスチックの場合には、通常70〜
150℃の温度下で加熱したり、又は紫外線や電子線等
を照射してもよい。
【0025】上記のようにして得られるコーティング膜
は、化合物(2)由来のケイ素を介してジシラン化合物
が重合して形成されるので、アルコキシジシランあるい
は化合物(2)単独で重合させた場合に比べて耐熱性及
び耐摩耗性に優れたコーティング膜が得られる。
【0026】上記アルコキシジシラン化合物(1)及び
化合物(2)に加えて、さらに化合物(3)をコーティ
ング組成物の構成成分として含有させてもよい。化合物
(3)は、アルコキシジシラン化合物及び化合物(2)
を構成成分とするコーティング用組成物を使用する際
に、種々の基板に対する親和性がそれぞれ異なるため、
コーティング膜の基板に対する親和性を調整するために
必要に応じて使用される任意成分である。化合物(3)
を用いる場合には、アルコキシジシラン化合物及び化合
物(2)を溶媒に溶解し、上記と同様にしてコーティン
グ用組成物を調製すればよい。この場合、化合物(3)
の含有量は、アルコキシジシラン化合物、化合物(2)
及び化合物(3)の全量に対して30モル%以下である
ことが好ましい。
【0027】
【実施例】以下に、実施例を示して本発明をさらに具体
的に説明する。
【0028】
【製造例1】 アルコキシジシラン化合物の製造(1) 撹拌装置、内温測定装置及びガス導入管を備えた容量1
000mlの三ツ口フラスコ中に、γ−アミノプロピル
トリエトキシシラン(信越化学工業(株)、KBE90
3)35.4g、トリエチルアミン40ml、ジエチル
エーテル160mlを投入し、氷令下にて撹拌混合し
た。氷零下にて撹拌を続けながら、乾燥窒素ガスによる
バブリングを1時間行った後、この混合液にアジピン酸
ジクロリド18.9g、テトラヒドロフラン100ml
を添加し、氷零下における撹拌を5時間続けた。
【0029】次いで、この混合液を吸引濾過することに
より沈澱物(トリエチルアミン塩酸塩)を除去し、続い
てロータリーエバポレータを用いてジエチルエーテル及
びテロラヒドロフランを留去して赤褐色粘性液体を得
た。この液体についてIR及びNMR測定による解析を
行ったところ、この液体は下記式で表されるアルコキシ
ジシラン(A)であることが確認された。
【0030】
【化10】
【0031】
【製造例2】 アルコキシジシラン化合物の製造(2) 撹拌装置、内温測定装置及びガス導入管を備えた容量1
000mlの三ツ口フラスコ中に、γ−アミノプロピル
トリエトキシシラン(信越化学工業(株)、KBE90
3)35.4g、トリエチルアミン40ml、ジエチル
エーテル160mlを投入し、氷令下にて撹拌混合し
た。氷零下にて撹拌を続けながら、乾燥窒素ガスによる
バブリングを1時間行った後、この混合液にテレフタル
酸ジクロリド18.9g、テトラヒドロフラン100m
lを添加し、氷零下における撹拌を5時間続けた。
【0032】次いで、この混合液を吸引濾過することに
より沈澱物(トリエチルアミン塩酸塩)を除去し、続い
てロータリーエバポレータを用いてジエチルエーテル及
びテロラヒドロフランを留去して赤褐色粘性液体を得
た。この液体についてIR及びNMR測定による解析を
行ったところ、この液体は下記式で表されるアルコキシ
ジシラン(B)であることが確認された。但し、下記式
において、Phはフェニル基を表す。
【0033】
【化11】
【0034】
【製造例3】 アルコキシジシラン化合物の製造(3) 撹拌装置、内温測定装置、滴下ロート及びガス導入管を
備えた容量1000mlのスルホネーションフラスコ中
で、3−アミノプロピル−ジ−エトキシ−メチルシラン
(信越化学工業(株)、LS−2450)27.8g、
トリエチルアミン40ml、ジエチルエーテル160m
lを投入し、氷冷下にて撹拌を続けながら、乾燥窒素ガ
スによるバブリングを1時間行った後、この混合溶液に
テレフタル酸ジクロリド18.9g、テトラヒドロフラ
ン100mlを添加し、氷冷下における撹拌を5時間続
けた。
【0035】ついで、この混合溶液を吸引濾過すること
により沈殿物(トリエチルアミン塩)を除去し、続いて
ロータリーエバポレータを用いてジエチルエーテル及び
テトラヒドロフランを留去して淡黄色粘性液体を得た。
【0036】この液体についてIR及びNMR測定によ
る解析を行ったところ、この液体は下記式で表されるア
ルコキシジシランであることが確認された。但し、下記
式において、Phはフェニル基を表す。
【0037】
【化12】
【0038】
【実施例1】上記製造例で得られたアルコキシジシラン
化合物(A)を用いて、表1に示す組成でテトラメトキ
シシランと混合し、コーティング用組成物を調製した。
これらのコーティング用組成物を用いて、ガラス板のコ
ーティングを行い、コーティング膜の耐熱性を調べた。
比較品として、化合物(A)又はテトラメトキシシラン
単独でコーテイング用組成物とした。
【0039】前記の各コーティング用組成物を、化合物
(A)とテトラメトキシシランの合計量が25重量%と
なるようにメチルアルコールに混合溶解し、次いでこれ
らのアルコキシ基の加水分解に必要な理論当量の2倍量
の水を含む0.07規定塩酸を室温で添加して、コーテ
ィング液とした。
【0040】ガラス板として、市販のスライドグラス
(MATSUNAMI GLASS INC LTD)を用いた。このスライド
ガラスをエタノールで洗浄して充分に風乾し、清澄な状
態とし、これを上記コーティング液に浸漬した後、室温
で3時間乾燥させ、続いて70℃で8時間加熱してコー
ティング膜を形成させた。
【0041】上記のようにしてコーティングしたスライ
ドグラス上のコーティング膜の耐熱性を調べた。膜を大
気中で200℃、300℃あるいは400℃で2時間加
熱処理し、加熱処理前後での膜の状態変化を以下の基準
により目視評価した。結果を表1に示す。
【0042】◎ :全く変化せず完全な連続膜が残る ○ :一部変化がみられるが、7割以上が連続膜として
残る △ :一部変化がみられるが、3〜7割が連続膜として
残る × :一部変化がみられるが、3割以下が連続膜として
残る ×× :ほとんど膜が残らない − :コーティング液に浸漬後、乾燥中に膜が破壊する
【0043】
【表1】
【0044】
【実施例2】上記製造例で得られたアルコキシジシラン
化合物(B)を用いて、表2に示す組成でテトラメトキ
シシランと混合し、コーティング用組成物を調製した。
これらのコーティング用組成物を用いて、ガラス板のコ
ーティングを行い、コーティング膜の耐熱性を調べた。
比較品として、化合物(B)又はテトラメトキシシラン
単独でコーテイング用組成物とした。
【0045】前記の各コーティング用組成物を、化合物
(B)とテトラメトキシシランの合計量が25重量%と
なるようにメチルアルコールに混合溶解し、次いでこれ
らのアルコキシ基の加水分解に必要な理論当量の2倍量
の水を含む0.07規定塩酸を室温で添加して、コーテ
ィング液とした。
【0046】ガラス板として、市販のスライドグラス
(MATSUNAMI GLASS INC LTD)を用いた。このスライド
グラスをアセトンで洗浄して充分に風乾し、清澄な状態
とし、これを上記コーティング液に浸漬した後、室温で
3時間乾燥させ、続いて70℃で8時間加熱してコーテ
ィング膜を形成させた。
【0047】上記のようにしてコーティングしたスライ
ドグラス上のコーティング膜の耐熱性を調べた。膜を大
気中で200℃、300℃あるいは400℃で2時間加
熱処理し、加熱処理前後での膜の状態変化を実施例1と
同様の基準により目視評価した。結果を表2に示す。
【0048】
【表2】
【0049】
【実施例3】上記製造例で得られたアルコキシジシラン
化合物(C)を用いて、表3に示す組成でテトラエトキ
シシランと混合し、コーティング用組成物を調製した。
これらのコーティング用組成物を用いて、ガラス成型板
のコーティングを行い、コーティング膜の耐熱性を調べ
た。比較品として、化合物(C)又はテトラエトキシシ
ラン単独でコーテイング用組成物とした。
【0050】前記の各コーティング用組成物を、化合物
(C)とテトラエトキシシランの合計量が25重量%と
なるようにメチルアルコールに混合溶解し、次いでこれ
らのアルコキシ基の加水分解に必要な理論当量の2倍量
の水を含む0.07規定塩酸を室温で添加して、コーテ
ィング液とした。
【0051】ガラス板として、スライドグラス(MATSUN
AMI GLASS INC LTD)を用いた。このスライドグラスを
アセトンで洗浄して充分に風乾し、清澄な状態とした。
これを上記コーティング液に浸漬した後、室温で3時間
乾燥させ、続いて70℃で8時間加熱してコーティング
膜を形成させた。
【0052】上記のようにしてコーティングしたガラス
板上のコーティング膜の耐熱性を調べた。膜を大気中で
200℃、300℃あるいは400℃で2時間加熱処理
し、加熱処理前後での膜の状態変化を実施例1と同様の
基準により目視評価した。結果を表3に示す。
【0053】
【表3】
【0054】
【実施例4】上記製造例で得られたアルコキシジシラン
化合物(A)を用いて、表4に示す組成でテトラエトキ
シシラン及びビニルトリメトキシシランと混合し、コー
ティング用組成物を調製した。これらのコーティング用
組成物を用いて、銅板のコーティングを行い、コーティ
ング膜の耐熱性を調べた。比較品として、化合物(A)
又はテトラエトキシシラン単独でコーテイング用組成物
とした。
【0055】前記の各コーティング用組成物を、化合物
(A)とテトラエトキシシランの合計量が25重量%と
なるようにメチルアルコールに混合溶解し、次いでこれ
らのアルコキシ基の加水分解に必要な理論当量の2倍量
の水を含む0.07規定塩酸を室温で添加して、コーテ
ィング液とした。
【0056】銅板として、市販のものを用いた。この銅
板をアセトンで洗浄して充分に風乾し、清澄な状態とし
た。これを上記コーティング液に浸漬した後、室温で3
時間乾燥させ、続いて70℃で8時間加熱してコーティ
ング膜を形成させた。
【0057】上記のようにしてコーティングしたガラス
板上のコーティング膜の耐熱性を調べた。膜を大気中で
200℃、300℃あるいは400℃で2時間加熱処理
し、加熱処理前後での膜の状態変化を実施例1と同様の
基準により目視評価した。結果を表4に示す。表中、化
合物(3)はビニルトリメトキシシランである。
【0058】
【表4】
【0059】
【効果】 本発明のコーティング組成物を用いると、プ
ラスチック、ガラス、金属等の基材に耐熱性及び耐摩耗
性に優れたコーティングを施すことができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化1に示す一般組成式で表される化合物
    (1)と、化2に示す一般組成式で表される化合物
    (2)とを構成成分として含有するコーティング用組成
    物。 【化1】 (式(1)中、R1はそれぞれ独立にアルキル基を表し同一
    のものを含んでいても異なっていてもよく、R2はそれ
    ぞれ独立に二価の炭化水素基を表し同一であっても異な
    っていてもよく、R3はそれぞれ独立に一価の炭化水素
    基を表し同一であっても異なっていてもよく、mは1〜
    3の整数を表す。) 【化2】Si(OR44 ・・・(2) (式中R4は、それぞれ独立にアルキル基又はアルコキ
    シアルキル基を表し、それぞれ同一のものを含んでいて
    も異なっていてもよい。)
  2. 【請求項2】 請求項1において、化合物(1)と化合
    物(2)とのモル比が9:1〜1:9であることを特徴
    とするコーティング用組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1において、化合物(1)と化合
    物(2)とのモル比が8:2〜2:8であることを特徴
    とするコーティング用組成物。
  4. 【請求項4】 下記一般式組成式で表される化合物
    (3)をさらに構成成分として含有することを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか一項に記載のコーティング用
    組成物。 【化3】 (式中R5はビニル基、メタクリロ基、メルカプト基、
    エポキシ基及びアミノ基から選ばれる基を官能基として
    有する炭化水素基、又はアルキル基もしくはアリール基
    を表し、R6はアルキル基又はアリール基を表し、R7
    アルキル基又はアルコキシアルキル基を表し、pは0又
    は1を表す。)
  5. 【請求項5】 化合物(3)の配合量が30モル%以下
    であることを特徴とする請求項4記載のコーティング用
    組成物。
JP32821493A 1993-12-24 1993-12-24 コーティング用組成物 Pending JPH07179821A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002528590A (ja) * 1998-10-23 2002-09-03 エスディーシー、コーティングズ、インコーポレーテッド 改良された接着性および改良された耐亀裂形成性を有する、耐磨耗性コーティングを支持体上に与える組成物
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