JPH0718091U - 耐火性合成樹脂パイプ - Google Patents
耐火性合成樹脂パイプInfo
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- JPH0718091U JPH0718091U JP047851U JP4785193U JPH0718091U JP H0718091 U JPH0718091 U JP H0718091U JP 047851 U JP047851 U JP 047851U JP 4785193 U JP4785193 U JP 4785193U JP H0718091 U JPH0718091 U JP H0718091U
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- pipe
- synthetic resin
- fire
- resin pipe
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 合成樹脂から成るパイプ本体の軽量性がそ
のまま生かされ、また耐火性も優れている耐火性合成樹
脂パイプおよびそれを用いたパイプ接続部を提供する。 【構成】 この耐火性合成樹脂パイプは、表面全体に凹
凸部(6)が形成されている合成樹脂製のパイプ本体
(5)と、前記凹凸部(6)のうち、少なくとも凹部
(6a)を埋設して塗着されている熱発泡性耐火塗料
(7)とから成る。
のまま生かされ、また耐火性も優れている耐火性合成樹
脂パイプおよびそれを用いたパイプ接続部を提供する。 【構成】 この耐火性合成樹脂パイプは、表面全体に凹
凸部(6)が形成されている合成樹脂製のパイプ本体
(5)と、前記凹凸部(6)のうち、少なくとも凹部
(6a)を埋設して塗着されている熱発泡性耐火塗料
(7)とから成る。
Description
【0001】
本考案は耐火性合成樹脂パイプとそれを用いたパイプ接続部に関する。
【0002】
合成樹脂パイプは、軽量であり、防食性に富み、かつ安価であるなどの特性が 生かされて、各種流体の配管材として広く使用されている。 しかしながら、上記した合成樹脂パイプは、可燃物であるため、耐火性が要求 される個所に単独で配設することはできない。とくに、建造物においては、防災 上の観点から、合成樹脂パイプを使用することは、建築基準法や消防法などの法 律によって制限を受けている。
【0003】 上記制限を受けない合成樹脂パイプとしては、例えば、管内に常時水が充満し て流れている比較的小径の上水用パイプと、通常、耐火2重管パイプと呼ばれる パイプの2種類があり、これらのパイプのみが特例として使用許可を受けている 。 一部切欠側面図である図4、および図4のV−V線に沿う断面図である図5に 、上記した耐火2重管パイプの構造例を示す。
【0004】 この耐火2重管パイプは、例えばポリ塩化ビニルから成るパイプ本体1の外表 面の全体が、繊維補強モルタル材2で被覆されることにより、防火措置が施され た構造になっている。
【0005】
しかしながら、上記した耐火2重管パイプの場合、モルタル材2の重量はパイ プ本体1の重量の約2〜3倍程度であるため、パイプ全体としての重量は極めて 重くなり、軽量であるという合成樹脂パイプ本体1が本来具備している特性は消 失してしまう。
【0006】 しかも、モルタル材2は脆い材料であるため、ここに外力が加わると、パイプ 本体1の外表面から容易に崩落してしまい、例えば、2本の耐火2重管パイプを 継手パイプを介して接続するときに、その接続部では次のような問題が起こりや すくなる。 図6は、2本の耐火2重管パイプA,Bを接続した状態を示す一部切欠側面図 である。
【0007】 この施工法においては、まず、接続すべき耐火2重管パイプA,Bの端部に被 覆されているモルタル材2a,2bの部分をそれぞれ除去してパイプ本体1a, 1bの外表面と露出せしめたのち、パイプ本体1a,1bの各端面を突き合わせ る。 ついで、パイプ本体1a,1bの露出表面全体に例えばポリ塩化ビニル系の接 着剤8を塗布したのち、挿入接着される。
【0008】 この場合、耐火2重管パイプA,Bのモルタル材2a,2bと施工時のモルタ ル材2との境界部には、モルタル系,水ガラス系,セラミックス系などの耐火性 の目地材4が埋め込まれて全体としての耐火構造が形成される。 しかしながら、この目地材4の埋込み作業は極めて煩雑な作業であり、また目 地材処理の過程や施工後に、モルタル材2a,2bや新たなモルタル材2に振動 のような外力が加わると、これらモルタル材が破損したりまたはパイプ本体1a ,1bや接続部から崩落するという不都合が起こりやすい。
【0009】 このように、従来から使用されている耐火2重管パイプは、それ自体の重量が 大きく、軽量であるという合成樹脂パイプの特性が生かされず、また接続時の施 工性が悪いという問題がある。 本考案は、耐火2重管パイプにおける上記した問題を解決し、合成樹脂パイプ としての軽量性をそのまま生かすことができ、しかも接続時の作業性が優れてい る耐火性合成樹脂パイプの提供を目的とする。
【0010】
上記した目的を達成するために、本考案においては、表面全体に凹凸部が形成 されている合成樹脂製のパイプ本体と、前記凹凸部のうち少なくとも凹部に塗着 されている熱発泡性耐火塗料とから成ることを特徴とする耐火性合成樹脂パイプ が提供される。また、2本の請求項1の耐火性合成樹脂パイプを互いの端部で接 続して成る耐火性合成樹脂パイプの接続部であって、 端部の外周に形成されている凹凸部を除去して細径化した耐火性合成樹脂パイプ の該端部が、他方の耐火性合成樹脂パイプの端部に嵌入・接続されていることを 特徴とする耐火性合成樹脂パイプの接続部が提供される。
【0011】
この耐火性合成樹脂パイプの表面に塗着されている熱発泡性耐火塗料は、例え ば、Herberts社(独国)から“Unitherm”シリーズとして市販 されているような塗料である。 上記した塗料は室温下における粘度が通常塗料程度の粘稠物であり、また、そ の比重は1.15〜1.25程度で軽量であり、通常知られている塗料と同じように 、エアスプレーやロール塗布,刷毛塗りなどの方法で薄く所望の厚みに塗布する ことができる。
【0012】 そして形成された塗膜に火炎が当たると、塗膜の接炎個所ではその熱を吸収し 、自らは膨張して微細孔を内蔵する炭化物層に転化し、この炭化物層が断熱層と して機能する。このとき、上記塗膜は、膜厚にもよるが、通常、20〜40倍程 度に膨張し、また、この炭化物の熱伝導性は室温下でウレタンフォームと略同等 であり、その断熱効果は優れている。
【0013】 したがって、本考案の耐火性合成樹脂パイプの場合、上記塗料の塗着量が少量 であったとしても、その塗膜に火炎が当たると、塗膜は大きく膨張してパイプ本 体の外表面全体を被覆する断熱層に転化し、パイプ本体を火炎から保護する。 パイプ本体の外表面に凹凸部を設けておくと、本考案の耐火性合成樹脂パイプ を製造する際、あるいは取り扱う際に、塗着されている熱発泡性耐火塗料がその 耐火性を損なわれるほどパイプ本体の外表面から剥離されるという事態を防ぐこ とができる。
【0014】 すなわち、パイプ本体の表面には凸部が存在しているため、耐火性合成樹脂パ イプを製造または取り扱う際に当該パイプ本体が他の部材と接触また衝突したと しても、その影響を受けて剥離するのは凸部に塗着されている塗料のみである。 その結果、パイプ本体表面の凹部に塗着されている塗料が剥離するという事態は 防止される。
【0015】 このような塗着の状態であっても、火炎が当たると、塗膜における接炎個所で は、前記したように非常に大きな塗料の体積膨張が起こり、そのことにより、露 出していた凸部も断熱層の中に埋没し、全体が断熱層で覆われる。 なお、凹凸部の凹部にのみ塗料を塗着させ、凸部は塗料が非塗着の状態で露出 させておいてもよい。
【0016】 このような塗着状態にあるパイプの方が、他部材と直接接触する個所は露出し ている凸部であって、凹部に塗着されている塗料に前記他部材が直接接触するこ とはないので、塗料は直接外傷を受けなくなるので好適である。 また、パイプ本体の表面に形成されている凹凸部は、表面全体の面積を大きく してここに塗着される上記塗料との密着性を向上させ、また塗料の塗着状態を均 一化し、更には、トップコート処理などを行いやすくするという効果も有する。
【0017】 本考案の耐火性合成樹脂パイプの場合、パイプ本体の外表面に塗着されている 塗料の比重は小さく、また塗着量が少量であっても充分に耐火性を発揮できるの で、全体の重量は、そのほとんどが合成樹脂から成るパイプ本体の重量である。 すなわち、パイプ本体の軽量性は生かされ、全体は軽量である。 また、熱発泡性耐火塗料の上に、所望色彩のトップコートを設けることにより 、耐候性(耐久性)を一層向上させることができるだけではなく、配管の識別を 行うこともできる。
【0018】
以下に、添付図面に基づいて実施例のパイプを説明する。 実施例1 図1は、パイプの断面構造を示す断面図である。 図において、パイプ本体5は、例えばポリ塩化ビニルから成り、所定の内径と 肉厚を有し、その外表面には、凹部6aと凸部6bとから成る凹凸部6が形成さ れている。
【0019】 図1のIIで囲った部分の拡大図を図2に示す。 ここで、凹部6a,凸部6bの形状は、格別限定されるものではないが、例え ば図のような波型形状であればよく、このような凹凸形状が模様をなしてパイプ 本体1の外表面全体に均等に形成されていればよい。 また、凹部6aの深さは0.3mm以上であることが好ましい。凹部6aの深さが 0.3mmより浅い場合は、ここに塗着される塗料の塗着量が少なくなり、そのため 火炎との接触時における体積膨張量は少なくなるために、パイプ本体1の外表面 全体を覆うのに不充分であるからである。しかし、あまり深くしても、徒に塗料 を浪費するだけであって、耐火性という点で無意味であるので、この凹部6aの 深さは0.5〜5.0mmにすることが好ましい。
【0020】 少なくとも、上記した凹部6aを埋設して熱発泡性塗料7が塗着されている。 この場合、凹凸部6の全体が塗料に埋設するように塗料を塗着してもよいが、図 1,図2で示したように、凹部6aを埋設し凸部6bは露出するように塗着する ことが好ましい。パイプが他部材と接触する場合でも、パイプは凸部6bと接触 するだけであって、塗着されている塗料7と直接接触しないので塗料7が損傷さ れないからである。
【0021】 なお、塗料7の塗着に際しては、通常の塗料と同じように、パイプ本体5の表 面に前記塗料7との相溶性が良好なプライマーを塗布して下地処理を施してもよ い。更には、塗料7の塗着後、その上に各種色彩のトップコートを施してもよい 。 また、塗料7に、更に、例えばガラス繊維や各種のセラミックス繊維などの耐 火繊維のチョップを適当量ブレンドし、そのブレンド品を塗料7として塗着して もよい。このようにすると、耐火性は更に向上するので好適である。
【0022】 凹部6aの深さ(または凸部6bの高さ)が0.5mmの凹凸部6が形成されてい る直径4インチ(呼径100mm)のポリ塩化ビニルパイプに、Unitherm C38104(商品名、Herberts社(独国)製)を凹部6bに深さ0.4 mmになるまで刷毛塗りし、全体を風乾して実施例パイプとした。 このパイプの表面にLPGガスバーナで温度820℃の火炎を約10分間吹き 当てたところ、接炎個所では塗料7が膨張し、厚みが約12mmである黒色の発泡 層が形成された。そして、その下側に位置するパイプ本体は軟化もしていなかっ た。
【0023】 比較のために、塗料を塗着しないパイプについても同様の火炎試験を行ったと ころ、接炎個所は軟化し、その一部分は着火した。 実施例2 つぎに、本考案のパイプと継手パイプを接続する場合の実施例を説明する。 図3は、実施例1で示したような構造の耐火性合成樹脂パイプCを、同じく合 成樹脂製の継手パイプDに嵌入して接続する状態を示す一部切欠側面図である。
【0024】 図において、用いる継手パイプDも、パイプCと同じように、その外表面には 凹凸部6が形成され凹部6aに熱発泡性耐火塗料7が塗着されることにより、耐 火措置が施されている。 一方、パイプCの外径は、凹凸部6も含めて、全体として継手パイプDの内径 dよりも大径になっている。すなわち図3の中に仮想線で示したように、パイプ Cの端部から、少なくとも凹凸部6を除去したときに形成される端部の外径が継 手パイプDの内径と略等しくなるように、パイプCの全体の外径が設定されてい る。
【0025】 パイプCの継手パイプDへの接続に際しては、パイプCの接続端における凹凸 部を、回転式スクレッパーのような治具を用いて所定の長さLだけ除去してその 端部の外径を継手パイプDに接続できるように調整したのち、当該端部の表面に 通常の接着剤を塗布した状態で継手パイプDに嵌入すればよい。接続後は、通常 、そのままの状態に放置しておいても耐火性は充分に保持されるが、場合によっ ては両者の接続部の周縁にも、塗料7を薄く塗布することによって、より確実に 全体の耐火措置を施すことができる。
【0026】
以上の説明で明らかなように、本考案の耐火性合成樹脂パイプでは、用いる熱 発泡性耐火塗料が低比重であり、火炎と接したときの体積膨張が大きく、その発 泡層は断熱性に優れている。したがって、本考案の合成樹脂パイプは、合成樹脂 から成るパイプ本体の軽量性がそのまま生かされて全体として軽量である。すな わち、軽量性と耐火性を兼備する合成樹脂パイプであって、その工業的価値は大 である。
【0027】 加えて、本考案の耐火性合成樹脂パイプは、その表面に凹凸部を設けているの で、パイプの製造時や取り扱い時に、当該パイプが他の部材と接触または衝突し た場合であっても、その影響を受けるのは凸部に塗着されている塗料のみである 。その結果、パイプ本体の凹部に塗着されている塗料の剥離は防止される。すな わち、本考案の耐火性合成樹脂パイプは、例えば、塗料が充分に乾燥する前に移 動や積み重ねなどの取り扱いを受けても、耐火性が損なわれることがなく、製造 ,取り扱い易いものである。
【図1】本考案のパイプの断面構造例を示す断面図であ
る。
る。
【図2】図1のIIの部分を示す拡大図である。
【図3】本考案のパイプと同じく本考案構造から成る継
手パイプの接続方法を説明するための一部切欠側面図で
ある。
手パイプの接続方法を説明するための一部切欠側面図で
ある。
【図4】従来の耐火2重管パイプを示す一部切欠側面図
である。
である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】従来の耐火2重管パイプの接続方法を説明する
ための一部切欠側面図である。
ための一部切欠側面図である。
1,1a,1b パイプ本体 2,2a,2b モルタル材 3 接着剤 4 目地材 A,B 耐火2重管パイプ 5 合成樹脂のパイプ本体 6 凹凸部 6a 凹部 6b 凸部 7 熱発泡性耐火塗料 C 耐火性合成樹脂パイプ D 耐火性合成樹脂継手パイプ
Claims (4)
- 【請求項1】 表面全体に凹凸部(6)が形成されてい
る合成樹脂製のパイプ本体(5)と、前記凹凸部(6)
のうち少なくとも凹部(6a)に塗着されている熱発泡
性耐火塗料(7)とから成ることを特徴とする耐火性合
成樹脂パイプ。 - 【請求項2】 前記凹部(6a)の深さが0.5〜5.0mm
である請求項1の耐火性合成樹脂パイプ。 - 【請求項3】 前記熱発泡性耐火塗料(7)に、更に耐
火繊維が混合されている請求項1の耐火性合成樹脂パイ
プ。 - 【請求項4】 2本の請求項1の耐火性合成樹脂パイプ
を互いの端部で接続して成る耐火性合成樹脂パイプの接
続部であって、 端部の外周に形成されている凹凸部を除去して細径化し
た耐火性合成樹脂パイプの該端部が、他方の耐火性合成
樹脂パイプの端部に嵌入・接続されていることを特徴と
する耐火性合成樹脂パイプの接続部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP047851U JPH0718091U (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 耐火性合成樹脂パイプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP047851U JPH0718091U (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 耐火性合成樹脂パイプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0718091U true JPH0718091U (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=12786877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP047851U Pending JPH0718091U (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 耐火性合成樹脂パイプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0718091U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100652935B1 (ko) * | 2005-04-22 | 2006-12-01 | 아이케이스틸 주식회사 | 단열파이프 |
| JP2011239851A (ja) * | 2010-05-17 | 2011-12-01 | Furukawa Electric Co Ltd:The | トンネル消火配管構造、送水配管 |
-
1993
- 1993-09-02 JP JP047851U patent/JPH0718091U/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100652935B1 (ko) * | 2005-04-22 | 2006-12-01 | 아이케이스틸 주식회사 | 단열파이프 |
| JP2011239851A (ja) * | 2010-05-17 | 2011-12-01 | Furukawa Electric Co Ltd:The | トンネル消火配管構造、送水配管 |
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