JPH07187622A - 低濃度noの製造方法及びno2の測定方法 - Google Patents
低濃度noの製造方法及びno2の測定方法Info
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- JPH07187622A JPH07187622A JP35547893A JP35547893A JPH07187622A JP H07187622 A JPH07187622 A JP H07187622A JP 35547893 A JP35547893 A JP 35547893A JP 35547893 A JP35547893 A JP 35547893A JP H07187622 A JPH07187622 A JP H07187622A
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- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 安価で耐久性の優れた低濃度NOの製造方法
及びNO2の測定方法を提供する。 【構成】 無機強酸の水溶液に浸漬して乾燥させた活性
炭を反応管1に充填し、この反応管にNO2を含有する
空気を通して、NO2をNOに還元することによって低
濃度NOを製造し、また上記反応管に通す前後の空気の
NO濃度を測定することにより、NO2濃度を測定す
る。 【効果】 活性炭の比表面積が大きい点を利用して、こ
れに無機強酸を吸着させることにより、活性炭に強酸と
NO2との接触の場を提供する役割を担わせたことによ
って、NO2の空気中における室温での高効率の還元を
行い、安価で耐久性の優れた低濃度NOの製造とNO2
の測定を可能にした。
及びNO2の測定方法を提供する。 【構成】 無機強酸の水溶液に浸漬して乾燥させた活性
炭を反応管1に充填し、この反応管にNO2を含有する
空気を通して、NO2をNOに還元することによって低
濃度NOを製造し、また上記反応管に通す前後の空気の
NO濃度を測定することにより、NO2濃度を測定す
る。 【効果】 活性炭の比表面積が大きい点を利用して、こ
れに無機強酸を吸着させることにより、活性炭に強酸と
NO2との接触の場を提供する役割を担わせたことによ
って、NO2の空気中における室温での高効率の還元を
行い、安価で耐久性の優れた低濃度NOの製造とNO2
の測定を可能にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、標準ガスとして用いら
れる低濃度NOの製造方法及び有害物質であるNO2の
測定方法に関するものである。
れる低濃度NOの製造方法及び有害物質であるNO2の
測定方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】燃焼排ガス中の二酸化窒素NO2は人体に
有害であり、また一酸化窒素NOは紫外線によって有害
なNO2に変換されるため、近年これらの窒素酸化物の
発生の防止あるいは除去のための研究が盛んに行われて
いるが、従来より空気あるいは水を含むNO2,NOの
分析には、NO2をNOに還元するための高温及び貴金
属触媒が必要とされていた。しかしこの貴金属触媒は、
使用時間と共に還元能力が低下するため交換を要する上
に、加熱用のヒータを必要とするために製造費や維持費
が高くつくという欠点があり、またこの装置を使用して
分析等の標準ガスとして用いられる低濃度NOガスを製
造する場合は、常に不純物としてNO2を含むという欠
点があった。
有害であり、また一酸化窒素NOは紫外線によって有害
なNO2に変換されるため、近年これらの窒素酸化物の
発生の防止あるいは除去のための研究が盛んに行われて
いるが、従来より空気あるいは水を含むNO2,NOの
分析には、NO2をNOに還元するための高温及び貴金
属触媒が必要とされていた。しかしこの貴金属触媒は、
使用時間と共に還元能力が低下するため交換を要する上
に、加熱用のヒータを必要とするために製造費や維持費
が高くつくという欠点があり、またこの装置を使用して
分析等の標準ガスとして用いられる低濃度NOガスを製
造する場合は、常に不純物としてNO2を含むという欠
点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に鑑み、空気の存在下で、室温での反応が可能であり、
高還元率でしかも長時間持続できるNO2のNOへの還
元方法を提供することを目的とするものである。
に鑑み、空気の存在下で、室温での反応が可能であり、
高還元率でしかも長時間持続できるNO2のNOへの還
元方法を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による低濃度NO
の製造方法は、図1に示すように、無機強酸の水溶液に
浸漬して乾燥させた活性炭を入口及び出口を有する反応
室に充填し、この反応室にNO2を含有する空気を通し
て、NO2をNOに還元するものであり、また本発明に
よるNO2の測定方法は、上記反応室に通す前後の空気
のNO濃度を測定することにより、NO2濃度を測定す
るものである。
の製造方法は、図1に示すように、無機強酸の水溶液に
浸漬して乾燥させた活性炭を入口及び出口を有する反応
室に充填し、この反応室にNO2を含有する空気を通し
て、NO2をNOに還元するものであり、また本発明に
よるNO2の測定方法は、上記反応室に通す前後の空気
のNO濃度を測定することにより、NO2濃度を測定す
るものである。
【0005】
【作用】活性炭は多孔性で比表面積が大きく通過空気と
の接触面積が大きいので、通常吸着材として使用されて
いるが、本発明はこの性質を利用して活性炭に無機強酸
を吸着させることにより、活性炭に強酸とNO2との接
触の場を提供する役割を担わせたものであり、これによ
ってNO2の空気中における室温での高効率の還元が可
能となった。
の接触面積が大きいので、通常吸着材として使用されて
いるが、本発明はこの性質を利用して活性炭に無機強酸
を吸着させることにより、活性炭に強酸とNO2との接
触の場を提供する役割を担わせたものであり、これによ
ってNO2の空気中における室温での高効率の還元が可
能となった。
【0006】
【実施例】図1は本発明方法に用いる反応管の構造例を
示したもので、反応管は入口2と出口3を有する円筒状
の反応管本体1の内部に、前後を金網4あるいは多孔板
で仕切った反応室5を設け、この反応室5に酸処理した
活性炭6を充填して形成したものである。活性炭として
は繊維状のものを用いるか、あるいはタブレット状に成
形されたものを酸処理したのち適度に粉砕して充填す
る。粉末状の活性炭に直接強酸水溶液を含浸させると、
ペースト状になって多孔性が失われるからである。本発
明による低濃度NOの製造方法は、例えば繊維状の活性
炭を適量に調整された硫酸等の無機強酸の水溶液に浸漬
したのち、これを乾燥させて、その吸着能をすべて強酸
によって使い尽くした活性炭繊維を形成する。次にこれ
を上述のように反応管1に充填し、この反応管1にNO
2を含有する空気を通すことにより、NO2をNOに還
元するのである。
示したもので、反応管は入口2と出口3を有する円筒状
の反応管本体1の内部に、前後を金網4あるいは多孔板
で仕切った反応室5を設け、この反応室5に酸処理した
活性炭6を充填して形成したものである。活性炭として
は繊維状のものを用いるか、あるいはタブレット状に成
形されたものを酸処理したのち適度に粉砕して充填す
る。粉末状の活性炭に直接強酸水溶液を含浸させると、
ペースト状になって多孔性が失われるからである。本発
明による低濃度NOの製造方法は、例えば繊維状の活性
炭を適量に調整された硫酸等の無機強酸の水溶液に浸漬
したのち、これを乾燥させて、その吸着能をすべて強酸
によって使い尽くした活性炭繊維を形成する。次にこれ
を上述のように反応管1に充填し、この反応管1にNO
2を含有する空気を通すことにより、NO2をNOに還
元するのである。
【0007】図2は本発明によるNO2の測定方法の一
例を流れ図で示したものである。粉末状の活性炭を使用
する場合は、これを少量のバインダと共に成形して適当
な大きさの塊状とし、次にこれを硫酸等の無機強酸の水
溶液に浸漬して乾燥させたのち、この塊状の活性炭を再
び粉砕して粉末状の活性炭とし、上記反応管1に充填す
る。次にNO2を含有する空気を図示の如く第一のNO
濃度測定器7に通したのち、上記反応管1に通し、更に
第二のNO濃度測定器8に通して、NO濃度を測定す
る。このとき増加したNOがNO2から還元されたもの
であり、従って第二のNO濃度測定器8の読みから第一
のNO濃度測定器7の読みを差し引けば、当初空気中に
存在したNO2の濃度が求められることになる。なおN
O濃度測定器としては、例えばサンプルを採取して、こ
れを放電によって形成したO3と反応させる。このと
き、O3との反応で一定のエネルキーを放出するので、
これを化学発光法で測定することによりNOの濃度を知
ることができるのである。以下に3種類の酸で処理した
活性炭によるNO2還元率の比較を示した。
例を流れ図で示したものである。粉末状の活性炭を使用
する場合は、これを少量のバインダと共に成形して適当
な大きさの塊状とし、次にこれを硫酸等の無機強酸の水
溶液に浸漬して乾燥させたのち、この塊状の活性炭を再
び粉砕して粉末状の活性炭とし、上記反応管1に充填す
る。次にNO2を含有する空気を図示の如く第一のNO
濃度測定器7に通したのち、上記反応管1に通し、更に
第二のNO濃度測定器8に通して、NO濃度を測定す
る。このとき増加したNOがNO2から還元されたもの
であり、従って第二のNO濃度測定器8の読みから第一
のNO濃度測定器7の読みを差し引けば、当初空気中に
存在したNO2の濃度が求められることになる。なおN
O濃度測定器としては、例えばサンプルを採取して、こ
れを放電によって形成したO3と反応させる。このと
き、O3との反応で一定のエネルキーを放出するので、
これを化学発光法で測定することによりNOの濃度を知
ることができるのである。以下に3種類の酸で処理した
活性炭によるNO2還元率の比較を示した。
【0008】実例1:本例は、硫酸処理した活性炭によ
るNO2からNOへの還元性能、滞留時間に対する還元
効率の変化及びNO2濃度に対する還元効率の変化を測
定したものであり、試験管中で2.9%の硫酸水溶液1
3.92gに、0.30gの塊状活性炭成形品4個を浸
漬し、約10分経過後に活性炭成形品を取り出して粉砕
し、この粉末状活性炭の0.314gを直径6mmの反
応管に充填した。このときの充填部分の体積すなわち反
応室の容積は0.48mlであった。これにNO2の濃
度80〜90ppb、NOの濃度160〜200pp
b、RH30〜33%の空気を、流量920ml/分、
温度25℃で、0〜50時間流した。図3の曲線S1及
びS2は、この測定結果を示したもので、これによれば
硫酸で処理した活性炭が、当初含有していたNO2の9
9%以上をNOに還元し、その効力が50時間経過後も
殆ど低下していないことが分かる。また図4は、同一の
試料により順次空気流量を変えて、反応管内での滞留時
間の影響を測定したもので、横軸の滞留因子W/Fにお
けるW(g)は酸処理活性炭のグラム数、F(リットル
/分)は流量を示しており、これによれば硫酸処理活性
炭によるNO2還元効率はきわめて高く、特に滞留因子
0.33以上ではほぼ100%で、接触時間は例えば
0.1秒もあれば十分であることが分かる。更に図5
は、同一の試料によりNO2濃度による影響を測定し
た。このときの空気流量は1520ml/分、継続時間
は170〜260時間であるが、NO2濃度には殆ど関
係なく85%以上の高い還元効率が示されている。
るNO2からNOへの還元性能、滞留時間に対する還元
効率の変化及びNO2濃度に対する還元効率の変化を測
定したものであり、試験管中で2.9%の硫酸水溶液1
3.92gに、0.30gの塊状活性炭成形品4個を浸
漬し、約10分経過後に活性炭成形品を取り出して粉砕
し、この粉末状活性炭の0.314gを直径6mmの反
応管に充填した。このときの充填部分の体積すなわち反
応室の容積は0.48mlであった。これにNO2の濃
度80〜90ppb、NOの濃度160〜200pp
b、RH30〜33%の空気を、流量920ml/分、
温度25℃で、0〜50時間流した。図3の曲線S1及
びS2は、この測定結果を示したもので、これによれば
硫酸で処理した活性炭が、当初含有していたNO2の9
9%以上をNOに還元し、その効力が50時間経過後も
殆ど低下していないことが分かる。また図4は、同一の
試料により順次空気流量を変えて、反応管内での滞留時
間の影響を測定したもので、横軸の滞留因子W/Fにお
けるW(g)は酸処理活性炭のグラム数、F(リットル
/分)は流量を示しており、これによれば硫酸処理活性
炭によるNO2還元効率はきわめて高く、特に滞留因子
0.33以上ではほぼ100%で、接触時間は例えば
0.1秒もあれば十分であることが分かる。更に図5
は、同一の試料によりNO2濃度による影響を測定し
た。このときの空気流量は1520ml/分、継続時間
は170〜260時間であるが、NO2濃度には殆ど関
係なく85%以上の高い還元効率が示されている。
【0009】実例2:本例は、塩酸処理活性炭につい
て、実例1と同様な測定を行ったものである。1Nの塩
酸水溶液2.44gに水10.70gと0.30gの塊
状活性炭成形品4個を入れ、15分後活性炭成形品を取
り出して粉砕したのち、0.247gの活性炭粉末を直
径6mmの反応管に入れた。このときの充填部分の体積
は0.37mlである。これにNO2の濃度80〜90
ppb、NOの濃度160〜200ppb、RH30〜
33%の空気を、流量1040ml/分、温度25℃
で、0〜50時間流した。図3の曲線C1及びC2はこ
の測定結果を示したもので、これによれば塩酸で処理し
た活性炭が、当初含有していたNO2の約90%をNO
に還元し、その効力は50時間経過後も殆ど低下してい
ないことが分かる。また図6は、同一の試料により順次
空気流量を変えて、反応管内での滞留時間の影響を測定
したもので、塩酸処理活性炭による還元効率は滞留因子
0.3以下では60〜70%、0.5以上ではほぼ80
%であり、硫酸処理活性炭よりもやや性能は劣るもの
の、十分実効があることが示されている。更に図7は、
同一の試料によりNO2濃度による影響を測定したもの
で、このときのガス流量は1040ml/分、継続時間
は50〜170時間であるが、NO2濃度には殆ど関係
なく、還元効率はほぼ60%程度であることが示されて
いる。
て、実例1と同様な測定を行ったものである。1Nの塩
酸水溶液2.44gに水10.70gと0.30gの塊
状活性炭成形品4個を入れ、15分後活性炭成形品を取
り出して粉砕したのち、0.247gの活性炭粉末を直
径6mmの反応管に入れた。このときの充填部分の体積
は0.37mlである。これにNO2の濃度80〜90
ppb、NOの濃度160〜200ppb、RH30〜
33%の空気を、流量1040ml/分、温度25℃
で、0〜50時間流した。図3の曲線C1及びC2はこ
の測定結果を示したもので、これによれば塩酸で処理し
た活性炭が、当初含有していたNO2の約90%をNO
に還元し、その効力は50時間経過後も殆ど低下してい
ないことが分かる。また図6は、同一の試料により順次
空気流量を変えて、反応管内での滞留時間の影響を測定
したもので、塩酸処理活性炭による還元効率は滞留因子
0.3以下では60〜70%、0.5以上ではほぼ80
%であり、硫酸処理活性炭よりもやや性能は劣るもの
の、十分実効があることが示されている。更に図7は、
同一の試料によりNO2濃度による影響を測定したもの
で、このときのガス流量は1040ml/分、継続時間
は50〜170時間であるが、NO2濃度には殆ど関係
なく、還元効率はほぼ60%程度であることが示されて
いる。
【0010】実例3:本例は繊維状の活性炭を使用した
もので、硫酸濃度、活性炭繊維の質量などを表1に示す
ように調整した硫酸処理活性炭を反応管R1,R2及び
R3に充填し、NO2濃度90〜100ppb、NO濃
度150〜170、相対湿度50〜60%の空気を、そ
れぞれ1000ml/分,900ml/分,1380m
l/分で340時間通した。このときのNO2減少率及
びNOへの転化率を図10に示す。また図11は、未処
理活性炭との性能の比較及び滞留時間の影響を測定した
もので、測定条件としては表1の反応管R4を使用して
いる。
もので、硫酸濃度、活性炭繊維の質量などを表1に示す
ように調整した硫酸処理活性炭を反応管R1,R2及び
R3に充填し、NO2濃度90〜100ppb、NO濃
度150〜170、相対湿度50〜60%の空気を、そ
れぞれ1000ml/分,900ml/分,1380m
l/分で340時間通した。このときのNO2減少率及
びNOへの転化率を図10に示す。また図11は、未処
理活性炭との性能の比較及び滞留時間の影響を測定した
もので、測定条件としては表1の反応管R4を使用して
いる。
【表1】
【0012】実例4:本例は、本発明方法には含まれな
い例として、有機酸である酢酸で処理した活性炭につい
て、実例1及び2と同様な測定を行ったものである。和
光酢酸(純度93%)0.96gのを14.30gの水
に入れ、更に0.30gの塊状活性炭を入れて、約15
分後に取り出したのちこれを粉砕し、0.295gの活
性炭粉末を直径6mmの反応管に入れる。このときの充
填部分の体積は0.42mlである。これにNO2の濃
度80〜90ppb、NOの濃度160〜200pp
b、RH30〜33%の空気を、流量1220ml/
分、温度25℃で、0〜50時間流した。図5のA1A
2はこの測定結果を示したものであるが、NO2の減少
率はきわめて高いのに比して、NOの増加率はあまり高
くなく塩酸処理活性炭の場合とほぼ同等であることが示
されている。また図8は、同一の試料により順次空気流
量を変えて、反応管内での滞留時間の影響を測定したも
のであるが、酢酸処理活性炭の場合は、NO2減少率は
きわめて高い値を示しているにも拘らず、NOの増加率
はむしろマイナスの値を示すことが示されている。更に
図9は、同一の試料によりNO2濃度による影響を測定
したもので、このときの空気流量は480ml/分、継
続時間は170〜260時間であるが、NO2濃度が1
50ppb以下ではNOがむしろ減少して、NO2濃度
が50ppb近辺では、マイナス200%にもなり、酢
酸処理は本発明方法には採用できないことを示してい
る。
い例として、有機酸である酢酸で処理した活性炭につい
て、実例1及び2と同様な測定を行ったものである。和
光酢酸(純度93%)0.96gのを14.30gの水
に入れ、更に0.30gの塊状活性炭を入れて、約15
分後に取り出したのちこれを粉砕し、0.295gの活
性炭粉末を直径6mmの反応管に入れる。このときの充
填部分の体積は0.42mlである。これにNO2の濃
度80〜90ppb、NOの濃度160〜200pp
b、RH30〜33%の空気を、流量1220ml/
分、温度25℃で、0〜50時間流した。図5のA1A
2はこの測定結果を示したものであるが、NO2の減少
率はきわめて高いのに比して、NOの増加率はあまり高
くなく塩酸処理活性炭の場合とほぼ同等であることが示
されている。また図8は、同一の試料により順次空気流
量を変えて、反応管内での滞留時間の影響を測定したも
のであるが、酢酸処理活性炭の場合は、NO2減少率は
きわめて高い値を示しているにも拘らず、NOの増加率
はむしろマイナスの値を示すことが示されている。更に
図9は、同一の試料によりNO2濃度による影響を測定
したもので、このときの空気流量は480ml/分、継
続時間は170〜260時間であるが、NO2濃度が1
50ppb以下ではNOがむしろ減少して、NO2濃度
が50ppb近辺では、マイナス200%にもなり、酢
酸処理は本発明方法には採用できないことを示してい
る。
【0013】
【発明の効果】本発明に用いる二酸化窒素還元方法は、
活性炭の高い比表面積を利用して、これに予め無機強酸
(硫酸が最も望ましい)を吸着させておき、これにNO
2を含有する空気を通すことによって、NO2をNOに
還元するものであり、本発明はこの還元方法を利用して
低濃度NOを製造し、あるいはNO2の測定を行うもの
であるから、高価な貴金属触媒を必要とせず、しかも反
応温度は常温でよいのでヒータ等を必要とせず、安価な
活性炭を使用して空気中で且つ常温で反応を行わせるこ
とができるという利点があり、しかも接触時間はきわめ
て短時間でよいので、装置を小型化することができると
いう利点がある。
活性炭の高い比表面積を利用して、これに予め無機強酸
(硫酸が最も望ましい)を吸着させておき、これにNO
2を含有する空気を通すことによって、NO2をNOに
還元するものであり、本発明はこの還元方法を利用して
低濃度NOを製造し、あるいはNO2の測定を行うもの
であるから、高価な貴金属触媒を必要とせず、しかも反
応温度は常温でよいのでヒータ等を必要とせず、安価な
活性炭を使用して空気中で且つ常温で反応を行わせるこ
とができるという利点があり、しかも接触時間はきわめ
て短時間でよいので、装置を小型化することができると
いう利点がある。
【図1】本発明方法に用いる反応管の断面図。
【図2】本発明方法の一実施例を示す流れ図。
【図3】本発明に用いるNO2還元法において、各種の
酸処理活性炭を用いた場合の継続時間に対するNOx濃
度の変化を示すグラフ。
酸処理活性炭を用いた場合の継続時間に対するNOx濃
度の変化を示すグラフ。
【図4】硫酸処理活性炭を使用した場合における滞留因
子の変化に対するNOx増減率の変化を示すグラフ。
子の変化に対するNOx増減率の変化を示すグラフ。
【図5】硫酸処理活性炭を使用した場合におけるNO2
濃度とNOx増減率の変化を示すグラフ。
濃度とNOx増減率の変化を示すグラフ。
【図6】塩酸処理活性炭を使用した場合における滞留因
子の変化に対するNOx増減率の変化を示すグラフ。
子の変化に対するNOx増減率の変化を示すグラフ。
【図7】塩酸処理活性炭を使用した場合におけるNO2
濃度とNOx増減率の変化を示すグラフ。
濃度とNOx増減率の変化を示すグラフ。
【図8】硫酸処理活性炭繊維を使用した場合における継
続時間に対するNO2減少率とNOへの転化率の変化を
示すグラフ。
続時間に対するNO2減少率とNOへの転化率の変化を
示すグラフ。
【図9】硫酸処理活性炭繊維を使用した場合における反
応管内滞留時間に対するNO2減少率とNOへの転化率
の変化を、未処理活性炭繊維を使用した場合と比較して
示したグラフ。
応管内滞留時間に対するNO2減少率とNOへの転化率
の変化を、未処理活性炭繊維を使用した場合と比較して
示したグラフ。
【図10】酢酸処理活性炭を使用した場合における滞留
因子の変化に対するNOx増減率の変化を示すグラフ。
因子の変化に対するNOx増減率の変化を示すグラフ。
【図11】酢酸処理活性炭を使用した場合におけるNO
2濃度とNOx増減率の変化を示すグラフ。
2濃度とNOx増減率の変化を示すグラフ。
1 反応管 2 入口 3 出口 4 金網 5 反応室 6 活性炭 7,8 NO濃度測定器
Claims (2)
- 【請求項1】 無機強酸の水溶液に浸漬して乾燥させた
活性炭を入口及び出口を有する反応室に充填し、該反応
室にNO2を含有する空気を通して、NO2をNOに還
元することを特徴とする低濃度NOの製造方法。 - 【請求項2】 無機強酸の水溶液に浸漬して乾燥させた
活性炭を入口及び出口を有する反応室に充填し、該反応
室にNO2を含有する空気を通して、その前後のNO濃
度を測定することにより、NO2濃度を測定することを
特徴とするNO2の測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35547893A JPH07187622A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 低濃度noの製造方法及びno2の測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35547893A JPH07187622A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 低濃度noの製造方法及びno2の測定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07187622A true JPH07187622A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18444183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35547893A Pending JPH07187622A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 低濃度noの製造方法及びno2の測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07187622A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008510675A (ja) * | 2004-08-18 | 2008-04-10 | ゲノ エルエルシー | 二酸化窒素(no2)の酸化窒素(no)への変換 |
| JP2012502770A (ja) * | 2008-09-22 | 2012-02-02 | ゲノ エルエルシー | 二酸化窒素(no2)の一酸化窒素(no)への変換 |
| US11312626B2 (en) | 2008-01-28 | 2022-04-26 | Vero Biotech Inc. | Conversion of nitrogen dioxide (NO2) to nitric oxide (NO) |
| US11554241B2 (en) | 2004-08-18 | 2023-01-17 | Vero Biotech Inc. | Conversion of nitrogen dioxide (NO2) to nitric oxide (NO) |
| US11744978B2 (en) | 2008-08-21 | 2023-09-05 | Vero Biotech Inc. | Systems and devices for generating nitric oxide |
| US11925764B2 (en) | 2009-06-22 | 2024-03-12 | Vero Biotech Inc. | Nitric oxide therapies |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP35547893A patent/JPH07187622A/ja active Pending
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11554241B2 (en) | 2004-08-18 | 2023-01-17 | Vero Biotech Inc. | Conversion of nitrogen dioxide (NO2) to nitric oxide (NO) |
| US11383059B2 (en) | 2004-08-18 | 2022-07-12 | Vero Biotech Inc. | Conversion of nitrogen dioxide (NO2) to nitric oxide (NO) |
| JP2012179365A (ja) * | 2004-08-18 | 2012-09-20 | Geno Llc | 二酸化窒素(no2)の酸化窒素(no)への変換 |
| US8609028B2 (en) | 2004-08-18 | 2013-12-17 | Geno Llc | Conversion of nitrogen dioxide (NO2) to nitric oxide (NO) |
| US11202880B2 (en) | 2004-08-18 | 2021-12-21 | Vero Biotech LLC | Conversion of nitrogen dioxide (NO2) to nitric oxide (NO) |
| US11291793B2 (en) | 2004-08-18 | 2022-04-05 | Vero Biotech Inc. | Conversion of nitrogen dioxide (NO2) to nitric oxide (NO) |
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| US11884541B2 (en) | 2008-01-28 | 2024-01-30 | Vero Biotech Inc. | Conversion of nitrogen dioxide (NO2) to nitric oxide (NO) |
| US11744978B2 (en) | 2008-08-21 | 2023-09-05 | Vero Biotech Inc. | Systems and devices for generating nitric oxide |
| US12171948B2 (en) | 2008-08-21 | 2024-12-24 | Vero Biotech Inc. | Systems and devices for generating nitric oxide |
| JP2012502770A (ja) * | 2008-09-22 | 2012-02-02 | ゲノ エルエルシー | 二酸化窒素(no2)の一酸化窒素(no)への変換 |
| US11511252B2 (en) | 2008-09-22 | 2022-11-29 | Vero Biotech Inc. | Conversion of nitrogen dioxide (NO2) to nitric oxide (NO) |
| US12059661B2 (en) | 2008-09-22 | 2024-08-13 | Vero Biotech Inc. | Conversion of nitrogen dioxide (NO2) to nitric oxide (NO) |
| US11925764B2 (en) | 2009-06-22 | 2024-03-12 | Vero Biotech Inc. | Nitric oxide therapies |
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