JPH07190150A - 歯付ベルト - Google Patents
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- JPH07190150A JPH07190150A JP30965794A JP30965794A JPH07190150A JP H07190150 A JPH07190150 A JP H07190150A JP 30965794 A JP30965794 A JP 30965794A JP 30965794 A JP30965794 A JP 30965794A JP H07190150 A JPH07190150 A JP H07190150A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯部表面からゴム粉の飛散を防止した歯付ベ
ルトを提供することを目的とする。 【構成】 長さ方向に沿って配置した複数の歯部2と、
心線3を埋設した背部4とを有し、上記歯部2の表面に
歯布5を被覆した歯付ベルト1であり、この歯布5がレ
ゾルシン−ホルマリン−ラテックス液のみで処理し、レ
ゾルシン−ホルマリン−ラテックス液の固形分付着量を
30〜50重量%に調節した帆布であり、歯部2のゴム
を歯布5の開口部8から露出させないようにした構成と
する。
ルトを提供することを目的とする。 【構成】 長さ方向に沿って配置した複数の歯部2と、
心線3を埋設した背部4とを有し、上記歯部2の表面に
歯布5を被覆した歯付ベルト1であり、この歯布5がレ
ゾルシン−ホルマリン−ラテックス液のみで処理し、レ
ゾルシン−ホルマリン−ラテックス液の固形分付着量を
30〜50重量%に調節した帆布であり、歯部2のゴム
を歯布5の開口部8から露出させないようにした構成と
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯付ベルトに係り、歯部
表面からのゴム粉の飛散をなくした歯付ベルトに関す
る。
表面からのゴム粉の飛散をなくした歯付ベルトに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のクロロプレン、水素化ニトリル等
からなるゴム製の歯付ベルトの歯布として、ベルト長手
方向の緯糸が捲縮加工された6ナイロンまたは6.6ナ
イロン、そしてベルト幅方向の経糸にも同じ組成の6ナ
イロンまたは6.6ナイロンの非捲縮糸が使用されてい
る。そして、この歯布はベルト歯部と強固に接着させる
ために、レゾルシン−ホルマリン−ラテックス液(RF
L液)で接着処理後、ソーキングまたはスプレディング
処理によってゴムを被覆して使用するのが一般的であっ
た。
からなるゴム製の歯付ベルトの歯布として、ベルト長手
方向の緯糸が捲縮加工された6ナイロンまたは6.6ナ
イロン、そしてベルト幅方向の経糸にも同じ組成の6ナ
イロンまたは6.6ナイロンの非捲縮糸が使用されてい
る。そして、この歯布はベルト歯部と強固に接着させる
ために、レゾルシン−ホルマリン−ラテックス液(RF
L液)で接着処理後、ソーキングまたはスプレディング
処理によってゴムを被覆して使用するのが一般的であっ
た。
【0003】しかし、このベルトでは歯布表面に付着し
ているゴムが、プーリとの摩耗によって飛散し、飛散し
たゴム粉がプリンターの駆動装置のプーリ溝部に付着し
て印字を乱すことがあった。即ち、ゴム粉がプーリ溝部
に付着すると、ベルトとプーリ間のバックラッシュが生
じて印字を乱していた。これを改善した歯付ベルトとし
て、例えば実公平5−33800号公報に開示されてい
るが、ここには歯布としてRFL液のみで処理し、少な
くともプーリとの接触面をゴム引きをしない帆布を用い
たベルトが示されている。
ているゴムが、プーリとの摩耗によって飛散し、飛散し
たゴム粉がプリンターの駆動装置のプーリ溝部に付着し
て印字を乱すことがあった。即ち、ゴム粉がプーリ溝部
に付着すると、ベルトとプーリ間のバックラッシュが生
じて印字を乱していた。これを改善した歯付ベルトとし
て、例えば実公平5−33800号公報に開示されてい
るが、ここには歯布としてRFL液のみで処理し、少な
くともプーリとの接触面をゴム引きをしない帆布を用い
たベルトが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このベルトで
も長く使用すると、歯布の開口部が歯布に摩耗によって
拡大し、歯部のゴムがこの開口部から歯部表面へ露出す
ることがあった。このベルトを走行させると、露出した
ゴムがプーリとの摩耗によりゴム粉として飛散し、プリ
ンター装置の印字を乱すことがあった。本発明はこのよ
うな問題点を改善するものであり、歯部表面からゴム粉
の飛散を防止した歯付ベルトを提供することを目的とす
る。
も長く使用すると、歯布の開口部が歯布に摩耗によって
拡大し、歯部のゴムがこの開口部から歯部表面へ露出す
ることがあった。このベルトを走行させると、露出した
ゴムがプーリとの摩耗によりゴム粉として飛散し、プリ
ンター装置の印字を乱すことがあった。本発明はこのよ
うな問題点を改善するものであり、歯部表面からゴム粉
の飛散を防止した歯付ベルトを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の特徴は、
長さ方向に沿って配置した複数の歯部と、心線を埋設し
た背部とを有し、上記歯部の表面に歯布を被覆した歯付
ベルトにおいて、前記歯布がレゾルシン−ホルマリン−
ラテックス液のみで処理し、レゾルシン−ホルマリン−
ラテックス液の固形分付着量を30〜50重量%に調節
した帆布であり、歯部のゴムを上記帆布の開口部から露
出させないようにした歯付ベルトにある。
長さ方向に沿って配置した複数の歯部と、心線を埋設し
た背部とを有し、上記歯部の表面に歯布を被覆した歯付
ベルトにおいて、前記歯布がレゾルシン−ホルマリン−
ラテックス液のみで処理し、レゾルシン−ホルマリン−
ラテックス液の固形分付着量を30〜50重量%に調節
した帆布であり、歯部のゴムを上記帆布の開口部から露
出させないようにした歯付ベルトにある。
【0006】図1は本発明に係る歯付ベルトの断面斜視
図であり、歯付ベルト1はベルト長手方向に沿って複数
の歯部2と心線3を埋設した背部4とからなり、上記歯
部2の表面には歯布5が貼着されている。
図であり、歯付ベルト1はベルト長手方向に沿って複数
の歯部2と心線3を埋設した背部4とからなり、上記歯
部2の表面には歯布5が貼着されている。
【0007】前記歯部2及び背部4に使用される原料ゴ
ムは、水素化ニトリルゴムを始めとして、クロロプレン
ゴム、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、アル
キル化クロロスルホン化ポリエチレン(ACSM)など
の耐熱老化性の改善されたゴムや、天然ゴム、スチレン
ブタジエンゴム、ニトリルゴム等が使用される。上記ゴ
ムの中には配合剤として、カーボンブラック、亜鉛華、
ステアリン酸、可塑剤、老化防止剤等が添加され、また
加硫剤として硫黄、有機過酸化物があるが、これらの配
合剤や加硫剤は、特に制限されない。
ムは、水素化ニトリルゴムを始めとして、クロロプレン
ゴム、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、アル
キル化クロロスルホン化ポリエチレン(ACSM)など
の耐熱老化性の改善されたゴムや、天然ゴム、スチレン
ブタジエンゴム、ニトリルゴム等が使用される。上記ゴ
ムの中には配合剤として、カーボンブラック、亜鉛華、
ステアリン酸、可塑剤、老化防止剤等が添加され、また
加硫剤として硫黄、有機過酸化物があるが、これらの配
合剤や加硫剤は、特に制限されない。
【0008】上記心線3としては、Eガラスまたは高強
度ガラスの5〜9μmのフィラメントを撚り合わせたも
のを、ゴムコンパウンドからなる保護剤あるいは接着剤
であるRFL液等で処理されたものである。また、有機
繊維としては応力に対して伸びが小さく、引張強度が大
きいパラ系アラミド繊維(商品名:ケブラー、テクノー
ラ)の0.5〜2.5デニールのフィラメントを撚り合
わせ、RFL液、エポキシ溶液、イソシアネート溶液と
ゴムコンパウンドとの接着剤で処理された撚りコードが
使用される。しかし、本発明ではこれらに限定されるこ
とはない。
度ガラスの5〜9μmのフィラメントを撚り合わせたも
のを、ゴムコンパウンドからなる保護剤あるいは接着剤
であるRFL液等で処理されたものである。また、有機
繊維としては応力に対して伸びが小さく、引張強度が大
きいパラ系アラミド繊維(商品名:ケブラー、テクノー
ラ)の0.5〜2.5デニールのフィラメントを撚り合
わせ、RFL液、エポキシ溶液、イソシアネート溶液と
ゴムコンパウンドとの接着剤で処理された撚りコードが
使用される。しかし、本発明ではこれらに限定されるこ
とはない。
【0009】歯布5として用いられる帆布は、6ナイロ
ン、66ナイロン、ポリエステル、アラミド繊維等であ
って、単独あるいは混合されたものであってもよい。歯
布5の経糸7(ベルト幅方向)や緯糸6(ベルト長さ方
向)の構成も前記繊維のフィラメント糸または紡績糸で
あり、織構成も平織物、綾織物、朱子織物でいずれでも
よい。なお、緯糸には伸縮性を有するウレタン弾性糸を
一部使用するのが好ましい。
ン、66ナイロン、ポリエステル、アラミド繊維等であ
って、単独あるいは混合されたものであってもよい。歯
布5の経糸7(ベルト幅方向)や緯糸6(ベルト長さ方
向)の構成も前記繊維のフィラメント糸または紡績糸で
あり、織構成も平織物、綾織物、朱子織物でいずれでも
よい。なお、緯糸には伸縮性を有するウレタン弾性糸を
一部使用するのが好ましい。
【0010】そして、上記歯布5は、RFL液によって
のみ処理され、RFL液が乾燥して得られたRFL液の
固形分付着量が30〜50重量%になっている。上記R
FL液の固形分は、RFの樹脂とラテックスの固形分か
らなっている。このRFL液は、レゾルシンとホルマリ
ンとの初期縮合物をラテックスに混合したものであり、
レゾルシンとホルマリンとのモル比は1対1〜3であ
る。また、レゾルシンとホルマリンとの初期縮合物とラ
テックスとの重量%比は、1対1〜10である。ここで
使用するラテックスとしてはスチレン−ブタジエン−ビ
ニルピリジン三元共重合体、水素化ニトリルゴム、クロ
ロスルフォン化ポリエチレン、エピクロルヒドリンなど
のラテックスである。
のみ処理され、RFL液が乾燥して得られたRFL液の
固形分付着量が30〜50重量%になっている。上記R
FL液の固形分は、RFの樹脂とラテックスの固形分か
らなっている。このRFL液は、レゾルシンとホルマリ
ンとの初期縮合物をラテックスに混合したものであり、
レゾルシンとホルマリンとのモル比は1対1〜3であ
る。また、レゾルシンとホルマリンとの初期縮合物とラ
テックスとの重量%比は、1対1〜10である。ここで
使用するラテックスとしてはスチレン−ブタジエン−ビ
ニルピリジン三元共重合体、水素化ニトリルゴム、クロ
ロスルフォン化ポリエチレン、エピクロルヒドリンなど
のラテックスである。
【0011】上記歯布5の具体的な処理方法としては、
帆布をRFL液に浸漬し、一対のロールにより絞り圧約
0.3〜0.8kgf/cm(ゲージ圧)でディップ処
理を行って乾燥した後、更に同様にRFL液を行って、
帆布に付着するRFL液の固形分付着量を30〜50重
量%に調節した。尚、RFL液の固形分付着量が30重
量%未満では、帆布の経糸7と緯糸6の接触部が動きや
すくなって開口部8が拡大し、これが歯部2のゴムを歯
布の開口部8から歯部表面へ露出させることがある。ま
た一方、RFL液の固形分付着量が50重量%を超える
と、固形分付着量が多くなってベルトの歯部の形状が正
確に出現しなくなる問題がある。
帆布をRFL液に浸漬し、一対のロールにより絞り圧約
0.3〜0.8kgf/cm(ゲージ圧)でディップ処
理を行って乾燥した後、更に同様にRFL液を行って、
帆布に付着するRFL液の固形分付着量を30〜50重
量%に調節した。尚、RFL液の固形分付着量が30重
量%未満では、帆布の経糸7と緯糸6の接触部が動きや
すくなって開口部8が拡大し、これが歯部2のゴムを歯
布の開口部8から歯部表面へ露出させることがある。ま
た一方、RFL液の固形分付着量が50重量%を超える
と、固形分付着量が多くなってベルトの歯部の形状が正
確に出現しなくなる問題がある。
【0012】
【作用】本発明の歯付ベルトにおいては、歯布がRFL
液のみで処理され、RFL液の固形分付着量を30〜5
0重量%に調節した帆布であるため、歯布の開口部が小
さくしかも拡大しにくくなって歯部のゴムが表面から露
出せず、ゴム粉の飛散を防止することができる。また、
歯部表面に付着したRFL液の固形分が表面の摩擦係数
を低下させて、ベルト駆動時の騒音を減少させる。
液のみで処理され、RFL液の固形分付着量を30〜5
0重量%に調節した帆布であるため、歯布の開口部が小
さくしかも拡大しにくくなって歯部のゴムが表面から露
出せず、ゴム粉の飛散を防止することができる。また、
歯部表面に付着したRFL液の固形分が表面の摩擦係数
を低下させて、ベルト駆動時の騒音を減少させる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例にて詳細に説明する。 実施例1 140デニールの66ナイロンからなる経糸と280デ
ニールの66ナイロンと140デニールのウレタン弾性
糸からなる緯糸で、経糸密度180( 本/5cm)で緯
糸密度160( 本/5cm)で綾織帆布に製織した後、
織物を水中で振動を与えて製織時の幅の約1/2幅まで
収縮させた後、帆布を表2に示すRFL液に浸漬し、一
対のロールに0.5kgf/cm(ゲージ圧)で絞った
後、乾燥し、更にこの処理済の帆布を同じRFL液に浸
漬し、同様の絞り圧で絞った後、乾燥し、RFL液の固
形分付着量が40重量%となる歯布とした。尚、RFL
液の固形分付着量は〔処理後の帆布重量−未処理の帆布
重量〕/〔未処理の帆布重量〕×100(%)により求
めた。
ニールの66ナイロンと140デニールのウレタン弾性
糸からなる緯糸で、経糸密度180( 本/5cm)で緯
糸密度160( 本/5cm)で綾織帆布に製織した後、
織物を水中で振動を与えて製織時の幅の約1/2幅まで
収縮させた後、帆布を表2に示すRFL液に浸漬し、一
対のロールに0.5kgf/cm(ゲージ圧)で絞った
後、乾燥し、更にこの処理済の帆布を同じRFL液に浸
漬し、同様の絞り圧で絞った後、乾燥し、RFL液の固
形分付着量が40重量%となる歯布とした。尚、RFL
液の固形分付着量は〔処理後の帆布重量−未処理の帆布
重量〕/〔未処理の帆布重量〕×100(%)により求
めた。
【0014】次に、心線として、素線径約9μのガラス
繊維フィラメントを束ねてストランドを形成し、このス
トランドをRFL液に浸漬し、250°Cで2分間乾燥
後、4.0回/10cmの撚り数にした約600本のフ
ィラメントからなるコードである。このコードの径は約
0.3mmφである。
繊維フィラメントを束ねてストランドを形成し、このス
トランドをRFL液に浸漬し、250°Cで2分間乾燥
後、4.0回/10cmの撚り数にした約600本のフ
ィラメントからなるコードである。このコードの径は約
0.3mmφである。
【0015】上記歯布をエンドレス状の筒状体に仕上
げ、これを金型にセットし、その上からS、Z一対のガ
ラス繊維コードをピッチ0.5mmで交互に配置するよ
うに張力各0.9kg/本で巻き付け、その上から表1
のクロロプレンゴムコンパウンドからなる圧延シートを
巻き付け、通常の圧入による加硫方法によって加硫後、
加硫スリーブを所定の幅に切断して個々のベルトを作製
した。得られたベルトは、ベルトの歯型:MXL、歯
数:150、ベルト幅:6.4mm、歯ピッチ:2.0
32mmであった。成形後のベルト歯部の形状は良好で
あり、また成形後のベルト歯部表面には、ゴムが帆布の
開口部から露出しておらず、しかも付着していなかっ
た。
げ、これを金型にセットし、その上からS、Z一対のガ
ラス繊維コードをピッチ0.5mmで交互に配置するよ
うに張力各0.9kg/本で巻き付け、その上から表1
のクロロプレンゴムコンパウンドからなる圧延シートを
巻き付け、通常の圧入による加硫方法によって加硫後、
加硫スリーブを所定の幅に切断して個々のベルトを作製
した。得られたベルトは、ベルトの歯型:MXL、歯
数:150、ベルト幅:6.4mm、歯ピッチ:2.0
32mmであった。成形後のベルト歯部の形状は良好で
あり、また成形後のベルト歯部表面には、ゴムが帆布の
開口部から露出しておらず、しかも付着していなかっ
た。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】次に、ベルトを駆動プーリ(歯数18)と
従動プーリ(歯数90)からなる2軸走行試験に取り付
け、25°Cの雰囲気環境温度で駆動プーリの回転数
9,000rpm、従動プーリに負荷66.2W、ベル
ト初張力1.0kgで30時間走行させた。30時間走
行後のベルト歯部表面から飛散したゴム粉の有無を目視
によって調べた。その結果、表3に示すように走行後の
ゴム粉の飛散は確認されなかった。
従動プーリ(歯数90)からなる2軸走行試験に取り付
け、25°Cの雰囲気環境温度で駆動プーリの回転数
9,000rpm、従動プーリに負荷66.2W、ベル
ト初張力1.0kgで30時間走行させた。30時間走
行後のベルト歯部表面から飛散したゴム粉の有無を目視
によって調べた。その結果、表3に示すように走行後の
ゴム粉の飛散は確認されなかった。
【0019】実施例2 歯布として、実施例1と同様の未処理帆布を表2に示す
RFL液に浸漬し、一対のロールに0.5kgf/cm
(ゲージ圧)で絞った後、乾燥し、更にこれを同じRF
L液に浸漬し、一対のロールに0.7kgf/cm(ゲ
ージ圧)で絞った後、乾燥し、RFL液の固形分付着量
が35重量%になる帆布を用いた。この歯布を用いて、
実施例1と同様の歯付ベルトを作製し、成形後のベルト
歯部の形状と30時間走行後のベルト歯部表面から飛散
したゴム粉の有無を調べた。その結果、表3に示すよう
に、成形後のベルト歯部表面には、ゴムが帆布の開口部
から露出して付着しておらず、また成形後のベルト歯部
の形状は良好であり、しかも走行後のゴム粉の飛散は確
認されなかった。
RFL液に浸漬し、一対のロールに0.5kgf/cm
(ゲージ圧)で絞った後、乾燥し、更にこれを同じRF
L液に浸漬し、一対のロールに0.7kgf/cm(ゲ
ージ圧)で絞った後、乾燥し、RFL液の固形分付着量
が35重量%になる帆布を用いた。この歯布を用いて、
実施例1と同様の歯付ベルトを作製し、成形後のベルト
歯部の形状と30時間走行後のベルト歯部表面から飛散
したゴム粉の有無を調べた。その結果、表3に示すよう
に、成形後のベルト歯部表面には、ゴムが帆布の開口部
から露出して付着しておらず、また成形後のベルト歯部
の形状は良好であり、しかも走行後のゴム粉の飛散は確
認されなかった。
【0020】比較例1 歯布として、実施例1と同様の未処理帆布を表2に示す
RFL液に浸漬し、一対のロールに0.5kgf/cm
(ゲージ圧)で絞った後、乾燥し、更にこれを同じRF
L液に浸漬し、一対のロールに0.3kgf/cm(ゲ
ージ圧)で絞った後、乾燥し、RFL液の固形分付着量
が55重量%になる帆布を用いた。この歯布を用いて、
実施例1と同様の歯付ベルトを作製し、成形後のベルト
歯部の形状と30時間走行後のベルト歯部表面から飛散
したゴム粉の有無を調べた。その結果、表3に示すよう
に、成形後のベルト歯部表面には、ゴムが帆布の開口部
から露出して付着しておらず、また走行後のゴム粉の飛
散は確認されなかったが、成形後のベルト歯部の形状は
正確でなく、特に歯先のコーナー部が丸くなていた。
RFL液に浸漬し、一対のロールに0.5kgf/cm
(ゲージ圧)で絞った後、乾燥し、更にこれを同じRF
L液に浸漬し、一対のロールに0.3kgf/cm(ゲ
ージ圧)で絞った後、乾燥し、RFL液の固形分付着量
が55重量%になる帆布を用いた。この歯布を用いて、
実施例1と同様の歯付ベルトを作製し、成形後のベルト
歯部の形状と30時間走行後のベルト歯部表面から飛散
したゴム粉の有無を調べた。その結果、表3に示すよう
に、成形後のベルト歯部表面には、ゴムが帆布の開口部
から露出して付着しておらず、また走行後のゴム粉の飛
散は確認されなかったが、成形後のベルト歯部の形状は
正確でなく、特に歯先のコーナー部が丸くなていた。
【0021】比較例2 歯布として、実施例1と同様の未処理帆布を表2に示す
RFL液に浸漬し、絞り圧をかけずに処理した後、乾燥
してRFL液の固形分付着量を25重量%とする帆布を
用いた。この歯布を用いて、実施例1と同様の歯付ベル
トを作製し、成形後のベルト歯部の形状と30時間走行
後のベルト歯部表面から飛散したゴム粉の有無を調べ
た。その結果、表3に示すように、成形後のベルト歯部
の形状は良好であったが、成形後のベルト歯部表面に
は、ゴムの表面付着率が約10%あり、また走行後のゴ
ム粉の飛散も確認された。
RFL液に浸漬し、絞り圧をかけずに処理した後、乾燥
してRFL液の固形分付着量を25重量%とする帆布を
用いた。この歯布を用いて、実施例1と同様の歯付ベル
トを作製し、成形後のベルト歯部の形状と30時間走行
後のベルト歯部表面から飛散したゴム粉の有無を調べ
た。その結果、表3に示すように、成形後のベルト歯部
の形状は良好であったが、成形後のベルト歯部表面に
は、ゴムの表面付着率が約10%あり、また走行後のゴ
ム粉の飛散も確認された。
【0022】比較例3 歯布として、実施例1と同様の未処理帆布を表2に示す
RFL液に浸漬し、一対のロールに0.5kgf/cm
(ゲージ圧)で絞った後、乾燥してRFL液の固形分付
着量を20重量%とする帆布を用いた。この歯布を用い
て、実施例1と同様の歯付ベルトを作製し、成形後のベ
ルト歯部の形状と30時間走行後のベルト歯部表面から
飛散したゴム粉の有無を調べた。その結果、表3に示す
ように、成形後のベルト歯部の形状は良好であったが、
成形後のベルト歯部表面には、ゴムの表面付着率が約2
0%あり、また走行後のゴム粉の飛散も確認された。
尚、上記ゴムの表面付着率は、ゴムが帆布の開口部から
露出している表面積を全表面積で徐した値である。
RFL液に浸漬し、一対のロールに0.5kgf/cm
(ゲージ圧)で絞った後、乾燥してRFL液の固形分付
着量を20重量%とする帆布を用いた。この歯布を用い
て、実施例1と同様の歯付ベルトを作製し、成形後のベ
ルト歯部の形状と30時間走行後のベルト歯部表面から
飛散したゴム粉の有無を調べた。その結果、表3に示す
ように、成形後のベルト歯部の形状は良好であったが、
成形後のベルト歯部表面には、ゴムの表面付着率が約2
0%あり、また走行後のゴム粉の飛散も確認された。
尚、上記ゴムの表面付着率は、ゴムが帆布の開口部から
露出している表面積を全表面積で徐した値である。
【0023】
【表3】
【0024】この結果より、ベルト歯布のRFL液の固
形分付着量が40重量%、35重量%とする帆布を用い
た場合のみ、成形後のベルト歯部の形状が良好で、得ら
れたベルトの歯部表面にはゴムが帆布の開口部から露出
しておらず、しかも走行後においてもベルトの歯部表面
から飛散したゴム粉が確認されなかった。しかし、RF
L液の固形分付着量が30〜50重量%の範囲外になる
と、ベルトの歯部表面にはゴムが付着し、走行後のベル
トの歯部表面から飛散したゴム粉が確認され、またRF
L液の固形分付着量が多くなると、走行後のベルトの歯
部表面からゴム粉が飛散しないけれども、正確なベルト
歯形が形成されないことが判った。
形分付着量が40重量%、35重量%とする帆布を用い
た場合のみ、成形後のベルト歯部の形状が良好で、得ら
れたベルトの歯部表面にはゴムが帆布の開口部から露出
しておらず、しかも走行後においてもベルトの歯部表面
から飛散したゴム粉が確認されなかった。しかし、RF
L液の固形分付着量が30〜50重量%の範囲外になる
と、ベルトの歯部表面にはゴムが付着し、走行後のベル
トの歯部表面から飛散したゴム粉が確認され、またRF
L液の固形分付着量が多くなると、走行後のベルトの歯
部表面からゴム粉が飛散しないけれども、正確なベルト
歯形が形成されないことが判った。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明では、歯布がRFL
液のみで処理され、RFL液の固形分付着量を30〜5
0重量%に調節した帆布であるため、歯布の開口部が小
さく、また経糸と緯糸の接触部が動きにくくなるために
歯布の開口部が拡大せず、これが歯部のゴムを表面へ露
出しにくくしてゴム粉の飛散を防止し、しかも正確なベ
ルト歯形を形成できる。更に、歯部表面に付着したRF
L液の固形分が表面の摩擦係数を低下させて、ベルト駆
動時の騒音を減少させるといった効果もある。
液のみで処理され、RFL液の固形分付着量を30〜5
0重量%に調節した帆布であるため、歯布の開口部が小
さく、また経糸と緯糸の接触部が動きにくくなるために
歯布の開口部が拡大せず、これが歯部のゴムを表面へ露
出しにくくしてゴム粉の飛散を防止し、しかも正確なベ
ルト歯形を形成できる。更に、歯部表面に付着したRF
L液の固形分が表面の摩擦係数を低下させて、ベルト駆
動時の騒音を減少させるといった効果もある。
【図1】本発明に係る歯付ベルトの断面斜視図である。
1 歯付ベルト 2 歯部 3 心線 4 背部 5 歯布 6 緯糸 7 経糸 8 開口部
Claims (1)
- 【請求項1】 長さ方向に沿って配置した複数の歯部
と、心線を埋設した背部とを有し、上記歯部の表面に歯
布を被覆した歯付ベルトにおいて、前記歯布がレゾルシ
ン−ホルマリン−ラテックス液のみで処理し、レゾルシ
ン−ホルマリン−ラテックス液の固形分付着量を30〜
50重量%に調節した帆布であり、歯部のゴムを上記帆
布の開口部から露出させないようにしたことを特徴とす
る歯付ベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30965794A JPH07190150A (ja) | 1993-11-19 | 1994-11-17 | 歯付ベルト |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5-314082 | 1993-11-19 | ||
| JP31408293 | 1993-11-19 | ||
| JP30965794A JPH07190150A (ja) | 1993-11-19 | 1994-11-17 | 歯付ベルト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07190150A true JPH07190150A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=26566035
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30965794A Pending JPH07190150A (ja) | 1993-11-19 | 1994-11-17 | 歯付ベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07190150A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0844413A3 (en) * | 1996-11-25 | 1998-11-11 | Unitta Company | Toothed belt fabric and toothed belt |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03255246A (ja) * | 1990-03-01 | 1991-11-14 | Unitta Co Ltd | ベルト用帆布の処理方法 |
-
1994
- 1994-11-17 JP JP30965794A patent/JPH07190150A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03255246A (ja) * | 1990-03-01 | 1991-11-14 | Unitta Co Ltd | ベルト用帆布の処理方法 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0844413A3 (en) * | 1996-11-25 | 1998-11-11 | Unitta Company | Toothed belt fabric and toothed belt |
| US6007897A (en) * | 1996-11-25 | 1999-12-28 | Unitta Company | Fabric and toothed belt using fabric |
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