JPH07185682A - Diプレスのラムシール装置 - Google Patents
Diプレスのラムシール装置Info
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- JPH07185682A JPH07185682A JP5338641A JP33864193A JPH07185682A JP H07185682 A JPH07185682 A JP H07185682A JP 5338641 A JP5338641 A JP 5338641A JP 33864193 A JP33864193 A JP 33864193A JP H07185682 A JPH07185682 A JP H07185682A
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- seal
- ram
- recess
- shank
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 DIプレス装置13側に取り付けられる筒状
のシール装置本体14と、このシール装置本体14の内
周部に装着されてDIプレス装置14のラムシャンク1
2に密着するシール25を備えたシールリング15…と
を備え、シール装置本体14の内周部には、シールリン
グ15…が装着される第1および第2の凹所21,22
がこの内周部を周回するように形成されている。これら
の凹所21,22の内径はシールリング15…の外径よ
りも僅かに大きく設定されているとともに、ラムシャン
ク12の軸線O方向における凹所21,22の幅W1,
W2も、シールリング15…の厚さよりも僅かに大きく
設定されている。 【効果】 シール25をラムシャンク12に強く密着さ
せてギア油と加工油との混濁を確実に防止しつつラムシ
ャンク12の進退方向が偏心してしまう事態を防止する
ことができる。
のシール装置本体14と、このシール装置本体14の内
周部に装着されてDIプレス装置14のラムシャンク1
2に密着するシール25を備えたシールリング15…と
を備え、シール装置本体14の内周部には、シールリン
グ15…が装着される第1および第2の凹所21,22
がこの内周部を周回するように形成されている。これら
の凹所21,22の内径はシールリング15…の外径よ
りも僅かに大きく設定されているとともに、ラムシャン
ク12の軸線O方向における凹所21,22の幅W1,
W2も、シールリング15…の厚さよりも僅かに大きく
設定されている。 【効果】 シール25をラムシャンク12に強く密着さ
せてギア油と加工油との混濁を確実に防止しつつラムシ
ャンク12の進退方向が偏心してしまう事態を防止する
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に飲料缶等における
2ピース缶を構成する有底円筒状の缶胴部を形成するた
めのDIプレスのラムシール装置に関するものである。
2ピース缶を構成する有底円筒状の缶胴部を形成するた
めのDIプレスのラムシール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】炭酸飲料等の飲料缶においては、有底円
筒状の缶胴部と円板状の缶蓋部とから構成される2ピー
ス缶が主流となっている。このうち缶胴部については、
まずアルミニウム等の原料板材からカップ型のワークを
打ち抜き、このワークをDI(深絞り・しごき)プレス
によって引き延ばして所定の寸法の有底円筒状に成形
し、しかる後、トリミング、洗浄、外面・内面塗装、ネ
ッキング・フランジング、検査等の工程を経て製品缶胴
部となる。さらに、この缶胴部に内容物を充填した後、
缶蓋部を取り付けて内部を密封することにより、飲料缶
が製造される。
筒状の缶胴部と円板状の缶蓋部とから構成される2ピー
ス缶が主流となっている。このうち缶胴部については、
まずアルミニウム等の原料板材からカップ型のワークを
打ち抜き、このワークをDI(深絞り・しごき)プレス
によって引き延ばして所定の寸法の有底円筒状に成形
し、しかる後、トリミング、洗浄、外面・内面塗装、ネ
ッキング・フランジング、検査等の工程を経て製品缶胴
部となる。さらに、この缶胴部に内容物を充填した後、
缶蓋部を取り付けて内部を密封することにより、飲料缶
が製造される。
【0003】ここで、上記DIプレスにおいては、円筒
状のパンチとこのパンチが挿入される貫通孔を備えた複
数のダイスとを用い、ダイス側に上記カップ側のワーク
を配置してその上からパンチを前進させて上記貫通孔に
挿入し、パンチの外周とダイスの貫通孔の内周との間で
ワークを深絞りおよびしごき加工して所定の肉厚の有底
円筒状の缶胴部に加工成形するようにしている。図4は
このようなDIプレスのパンチ側の部分を示す断面図で
あり、プレス装置1に設けられた孔2に円柱状のラムシ
ャンク3がその軸線O方向に進退可能に挿入されてい
て、このラムシャンク3の基端側(図4において左側)
に設けられた駆動手段によりラムシャンク3を上記軸線
O方向に往復運動させ、ラムシャンク3の先端側(図4
において右側)に設けられた上記パンチとダイスとによ
ってワークにDIプレス加工が施されるようになされて
いる。
状のパンチとこのパンチが挿入される貫通孔を備えた複
数のダイスとを用い、ダイス側に上記カップ側のワーク
を配置してその上からパンチを前進させて上記貫通孔に
挿入し、パンチの外周とダイスの貫通孔の内周との間で
ワークを深絞りおよびしごき加工して所定の肉厚の有底
円筒状の缶胴部に加工成形するようにしている。図4は
このようなDIプレスのパンチ側の部分を示す断面図で
あり、プレス装置1に設けられた孔2に円柱状のラムシ
ャンク3がその軸線O方向に進退可能に挿入されてい
て、このラムシャンク3の基端側(図4において左側)
に設けられた駆動手段によりラムシャンク3を上記軸線
O方向に往復運動させ、ラムシャンク3の先端側(図4
において右側)に設けられた上記パンチとダイスとによ
ってワークにDIプレス加工が施されるようになされて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このラムシ
ャンク3の基端側の部分には上記駆動手段等のギア油が
付着することが多く、またその一方でラムシャンク3先
端のパンチ側の部分にはDIプレスのための加工油が供
給されているが、これらギア油と加工油とが混濁すると
加工に支障を来すおそれが生じる。特に、ギア油がラム
シャンク3の先端側に漏れ出て加工油に混入すると、こ
れがワークに付着してその後の塗装工程等に著しい悪影
響を及ぼす可能性がある。そこで図4に示したDIプレ
スでは、ラムシャンク3の基端側と先端側とが隔絶され
るように、ラムシャンク3の外周に密着する複数のシー
ル4…が上記孔2の内周に嵌め込まれており、これによ
ってギア油と加工油との混濁が阻止されるように図られ
ている。そして、このギア油と加工油との混濁をより確
実に防止するには、シール4…とラムシャンク3との密
着を強めることが望ましい。
ャンク3の基端側の部分には上記駆動手段等のギア油が
付着することが多く、またその一方でラムシャンク3先
端のパンチ側の部分にはDIプレスのための加工油が供
給されているが、これらギア油と加工油とが混濁すると
加工に支障を来すおそれが生じる。特に、ギア油がラム
シャンク3の先端側に漏れ出て加工油に混入すると、こ
れがワークに付着してその後の塗装工程等に著しい悪影
響を及ぼす可能性がある。そこで図4に示したDIプレ
スでは、ラムシャンク3の基端側と先端側とが隔絶され
るように、ラムシャンク3の外周に密着する複数のシー
ル4…が上記孔2の内周に嵌め込まれており、これによ
ってギア油と加工油との混濁が阻止されるように図られ
ている。そして、このギア油と加工油との混濁をより確
実に防止するには、シール4…とラムシャンク3との密
着を強めることが望ましい。
【0005】しかしながら、このようにラムシャンク3
とシール4…とが強固に密着していると、ラムシャンク
3はいわばシール4…に嵌挿された状態となってしま
い、このためラムシャンク3の進退がシール4…によっ
て案内されてしまうという事態が生じてしまう。しかる
に、ラムシャンク3は上記駆動手段により正確にその軸
線Oに沿って進退するように位置決めされており、この
ため上述のようにラムシャンク3の進退がシール4…に
案内される事態となると、各シール4…の中心がすべて
厳密に上記軸線O上に位置していなければ、ラムシャン
ク3は所定の進退方向から偏心して進退してしまうこと
となる。そして、これに伴いラムシャンク3の先端側に
設けられるパンチも所定の位置から偏心してダイスの貫
通孔に挿入されてしまい、これによりDIプレスされた
缶胴部の周壁部等に偏肉が生じてしまうという問題が発
生する。
とシール4…とが強固に密着していると、ラムシャンク
3はいわばシール4…に嵌挿された状態となってしま
い、このためラムシャンク3の進退がシール4…によっ
て案内されてしまうという事態が生じてしまう。しかる
に、ラムシャンク3は上記駆動手段により正確にその軸
線Oに沿って進退するように位置決めされており、この
ため上述のようにラムシャンク3の進退がシール4…に
案内される事態となると、各シール4…の中心がすべて
厳密に上記軸線O上に位置していなければ、ラムシャン
ク3は所定の進退方向から偏心して進退してしまうこと
となる。そして、これに伴いラムシャンク3の先端側に
設けられるパンチも所定の位置から偏心してダイスの貫
通孔に挿入されてしまい、これによりDIプレスされた
缶胴部の周壁部等に偏肉が生じてしまうという問題が発
生する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、請求項1のラムシ
ール装置は、DIプレス装置側に取り付けられる筒状の
シール装置本体と、このシール装置本体の内周部に装着
されて上記DIプレス装置のラムシャンクに密着するシ
ールを備えた少なくとも一の環状のシールリングとを具
備し、上記シール装置本体の内周部に、上記シールリン
グが装着される凹所を該内周部を周回するように形成
し、この凹所の内径を上記シールリングの外径よりも僅
かに大きく設定したことを特徴とする。また、請求項2
のラムシール装置は、請求項1のラムシール装置におい
て、上記ラムシャンクの軸線方向における上記凹所の幅
をも、該凹所に装着される上記シールリングの厚さより
も僅かに大きく設定したことを特徴とする。
題を解決するためになされたもので、請求項1のラムシ
ール装置は、DIプレス装置側に取り付けられる筒状の
シール装置本体と、このシール装置本体の内周部に装着
されて上記DIプレス装置のラムシャンクに密着するシ
ールを備えた少なくとも一の環状のシールリングとを具
備し、上記シール装置本体の内周部に、上記シールリン
グが装着される凹所を該内周部を周回するように形成
し、この凹所の内径を上記シールリングの外径よりも僅
かに大きく設定したことを特徴とする。また、請求項2
のラムシール装置は、請求項1のラムシール装置におい
て、上記ラムシャンクの軸線方向における上記凹所の幅
をも、該凹所に装着される上記シールリングの厚さより
も僅かに大きく設定したことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記請求項1のラムシール装置によれば、ラム
シャンクの外周に密着するシールを備えたシールリング
がシール装置本体の内周部に形成された凹所に装着さ
れ、この凹所の内径がシールリングの外径よりも僅かに
大きく設定されているため、シールリングはこの凹所の
内径とシールリング外径との差の分だけラムシャンクの
軸線に対する径方向に微動が許容された状態となる。従
って、シールリングはラムシャンクに合わせてその位置
が位置決めされることになり、このためシールのラムシ
ャンクへの密着を強めてもラムシャンクの進退に影響が
及ぼされることがなくなるので、ギア油と加工油との混
濁を確実に防ぎつつもラムシャンクが偏心して進退する
ような事態を防止することができる。また請求項2のラ
ムシール装置では、上記凹所はその幅についてもシール
リングの厚さより僅かに大きく設定されており、これに
よってシールリングはラムシャンクの軸線方向にも微動
可能な状態となるため、シールの密着の強さがラムシャ
ンクの進退に影響を及ぼすのをより確実に防止すること
が可能となる。
シャンクの外周に密着するシールを備えたシールリング
がシール装置本体の内周部に形成された凹所に装着さ
れ、この凹所の内径がシールリングの外径よりも僅かに
大きく設定されているため、シールリングはこの凹所の
内径とシールリング外径との差の分だけラムシャンクの
軸線に対する径方向に微動が許容された状態となる。従
って、シールリングはラムシャンクに合わせてその位置
が位置決めされることになり、このためシールのラムシ
ャンクへの密着を強めてもラムシャンクの進退に影響が
及ぼされることがなくなるので、ギア油と加工油との混
濁を確実に防ぎつつもラムシャンクが偏心して進退する
ような事態を防止することができる。また請求項2のラ
ムシール装置では、上記凹所はその幅についてもシール
リングの厚さより僅かに大きく設定されており、これに
よってシールリングはラムシャンクの軸線方向にも微動
可能な状態となるため、シールの密着の強さがラムシャ
ンクの進退に影響を及ぼすのをより確実に防止すること
が可能となる。
【0008】
【実施例】図1ないし図3は、本発明の一実施例である
ラムシール装置11を示すものである。これらの図にお
いて符号12で示すのは、その軸線O方向に沿って進退
されるDIプレス装置13の円柱状のラムシャンクであ
り、本実施例ではこのラムシャンク12は水平方向に進
退されるようになされていて、図1においては右側がパ
ンチの配置される先端側とされ、左側が駆動手段の配置
される基端側とされている。なお、以下の説明において
各部材の先端側および基端側は、このラムシャンク12
の方向に準ずるものとする。そして、本実施例のラムシ
ール装置11は、このラムシャンク12の外周に取り付
けられており、このラムシール装置11はDIプレス装
置13側に固定されるシール装置本体14と、このシー
ル装置本体14の内周部に装着される複数(本実施例で
は5つ)のシールリング15…とから構成されている。
ラムシール装置11を示すものである。これらの図にお
いて符号12で示すのは、その軸線O方向に沿って進退
されるDIプレス装置13の円柱状のラムシャンクであ
り、本実施例ではこのラムシャンク12は水平方向に進
退されるようになされていて、図1においては右側がパ
ンチの配置される先端側とされ、左側が駆動手段の配置
される基端側とされている。なお、以下の説明において
各部材の先端側および基端側は、このラムシャンク12
の方向に準ずるものとする。そして、本実施例のラムシ
ール装置11は、このラムシャンク12の外周に取り付
けられており、このラムシール装置11はDIプレス装
置13側に固定されるシール装置本体14と、このシー
ル装置本体14の内周部に装着される複数(本実施例で
は5つ)のシールリング15…とから構成されている。
【0009】シール装置本体14はさらに、DIプレス
装置13に固定ボルト16によって固定されるハウジン
グ17と、このハウジング17の先端側に固定ボルト1
8によって固定されるハウジング19,20とから構成
されている。ハウジング17は略円筒状に形成されてお
り、その基端部は僅かに内周側に突出して壁部17Aを
形成する一方、その先端部には上記固定ボルト16が挿
通されるフランジ部17Bが外周側に突出するように形
成されている。また、ハウジング19の基端部はハウジ
ング17の内周部に嵌挿されるように形成されており、
このハウジング19の基端面19aと上記壁部17Aの
先端面17aおよびハウジング17の内周面17bとに
よりシール装置本体14の内周部を周回するように第1
の凹所21が画成されることとなる。なお、この第1の
凹所21の上記内周面17bの最も低い部分には、ハウ
ジング17に形成されたドレン用の管路17Cが開口せ
しめられている。また、上記壁部17Aにも同じくドレ
ン用の管路17Dが形成されている。
装置13に固定ボルト16によって固定されるハウジン
グ17と、このハウジング17の先端側に固定ボルト1
8によって固定されるハウジング19,20とから構成
されている。ハウジング17は略円筒状に形成されてお
り、その基端部は僅かに内周側に突出して壁部17Aを
形成する一方、その先端部には上記固定ボルト16が挿
通されるフランジ部17Bが外周側に突出するように形
成されている。また、ハウジング19の基端部はハウジ
ング17の内周部に嵌挿されるように形成されており、
このハウジング19の基端面19aと上記壁部17Aの
先端面17aおよびハウジング17の内周面17bとに
よりシール装置本体14の内周部を周回するように第1
の凹所21が画成されることとなる。なお、この第1の
凹所21の上記内周面17bの最も低い部分には、ハウ
ジング17に形成されたドレン用の管路17Cが開口せ
しめられている。また、上記壁部17Aにも同じくドレ
ン用の管路17Dが形成されている。
【0010】さらに、上記ハウジング19はその内周部
の先端側が外周側に一段拡径するように形成されてお
り、また上記ハウジング20はその基端部がこの拡径し
たハウジング19の内周部に嵌挿されるようになされて
いる。そして、このハウジング20の基端面20aとハ
ウジング19の拡径した内周面19bおよびこの内周面
19bに連なる内端面19cとにより、第2の凹所22
がやはりシール装置本体14の内周部を周回するように
画成されることとなる。なお、ハウジング17とハウジ
ング19との間にはOリング23が介装されている。
の先端側が外周側に一段拡径するように形成されてお
り、また上記ハウジング20はその基端部がこの拡径し
たハウジング19の内周部に嵌挿されるようになされて
いる。そして、このハウジング20の基端面20aとハ
ウジング19の拡径した内周面19bおよびこの内周面
19bに連なる内端面19cとにより、第2の凹所22
がやはりシール装置本体14の内周部を周回するように
画成されることとなる。なお、ハウジング17とハウジ
ング19との間にはOリング23が介装されている。
【0011】一方、シールリング15…は、いずれも円
環状のリテーナ24の内周側に形成された凹部にPTF
E(ポリテトラフルオロエチレン)等から成るシール2
5が装着された構成となっており、これらのシールリン
グ15…は、そのシール25…がDIプレス装置13の
上記ラムシャンク11の外周に密着するようにして、上
記凹所21,22に装着されている。ここで、上記第1
の凹所21には4つのシールリング15…が、また第2
の凹所22には残りの一つのシールリング15が装着さ
れている。第1の凹所21に装着されるシールリング1
5…のうち最も基端側に配置されるシールリング15A
はロッドワイパーであり、またその次に配置される2つ
のシールリング15B,15Cはステップシールであっ
て、これらのシールリング15B,15Cではリテーナ
24とシール25との間にゴムリング26が介装されて
いる。さらに、第1の凹所21の最も先端側に配置され
るシールリング15Dと第2の凹所22に配置されるシ
ールリング15Eとはエクスクルーダーとされている。
環状のリテーナ24の内周側に形成された凹部にPTF
E(ポリテトラフルオロエチレン)等から成るシール2
5が装着された構成となっており、これらのシールリン
グ15…は、そのシール25…がDIプレス装置13の
上記ラムシャンク11の外周に密着するようにして、上
記凹所21,22に装着されている。ここで、上記第1
の凹所21には4つのシールリング15…が、また第2
の凹所22には残りの一つのシールリング15が装着さ
れている。第1の凹所21に装着されるシールリング1
5…のうち最も基端側に配置されるシールリング15A
はロッドワイパーであり、またその次に配置される2つ
のシールリング15B,15Cはステップシールであっ
て、これらのシールリング15B,15Cではリテーナ
24とシール25との間にゴムリング26が介装されて
いる。さらに、第1の凹所21の最も先端側に配置され
るシールリング15Dと第2の凹所22に配置されるシ
ールリング15Eとはエクスクルーダーとされている。
【0012】そして本実施例では、上記第1の凹所21
を画成する内周面17bの内径および第2の凹所22を
画成する内周面19bの内径が、それぞれ第1の凹所2
1に装着されるシールリング15A〜15Bの外径およ
び第2の凹所22に装着されるシールリング15Eの外
径よりも、僅かに大きくなるように設定されている。こ
こで、図2および図3に示すようにこの内周面17bお
よび内周面19bの内径とシールリング15A〜15D
およびシールリング15Eの外径との差Dは、直径隙間
として0.45mm〜0.55mmの範囲内とされるのが望ま
しい。
を画成する内周面17bの内径および第2の凹所22を
画成する内周面19bの内径が、それぞれ第1の凹所2
1に装着されるシールリング15A〜15Bの外径およ
び第2の凹所22に装着されるシールリング15Eの外
径よりも、僅かに大きくなるように設定されている。こ
こで、図2および図3に示すようにこの内周面17bお
よび内周面19bの内径とシールリング15A〜15D
およびシールリング15Eの外径との差Dは、直径隙間
として0.45mm〜0.55mmの範囲内とされるのが望ま
しい。
【0013】また一方、本実施例では、上記第1の凹所
21の軸線O方向の幅W1、すなわちこの第1の凹所2
1を画成するハウジング17の壁部17Aの先端面17
aとハウジング19の基端面19aとの間の間隔が、該
第1の凹所21に装着される各シールリング15A〜1
5Dの厚さの和よりも僅かに大きくなるように設定され
ている。ここで、第1の凹所21の上記幅W1とシール
リング15A〜15Dの厚さの和との差は、0.1mm程
度に設定されるのが望ましい。さらに本実施例では、上
記第2の凹所22においても、その軸線O方向の幅
W2、すなわちこの第2の凹所22を画成するハウジン
グ19の上記内端面19cとハウジング20の基端面2
0aとの間の間隔が、該第2の凹所22に装着されるシ
ールリング15Eの厚さよりも僅かに大きくなるように
設定されている。ここで、この第2の凹所22における
幅W2とシールリング15Eの厚さとの差は、0.05mm
程度に設定されるのが望ましい。
21の軸線O方向の幅W1、すなわちこの第1の凹所2
1を画成するハウジング17の壁部17Aの先端面17
aとハウジング19の基端面19aとの間の間隔が、該
第1の凹所21に装着される各シールリング15A〜1
5Dの厚さの和よりも僅かに大きくなるように設定され
ている。ここで、第1の凹所21の上記幅W1とシール
リング15A〜15Dの厚さの和との差は、0.1mm程
度に設定されるのが望ましい。さらに本実施例では、上
記第2の凹所22においても、その軸線O方向の幅
W2、すなわちこの第2の凹所22を画成するハウジン
グ19の上記内端面19cとハウジング20の基端面2
0aとの間の間隔が、該第2の凹所22に装着されるシ
ールリング15Eの厚さよりも僅かに大きくなるように
設定されている。ここで、この第2の凹所22における
幅W2とシールリング15Eの厚さとの差は、0.05mm
程度に設定されるのが望ましい。
【0014】このような構成のラムシール装置11を用
いたDIプレス装置13でも、上述した従来のプレス装
置1と同様、ラムシャンク12の基端側に設けられた駆
動手段によってこのラムシャンク12をその軸線O方向
に進退させ、該ラムシャンク12の先端側に設けられた
パンチとダイスとによってワークにDIプレス加工を施
してゆく。そして、本実施例のラムシール装置11で
は、第1の凹所21の内周面17bの内径および第2の
凹所22の内周面19bの内径が、これらの凹所21,
22に装着されるシールリング15…の外径よりも僅か
に大きく設定されており、このためこれらのシールリン
グ15…はラムシャンク12に嵌挿されたまま、その軸
線Oに対する径方向に上記差Dの分だけ微少に移動可能
な状態となる。
いたDIプレス装置13でも、上述した従来のプレス装
置1と同様、ラムシャンク12の基端側に設けられた駆
動手段によってこのラムシャンク12をその軸線O方向
に進退させ、該ラムシャンク12の先端側に設けられた
パンチとダイスとによってワークにDIプレス加工を施
してゆく。そして、本実施例のラムシール装置11で
は、第1の凹所21の内周面17bの内径および第2の
凹所22の内周面19bの内径が、これらの凹所21,
22に装着されるシールリング15…の外径よりも僅か
に大きく設定されており、このためこれらのシールリン
グ15…はラムシャンク12に嵌挿されたまま、その軸
線Oに対する径方向に上記差Dの分だけ微少に移動可能
な状態となる。
【0015】これにより、各シールリング15…におい
てそのシール25をラムシャンク12に強く密着させて
も、シールリング15自体は駆動手段により位置決めさ
れたラムシャンク12に従ってその位置が決定されるた
め、シール25の密着度がラムシャンク12の進退に影
響を及ぼすことがなく、ラムシャンク12は常に位置決
めされた通りに軸線Oに沿って正確に進退される。この
ため本実施例によれば、シールリング15…のシール2
5…を強固にラムシャンク12に密着させ、ギア油と加
工油とを隔絶して両者の混濁を確実に防止しながらも、
ラムシャンク12の進退方向が偏心したりするような事
態を防ぐことができ、これによりプレス加工された缶銅
部に偏肉が生じるのを防止してその歩留まりの向上を図
ることができる。
てそのシール25をラムシャンク12に強く密着させて
も、シールリング15自体は駆動手段により位置決めさ
れたラムシャンク12に従ってその位置が決定されるた
め、シール25の密着度がラムシャンク12の進退に影
響を及ぼすことがなく、ラムシャンク12は常に位置決
めされた通りに軸線Oに沿って正確に進退される。この
ため本実施例によれば、シールリング15…のシール2
5…を強固にラムシャンク12に密着させ、ギア油と加
工油とを隔絶して両者の混濁を確実に防止しながらも、
ラムシャンク12の進退方向が偏心したりするような事
態を防ぐことができ、これによりプレス加工された缶銅
部に偏肉が生じるのを防止してその歩留まりの向上を図
ることができる。
【0016】しかも、本実施例では、第1および第2の
凹所21,22においてその軸線O方向の幅W1,W
2が、該凹所21,22に装着されるシールリング15
A〜15Dおよび15Eの厚さよりもそれぞれ僅かに大
きく設定されており、これによって各シールリング15
…は軸線Oに対する径方向に加えて該軸線O方向にも微
動が許容されている。このため、ラムシャンク12によ
って決定されるリングシール15…の位置決めの自由度
が増すこととなり、すなわちラムシャンク12の進退に
対してより柔軟にリングシール15…が追従してラムシ
ャンク12の進退方向を位置決めされた通りに維持する
ことができるので、シール25…によるラムシャンク1
2の進退への影響をさらに確実に抑えることが可能とな
る。
凹所21,22においてその軸線O方向の幅W1,W
2が、該凹所21,22に装着されるシールリング15
A〜15Dおよび15Eの厚さよりもそれぞれ僅かに大
きく設定されており、これによって各シールリング15
…は軸線Oに対する径方向に加えて該軸線O方向にも微
動が許容されている。このため、ラムシャンク12によ
って決定されるリングシール15…の位置決めの自由度
が増すこととなり、すなわちラムシャンク12の進退に
対してより柔軟にリングシール15…が追従してラムシ
ャンク12の進退方向を位置決めされた通りに維持する
ことができるので、シール25…によるラムシャンク1
2の進退への影響をさらに確実に抑えることが可能とな
る。
【0017】なお、本実施例では第1および第2の凹所
21,22の内周面17b,19bの内径とシールリン
グ15…の外径との直径隙間としての差Dを0.45mm
〜0.55mmとするのが望ましいとしたが、これはこの
差Dが小さすぎるとシールリング15…の軸線Oに対す
る径方向への移動許容範囲が小さくなって上記作用効果
が十分に発揮されなくなるおそれが生じるからである。
その一方で上記差Dが大きすぎると、シールリング15
…のラムシャンク12およびシール装置本体14への組
付けが煩雑となったり、あるいはシールリング15に振
れが生じてしまったりするおそれがある。
21,22の内周面17b,19bの内径とシールリン
グ15…の外径との直径隙間としての差Dを0.45mm
〜0.55mmとするのが望ましいとしたが、これはこの
差Dが小さすぎるとシールリング15…の軸線Oに対す
る径方向への移動許容範囲が小さくなって上記作用効果
が十分に発揮されなくなるおそれが生じるからである。
その一方で上記差Dが大きすぎると、シールリング15
…のラムシャンク12およびシール装置本体14への組
付けが煩雑となったり、あるいはシールリング15に振
れが生じてしまったりするおそれがある。
【0018】また、本実施例のように第1の凹所21の
軸線O方向の幅Wがリングシール15A〜15Dの厚さ
の和よりも大きく設定されていると、凹所21を画成す
る壁部17Aの先端面17aとリングシール15…との
間に隙間が形成され、この隙間からラムシャンク12の
基端側に付着するギア油が凹所21内に侵入することが
考えられる。しかるに、これに対して本実施例では上記
壁部17Aおよび第1の凹所21の最も低い部分に開口
するようにドレン用の管路17D,17Cが設けられて
おり、ラムシャンク12に付着するギア油はその殆どが
管路17Dから回収され、また凹所21に侵入したギア
油も凹所21の最も低い部分に集まった後、管路17C
から回収される。なお、回収されたギア油は再びラムシ
ャンク12の基端側に供給するようにすればよい。
軸線O方向の幅Wがリングシール15A〜15Dの厚さ
の和よりも大きく設定されていると、凹所21を画成す
る壁部17Aの先端面17aとリングシール15…との
間に隙間が形成され、この隙間からラムシャンク12の
基端側に付着するギア油が凹所21内に侵入することが
考えられる。しかるに、これに対して本実施例では上記
壁部17Aおよび第1の凹所21の最も低い部分に開口
するようにドレン用の管路17D,17Cが設けられて
おり、ラムシャンク12に付着するギア油はその殆どが
管路17Dから回収され、また凹所21に侵入したギア
油も凹所21の最も低い部分に集まった後、管路17C
から回収される。なお、回収されたギア油は再びラムシ
ャンク12の基端側に供給するようにすればよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ールをラムシャンクに強く密着させてギア油と加工油と
の混濁を確実に防止しつつも、かかるシールによってラ
ムシャンクの進退が位置決めされた方向から偏心してし
まうような事態を防止することができ、ラムシャンクを
正確に進退させてDIプレス加工を行うことができる。
そしてこれにより、プレス加工された製品に偏肉等が生
じるのを防いで、その歩留まりの向上を図ることが可能
となる。
ールをラムシャンクに強く密着させてギア油と加工油と
の混濁を確実に防止しつつも、かかるシールによってラ
ムシャンクの進退が位置決めされた方向から偏心してし
まうような事態を防止することができ、ラムシャンクを
正確に進退させてDIプレス加工を行うことができる。
そしてこれにより、プレス加工された製品に偏肉等が生
じるのを防いで、その歩留まりの向上を図ることが可能
となる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1に示す実施例におけるシールリング15B
(ステップシール)部分の拡大断面図である。
(ステップシール)部分の拡大断面図である。
【図3】図1に示す実施例におけるシールリング15D
(エクスクルーダー)部分の拡大断面図である。
(エクスクルーダー)部分の拡大断面図である。
【図4】従来のラムシール装置を示す断面図である。
11 ラムシール装置 12 ラムシャンク 14 シール装置本体 15 シールリング 17,19,20 ハウジング 21,22 凹所 25 シール O ラムシャンク12の軸線 D 凹所21,22を画成する内周面17b,19bの
内径とシールリング15の外径との差 W1 凹所21の軸線O方向の幅 W2 凹所22の軸線O方向の幅
内径とシールリング15の外径との差 W1 凹所21の軸線O方向の幅 W2 凹所22の軸線O方向の幅
Claims (2)
- 【請求項1】 DIプレス装置側に取り付けられる筒状
のシール装置本体と、このシール装置本体の内周部に装
着されて上記DIプレス装置のラムシャンクに密着する
シールを備えた少なくとも一の環状のシールリングとを
備え、上記シール装置本体の内周部には、上記シールリ
ングが装着される凹所が該内周部を周回するように形成
されており、この凹所の内径が上記シールリングの外径
よりも僅かに大きく設定されていることを特徴とするD
Iプレスのラムシール装置。 - 【請求項2】 上記ラムシャンクの軸線方向における上
記凹所の幅が、該凹所に装着される上記シールリングの
厚さよりも僅かに大きく設定されていることを特徴とす
る請求項1記載のDIプレスのラムシール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5338641A JPH07185682A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | Diプレスのラムシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5338641A JPH07185682A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | Diプレスのラムシール装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07185682A true JPH07185682A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18320091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5338641A Pending JPH07185682A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | Diプレスのラムシール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07185682A (ja) |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5338641A patent/JPH07185682A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000523 |