JPH07186113A - 表面化粧木質板 - Google Patents
表面化粧木質板Info
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- JPH07186113A JPH07186113A JP16843894A JP16843894A JPH07186113A JP H07186113 A JPH07186113 A JP H07186113A JP 16843894 A JP16843894 A JP 16843894A JP 16843894 A JP16843894 A JP 16843894A JP H07186113 A JPH07186113 A JP H07186113A
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Abstract
を貼ることが可能であり、かつ耐湿性、耐水性に優れた
表面化粧木質板の提供。 【構成】 木材薄片集成板2の両面に方向性木材薄片集
成板2,2が積層されて積層木質板6とされ、さらにこ
の積層木質板6の両面に接着剤からなる接着皮膜7,7
が形成され、これら接着皮膜7,7の一方に表面化粧材
8を貼り付けた表面化粧木質板1。
Description
いられる表面平滑性に優れて美感的にも好ましく、薄物
化粧木材などの表面化粧材を貼ることが可能であり、か
つ耐水性、耐湿性に優れた表面化粧木質板に関する。
問題となってきており、森林伐採は今後ますます困難に
なることは明らかである。したがって、原木を大量に使
用して製造される合板などの板材は、その供給が不安定
あるいは供給不足となり、価格も高騰することが予想さ
れる。このため、従来廃材とされていた木材薄片を利用
したOSBと呼ばれる方向性木材薄片集成板が合板に代
わって用いられつつある。
板は、一般に、原材料となる木材薄片原材料をバインダ
ーで接着し、成形一体化して形成される。その際、原材
料の寸法が小さくなるに従い、得られる方向性木材薄片
集成板は均一になり、表面も平滑になるが、強度、剛性
は低下し、密度は増加する。逆に原材料の寸法を大きく
すると、木材本来が持っている強度、密度に近づいて行
くが、このような方向性木材薄片集成板は不均質で、表
面の凹凸も大きくなる傾向がある。また、住宅用内装材
として用いるためには、表面の化粧性が要求されるた
め、木材薄片集成板の表面に化粧単板などの表面化粧材
を貼着することが必要となる。
面化粧材を貼着したもの、例えば、薄物化粧単板を貼着
した床材や、塩化ビニル印刷フィルムを貼着したカラー
パネルなどにおいては、方向性木材薄片集成板の表面の
凹凸が表面化粧材の表面に現出し、美観的にも好ましく
ないという問題があった。
を吸収し易いので、日本のように多湿地域では、吸湿す
ると表面化粧材との寸法差が大きくなり、そり、ねじ
れ、剥離などが生じる恐れがあった。さらに、吸湿、脱
湿による個々の木材薄片の膨れや縮みの度合の違いによ
り、方向性木材薄片集成板への薄物化粧単板などの表面
化粧材の貼着が困難な場合も生じていた。
ものであって、表面が平滑で美観的に好ましく、表面化
粧材を貼ることが可能であり、かつ耐湿性、耐水性に優
れた表面化粧木質板を提供することを目的としている。
表面化粧木質板は、木材薄片集成板の少なくとも片面に
方向性木材薄片集成板を積層した積層木質板の両面に接
着剤からなる接着皮膜を形成し、これら接着皮膜のうち
方向性木材薄片集成板上に形成された接着皮膜の一方に
表面化粧材を貼り付けたことを特徴とする。また、請求
項2記載の表面化粧木質板は、上記請求項1記載の表面
化粧木質板において、積層木質板の両面に形成される接
着皮膜のうち表面化粧材が貼り付けられない方の接着皮
膜内に、該接着皮膜が形成される積層木質板の面に沿っ
て紙層を埋設したことを特徴とする。
層木質板の両面に接着剤からなる接着皮膜を形成するこ
とにより、方向性木材薄片集成板の凸凹部のある表面に
表面化粧材を貼り付ける際、接着皮膜をなす材料である
接着剤が上記凸凹部の凹部を埋めて平滑面を形成するの
で、貼り付けられた表面化粧材の表面にも凹凸が表われ
ることはない。また、接着部に空隙が生じないので、接
着強度が改善されるとともに外部からの水分や湿気を方
向性木材薄片集成板にまで浸透させない。また、積層木
質板の両面に接着皮膜を形成するので、湿分の吸い込み
が少なくなり、耐水・耐湿性能が向上する。
っては、上記請求項1記載の表面化粧木質板において、
積層木質板の両面に形成される接着皮膜のうち表面化粧
材が貼り付けられない方の接着皮膜(以下、裏側の接着
皮膜と略記する。)内に、該接着皮膜が形成される積層
木質板の面に沿って紙層を埋設することにより、裏側の
接着皮膜をなす接着剤が上記紙層によって補強され、強
度が向上する。また、請求項1記載の表面化粧木質板よ
りも裏側の接着皮膜の形成が容易であり、また、厚みを
厚くし易い。さらに、請求項1記載の表面化粧木質板に
比べて、表面化粧材が設けられている表側と表面化粧材
が設けられていない裏側との強度の差が小さくなるの
で、表面化粧木質板の構造上のバランスがくずれること
が少なくなる。
しく説明する。図1は本発明の請求項1記載の表面化粧
木質材の一例を示すものであり、図1中符号1は表面化
粧木質板である。この表面化粧木質板1は、芯層となる
木材薄片集成板2の両面に、表層となる方向性木材薄片
集成板3が積層されて積層木質板6とされ、この積層木
質板6の両面に接着皮膜7,7が形成され、さらにこれ
ら接着皮膜7,7の一方に表面化粧材8が貼り付けられ
たものである。
4〜0.8mmの木材薄片がバインダーで接着され、成
形一体化されたものである。この木材薄片は、長さが2
0〜100mm、幅が2〜60mmの範囲内であること
が好ましい。これらの木材薄片としては、アカマツ、カ
ラマツ、エゾマツ、トドマツ、アスペン、ロッジポール
パインなどの薄片が好適に用いられるが、樹種は特に限
られるものではない。
インダーにより接着され成形一体化されている。この発
泡性バインダーは、木材薄片集成板2中で木材薄片を相
互に結合させるとともに、それ自体が発泡するものであ
って、好ましくは木材薄片同士の交差点にのみ樹脂分を
存在させ、木材薄片の小さな隙間を、発泡セルで押し広
げるようにすることにより、樹脂分の使用量を少なく
し、木材薄片集成板2を低密度化させるものが用いられ
る。
泡する発泡性ポリウレタン樹脂や、発泡剤によって発泡
するポリウレタン樹脂、ポリスチレン樹脂、エポキシ樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂
またはその混合物が挙げられる。発泡剤としては、揮発
性発泡剤であるCCl3 F、CCl2 F2 、またはCC
l2 F−CClF2 などや、熱分解性発泡剤である、ア
ゾジカルボンアミド、アゾヘキサヒドロベンゾニトリ
ル、2,2’−アドイソブチロニトリル、ベンゼンスル
ホヒドラジド、またはN,N’−ジニトロソ−N,N’
−ジメチルテレフタルアミドなどを挙げることができ
る。また、このような発泡性バインダーの木材薄片に対
する割合は、木材薄片100重量部に対して、10〜3
0重量部とするのが好ましい。
〜13mmとするのが好ましく、その密度は0.40〜
0.65g/cm3 とするのが好ましいが、木質板の使
用目的に合わせて任意に決定すればよい。密度が0.4
0g/cm3 より小さいと板の強度が不十分になり、逆
に密度が0.65g/cm3 より大きい場合は、材料全
体の重量が増加して取扱いが困難になるからである。な
お、芯層となる木材薄片集成板2は、木材薄片の繊維方
向が表層の方向性木材薄片集成板3の繊維方向と直交す
ることが望ましいが、ランダムであってもよい。
は、厚さ0.1〜0.5mm、長さ20〜100mm、
幅2〜60mmの木材薄片が、ほぼ一定方向に揃えられ
て配列され、バインダーによって成形一体化されてい
る。ここで用いられるバインダーとしては、上記のよう
な発泡性バインダーを用いてもよいし、非発泡性バイン
ダーあるいはそれらの混合物のいずれでもよいが、実用
的には、成形用の金型からの離型性の点で、非発泡性バ
インダーを主体とするものが好ましい。それらの混合比
は、目的とする方向性木材薄片集成板3の密度と離型性
を考慮して、適宜変更することができる。
る、木材薄片に対するバインダーの割合は、木材薄片1
00重量部に対して5重量部以上とすることが好まし
い。木材薄片100重量部に対し、バインダー添加量を
5重量部以下とすると、得られる方向性木材薄片集成板
3の強度が不十分になる。
は1〜5mm、好ましくは2〜3mmとされるが、得よ
うとする木質板の総厚の1/5〜1/2でよい。さら
に、この方向性木材薄片集成板3の密度は0.40〜
0.65g/cm3 とするのが好ましい。密度が0.4
0g/cm3 より小さいと、板の強度が不十分になり、
逆に密度が0.65g/cm3 より大きい場合は、材料
全体の重量が増加して取扱いが困難になるからである。
なお、表層の方向性木材薄片集成板3は、芯層の木材薄
片集成板2の両面に形成し、3層の積層木質板とするの
が好ましい。
板3に耐湿性、耐水性を付与するため、原材料である木
材薄片を予めアセチル化しておくのが好ましい。木材薄
片をアセチル化する場合は、その木材薄片を含水率3%
以下、好ましくは1%以下になるまで乾燥した後、酢
酸、無水酢酸、クロル酢酸などの気化蒸気に接触させて
気相中でアセチル化(アセチル化度12〜20%)する
のが好ましい。
あり、ここで用いられる接着剤としては、この接着皮膜
7上に貼られる表面化粧材8表面への浸み出しが少ない
ものであることが好ましく、メラミン・ユリア樹脂、エ
チレン・酢酸ビニル樹脂エマルジョン、酢酸ビニル樹脂
エマルジョン、ゴム変性メラミン・ユリア樹脂エマルジ
ョンなどが挙げられるが、中でもゴム変性メラミン・ユ
リア樹脂が最適である。
木材薄片集成板2表面の凸凹部の凹部を埋めて平滑面が
より形成され易くするために、充填剤を添加しておくの
が好ましい。ここでの充填剤としては、ガラス粉、木
粉、炭酸カルシウム粉などが用いられ、また、これら充
填剤の粒度は特に限定されないが、平均粒子径2〜50
0μmの範囲のものが用いられる。このような充填剤の
接着剤中の含有量は、接着剤の固形分総量の10〜50
重量%程度とされ、含有量が10重量%未満では方向性
木材薄片集成板2表面の凹凸が比較的大きいので、接着
剤を用いて表面化粧材8を貼り付けて乾燥させたときの
引けが大きく、表面化粧材8の表面にまで凹凸が表われ
る恐れがあり、一方50重量%を超えると接着剤の接着
力が低下するとともに、固すぎて方向性木材薄片集成板
2の微細な凹部にまで緻密に充填されず、空隙を生じる
恐れがある。
ていてもよい。ここでの着色剤としては、有機、無機の
染料、顔料のいずれでも使用可能であるが、普通は顔料
が用いられる。このような着色剤が接着剤に添加されて
いると、表面化粧材8が極めて薄い場合でも方向性木材
薄片集成板2の表面に表われる木材薄片模様を隠蔽する
ばかりでなく、また表面化粧材8の色調や深みを調整す
る作用があり、従ってこの着色剤の色調や濃度は、表面
化粧材8の光透過性や色調に応じて適宜選択される。
刷樹脂フィルム、化粧紙、布など公知のものを用いるこ
とができる。上記化粧単板としては、ナラ、ヒノキ、チ
ーク、ウォルナット、スプルースなどの樹種のものが用
いられ、厚さは0.15〜0.8mm程度のものが用い
られるが、本発明では、特に薄物化粧単板の使用に関し
て効果があるので、0.2〜0.3mmの化粧単板であ
ることが好ましい。さらに、このものの含水率は7〜8
%程度であることが好ましい。含水率がこれより高いも
のは接着効果を低下させるばかりでなく、さらに、接着
剤の水分が加算され、積層木質板6との水分の受授の際
に反りを生じる。また、含水率がこれより低すぎるもの
は、作業中に化粧単板が割れてロスを生じ、作業効率を
阻害するからである。上記印刷樹脂フィルムとしては、
厚さ0.2〜0.5mmのポリエステルフィルム、塩化
ビニルフィルムなどに美麗な模様を印刷した印刷フィル
ムなどが用いられる。上記化粧紙、布としては、使用目
的に応じて、模様を施したものなど任意のものを用いる
ことができる。また、厚さは0.1〜0.5mmのもの
が好ましい。また、表面化粧材8の種類はここに挙げた
ものばかりでなく、表面化粧木質板1の用途に応じて任
意のものを用いることができる。
法の一例を図2を用いて説明する。まず、熱圧板上にほ
ぼ同方向になるように非発泡性バインダーを塗布した表
層となる木材薄片を散布し、ついで、発泡性バインダー
を塗布した芯層となる木材薄片を表層と木材繊維の方向
が直交するように散布し、さらに、非発泡性バインダー
を塗布した表層となる木材薄片をほぼ同方向に並ぶよう
にして散布し、3層積層物とする。
熱圧を加えて熱圧同時成形して積層木質板6を得る。そ
の熱圧条件は、圧力が1〜2MPa、温度が150〜2
00℃、時間が目的とする厚み(mm)×5〜120秒
とすることが好ましい。ついで、上述のようにして成形
された積層木質板6の両面の方向性木材薄片集成板3,
3上に、接着皮膜7,7を形成するための接着剤を塗工
機を用いて塗布して接着皮膜7,7を形成する。ここで
の塗工機としては、例えばナチュラル・リバースコータ
(以下、NRコータと略記する。)10を用いるのが適
しており、その場合NRコータ10は積層木質板6の上
方および下方のそれぞれに設置される。
る積層木質板6の接着剤が塗布される方向性木質薄片集
成板3面に接触しながら回転する一対のローラ、すなわ
ちNローラ11およびRローラ12を有している。この
Nローラ11は、積層木質板6の進行方向と同一(ナチ
ュラル)方向に駆動回転するものであり、一方Rローラ
12は上記Rローラ11の前方に間隙を隔てて配置さ
れ、積層木質板6の進行方向と逆(リバース)方向に駆
動回転するようになっている。これらNローラ11、R
ローラ12にはそれぞれ接触してNローラ用ドクターロ
ーラ11a、Rローラ用ドクターローラ12が設けられ
ている。また、Nローラ11とNローラ用ドクターロー
ラ11a、およびRローラ12とRローラ用ドクターロ
ーラ12aのそれぞれの接触部の外方にはNローラ用接
着剤槽13、Rローラ用接着剤槽14が設けられ、これ
らから接着皮膜7を形成するための接着剤7aが上記接
触部に供給できるようになっている。
接触部に供給された接着剤7aは、その接触界面を通過
することによって量が調整され、Nローラ11に付着し
て送られ、方向性木材薄片集成板5の表面に塗布され
る。塗布された接着剤7aは、そのまま方向性木材薄片
集成板5表面上に載ってRローラ12に送られる。Rロ
ーラ12は、積層木質板6と逆方向に回転しているの
で、Rローラ12と方向性木材薄片集成板5との接触部
で接着剤7aが方向性木材薄片集成板5の凹部に押し込
まれ、空隙を埋めて充填されると同時に表面が平滑化さ
れ、平坦な接着面を有する接着皮膜7が形成される。こ
こで、必要に応じて、Rローラ用接着剤槽14からRロ
ーラ12とRローラ用ドクターコータ12aとの接触部
に接着剤7aを供給することによって、該接触部で調節
された量の接着剤7aを上記接着皮膜7に補給すること
もできる。従って、このようなNRコータ10が積層木
質板6の上方および下方のそれぞれに設置されているの
で、積層木質板6の両面に平坦な接着面を有する接着皮
膜7,7が形成される。
接着剤を塗布する方法としては、手コテを用いて手作業
で塗布することもできるが、生産性と塗布の均一性を考
慮すると、塗工機を用いることが好ましい。接着皮膜
7,7を形成するための接着剤の塗布量は、方向性木材
薄片集成板3表面の凹凸部の程度に依存するので必ずし
も一定しないが、一般的には凹部を微細な空隙まで埋
め、さらに凸部も薄い塗膜で覆うに十分な量を実験によ
って決定することが好ましく、普通は50〜150g/
m2 程度とされる。また、この接着剤の塗布に先だっ
て、方向性木材薄片集成板3,3の表面をサンディング
しておけば、毛羽状に突出した木繊維が除去されるの
で、接着剤が微細な凹部にまでよく侵入し、密着性、耐
水性、耐湿性に優れた接着皮膜7,7を形成することが
できる。また、接着剤の使用量を少なくすることができ
る。
の接着皮膜7上に該接着皮膜7が乾燥する前に表面化粧
材8を載せ、約110℃で、10kg/cm2 の圧力を
かけ、約3分間熱圧処理を施し、貼り付けるとともに他
方の接着皮膜7を乾燥させると、目的とする表面化粧木
質板1が得られる。ここでの接着皮膜7の乾燥方法とし
ては、接着皮膜7,7が形成された積層木質板6(以
下、皮膜形成積層木質材6と略記する。)の下方に約2
00℃の片面プレヒーター15を設置しておき、乾燥さ
せる接着皮膜7側を上記片面プレヒーター15に向けて
皮膜形成積層木質材6を通過させる。ここでの通過速度
は、上記第1ローラ11の回転速度によって調整可能で
ある。
にあっては、積層木質板6の両面に接着剤からなる接着
皮膜7,7が形成され、これら接着皮膜7,7のうち一
方の接着皮膜7上に表面化粧材8が貼り付けられたこと
により、接着皮膜7をなす材料である接着剤7aが方向
性木材薄片集成板3の凸凹部の凹部を埋めて平滑面が形
成されるので、貼り付けられた表面化粧材8の表面にも
凹凸が表われることがなく、従って表面平滑性に優れて
美観的にも好ましいものとなる。また方向性木材薄片集
成板3の表面に上述のような平滑面が形成されるので、
表面化粧材8が厚さが特に薄いものであっても、表面化
粧材8の貼着が容易となる。また接着部に空隙が生じな
いので、接着強度が改善される。また、積層木質板6の
表面のみならず、裏面からの湿分の吸い込みも防止で
き、耐水性、耐湿性に優れたものとなる。
も、木材薄片集成板2の片面にのみ方向性木材薄片集成
板3を積層した2層積層物であってもよい。また、芯層
となる木材薄片集成板の両面に2層ずつの方向性木材薄
片集成板を積層した5層積層物であってもよい。この場
合、隣接する方向性木材薄片集成板3の木材薄片の配列
方向は互いに直交するように配列させるのが好ましい。
このように積層木質板6は、芯層となる木材薄片集成板
2の片面あるいは両面に、用途に応じた最適な強度とな
るよう、任意の数の方向性木材薄片集成板3を積層する
ことができる。
ってよい。この際も、芯層となる木材薄片は発泡性バイ
ンダーを用いて成形一体化し、低密度の方向性木材薄片
集成板とすることが好ましい。また、表層となる方向性
木材薄片集成板3の原材料として、厚さが0.3mm以
下の木材薄片を用いると、方向性木材薄片集成板3の表
面平滑性が増し、接着皮膜7の形成、表面化粧材8の貼
着が容易になり、さらに表面平滑性に優れた表面化粧木
質板1を得ることができる。また、接着剤の使用量も低
減される。
一例を示すものであり、図3に示した表面化粧木質板2
0が、図1に示した表面化粧木質板1と異なるところ
は、裏側の接着皮膜7内に、該接着皮膜7が形成される
積層木質板6の面に沿って紙層21を埋設した点であ
る。なお、図1に示した表面化粧木質板1と同様の構成
要素には同一の符号を付してある。上記紙層21は、シ
ート状の紙からなるものであっても、このようなシート
状の紙を二枚以上重ねてなるものであってもよい。
度、好ましくは15〜35g/m2程度とされる。紙層
21の重さが10g/m2未満であると、表面化粧木質
材20の表側と裏側との強度の差があまり小さくなら
ず、表面化粧木質板の構造上のバランスがくずれること
に起因してそりが生じる恐れがある。一方、紙層21の
重さが50g/m2を超えると、裏側の接着皮膜7を形
成するための接着剤の含浸が困難になる恐れがある。
7の厚みに対して20〜70%程度、好ましくは30〜
60%程度とされる。紙層21の厚みが20%未満であ
ると、薄すぎて目的とする効果が十分に得られず、一
方、紙層21の厚さが70%を超えると、もはや効果の
増大は期待できず、経済的にも不利となる。
製法の一例を説明する。この表面化粧木質板20の第一
の製法は、積層木質板6の一方の面に上記NRコータ1
0を用いて表側の接着皮膜7を形成するための接着剤を
塗布した後、積層木質板6の他方の面に裏側の接着皮膜
7を形成するための接着剤が含浸、塗布された紙層21
を載せると同時に表側の接着皮膜7となる接着剤上に該
接着剤が乾燥する前に表面化粧材8を載せ、表側および
裏側の両側から約120℃で、4.0kg/cm2 の圧
力をかけ、約1分間熱圧処理を施すと、目的とする表面
化粧木質板20が得られる。この第一の製法において
は、裏側の接着皮膜7を形成する側のNローラ用接着剤
槽13とRローラ用接着剤槽14、ならびに片面プレヒ
ータ15は用いない。
積層木質板6の両面に上記NRコータ10を用いて接着
皮膜7,7を形成するための接着剤を塗布した後、裏側
の接着皮膜7となる接着剤上に該接着剤が乾燥する前に
紙層21を載せ、ついで、表側の接着皮膜7となる接着
剤上に該接着剤が乾燥する前に表面化粧材8を載せ、表
側および裏側の両側から約120℃で、4.0kg/c
m2 の圧力をかけ、約1分間熱圧処理を施すと、目的と
する表面化粧木質板20が得られる。ここでは裏側の接
着皮膜7となる接着剤上に該接着剤が乾燥する前に紙層
21を載せると同時に表側の接着皮膜7となる接着剤上
に該接着剤が乾燥する前に表面化粧材8を載せ、熱圧処
理を施すのが、製造工程上およびそり防止上好ましい。
この第二の製法においては、片面プレヒータ15は用い
ない。
0にあっては、特に、裏側の接着皮膜7内に、該接着皮
膜7が形成される積層木質板6の面に沿って紙層21が
埋設されたことにより、裏側の接着皮膜7をなす接着剤
が上記紙層21によって補強され、強度が向上するの
で、運搬などの際に表面化粧木質板20の裏面をぶつけ
ても裏側の接着皮膜7が剥離しにくく、取り扱いが容易
である。また、図1に示した表面化粧木質板1よりも、
裏側の接着皮膜7の形成が容易であり、また、厚みを厚
くし易いので、図1の表面化粧木質板1よりも接着皮膜
を設けることによる効果が大である。さらに、図1の表
面化粧木質板1に比べて、表面化粧材8が設けられてい
る表側と表面化粧材8が設けられていない裏側との強度
の差が小さくなるので、表面化粧木質板の構造上のバラ
ンスがくずれることが少なくなり、構造上のバランスが
くずれることに起因するそりの発生を防止できる。ま
た、このように紙層21が設けられた裏側の接着皮膜7
は、接着剤単独のものからなる場合と比べて外観が向上
するので、この表面化粧木質板20の裏側が見えても見
苦しいことがない。また、この表面化粧木質板20にあ
っては、例えば、接着剤が含浸、塗布された紙層21を
積層木質板6と重ねて熱圧したりすることにより容易に
製造できるので、接着剤の単独コーティングにより形成
することに比べて、作業性がよい。
実施例について説明する。かかる実施例は、本発明の一
態様を示すものであり、この発明を限定するものではな
い。本発明の範囲で任意に変更可能である。 (実施例1)まず、木材薄片集成板2の材料として、厚
さ0.4〜0.8mm、長さ20〜100mm、幅2〜
60mmの木材薄片を用意し、低速で回転する回転ドラ
ム内に前記の木材薄片100重量部を入れて、ドラム内
で自然落下する際に、発泡性ウレタン樹脂(住友バイエ
ルウレタン社製の粗MDI)10重量部をスプレーで散
布することにより、発泡性バインダーが塗布された木材
薄片を得た。
して、厚さ0.1〜0.5mm、長さ20〜100m
m、幅2〜60mmの木材薄片を用意し、低速で回転す
る回転ドラム内に上記の木材薄片100重量部を入れ
て、ドラム内で自然落下する際に、水性フェノールバイ
ンダーからなる非発泡性バインダー10重量部をスプレ
ーで散布することにより、非発泡性バインダーが塗布さ
れた木材薄片を得た。
材薄片のうちの半分を、木材薄片の配列方向がほぼ一定
になるように熱圧板上に散布し、その上に、発泡性バイ
ンダーを塗布した木材薄片を散布した。さらにその上
に、残りの非発泡性バインダーを塗布した木材薄片を、
木材薄片の配列方向がほぼ一定になるように散布し、厚
さ250mmの積層物とした。その積層物を、厚さ12
mmとなるように、温度160℃、圧力10〜15kg
/cm2 で約5分間熱圧同時成形し積層木質板6を得
た。
積層木質板6の両面にゴム変性メラミン・ユリア樹脂接
着剤を塗布量が60〜70g/m2となるように塗布
し、接着皮膜7,7を形成した。ついで、これら接着皮
膜7,7のうち一方の接着皮膜7上に該接着皮膜7が乾
燥する前に厚さ0.3mmのオーク突板からなる表面化
粧材8を載せ、約110℃で、10kg/cm2 の圧力
をかけ、約1分間熱圧処理を施し、貼り付けるとともに
他方の接着皮膜7を図2に示した片面プレヒーター15
を用いて乾燥させ、表面化粧木質板1を得た。ここで用
いた片面プレヒーター15の温度は200℃であり、ま
た、片面プレヒーター15上を通過させる皮膜形成積層
木質材6の速度は約10〜15m/分であった。
は表面が極めて平滑であり、表面化粧材が薄いにも係わ
らず方向性木材薄片集成板の木材薄片模様が全く認めら
られなかった。また、この表面化粧木質板1を高温高湿
の環境においても表面化粧材に膨れや剥離が認められ
ず、耐水・耐湿性能が優れているのが分った。
製した積層木質板6の一方の面に図2に示したNRコー
タを用いてゴム変性メラミン・ユリア樹脂接着剤を塗布
量が60〜70g/m2となるように塗布し、表側の接
着皮膜7を形成した。ついで、積層木質板6の他方の面
に裏側の接着皮膜7を形成するためのゴム変性メラミン
・ユリア樹脂接着剤が含浸、塗布された紙層21を載せ
ると同時に表側の接着皮膜7上に該接着皮膜7をなす接
着剤が乾燥する前に上記実施例1で用いたものと同様の
表面化粧材8を載せ、表側および裏側の両側から約12
0℃で、4.0kg/cm2 の圧力をかけ、約1分間熱
圧処理を施し、表面化粧木質板20を得た。ここでの紙
層21の重さは、25g/m2であり、厚みは接着皮膜
7の厚みに対して41%であった。
0は表面が極めて平滑であり、表面化粧材が薄いにも係
わらず方向性木材薄片集成板の木材薄片模様が全く認め
らられなかった。また、この表面化粧木質板20を高温
高湿の環境においても表面化粧材にそり、膨れや剥離が
認められず、耐水・耐湿性能が優れているのが分った。
載の表面化粧木質板は、積層木質板のり両面に接着剤か
らなる接着皮膜が形成され、これら接着皮膜のうち方向
性木材薄片集成板上に形成された接着皮膜の一方に表面
化粧材が貼り付けられたものであるので、接着皮膜をな
す材料である接着剤が上記方向性木材薄片集成板の凸凹
部の凹部を埋めて平滑面が形成され、貼り付けられた表
面化粧材の表面にも凹凸が表われることがなく、従って
表面平滑性に優れて美観的にも好ましいものとなる。ま
た方向性木材薄片集成板の表面に上述のような平滑面が
形成されるので、表面化粧材が厚さが特に薄いものであ
っても、表面化粧材の貼着が容易となる。また接着部に
空隙が生じないので、接着強度が改善される。また、積
層木質板の両面からの湿分の吸収を防止でき、耐水性、
耐湿性に優れたものとなり、さらにまた寸法安定性に優
れるという利点がある。
っては、特に、裏側の接着皮膜内に、該接着皮膜が形成
される積層木質板の面に沿って紙層が埋設されたもので
あるので、裏側の接着皮膜をなす接着剤が上記紙層によ
って補強され、強度が向上するので、運搬などの際に表
面化粧木質板の裏面をぶつけても裏側の接着皮膜が剥離
しにくく、取り扱いが容易である。また、請求項1記載
の表面化粧木質板よりも、裏側の接着皮膜の形成が容易
であり、また厚みを厚くし易いので、請求項1記載の表
面化粧木質板より接着皮膜を設けることによる効果が大
である。さらに、請求項1記載の表面化粧木質板に比べ
て、表面化粧材が設けられている表側と表面化粧材が設
けられていない裏側との強度の差が小さくなるので、表
面化粧木質板の構造上のバランスがくずれることが少な
くなり、構造上のバランスがくずれることに起因するそ
りの発生を防止できる。また、このように紙層が設けら
れた裏側の接着皮膜は、接着剤単独のものからなる場合
と比べて外観が向上するので、この表面化粧木質板の裏
側が見えても見苦しいことがない。また、この表面化粧
木質板にあっては、例えば、接着剤が含浸、塗布された
紙層を積層木質板に重ねて熱圧したりすることにより容
易に製造できるので、接着剤の単独コーティングにより
形成することに比べて、作業性が向上する。
例を示す断面図である。
明するための図である。
例を示す断面図である。
向性木材薄片集成板、6…積層木質板、7・・・接着皮
膜、8・・・表面化粧材、20・・・表面化粧木質板、21・・
・紙層。
Claims (4)
- 【請求項1】 木材薄片集成板の少なくとも片面に方向
性木材薄片集成板を積層した積層木質板の両面に接着剤
からなる接着皮膜が形成され、これら接着皮膜のうち方
向性木材薄片集成板上に形成された接着皮膜の一方に表
面化粧材を貼り付けたことを特徴とする表面化粧木質
板。 - 【請求項2】 上記積層木質板の両面に形成される接着
皮膜のうち表面化粧材が貼り付けられない方の接着皮膜
内に、該接着皮膜が形成される積層木質板の面に沿って
紙層を埋設したことを特徴とする請求項1記載の表面化
粧木質板。 - 【請求項3】 上記接着剤が、該接着剤の固形分総量の
10〜50重量%の充填剤を含有するものであることを
特徴とする請求項1または2記載の表面化粧木質板。 - 【請求項4】 上記紙層の重さが、10〜50g/m2
であることを特徴とする請求項2記載の表面化粧木質
板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16843894A JP3465358B2 (ja) | 1993-11-22 | 1994-07-20 | 表面化粧木質板 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29220293 | 1993-11-22 | ||
| JP5-292202 | 1993-11-22 | ||
| JP16843894A JP3465358B2 (ja) | 1993-11-22 | 1994-07-20 | 表面化粧木質板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07186113A true JPH07186113A (ja) | 1995-07-25 |
| JP3465358B2 JP3465358B2 (ja) | 2003-11-10 |
Family
ID=26492144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16843894A Expired - Lifetime JP3465358B2 (ja) | 1993-11-22 | 1994-07-20 | 表面化粧木質板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3465358B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007162011A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-28 | Natl Starch & Chem Investment Holding Corp | 接着剤組成物 |
| KR100772789B1 (ko) * | 2007-06-26 | 2007-11-01 | 이성운 | 가구용 패널 코팅방법과 그 코팅패널 |
| JP2011201179A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 建材の製造方法及び建材 |
| CN110644701A (zh) * | 2019-07-05 | 2020-01-03 | 苏州梵创新材料科技有限公司 | 一种覆膜集成板双卡型材及其安装方法 |
| JP2023530172A (ja) * | 2020-06-18 | 2023-07-13 | ストラ エンソ オーワイジェイ | 木材製品の接着方法及び接着木材製品 |
-
1994
- 1994-07-20 JP JP16843894A patent/JP3465358B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007162011A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-28 | Natl Starch & Chem Investment Holding Corp | 接着剤組成物 |
| KR100772789B1 (ko) * | 2007-06-26 | 2007-11-01 | 이성운 | 가구용 패널 코팅방법과 그 코팅패널 |
| JP2011201179A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 建材の製造方法及び建材 |
| CN110644701A (zh) * | 2019-07-05 | 2020-01-03 | 苏州梵创新材料科技有限公司 | 一种覆膜集成板双卡型材及其安装方法 |
| JP2023530172A (ja) * | 2020-06-18 | 2023-07-13 | ストラ エンソ オーワイジェイ | 木材製品の接着方法及び接着木材製品 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3465358B2 (ja) | 2003-11-10 |
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