JPH07184067A - 2値画像圧縮伸張処理システム及び2値画像切出し方法 - Google Patents

2値画像圧縮伸張処理システム及び2値画像切出し方法

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JPH07184067A
JPH07184067A JP5324457A JP32445793A JPH07184067A JP H07184067 A JPH07184067 A JP H07184067A JP 5324457 A JP5324457 A JP 5324457A JP 32445793 A JP32445793 A JP 32445793A JP H07184067 A JPH07184067 A JP H07184067A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大サイズの2値画像からであっても高速に画像
の部分切出しを行なうことを可能とする。 【構成】コードデータを解読する解読回路222と、解
読位置を示すポインタ224と、解読されるコードの色
を指示するレジスタ228を有する解読部220と、参
照ライン画像データから検出される変化点とコードの解
読結果に基づいて画像データのラン長を設定する処理部
240と、ラン長に応じてイメージデータを生成する生
成部260とを設けた2値画像圧縮伸張装置20によっ
て部分画像の生成を行なうために、2値画像を水平垂直
方向に分割して得られる領域に対して、各領域の参照ラ
イン画像データと、領域の各分割位置を基準とする次の
変化画素の1ドット手前までのラン長、変化画素に対応
する符号開始位置、及び開始位置より生成する画像の色
データとを分割位置毎に各ラインについて予め登録す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大サイズの画像データ
から一部切出しを行なう2値画像圧縮伸張処理システム
及び2値画像切出し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大量の2値イメージを扱う2値画像圧縮
伸張処理システムでは、データ転送の高速化などのため
に2値イメージを符号化して扱う場合が多い。この種、
装置に用いられる代表的な符号化方式としては、MH
(Modified Huffman)方式、MR(Modified READ )方
式、MMR(Modified MR )方式がある。
【0003】MR方式、MMR方式では、画像が水平、
垂直の両方向に強い相関をもつことに着目して、その冗
長性を除くことによりデータを圧縮する垂直モード符号
を基本としている。
【0004】垂直モードの符号を簡単に説明すると、1
枚の画像は、白黒ドットの列からなる走査線に分解さ
れ、符号化の処理は、走査線を左から右へ走査しながら
行なわれる。走査線は、上から下へ順に処理される。
【0005】符号化する走査線(符号化ライン)でドッ
トが白黒反転する位置(変化点)を、その直前の走査線
(参照ライン)上の対応する変化点を基準として、相対
ドット位置で表現するのが垂直モードの符号語である。
【0006】垂直モードの符号は、次の3種類の変化点
を用いて定義される。 (1)a0点:直前の符号語でその位置を記述した変化
点。 (2)a1点:符号化ライン上でa0点の右にある最初
の変化点で、この位置が符号化される。 (3)b1点:参照ライン上でa0点よりも右にあり、
a1点と同じ方向(白から黒、または黒から白)へ変化
する変化点。
【0007】b1点のドット位置を基準として、a1点
が左または右へ何ドットずれた位置にあるかを(相対位
置δで示す)、可変長符号で記述する。出現頻度の高い
符号語の長さを短くして符号化したコードデータ全体の
長さを最短にする。垂直モードでは、1ビットから7ビ
ットまでの長さの符号語が用いられる。
【0008】垂直モードで符号化されたデータから元の
画像を復元するには、通常、白または黒の一方だけのド
ットのつながり(ランと呼ぶ)を次のような手順で順次
生成する。 (1)符号を解読してδを求める。 (2)参照ラインを走査してb1点の位置を求める。 (3)b1点の位置にδを加算してa1点の位置を求め
る。 (4)a0点から始まるランを生成する。 (5)a1点を新しいa0点とし、白黒を反転する。 (6)次のランに対して(1)から繰り返す。
【0009】従来では、このような符号化方式によって
符号化された全体の画像に対応するコードデータから部
分的な画像の切出しを行なう場合には、全てのコードデ
ータを伸張して元の画像に展開した後に、所望する部分
ま画像を切出していた。
【0010】また、別の方法としては、本出願人は、先
に特願平3−183689号によって、2値画像を所定
のライン数毎に分割して得られる複数のセグメントのそ
れぞれについて、各セグメントの開始ラインに対応する
参照ラインの画像データと、2値画像が圧縮された際の
符号データにおける開始ラインの先頭の符号位置を示す
データとを対応づけたテーブルを作成し、そのテーブル
に記憶された各データを利用して画像の途中から伸張す
る方式を提案している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、元の画
像に展開した後に画像の切出しを行なう方法では、直接
関係のない画像までも多量に展開しなければならず、元
の画像のサイズが大きくなるに従い伸張処理に時間がか
かり、また画像メモリの容量も膨大なものが必要となる
という問題があった。
【0012】また、特願平3−183689号に示す方
式では、元の画像に展開した後に画像の切出しを行なう
方法と比較して高速な2値画像の切出しが可能である
が、所定のライン数毎に分割して得られるセグメントよ
りも小さい画像を切出す場合には、やはりセグメント中
の不要な部分の画像を展開することになり、必要以上の
時間を要していた。
【0013】本発明は前記のような点に鑑みてなされた
もので、大サイズの画像に対応するコードデータからで
あっても高速に画像の部分切出しを行なうことが可能な
2値画像圧縮伸張処理システム及び2値画像切出し方法
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、2値画像の圧
縮伸張を行なう2値画像圧縮伸張処理システムにおい
て、前記2値画像を水平方向に所定のライン数毎及び垂
直方向に所定のドット数毎に分割して得られる複数の領
域に対して、水平方向に分割した領域の開始ラインに対
応する参照ラインの画像データと、垂直方向に分割した
領域の分割位置を基準とする次の変化画素の1ドット手
前までのラン長、前記変化画素に対応する符号の開始位
置、及び前記開始位置より生成する画像の色を示す色デ
ータとが登録されたテーブルを作成するテーブル作成手
段と、前記テーブル作成手段によって作成されたテーブ
ルの内容に基づいて、前記2値画像中の部分的な画像
を、前記2値画像全体に対応するコードデータ中の該当
するコードデータから生成する部分画像生成手段とを具
備したことを特徴とする。
【0015】また、本発明は、2値画像を圧縮処理して
得られるコードデータを解読する解読回路と、前記解読
回路のコードの解読位置を示す指示手段と、前記指示手
段によって指示された位置から前記解読回路によって解
読されるコードの色を指示する色指示手段を有する解読
手段と、前記解読手段によって解読されるコードデータ
に対応する参照ライン画像データから変化点を検出し、
同変化点と前記解読手段による解読結果に基づいて生成
すべき画像データのラン長を設定する処理手段と、前記
処理手段によって設定されたラン長に応じてイメージデ
ータを生成する生成手段とを設けた2値画像圧縮伸張装
置を有し、2値画像全体に対する圧縮処理または伸張処
理の際に、前記2値画像を水平方向に所定のライン数毎
及び垂直方向に所定のドット数毎に分割して得られる複
数の領域に対して、水平方向に分割した各領域の開始ラ
インに対応する参照ラインの画像データと、垂直方向に
分割した領域の各分割位置を基準とする次の変化画素の
1ドット手前までのラン長、前記変化画素に対応する符
号の開始位置、及び前記開始位置より生成する画像の色
を示す色データとが前記分割位置毎に各ラインについて
登録されたテーブルを作成するテーブル作成手段と、前
記テーブル作成手段によって作成されたテーブルに登録
された、前記ラン長を前記処理手段に、前記符号の開始
位置を前記指示手段に、前記色データを前記色指示手段
にそれぞれ設定し、前記参照ラインの画像データを前記
処理手段に与えるテーブルデータ設定手段とを具備し、
前記テーブルデータ設定手段によって前記2値画像中の
部分画像に対応するデータを設定することにより部分画
像のみについて伸張処理を行なうことを特徴とする。
【0016】また本発明は、2値画像全体に対する圧縮
処理または伸張処理の際に、前記2値画像を水平方向に
所定のライン数毎及び垂直方向に所定のドット数毎に分
割して得られる複数の領域に対して、水平方向に分割し
た各領域の開始ラインに対応する参照ラインの画像デー
タと、垂直方向に分割した領域の各分割位置を基準とす
る次の変化画素の1ドット手前までのラン長、前記変化
画素に対応する符号の開始位置、及び前記開始位置より
生成する画像の色を示す色データとが前記分割位置毎に
各ラインについて登録されたテーブルを予め作成し、前
記2値画像全体に対応するコードデータをもとに部分画
像を伸張処理する際に、前記テーブルから前記部分画像
の開始位置に対応する各データを用いて伸張処理を開始
し、前記部分画像が生成された時点で伸張処理を終了す
ることを特徴とする。
【0017】
【作用】このような構成によれば、2値画像を水平方向
に所定のライン数毎及び垂直方向に所定のドット数毎に
分割して得られる複数の領域に対して、領域単位で画像
の伸張処理が可能なデータが登録されたテーブルを作成
することで、2値画像全体中から必要な部分についての
みの伸張処理で所望する部分画像を取得することができ
る。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本実施例に係わる2値画像データ切出し
方式を適用する2値画像圧縮伸張処理システムの構成を
示すブロック図である。
【0019】図1に示すように、2値画像圧縮伸張処理
システムは、CPU10、メモリ12、外部記憶装置1
4、画像入力装置16、ビットマップメモリ18、2値
画像圧縮伸張装置20、及び表示装置21が設けられて
いる。
【0020】CPU10、メモリ12、外部記憶装置1
4、画像入力装置16、及び2値画像圧縮伸張装置20
は、相互にシステムバス22を介して接続されている。
また、CPU10、メモリ12、ビットマップメモリ1
8、及び2値画像圧縮伸張装置20は、相互にイメージ
バス24を介して接続されている。
【0021】CPU10は、本システム全体の制御を司
るもので、メモリ12に格納されたプログラムに従って
動作する。メモリ12は、本システムを動作させるため
のプログラムや各種データ等を格納するためのものであ
る。特に、2値画像圧縮伸張装置20に対して画像伸張
処理時に与えられるコードデータ、及び2値画像圧縮伸
張装置20がコードデータから一部分の画像を切出す画
像伸張処理を行なう際に参照される中間スタートテーブ
ル(後述する)が格納される。
【0022】外部記憶装置14は、画像データやコード
データを格納するためのものである。画像データは、画
像入力装置16によって本システムに入力することがで
き、また画像データやコードデータは、外部より与えら
れたものでも良い。
【0023】画像入力装置16は、例えばITVやスキ
ャナ装置等によって構成され、画像データを生成し、入
力するものである。画像入力装置16によって入力され
た画像データは、外部記憶装置14に格納される。
【0024】ビットマップメモリ18は、画像入力装置
16によって入力された画像や2値画像圧縮伸張装置2
0によって伸張された画像等を表示装置21に表示させ
る際に、表示用画像データを格納するためのものであ
る。
【0025】2値画像圧縮伸張装置20は、画像データ
を圧縮する圧縮処理、及び圧縮処理によって得られたコ
ードデータを伸張して元の画像に展開する伸張処理を実
行するものである。
【0026】図2は図1中に示す2値画像圧縮伸張装置
20の詳細な構成を示すブロック図である。図2に示す
ように、2値画像圧縮伸張装置20は、解読部220、
処理部240、生成部260、及びI/Oレジスタ群2
80が設けられている。
【0027】解読部22は、処理対象とするデータ(伸
張処理時にはコードデータ、圧縮処理時には画像デー
タ)をシステムバス22を介して入力し、そのデータの
内容を解読するものであり、解読回路222、ポインタ
224、バイトカウンタ226、及びレジスタ228が
設けられている。
【0028】解読回路222は、画像伸張時にはコード
データを入力し、画像圧縮時には画像データを入力し
て、データの解読を行なうものである。伸張処理時に
は、解読結果が垂直モードの符号語であれば位置データ
δ(a1点とb1点との相対位置)が処理部240に出
力される(その他、水平モード、パスモード、一次元符
号に応じたデータが出力される)。圧縮処理時には、a
1点を検出して処理部240に出力される。また、解読
回路222は、伸張処理時には、解読したコードデータ
のコード長を出力してポインタ224の値を更新する。
【0029】ポインタ224は、解読回路222が解読
を開始する位置を示すデータを格納するレジスタであ
り、伸張処理時にはコードデータに対する解読開始の先
頭位置を示し、圧縮処理時にはa0点の位置を示す。ポ
インタ224のデータは、解読回路222による処理に
応じて更新される。
【0030】バイトカウンタ226は、解読回路222
に入力されたデータのバイト数をカウントするものであ
る。レジスタ228は、解読回路222において解読さ
れる色データ(白“0”、黒“1”に対応する)を格納
するものである。
【0031】次に、処理部240は、参照ライン画像デ
ータからb1点(色変化点)を検出するもので、変化点
検出回路241、演算回路242、ランレングスカウン
タ244、及びラインカウンタ255が設けられてい
る。
【0032】変化点検出回路241は、参照ライン画像
メモリに格納された、圧縮または伸張の対象としている
ラインの直前のライン(参照ライン)の画像データから
変化点(b1点)の検出を行なうものである。
【0033】演算回路242は、伸張処理時には、ポイ
ンタ243が示すa0点の位置を起点として、変化点検
出回路241によって検出されたb1点と解読部220
により得られた位置データ(δ)からa1点、すなわち
生成するイメージの長さ(ラン長)を求める。また、圧
縮処理時には、変化点検出回路241によって検出され
たb1点と解読部220によって得られたa1点から、
a1点とb1点との相対位置(δ)を求める(垂直モー
ド)。この位置データδは、生成部260において、対
応するコードデータを特定するために用いられる。
【0034】ポインタ243は、変化点検出回路24
1、演算回路242における処理に参照されるもので、
a0点の位置を示すデータが格納される。ランレングス
カウンタ244は、生成するランの開始位置からのラン
長をカウントするものである。
【0035】ラインカウンタ255は、画像圧縮伸張処
理を画像の1ライン分実行する毎に、I/Oレジスタ群
280中に設定された分割領域を規定するライン数nま
でカウントを行なうものである。画像全体を所定のライ
ン数毎に分割して得られる分割領域のライン数をカウン
トするものである。
【0036】次に、生成部260は、処理部240によ
って検出されたa1点(ラン長)または位置データ
(δ)に基づいて、画像伸張処理時には画像データを生
成し、画像圧縮処理時にはコードデータを生成し、画像
伸張処理時には画像データを生成するもので、生成回路
262、ポインタ264、及びバイトカウンタ266が
設けられている。
【0037】生成回路262は、画像圧縮時には、処理
部240によって検出された位置データ(δ)に応じた
(その他、水平モード、パスモード、一次元符号に応じ
た)コードを求め、コードをつなぎ合わせてコードデー
タを生成するものである。また、画像伸張処理時には、
処理部240によって検出されたa1点(ラン長)に応
じて、白“0”または黒“1”のデータをつなぎ合わせ
て、画像データをよ生成するものである。
【0038】ポインタ264は、画像圧縮処理時には、
生成回路262に対してコードデータにおけるコードを
つなぎ合せるべき先頭のビット位置を示し、画像伸張処
理時にはa0点の位置を示すものである。ポインタ26
4は、画像圧縮処理時には、つなぎ合わせが完了したコ
ードのコード長で更新され、画像伸張処理時には、処理
部240の演算回路242によって出力されるa1点
(ラン長)によって更新される。
【0039】バイトカウンタ266は、画像圧縮処理時
には、生成回路262によって作成されたコードデータ
のバイト長をカウントし、画像伸張処理時には、生成回
路262によって作成された画像データのバイト長をI
/Oレジスタ群280中に設定された分割領域を規定す
るドット数mまでカウントを行なうものである。
【0040】I/Oレジスタ群280は、同装置におけ
る圧縮伸張処理に用いられる各種データを保持するもの
で、その中には画像を複数の分割領域に分割するための
ライン数n(水平方向の分割)及びドット数m(垂直方
向への分割)を設定するためのレジスタを含んでいる。
【0041】次に、本実施例におけるデータ構造につい
て説明する。図3は原画像の全体に対応させた画像デー
タ30の概念図を示している。図4に部分的な画像切出
しを行なう場合に用いられる水平方向中間スタートテー
ブル40、図5に部分的な画像切出しを行なう場合に用
いられる垂直方向中間スタートテーブル50の概念図を
示している。水平方向中間スタートテーブル40及び垂
直方向中間スタートテーブル50は、最初の圧縮処理ま
たは伸張処理の際に生成される(詳細については後述す
る)。
【0042】図3に示す画像データ30は、nライン毎
に水平方向で複数に分割され、さらにmドット毎に垂直
方向で複数に分割されて得られる分割領域30−1,3
0−2,…に分割されている。
【0043】図4に示す水平方向中間スタートテーブル
40には、図3に示す画像データ30中の水平方向に分
割された各領域(図4(a)参照)の先頭ラインに対応
する参照ラインの画像データ(参照ライン画像データ)
が格納される。なお、図4(a)に示す領域0の先頭ラ
イン(符号化ライン)に対応する参照ライン画像データ
は、全てのビットが白を示す“0”であるものとする。
【0044】図5に示す垂直方向中間スタートテーブル
50−0,50−1,…には、図3に示す画像データ3
0中の垂直方向に分割された各領域(図5(a)参照)
の、各領域の分割位置(位置0、位置1、…)における
次の変化画素の1ドット手前までのラン長と、その変化
画素(符号化開始画素a0点)に対応する符号の開始位
置と、生成する画像の色とを、各ライン毎に対応づけて
格納される。
【0045】水平方向中間スタートテーブル40には画
像データ30中の領域(図4(a)に示す領域)毎に伸
張するために参照される参照ライン画像データが格納さ
れ、垂直方向中間スタートデータ50−0,50−1,
…には各領域の分割位置(位置0、位置1、…)から伸
張するために参照される情報が格納されている。従っ
て、例えば全画像に対応するコードデータから部分的に
画像を切出す際に、図3に示す画像データ30において
切出したい部分画像を含む領域30−1,30−2,…
が判れば、コードデータにおける該当分割領域を伸張す
るための情報を各中間スタートテーブル40,50−
0,50−1,…より参照することにより、そのアドレ
スから伸張処理を開始し必要なドット数及びライン数の
復号化が完了すれば、そこで復号化を打ち切ることで必
要な画像の効率の良い切出しが可能となる。
【0046】次に、本実施例の動作について説明する。
まず、図4及び図5に示す水平方向中間スタートテーブ
ル40、及び垂直方向中間スタートテーブル50−0,
50−1,…の作成の手順について説明する。各中間ス
タートテーブル40、50−0,50−1,…は、画像
入力装置16によって入力された画像の画像データ(あ
るいは外部から与えられた画像データ)に対して、最初
に圧縮処理を行なう際に、圧縮処理の過程の中で、必要
なデータが取得されて生成される。または、外部から圧
縮処理によって得られたコードデータが与えられた場合
に、最初に画像全体について伸張処理を行なう際に、伸
張処理過程の中で、必要なデータが取得されて生成され
る。各中間スタートテーブル40、50−0,50−
1,…が作成された後、画像全体に対応するコードデー
タから、部分的な画像を切り出す伸張処理が可能とな
る。
【0047】まず、与えられた元のデータが画像データ
の場合(画像圧縮処理)のテーブル作成処理について、
図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。は
じめに、CPU10は、I/Oレジスタ群280をアク
セスし、画像データ30における分割領域を規定するラ
イン数n、及びドット数mを設定する(ステップA
1)。
【0048】CPU10は、システムバス22を介し
て、圧縮対象とする画像データを2値画像圧縮伸張装置
20の解読回路222に転送し、また処理部240に参
照ライン画像データを転送して圧縮処理を開始させる
(ステップA2)。
【0049】2値画像圧縮伸張装置20は、入力される
データについて順次、画像圧縮処理を実行する。この
時、バイトカウンタ226によって処理された画像デー
タのドット数がカウントされており、I/Oレジスタ群
280に設定されたmドット分の処理が実行されたか判
別される(ステップA3)。
【0050】バイトカウンタ226のカウント値が所定
の値(m)に達すると(mドット分の処理が実行される
と)、2値画像圧縮伸張装置20は、CPU割り込みを
発生する。
【0051】ここで、CPU10は、分割領域を規定す
る位置を越えた端数のラン長(次の変化画素の1ドット
手前までのラン長)、及びこのランの色データ(白
“0”または黒“1”)をレジスタ228から読出し、
メモリ12の垂直方向中間スタートテーブル(該当する
位置に対応する)に登録する。
【0052】また、CPU10は、端数のランの次ドッ
トから始まる符号位置(バイト位置、ビット位置)を、
バイトカウンタ266、ポインタ264からそれぞれ読
み出し、分割領域を規定する位置(位置0,1,…)に
おけるメモリ12中の垂直方向スタートテーブルに登録
する(ステップA3,A4)。
【0053】以上の垂直方向中間スタートテーブルに対
する登録を、分割領域を規定する位置(位置0,1,
…)毎に、各ラインについて繰り返して行なう。これに
より、各位置に対応する垂直方向中間スタートテーブル
50−1,50−1,…が作成される(図5参照)。
【0054】一方、1ライン分の処理を実行する毎に、
ラインカウンタ255において処理した画像のライン数
をカウントしている(ステップA5)。ラインカウンタ
255のカウント値が予め設定されたライン数(n)分
の処理が終了したことを示す値に達すると、2値画像圧
縮伸張装置20は、CPU割り込みを発生する。
【0055】CPU10は、分割領域の最終ラインの画
像データ(次の段の分割領域に対する参照ライン画像デ
ータ)を、メモリ12の水平方向中間スタートテーブル
40に登録する(ステップA6)。
【0056】以上の処理を画像圧縮処理の対象とする1
ページ分の画像全体に対して行なう(ステップA7)。
そして、1ページ分の水平方向中間スタートテーブル4
0及び垂直方向中間スタートテーブル50−1,50−
1,…がメモリ12に格納されると、CPU10は、各
テーブルの内容を外部記憶装置14に登録する(ステッ
プA8)。
【0057】次に、与えられた元のデータがコードデー
タの場合(画像伸張処理)のテーブル作成処理について
説明する。前述した画像圧縮処理と同様の手順によって
テーブルの作成が行なわれる。ただし、バイトカウンタ
266によって処理された画像データのドット数がカウ
ントされており、I/Oレジスタ群280に設定された
mドット分の処理が実行されたか判別される。
【0058】また、バイトカウンタ266のカウント値
が所定の値(m)に達すると、バイトカウンタ226、
ポインタ224から符号位置が読み出されてメモリ12
中の垂直方向スタートテーブルに登録される。また、端
数のラン長は、バイトカウンタ266のカウント値がm
となった時のランレングスカウンタ244によって示さ
れるラン長の端数分となる。
【0059】次に、中間スタートテーブル(水平方向、
垂直方向)40,50−0,50−1,…を用いて部分
的な伸張処理(部分画像の切出し)を行なう具体的な動
作について、図7に示すフローチャートを参照しながら
説明する。
【0060】画像の切出しを行なう際には、所望する切
出し領域に最も近い手前の分割領域(開始領域)から伸
張処理を開始する。このため、まず伸張処理開始前に、
伸張処理が開始される部分領域(開始領域)からの伸張
処理の対象となる範囲(切り出す画像のサイズ)を示す
ライン数(縦サイズ)とバイト数(横サイズ)を、2値
画像圧縮伸張装置20のI/Oレジスタ群280に設定
する(ステップB1)。
【0061】次に、開始領域に対応する参照ライン画像
データを伸張処理の対象とする画像の水平方向中間スタ
ートテーブル40から読出し、参照ライン画像メモリに
設定する(参照ライン画像データを処理部240の変化
点検出回路241に与える)(ステップB2)。
【0062】次に、伸張処理の対象とする画像の垂直方
向中間スタートテーブルのうち、開始領域に対応する位
置における垂直方向中間スタートテーブルからラン長、
符号位置、及び色データを読み出す。そして、ラン長を
ランレングスカウンタ244に、符号位置のビット位置
はポインタ224に、符号位置のバイト位置はバイトカ
ウンタ226に、色データはレジスタ228にそれぞれ
設定する(ステップB3)。
【0063】各データの設定を終了した後、部分画像の
画像伸張処理を開始させる(ステップB4)。まず、開
始位置からのランレングスカウンタ244に設定された
端数のラン長のイメージが生成される。生成された画像
データは、イメージバス24を介してビットマップメモ
リ18に転送され格納される。
【0064】一方、解読部220の解読回路222に画
像伸張処理の対処とするコードデータが入力される。解
読部220は、バイトカウンタ226、ポインタ22
4、レジスタ228(色データ)の内容に応じてコード
データの解読を行なう。また、処理部240は、参照ラ
イン画像メモリに格納された参照ライン画像データから
変化点を検出する。この解読結果に応じて、生成部26
0は、画像データを生成する。画像データは、順次イメ
ージバス24を介してビットマップメモリ18に格納さ
れる。
【0065】生成された画像データのデータ長は、バイ
トカウンタ266によってバイト数がカウントされてい
る(ステップB5)。このバイト数が、ステップB1に
おいて設定されたバイト数に達した場合、現在対象とし
ているラインについての処理を完了し、2値画像圧縮伸
張装置20は、CPU割り込みを発生する。これによ
り、次のラインについての処理に移る。次のラインの開
始位置では、前述と同様にして、ラン長、符号位置、及
び色データを設定し、その位置に対応するコードデータ
から解読して画像データを生成する。
【0066】以下、入力されるコードデータから順次画
像データの生成を行なう。ここでの画像伸張処理は、切
出しの対象とする部分画像が含まれる分割領域のみにつ
いて行なう。さらに、生成された画像データのライン数
は、ラインカウンタ255によってカウントされている
(ステップB6)。このライン数が、ステップB1にお
いて設定されたライン数に達した場合、所望する部分画
像の画像データの生成を完了し、2値画像圧縮伸張装置
20は、CPU割り込みを発生する。すなわち、一つの
分割領域の途中であっても、必要なライン数の画像伸張
処理が完了すれば、そこで伸張処理を打ち切る。
【0067】このようにして、画像をnライン、mドッ
ト毎に水平垂直方向で分割して得られる複数の分割領域
について、水平方向の画像に分割して得られる領域のそ
れぞれについて先頭ラインに対応する参照ライン画像デ
ータを水平方向中間スタートテーブル40として作成
し、また垂直方向の画像に分割して得られる領域を規定
する位置毎に端数のラン長、符号位置、及び色データと
を対応づけて各ラインについて水平方向中間スタートテ
ーブル50−0,50−1,…として作成する。
【0068】従って、各中間スタートテーブル40,5
0−0,50−1,…に登録されたデータを、2値画像
圧縮伸張回路20の所定の部分に設定することで、全体
の画像の中で所望する部分画像のみの画像データを生成
する画像伸張処理が可能となる。
【0069】この方式では、直接関係のない多量の画像
について伸張処理を行わないために、効率的に部分画像
の切出しが実行できると共に、膨大な画像メモリの容量
を必要としない。
【0070】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画像の圧
縮処理時、または伸張処理時に、画像データを所定のラ
イン毎に水平方向で分割して得られる各領域に対応する
参照ライン画像データと、所定のドット毎に垂直方向で
分割して得られる領域を分割する位置毎の各ラインにつ
いての端数のラン長と符号位置と色データとを対応づけ
て格納するので、この情報を用いることによって高速に
画像の部分切出しを行なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる2値画像データ切出
し方式を適用する2値画像圧縮伸張処理システムの構成
を示すブロック図。
【図2】図1中に示す2値画像圧縮伸張装置20の詳細
な構成を示すブロック図。
【図3】原画像に対応させた画像データの概念図。
【図4】本実施例における水平方向中間スタートテーブ
ル40を説明するための概念図。
【図5】本実施例における垂直方向中間スタートテーブ
ル50−0,50−1,…を説明するための概念図。
【図6】本実施例におけるテーブル作成処理の手順を説
明するためのフローチャート。
【図7】本実施例における中間スタートテーブルを用い
た部分画像を切り出す処理の手順を説明するためのフロ
ーチャート。
【符号の説明】
10…CPU、12…メモリ、14…外部記憶装置、1
6…画像入力装置、18…ビットマップメモリ、20…
2値画像圧縮伸張装置、21…表示装置、22…システ
ムバス、24…イメージバス、220…解読部、222
…解読回路、224…ポインタ、226…バイトカウン
タ、228…レジスタ、240…処理部、241…変化
点検出回路、242…演算回路、244…ランレングス
カウンタ、255…ラインカウンタ、260…生成部、
262…生成回路、264…ポインタ、266…バイト
カウンタ、280…I/Oレジスタ群。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値画像の圧縮伸張を行なう2値画像圧
    縮伸張処理システムにおいて、 前記2値画像を水平方向に所定のライン数毎及び垂直方
    向に所定のドット数毎に分割して得られる複数の領域に
    対して、水平方向に分割した領域の開始ラインに対応す
    る参照ラインの画像データと、垂直方向に分割した領域
    の分割位置を基準とする次の変化画素の1ドット手前ま
    でのラン長、前記変化画素に対応する符号の開始位置、
    及び前記開始位置より生成する画像の色を示す色データ
    とが登録されたテーブルを作成するテーブル作成手段
    と、 前記テーブル作成手段によって作成されたテーブルの内
    容に基づいて、前記2値画像中の部分的な画像を、前記
    2値画像全体に対応するコードデータ中の該当するコー
    ドデータから生成する部分画像生成手段と、 を具備したことを特徴とする2値画像圧縮伸張処理シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記テーブル作成手段は、2値画像全体
    についての伸張処理または圧縮処理を行なう際に前記テ
    ーブルを作成することを特徴とする請求項1記載の2値
    画像圧縮伸張処理システム。
  3. 【請求項3】 2値画像を圧縮処理して得られるコード
    データを解読する解読回路と、前記解読回路のコードの
    解読位置を示す指示手段と、前記指示手段によって指示
    された位置から前記解読回路によって解読されるコード
    の色を指示する色指示手段を有する解読手段と、 前記解読手段によって解読されるコードデータに対応す
    る参照ライン画像データから変化点を検出し、同変化点
    と前記解読手段による解読結果に基づいて生成すべき画
    像データのラン長を設定する処理手段と、 前記処理手段によって設定されたラン長に応じてイメー
    ジデータを生成する生成手段と、 を設けた2値画像圧縮伸張装置を有し、 2値画像全体に対する圧縮処理または伸張処理の際に、
    前記2値画像を水平方向に所定のライン数毎及び垂直方
    向に所定のドット数毎に分割して得られる複数の領域に
    対して、水平方向に分割した各領域の開始ラインに対応
    する参照ラインの画像データと、垂直方向に分割した領
    域の各分割位置を基準とする次の変化画素の1ドット手
    前までのラン長、前記変化画素に対応する符号の開始位
    置、及び前記開始位置より生成する画像の色を示す色デ
    ータとが前記分割位置毎に各ラインについて登録された
    テーブルを作成するテーブル作成手段と、 前記テーブル作成手段によって作成されたテーブルに登
    録された、前記ラン長を前記処理手段に、前記符号の開
    始位置を前記指示手段に、前記色データを前記色指示手
    段にそれぞれ設定し、前記参照ラインの画像データを前
    記処理手段に与えるテーブルデータ設定手段と、 を具備し、 前記テーブルデータ設定手段によって前記2値画像中の
    部分画像に対応するデータを設定することにより部分画
    像のみについて伸張処理を行なうことを特徴とする2値
    画像圧縮伸張処理システム。
  4. 【請求項4】 2値画像全体に対する圧縮処理または伸
    張処理の際に、前記2値画像を水平方向に所定のライン
    数毎及び垂直方向に所定のドット数毎に分割して得られ
    る複数の領域に対して、水平方向に分割した各領域の開
    始ラインに対応する参照ラインの画像データと、垂直方
    向に分割した領域の各分割位置を基準とする次の変化画
    素の1ドット手前までのラン長、前記変化画素に対応す
    る符号の開始位置、及び前記開始位置より生成する画像
    の色を示す色データとが前記分割位置毎に各ラインにつ
    いて登録されたテーブルを予め作成し、 前記2値画像全体に対応するコードデータをもとに部分
    画像を伸張処理する際に、前記テーブルから前記部分画
    像の開始位置に対応する各データを用いて伸張処理を開
    始し、 前記部分画像が生成された時点で伸張処理を終了するこ
    とを特徴とする2値画像切出し方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100476389B1 (ko) * 1997-07-10 2005-06-10 주식회사 팬택앤큐리텔 영상신호의이진데이터부호화방법
JP2016005206A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法
JP2016005205A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法

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