JPH0718976B2 - 実体顕微鏡 - Google Patents

実体顕微鏡

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JPH0718976B2
JPH0718976B2 JP29074786A JP29074786A JPH0718976B2 JP H0718976 B2 JPH0718976 B2 JP H0718976B2 JP 29074786 A JP29074786 A JP 29074786A JP 29074786 A JP29074786 A JP 29074786A JP H0718976 B2 JPH0718976 B2 JP H0718976B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば手術等に用いられ、手術時に術者を迅
速に補助し得るような第2の観察光学系を備えた実体顕
微鏡に関するものである。
[従来の技術] 実体顕微鏡は手術・検査等の医療用や研究用及び工業用
等に広範囲に使用されており、手術時においてはその精
密度と安全性の向上に役立っている。
一般に、手術用顕微鏡を使用して手術する際に、助手は
術者の側方から観察しながら補助をする。このため、助
手は絶えず術者と同じ患部を立体視観察している必要が
ある。しかし、従来のこの種の実体顕微鏡では、助手用
観察光学系が術者の観察方向から大きく外れていたり、
立体視できない構造のものが多い。この問題を解消した
実公昭55−39364号公報の考案においては、助手が術者
とほぼ同様な立体観察ができるようになっているが、助
手は術者に対し或る定められた方向にしか位置すること
ができず、助手の移動可能範囲が制限されることにな
る。この移動可能範囲の制限の改善を目的とした特許出
願を本出願人は既に提案しているが、未だ十分とは云え
ない。
本発明を説明するに先立ち、従来例について説明する。
第4図は従来の手術用顕微鏡の光学系を示し、患部Eは
対物レンズ1、2組のズームレンズ2a、2b・ビームスプ
リッタ3a、3bを介し、術者によって2つのアイピース4
a、4bから立体視観察される。一方、助手は患部Eを観
察するに当っては、患部Eと対物レンズ1との間の術者
の観察方向と全く別な方向L′から観察するか、或いは
ビームスプリッタ3bを介して左右眼の観察系の一方向L
から光束を分離して観察するようになっている。
L方向から観察する場合、患部Eを十分な立体感のもと
に立体視することは不可能であり、またL′方向から観
察する場合には術者と異なる角度で患部Eを見るため、
対物レンズ1を焦点距離の異なるものと交換する際に
は、L′方向に用意されている顕微鏡の対物レンズも交
換する必要がある。更に、交換前と同一の視野を観察す
るためには、方向L′の再調整を行わなければならな
い。
第5図は助手も立体視ができる他の従来例であり、対物
レンズ1の光軸Oの方向から見て、術者用観察光学系の
対物レンズ1における使用領域Aと助手用観察光学系の
使用領域Aaとが、それぞれ90°を成す位置に固定されて
いる。従って、これら第4図、第5図の従来例において
は、既述した位置の自由度が得られない問題を生ずるこ
とになる。
第6図は本出願人により上述の欠点を改善するために提
案された特開昭61−16736号公報による従来例であり、
患部Eは第4図の場合と同様に対物レンズ1・2組のズ
ームレンズ2a、2b・ビームスプリッタ3a、3b・アイピー
ス4a、4bを介して術者により観察される。一方、助手は
患部Eを対物レンズ1・ズームレンズ2a′、2b′・ミラ
ー5a、5b・アイピース4a′、4b′(2b′、5b、4b′は図
示せず)を介して観察するが、この助手用の観察光学系
の対物レンズ1における使用領域Aaは、第7図に示すよ
うに術者用の光学系に対して回転自在となっている。即
ち、第7図において術者用観察光学系の使用領域Aに対
して、助手用観察光学系の使用領域Aaは対物レンズ1の
光軸Oの廻りに左右眼用の一対の領域A、Aaが1組とな
って回転することになる。
この第6図、第7図に示す従来例は先の2例に比較し
て、助手の位置の自由度の観点からは著しい改善がなさ
れている。しかし、両観察光学系の使用領域A、Aaは同
一空間内で回転可能に設置されているため、領域Aに対
する領域Aaの回転範囲にはやはり制限が存在する。特
に、脳外科等における顕微鏡手術では深い穴の奥を観察
する場合が多く、第6図における一対の光学系の距離d
を必要以上に大きくとることができないため、使用領域
Aaの回転範囲は制限されることになる。また、手術等の
精密度に伴い、近年では特に明るく良く見える顕微鏡が
臨まれていることから、ズームレンズ2a、2bの径を小さ
くすることは不適当であるため、同様に使用領域Aaの回
転範囲が制限される欠点が存在する。更に、第5図、第
7図に示した従来例では、2組の観察光学系の使用領域
A、Aaが対物レンズ1の光軸Oの周辺を専有し、患部E
を照明するための照明系、所謂同軸照明系を配置する領
域を設けられないという欠点がある。
[発明の目的] 本発明の目的は、同一の被検部に対する2つの立体観察
光学系の相互の観察方向を自在に位置させることのでき
る実体顕微鏡を提供することにある。
[発明の概要] 上述の目的を達成するための本発明の要旨は、第1の検
者の左右眼にそれぞれ対応して共用の対物光学系の後方
に配置した2列の光学系を有する第1の立体観察光学系
と、前記共用の対物光学系の後方に、第2の検者の左右
眼にそれぞれ対応すると共に前記共用の対物光学系を除
き前記第1の立体観察光学系から独立して配置した回動
可能な2列の光学系を有する第2の立体観察光学系とを
設けた実体顕微鏡において、前記第2の立体観察光学系
の2列の光学系の回転範囲が、前記第1の立体観察光学
系の2列の光学系の基線の中心線により分割される領域
の片方の側に片寄っていることを特徴とする実体顕微鏡
である。
[発明の実施例] 本発明を第1図〜第3図に図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
第1図は実体顕微鏡の構成図であり、主観察光学系の構
成は第4図に示す従来例とほぼ同様であるが、対物レン
ズ1とズームレンズ2bの間の側方に光軸偏向プリズムを
介して、2組のズームレンズ2a′、2b′・アイピース4
a′、4b′(2b′、4b′は図示せず)から構成される副
観察光学系が設けられている。
また、第2図に示すように対物レンズ1の光軸Oの方向
から見ると、主観察光学系及び副観察光学系の対物レン
ズ1上での使用良域A、Aaは各基線がT字型をなしてお
り、更に対物レンズ1の光軸Oは主観察光学系の基線の
中心線Mから偏心し、例えば副観察光学系は主観察光学
系と近接する光軸O′を回転中心として矢印Bの方向に
回転自在に配置されている。照明光学系は第3図に示す
ように、照明光源6から出射された光がコンデンサレン
ズ7、アパーチャ8、プリズム9、プリズムレンズ10、
更に対物レンズ1を介して被検部Eを照明するという構
成になっている。このとき、プリズムレンズ10は第2図
に示す斜線部の一部に位置しており、アパーチャ8の像
を対物レンズ1の焦点位置に結像する。
このような構成の実体顕微鏡において、主検者は第2図
のT方向から、副検者はU方向から被検部Eを観察する
ことになるが、主観察光学系と副観察光学系を第2図に
示すように配置したため、対物レンズ1上の斜線で示し
た部分が自由な領域となって、ここに対物レンズ1を介
して被検部Eを照明する同軸照明光学系を設けることが
可能となる。
ここで、主観察光学系の基線の中心線Mから対物レンズ
1の光軸Oを偏心させたため、主観察光学系、副観察光
学系の使用領域A、Aaを効率良く対物レンズ1上に位置
することが可能となると共に、対物レンズ1の外径を小
さく、かつ厚みを薄くすることができる。対物レンズ1
の厚みを薄くすることはレンズ重量の軽減、レンズを安
価にするばかりでなく、第3図に示す照明光の対物レン
ズ1各面での反射光L1、L2が、各観察光学系に混入する
ことを防止する効果を有する。対物レンズ1が厚くなっ
て反射面が各観察光学系から遠去かると、混入する迷光
が増加し被検物の明瞭な観察が不可能になる。
また、主観察光学系と副観察光学系とに同一の対物レン
ズ1を用いるため、対物レンズ1のみを焦点距離の異な
るものと交換するだけで、異なる作動距離の実体顕微鏡
として使用することができる。副検者の観察方向の自由
度を増す方法として、実施例においては第2図に示すよ
うに、主観察光学系と副観察光学系を配置し、副観察光
学系が主観察光学系の近接する側の光軸O′を中心にし
て矢印B方向に回転自在としたが、同軸照明等の機械的
な干渉を考慮すると、回転範囲としては例えば±20〜30
°に限定される。また、副観察光学系の回転中心を主観
察光学系の近接する側の光軸O′としたことは主観察光
学系との干渉を避けると共に、同軸度を向上させるとい
う点で有効である。
また、主観察光学系の基線の中心線Mに対して、副観察
光学系が対物レンズ1と共に鏡面対称に配置可能とする
と、第2図においては主検者の略右側90°に副検者が位
置していたのが、主検者の略左側90°にも位置すること
が可能となり、更に副検者の観察方向の自由度を増す。
これは、顕微鏡本体に基線の中心線Mを対称面とするマ
ウントを設け、副観察光学系及び対物レンズ1を着脱可
能とすればよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係る実体顕微鏡は、第2の
立体観察光学系の2列の光学系の回動範囲が、第1の立
体観察光学系の2列の光学系の基線の中心線により分割
される領域の片方の側に片寄っていることにより、従来
例に比べてより第2の立体観察光学系の2列の光学系の
回転可能範囲を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図〜第3図は本発明に係る実体顕微鏡の実施例
を示すものであり、第1図は実施例の構成図、第2図は
対物レンズと観察光学系の相対的な位置関係図、第3図
は対物レンズと照明光学系の相対的な位置関係図であ
り、第4図は第1の従来例の構成図、第5図は第2の従
来例の説明図、第6図は第3の従来例の構成図、第7図
はその説明図である。 符号1は対物レンズ、2はズーム光学系、4は接眼レン
ズ、5は光軸偏向プリズム、6は照明光源、10はプリズ
ムレンズである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の検者の左右眼にそれぞれ対応して共
    用の対物光学系の後方に配置した2列の光学系を有する
    第1の立体観察光学系と、前記共用の対物光学系の後方
    に、第2の検者の左右眼にそれぞれ対応すると共に前記
    共用の対物光学系を除き前記第1の立体観察光学系から
    独立して配置した回動可能な2列の光学系を有する第2
    の立体観察光学系とを設けた実体顕微鏡において、前記
    第2の立体観察光学系の2列の光学系の回転範囲が、前
    記第1の立体観察光学系の2列の光学系の基線の中心線
    により分割される領域の片方の側に片寄っていることを
    特徴とする実体顕微鏡。
  2. 【請求項2】前記共用の対物光学系を複数個用意し、こ
    れら複数個の対物光学系を互いに交換可能とした特許請
    求の範囲第1項に記載の実体顕微鏡。
  3. 【請求項3】前記第2の立体観察光学系は更に光路偏向
    手段を有し、該光路偏向手段に前記第2の立体観察光学
    系を光学的に結合すると共に、前記光路偏向手段と前記
    第2の立体視観察光学系とを一体とし、前記第1の立体
    視観察光学系の左右何れかの光学系の内の近接する側の
    光学系の周囲を所定角度の範囲で回転可能とした特許請
    求の範囲第1項に記載の実体顕微鏡。
  4. 【請求項4】前記回転の回転軸は前記共用の対物光学系
    の光軸に対し、前記第1の立体視観察光学系の左右何れ
    かの光学系のうち前記第2の立体視観察光学系に近接す
    る側の光学系の光軸方向に偏心して設けた特許請求の範
    囲第3項に記載の実体顕微鏡。
  5. 【請求項5】前記共用の対物光学系の光軸は前記第1の
    立体視観察光学系の2列の光学系の基線の中心線に対し
    て、前記第2の立体視観察光学系側に偏心させた特許請
    求の範囲第1項に記載の実体顕微鏡。
  6. 【請求項6】前記第2の立体視観察光学系は前記第1の
    立体視観察光学系に対して着脱自在とし、かつ前記第1
    の立体視観察光学系の2列の光学系の基線に垂直な平面
    に対して対称的な位置に装着可能とした特許請求の範囲
    第1項に記載の実体顕微鏡。
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DE10255967A1 (de) * 2002-11-29 2004-06-09 Leica Microsystems (Schweiz) Ag Vorrichtung zur Ausspiegelung eines stereoskopischen Beobachtungsstrahlengangs
JP5184752B2 (ja) * 2006-03-27 2013-04-17 オリンパス株式会社 実体顕微鏡
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