JPH07180900A - 吹出し口構造 - Google Patents

吹出し口構造

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JPH07180900A
JPH07180900A JP32383793A JP32383793A JPH07180900A JP H07180900 A JPH07180900 A JP H07180900A JP 32383793 A JP32383793 A JP 32383793A JP 32383793 A JP32383793 A JP 32383793A JP H07180900 A JPH07180900 A JP H07180900A
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damper
outlet
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和良 平木
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知弘 冨田
Masahiro Matsunaga
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より安定した操作性の確保や空調風吹き出し
時におけるダンパの安定保持を図ることができ、また、
より広い通風面積を確保し見映えも向上させることがで
きる吹出し口構造を提供する。 【構成】 エア通風路10を形成する筒状ケース4,5
に吹出し口10aを開閉するダンパ12,13を設け、該
ダンパ間にケース長手軸方向に沿って進退動可能で、か
つ、ロック機構30によって所定の進退位置にロックさ
れるロッド部材15を配設するとともに、各ダンパの回
動軸12s,13sに該ロッド部材のラック歯15aと噛み
合いロッド部材の進退動に伴って各ダンパを開閉させる
歯車22,23を取り付け、上記ロッド部材を歯車との
係合部の前側と後側との前後2箇所で進退動可能に支持
したことを特徴とし、また、上記ロック手段をロッド部
材の後側の支持部に設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、吹出し口構造、より
詳しく言えば、例えば、自動車等の車両の車室内に設け
られて空調風を室内側に吹き出す吹出し口の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車等の車両の車室内
に設けられて空調風を室内側に吹き出す吹出し口の構造
として、長手軸方向に沿ったエア通風路を形成する筒状
のケース内にエア通風路の吹出し口を開閉する一対のダ
ンパを配設するとともに、該ダンパ間にロッド部材をケ
ース長手軸方向に沿って進退動可能に設け、該ロッド部
材と上記各ダンパの回動軸とをギヤ機構を介して係合さ
せることにより、ロッド部材の進退動に伴って上記各ダ
ンパが開閉されるようにしたものが知られている(例え
ば特開平4−302940号公報参照)。
【0003】この従来技術に係る吹出し口構造では、操
作ノブの押圧操作に応じて上記ロッド部材を所定の進退
位置にロックするロック機構が設けられており、上記両
ダンパが閉じられて閉状態にある吹出し口を開く際に
は、ロッド部材の前側に配設された上記操作ノブを押圧
操作することにより、上記ロッド部材が後退動させら
れ、しかも、このロッド部材はダンパを開く後退位置に
ロックされる。かかる構成を採用することにより、吹出
し口の開閉操作をワンタッチで行うことができるように
なり、その操作性を向上させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の吹出し口構造では、その具体的な構成について、以
下に述べるような難点があった。 ダンパを開閉させる上記ロッド部材は、操作部の比較
的前側(車室側)部分のみで支持案内されているだけであ
り、上記ギヤ機構より後側については支持が設けられて
おらず、ロッド部材全体として実質的には片持支持であ
るので、ロッド部材の進退動作をスムースで安定したも
のとする上では不利であり、特に、長期間使用した場合
には耐久性に不安が生じる。 上記ロック手段は一定以上の大きさを要するが、これ
がロッド部材の手前側(つまり操作部側)に設けられてい
るので、操作部が大きくなり、それだけエアの通風面積
が制限され、また、車室側からの見映えが悪くなる。 各ダンパは、吹出し口近傍に取り付けられる回動軸を
中心にして回動できるが、上記吹出し口を開いた状態
(つまり空調風が吹き出される状態)では、その後縁側が
上流側に向けられた状態で直接に空調風にさらされるこ
ととなる。このため、空調風の吹き出し時には、各ダン
パは、その開き位置への保持が不安定となり、不規則的
にがた付いて騒音問題を発生させる場合がある。また、
耐久性の観点からも好ましくない。 上記ギヤ機構は、ロッド部材の後部における両側にそ
れぞれラック歯を形成するとともに、各ダンパの回動軸
に上記ラック歯にそれぞれ噛み合う歯車を装着し、この
各歯車をロッド部材両側に配設して構成されている。つ
まり、両ダンパの間には、ロッド部材と2個の歯車とが
横一列に並んで配置されることになり、この部分が大き
くなるとともに、ダンパ間の間隔もそれだけ広くなる。
このため、エアの通風面積が制限され、また、車室側か
らの見映えも悪くなる。
【0005】この発明は、上記諸問題に鑑みてなされた
もので、より安定した操作性の確保や空調風吹き出し時
におけるダンパの安定保持を図ることができ、また、よ
り広い通風面積を確保し見映えも向上させることができ
る吹出し口構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本願の第1の
発明は、長手軸方向に沿ったエア通風路を形成し、後方
から前方の室内側に向かってエアを吹き出すための筒状
のケースと、該ケース内に配設されて上記エア通風路の
室内側に臨む吹出し口を開閉する一対のダンパと、該ダ
ンパ間に上記ケースの長手軸方向に沿って進退動可能に
延設されたロッド部材と、該ロッド部材と上記各ダンパ
とを係合させ、ロッド部材の進退動に伴って上記各ダン
パを開閉させる係合手段と、上記ロッド部材を所定の進
退位置にロックするロック手段とを備えた吹出し口構造
において、上記ロッド部材は、上記係合手段の前側と後
側との前後2箇所で進退動可能に支持されているように
したものである。
【0007】また、本願の第2の発明は、上記第1の発
明において、上記ロック手段は、上記ロッド部材の後側
の支持部に設けられていることを特徴としたものであ
る。
【0008】更に、本願の第3の発明は、上記第1の発
明または第2の発明において、上記ロッド部材の後側の
支持部は、各ダンパの回動軸の両端をそれぞれ枢支する
枢支部から後方に延びる保持部材によって保持されてお
り、上記各ダンパは、上記吹出し口を開いた開状態にお
いてはその後縁部が上記保持部材によって覆われている
ことを特徴としたものである。
【0009】また、更に、本願の第4の発明は、長手軸
方向に沿ったエア通風路を形成し、後方から前方の室内
側に向かってエアを吹き出すための筒状のケースと、該
ケース内に配設されて上記エア通風路の室内側に臨む吹
出し口を開閉する一対のダンパと、該ダンパ間に上記ケ
ースの長手軸方向に沿って進退動可能に延設されたロッ
ド部材と、該ロッド部材と上記各ダンパとを係合させ、
ロッド部材の進退動に伴って上記各ダンパを開閉させる
係合手段と、上記ロッド部材を所定の進退位置にロック
するロック手段とを備えた吹出し口構造において、上記
係合手段は、上記ロッド部材の片側に形成されたラック
歯と、上記各ダンパの回動軸にそれぞれ装着された歯車
とで構成され、これら歯車のうちのいずれか一方が上記
ラック歯と係合し、他方の歯車は上記ロッド部材とオー
バラップする位置で上記一方の歯車と係合していること
を特徴としたものである。
【0010】また、更に、本願の第5の発明は、上記第
1〜第4の発明のいずれか一において、上記ケースは、
上記吹出し口を含むエア通風路の前側部分で、該前側部
分に後続する後側部分と一体的に形成された固定外筒
と、球面状の外周部を有して上記固定外筒に対して回動
可能に摺接する可動内筒とに分割して形成され、該可動
内筒は上記ロッド部材に連繋されており、該ロッド部材
で上記可動内筒を回動操作することにより、該可動内筒
の中心軸の上記固定外筒の中心軸に対する角度が変化さ
せられることを特徴としたものである。
【0011】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、上記ロッド
部材は、上記係合手段の前側と後側との前後2箇所で進
退動可能に支持されているので、従来、実質的に片持支
持構造とされていた場合に比べて、ロッド部材の進退動
作をスムースで安定したものとすることができ、その操
作フィーリングも向上させることができる。また、特
に、長期間使用した場合における信頼性を高めることが
できる。
【0012】また、本願の第2の発明によれば、基本的
には、上記第1の発明と同様の効果を奏することができ
る。しかも、その上、上記ロック手段は、上記ロッド部
材の後側の支持部に設けられているので、従来、ロッド
部材の手前側(つまり操作部側)に設けられていた場合に
比べて、操作部が大きくなってエアの通風面積が制限さ
れることを防止できる。また、車室側からの見映えも向
上させることができる。
【0013】更に、本願の第3の発明によれば、基本的
には、上記第1の発明または第2の発明と同様の効果を
奏することができる。しかも、その上、上記各ダンパ
は、上記吹出し口を開いた開状態においては、その後縁
部が、上記ロッド部材の後側の支持部を保持する保持部
材によって覆われているので、上記吹出し口を開いた状
態(つまり空調風が吹き出される状態)でも、その後縁側
が直接に空調風にさらされることがなくなる。この結
果、空調風の吹き出し時ににおいても、各ダンパを、そ
の開き位置に安定して保持することができるようにな
り、ダンパが不規則的にがた付いて騒音問題が発生する
ことを防止できる。また、耐久性も向上させることがで
きる。
【0014】また、更に、本願の第4の発明によれば、
ラック歯は上記ロッド部材の片側にのみ形成され、各ダ
ンパの回動軸にそれぞれ装着された歯車のうちのいずれ
か一方が上記ラック歯と係合し、他方の歯車はロッド部
材とオーバラップする位置で上記一方の歯車と係合して
いるので、従来、ロッド部材の両側にラック歯を形成し
て各歯車をロッド部材両側に配設していた場合に比べ
て、ロッド部材とダンパとの間の係合手段をコンパクト
化することができ、ダンパ間の間隔もそれだけ狭くする
ことができる。この結果、エアの通風面積をより広く確
保でき、また、車室側からの見映えも向上させることが
できる。
【0015】また、更に、本願の第5の発明によれば、
基本的には、上記第1〜第4の発明のいずれか一と同様
の効果を奏することができる。しかも、その上、上記ロ
ッド部材で上記可動内筒を回動操作することにより、該
可動内筒の中心軸の上記固定外筒の中心軸に対する角度
が変化させられるので、ロッド部材の簡単な操作によっ
て、吹出し口からの風向きを容易に変更することができ
る。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を、添付図面に基づ
いて詳細に説明する。図1,図2および図3は、本実施
例に係る吹出し口構造を備えたグリルアッセンブリ1の
正面,側面および背面をそれぞれ示す説明図である。こ
れらの図に示すように、上記グリルアッセンブリ1は、
長手軸方向に沿ったエア通風路を形成する中空筒状のル
ーバケース3と、該ルーバケース3の前面側(図2にお
ける左側)に組み合わされるルーバグリル2とでその外
形部が構成されている。これらルーバグリル2及びルー
バケース3は、共に例えば合成樹脂によって形成された
ものである。また、グリルアッセンブリ1の正面部に
は、同心円状に配置された環状フィン6a,6bと、互い
に交差するように配置された直線状フィン6c,6dとが
設けられており(図1参照)、上記環状フィン6a,6bの
内側のもの6aが、後述する操作ノブ7のガイド筒を構
成している。
【0017】上記グリルアッセンブリ1は、例えば自動
車の車室内に設けられて空調風を室内側に吹き出すため
のもので、例えば、ルーバケース3を車室前部のインス
トルメントパネル8に形成された開口部8aに挿入し、
その前面の外周近傍部分をメータフード9で押さえて取
り付けられる(図2参照)。グリルアッセンブリ1の正面
の外周部、つまりルーバグリル2の外周部には、取付係
合部2a,2cと2個の取付ボス部2bが外方に張り出して
設けられており、グリルアッセンブリ1は、これら取付
係合部2a,2cおよび取付ボス部2b,2bを介してメータ
フード9に固定されている。尚、具体的には図示しなか
ったが、上記ルーバケース3の後端部には、車載の空調
装置から延びる空調ダクトの端末ホースが接続され、グ
リルアッセンブリ1の後方から前方(図2における右方
から左方)の室内側に向かって空調風が吹き出されるよ
うになっている。
【0018】上記ルーバケース3は、図5および図6か
ら良く分かるように、室内側(図5および図6における
左側)に臨むエア吹出し口10aを含むエア通風路10の
前側部分で、該前側部分に後続する後側部分と一体的に
形成された固定外筒4と、球面状の外周部5aを有して
上記固定外筒4に対して回動可能に摺接する可動内筒5
とに分割して形成されている。上記固定外筒4の内周部
4aも球面状に形成され、可動内筒5の外周部5aとの間
にはフェルト材11が介装されている。そして、上記可
動内筒5を回動させることにより、該可動内筒5の中心
軸の上記固定外筒4の中心軸に対する角度が変化させら
れ、エア吹出し口10aからの空調風の風向きを変更す
ることができるようになっている。尚、グリルアッセン
ブリ1の正面部に設けられたフィン6a,6b,6c,6d
は、上記可動内筒5と一体的に形成されたものである。
【0019】上記ルーバケース3の内部には、上記エア
吹出し口10aを開閉するために一対のダンパ12,13
が配設され、これらダンパ12,13の間には、ルーバ
ケース3の長手軸方向に沿ったロッド部材15が延設さ
れている。該ロッド部材15の前端側は、可動内筒6の
前面側の中心部に形成されたガイド筒6a(内側の環状フ
ィン6a)で前後摺動可能に保持された操作ノブ7内に挿
入して支持されている。一方、ロッド部材15の後方に
は、ホルダ17によって通風路10の中心部に保持され
た後側保持部19が位置しており、該後側保持部19の
中心部には、後述するロック機構を有するロック基部2
1が後方に突き出して設けられている。
【0020】上述のように、上記ロッド部材15の前端
側を支持する操作ノブ7は、可動内筒5の前面側の中心
部に形成されたガイド筒6aで保持されているので、こ
の操作ノブ7を指でつまんで操作することによって可動
内筒5を回動操作することができる。つまり、操作ノブ
7の簡単な操作により、可動内筒5の中心軸の上記固定
外筒4の中心軸に対する角度を変化させ、エア吹出し口
10aからの空調風の風向きを容易に変更することがで
きるのである。
【0021】上記ホルダ17は、可動内筒5の内周部に
固定された環状のホルダ基部17aと、該基部17aから
後方に延びて基部17aと上記後側保持部19とを連結
する一対のホルダ連結部17bとで構成されている。該
ホルダ連結部17b,17bは、背面視で所定の幅を有し
ており(図3参照)、側面視では全体として半円状となる
ように構成されている。上記ダンパ12,13は、その
回動軸12s,13sの両端部が、上記ホルダ基部17aに
回動可能に枢支されており、本実施例においては、エア
吹出し口10aを開いた開状態においては(図5における
2点鎖線曲線参照)、その後縁部が、上記ホルダ連結部
17b,17bによって覆われるようになっている。
【0022】従って、エア吹出し口10aを開いた状態
(つまり空調風が吹き出される状態)でも、各ダンパ1
2,13の後縁側が直接に空調風にさらされることがな
くなる。この結果、空調風の吹き出し時ににおいても、
各ダンパ12,13を、その開き位置に安定して保持す
ることができるようになり、ダンパ12,13が不規則
的にがた付いて騒音問題が発生することを防止できる。
また、耐久性も向上させることができるのである。尚、
上記ダンパ12,13は、エア吹出し口10aを閉じた閉
状態においては、上記ホルダ基部17aに設けられたス
トッパ部17cに当接することによって閉状態が安定的
に保持される。
【0023】上記ロッド部材15の長手方向における途
中部には、片側のみについてラック歯15aが形成され
ており、一方、上記各ダンパ12,13の回動軸12s,
13sには、歯車22,23がそれぞれ取り付けられてい
る。これら歯車22,23と上記ラック歯15aとで、ロ
ッド部材15と各ダンパ12,13とを係合させる係合
手段が形成されている。本実施例では、これら歯車2
2,23のうちのいずれか一方、例えば、ダンパ12の
歯車22は、その高さ寸法が、他方の歯車23よりも大
きくなるように、より好ましくは、上記ラック歯15a
の高さと他方の歯車23の高さの和よりも大きくなるよ
うに設定されており(図4参照)、このダンパ12の歯車
22が上記ラック歯15aと噛み合っている。そして、
上記他方の歯車23は、図6および図7からも分かるよ
うに、上記ロッド部材15と平面視でオーバラップする
位置で上記ダンパ12の歯車22と噛み合うようになっ
ている。
【0024】このように、他方の歯車23をロッド部材
15とオーバラップする位置で上記一方の歯車22と噛
み合わせるようにすることにより、従来、ロッド部材の
両側にラック歯を形成して各歯車をロッド部材両側に配
設していた場合に比べて、ロッド部材15とダンパ1
2,13との間の係合手段をコンパクト化することがで
き、ダンパ12,13間の間隔もそれだけ狭くすること
ができる。この結果、エアの通風面積をより広く確保で
き、また、車室側からの見映えも向上させることができ
るのである。
【0025】次に、上記ロッド部材15について説明す
る。図5〜図7から良く分かるように、ロッド部材15
の前方には操作ノブ7が位置しており、該操作ノブ7の
中空内部には円筒状のケース26(スプリングケース)が
装着され、該スプリングケース26と上記操作ノブ7の
後側にリング部材27が配設されている。該リング部材
27および操作ノブ7は共に、その外周に位置する環状
リブ6aによって前後スライド可能に支持されている。
このリング部材27および上記スプリングケース26の
内部には、ロッド部材15を後方に付勢するコイルスプ
リング28が配設されている。そして、ロッド部材15
の前端側は、上記コイルスプリング28で後方へ付勢さ
れながらリング部材27で支持されている。尚、該リン
グ部材27の内周部とロッド部材15の前端外周部との
間には所定の間隙が設けられており、ダンパ12,13
の位置合わせが容易に行えるようになっている。
【0026】一方、上記ロッド部材15のラック歯15
aが形成された側と反対の側面から後端部にかけては、
上記ロック基部21に設けられた後述するロック機構と
連繋するガイド部材31と組み合わされて、該ガイド部
材31によって前後スライド可能に支持されている。
尚、一方のダンパ13には、ダンパ13が開く際にガイ
ド部材31と干渉することを防止するための逃げ部13
aが設けられている。すなわち、本実施例では、ロッド
部材15は、ダンパ12,13との間の係合手段(歯車2
2,23と噛み合う上記ラック歯15a)よりも前側を上
記リング部材27で、また、後側を上記ガイド部材31
で、前後へ進退動可能に支持されている。
【0027】以上、説明したように、本実施例では、上
記ロッド部材15は、該ロッド部材15とダンパ12,
13との間に設けられた上記係合手段(歯車22,23及
びラック歯15a)の前側と後側との前後2箇所で進退動
可能に支持されているので、従来、実質的に片持支持構
造とされていた場合に比べて、ロッド部材15の進退動
作をスムースで安定したものとすることができ、その操
作フィーリングも向上させることができる。また、特
に、長期間使用した場合における信頼性を高めることが
できるのである。
【0028】また、本実施例では、上記ロッド部材15
を所定の進退位置にロックするロック機構は、上述した
ように、ロッド部材15の後端側を支持するガイド部材
31の後側に位置するロック基部21に設けられてい
る。以下、このロック機構について説明する。図8およ
び図9に示すように、上記ガイド部材31の後端側はロ
ック基部21内に挿入されており、このガイド部材31
の挿入部分の途中には、断面形状が略L字状に形成され
たピン部材33が設けられている。このピン部材33の
上端には図10に示すように、平面視で円形のピン頭3
3aが形成されている。そして、このピン部材33は、
ロック基部21の後端壁21aとの間に配設されたスプ
リング34により、長手方向の軸線LCに沿って前方に
付勢されている。
【0029】一方、上記ロック基部21の上壁21bに
は、他の部分よりも厚肉に形成された厚肉部21cが設
けられており、この厚肉部21cに複数のコーナ部が設
けられたカム35が形成されている。このカム35と上
記ピン部材33とで、本実施例におけるロック機構30
としての、所謂プッシュ・プッシュ式のハートカムが構
成されている。すなわち、図7において破線矢印で示す
ように、操作ノブ7を押し操作すると、上記ガイド部材
31が所定量後退させられる。上記ピン部材33のピン
頭33aは、この押し操作前には上記カム35のコーナ
部35Aに位置しており、スプリング34で前方に付勢
されてロックされていたが、押し操作によってこのロッ
ク状態が解除され、カム35の形状に沿ってコーナ部3
5Bに移動する。そして、この押し操作の後、指先を離
して操作ノブ7に対する押圧力を解除すると、ピン頭3
3aは、スプリング34のバネ力によりカム35の形状
に沿って移動させられ、コーナ部35Cを経由して前方
位置Dにロックされる。
【0030】このピン頭33aの前方移動に伴ってガイ
ド部材31が前方に移動させられ、これによりロッド部
材15が前動する。そして、このロッド部材15の前動
に伴ってラック歯15aと噛み合う歯車22,23が回転
し、ダンパ12,13が回動させられるようになってい
る。上記ロック機構30は、操作ノブ7を押し操作する
毎に、上記ピン頭33aが、図9において2点鎖線矢印
で示すように、例えばコーナ部35Aから、コーナ部3
5B,コーナ部35C,前方位置D,コーナ部35Eの順
に繰り返して移動するようになっている。尚、上記のよ
うな所謂プッシュ・プッシュ式のハートカム35で構成
されたロック機構30の代わりに、例えば図11に示す
ように、ガイド部材41の後端側に山形スプリング42
を例えばボルト43で固定し、この山形スプリング42
とロック基部44の挿入口44aとの係合関係を利用し
て所謂プッシュ・プルタイプのロック機構40を設ける
ようにしても良い。
【0031】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、ロッド部材15を所定の進退位置にロックするロッ
ク機構30は、上記ロッド部材15の後側を支持するガ
イド部材31の後端側に設けられているので、従来、ロ
ッド部材の手前側(つまり操作部側)に設けられていた場
合のように操作部が大きくなってエアの通風面積が制限
されることを防止できる。また、車室側からの見映えも
向上させることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るルーバグリルの正面説
明図である。
【図2】 上記ルーバグリルの側面説明図である。
【図3】 上記ルーバグリルの背面説明図である。
【図4】 図2のB−B線断面説明図である。
【図5】 図1のA−A線断面説明図である。
【図6】 図5のC−C線断面説明図である。
【図7】 図6の要部を拡大して示す断面説明図であ
る。
【図8】 上記ルーバグリルのロック機構の縦断面説明
図である。
【図9】 上記ロック機構の平面説明図である。
【図10】 上記ロック機構のピン部材の平面説明図で
ある。
【図11】 ロック機構の変形例を示す縦断面説明図で
ある。
【符号の説明】
1…グリルアッセンブリ 2…ルーバグリル 3…ルーバケース 4…固定外筒 5…可動内筒 10…通風路 10a…エア吹出し口 12,13…ダンパ 12a,13a…ダンパ回動軸 15…ロッド部材 15a…ラック歯 17…ホルダ 17a…ホルダ基部 17b…ホルダの連結部 19…後側保持部 21…ロック基部 22,23…歯車 30,40…ロック機構 31,41…ガイド部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 知弘 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 松永 正広 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手軸方向に沿ったエア通風路を形成
    し、後方から前方の室内側に向かってエアを吹き出すた
    めの筒状のケースと、該ケース内に配設されて上記エア
    通風路の室内側に臨む吹出し口を開閉する一対のダンパ
    と、該ダンパ間に上記ケースの長手軸方向に沿って進退
    動可能に延設されたロッド部材と、該ロッド部材と上記
    各ダンパとを係合させ、ロッド部材の進退動に伴って上
    記各ダンパを開閉させる係合手段と、上記ロッド部材を
    所定の進退位置にロックするロック手段とを備えた吹出
    し口構造において、 上記ロッド部材は、上記係合手段の前側と後側との前後
    2箇所で進退動可能に支持されていることを特徴とする
    吹出し口構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された吹出し口構造にお
    いて、上記ロック手段は、上記ロッド部材の後側の支持
    部に設けられていることを特徴とする吹出し口構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載された吹
    出し口構造において、上記ロッド部材の後側の支持部
    は、各ダンパの回動軸の両端をそれぞれ枢支する枢支部
    から後方に延びる保持部材によって保持されており、上
    記各ダンパは、上記吹出し口を開いた開状態においては
    その後縁部が上記保持部材によって覆われていることを
    特徴とする吹出し口構造。
  4. 【請求項4】 長手軸方向に沿ったエア通風路を形成
    し、後方から前方の室内側に向かってエアを吹き出すた
    めの筒状のケースと、該ケース内に配設されて上記エア
    通風路の室内側に臨む吹出し口を開閉する一対のダンパ
    と、該ダンパ間に上記ケースの長手軸方向に沿って進退
    動可能に延設されたロッド部材と、該ロッド部材と上記
    各ダンパとを係合させ、ロッド部材の進退動に伴って上
    記各ダンパを開閉させる係合手段と、上記ロッド部材を
    所定の進退位置にロックするロック手段とを備えた吹出
    し口構造において、 上記係合手段は、上記ロッド部材の片側に形成されたラ
    ック歯と、上記各ダンパの回動軸にそれぞれ装着された
    歯車とで構成され、これら歯車のうちのいずれか一方が
    上記ラック歯と係合し、他方の歯車は上記ロッド部材と
    オーバラップする位置で上記一方の歯車と係合している
    ことを特徴とする吹出し口構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか一に記載
    された吹出し口構造において、上記ケースは、上記吹出
    し口を含むエア通風路の前側部分で、該前側部分に後続
    する後側部分と一体的に形成された固定外筒と、球面状
    の外周部を有して上記固定外筒に対して回動可能に摺接
    する可動内筒とに分割して形成され、該可動内筒は上記
    ロッド部材に連繋されており、該ロッド部材で上記可動
    内筒を回動操作することにより、該可動内筒の中心軸の
    上記固定外筒の中心軸に対する角度が変化させられるこ
    とを特徴とする吹出し口構造。
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