JPH07188341A - ゲル生成の減ぜられたシス−1,4−ポリブタジエンの製造法 - Google Patents

ゲル生成の減ぜられたシス−1,4−ポリブタジエンの製造法

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JPH07188341A
JPH07188341A JP6291945A JP29194594A JPH07188341A JP H07188341 A JPH07188341 A JP H07188341A JP 6291945 A JP6291945 A JP 6291945A JP 29194594 A JP29194594 A JP 29194594A JP H07188341 A JPH07188341 A JP H07188341A
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butadiene
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Thomas F Knauf
トーマス・エフ・クナウフ
Akhtar Osman
アクター・オスマン
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Polysar Rubber Corp
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F136/00Homopolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
    • C08F136/02Homopolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds
    • C08F136/04Homopolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated
    • C08F136/06Butadiene

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゲル生成の減ぜられた高シス−1,4−ポリ
ブタジエンの製造法。 【構成】 (A)単量体1,3−ブタジエンを、不活性
な炭化水素溶媒及び水を含んでなる重合媒体中におい
て、該重合媒体に溶解した触媒系の存在下且つ約−30
℃〜約60℃の温度で重合させ、但し該触媒系は(1)
実質的に無水の、式CoAmの2価のコバルト塩、
(2)例えばジエチルアルミニウムクロライド及び
(3)式R3Alの有機アルミニウム化合物及び随時ト
リエチルアルミニウム、の混合物であり、(B)このよ
うに開始させた重合を、所望の単量体転化率まで重合さ
せ、そして(C)次いで重合を沈静化し、ポリブタジエ
ンを回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、共役ジオレフィンの重合法に関
し、更に特に高シス−1,4−含量のポリブタジエンが
ゲル生成量を減じて製造される重合法に関する。
【0002】1,3−ブタジエン単位が高パーセントで
シス−1,4−配置で存在するポリブタジエンの製造法
は公知である。これらの方法の多くは、連続法であり、
且つ不活性な液体重合媒体中、遷移金属塩特にコバルト
塩の、RnAlX3-nアルミニウム化合物例えばアルキル
アルミニウムジハライド又はジアルキルアルミニウムモ
ノハライドもしくはこれらの混合物との組合せで製造し
た均一な触媒系の存在下に1,3−ブタジエンを重合さ
せることを含む。しかしながら、このような方法では高
シス−1,4−ポリブタジエンに加えて、ゲルの生成す
る傾向がある。このゲルは、小さい懸濁した粒子の形を
とり、生成した高シス−1,4−ポリブタジエンの品質
に悪影響を及ぼす。或いはゲルは重合混合物を含有する
容器壁に及び熱伝導表面に付着して、反応の適切な制御
に必要な装置の熱伝導に影響することもある。従ってい
ずれの形のゲル生成も、望ましくは回避すべきである。
【0003】更に大規模な製造法では、芳香族及びハロ
ゲン化炭化水素溶媒を用いることと関連する環境問題の
関心が増大しつつあるから、1,3−ブタジエンの高シ
ス−1,4−ポリブタジエンへの重合に対してそのよう
な溶媒の使用を必要としない触媒系が開発されるならば
有利となるであろう。
【0004】米国特許第3,094,514号には、9
0パーセント以上のシス−1,4−含量を有する高分子
量ポリブタジエンが、炭化水素希釈媒体中、酸素の実質
的な不存在下に、−25〜50℃の温度において且つ該
炭化水素媒体に溶解した下記の触媒の存在下に1,3−
ブタジエンを重合させることによって製造されるという
ことが開示されている。ここに触媒は、(1)炭化水素
媒体1 l当り少くとも0.001gミリモルのコバル
ト量の実質的に無水の2価のコバルト塩、(2)モノア
ルキルアルミニウムジハライド、及び(3)ジアルキル
アルミニウムモノハライドを、該モノアルキルアルミニ
ウムハライドと該ジアルキルアルミニウムハライドとの
モル比を1:10〜10:1の範囲にして組合せること
によって製造したものである。この時には5パーセント
以上でゲルを含有しないポリブタジエンが製造される。
【0005】米国特許第3,135,725号は、90
パーセント以上のブタジエン単位がシス−1,4−構造
で存在する高分子量ポリブタジエンが、(A)不活性な
炭化水素溶媒の約1〜20倍量に溶解した1,3−ブタ
ジエンを、触媒の存在下に約−30〜約50℃の温度で
重合させ、但しこの触媒が(1)式CoA(Aは塩
のアニオン)の無水の2価コバルト塩及び(2)式Rn
AlX3-n(Rはアルキル基及びnは1〜3の整数、な
おnが3のときAは塩素)のアルキルアルミニウム化合
物を、炭化水素溶媒中100℃以下の温度で混合するこ
とによって製造されるアルキルアルミニウムクロライド
との錯合体組合せ物中に触媒量のコバルトを含有し、そ
して(B)工程(A)で製造されたシス−1,4−ブタ
ジエンを炭化水素溶媒から分離する、ことによって製造
しうることを開示している。
【0006】上述の方法とは反対に、カナダ国特許第7
16,170号は、1,3−ブタジエンの重合でシス−
1,4−構造の高い重合体を製造する方法が、(1)ヒ
ドロカルボニル基の各が炭素数1〜30のジヒドロカル
ボニルアルミニウムハライド、(2)コバルト塩及び
(3)酸素、の反応生成物を含んでなる触媒に1,3−
ブタジエンを接触させることを含んでなることを教示し
ている。但しこの触媒において、ジヒドロカルボニルア
ルミニウムハライドは、炭化水素に不溶性のコバルト塩
の場合に1,3−ブタジエン100g当り1〜20ミリ
モルの量で存在し、また酸素はジヒドロカルボニルアル
ミニウムハライド1ミリモル当り0.05〜1.0ミリ
モルの割合で供給される。
【0007】高シス−1,4−ポリブタジエンの別の製
造法は、米国特許第3,284,431号に開示されて
いる。この方法は、(1)ジヒドロカルボニルアルミニ
ウムハライド(但し各ヒドロカルボニル基は炭素数1〜
30)、(2)コバルトの高級脂肪酸塩、及び(3)金
属アルミニウムからなる活性化剤、の反応生成物からな
る触媒に1,3−ブタジエンを接触させることを含んで
なる。この触媒において、ジヒドロカルボニルアルミニ
ウムハライドはブタジエン10g当り1〜100ミリモ
ルの量で存在し、コバルトの高級脂肪酸塩はブタジエン
100g当り0.005〜1.0ミリモルの量で存在
し、そして金属アルミニウムはジヒドロカルボニルアル
ミニウムハライド1ミリモル当り0.01〜3.0ミリ
モルの割合で存在する。
【0008】カナダ国特許第795,860号は、ヒド
ロカルボニルアルミニウム化合物を水と良く混合し、こ
の熟成した混合物を式M(A)m(式中、Mは重金属原
子、Aは1価のアニオン、及びmはMの最大価数)の重
金属化合物、好ましくは酢酸コバルト、及び1,3−ブ
タジエンと接触させ、そして所望の転化率まで重合させ
ることを含んでなる、ブタジエン単位の実質的にすべて
がシス−1,4−構造であり且つ浮遊性ゲルの生成が最
小であるポリブタジエンの製造法を記述している。
【0009】芳香族化合物の使用を含まない1,3−ブ
タジエンの重合に対する溶媒系はカナダ国特許第1,0
94,248号に記述されている。高シス−1,4−含
量のポリブタジエンを与える方法は、塩化メチレン及び
ブテン−1を含んでなる溶媒中、有機コバルト化合物及
びアルミニウムアルキル化合物の触媒の存在下に行われ
る。
【0010】本発明の目的は、ブタジエン単位の96%
以上がシス−1,4−構造で存在し且つゲル生成の減少
した高分子量ポリブタジエンの製造法を提供することで
ある。
【0011】斯くして本発明によれば、96パーセント
以上のブタジエン単位がシス−1,4−構造で存在する
ゲル生成の減ぜられた高分子量ゴム状ポリブタジエンを
製造するに際して、(A)単量体1,3−ブタジエン
を、不活性な炭化水素溶媒及び水を含んでなる重合媒体
中において、該重合媒体に溶解した触媒系の存在下且つ
約−30℃〜約60℃の温度で重合させ、但し該触媒系
は(1)実質的に無水の、式CoAmの2価のコバルト
塩、なおAは塩の1価又は2価のアニオン及びmは1又
は2;(2)ジエチルアルミニウムクロライド及びエチ
ルアルミニウムセスキクロライドからなる群から選択さ
れるアルキルアルミニウムクロライド;及び(3)式R
3Alの有機アルミニウム化合物、なおRは炭素数8〜
12のアルキル基、及び随時トリエチルアルミニウム、
の混合物であり、ここにジエチルアルミニウムクロライ
ド中のクロライドとジエチルアルミニウムクロライド
(2)+有機アルミニウム化合物(3)中の全アルミニ
ウム含量とのモル比が約0.7:1〜約0.95:1の
範囲にあり、且つエチルアルミニウムセスキクロライド
中のクロライドとエチルアルミニウムセスキクロライド
(2)+有機アルミニウム化合物及び随時トリエチルア
ルミニウム(3)中の全アルミニウム含量とのモル比が
約0.7:1〜約1.4:1の範囲にあり、且つ該2価
のコバルト塩のモル数と該アルキルアルミニウム化合物
+該有機アルミニウム化合物及び随時トリエチルアルミ
ニウムの全モル数との比が約1:15〜約1:30の範
囲にあり、該水を、用いるアルキルアルミニウムクロラ
イド化合物(2)の各ミリモル当り約0.1〜約0.8
ミリモルの量で使用し、(B)このように開始させた重
合を、所望の単量体転化率まで重合させ、そして(C)
次いで重合を沈静化し、ポリブタジエンを回収する、該
高分子量ゴム状ポリブタジエンの製造法が提供される。
【0012】今や本発明によれば、1,3−ブタジエン
を、不活性な炭化水素溶媒及び水を含んでなる重合媒体
中において、3種の必須の成分、即ち(1)実質的に無
水の2価のコバルト塩、(2)アルキルアルミニウムク
ロライド化合物及び(3)有機アルミニウム化合物を、
組合せることにより調製した触媒系を用いて重合させた
場合、高シス−1,4−ポリブタジエンが得られ且つゲ
ルの生成が減ぜられるということが発見された。そのよ
うな触媒系は合理的な時間内に所望の転化率まで重合を
進行させて、ゲルの生成を減少させることのほか、所望
のミクロ構造、分子量及びムーニー粘度を有するポリブ
タジエンを生成することができる。
【0013】本発明の触媒の製造に有用な実質的に無水
のコバルト塩は一般式CoAmを有する。但しAは1価
又は2価のアニオン及びmは1又は2である。斯くして
いずれかの有機又は無機酸塩、例えばアセチルアセトネ
ート、アセテート、ヘキサノエート、オクトエート、シ
ュウ酸塩、酒石酸塩、ステアレート、ソルベート、アジ
ペート及びナフテネートが使用できる。選択される無水
コバルト塩は1価のアニオンAがオクトエートである塩
である。即ちコバルト塩はジオクタン酸コバルトであ
る。
【0014】触媒系に用いるのに適当なアルキルアルミ
ニウムクロライド成分は、ジエチルアルミニウムクロラ
イド及びエチルアルミニウムセスキクロライドからなる
群から選択される。ここにエチルアルミニウムセスキク
ロライドはジエチルアルミニウムクロライド及びエチル
アルミニウムジクロライドを凡そ等モル割合で含有す
る。好ましくは触媒系に用いるアルキルアルミニウムク
ロライドはジエチルアルミニウムクロライドである。
【0015】本発明の方法に用いる触媒系の第3成分
は、アルキルアルミニウムクロライド化合物の改変剤と
して機能する一般式R3Alの有機アルミニウム化合物
である。ここにRは炭素数8〜12の炭化水素基であ
る。Rで表わされる基は、直鎖及び分岐鎖の及び環式の
脂肪族炭化水素基例えば2−エチルヘキシル、オクチ
ル、デシル、ドデシルなどで例示される。適当な有機ア
ルミニウム化合物の限定を意味しない例は、トリオクチ
ルアルミニウム、トリデシルアルミニウム、トリドデシ
ルアルミニウム、トリシクロペンチルアルミニウム、ト
リシクロヘキシルアルミニウムなどである。
【0016】本発明の実施において、有機アルミニウム
の炭化水素鎖の長さが増大するにつれて、即ちコバルト
塩及びアルキルアルミニウムクロライド化合物を組合せ
て重合を接触させるために使用される有機アルミニウム
化合物がトリブチルアルミニウムからトリヘキシルアル
ミニウムないしトリオクチルアルミニウムまで変化する
につれて、所望のミクロ構造、分子量、分子量分布及び
ムーニー粘度を有するポリブタジエンが得られるという
点で、重合過程が制御されることに加えて、ゲル生成が
制御される程度が漸次増大する。斯くして均一系触媒に
用いる好ましい有機アルミニウムはトリオクチルアルミ
ニウム及びトリデシルアルミニウム、最も好ましくはト
リオクチルアルミニウムである。
【0017】本発明の実施において、触媒系の成分とし
て使用されるアルキルアルミニウムクロライド化合物が
エチルアルミニウムセスキクロライドである時、上述し
た有機アルミニウム化合物の1種又はそれ以上の混合物
がトリエチルアルミニウムと一緒に使用され、クロライ
ドと全アルミニウム含量との所望のモル比並びに立体的
に大きい基とエチル基との所望のモル比である触媒系が
得られる。
【0018】いずれの理論にも束縛されたくはないが、
2価のコバルトを2価から1価へ還元させるためにある
数のエチル基が存在しなければならないと思われる。立
体的に大きい基の存在する有機アルミニウム化合物が多
量に存在すると、上述の還元過程は妨害される。即ち、
立体的に大きい基とエチル基との特別なモル比と一緒
に、特別なクロライド対全アルミニウム含量を達成する
ためには、1つがトリエチルアルミニウムである2つの
有機アルミニウム化合物の混合物の使用が必要となる。
【0019】触媒の活性は、有機アルミニウム化合物中
の立体的に大きい基とエチル基とのモル比が約1:1か
ら約9:1に増加するにつれてゆっくり減少することが
発見されたということは特記すべきである(但しエチル
基のモル比への寄与がアルキルアルミニウム化合物単独
に由来するか、或いはエチル基の寄与がアルキルアルミ
ニウムクロライド化合物及びトリエチルアルミニウムの
双方に由来するかには関係ない)。
【0020】本発明の触媒系において、アルキルアルミ
ニウムクロライド化合物中のクロライド量とアルキルア
ルミニウム化合物及び有機アルミニウム化合物並びに随
時トリエチルアルミニウム中のアルミニウムの全量との
モル比は、触媒を重合過程に用いる場合、高シス−1,
4−ポリブタジエンの製造中のゲルの生成が実質的にな
いようにするために、特に重要である。触媒系の成分の
1つとして用いるアルキルアルミニウム化合物がジエチ
ルアルミニウムクロライドである場合、ジエチルアルミ
ニウムクロライド中のクロライド量とジエチルアルミニ
ウムクロライド+有機アルミニウム化合物とのモル比は
約0.7:1〜約0.95:1、好ましくは約0.8:
1〜約0.9:1の範囲にあるべきである。しかしなが
ら、触媒系の成分の1つとして用いるアルキルアルミニ
ウムクロライドがエチルアルミニウムセスキクロライド
である場合には、エチルアルミニウムセスキクロライド
中のクロライド量とエチルアルミニウムセスキクロライ
ド、有機アルミニウム化合物及び随時トリエチルアルミ
ニウム中の全アルミニウム含量とのモル比が約0.7:
1〜約1.4:1、好ましくは約0.8:1〜約1.
3:1の範囲にあるべきである。
【0021】コバルトと全アルミニウムとの相対割合、
即ちコバルトとアルミニウムのモル比は重合体の構造に
関する限りにおいて厳密でないけれど、重合体混合物の
溶液粘度を決定するのに重要である。即ち本発明の方法
は、2価のコバルト塩のモル数とアルキルアルミニウム
クロライド化合物+有機アルミニウム化合物及び随時ト
リエチルアルミニウムの全モル数との比が約1:15〜
約1:30、好ましくは約1:15〜約1:20の割合
であるように行われる。
【0022】本発明の方法は、少くとも単量体1,3−
ブタジエン及び触媒系に対する溶媒である不活性な炭化
水素を含む重合媒体中で行なわれる。重合媒体として用
いるのに適当な不活性な炭化水素は、脂肪族、脂環族、
芳香族及びモノオレフィン性炭化水素及びこれらの混合
物である。更に特に適当な炭化水素はC4〜C脂肪族
炭化水素、C6〜C芳香族炭化水素、C4〜Cモノオ
レフィン性炭化水素及びこれらの混合物からなる群から
選択されるものである。上述した炭化水素の限定を意味
しない例は、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、
シクロペンタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ブテン−1及びペンテン−1を含む。本
発明の方法は芳香族炭化水素を含まない重合媒体中で行
いうる、即ち本方法はC4〜C脂肪族炭化水素、C5
10脂環族炭化水素及びC4〜Cモノオレフィン性炭
化水素並びにこれらの混合物からなる群から選択される
炭化水素中で、1,3−ブタジエンの重合速度並びに生
成物ポリブタジエンの希釈溶液粘度、直鎖性及びムーニ
ー粘度に影響させずに行いうるということが発見され
た。
【0023】重合媒体中の1,3−ブタジエンの濃度は
用いる特別な溶媒又は希釈媒体に依存して変化しうる。
1,3−ブタジエン及び生成物の重合体の双方が完全に
溶解する多くの溶媒において、混合物の全重量に基づい
て約15〜35重量%の1,3−ブタジエンの流動しう
るセメント状物(cement)の製造に対して使用で
きる。
【0024】重合体媒体中には、典型的には用いるアル
キルアルミニウムクロライド化合物の各ミリモル当り約
0.1〜約0.8ミリモルで重合体媒体中に存在する少
量の水も存在する。水分及び酸素の排除は、不活性な乾
燥雰囲気例えば窒素、アルゴン又はヘリウムを液体上で
維持することによって容易に行われ、その状態で反応混
合物が調製され且つ重合が行われる。
【0025】本重合法を行う場合、純粋な水、即ち重合
媒体に溶解しない水を有機アルミニウム化合物に接触さ
せないことが望ましい。好ましくは水を重合媒体に、
1,3−ブタジエンに或いは分子量改変剤例えば1,5
−シクロオクタジエン又は1,2−ブタジエンと一緒の
それらの組合せ物中に溶解させる。
【0026】触媒成分はいずれかの順序で反応媒体に添
加しうるけれど、アルキルアルミニウム化合物及び有機
アルミニウム化合物の混合物の少くとも一部分を、水が
溶解されている溶媒及び/又は1,3−ブタジエンに添
加すること並びにコバルト塩を反応混合物に添加する前
に有機アルミニウムで改変したアルキルアルミニウムク
ロライド化合物から不純物を捕捉せしめるために約1〜
約30分の期間混合物を不活性な雰囲気下に撹拌するこ
とは好適である。しかしながら、触媒系の第3の成分コ
バルト塩と組合せる前のある期間有機アルミニウム化合
物及びアルキルアルミニウムクロライド化合物を水と混
合することは好適であるけれども、これは本発明の実施
に対して必須ではない。
【0027】本発明の方法を行う温度は約−30℃〜約
60℃の範囲にある。温度の下限は触媒活性によるより
もむしろ反応媒体の凍結点によって決定される。普通本
発明の方法は約−10℃〜約40℃の温度範囲内で行わ
れる。
【0028】本発明の方法によれば、ブタジエンの96
パーセント以上がシス−1,4−立体配置で存在する高
分子量ポリブタジエンは、ゲルの生成を減少させつつ、
撹拌機つきの反応容器中において、不活性な炭化水素溶
媒及び水を含んでなる重合媒体中に溶解した1,3−ブ
タジエンを、(1)実質的に無水の2価のコバルト塩、
(2)アルキルアルミニウムクロライド化合物及び
(3)有機アルミニウム化合物及び随時トリエチルアル
ミニウムを含んでなる触媒系の存在下に重合させること
によって製造される。一般に存在する全溶液の重量%と
して反応器中にある1,3−ブタジエンの濃度は約15
〜約35重量%の範囲であり、本重合過程は約−30℃
〜約60℃の温度で行われる。
【0029】本重合は回分式又は連続式重合法で行いう
るが、1,3−ブタジエン及び触媒を反応器に連続的に
供給する連続式重合が好適である。
【0030】いずれの具合にも本発明の範囲を限定する
ものでないが、本発明の方法は、1,3−ブタジエン
を、重合媒体を含んでなる不活性な炭化水素の混合物と
組合せ、得られた混合物を処理して実質的に無水の混合
物を生成せしめ、次いで必要量の水を溶液形で混入する
ことからなっていてもよい。この組合せ物に、続いてア
ルキルアルミニウムクロライド化合物及び有機アルミニ
ウム化合物の溶液を添加する。完全に撹拌し且つ(所望
により)一定の期間熟成した後、溶液混合物を重合の起
こる1つの又は一連の反応容器に常法に従って導入す
る。2価のコバルト塩は、水を1,3−ブタジエン含有
溶液と混合した後に或いは重合を起こさせる場所に直接
添加することができる。
【0031】重合が所望の転化率に達した後、反応混合
物を、触媒を不活性化する例えば水、アルコールなどか
ら選択される試剤で処理する。触媒残渣は水洗浄、アル
コール洗浄などによって除去できる。重合体は触媒を壊
し且つ重合体を固体クラム(crumb)として沈殿さ
せるアルコール又はアルコール溶媒混合物を添加して同
時に沈殿させてよく、次いでこれを更に水又はアルコー
ルで洗浄し、技術的に良く知られた方法で乾燥する。
【0032】本発明の実施を例示する実施例において、
生成する高シス−1,4−ポリブタジエンの分析に対し
て以下の分析技術を用いた。分子量の決定は、ウォータ
ーズ社の示差屈折率(DRI)検出器を備えたゲル・パ
ーミエーションクロマトグラフを用いるゲル・パーミエ
ーション・クロマトグラフ法(GPC)によって行っ
た。この装置は狭い分子量分布を有するポリスチレンに
よって補正した。この系はスチロゲル(Styroge
R)を充填した3本のカラムと移動相としてのテトラ
ヒドロフランを用いることによって室温で操作した。
【0033】ポリブタジエン生成物中のシス−1,4
−、トランス−1,4−及びビニル−1,4−構造の重
量%は、溶液から重合体フィルムを臭化カリウム板上に
キャストすることにより、フーリエ変換赤外線(FTI
R)を用いて決定した。995、968、912、89
5及び740cm-1での吸収ピークの面積を積分し、次
いでシス−1,4−、トランス−1,4−及びビニル−
1,2−構造の重量%を、実験的に誘導された関係式か
ら決定した。
【0034】生成物のムーニー粘度はASTM D−1
646法に従って決定した。希釈溶液粘度はASTM
D−3616法の改変法、即ち重合体溶液の調製に用い
る試料の量が0.3000±0.02gであり且つ重合
体溶液及び溶媒の流れ時間を30±0.02℃の温度で
決定するという方法に従って得た。生成物の直線性は方
程式
【0035】
【数1】
【0036】を用いて決定した。
【0037】本発明の方法で製造される高シス−1,4
−ポリブタジエンの湿潤ゲル及び乾燥ゲル含量は次の方
法を用いて決定した。重合体試料の既知量をスチレンに
溶解し、重合体中に存在するいずれかのゲルをスチレン
溶媒吸着によって膨潤させた。次いで湿潤(膨潤)ゲル
を金属製ふるいによる濾過で単離し、秤量し、そして湿
潤ゲルのppmを計算した。次いでこの湿潤ゲルを含む
ふるいを真空炉中に置き、いずれか過剰なスチレンを除
去し、次いでふるいと残存する乾燥ゲルを冷却し、秤量
し、そして乾燥ゲルのppmを決定した。湿潤ゲルと乾
燥ゲルの比を計算して、膨潤指数とした。
【0038】ユニオン・カーバイド社製の1,3−ブタ
ジエン及びフィリップス社製の純粋なシクロヘキサン及
びブテン−1は、すべて4Åモレキュラーシーブ充填の
カラムを通過させ、次いで13×モレキュラーシーブ充
填のカラムを通すことによって精製した。アルドリッチ
・ケミカル社から20重量%シクロヘキサン溶液として
入手される1,5−シクロペンタジエンはそのまま使用
した。エチル・コーポレーション社からのジエチルアル
ミニウムクロライドの1モルヘキサン溶液及びエチルア
ルミニウムセスキクロライドの20重量%ヘキサン溶液
はそのまま使用した。ウィトコ社又はヌオデクス社から
入手されるジオクタン酸コバルト及びエチル・コーポレ
ーション社又はアクゾ社(テキサス・アルキルズ部門)
から入手されるトリアルキルアルミニウムもそのまま使
用した。
【0039】次の実施例は本発明の特別な具体例を例示
するものであって、本発明の範囲を限定することを意図
しない。
【0040】
【実施例】実施例1 本実施例は、有機アルミニウム化合物の炭化水素鎖の長
さを変えた触媒系を、芳香族又はハロゲン化炭化水素を
含まない溶媒系で用いる1,3−ブタジエンの重合法を
例示する。ジエチルアルミニウム化合物及び種々の有機
アルミニウム化合物の溶液は次の方法で調製した。
【0041】ジエチルアルミニウムクロライドの1.0
モルヘキサン溶液(80ml、0.08モル)をトリブ
チルアンモニウムの25.0重量%ヘプタン溶液(1
5.87g、0.02モル)とアルゴン雰囲気下に混合
して、平均組成Et1.6 Bu0.6 Al1.0 Cl0.8
混合物の溶液を調製した。
【0042】ジエチルアルミニウムクロライドの1.0
モルヘキサン溶液(80ml、0.08モル)をトリヘ
キシルアンモニウムの25.1重量%ヘプタン溶液(2
2.5g、0.02モル)とアルゴン雰囲気下に混合し
て、平均組成Et1.6 Hex0.6 Al1.0 Cl0.8
混合物の溶液を調製した。
【0043】ジエチルアルミニウムクロライドの1.0
モルヘキサン溶液(80ml、0.08モル)をトリオ
クチルアンモニウムの25.3重量%ヘプタン溶液(2
8.98g、0.02モル)とアルゴン雰囲気下に混合
して、平均組成Et1.6 Oct0.6 Al1.0 Cl0.8
の混合物の溶液を調製した。
【0044】制御された反応に用いる平均組成Et2.2
Al1.0 Cl0.8の混合物の溶液は、ジエチルアルミ
ニウムクロライドの1.0モルヘキサン溶液(80m
l、0.08モル)をトリエチルアンモニウムのヘプタ
ン溶液(15.53g、0.02モル)とアルゴン雰囲
気下に混合して、平均組成Et2.2 Al1.0 Cl0.8
の混合物の溶液とすることによって調製した。
【0045】(1)実質的に無水のジオクタン酸コバル
ト、(2)ジエチルアルミニウムクロライド及び(3)
種々のトリアルキルアルミニウムからなる3成分触媒を
用いることによる1,3−ブタジエンの、シクロヘキサ
ン及びブテン−1の溶媒系中アルゴン雰囲気下での一連
の重合反応はビンの中で行った。各実験において、フッ
素化ゴム製ガスケットで密封される2孔王冠で蓋した1
lのガラスビンに、シクロヘキサン(150.0
g)、ブテン−1(84.0g)、水(0.24ml、
1.22ミリモル)、1,5−シクロオクタジエン
(4.0ml)及び1,3−ブタジエン(72.0g、
1.33モル)(全溶液の重量に基づいて1,3−ブタ
ジエン23重量%)を仕込み、そしてこのビンを水浴中
20℃の温度で10分間振とうした。次いでこの溶液
に、ジエチルアルミニウムクロライド及び有機アルミニ
ウム(3.5ミリモル)の混合物の溶液を添加し、得ら
れた溶液を含むビンを水浴中20℃の温度で更に10分
間振とうし、続いてジオクタン酸コバルトの0.87重
量%ヘキサン溶液(0.22ml、0.0067モル)
を添加した。重合を20℃の温度で30分間進行させ、
この終りに触媒を不活性化させ且つポリブタジエンを凝
固させるためにメタノール及び水の混合物で処理した。
次いでポリブタジエンを真空炉中60℃の温度で24時
間乾燥した。分離結果を表Iに示す。
【0046】表Iの結果から、ジエチルアルミニウムク
ロライドの長鎖トリアルキルアルミニウムとの混合物で
ある触媒系の使用は重合過程で製造された高シス−1,
4−ポリブタジエンの性質に影響せず、斯くして芳香族
炭化水素又はハロゲン化炭化水素のいずれをも含まない
溶媒系で本発明の方法を用いることにより1,3−ブタ
ジエンの重合させうることが理解できる。
【0047】実施例2 それぞれ蒸発冷却コイルを備えた一連の2つの撹拌反応
器に連結した混合容器からなる重合系において、連続式
重合反応を行った。原料溶液は、1,3−ブタジエン
を、ブテン−1、シクロヘキサン及びベンゼンの溶媒混
合物に溶解して、1,3−ブタジエンの、溶媒混合物中
30重量%溶液とすることによって準備した。次いでこ
の原料溶液を、所望の量の溶解水を含むベンゼンと混合
し、得られた原料を、混合容器に連続的に導入した。更
に混合容器には、モル比9:1のジエチルアルミニウム
クロライド及びトリオクチルアルミニウムのベンゼン溶
液を適当量添加した。混合溶液の内容物を25℃の温度
で平均滞留時間20分間維持し、次いで所望量のジオク
タン酸コバルトのベンゼン溶液と一緒に、直列の2つの
反応器の第1の反応器に連続的に供給した。この連続重
合法は圧力約10psig及び温度約25℃によった。
1,3−ブタジエン100重量部に基づく反応組成は以
下の通りであった: 1,3−ブタジエン 100 ジエチルアルミニウムクロライド/ トリオクチルアルミニウム 0.08 ジオクタン酸コバルト 0.003 水 0.005 反応生成物をメタノールで不活性化し、ポリブタジエン
を水での凝固により回収し、洗浄し、乾燥した。実験を
約60時間にわたって続けたが、生成したポリブタジエ
ンを周期的に試料採取し、ゲルの存在を確かめた。これ
らの結果を、分子量及びムーニー粘度に関する分析デー
タと一緒に表IIに示す。
【0048】対照の重合反応は、ジエチルアルミニウム
クロライド(Et2.0 Al1.0 Cl1.0)の適当量の
ベンゼン溶液を、混合容器中においてブテン−1、シク
ロヘキサン、ベンゼン及び水の混合物に溶解した1,3
−ブタジエンの原料溶液に添加し、続いて適当な濃度の
ジオクタン酸コバルトの溶液を添加することにより直列
の2つの反応器の第1の反応器で重合を開始する以外、
上述と同一のように行った。生成したポリブタジエンを
ゲルの存在について分析し、これらの結果を、分子量及
びムーニー粘度に関する分析データと一緒に表IIに示
す。
【0049】表IIの結果から、ジエチルアルミニウム
クロライド及びトリオクチルアルミニウムの混合物をジ
エチルアルミニウムクロライドの代りに共触媒として用
いる場合、生成物ポリブタジエン中に存在する湿潤ゲル
の量がかなり減ぜられるということが理解できる。更
に、このポリブタジエンは共触媒ジエチルアルミニウム
クロライドを適当な割合のトリオクチルアルミニウムと
混合してない場合に得られたものと分子量及びムーニー
粘度が殆んど同一であった。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】本発明の特徴及び態様は以下の通りであ
る。
【0053】1.96パーセント以上のブタジエン単位
がシス−1,4−構造で存在するゲル生成の減ぜられた
高分子量ゴム状ポリブタジエンを製造するに際して、
(A)単量体1,3−ブタジエンを、不活性な炭化水素
溶媒及び水を含んでなる重合媒体中において、該重合媒
体に溶解した触媒系の存在下且つ約−30℃〜約60℃
の温度で重合させ、但し該触媒系は(1)実質的に無水
の、式CoAmの2価のコバルト塩、なおAは塩の1価
又は2価のアニオン及びmは1又は2;(2)ジエチル
アルミニウムクロライド及びエチルアルミニウムセスキ
クロライドからなる群から選択されるアルキルアルミニ
ウムクロライド;及び(3)式R3Alの有機アルミニ
ウム化合物、なおRは炭素数8〜12のアルキル基、及
び随時トリエチルアルミニウム、の混合物であり、ここ
にジエチルアルミニウムクロライド中のクロライドとジ
エチルアルミニウムクロライド(2)+有機アルミニウ
ム化合物(3)中の全アルミニウム含量とのモル比が約
0.7:1〜約0.95:1の範囲にあり、且つエチル
アルミニウムセスキクロライド中のクロライドとエチル
アルミニウムセスキクロライド(2)+有機アルミニウ
ム化合物及び随時トリエチルアルミニウム(3)中の全
アルミニウム含量とのモル比が約0.7:1〜約1.
4:1の範囲にあり、且つ該2価のコバルト塩のモル数
と該アルキルアルミニウム化合物+該有機アルミニウム
化合物及び随時トリエチルアルミニウムの全モル数との
比が約1:15〜約1:30の範囲にあり、該水を、用
いるアルキルアルミニウムクロライド化合物(2)の各
ミリモル当り約0.1〜約0.8ミリモルの量で使用
し、(B)このように開始させた重合を、所望の単量体
転化率まで重合させ、そして(C)次いで重合を沈静化
し、ポリブタジエンを回収する、該高分子量ゴム状ポリ
ブタジエンの製造法。
【0054】2.2価のコバルト塩CoAmのアニオン
Aがアセチルアセトネート、アジペート、ヘキサノエー
ト、オクトエート、ナフテネート、オキザレート、ター
タレート、ステアレート及びソルベートからなる群から
選択される上記1の方法。
【0055】3.2価のコバルト塩CoAmのアニオン
Aがオクトエートで、mが2である上記2の方法。
【0056】4.ジエチルアルミニウムクロライド中の
クロライド量とジエチルアルミニウムクロライド+有機
アルミニウム化合物中の全アルミニウム含量とのモル比
が約0.8:1〜約0.9:1の範囲にある上記1の方
法。
【0057】5.エチルアルミニウムセスキクロライド
中のクロライド量とエチルアルミニウムセスキクロライ
ド+有機アルミニウム化合物及び随時トリエチルアルミ
ニウム中の全アルミニウム含量とのモル比が約0.8:
1〜約1.4:1の範囲にある上記1の方法。
【0058】6.有機アルミニウム化合物がトリオクチ
ルアルミニウム及びトリデシルアルミニウムからなる群
から選択される上記1の方法。
【0059】7.有機アルミニウム化合物がトリオクチ
ルアルミニウムである上記6方法。 8.不活性な炭化水素溶媒がC4〜C脂肪族炭化水
素、C5〜C10脂環族炭化水素、C6〜C芳香族炭化水
素、C4〜Cモノオレフィン性炭化水素及びこれらの
混合物からなる群から選択される上記1の方法。
【0060】9.不活性な炭化水素溶媒がC4〜C
肪族炭化水素、C5〜C10脂環族炭化水素、C4〜C
ノオレフィン性炭化水素及びこれらの混合物からなる群
から選択される上記8の方法。
【0061】10.(A)単量体1,3−ブタジエン
を、C4〜C脂肪族炭化水素、C5〜C10脂環族炭化水
素、C4〜Cモノオレフィン性炭化水素及びこれらの
混合物から選択される不活性な炭化水素溶媒及び水を含
んでなる重合媒体中において、該重合媒体に溶解した触
媒系の存在下に、約−30℃〜約60℃の温度で重合さ
せ、但し該触媒系は(1)実質的に無水の、式CoAm
の2価のコバルト塩、なおアニオンAはオクトエート及
びmは2、(2)ジエチルアルミニウムクロライド及び
(3)トリオクチルアルミニウム、の混合物であり、該
ジエチルアルミニウムクロライド中のクロライドと該ジ
エチルアルミニウムクロライド+該トリオクチルアルミ
ニウム中の全アルミニウム含量とのモル比が0.8:1
〜約0.9:1の範囲にあり且つ該2価のコバルト塩の
モル数と該ジエチルアルミニウムクロライド及び該トリ
オクチルアルミニウムの全モル数との比が約1:15〜
約1:20の範囲にあり、該水を用いるジエチルアルミ
ニウムクロライド化合物の各ミリモル当り約0.1〜約
0.8ミリモルの量で使用し、(B)このように開始さ
せた重合を、所望の単量体転化率まで重合させ、そして
(C)次いで重合を沈静化し、ポリブタジエンを回収す
る、工程を含んでなる上記1の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アクター・オスマン カナダ・エヌ7エス 4ピー6・オンタリ オ・サーニア・ウインチエスタークレツセ ント639

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 96パーセント以上のブタジエン単位が
    シス−1,4−構造で存在するゲル生成の減ぜられた高
    分子量ゴム状ポリブタジエンを製造するに際して、
    (A)単量体1,3−ブタジエンを、不活性な炭化水素
    溶媒及び水を含んでなる重合媒体中において、該重合媒
    体に溶解した触媒系の存在下且つ約−30℃〜約60℃
    の温度で重合させ、但し該触媒系は(1)実質的に無水
    の、式CoAmの2価のコバルト塩、なおAは塩の1価
    又は2価のアニオン及びmは1又は2;(2)ジエチル
    アルミニウムクロライド及びエチルアルミニウムセスキ
    クロライドからなる群から選択されるアルキルアルミニ
    ウムクロライド;及び(3)式R3Alの有機アルミニ
    ウム化合物、なおRは炭素数8〜12のアルキル基、及
    び随時トリエチルアルミニウム、の混合物であり、ここ
    にジエチルアルミニウムクロライド中のクロライドとジ
    エチルアルミニウムクロライド(2)+有機アルミニウ
    ム化合物(3)中の全アルミニウム含量とのモル比が約
    0.7:1〜約0.95:1の範囲にあり、且つエチル
    アルミニウムセスキクロライド中のクロライドとエチル
    アルミニウムセスキクロライド(2)+有機アルミニウ
    ム化合物及び随時トリエチルアルミニウム(3)中の全
    アルミニウム含量とのモル比が約0.7:1〜約1.
    4:1の範囲にあり、且つ該2価のコバルト塩のモル数
    と該アルキルアルミニウム化合物+該有機アルミニウム
    化合物及び随時トリエチルアルミニウムの全モル数との
    比が約1:15〜約1:30の範囲にあり、該水を、用
    いるアルキルアルミニウムクロライド化合物(2)の各
    ミリモル当り約0.1〜約0.8ミリモルの量で使用
    し、(B)このように開始させた重合を、所望の単量体
    転化率まで重合させ、そして(C)次いで重合を沈静化
    し、ポリブタジエンを回収する、該高分子量ゴム状ポリ
    ブタジエンの製造法。
JP6291945A 1993-11-09 1994-11-02 ゲル生成の減ぜられたシス−1,4−ポリブタジエンの製造法 Pending JPH07188341A (ja)

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