JPH0718190A - 硬化性樹脂組成物 - Google Patents

硬化性樹脂組成物

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JPH0718190A
JPH0718190A JP5186752A JP18675293A JPH0718190A JP H0718190 A JPH0718190 A JP H0718190A JP 5186752 A JP5186752 A JP 5186752A JP 18675293 A JP18675293 A JP 18675293A JP H0718190 A JPH0718190 A JP H0718190A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保存中に成分分離を起こすこともなく、又、
混合操作が極めて円滑容易かつ均一に行なえて物性の安
定した膜厚硬化物が得られる硬化性樹脂組成物を提供す
る。 【構成】 充填剤組成物に所定の式によって求められる
吸油量以下の量の常温で液状の樹脂用硬化剤組成物を混
合してなるA剤と、該A剤中に含有される樹脂用硬化剤
と反応する相当量の硬化性樹脂を含有してなる流動性組
成物のB剤とからなる硬化性樹脂組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二成分混合型硬化性樹脂
組成物に関し、詳しくは二成分の混合作業性の改善され
た二成分混合型パテ状硬化性樹脂組成物に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、硬化性樹脂組成物を用いて膜厚塗
装をしたり、物品を成型する際には屡々組成物をパテ状
にして提供されて来た。組成物をパテ状にするためには
樹脂成分およびその硬化剤成分の何れか一方または両方
に各種の増量剤、増粘剤、揺変剤その他各種の充填剤を
添加してそれぞれパテ状にしたのち両成分を混合して得
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、樹脂成
分およびその硬化剤成分の何れか一方または両方がパテ
状であるために両者を混合するに際して粘稠で初期また
は全体を通じて混合作業が困難で、かつ、混合終点を決
めることが難しい。又、保存中に充填剤と層分離し、容
易には混ざらない。このようなことから混合不良が生
じ、得られた硬化物に物性低下を招来するという欠点を
有している。
【0004】本発明は、上述の如き実状に鑑み、これに
対処してその解消を図るべく、樹脂用硬化剤を特定処理
することにより、保存中に成分分離を起こすこともな
く、又、混合操作が極めて円滑容易かつ均一に行なえて
物性の安定した膜厚硬化物が得られる硬化性樹脂組成物
を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記目的を達
成するために、樹脂用硬化剤と充填剤との混合物の状態
変化を観察するなかで、充填剤に対する樹脂用硬化剤の
特定添加比率において、混合物の状態が急激に変化する
こと、その比率以下の添加量では混合物は粘稠さは無
く、比較的バサバサした半乾、半湿の状態であり、この
状態の混合物に流動性のある硬化性樹脂を加えれば、ス
プーンとかヘラ等の簡易軽便な道具でも混合作業が極め
て容易、かつ均一に出来ることが判明し、この事実を基
礎として本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明の特徴は充填剤組成物に
吸油量以下の量の常温で液状の樹脂用硬化剤組成物を混
合してなるA剤と、該A剤中に含有される樹脂用硬化剤
と反応する相当量の硬化性樹脂を含有してなる流動性組
成物のB剤とからなる硬化性樹脂組成物である。
【0007】ここにいう吸油量とは、Xgの充填剤組成
物に常温で液状の樹脂用硬化剤組成物を滴下してよく混
練りし、硬い塊状としたのち、さらに滴下、混練りを続
けて全体が急激に軟らかくなる直前までの該樹脂用硬化
剤組成物の量がYmlであるときに、次式によって求め
られたQ(ml/100g)の値である。
【0008】
【数2】
【0009】本発明に使用される充填剤組成物とは、本
発明に使用される常温で液状の樹脂用硬化剤組成物と反
応せず、かつ、該樹脂用硬化剤組成物と該硬化性樹脂と
からなる硬化性樹脂組成物の物性に著しい阻害を与えな
い粉粒体であればよく、有機系、無機系等、特に制限さ
れるものではない。また粉粒体の素形としても、無定
形、結晶、ウイスカ、カプセル、フレーク、繊維、ビー
ズ等、特別に形状を問うことなく供される。
【0010】充填剤組成物を具体的に例示すれば、コル
ク、クルミ殻、椰子殻、獣骨等の動植物性粉粒体、天然
及び合成の各種ゴム類のチップや粉粒体。ベークライ
ト、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキ
シ樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ウレタン樹脂、反
応型シリコン樹脂、ポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂の
硬化物、プラスチックスの粉粒体。コロイダルシリカ、
ベントナイト、ケイ藻土、クレー、アスベスト、タル
ク、マイカ、肥料、薬剤、砂、バラス、ケイ砂、ガラ
ス、石英ガラス、エメリー、ガーネット、ダイヤモン
ド、炭素、タングステン、チタン、鉄、クロム、高クロ
ム鉄、酸化チタン、酸化鉄、酸化クロム、炭酸カルシム
ウ、硫酸カルシウム、チタン酸カリウム、力焼アルミ
ナ、シリカ、等の天然および合成の有機物、金属、金属
酸化物、金属化合物、合金、鉱物等の粉粒体。炭化ケイ
素、炭化ホウ素、窒化ケイ素、窒化ホウ素、窒化アルミ
ニウム、チタンナイトライド、ランタンボライド、溶融
ジルコニア、溶融アルミナ等のセラミックス粉粒体。さ
らに例えば高炉焼結鉱等の副次生産品、コンクリート、
碍子等の粉砕品。無機、有機複合体、例えば無機系充填
剤含有プラスチックスの粉砕品、機能性有機物を収納し
た炭酸カルシウム殻からなるマイクロカプセル等が挙げ
られる。
【0011】上述した充填剤組成物は1種または2種以
上を混用することができる。本発明においては2種以上
の充填剤を混用することが望ましく、同種であっても異
種であっても、粉粒体の粒度の大小、吸油量の相異する
充填剤を組み合わせることが好ましい。例えば吸油量が
小さ過ぎるものに対しては、それ自体吸油量の大きいも
の、または粒度を小さくして吸油量を増したものを混合
する。さらに具体的には例えば、金属やセラミックスの
粗めの粉粒体は吸油量が低いので、それらの微粒体また
はおよびアエロジル、コロイダルシリカ、クレー、アル
ミナ等の微粉末を併用することが好ましい。
【0012】本発明に供せられる充填剤組成物には、本
発明の目的効果をさらに向上または各種付加機能を与え
るために、必要に応じて公知の揺変性付与剤、硬化促進
剤、可塑剤、安定剤、着色剤、消泡剤、発泡剤、難燃
剤、帯電防止剤、電磁波シール剤等の添加物を目的を阻
害しない範囲内で適宜用いることができる。
【0013】またさらに、充填剤組成物は、予めシラン
カップリング剤、チタンカップリング剤あるいは樹脂、
薬液等の化学的表面処理、またはプラズマエッチング等
の物理的表面処理を施しておくことも可能である。
【0014】本発明に使用される常温で液状の樹脂用硬
化剤組成物は、該樹脂用硬化剤自体が常温で液状である
か、常温で固状の樹脂用硬化剤であっても、他の樹脂用
硬化剤または本発明の効果を阻害しない種類および量の
溶剤、可塑剤、反応性、非反応性希釈剤あるいは液状の
硬化促進剤等に混合したときに常温で液状を呈するもの
から成り、組成物が常温で液状であればよく、特に制限
するものではない。
【0015】本発明に使用する常温で液状の樹脂用硬化
剤としては例えばエチレンジアミン、ジエチレントリア
ミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタ
ミン、ジエチルアミノプロピルアミン、メンタンジアミ
ン等で示される脂肪族ポリアミン、またはこれらのアミ
ンとモノエポキシ、アクリロニトリル等とのアダクト化
合物。ポリエーテルポリオール中に0−クロロアニリン
−ホルムアルデヒド縮合物を溶解したアミン。多官能エ
ポキシ樹脂とのアミンアダクト化合物。アミノエチルピ
ペラジン、キシリレンジアミン、キシリレンジアミンの
オリゴマー等の芳香環含有脂肪族アミン。メタフェニレ
ンジアミン、2,2′−ジアミノジフェニルメタン、
3,3′−ジクロロ−4,4′−ジアミノジフェニルメ
タン、ジアミノジフェニルスルホン等の芳香族アミン。
変性脂肪族アミン、変形芳香族アミン。さらにメチルナ
ジックアンハイドライド、ドデシニルサクシニックアン
ハイドライド等の酸無水物等が挙げられる。
【0016】これらの樹脂用硬化剤には、サリチル酸、
クレゾール、ノニルフェノール、DMP−30等の硬化
促進剤を添加してもよく、反応に影響の無い範囲内で可
塑剤、溶剤、希釈剤、改質剤、界面活性剤、シランカッ
プリング剤、チタンカップリング剤、硬化促進剤等を添
加しておくこともできる。
【0017】本発明に使用する硬化性樹脂は常温で液状
であることが好ましいが、これに限るものではない。常
温で固状であっても、溶剤、反応性希釈剤または非反応
性希釈剤等を用いて液状にして用いることができる。
【0018】このような硬化性樹脂としては例えは、ビ
スフェノールA型のエポキシ樹脂、フェノールとホルマ
リンより得られる2〜3量体のポリフェノールエポキシ
樹脂、レゾルシ、カテコール、ヒドロキノン等のエポキ
シ樹脂、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、シクロヘキセンジカルボン酸ジグリシジルエステ
ル、水添加ビスフェノールA型ジグリシジルエーテル、
ジグリシジルアニリン、ヒドロキシ安息香酸ジグリシジ
ルエーテルエステル、ネオペンチルグリコールのジグリ
シジルエーテル、トリメチロールプロパンのトリグリシ
ジルエーテル等のエポキシ樹脂、メチレンジイソシアネ
ート、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
パラフェニレンジイソシアネート、トルエンジイソシア
ネート等のポリイソシアネートおよびそれらのウレタン
プレポリマー等が挙げられ、これら樹脂は1種または2
種以上を混合して用いてもよい。
【0019】本発明に使用する硬化性樹脂に添加して使
用される反応性希釈剤の例としては、ブチルグリシジル
エーテル、フェニールグリシジルエーテル、クレジルグ
リシジルエーテル等が挙げられる。非反応性希釈剤とし
ては例えばジブチルフタレート、ジオクチルフタレー
ト、トリクレジルフォスフェート等のエステル系、液状
クマロン、ジメチルスチレンオリゴマー等のオリゴマー
類、ベンジルアルコール、フルフリルアルコール等のア
ルコール類、クレゾール、P−ノニルフェノール等のフ
ェノール類、瀝青質タール、フェノールあるいはクレゾ
ール釜残等のタール類、その他ヘキサン酸類等が挙げら
れる。反応性希釈剤、非反応性希釈剤の硬化性樹脂に対
する添加割合は樹脂100重量部に対して40重量部以
下であり、それ以上の添加は硬化樹脂の物性の著しい低
下を惹き起こすので好ましくない。
【0020】本発明に使用する硬化性樹脂に添加する溶
剤としては例えばトルエン、キシレン、アセトン、ME
K、エチルアセテート、セロソルブアセテート、エチル
セルソルブ、エチルカルビトール等が挙げられ好ましい
添加量は樹脂100重量部に対して20重量部以下であ
る。それ以上の添加は硬化物中に溶剤がこもり物性の低
下を来し、また臭気、作業環境の悪化、引火等の問題も
生じ好ましくない。
【0021】本発明に使用する硬化性樹脂には、さらに
物性、作業性の向上を目的として本発明の目的効果を阻
害しない範囲においてシランカップリング剤、チタンカ
ップリング剤、着色剤、消泡剤、発泡剤、揺変剤、各種
の充填剤を添加することが出来る。
【0022】本発明における吸油量とは、基本的にはJ
IS K5101−1991に準拠するものであるが、
本発明では煮あまに油の代わりに常温で液状の樹脂用硬
化剤組成物を用いる。具体的には次のようにして吸油量
を求めた。300×400×5(mm)の平滑なガラス
板の中央部に充填剤組成物の5〜10gを載せ、常温で
液状の樹脂用硬化剤組成物を、ビュレットから1回に数
滴づつ、徐々に充填剤組成物の中央に滴下し、その都度
ステンレス製の刃つきへらで十分混練りする。滴下およ
び混練りを繰り返し、全体が固いパテ状の塊となった
ら、1滴ごとに混練りして、硬化剤組成物の一滴で全体
が急激に軟らかくなる直前を測定終点とし、そのときの
量Ymlを読みとる。充填剤組成物の吸油量Q(ml/
100g)を次式によって計算し求めることができる。
【0023】
【数3】
【0024】本発明に使用するA剤は、充填剤組成物と
該充填剤組成物に対する吸油量以下の常温で液状の樹脂
用硬化剤組成物とからなる。両者を均一になるように混
合すればA剤が得られるが、常温で液状の樹脂用硬化剤
組成物を何回かに分けて充填剤組成物に加え、その都度
よく混練りする混合方法が好ましい。
【0025】このようにして得られたA剤はバサバサし
た半乾、半湿状の組成物であるが、常温で液状の樹脂用
硬化剤組成物が吸油量を超えると、全体がシャブシャブ
した感じになり、組成物を放置すると組成の分離が起こ
り、均一性を失って、硬化性樹脂と混合しても物性の低
い硬化樹脂しか得られなくなる。また、組成物に粘稠さ
が現れ、硬化性樹脂との混合作業性が低下する。
【0026】
【作用】本発明のA剤は、吸油量以下の量の常温で液状
の樹脂用硬化剤組成物を粉粒体の充填剤組成物に混合し
てなるために液状硬化剤組成物が粉粒体の表面に付着乃
至は、粉粒体クラックに浸入均一に保持された形にな
り、組成物全体として常に半乾、半湿状のバサバサした
状態を保っているものと思われる。従って長期保存中に
成分分離することもない。従ってこのようなA剤に硬化
性樹脂を含む液状のB剤を添加混合するときは、A剤の
各粉粒体に付着吸収している硬化剤に吸引、吸着される
ように混入し、簡易な混合操作でも容易に均一パテ状と
なり、結果として性能の安定した膜厚の硬化樹脂が得ら
れる。
【0027】このような特徴を有する本発明の二成分型
硬化性樹脂組成物は、金属、セメント、木、等の表面に
容易に膜厚の塗膜を施して、耐蝕、耐摩耗剤として利用
することができる。
【0028】
【実施例】以下に本発明を実施例で明らかにする。例中
「部」は「重量部」を示す。
【0029】実施例1 タルク50部、アルミナ80部、アスベスト20部、溶
融ジルコニア#36350部、シランカップリング剤3
部をよく混合して充填剤組成物を得た。この充填剤組成
物5gを秤取し、エピクーレZ(シェル社製液状芳香族
ポリアミン)をビューレットに取り、本発明の吸油量の
測定方法に従ってエピクーレZの使用量を測定し1.6 m
lを得た。従って充填剤組成物に対するエピクーレZの
吸油量は 以下余白
【0030】
【数4】 から32ml/100gであることが判明した。
【0031】(A剤の調整)よく混合された充填剤組成
物150部にエピクーレZ22部を添加し十分混合し、
半乾、半湿状のバサバサしたA剤を得た。A剤は容器に
密封し1ケ月保存したが、全く異常が無かった。このA
剤100部に対してエポキシ当量185〜195である
ビスフェノールAのジグリシジル体80部とテトラグリ
シジルジアミノジフェニルメタン20部とからなる液状
B剤18部を添加し、スプーンで練り合せたが、極めて
慣染みがよく、容易に均一なパテ状となった。このパテ
状物は鉄板上にヘラで一回で5mmの厚さに塗布するこ
とができ、垂れることもなかった。試験片を室温で2時
間乾燥後、80℃の温度で1時間乾燥した後1週間養生
した後、#100レジノイド型丸砥石(回転数1200
rpm)を1時間接触させたが、殆ど摩耗しなかった。
さらに300g鋼球による衝撃試験を行ったが1mで変
化は認めなかった。
【0032】比較例1 実施例1において得た充填剤組成物150部にエピクー
レZ58部(吸油量の1.2 倍) を添加したA剤はシャブ
シャブの状態で2日後には成分分離が認められた。この
A剤に同じようにB剤を混合したが両剤の慣染が悪く、
混合後放置すると短時間で層分離が生じた。この組成物
は鉄板上に塗布しても垂れが生じ1回塗りでは均一な膜
厚が得られず、摩耗試験、衝撃試験ともに実施例1より
劣った。
【0033】比較例2 比較例1のA剤にさらにアエロジルおよびDBPを添加
してパテ状組成物としたものは、保存しても成分分離は
無かったが、B剤との混合は容易でなく、時間をかけて
注意しながら作業をしなければならなかった。混合組成
物を鉄板に1回で厚塗りが出来、垂れも無かったが、硬
化物は比較例1の組成物よりさらに耐摩耗性が劣った。
【0034】比較例3 実施例1で得たA剤100部と、実施例1のB剤18部
にさらに溶融アルミナ30部、煙霧質シリカ2部を添加
してパテ状としたものとを混合したが、組成物は粘稠で
力を入れて長時間作業を要し、鉄板上の塗布も伸びが悪
くて困難、均一性を欠いている。耐摩耗、耐衝撃とも実
施例1より劣る。
【0035】実施例2 クレー18部、アエロジル2部、チタン酸カリウム3
部、炭素せんい5部、モランダムA−40(昭和電工社
製チタニア変性アルミナ)#60 50部、窒化ケイ素
#36 250部、シランカップリング剤2.5 部を混合
してなる充填剤組成物150部に、該充填剤組成物に対
する吸油量が18ml/100gであるジエチレントリ
アミン80部、キシリレンジアミン20部、MEK15
部からなる硬化剤組成物15部を十分混合して、半乾半
湿状のバサバサしたA剤を得た。A剤は1ケ月保存後も
全く異常が無かった。このA剤100部に対してエピコ
ート828(シエル社製エポキシ樹脂)28部、フェニ
ルグリシジルエーテル5部からなるB剤20部を添加
し、スプーンで混練りして容易にパテ状組成物を得た。
このパテ状物は鉄板上にヘラで一回で5mmの膜厚に塗
布することができ、垂れることもなかった。実施例1で
行ったと同じ方法で耐摩耗試験および衝撃試験を実施し
たが結果は実施例1の結果と同様であった。
【0036】実施例3 コロイダルシリカ5部、アスベスト2.5 部、フタル酸ジ
オクチル15部、顔料トナー7、シランカップリング剤
1、ジルコニア変性アルミナ400ミクロン200部、
同700ミクロン250部からなる充填剤組成物150
部に該充填剤組成物に対する吸油量が12ml/100
gである3,3′−ジクロロ−4,4′−ジアミノジフ
ェニルメタン15部を十分混合して半乾、半湿状のバサ
バサしたA剤を得た。A剤は1ケ月保存後も全く異常が
無かった。このA剤100部に対してポリフレックスF
L−87(第一工業製薬社製品、ポリイソシアネート化
合物、NCO含有率6.5 %)98部、コロイダルシリカ
2部からなるB剤18部を添加混練りして容易にパテ状
組成物を得た。このパテ状物は鉄板上にヘラで一回で容
易に5mmの膜厚に塗布することができ、垂れることも
なかった。室温で1週間養生後、可撓性のある耐摩ライ
ニング樹脂を得た。衝撃試験結果は実施例1より優れ
た。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上のように充填剤組成物に所
定の式により求められた吸油量以下の量の常温で液状の
樹脂用硬化剤組成物を混合してなるA剤と、該A剤中に
含まれる上記樹脂用硬化剤と反応する相当量の硬化性樹
脂を含有してなる流動性組成物のB剤とを成分として生
成することにより簡易軽便な道具でも混合作業が極めて
容易かつ均一となるのみならず、保存中でも成分分離を
起こすこともなく物性の安定した膜厚硬化物を得ること
ができる効果を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充填剤組成物に吸油量以下の量の常温で
    液状の樹脂用硬化剤組成物を混合してなるA剤と、該A
    剤中に含有される樹脂用硬化剤と反応する相当量の硬化
    性樹脂を含有してなる流動性組成物のB剤とからなるこ
    とを特徴とする硬化性樹脂組成物。但し、ここにいう吸
    油量とは、Xgの充填剤組成物に常温で液状の樹脂用硬
    化剤組成物を滴下してよく混練して硬い塊状としたの
    ち、さらに滴下、混練りを続けて全体が急激に軟らかく
    なる直前までの該樹脂用硬化剤組成物の量がYmlであ
    るときに、次式によって求められたQ(ml/100
    g)の値である。 【数1】
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