JPH0718456U - 圧接型半導体装置 - Google Patents

圧接型半導体装置

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JPH0718456U
JPH0718456U JP5386793U JP5386793U JPH0718456U JP H0718456 U JPH0718456 U JP H0718456U JP 5386793 U JP5386793 U JP 5386793U JP 5386793 U JP5386793 U JP 5386793U JP H0718456 U JPH0718456 U JP H0718456U
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日本インター株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アロイフリー法を用い、しかも半導体ペレッ
トを簡単に位置決めすることができる構造を備えた圧接
型半導体装置を提供すること。 【構成】 半導体ペレットに形成した段差20の部分に
固定部材14を組み込んで平型パッケージ19の内壁面
との当接により相対的位置決めを行なう。さらに、この
固定部材14の一部に切欠部14aを設け、この切欠部
14aにゲートリード22を挿通して該固定部材14及
びシリコン基板100が円周方向に移動することを防止
する。このため、組立後に振動等が加わっても半導体ペ
レットの位置ずれが生じないようにすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、半導体ウェーハと温度補償板とを固着させない(以下、アロイフリ ー型という。)形式の圧接型半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の電力用の半導体装置、例えば、ゲートターンオフサイリスタ(以下、 GTOと略記する。)等は、自己消弧素子として高耐圧、大電流の分野で特徴を 発揮している。以下、GTOの概略構造とその問題点を説明する。 図4は、GTOの従来の概略構造の1つを示す説明図である。 図において、シリコン基板100は、PNPN構造を有し、アノード側には、 Pエミッタ層7を選択的に貫通するN↑+短絡層6が設けられている。また、シ リコン基板100は、アノード電極となる温度補償板8とろう付けされている。 該温度補償板8には、シリコン基板100と熱膨張係数の近似したモリブデン、 タングステンが用いられている。
【0003】 しかし、上記のろう付けによる合金法を用いたアノード電極の形成は、シリコ ン基板100と温度補償板8の熱膨張の違いによるバイメタル効果に起因して素 子に反りを発生させたり、アルミシリサイドのN↑+短絡層6の浸蝕により、素 子の特性不良を生じさせることがあった。これらを抑制する手段として、温度補 償板8を厚くしたり、N↑+短絡層6及びPエミッタ層7を深く形成する必要が あった。 一方、温度補償板8の厚みを増加させることは、コストアップの原因となり、 また、N↑+短絡層6及びPエミッタ層7を厚くすることは、スイッチング損失 の増加となり、どちらも前記の素子の反りや特性不良の抑制とトレードオフの関 係にあり、素子としては不利となっている。 なお、図中、1は、Nエミッタ領域に設けられたカソード電極、2は、カソー ド電極1と段差を有するようにPベース層4上に設けられたゲート電極、5は、 Nベース層、9は、シリコン基板100にベベル加工面の保護材として用いたパ ッシベーションゴムである。
【0004】 上記の問題点を克服するために、アノード電極をろう付け法によらないで形成 するアロイフリー技術が既に、提案されている。 この方法を用いた半導体素子の構造図を図5に示す。 図5において、アノード電極10は、合金法ではなく蒸着等によりアルミ層を 形成しており、温度補償板と合金付けされていない。このアロイフリー法による 半導体素子のパッシベーション加工は、端面のベベル加工後、フッ酸、硝酸系の 薬品によって、加工歪を除去し、ベベル面にポリイミド樹脂11を塗布した後、 焼成を行ない、その後、該ポリイミド樹脂11の上からシリコーン樹脂12をト ランスファモールド法により成形している。さらにこのトランスファモールド法 により成形されたシリコーン樹脂12が固着された状態で、図6に示すように、 平型パッケージ19内に収納し、その平型パッケージ内壁21との位置決めに利 用していた。 なお、図4と同一部分には同一符号を付してその他の説明は省略する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の圧接型半導体装置の構造では、シリコーン樹脂12のトラス ファモールド法による成形工程があり、全体としてその工程が複雑化するなどの 解決すべき課題があった。
【0006】
【考案の目的】
本考案は、上記のような課題を解決するためになされたもので、アロイフリー 法を用い、しかも位置決め部材としてのシリコーン樹脂の成形を必要とせず、半 導体ペレットを簡単に位置決めすることができる構造を備えた圧接型半導体装置 を提供することを目的とするものである。
【0007】
【問題点を解決するための手段】 本考案の圧接型半導体装置は、半導体ペレットが平型パッケージのアノードポ ストとカソードポストとの間に挟持される構造のものにおいて、前記半導体ペレ ットのアノード側若しくはカソード側の一方の主面の外周部に段差を設け、該段 差に固定部材をはめ込み、前記平型パッケージ内壁面との相対的位置決めをなす ようにしたことを特徴とするものである。また、前記固定部材の一部を切り取っ て切欠部を形成し、この切欠部にゲートパイプを通して半導体ペレットが前記固 定部材の円周方向への移動を防止するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
本考案の圧接型半導体装置においては、段差の部分に固定部材をはめ込むよう にしたので、該固定部材の外周面により平型パッケージ内の相対的位置決めを行 なうことができる。さらに、この固定部材の一部に切欠部を設け、この切欠部に ゲートパイプを挿通するようにしたので、前記該固定部材の円周方向の移動を阻 止することができ、組立後に平型パッケージに振動等が加わっても半導体ペレッ トの位置ずれが生じないようにすることができる。
【0009】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図を参照して詳細に説明する。 まず、図7に示すように、シリコン基板100に3族の不純物であるガリウム 、ボロン等を拡散してPベース層4を形成する。さらに、アノード短絡層(N↑ +短絡層)6をリンを拡散して形成し、Pエミッタ層7をガリウム、ボロン等を 拡散することで形成する。次に、リンを拡散してNエミッタ層13を形成する。 以上の工程は、従来と同様であるため、その詳しい説明は省略する。
【0010】 また、GTOは、一般に多数の島状に分割されたマルチカソードとするために 、ゲート部分2aをフッ酸、硝酸系エッチング液により掘り込む。この時に、カ ソード側の端面部分を、ゲート部分2aと同時に約30μm掘り込み段差20を 形成する。その後、Nエミッタ層13を保護するための酸化膜13aを成長させ 、電極窓明け行なう。 次に、図8に示すように、アノード側(図示上方)にアルミを蒸着してアノー ド電極10を形成する。さらに、カソード電極1(図示下方)及びゲート電極2 も蒸着により形成する。次に、端面のベベル加工後、フッ酸、硝酸系の薬品によ り加工歪を除去し、カソード側の端面の段差20の部分に、平型パッケージ内壁 までの寸法と公差を考慮した固定部材14をはめ込む。この固定部材14の材質 としては、テフロン、シリコンゴム等の絶縁材料が適している。 また、アノード電極10を上方にして端面のベベル加工部分にパッシベーショ ンゴム(シリコンゴム)9を塗布する。
【0011】 次に、上記のような工程を経て得られた半導体ペレットを図1に示すような平 型パッケージ19に組み込む。 この場合に、半導体ペレットに段差20を設けたので、この段差20の部分に 固定部材14をはめ込むことができ、この固定部材14及びシリコン基板100 の外周面を利用して平型パッケージ内壁21との位置決めに利用することができ る。また、図2に示すように、固定部材14の外周の一部を切り取り、切欠部1 4aを形成し、ゲートリード22をこの切欠部14aに挿通することで、固定部 材14の円周方向の振動等による移動が阻止される。 また、段差20を設けるためのシリコン基板100のエッチングは、上記の工 程の順序に限定されず、Nエミッタ層13を保護するための酸化膜3を成長させ た後、ゲート堀込み工程とは別の工程により行なうことも可能である。この場合 には、段差20の深さは約30μmに限定されずに、空乏層がPベース層4に拡 がる限界値までエッチングすることが可能となる。さらに、段差20を付ける方 法は、上記のように化学的なエッチング方法に限らず、機械的な形成方法でも良 い。
【0012】 次に、本考案の変形例について説明する。 本変形例においても、途中のゲート堀込み工程までは同じである。 次に、図9に示すように、Nエミッタ層13を保護するための酸化膜3を成長 させた後、アノード側の端面部分を選択的に除去して段差20を形成する。除去 の方法は、上記の実施例と同様に、化学的エッチングでも機械的な方法でもいず れでも良い。また、エッチングの深さは、Nベース層5に延びる空乏層の幅を考 慮して精密に行なう必要があるが、約30μm程度で良い。 その後、図10に示すように、アノード側にアルミを蒸着してアノード電極1 0とし、また、カソード電極1及びゲート電極2も同様に蒸着により形成する。
【0013】 次いで、ベベル加工後、フッ酸、硝酸系の薬品により加工歪を除去し、アノー ド側の端面の段差20の部分に、平型パッケージ20の内壁までの寸法公差を考 慮して固定部材14をはめ込み、カソード電極を上にして、図10に示すように 、ベベル加工面にパッシベーションゴム(シリコーンゴム)9を塗布する。 以上のようにして得られた半導体ペレットを、図3に示すように平型パッケー ジ19に組み込む。 なお、平型パッケージ19の開口端には、カソード電極ポスト17及びアノー ド電極ポスト18を有し、カソード電極部材15及びアノード電極部材16を介 在させて、上記の半導体ペレットが、上記カソード電極ポスト17及びアノード 電極ポスト18間に挟持される。また、カソード電極ポスト17の中央部には有 底孔26が形成され、この有底孔26内に絶縁スペーサ23、ゲート電極部材2 5、皿ばね27等のゲート電極部品を挿入し、該ゲート電極部材25をゲート電 極2に圧接すると共に、該電極部材25に接続されたゲートリード22の一端を 絶縁パイプ28を介して平型パッケージ19の外部に引き出す構造を採っている 。
【0014】
【考案の効果】
本発明によれば、半導体ペレットと平型パッケージの位置決めを簡単に、かつ 、正確に行なうことができ、信頼性の高いアロイフリー法の圧接型半導体装置を 提供するできる。また、シリコン半導体基板の外周に設けた段差に絶縁用の固定 部材をはめ込んで固定するようにしたので、従来のようなトランスファモールド 工程を不要し、製造工程が簡略化するなどの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す電力用圧接型半導体装
置の組立図である。
【図2】上記装置に使用する固定部材の外観図である。
【図3】本考案の変形例を示す電力用圧接型半導体装置
の組立図である。
【図4】従来の電力用圧接型半導体装置の半導体ペレッ
トを示す説明図である。
【図5】従来の半導体ペレットの説明図でである。
【図6】上記半導体ペレットを平型パッケージに組み込
んだ状態の説明図である。
【図7】本考案の実施例に使用するシリコン半導体基板
の説明図である。
【図8】同じく上記実施例に使用する半導体ペレットの
説明図である。
【図9】本考案の変形例に使用する半導体ペレットの説
明図である。
【図10】同じく上記変形例に使用する半導体ペレット
の説明図である。
【符号の説明】
1 カソード電極 2 ゲート電極 2a ゲート部分 3 酸化膜 4 Pベース層 5 Nベース層 6 N↑+短絡層 7 Pエミッタ層 8 温度補償板 9 パッシベーションゴム 10 アノード電極 11 ポリイミド樹脂 12 シリコーン樹脂 13 Nエミッタ層 13a 酸化膜 14 固定部材 15 カソード電極部材 16 アノード電極部材 17 カソード電極ポスト 18 アノード電極ポスト 19 平型パッケージ 20 段差 21 平型パッケージ内壁 22 ゲートリード 23 絶縁スペーサ 24 ゲート電極部品 25 ゲート電極部材 26 有底孔 27 皿ばね 100 シリコン半導体基板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ペレットが平型パッケージのアノ
    ードポストとカソードポストとの間に挟持される構造の
    圧接型半導体装置において、前記半導体ペレットのアノ
    ード側若しくはカソード側の一方の主面の外周部に段差
    を設け、該段差に固定部材をはめ込み、前記パッケージ
    内壁面との相対的位置決めをなすようにしたことを特徴
    とする圧接型半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記固定部材の一部を切り取って切欠部
    を形成し、この切欠部にゲートパイプを通して前記固定
    部材及び前記半導体ペレットがの円周方向への移動を防
    止するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の圧
    接型半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011181879A (ja) * 2010-02-04 2011-09-15 Denso Corp 半導体装置およびその製造方法
WO2019116736A1 (ja) * 2017-12-12 2019-06-20 三菱電機株式会社 圧接型半導体装置及び圧接型半導体装置の製造方法

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