JPH07182384A - 線路要図描画装置 - Google Patents

線路要図描画装置

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JPH07182384A
JPH07182384A JP32471593A JP32471593A JPH07182384A JP H07182384 A JPH07182384 A JP H07182384A JP 32471593 A JP32471593 A JP 32471593A JP 32471593 A JP32471593 A JP 32471593A JP H07182384 A JPH07182384 A JP H07182384A
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line
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map
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JP32471593A
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Masabumi Nishihara
正文 西原
Norihiro Shimizu
紀宏 清水
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Central Japan Railway Co
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Central Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 線路要図作成、改訂、更新作業の一層の効率
化を図る。 【構成】 指示手段が線区を指示すると、要図データ構
築手段が、記憶手段が記憶している設備データから指示
された線区に関わる設備データを読み取ってそれぞれの
設備要素の位置に関するデータに基づいて設備要素を配
列した線路要図データを構築する。この要図データは要
図記憶手段に記憶されると共に、表示手段により要図デ
ータに対応する線路要図が表示される。自動的に設備デ
ータに基づいた線路要図が表示されるので、多くの人員
と時間を要さずに線路要図の作成が可能であり、作成作
業を効率化できる。線路要図の更新は、改訂した設備デ
ータに基づいた線路要図を作成すればよいので、この作
業にも多くの人員と時間を要することはなくなり、作業
を効率化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線路、駅、橋梁、トン
ネル、信号等の設備要素を図示した図面であって例えば
鉄道の設備計画等に用いられる線路要図を作成する線路
要図描画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、鉄道輸送事業において
は、線路の分岐や合流などの状態および線路の近傍に設
置されている信号機等の設備類を図示した線路設備図、
橋梁、トンネル、踏切等と共に線路の勾配を表示した勾
配図、線路の直曲状態およびカーブの方向と半径を図示
したカーブ図等の図面を、列車の運行計画の作成、運転
士の支援、保安管理、メンテナンス等様々な業務に使用
している。また、これらの図面と共に線路や設備に関す
る帳票類も使用されている。
【0003】従来、このような図面類の作成および例え
ば信号機の新設や撤去等、設備が変更される毎の図面類
の改訂、更新作業は、ほとんど手作業で行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため図面類の作
成、更新作業には多くの人員と時間を要していたが、こ
れらの作業の一層の効率化が求められていた。また、現
状に対応する図面類の他に、将来の計画を具体化した図
面類の作成も望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は次の手段を採用している。すな
わち、図34に例示するように、本発明の線路要図描画
装置は、鉄道設備を構成する設備要素を特定する管理番
号、該設備要素が所属する線区および該設備要素の位置
を含む設備データを記憶する記憶手段と、線区を指示す
る指示手段と、該指示された線区に関わる設備データを
読み取って上記設備要素を配列した線路要図データを構
築する要図データ構築手段と、該要図データを記憶する
要図記憶手段と、該要図データに対応する線路要図また
は該線路要図を構成する線路図、設備図、勾配図および
カーブ図のいずれか1以上を表示する表示手段とを備え
たことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成の線路要図描画装置においては、記憶
手段が、鉄道設備を構成する設備要素を特定する管理番
号、該設備要素が所属する線区および該設備要素の位置
を含む設備データを記憶する。
【0007】ここで設備要素とは、データ管理上の単位
であり必ずしも物理的な単位をいうものではない。ま
た、ある物理的な単位に関わる情報を2種類以上の設備
データとして扱う場合もある。具体的には、例えば信号
制御に使用されると共に線路の基本単位でもある軌道回
路、分岐器、信号機、ホーム、橋梁、踏切等の他に線路
のカーブ部分や勾配部分もそれぞれ1単位の設備要素と
なっており、これらの設備要素の集合体として鉄道設備
が構成されることになる。設備データには、設備要素を
特定するための管理番号、設備要素が所属する線区およ
び設備要素の位置に関するデータの他に、各設備要素の
型式、仕様やカーブの半径、勾配値等、各設備要素の個
性に相当するデータが含まれている。
【0008】指示手段が線区を指示すると、要図データ
構築手段が、指示された線区に関わる設備データを読み
取ってそれぞれの設備要素の位置に関するデータに基づ
いて設備要素を配列した線路要図データを構築する。ま
た、要図記憶手段が要図データを記憶する。
【0009】さらに、表示手段が要図データに対応する
線路要図を表示する。このようにして、自動的に設備デ
ータに基づいた線路要図が表示されるので、多くの人員
と時間を要さずに線路要図の作成が可能であり、作成作
業を効率化できる。
【0010】また、設備類の変更等に伴う線路要図の更
新は、このような設備類の変更に応じて設備データを改
訂し、その設備データに基づいた線路要図を作成すれば
よいので、この作業にも多くの人員と時間を要すること
はなくなり、作業を効率化できる。
【0011】さらに、請求項2記載の構成とすれば、所
望の日付を指示することでその日付における線路要図を
作成できるので、現状に対応する線路要図の他に、将来
の特定の日付における鉄道設備計画を具体化した場合に
対応する線路要図や過去の特定の日付における線路要図
を作成できる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。図1に示
すように、本実施例の線路要図描画装置20は、CPU
30a、ROM30b、RAM30c、入出力回路30
d、これらを接続するバス30e等を内蔵する周知のコ
ンピュータ30、このコンピュータ30に入出力回路3
0dを介して接続されたマウス32、キーボード34、
フロッピディスクドライブ(FDD)36、外部メモリ
38、CRT40、プリンタ42を備えている。コンピ
ュータ30のROM30bには、所定の手順に従って各
種の処理を行うためのプログラムが予め記憶されてい
る。
【0013】また外部メモリ38には、鉄道設備を構成
する設備要素、例えば軌道回路、分岐器、信号機、ホー
ム、橋梁、踏切や線路のカーブ部分や勾配部分等をそれ
ぞれ特定する管理番号、各設備要素が所属する線区およ
び各設備要素の位置に関するデータの他に、各設備要素
の型式、仕様やカーブの半径、勾配値等、各設備要素の
個性に相当するデータを含む設備データが記憶されてい
る。
【0014】マウス32またはキーボード34を介して
コンピュータ30に指示することによって、外部メモリ
38に記憶されている設備データから特定の設備要素に
関わるデータを抽出して、これをCRT40に表示させ
ることができる。したがって、例えば特定の信号機の管
理番号をタグとして指定すれば、この信号機に関わる情
報、例えばその信号機の種別(主信号機、従属信号機、
信号附属機の別)、現示種別、型式、線区の起点からの
キロ程、上り下り線の区別等様々な情報を抽出、表示さ
せることができる。あるいは設備要素の種別、例えば分
岐器を指示して、ある線区に属する分岐器を一覧表示さ
せることや、さらに分岐器の型式を指示して同様に一覧
表示することなど、任意の項目をタグとして検索、表示
させることができる。
【0015】さらに、マウス32またはキーボード34
を介してコンピュータ30に指示することによって、こ
のようにして抽出した設備データをプリンタ42にプリ
ントアウトさせることができる。なお、マウス32また
はキーボード34を介してコンピュータ30に指示する
ことによって、上述のように抽出した設備データを独立
のファイル、例えばインバーテッドファイルとして外部
メモリ38あるいはFDD36に挿入されたフロッピー
ディスクに記憶させること及びそのようなファイルのデ
ータをコンピュータ30に読み込ませることも可能であ
る。
【0016】次に、上記の線路要図描画装置20の作動
について説明する。まず、操作者によって起動される
と、コンピュータ30は図2に示す主選択ルーチンを開
始する。具体的には、CRT40にメニューを表示させ
て主機能選択を待つ(ステップ1010)。ここでマウ
ス32またはキーボード34を介して操作者が設備デー
タ管理または線路要図作成を選択すると、それに応じた
処理ステップへ進む。ここで設備データ管理が選択され
ると、コンピュータ30は設備データ管理ルーチン10
20へ進む。また、線路要図作成が選択されればコンピ
ュータ30は線路要図作成ルーチン1030へ進む。な
お、終了が選択されれば、コンピュータ30は主選択ル
ーチンを終了する。
【0017】以下、上記主機能毎に説明する。まず設備
データ管理が選択された場合は、外部メモリ38におけ
る設備データの新規登録、修正あるいは削除等に関わる
設備データ管理ルーチン処理が実行される。
【0018】図3に示すように、設備データ管理ルーチ
ンが開始されると、コンピュータ30は、CRT40に
メニューを表示させて機能選択を待つ(ステップ210
0)。ここにおいて選択対象となる機能は、カーブ図、
勾配図、線路図、設備図、管理テーブルおよびデータ作
成の各機能であり、マウス32またはキーボード34を
介して操作者がいずれかの機能を選択すると、それに応
じた処理ステップへ進む。
【0019】カーブ図が選択された場合には、カーブ図
メインルーチンが実行される(ステップ2200)。こ
のカーブ図メインルーチンでは、設備データの内、図2
5に示されるカーブ図メイン情報、例えばカーブを特定
する管理番号、カーブが所属する線区、上り線下り線の
別、緩和曲線および曲線の始点並びに終点、曲線の半
径、カーブ方向等の新規データ登録、既に登録されてい
るデータの修正または削除が行われる。また、カーブも
しくはカーブを含む線路の改修によるカーブの形状(半
径等)変更やカーブの新設、廃止等が予定されている場
合には、そのような工事の完成日時または開始日時等に
応じて、カーブの存否を示す有効日付データが附記され
る。この有効日付データには、ある設備要素がある日時
以後に存在することを示す有効日付・日時及びある設備
要素がある日時以後に存在しないことを示す無効日付・
日時の2種類のデータが含まれている。さらに、鉄道設
備の改修、新設などの各種工事に伴って一定の期間に限
り本来の経路とは異なった経路に線路を敷設することが
ある。この場合、本来の経路に対して迂回あるいは短絡
となる区間があると一時的にキロ程が変化することにな
る。しかし、このような迂回、短絡に対応する実際のキ
ロ程に合わせて管理上のキロ程を変更するとかえって混
乱するので、迂回区間をW区間、短絡区間をB区間とし
て本来の経路とは別個に管理している。緩和曲線および
曲線の始点並びに終点のWフラグは、当該カーブがこの
W区間に含まれること又は含まれないことを示すもので
ある。
【0020】図4に示すように、カーブ図メインルーチ
ンが開始されると、コンピュータ30はCRT40にメ
ニューを表示させて機能選択を待つ(ステップ221
0)。ここでマウス32またはキーボード34を介して
操作者がデータ登録、データ修正、データ削除のいずれ
かを選択すると、コンピュータ30はそれに応じた処理
ステップへ進む。
【0021】データ登録が選択された場合には、操作者
がマウス32またはキーボード34を介して登録すべき
カーブに関するデータを入力すると、コンピュータ30
は、記憶の指示と共にこのデータを外部メモリ38に送
信して記憶させる(ステップ2220)。また、データ
修正が選択され、操作者がマウス32またはキーボード
34を介して修正すべきカーブの管理番号、修正項目お
よび修正データを入力すると、コンピュータ30は、記
憶の指示と共にこの修正データを外部メモリ38に送信
して修正データを記憶させる(ステップ2230)。あ
るいは、データ削除が選択され、操作者がマウス32ま
たはキーボード34を介して削除すべきカーブの管理番
号を入力すると、コンピュータ30は、このカーブに関
するデータの削除を外部メモリ38に指示して当該デー
タを削除させる(ステップ2240)。
【0022】図3に示す設備データ管理ルーチンのステ
ップ2100で勾配図が選択された場合は、勾配図メイ
ンルーチンが実行される(ステップ2300)。この勾
配図メインルーチンでは、設備データの内、線路の勾配
に関する勾配データ、踏切に関する踏切データ、橋梁に
関する橋梁データおよびトンネルに関するトンネルデー
タの新規データ登録、既に登録されているデータの修正
または削除が行われる。
【0023】図26に示すように、勾配データには、例
えば勾配区間を特定する管理番号、勾配区間が属する線
区並びに上り下りの別、勾配始点、勾配値等が含まれ、
カーブデータと同様に有効日付データおよび始点Wフラ
グが附記される。図27に示すように、踏切データに
は、例えば踏切を特定する管理番号、踏切が属する線区
並びに上り下りの別、位置、自動手動等の種別、設置さ
れている障害物検知装置や支障放置装置等が含まれ、カ
ーブデータと同様に有効日付データおよび位置Wフラグ
が附記される。
【0024】橋梁データには、例えば橋梁を特定する管
理番号、橋梁が属する線区並びに上り下りの別、高架橋
や跨線橋等の橋梁の種別、橋梁の長さ、位置、名称等が
含まれ、カーブデータと同様に有効日付データおよび位
置Wフラグが附記される。トンネルデータには、例えば
トンネルを特定する管理番号、トンネルが属する線区並
びに上り下りの別、位置、トンネルの長さ等が含まれ、
カーブデータと同様に有効日付データおよび位置Wフラ
グが附記される。
【0025】図5に示すように、勾配図メインルーチン
が開始されると、コンピュータ30は、CRT40にメ
ニューを表示させて機能選択を待つ(ステップ231
0)。ここで、操作者がマウス32またはキーボード3
4を介していずれかの機能を選択すると、それに応じた
処理ステップへ進む。次の処理は、勾配メインルーチン
(ステップ2320)、踏切メインルーチン(ステップ
2330)、橋梁メインルーチン(ステップ2340)
およびトンネルメインルーチン(2350)のいずれか
になるが、いずれのルーチンにおいても上記カーブ図メ
インルーチンと同様に、新規データ登録、既に登録され
ているデータの修正または削除が操作者の選択、指示に
応じて実行される。
【0026】設備データ管理ルーチンのステップ210
0で線路図が選択された場合は、線路図メインルーチン
が実行される(ステップ2400)。この線路図メイン
ルーチンでは、設備データの内、分岐器に関する分岐器
データ、単位線路に関する線路データ、駅ホームに関す
る駅ホームデータ、駅自体に関する駅データ、転車台に
関する転車台データおよび軌道回路に関する軌道回路デ
ータと線区に関する線区データの新規データ登録、既に
登録されているデータの修正または削除が行われる。
【0027】図28に示すように、分岐器データには、
例えば分岐器を特定する管理番号、位置、両開き片開き
等の分岐器の種類、開き方向、分岐元および分岐先の特
定、単複切替の状態、分岐器が属する駅および線路のコ
ード等が含まれ、カーブデータと同様に有効日付データ
および位置Wフラグが附記される。
【0028】線路データは例えば駅構内において複数に
分岐している線路をそれぞれ独立の設備要素として特定
するためのデータであって、ここで言う線路とは分岐器
を介しての分岐点から合流点または物理的もしくは管理
上の終点までが単位となる。終点とは、例えば土盛りや
転車台に接続されて物理的に途切れている場合、他社の
路線に接続されて管理区分上途切れている場合などであ
る。図29に示すように、線路データには、それぞれの
線路を特定する管理番号、所属する駅コード、上り下り
の線路区分、番線、有効長、終点形状(土盛り、転車
台、他社線に接続、その他形状)等が含まれ、カーブデ
ータと同様に有効日付データおよび終点Wフラグが附記
される。
【0029】駅ホームデータには、例えばホームを特定
する管理番号、所属駅コード、ホームの始点、ホームの
長さ、ホームに隣接する線路の線路コード等が含まれ、
カーブデータと同様に有効日付データおよび始点Wフラ
グが附記される。駅データには、例えば駅を特定する管
理番号、所属線区、駅名、駅キロ程、駅範囲の開始点お
よび終了点等が含まれる。
【0030】転車台データには、例えば転車台を特定す
る管理番号、位置、所属する駅のコード、接続されてい
る線路のコード、転車台の半径等が含まれ、カーブデー
タと同様に位置Wフラグが附記される。図30に示すよ
うに、軌道回路データには、例えば軌道回路を特定する
管理番号、所属する駅、前方および後方の駅の駅コー
ド、上り下りの区分、他の軌道回路と交差する場合の位
置、交差形態等が含まれる。
【0031】線区データには、線区を特定する管理番
号、線区名、線区略称等が含まれる。図6に示すよう
に、線路図メインルーチンが開始されると、コンピュー
タ30は、CRT40にメニューを表示させて機能選択
を待つ(ステップ2410)。ここで、操作者がマウス
32またはキーボード34を介していずれかの機能を選
択すると、それに応じた処理ステップへ進む。次の処理
は、分岐器メインルーチン(ステップ2420)、線路
メインルーチン(ステップ2430)、駅ホームメイン
ルーチン(ステップ2440)、駅メインルーチン(2
450)、転車台メインルーチン(ステップ246
0)、軌道回路メインルーチン(ステップ2470)お
よび線区メインルーチン(ステップ2480)のいずれ
かになるが、いずれのルーチンにおいても上記カーブ図
メインルーチンと同様に、新規データ登録、既に登録さ
れているデータの修正または削除が操作者の選択、指示
に応じて実行される。
【0032】設備データ管理ルーチンのステップ210
0で設備図が選択された場合は、設備図メインルーチン
が実行される(ステップ2500)。この設備図メイン
ルーチンでは、設備データの内、信号機等が装着される
支柱並びに支柱を単位として管理される信号機等のデー
タを含む支柱データおよび支柱単位では管理されないそ
の他の設備に関する他設備データの新規データ登録、既
に登録されているデータの修正または削除が行われる。
【0033】図31に示すように、支柱データには、例
えば支柱を特定する管理番号、位置、所属する駅、前方
駅および後方駅の駅コード、線路コード、組となる他の
支柱の有無を示すペアフラグ等が含まれ、カーブデータ
と同様に位置Wフラグが附記される。
【0034】また、支柱データには支柱に付属する設備
要素としての信号機に関する信号機データおよび入換信
号機に関する入換信号機データも含まれる。図32に示
すように、信号機データには、信号機を特定する管理番
号、信号機が装着されている支柱の管理番号、場内、出
発、閉塞等の種別、信号機が付属する線路のコード、上
り下りの区別、信号現示種別、自動、手動などの制御種
別、信号予告機の有無等等が含まれ、カーブデータと同
様に有効日付データが附記される。入換信号機データに
は、入換信号機を特定する管理番号、入換信号機が装着
されている支柱の管理番号、種別、面、段数、付属する
線路のコード、上り下りの区別等が含まれ、カーブデー
タと同様に有効日付データが附記される。
【0035】他設備データは、各種の標識、合図器、発
光機、表示灯、列車停止位置目標等の情報表示設備およ
びてこ扱所、安全側線緊急防護装置等の軌道近傍に設置
されている設備に関するデータであり、例えば図32に
例示するように、これらを特定する管理番号、位置、所
属駅、前方駅、後方駅のコード、線路コード、踏切、線
区等に関するコード等が含まれ、カーブデータと同様に
有効日付データおよび位置Wフラグが附記される。
【0036】図7に示すように、設備図メインルーチン
が開始されると、コンピュータ30は、CRT40にメ
ニューを表示させて機能選択を待つ(ステップ251
0)。ここで、操作者がマウス32またはキーボード3
4を介していずれかの機能を選択すると、それに応じた
処理ステップへ進む。次の処理は、支柱メインルーチン
(ステップ2520)または他設備メインルーチン(ス
テップ2540)になる。この内、他設備メインルーチ
ンにおいては、上記カーブ図メインルーチンと同様に、
新規データ登録、既に登録されているデータの修正また
は削除が操作者の選択、指示に応じて実行される。
【0037】しかし、支柱メインルーチンはカーブ図メ
インルーチンにおける処理とは異なっているので、これ
について説明する。図8に示すように、支柱メインルー
チンが開始されると、コンピュータ30は、CRT40
にメニューを表示させて機能選択を待つ(ステップ25
21)。ここで、操作者がマウス32またはキーボード
34を介していずれかの機能を選択すると、それに応じ
た処理ステップへ進む。次の処理は、支柱データ削除
(ステップ2522)、支柱データ登録(ステップ25
23)または支柱データ修正(ステップ2523)にな
る。
【0038】支柱データ削除(ステップ2522)で
は、操作者の選択、指示に応じて既に登録されているデ
ータの削除が実行される。なお、信号機および入換信号
機は支柱に付属しているので、これらが付属する支柱の
支柱データが削除された場合には、支柱データの削除に
伴って当該支柱に付属する信号機および入換信号機のデ
ータも自動的に削除される。
【0039】他方、支柱データ登録(ステップ252
3)または支柱データ修正(ステップ2523)では、
上記カーブ図メインルーチンと同様に、新規データ登録
または既に登録されているデータの修正が操作者の選
択、指示に応じて実行される。さらに、ステップ252
2またはステップ2523に続くステップ2525で
は、コンピュータ30は、CRT40に付属設備操作メ
ニューを表示させて選択を待つ。付属設備の操作が不要
で操作者がNOを選択したときには、ステップ2521
へ回帰する。ここで付属設備を操作する場合は、操作者
は付属設備修正(ステップ2526)、付属設備削除
(ステップ2527)または登録を選択する。付属設備
修正(ステップ2526)または付属設備削除(ステッ
プ2527)が選択された場合には、上述と同様に、既
に登録されている信号機または入換信号機のデータの修
正が操作者の選択、指示に応じて実行される。一方、登
録が選択された場合には、コンピュータ30は、CRT
40に付属設備選択メニューを表示させて選択を待つ
(ステップ2528)。ここで信号機または入換信号機
が選択された場合、上記カーブ図メインルーチンにおけ
ると同様に、信号機の新規データ登録が操作者の指示に
応じて実行される(ステップ2529)。また入換信号
機が選択された場合も同様に、入換信号機の新規データ
登録が操作者の指示に応じて実行される(ステップ25
30)。
【0040】なお、上記ステップ2526、ステップ2
527の終了後、ステップ2528で登録しない選択が
なされた場合およびステップ2529またはステップ2
530を終了した後、コンピュータ30はステップ25
25に回帰して次の指示を待つ。ここでNOが選択され
ればステップ2521へ回帰し、ステップ2521でリ
ターンが選択されれば設備図メインルーチンへリターン
する。
【0041】設備データ管理ルーチンのステップ210
0で管理テーブルが選択された場合は、管理テーブルメ
インルーチンが実行される(ステップ2600)。管理
テーブルメインルーチンに於ける処理は、線路要図の描
画作業を効率よく実施するための処理である。例えば、
線区は他の線区と無関係に存在することは希で、普通は
ターミナル駅において他の線区と重複している。このよ
うなことから、目的とする線区の線路要図を描画するに
は、重複する他の線区の情報も必要となる。具体的に例
を挙げると、関西本線は名古屋駅で東海道本線と重複し
ているが、名古屋駅は東海道本線に属する駅として東京
駅を起点とするキロ程を付されているために、関西本線
の駅として処理するには名古屋駅のキロ程を関西本線の
キロ程(起点は名古屋駅)に読み変える必要がある。名
古屋駅に属する線路データ等、他の設備要素に関わるデ
ータも同様である。このような他線区情報の他に、描画
処理に当たってのX軸方向の縮尺設定、上述のW区間お
よびB区間に関するデータ等が必要となる。この管理テ
ーブルメインルーチンはこれらに関わるデータの登録、
修正、削除が対象となっている。
【0042】図9に示すように、管理テーブルメインル
ーチンが開始されると、コンピュータ30は、CRT4
0にメニューを表示させて機能選択を待つ(ステップ2
610)。ここで、操作者がマウス32またはキーボー
ド34を介していずれかの機能を選択すると、それに応
じた処理ステップへ進む。次の処理は、他線区描画テー
ブルメインルーチン(ステップ2620)、縮尺テーブ
ルメインルーチン(ステップ2630)またはWBテー
ブルメインルーチン(ステップ2640)のいずれかに
なる。
【0043】他線区描画メインルーチンでは、まずマウ
ス32またはキーボード34を介して、操作者によって
対象となる線区が選定される。次に、上記カーブ図メイ
ンルーチンと同様に、当該線区と重複する線区の新規デ
ータ登録、既に登録されているデータの修正または削除
が操作者の選択、指示に応じて実行される。
【0044】縮尺テーブルメインルーチンでは、まずマ
ウス32またはキーボード34を介して、操作者によっ
て対象となる線区が選定される。次に、当該線区の線路
要図を描画する際の縮尺の指定または既に登録されてい
る縮尺データの修正もしくは削除が操作者によって指示
されると、上記カーブ図メインルーチンと同様に、デー
タの登録、修正または削除が実行される。
【0045】WBテーブルメインルーチンでは、まずマ
ウス32またはキーボード34を介して、操作者によっ
て対象となる線区が選定される。続いて、データを登録
する場合には、W区間またはB区間となる部分の始点お
よび終点における本来のキロ程、W区間またはB区間の
長さ、有効日付データ等が操作者によって入力される
と、上記カーブ図メインルーチンと同様に、コンピュー
タ30は、記憶の指示と共にこのデータを外部メモリ3
8に送信して記憶させる。データ修正またはデータ削除
も上記カーブ図メインルーチンと同様である。
【0046】設備データ管理ルーチンのステップ210
0でデータ作成が選択された場合は、データ作成メイン
ルーチンが実行される(ステップ2700)。データ作
成メインルーチンでは、線区毎の線路要図用データが作
成される。以下、データ作成メインルーチンにつて詳細
に説明する。
【0047】図10に示すように、データ作成メインル
ーチンでは、まず操作者がマウス32またはキーボード
34を介して対象となる線区の線区名またはコードを入
力する(ステップ2710)。ここでの選択は、例えば
CRT40に線区一覧を表示させておき、マウス32を
介して選択、指定する方式とすると簡便である。続いて
操作者はデータ作成日付を入力する(ステップ272
0)。このデータ作成日付は、当日、将来、過去いずれ
でもよく、上述の有効日付を指定するものである。
【0048】線区選択、データ作成日付の入力がなされ
た後、コンピュータ30は外部メモリ38に記憶されて
いる管理テーブルデータを読み込む(ステップ273
0)。次に、コンピュータ30は、上記線区およびデー
タ作成日付に従って、当該線区に属しデータ作成日付に
おいて存在する設備要素に関わる設備データを外部メモ
リ38から抽出する(ステップ2740)。
【0049】次のステップ2750では、上記抽出した
設備データと管理テーブルデータとで描画用データを構
築する。具体的には、図25〜図33に例示するよう
に、各設備要素の位置データを描画用に換算する処理や
データのスリム化などが行われる。ここで、設備要素の
位置データを換算するとは、例えば対象線区と重複する
線区に属する設備要素のキロ程を対象とする線区のキロ
程に換算する操作やW区間、B区間の終点のキロ程を本
来のキロ程に一致させた仮想キロ程とする操作等であ
る。また、設備要素に関わるデータ中で線路要図の描画
において必ずしも要さないデータ項目を削除してデータ
量のスリム化を図る。なお、データのスリム化において
どの様な項目を削除するかは予め設定されているが、こ
の設定の変更は可能である。この描画用データは、外部
メモリ38に記憶される。
【0050】以上で設備データ管理ルーチンの説明を終
え、次に線路要図作成ルーチンについて説明する。図1
1に示すように、線路要図作成ルーチンが開始される
と、コンピュータ30は、CRT40にメニューを表示
させて作業選択を待つ(ステップ3010)。ここにお
いて選択対象となる作業は、新規線路図描画または編集
済線路要図読込であり、マウス32またはキーボード3
4を介して操作者がいずれかの作業を選択すると、それ
に応じた処理ステップへ進む。
【0051】新規線路図描画が選択されると、コンピュ
ータ30は新規描画メインルーチンを開始する(ステッ
プ3020)。図12に示すように、新規描画メインル
ーチンでは、まず操作者がマウス32またはキーボード
34を介して対象となる線区の線区名またはコードを入
力する(ステップ4100)。こでの選択は、例えばC
RT40に線区一覧を表示させておき、マウス32を介
して選択、指定する方式とすると簡便である。なお、こ
の線区選択と併せて有効日付の指定が可能であり、有効
日付を指定しなければ操作日時が有効日付の指定として
扱われ、操作日時に存在する設備要素に基づく線路要図
が描画されることになる。線区が選択されると、コンピ
ュータ30は自動描画メインルーチンを開始する(ステ
ップ4200)。
【0052】図13に示すように、コンピュータ30は
自動描画メインルーチンを開始すると、まずCRT40
に描画ウインドウ60を表示させる(ステップ440
0)。図14に示すように、この描画ウインドウ60
は、上半部が線路・設備図ウインドウ60a、下半部が
勾配・カーブウインドウ60b、右側部が操作用アイコ
ン60cとなっている。
【0053】コンピュータ30は、描画ウインドウ60
を表示させた後、カーブ図描画を実行する(ステップ4
500)。ここでは、コンピュータ30は、上記データ
作成メインルーチンで構築され外部メモリ38に記憶さ
れている描画用データから、上記選択された線区に属す
るカーブに関わるデータ、線路の単線複線切替えに関わ
るデータを抽出、読み込んで、これら読み込んだ描画用
データに従ったカーブ図をCRT40の勾配・カーブウ
インドウ60b内に表示させる。
【0054】図15に示すように、このカーブ図70
は、複線区間では上り線70a、下り線70bが並列描
画され、単線区間では下り線70bのみが描画される。
また、各カーブC1,C2,C3〜C10は、凹凸とし
て表示されており、凹(カーブC1,C3他)は下り方
向(矢印R方向)に進行した場合における左カーブを、
凸(カーブC2,C4他)は同右カーブを表している。
さらに図16に示すように、各カーブC1〜C10に
は、その半径を表示する数字(単位はメートル)が附記
される。
【0055】次のステップ4600では、コンピュータ
30は、外部メモリ38に記憶されている描画用データ
から、上記選択された線区に属する勾配、踏切、橋梁、
トンネルおよび線路の単線複線切替えに関わるデータを
抽出、読み込んで、これら読み込んだ描画用データに従
った勾配図をCRT40の勾配・カーブウインドウ60
b内に表示させる。
【0056】図15に示すように、この勾配図80では
上り線勾配図80aと下り線勾配図80bとが並列描画
されるが、単線区間では下り線勾配図80bのみが描画
される。上り線勾配図80a、下り線勾配図80bと
も、勾配の上昇または下降を表示する勾配線82と勾配
図の使用時に際しての視認性向上のための水平補助線8
4aおよび区分補助線84bとで構成されている。区分
補助線84bは勾配の変化地点に対応して配置されてお
り、隣接する一対の区分補助線84b、84bに挟まれ
る勾配線82の各部分が1つの勾配区間を表している。
なお、勾配線82の水平部分(=0勾配)も勾配区間と
して扱われる。また、図15、図16に示すように、勾
配線82に沿って踏切86や橋梁88等を示す記号が表
示される。さらに、図16に示すように、各勾配区間に
対応して、水平補助線84a上に当該勾配区間の勾配値
(単位はパーミル)が表示されると共に踏切86には固
有の名称と併せてその位置(線区起点からの距離)を示
すキロ程(単位はキロメートル)が表示される。
【0057】次のステップ4700では、コンピュータ
30は、外部メモリ38に記憶されている描画用データ
から、上記選択された線区に属する分岐器、線路(駅構
内)、駅ホーム、駅、転車台、軌道回路に関わるデータ
を抽出、読み込んで、これら読み込んだ描画用データに
従った線路図をCRT40の線路・設備図ウインドウ6
0a内に表示させる。
【0058】具体的には、分岐器の繋がりに関するデー
タから線路の接続関係を決定し、さらに分岐器が属する
線路に関するデータ、軌道回路の隣接関係に関するデー
タに基づいて構内線路の上下関係を決定する。さらに、
線路に関わるデータから駅ホームおよび転車台が所属す
る線路を決定して線路図描画用データを作成する。この
線路図描画用データにより、図15に例示する線路図9
0がCRT40の線路・設備図ウインドウ60a内に表
示される。なお、線路データは駅構内に限られているの
で、駅間部分は軌道回路に関するデータに基づいて描画
される。
【0059】線路図90は、上り線90aおよび下り線
90bがそれぞれ表示され、単線区間は下り線90bと
して表示される。また線路図90には、分岐器92、ホ
ーム94、転車台等を表す記号が表示される。さらに線
路90cには「下本」、「上本」等の線路名が、分岐器
92には分岐器コードが附記され、その他の設備要素に
もそれぞれを特定するコード等が附記される。
【0060】次のステップ4800では、コンピュータ
30は、外部メモリ38に記憶されている描画用データ
から、上記選択された線区に属する支柱、信号機、入換
信号機、その他の設備要素に関わるデータを抽出、読み
込んで、これら読み込んだ描画用データに従った設備図
100をCRT40の線路・設備図ウインドウ60a内
に表示させる。
【0061】具体的には、上記抽出した描画用データに
より、支柱、信号機、入換信号機、その他の設備要素が
所属する線路または軌道回路および位置(例えば線区起
点からの距離)を決定し、図15に示すように、信号機
102等を表す記号を、上記表示されている線路図90
と位置関係を対応させて、CRT40の線路・設備図ウ
インドウ60a内に表示させる。したがって、線路図9
0と設備図100とは表示上は一体となって線路・設備
図110を形成している。また、上述のカーブ図70、
勾配図80および線路・設備図110で線路要図120
が構成される。
【0062】コンピュータ30は、以上のステップ44
00〜4800の実行によって新規描画ルーチンを終了
してリターンする。次に、上記ステップ3010で編集
済線路要図読込が指示された場合については後述するも
のとして、次のステップ3030以下を説明する。
【0063】ステップ3030では、コンピュータ30
は上記描画した線路要図120の編集操作の要否の指示
を待ち、操作者がマウス32またはキーボード34を介
して編集要否を指示すると、これに応じたステップへ進
む。コンピュータ30は、編集要と指示されると編集ル
ーチンを開始する(ステップ3030)。
【0064】図17に示すように、コンピュータ30は
編集ルーチンを開始して、ステップ5010で用紙サイ
ズの選択、指示を待つ。ここで、操作者がマウス32ま
たはキーボード34を介して用紙サイズを例えばA4と
指示すると、コンピュータ30は次のステップ5020
でA4に対応する図面枠をCRT40に表示させる。こ
の図面枠は、用紙としてのA4のサイズそのものではな
く、後の印刷処理においてA4の用紙に印刷する場合
に、余白や綴じ代などを確保するために設定された印刷
可能範囲に対応している。
【0065】次のステップ5030では、コンピュータ
30はCRT40に作業選択メニューを表示させて、操
作者の選択、指示を待ち、操作者がマウス32またはキ
ーボード34を介して作業項目を指示すると、これに応
じたステップへ進む。以下、各作業項目に従って説明す
る。
【0066】まず、ステップ5040の屈折点平行移動
について説明する。図18に示すように、例えば線路1
30、この線路130から分岐する線路132、134
のように、線路図90は直線の組合せとして描画されて
いる。線路130と線路132とは分岐器P1a、P1
bを介して接続され、線路132と線路134とは分岐
器P2a、P2bを介して接続されており、この接続部
分は折れ目となっている。このような分岐器P1a、P
1bの存在する折れ目の他に、描画レイアウト上の都合
で折れ目を設ける場合があり、例えば線路134の屈折
点K1、K2がこれに当たる。屈折点平行移動はこの屈
折点K1、K2をx軸方向(CRT40の画面上で上下
方向)に平行移動する作業である。例えば、操作者がマ
ウス32等で屈折点K2を指定しこれを移動すべき点を
指定すると、コンピュータ30は、CRT40に当該位
置に屈折点K2を表示させる。このとき、屈折点K2は
矢印B方向に移動されるが屈折点K1および分岐器P3
bの表示位置は移動されないので、屈折点K2に連なる
線路134を屈折点K2の移動に応じて変形して表示れ
ることになる。なお上記作業において、例えば屈折点K
2と分岐器P3bとの間において固定点を指示しておけ
ば、線路134の変形は屈折点K1〜固定点で実施され
る。
【0067】また上記屈折点K2の平行移動に伴って線
路134が変形、移動されるが、線路134に付属する
信号機等の設備要素も線路134の移動に従って移動さ
れる。次に、ステップ5050の屈折点自由移動につい
て説明する。
【0068】図19(a)に示すように、線路140、
142を破線で示すようにy軸に平行に描画すると、線
路図90の一部が図面枠Zからはみ出してしまう場合が
ある。この様な場合、線路図90の新規描画時にはコン
ピュータ30が自動的に処理して線路140、142を
矢印D方向に沿って回転移動させた位置に描画させるこ
とによって、はみ出しを防止している。このような回転
移動位置にある線路142含まれる屈折点K3、K4を
任意の位置に移動させる作業が屈折点自由移動である。
上記屈折点平行移動と同様に、操作者が例えば屈折点K
3を移動すべき点を指定すると、コンピュータ30は、
CRT40に当該位置に屈折点K3移動し、これに連な
る線路142を変形表示させる。上述と同様に固定点の
指定も可能である。また上記と同様に、線路142に付
属する信号機等の設備要素も線路142の移動に従って
移動される。
【0069】次に、ステップ5060の屈折点挿入につ
いて説明する。図18に示すように、この作業は、例え
ば線路134の直線状に描画されている部分に新たな屈
折点K5、K6挿入する作業である。上記屈折点平行移
動と同様に、操作者が例えば屈折点K5、K6を挿入す
べき点を指定すると、コンピュータ30は、CRT40
に当該位置に屈折点K5、K6を表示し、これに連なる
線路134を変形表示させる。上記と同様に、線路13
4に付属する信号機等の設備要素も線路134の移動に
従って移動される。他方、ステップ5070の屈折点削
除は、上記ステップ5060によって挿入された屈折点
を削除する作業で、例えば線路134に設けられている
屈折点K6を指定してこれの削除を指示すれば、線路1
34は破線で示す状態(屈折点K6が存在する状態)か
ら実線で示す状態に表示を変更される。また上記と同様
に、線路134に付属する信号機等の設備要素も線路1
34の表示変更に従って移動される。
【0070】次に、ステップ5080の線路垂直移動に
ついて説明する。この作業は、1本または複数本の線路
をx軸方向に沿って平行移動する作業である。図18に
示すように、例えば、操作者がマウス32等で線路13
2、134を指定しこれらを移動すべき位置を指定する
と、コンピュータ30は、矢印Eに沿って当該位置に移
動させた線路132、134をCRT40に表示させ
る。このとき、例えば分岐器P1aと分岐器P1bとを
つなぐ直線は線路132、134の移動に応じて引き延
ばされる。また、上述の各作業と同様に、線路132、
134に付属する信号機等の設備要素も線路132、1
34の移動に従って移動される。
【0071】次に、ステップ5090の線路回転移動に
ついて説明する。この作業は、上記ステップ5050の
屈折点自由移動において新規描画時には自動的に行われ
ると説明した線路の回転移動を、編集作業として実施す
るものである。例えば図19(a)において図面枠Zは
存在しないとして、破線で示す位置に線路140、14
2が描画された状態にあるときに、例えば、操作者がマ
ウス32等で線路140、142を指定しこれらを回転
移動すべき方向と位置または角度を指定すると、コンピ
ュータ30は、矢印Dに沿って当該位置に回転移動させ
た線路140、142をCRT40に表示させる。この
とき、上述の各作業と同様に、線路140、142に付
属する信号機等の設備要素も線路140、142の回転
移動に従って移動される。また、図19(b)に示すよ
うに、線路144上に固定点Gを指定してこの固定点G
を中心として線路144の一部を回転移動させることも
可能である。
【0072】次に、ステップ5100の設備垂直移動に
ついて説明する。この作業は、設備図の一部となってい
る信号機等をx軸方向に移動して表示させる作業であ
る。図20に示すように、新規描画時には、線路に付属
する設備例えば信号機150は線路152に隣接して表
示される。操作者がマウス32等で信号機150を指定
しこれを移動すべき位置を指定すると、コンピュータ3
0は、矢印Hに沿って当該位置に平行移動させた信号機
150(破線で表示)をCRT40に表示させる。この
とき、この信号機150に付随するキロ程表示154や
設備名称156は信号機に従って移動された位置に表示
される。
【0073】他方、ステップ5110の設備自由移動
は、上述の垂直移動(x軸方向移動)以外の設備の移動
作業(例えば矢印J、L、M方向移動)であり、操作者
による移動対象設備の指定、移動位置の指示、その後の
CRT40の表示等、上述のステップ5100と同様で
ある。
【0074】次に、ステップ5120のキロ程表示自由
移動について説明する。この作業は、信号機等の設備要
素に付属するキロ程表示部分を、所望の位置に自由移動
して表示させる作業である。図20に示すように、キロ
程表示154および設備名称156は例えば信号機15
0に付随して表示されている。操作者がマウス32等で
信号機150のキロ程表示154を指定しこれを移動す
べき位置を指定すると、コンピュータ30は、例えば矢
印Q方向に移動させたキロ程表示154をCRT40に
表示させる。このとき、このキロ程表示154の足15
4aは、その方向が信号機150側とされる。したがっ
て、この例では、移動に伴って足154aの方向が図示
のように変えられることになる。また、キロ程表示15
4の移動方向は、矢印H、J、L、M等任意である。
【0075】一方、上記キロ程表示154の移動におい
て、足154aの基端154bを例えば信号機150の
設置位置に固定したまま、数字部分だけを移動させるの
が、ステップ5130のキロ程表示根元固定移動であ
る。この作業における操作者の操作は上記ステップ51
20と同様であるが、CRT40上の表示は図中矢印T
で示すように足154aの基端154bは信号機150
の設置位置に固定され、足154aは斜めに引き出され
ている。なお、この例ではキロ程表示154を斜め方向
に移動しているため足154aが斜めとなっているが、
キロ程表示154をx軸方向に移動させた場合は足15
4aはx軸に沿ったものとなる。
【0076】次に、ステップ5140の設備名称自由移
動は、例えば信号機150の設備名称156のみを、上
記キロ程表示自由移動と同様に移動、表示させるもの
で、その操作、表示形態も上記キロ程表示自由移動と同
様である。上記ステップ5040〜5140のいずれか
を選択し作業を終了すると、ステップ5030に回帰し
て、他の作業を選択できる。また、ステップ5030で
作業を選択せずに編集終了を指示すれば編集ルーチンか
らリターンする。
【0077】図11に示すように、コンピュータ30
は、線路要図作成ルーチンにリターンして検索実行の指
示を待つ(ステップ3050)。ここで検索の指示があ
れば、コンピュータ30は検索ルーチンを開始する(ス
テップ3060)。検索ルーチンにおける検索作業は、
操作者が設備要素例えば信号機の型式等の検索条件を指
示すると、コンピュータ30は、線路要図作成対象とな
っている線区の範囲で、この検索条件に応じた設備要素
を検索、抽出する。さらに、操作者の指示に応じて、抽
出した設備要素をCRT40の線路要図画面上で強調表
示すること、検索した設備要素の詳細情報をCRT40
の画面上に表示することができる。
【0078】次のステップ3070では、コンピュータ
30は、上記描画、編集した線路要図の保存実行の指示
を待つ。保存の指示がなされると、コンピュータ30は
線路要図保存ルーチンを開始する(ステップ308
0)。図21に示すように、線路要図保存ルーチンを開
始したコンピュータ30は、ファイル名称入力を待つ
(ステップ6100)。このファイル名称は、複数作成
される線路要図をそれぞれ区別してバージョン管理する
ための名称である。ファイル名称が入力されると、コン
ピュータ30は、上記描画、編集された線路要図に対応
するデータにファイル名称を付して外部メモリ38に記
憶させる。
【0079】次のステップ3090では、コンピュータ
30は、上記描画、編集した線路要図の印刷実行の指示
を待つ。印刷の指示がなされると、コンピュータ30は
印刷ルーチンを開始する(ステップ3100)。図22
に示すように、印刷ルーチンを開始したコンピュータ3
0は、印刷範囲の選択、指示を待つ(ステップ710
0)。ここで選択される印刷範囲は、線区全体または駅
単位である。操作者によって印刷範囲が指示されると、
コンピュータ30は、その印刷範囲が駅単位であるかを
判定する(ステップ7200)。駅単位であれば、コン
ピュータ30はステップ7300で駅の選択、指示を待
ち、駅の選択がなされると次のステップ7400へ進
む。また、ステップ7200で印刷範囲が駅単位ではな
いと判定した場合も、ステップ7400へ進む。
【0080】ステップ7400では、操作者による印刷
種類の選択が行われる。ここで、印刷種類には、印刷デ
ータのプリンタ42への出力と印刷データの外部メモリ
38への出力の2種類あり、いずれか一方または両方を
指定できる。続いて、コンピュータ30は、上記描画、
編集された線路要図のデータを指定された印刷種類に応
じた形式の印刷データとしてプリンタ42または外部メ
モリ38に出力する。印刷データは、プリンタ42へは
ステップ5010で選択された用紙サイズに応じたファ
イルとして出力され、外部メモリ38へはベクター化し
たファイル形式で出力される。このため、上記ステップ
7400でプリンタ42、外部メモリ38双方への印刷
出力が選択されているときには、コンピュータ30はそ
れぞれに対応した形式での出力を順次実行する。なお、
印刷データの量によっては、FDD36に挿入されたフ
ロッピーディスクに出力して記憶させることもできる。
この印刷データの出力を終えるとステップ3010に戻
る。
【0081】次に、ステップ3010で編集済線路要図
読込が選択された場合、コンピュータ30は線路要図読
込ルーチンを実行する(ステップ3110)。図23に
示すように、線路要図読込ルーチンを開始すると、ステ
ップ8100において操作者による線区の選択が行われ
る。さらに、次のステップ8200では操作者による線
路要図の選択が行われる。ここでの線路要図の選択は、
ステップ6100で付されたファイル名称の一覧をCR
T40の画面に表示しておき、操作者がマウス32また
はキーボード34を介してこの一覧中から選択すること
で実施される。ファイル名称の選択が行われると、コン
ピュータ30は指定されたファイル名称が付されている
線路要図のデータを外部メモリ38から読込んで、この
データによる線路要図をCRT40に表示させる(ステ
ップ8300)、リターンする。
【0082】図11に示すように、次にコンピュータ3
0は線路要図作成ルーチンにリターンして、読込んだ線
路要図の更新を実行するか否かの指示を待つ(ステップ
3120)。ここで更新の指示があれば、コンピュータ
30は更新ルーチンを開始する(ステップ3130)。
【0083】図24に示すように、コンピュータ30は
更新ルーチンを開始すると、上記読込んだ線路要図の作
成日付と図10に示されるデータ作成メインルーチンで
描画用データを作成した日付とを比較し、両日付間の変
更情報のみを抽出した変更差分ファイルを読込む(ステ
ップ9100)。次に、上記ステップ8300で描画し
た線路要図の変更差分ファイルの設備要素に関わる部分
のみを再描画して(ステップ9200)、リターンす
る。変更差分ファイルを読込んでこの部分のみを再描画
することにより線路要図を更新できるので、更新作業を
短時間で行うことができる。こううして更新した線路要
図についても、上記新規描画について説明したと同様
に、編集、検索、保存、印刷の各処理を実施できる。
【0084】以上のように、本実施例の線路要図描画装
置20は、外部メモリ38に記憶されている設備データ
から指定された線区に属する設備要素に関わる設備デー
タを抽出して描画用データを構築し、この描画用データ
に基づいて線路要図を描画できる。また、描画した線路
要図または描画後修正した線路要図に対応するデータを
保存し、この保存されているデータに従って線路要図を
描画することができる。さらに、描画した線路要図と特
定の日付における描画用データとの変更差分を描画用デ
ータから抽出して、この変更差分に関わる設備要素のみ
を再描画することにより、線路要図の更新作業を短時間
で実行できる。このため、線路要図描画装置20を使用
すれば、線路要図の作成、更新作業は少ない人員でしか
も短時間で実施可能となる。しかも、設備データに附記
されている有効日付に基づいて、任意の日時に対応する
線路要図、例えば将来の計画を具体化した場合における
線路要図を作成できるので、鉄道設備計画その他の鉄道
事業において有効に利用できる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の線路要図
描画装置は、自動的に設備データに基づいた線路要図が
表示されるので、ごく少ない人員で、しかも短時間で線
路要図を作成できる。設備類の変更等に伴う線路要図の
更新も同様にごく少ない人員で、しかも短時間ででき
る。
【0086】さらに、所望の日付を指示することでその
日付における線路要図を作成できるので、現状に対応す
る線路要図の他に、将来の特定の日付における鉄道設備
計画を具体化した場合に対応する線路要図や過去の特定
の日付における線路要図を作成でき、鉄道事業にとって
きわめて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の線路要図描画装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 実施例の線路要図描画装置における主選択ル
ーチンのフローチャートである。
【図3】 実施例の線路要図描画装置における設備デー
タ管理ルーチンのフローチャートである。
【図4】 実施例の線路要図描画装置におけるカーブ図
メインルーチンのフローチャートである。
【図5】 実施例の線路要図描画装置における勾配図メ
インルーチンのフローチャートである。
【図6】 実施例の線路要図描画装置における線路図メ
インルーチンのフローチャートである。
【図7】 実施例の線路要図描画装置における設備図メ
インルーチンのフローチャートである。
【図8】 実施例の線路要図描画装置における支柱メイ
ンルーチンのフローチャートである。
【図9】 実施例の線路要図描画装置における管理テー
ブルメインルーチンのフローチャートである。
【図10】 実施例の線路要図描画装置におけるデータ
作成ルーチンのフローチャートである。
【図11】 実施例の線路要図描画装置における線路要
図作成メインルーチンのフローチャートである。
【図12】 実施例の線路要図描画装置における新規描
画メインルーチンのフローチャートである。
【図13】 実施例の線路要図描画装置における自動描
画メインルーチンのフローチャートである。
【図14】 実施例の線路要図描画装置における描画ウ
インドウの説明図である。
【図15】 実施例の線路要図描画装置で描画した線路
要図を例示する説明図である。
【図16】 図15の一部拡大図である。
【図17】 実施例の線路要図描画装置における編集メ
インルーチンのフローチャートである。
【図18】 実施例の線路要図描画装置における編集操
作の説明図である。
【図19】 実施例の線路要図描画装置における編集操
作での線路回転移動の説明図であり、図19(a)は複
数の線路の回転移動の例示図、図19(b)は線路の一
部の回転移動の例示図である。
【図20】 実施例の線路要図描画装置における編集操
作での設備要素およびキロ程に移動例の説明図である。
【図21】 実施例の線路要図描画装置における線路要
図保存ルーチンのフローチャートである。
【図22】 実施例の線路要図描画装置における印刷ル
ーチンのフローチャートである。
【図23】 実施例の線路要図描画装置における線路要
図読込ルーチンのフローチャートである。
【図24】 実施例の線路要図描画装置における更新ル
ーチンのフローチャートである。
【図25】 実施例の線路要図描画装置におけるデータ
構造を例示する説明図であり、図(a)は設備データ中
のカーブに関するデータ構造の説明図、図(b)は描画
用データ中のカーブに関するデータ構造の説明図であ
る。
【図26】 実施例の線路要図描画装置におけるデータ
構造を例示する説明図であり、図(a)は設備データ中
の勾配に関するデータ構造の説明図、図(b)は描画用
データ中の勾配に関するデータ構造の説明図である。
【図27】 実施例の線路要図描画装置におけるデータ
構造を例示する説明図であり、図(a)は設備データ中
の踏切に関するデータ構造の説明図、図(b)は描画用
データ中の踏切に関するデータ構造の説明図である。
【図28】 実施例の線路要図描画装置におけるデータ
構造を例示する説明図であり、図(a)は設備データ中
の分岐器に関するデータ構造の説明図、図(b)は描画
用データ中の分岐器に関するデータ構造の説明図であ
る。
【図29】 実施例の線路要図描画装置におけるデータ
構造を例示する説明図であり、図(a)は設備データ中
の線路に関するデータ構造の説明図、図(b)は描画用
データ中の線路に関するデータ構造の説明図である。
【図30】 実施例の線路要図描画装置におけるデータ
構造を例示する説明図であり、図(a)は設備データ中
の軌道回路に関するデータ構造の説明図、図(b)は描
画用データ中の軌道回路に関するデータ構造の説明図で
ある。
【図31】 実施例の線路要図描画装置におけるデータ
構造を例示する説明図であり、図(a)は設備データ中
の支柱に関するデータ構造の説明図、図(b)は描画用
データ中の支柱に関するデータ構造の説明図である。
【図32】 実施例の線路要図描画装置におけるデータ
構造を例示する説明図であり、図(a)は設備データ中
の信号機に関するデータ構造の説明図、図(b)は描画
用データ中の信号機に関するデータ構造の説明図であ
る。
【図33】 実施例の線路要図描画装置におけるデータ
構造を例示する説明図であり、図(a)は設備データ中
の標識合図器に関するデータ構造の説明図、図(b)は
描画用データ中の標識合図器に関するデータ構造の説明
図である。
【図34】 本発明の線路要図描画装置の構成を例示す
るブロック図である。
【符号の説明】 20・・・線路要図描画装置、30・・・コンピュー
タ、32・・・マウス、34・・・キーボード、38・
・・外部メモリ、40・・・CRT、42・・・プリン
タ、80・・・勾配図、90・・・線路図、100・・
・設備図、110・・・線路・設備図、120・・・線
路要図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道設備を構成する設備要素を特定する
    管理番号、該設備要素が所属する線区および該設備要素
    の位置を含む設備データを記憶する記憶手段と、 線区を指示する指示手段と、 該指示された線区に関わる設備データを読み取って上記
    設備要素を配列した線路要図データを構築する要図デー
    タ構築手段と、 該要図データを記憶する要図記憶手段と、 該要図データに対応する線路要図または該線路要図を構
    成する線路図、設備図、勾配図およびカーブ図のいずれ
    か1以上を表示する表示手段とを備えたことを特徴とす
    る線路要図描画装置。
  2. 【請求項2】 さらに、上記記憶手段は上記設備要素の
    存否に対応する有効日付データを含む設備データを記憶
    する記憶手段であり、 上記指示手段は上記線区と共に日付を指示する指示手段
    であり、 上記要図データ構築手段は、該指示された日付に存在す
    る設備要素を配列した上記線路要図データを構築する要
    図構築手段であることを特徴とする請求項1記載の線路
    要図描画装置。
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