JPH0718403U - 可変抵抗器構造 - Google Patents

可変抵抗器構造

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JPH0718403U
JPH0718403U JP4783893U JP4783893U JPH0718403U JP H0718403 U JPH0718403 U JP H0718403U JP 4783893 U JP4783893 U JP 4783893U JP 4783893 U JP4783893 U JP 4783893U JP H0718403 U JPH0718403 U JP H0718403U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転シャフトのぐらつきを防止した構造の可
変抵抗器を提供する。 【構成】 可変抵抗器20は回転シャフト21と、該回
転シャフト21を軸支する受座22と、前記回転シャフ
トの一端に添設された摺動子11と、リード端子23を
配設した樹脂基板31と、該樹脂基板31に焼き付けた
馬蹄形状の炭素皮膜抵抗体10と、を有し、更に前記回
転シャフト21を嵌挿してこれを軸支する前記受座22
の筒形の軸承部24の周壁26の四カ所に切欠溝部27
を設けるとともに、該軸承部内面28に回転シャフト突
出側開口29に向かって内径が漸次狭まるテーパΘを設
け、軸承部24の回転シャフト突出側開口周縁30の内
径Φ1′が当接する前記回転シャフトの径Φ2′よりも
小さい構造となっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として炭素皮膜形可変抵抗器の構造に関し、さらに詳細には回転 シャフトのぐらつきを防止する可変抵抗器の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の可変抵抗器は一般に、炭素皮膜形可変抵抗器と称され、ベークライト等 の絶縁樹脂板に炭素の膜を焼き付けたものを抵抗体として、その表面に摺動子を 接触させつつ回転シャフトにて回転させることにより抵抗値を変える仕組みにな っている。
【0003】 基本的構造は変わらないながらも、最近の電子機器の軽薄短小の流れの中で、 可変抵抗器も更なる小型化への要求に対応するため、各構成部品のダウンサイズ が進んでいる。
【0004】 図4は従来の一般的な回転シャフトを有する可変抵抗器15の構造例を示す一 部断面図である。
【0005】 図中、金属製またはプラスチック製の回転シャフト1はこれを軸支する金属製 の受座2の嵌挿孔3に嵌挿され、円筒形の軸承部4と鍔部5及び一方端面6の突 起7を嵌挿する孔8を有する樹脂基板9によって回転自在に軸支される。
【0006】 上記樹脂基板9には馬蹄形状の炭素皮膜抵抗体10が焼き付けられた抵抗基板 14が敷設されており、回転シャフト1の一方端面6に取り付けられた摺動子1 1が前記炭素皮膜抵抗体10上を回転摺動する構造となっている。
【0007】 軸支構造に限って言えば、回転シャフト1は軸承部4の周壁内面12と樹脂基 板9の孔8にて軸支されるとともに、回転シャフト1の鍔部上面13が摺動子1 1の金属弾性を利用して受座2の内面に圧接されることによって炭素皮膜抵抗体 10に対し垂直に支持されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の可変抵抗器15においては、シャフトの垂直支持力 が充分でなく、僅かの外力によってシャフト根元より揺動してしまう。
【0009】 特に小型可変抵抗器では回転シャフト1の軸長及び径に比較して受座2や樹脂 基板9の寸法が小さいので、必然的に回転シャフトの垂直支持力は弱いものとな らざるを得ない。
【0010】 即ち、円筒形軸承部の内面の内径Φ1は設計精度の限界からシャフトが無理な く嵌挿されるように回転シャフトの径Φ2よりも多少大きく設計されている。
【0011】 また、軸承部4の周壁の高さhは1mm以下と低く、軸承部4の周壁内面12 の垂直支持性は充分でない。
【0012】 更に、回転シャフト1の垂直方向の支持は前述のように摺動子11の弾性力に よる圧接のみであって、受座2に回転シャフト1を押すと僅かに移動する。
【0013】 したがって、従来の可変抵抗器15においては、回転シャフト1が横方向にぐ らついてしまうのである。
【0014】 回転シャフトが長い小型可変抵抗器では尚のこと先端のぐらつきが大きくなる 。
【0015】 この点、回転シャフトに取付けたつまみ類がぐらぐら動くことはユーザーにと って不良品に比肩する不具合点となるので、充分な対策が必要である。
【0016】 しかし、一方でビデオ、オーディオをはじめとする電気製品やラジオコントロ ールの玩具等は小型・高性能化が進み、それにともなって回転シャフトを有する 可変抵抗器も更に小型なものが要求されている。
【0017】 前述のように、小型になればなるほど回転シャフトの垂直支持力は構造的に弱 くなってしまうのが通常であって、回転シャフトのぐらつき対策は小型化と二立 背反の様相を呈していた。
【0018】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、可変抵抗器の小型化に対応し つつ、回転シャフトの垂直支持力を従前に比して格段に高め、回転シャフトのぐ らつきを防止した構造の可変抵抗器を提供するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本考案は、回転シャフトと、該回転シャフトを軸支する受座と、回転シャフト 一端に設けられた摺動子と、リード端子を配設した樹脂基板と、該樹脂基板に焼 き付けた馬蹄形状の炭素皮膜抵抗体と、を有する可変抵抗器構造において、 前記回転シャフトを嵌挿してこれを軸支する前記受座の筒形の軸承部周壁の二 乃至十二カ所に切欠溝部を設けるとともに、該軸承部内面に回転シャフト突出側 開口に向かって内径が漸次狭まるテーパを設け、軸承部の回転シャフト突出側開 口周縁の内径が当接する前記回転シャフトの径よりも小さくしたことを特徴とす る可変抵抗器構造を提供することにより、 また、前記回転シャフトを嵌挿してこれを軸支する前記受座の筒形の軸承部周 壁の二乃至十二カ所に切欠溝部を設けるとともに、該軸承部の回転シャフト突出 側開口の内面に回転シャフトを押圧する突起部を設けたことを特徴とする可変抵 抗器構造を提供することにより、上記目的を達成するものである。
【0020】
【作用】
本考案における筒形の軸承部周壁は2カ所乃至12カ所の切欠溝部によって2 〜12に分断され、各周壁はプラスチック材または金属材の弾性によって板バネ の働きを有する。
【0021】 また、請求項1の可変抵抗器構造における前記軸承部内面に設けたテーパは回 転シャフト突出側開口に向かって内径が漸次狭まるように設けられており、該嵌 挿側周縁の内径は当接する回転シャフトの径よりも小さくなっているので、回転 シャフトは周壁の弾性に抗しつつ嵌挿され、嵌挿後は上記各周壁の弾性によって 常時軸心に向かって押圧されている。
【0022】 したがって、回転シャフトは軸承部に嵌挿したのみの状態で受座に垂直に軸支 される。
【0023】 また、請求項2の可変抵抗器構造における前記軸承部の回転シャフト突出側開 口の内面に設けられた突起部は各周壁の弾性によって嵌挿された回転シャフトを 常時軸心に向かって押圧するように作用する。
【0024】
【実施例】
本考案に係わる可変抵抗器の実施例を図面を用いて以下詳述する。尚、前記従 来例の部位と同形状、同機能のカ所は同符合をもって示すものとする。
【0025】 図1は本考案の請求項1に係わる可変抵抗器20の構成を説明するための分解 斜視図である。図2の(A)は上記可変抵抗器20の受座の図1におけるAーB 線の縦断面図であり、(B)は前記受座に回転シャフトを嵌挿して摺動子及び樹 脂基板を組み合わせた状態の縦断面図である。
【0026】 図1及び図2において、可変抵抗器20は回転シャフト21と、該回転シャフ ト21を軸支する受座22と、前記回転シャフトの一端に添設された摺動子11 と、リード端子23を配設した樹脂基板31と、該樹脂基板31に焼き付けた馬 蹄形状の炭素皮膜抵抗体10と、を有し、更に前記回転シャフト21を嵌挿して これを軸支する前記受座22の筒形の軸承部24の周壁26の四カ所に切欠溝部 27を設けるとともに、該軸承部内面28に回転シャフト突出側開口29に向か って内径が漸次狭まるテーパΘを設け、軸承部24の回転シャフト突出側開口周 縁30の内径Φ1′が当接する回転シャフトの径Φ2′よりも小さい構造となっ ている。
【0027】 上記回転シャフト21及び受座22は金属製または合成樹脂製(例えばPBT 、PET、PPS)の何れでもよいが、量産性や小型化の寸法精度、及び後述の ように軸承部24の周壁26の弾性を利用する点を考慮すれば、射出成形で成形 可能な合成樹脂製が望ましい。
【0028】 摺動子11は従来と同様であり、直径数ミリの弾性を有する円形金属板を一部 リング状に加工成形し(図1参照)、炭素皮膜抵抗体10と付勢されつつ摺動す るように接点部32を持ち上げるように折曲した形状であって、回転シャフト2 1の一方の先端に係止される。
【0029】 また、炭素皮膜抵抗体10も従来と同様であり、ベークライト等の樹脂基板3 1に馬蹄形状に炭素の膜を焼き付けたものである。上記炭素皮膜抵抗体10の端 からは引き込み配線として銀の配線パターン33が形成され、三本のリード端子 23へ接続されている。
【0030】 尚、本実施例では上記回転シャフト21、受座22、樹脂基板31を組み立て て可変抵抗器20を形成するための係止手段として、突起片35を四隅に有する 金属座金36を用い、受座22の四隅の窪み37に前記突起片先端を内折して係 止するようになっている。
【0031】 次に、回転シャフト21の軸止構造、特に受座22の垂直支持力について詳述 する。
【0032】 図1から明らかなように本実施例では回転シャフト21を嵌挿してこれを軸支 する前記受座22の筒形の軸承部24の周壁26(高さh′は従来よりも多少高 く設計されている。)の四カ所に等間隔に切欠溝部27が設けられている。
【0033】 この切欠溝部27は軸承部24の周壁26を四つに区切って、各周壁に嵌挿孔 の軸中心側及び嵌挿孔外側への弾性変位(図2の(A)における矢印の変位X) を可能にするものである。この際、切欠溝の底25は円形に切削されており、弾 性変位時の応力の集中を回避している。
【0034】 また、前記軸承部内面28には回転シャフト突出側開口29に向かって内径が 漸次狭まるテーパΘが設けられている。但し、受座22内部側の嵌挿孔周面40 は平行であってその内径Φ3はΦ2′よりも僅かに大きく回転シャフト21はそ の部分では滑らかに回転できるものとする。
【0035】 したがって、図2の(B)に示されるように回転シャフト21のΦ2′の径を 有する根幹部38が嵌挿孔39に嵌挿して軸承部24の回転シャフト突出側開口 周縁30と嵌合した場合に、Φ1′<Φ2′に設計されていることから、回転シ ャフト21は周壁26の弾性力に抗しつつ押し広げた状態で嵌合し、その反作用 としての各周壁26の弾性力によって常時軸心に向かって押圧される。
【0036】 この四方の周壁26からの押圧は垂直支持力となり、回転シャフト21の左右 のぐらつきを防止する。
【0037】 次に、本考案の請求項2に係わる可変抵抗器の構造を図3に基づいて詳述する 。尚、前記実施例と同様カ所は同符合をもって示すものとする。
【0038】 図3の(A)は請求項2に係わる可変抵抗器41の受座42の縦断面図であり 、(B)は前記受座42に回転シャフト21を嵌挿して摺動子11及び樹脂基板 31を組み合わせた状態の縦断面図である。
【0039】 図3の(A)において可変抵抗器41は前述の請求項1の受座22の軸承部内 面28に設けたテーパΘに代えて、回転シャフト突出側開口29の軸承部内面2 8に突起部43が設けられている構造であって、他は請求項1の可変抵抗器20 と同じである。
【0040】 上記突起部43の形状については特に指定しないが、回転シャフト21を嵌挿 する際に突起部43で掛止されないように留意することが肝要である。
【0041】 回転シャフト21を嵌挿孔39に嵌挿した場合、図3の(B)のように回転シ ャフト21の根幹部38は前記突起部43を各周壁26の弾性力に抗して外へ押 し広げるので、その反作用として軸心に向かって常時押圧される。
【0042】 即ち、軸承部内面28の上記突起部43の周設は請求項1におけるテーパΘを 設けたことと同様の垂直支持力を与えることになる。
【0043】 念のために付言すれば、上記突起部43によって受座42の軸承部44におけ る回転シャフト突出側開口29の突起部に当たる実質的な内径Φ1″は回転シャ フトの径Φ2′よりも小さく設計されていることが必要である。
【0044】 尚、本考案の要旨とするところは回転シャフトを嵌挿する受座の軸承部の周壁 に切欠溝及び軸承部内面にテーパないし突起部を設けることにより、前記周壁の 弾性力を利用して回転シャフトを押圧支持する点に存し、軸承部以外の受座の構 造やその他の構成部品の形状、材質等は本実施例に限らないことは勿論である。
【0045】 また、本実施例では切欠溝は四カ所であったが、二乃至十二カ所でも可能であ ることは言うまでもなく、それ以上配設した場合は逆に小型化に伴う加工精度と 耐久性等に問題が生じる恐れがあるので二乃至十二カ所の範囲が望ましいと考え られる。
【0046】
【考案の効果】
本考案に係わる可変抵抗器構造は上記のように構成されているため、以下に記 載するような効果を有する。
【0047】 (1)回転シャフトの垂直支持力が格段に向上し、回転シャフトのぐらつきが 防止されるという優れた効果を有する。
【0048】 (2)回転シャフトを有するタイプの可変抵抗器の小型化に対応できるという 優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係わる可変抵抗器の構成を説明する
ための分解斜視図である。
【図2】 (A)は上記可変抵抗器の受座の図1におけ
るAーB線の縦断面図であり、(B)は前記受座に回転
シャフトを嵌挿して摺動子及び樹脂基板を組み合わせた
状態の縦断面図である。
【図3】 (A)は請求項2に係わる可変抵抗器の受座
の縦断面図であり、(B)は前記受座に回転シャフトを
嵌挿して摺動子及び樹脂基板を組み合わせた状態の縦断
面図である。
【図4】 従来の一般的な回転シャフトを有する小型可
変抵抗器の構造例を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1、21 回転シャフト 2、22、42 受座 3 嵌挿孔 4、24、44 軸承部 5 鍔部 6 端面 7 突起 8 孔 9、31 樹脂基板 10 炭素皮膜抵抗体 11 摺動子 12 周壁内面 13 鍔部上面 14 抵抗基板 15、20、41 可変抵抗器 23 リード端子 25 切欠溝の底 26 周壁 27 切欠溝 28 軸承部内面 29 回転シャフト突出側開口 30 回転シャフト突出側開口周縁 32 接点部 33 配線パターン 35 突起片 36 金属座金 37 窪み 38 根幹部 39 嵌挿孔 40 受座内部側の嵌挿孔周面 43 突起部 X 変位 Θ テーパ Φ1 軸承部の内面の内径 Φ1′ 回転シャフト突出側開口周縁の内径 Φ1″ 回転シャフト突出側開口の突起部に当たる実
質的な内径 Φ2、Φ2′ 回転シャフトの径 Φ3 受座内部側の嵌挿孔周面の内径 h、h′ 軸承部周壁の高さ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転シャフトと、該回転シャフトを軸支
    する受座と、回転シャフト一端に設けられた摺動子と、
    リード端子を配設した樹脂基板と、該樹脂基板に焼き付
    けた馬蹄形状の炭素皮膜抵抗体と、を有する可変抵抗器
    構造において、前記回転シャフトを嵌挿してこれを軸支
    する前記受座の筒形の軸承部周壁の二乃至十二カ所に切
    欠溝部を設けるとともに、該軸承部内面に回転シャフト
    突出側開口に向かって内径が漸次狭まるテーパを設け、
    軸承部の回転シャフト突出側開口周縁の内径が当接する
    前記回転シャフトの径よりも小さくしたことを特徴とす
    る可変抵抗器構造。
  2. 【請求項2】 回転シャフトと、該回転シャフトを軸支
    する受座と、回転シャフト一端に設けられた摺動子と、
    リード端子を配設した樹脂基板と、該樹脂基板に焼き付
    けた馬蹄形状の炭素皮膜抵抗体と、を有する可変抵抗器
    構造において、前記回転シャフトを嵌挿してこれを軸支
    する前記受座の筒形の軸承部周壁の二乃至十二カ所に切
    欠溝部を設けるとともに、該軸承部の回転シャフト突出
    側開口の内面に回転シャフトを押圧する突起部を設けた
    ことを特徴とする可変抵抗器構造。
JP1993047838U 1993-09-02 1993-09-02 可変抵抗器構造 Expired - Lifetime JP2508292Y2 (ja)

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JPH0718403U true JPH0718403U (ja) 1995-03-31
JP2508292Y2 JP2508292Y2 (ja) 1996-08-21

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003022904A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Alps Electric Co Ltd 可変抵抗器及びそれを備えた電子玩具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5956205A (ja) * 1982-09-24 1984-03-31 Sony Corp 記録方式
JPS61108108A (ja) * 1984-11-01 1986-05-26 松下電器産業株式会社 回転操作式電子部品

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