JPH0719035A - 部分加熱式触媒コンバータ - Google Patents
部分加熱式触媒コンバータInfo
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- JPH0719035A JPH0719035A JP5149432A JP14943293A JPH0719035A JP H0719035 A JPH0719035 A JP H0719035A JP 5149432 A JP5149432 A JP 5149432A JP 14943293 A JP14943293 A JP 14943293A JP H0719035 A JPH0719035 A JP H0719035A
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- Japan
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- insulating layer
- region
- metal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 十分な耐久性、特に熱応力に対する耐久性を
有し、消費電力が少なく、触媒加熱特性に優れた部分加
熱式触媒コンバータを得る。 【構成】 中心電極1の回りに金属箔2、3を渦巻き状
に巻回し、中心電極1から外周側に離れた第1領域A
と、この第1領域Aから更に外周側に離れた第2領域B
では金属箔間に絶縁層4a、4bを介在させることによ
り、リング状の2つのヒータ部A、Bを形成し、これら
以外の担体の領域C、D、Eを非ヒータ部とした。
有し、消費電力が少なく、触媒加熱特性に優れた部分加
熱式触媒コンバータを得る。 【構成】 中心電極1の回りに金属箔2、3を渦巻き状
に巻回し、中心電極1から外周側に離れた第1領域A
と、この第1領域Aから更に外周側に離れた第2領域B
では金属箔間に絶縁層4a、4bを介在させることによ
り、リング状の2つのヒータ部A、Bを形成し、これら
以外の担体の領域C、D、Eを非ヒータ部とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンお排気通路に設
置される通電加熱式触媒コンバータ、特にエンジンから
排出される有害物質、例えば一酸化炭素(CO)、未燃
炭化水素(HC)、酸素酸化物等を炭酸ガス、酸素、あ
るいは水分等に変換するために使用される部分加熱式の
触媒コンバータに関する。
置される通電加熱式触媒コンバータ、特にエンジンから
排出される有害物質、例えば一酸化炭素(CO)、未燃
炭化水素(HC)、酸素酸化物等を炭酸ガス、酸素、あ
るいは水分等に変換するために使用される部分加熱式の
触媒コンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば米国特許第5,070,694号
に開示されているように、薄い金属箔(通常は波箔と平
箔から成る)と絶縁層とを互いに重ねて共に渦巻状に巻
回して形成した円筒状の触媒担体と、該触媒担体を収容
する円筒形の金属ケースと、前記金属箔を通電加熱する
電源供給手段とを備えた通電加熱式触媒コンバータは従
来既に知られている。
に開示されているように、薄い金属箔(通常は波箔と平
箔から成る)と絶縁層とを互いに重ねて共に渦巻状に巻
回して形成した円筒状の触媒担体と、該触媒担体を収容
する円筒形の金属ケースと、前記金属箔を通電加熱する
電源供給手段とを備えた通電加熱式触媒コンバータは従
来既に知られている。
【0003】また、特表平3−500911号公報に
は、金属箔と絶縁箔とを重ねて巻回して形成した円柱状
の触媒担体に通電して加熱せしめる通電加熱式触媒コン
バータにおいて、絶縁層は触媒担体外周まで延び、触媒
担体を円筒状ケース内に挿入して触媒担体の外周をケー
スに接合せしめるようにした通電加熱式触媒装置が開示
されている。
は、金属箔と絶縁箔とを重ねて巻回して形成した円柱状
の触媒担体に通電して加熱せしめる通電加熱式触媒コン
バータにおいて、絶縁層は触媒担体外周まで延び、触媒
担体を円筒状ケース内に挿入して触媒担体の外周をケー
スに接合せしめるようにした通電加熱式触媒装置が開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】排ガス規制強化に対応
するためには、エンジン始動時のHC,COを浄化する
必要があり、そのためには、触媒担体を短時間に触媒活
性化温度に昇温させなければならない。しかしながら、
担体の外周部まで絶縁層が延びて電流路が形成され、担
体全体を通電加熱しようとする触媒担体においては、例
えば、100cc程度の小さな容量を10秒以内に400
℃まで通電加熱しようとすると、2〜3kW以上の大きな
電力が必要になり、既存のバッテリーを含めた電源系の
大型化が必須となり、重量およびコストアップや燃費悪
化を避けられないという問題がある。
するためには、エンジン始動時のHC,COを浄化する
必要があり、そのためには、触媒担体を短時間に触媒活
性化温度に昇温させなければならない。しかしながら、
担体の外周部まで絶縁層が延びて電流路が形成され、担
体全体を通電加熱しようとする触媒担体においては、例
えば、100cc程度の小さな容量を10秒以内に400
℃まで通電加熱しようとすると、2〜3kW以上の大きな
電力が必要になり、既存のバッテリーを含めた電源系の
大型化が必須となり、重量およびコストアップや燃費悪
化を避けられないという問題がある。
【0005】そこで、本発明は十分な耐久性、特に熱応
力に対する耐久性を有し、消費電力が少ないにもかかわ
らず、触媒加熱特性に優れた部分加熱式触媒コンバータ
を提供することを課題とする。
力に対する耐久性を有し、消費電力が少ないにもかかわ
らず、触媒加熱特性に優れた部分加熱式触媒コンバータ
を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1によれば、エンジンの排気通路に設置される
部分加熱式触媒コンバータにおいて、中心電極の回りに
少なくとも1枚の金属箔を渦巻き状に巻回して金属触媒
担体を形成すると共に、前記中心電極から外周側に離れ
た第1領域と、該第1領域から更に外周側に離れた第2
領域の少なくとも2つの領域で前記金属箔間に絶縁層を
介在させて該絶縁層間の電流路でヒータ部を形成し、該
絶縁層の非介在領域では金属対金属で接触させて非ヒー
タ部を形成し、このようにして形成した金属触媒担体を
金属ケースに収容したことを特徴とする部分加熱式触媒
コンバータが提供される。
め請求項1によれば、エンジンの排気通路に設置される
部分加熱式触媒コンバータにおいて、中心電極の回りに
少なくとも1枚の金属箔を渦巻き状に巻回して金属触媒
担体を形成すると共に、前記中心電極から外周側に離れ
た第1領域と、該第1領域から更に外周側に離れた第2
領域の少なくとも2つの領域で前記金属箔間に絶縁層を
介在させて該絶縁層間の電流路でヒータ部を形成し、該
絶縁層の非介在領域では金属対金属で接触させて非ヒー
タ部を形成し、このようにして形成した金属触媒担体を
金属ケースに収容したことを特徴とする部分加熱式触媒
コンバータが提供される。
【0007】また、請求項2によれば、第1領域におけ
る絶縁層を介した部分の絶縁層の重なり部と、第2領域
における絶縁層を介した部分の絶縁層の重なり部とを触
媒担体中心軸に対し、ほぼ対称に配置させたことを特徴
とする請求項1に記載の部分加熱式触媒コンバータが提
供される。
る絶縁層を介した部分の絶縁層の重なり部と、第2領域
における絶縁層を介した部分の絶縁層の重なり部とを触
媒担体中心軸に対し、ほぼ対称に配置させたことを特徴
とする請求項1に記載の部分加熱式触媒コンバータが提
供される。
【0008】
【作用】本発明によれば、触媒担体の中心部、外周部、
及び第1領域と第2領域との間の中間領域では絶縁層が
存在していないので、巻回された金属箔が金属箔どおし
で接触しており、通電すると電流が分散して電気抵抗は
非常に小さくなり、ほとんど加熱せず、非ヒータ部を形
成する。一方、絶縁層が介在している第1領域及び第2
領域では絶縁層間に電流路が形成され、電気抵抗が大き
く、これらの領域でバッテリーより供給される電力の大
部分が消費され、熱に変換されるので、ヒータ部を形成
する。このように絶縁層の介在するヒータ部を、第1領
域及び第2領域に特定することにより、熱容量が小さく
なり、消費電力/熱容量の比に比例して前記領域を急速
に加熱することができる。また、これらの第1領域及び
第2領域を互いに離すことにより、発熱が局部に集中す
るのを防止することができる。更に、大きな繰り返し熱
応力のかかる触媒担体外周部の耐熱疲労特性が向上し、
耐久性を確保することができる。
及び第1領域と第2領域との間の中間領域では絶縁層が
存在していないので、巻回された金属箔が金属箔どおし
で接触しており、通電すると電流が分散して電気抵抗は
非常に小さくなり、ほとんど加熱せず、非ヒータ部を形
成する。一方、絶縁層が介在している第1領域及び第2
領域では絶縁層間に電流路が形成され、電気抵抗が大き
く、これらの領域でバッテリーより供給される電力の大
部分が消費され、熱に変換されるので、ヒータ部を形成
する。このように絶縁層の介在するヒータ部を、第1領
域及び第2領域に特定することにより、熱容量が小さく
なり、消費電力/熱容量の比に比例して前記領域を急速
に加熱することができる。また、これらの第1領域及び
第2領域を互いに離すことにより、発熱が局部に集中す
るのを防止することができる。更に、大きな繰り返し熱
応力のかかる触媒担体外周部の耐熱疲労特性が向上し、
耐久性を確保することができる。
【0009】また、請求項2によれば、重なり部を対称
に位置させる為、発熱の偏りを小さくすることができ
る。
に位置させる為、発熱の偏りを小さくすることができ
る。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。図1及び図2は本発明によるハ
ニカム構造の部分加熱式触媒コンバータの一実施例を示
すものであって、図1はこの触媒コンバータを排気通路
の下流側より見た正面図、図2は側面図である。また、
図3は本発明による金属触媒担体を製造する方法を示し
た図である。
ついて詳細に説明する。図1及び図2は本発明によるハ
ニカム構造の部分加熱式触媒コンバータの一実施例を示
すものであって、図1はこの触媒コンバータを排気通路
の下流側より見た正面図、図2は側面図である。また、
図3は本発明による金属触媒担体を製造する方法を示し
た図である。
【0011】棒状の中心電極1は金属棒から成り、後述
のように正の電極を構成する。図3に示すように、1枚
の薄い帯状の金属平箔2と同様に1枚の薄い帯状の金属
波板3とを互いに重ね、それらの一端を中心電極1に軸
方向にスポット溶接6等で結合される。平箔2および波
箔3は、例えば20%Cr−5%Al−75%Feの組
成を有し、その幅は約17mm、板厚は約50μmであ
る。平箔2および各波箔3の中心電極1からの長さは等
しい。
のように正の電極を構成する。図3に示すように、1枚
の薄い帯状の金属平箔2と同様に1枚の薄い帯状の金属
波板3とを互いに重ね、それらの一端を中心電極1に軸
方向にスポット溶接6等で結合される。平箔2および波
箔3は、例えば20%Cr−5%Al−75%Feの組
成を有し、その幅は約17mm、板厚は約50μmであ
る。平箔2および各波箔3の中心電極1からの長さは等
しい。
【0012】平箔2と波箔3とは互いに重ねて配列され
るが、中心電極1から外周側に離れた第1領域Aと、こ
の第1領域Aから更に外周側に離れた第2領域Bの少な
くとも2つの領域A、Bでは、図3に示すように、平箔
2上に絶縁層4a、4bが配置される。これらの絶縁層
4a、4bも平箔2及び波箔3と同じ幅を有するが、長
さについては後述のように、巻回した状態で2巻分〜数
巻分とされる。
るが、中心電極1から外周側に離れた第1領域Aと、こ
の第1領域Aから更に外周側に離れた第2領域Bの少な
くとも2つの領域A、Bでは、図3に示すように、平箔
2上に絶縁層4a、4bが配置される。これらの絶縁層
4a、4bも平箔2及び波箔3と同じ幅を有するが、長
さについては後述のように、巻回した状態で2巻分〜数
巻分とされる。
【0013】中心電極1を中心として平箔2及び波箔3
を、図3の矢印で示すように、巻き回すことによって図
1に示すようなハニカム構造の金属製触媒担体7を形成
する。前述のように、中心電極1から外周側に離れた第
1領域Aと、この第1領域Aから更に外周側に離れた第
2領域Bでは絶縁層4a、4bが配置されているので、
図1及び図2に示すように、中心電極1から外周側に離
れた内側リング状の第1領域Aと、この第1領域Aから
更に外周側に離れた外側リング状の第2領域Bでは、絶
縁層4a、4bに囲まれた平箔2及び波箔3の部分が渦
巻き状の電流路を形成し、ヒータ部A及びBとなる。一
方、領域A及びB以外の領域、即ち中心電極1に近い中
心領域Cと、第1領域A及び第2領域Bとの間の中間領
域Dと、外周領域Eでは、絶縁層は介在されていないた
めに、巻回された平箔2及び波箔3は直接接触した状態
で交互に巻回・積層されるので、電気抵抗は非常に小さ
な領域となり、非ヒータ部を形成する。
を、図3の矢印で示すように、巻き回すことによって図
1に示すようなハニカム構造の金属製触媒担体7を形成
する。前述のように、中心電極1から外周側に離れた第
1領域Aと、この第1領域Aから更に外周側に離れた第
2領域Bでは絶縁層4a、4bが配置されているので、
図1及び図2に示すように、中心電極1から外周側に離
れた内側リング状の第1領域Aと、この第1領域Aから
更に外周側に離れた外側リング状の第2領域Bでは、絶
縁層4a、4bに囲まれた平箔2及び波箔3の部分が渦
巻き状の電流路を形成し、ヒータ部A及びBとなる。一
方、領域A及びB以外の領域、即ち中心電極1に近い中
心領域Cと、第1領域A及び第2領域Bとの間の中間領
域Dと、外周領域Eでは、絶縁層は介在されていないた
めに、巻回された平箔2及び波箔3は直接接触した状態
で交互に巻回・積層されるので、電気抵抗は非常に小さ
な領域となり、非ヒータ部を形成する。
【0014】このように形成した金属触媒担体7に活性
アルミナ等をコーティングし触媒成分である貴金属(例
えばPt,Pd,Rh等)が担持されハニカム型の部分
加熱式触媒装置を得る。更に、金属触媒担体7を金属製
の円筒状ケース8内に挿入され、担体7の外周部を例え
ばロー付けによってケース8に接合・固定し、ケース8
との間で通電可能とする。また、非ヒータ部C,D,E
において、平箔2と波箔3を含む金属箔同士は部分的に
又は全領域にわたってロー付けされる。金属ケース8自
体には負電極9が設けられる。
アルミナ等をコーティングし触媒成分である貴金属(例
えばPt,Pd,Rh等)が担持されハニカム型の部分
加熱式触媒装置を得る。更に、金属触媒担体7を金属製
の円筒状ケース8内に挿入され、担体7の外周部を例え
ばロー付けによってケース8に接合・固定し、ケース8
との間で通電可能とする。また、非ヒータ部C,D,E
において、平箔2と波箔3を含む金属箔同士は部分的に
又は全領域にわたってロー付けされる。金属ケース8自
体には負電極9が設けられる。
【0015】図1及び図2に示す通電加熱式触媒コンバ
ータは、排気ガスが触媒担体7ないしケース8の軸線方
向に流れるように内燃機関又はタービンエンジンの排気
通路に配置され、通常、この部分加熱式触媒コンバータ
の下流の排気通路に、通電式でない主触媒装置(図示せ
ず)が配置される。よく知られているように、触媒は活
性化温度以上にならないと排ガス浄化作用を奏すること
ができない。このため、始動時のような機関冷間時にお
いて、所定時間(例えば10秒間)加熱式触媒装置に通
電して加熱し、短時間で触媒を活性化温度以上に昇温せ
しめて排ガス中の有害成分を浄化せしめるようにしてい
る。
ータは、排気ガスが触媒担体7ないしケース8の軸線方
向に流れるように内燃機関又はタービンエンジンの排気
通路に配置され、通常、この部分加熱式触媒コンバータ
の下流の排気通路に、通電式でない主触媒装置(図示せ
ず)が配置される。よく知られているように、触媒は活
性化温度以上にならないと排ガス浄化作用を奏すること
ができない。このため、始動時のような機関冷間時にお
いて、所定時間(例えば10秒間)加熱式触媒装置に通
電して加熱し、短時間で触媒を活性化温度以上に昇温せ
しめて排ガス中の有害成分を浄化せしめるようにしてい
る。
【0016】従って、中心電極1(正電極)と負電極9
との間に電圧を印加せしめると、電流は、図1において
中心電極1側から外周側へと流れるが、触媒担体7にお
ける非ヒータ部C,D,Eは絶縁層がないためにほとん
ど抵抗なく流れる一方で、ヒータ領域A、Bにおいて
は、絶縁層4a、4bによって形成された渦巻き状の電
流路を矢印で示すように流れる。従って、絶縁層4a、
4bの介在されているリング状のヒータ領域A,Bでは
電流路が比較的長くなるために電気抵抗値が大きくな
り、通電によって発熱する。一方、絶縁層が介在せしめ
られない、触媒担体7の中心部C、ヒータ領域A,B間
の領域D、及び外周領域Eでは電気抵抗値は小さくな
り、このため通電してもほとんど発熱しない。
との間に電圧を印加せしめると、電流は、図1において
中心電極1側から外周側へと流れるが、触媒担体7にお
ける非ヒータ部C,D,Eは絶縁層がないためにほとん
ど抵抗なく流れる一方で、ヒータ領域A、Bにおいて
は、絶縁層4a、4bによって形成された渦巻き状の電
流路を矢印で示すように流れる。従って、絶縁層4a、
4bの介在されているリング状のヒータ領域A,Bでは
電流路が比較的長くなるために電気抵抗値が大きくな
り、通電によって発熱する。一方、絶縁層が介在せしめ
られない、触媒担体7の中心部C、ヒータ領域A,B間
の領域D、及び外周領域Eでは電気抵抗値は小さくな
り、このため通電してもほとんど発熱しない。
【0017】このように、図1及び図2の実施例では、
触媒担体のリング状の領域C,D,Eでは絶縁層が存在
しないため、これらの領域では大きな繰り返し熱応力が
かかることはなく、特に外周部では相対的に熱疲労特性
の劣る絶縁層がないので、触媒担体7の外周部全体とケ
ース8とを強固に接合することができ、かくして触媒担
体7の耐久性を向上せしめることができる。即ち、領域
Eのように外周部で絶縁層を切除すれば、外周部で強固
に接合し、強度を向上させることができる。また、領域
Cのように中心部で絶縁層を切除すれば、金属箔が巻回
によりつぶれても中心電極近傍で絶縁層が無く、電気抵
抗値が近くなるため、電力ロスを低減できる。
触媒担体のリング状の領域C,D,Eでは絶縁層が存在
しないため、これらの領域では大きな繰り返し熱応力が
かかることはなく、特に外周部では相対的に熱疲労特性
の劣る絶縁層がないので、触媒担体7の外周部全体とケ
ース8とを強固に接合することができ、かくして触媒担
体7の耐久性を向上せしめることができる。即ち、領域
Eのように外周部で絶縁層を切除すれば、外周部で強固
に接合し、強度を向上させることができる。また、領域
Cのように中心部で絶縁層を切除すれば、金属箔が巻回
によりつぶれても中心電極近傍で絶縁層が無く、電気抵
抗値が近くなるため、電力ロスを低減できる。
【0018】図1〜図3に示した上述の実施例では、内
側の絶縁層4aの長さを2巻き分よりやや長めにし、外
側の絶縁層4bの長さを4巻き分よりやや短いめとした
が、これらの絶縁層の長さは形成すべきヒータ部をどれ
程度の大きさにするかによって適宜選定することができ
る。即ち、絶縁層の長さをちょうど2巻き分とすること
により絶縁層間に1周分の電流路が形成される。即ち1
周分のリング状ヒータ部が得られることとなる。もっと
も、このようなヒータ部を設ける位置が外周側よ近いほ
ど1周分でも絶縁層自体の長さは長くする必要があるこ
とは勿論である。
側の絶縁層4aの長さを2巻き分よりやや長めにし、外
側の絶縁層4bの長さを4巻き分よりやや短いめとした
が、これらの絶縁層の長さは形成すべきヒータ部をどれ
程度の大きさにするかによって適宜選定することができ
る。即ち、絶縁層の長さをちょうど2巻き分とすること
により絶縁層間に1周分の電流路が形成される。即ち1
周分のリング状ヒータ部が得られることとなる。もっと
も、このようなヒータ部を設ける位置が外周側よ近いほ
ど1周分でも絶縁層自体の長さは長くする必要があるこ
とは勿論である。
【0019】図4(a)〜(c)は、内側の絶縁層4a
及び外側の絶縁層4bをともに2巻き分とした場合を示
す。図4(a)は内側の絶縁層4aと外側の絶縁層4b
とを両者ともちょうど2巻き分とし、このようにして形
成されたリング状ヒータ部A、Bの継ぎ目部分14a、
14bが中心電極1に関して同じ側に位置するようにし
たものである。この場合は、内側及び外側にそれぞれち
ょうど1周分のヒータ部が形成されるので良好な熱分布
の部分加熱式触媒コンバータが得られる。
及び外側の絶縁層4bをともに2巻き分とした場合を示
す。図4(a)は内側の絶縁層4aと外側の絶縁層4b
とを両者ともちょうど2巻き分とし、このようにして形
成されたリング状ヒータ部A、Bの継ぎ目部分14a、
14bが中心電極1に関して同じ側に位置するようにし
たものである。この場合は、内側及び外側にそれぞれち
ょうど1周分のヒータ部が形成されるので良好な熱分布
の部分加熱式触媒コンバータが得られる。
【0020】図4(b)は内側の絶縁層4aと外側の絶
縁層4bとを両者とも2巻き分よりやや長いめとし、こ
のようにして形成されたリング状ヒータ部A、Bが部分
的に重なる、即ち部分的に2周分のヒータとなるように
しているが、これらの重なった部分24a、24bが中
心電極1に関して互いに反対側にくるようにしたもので
ある。この場合は、重なり部分24a、24bで多少発
熱が集中する部分ができるものの、それらが互いに離れ
ているので、局部的に大きな熱応力を受けることとはな
らないため、良好な熱分布の部分加熱式触媒コンバータ
が得られる。
縁層4bとを両者とも2巻き分よりやや長いめとし、こ
のようにして形成されたリング状ヒータ部A、Bが部分
的に重なる、即ち部分的に2周分のヒータとなるように
しているが、これらの重なった部分24a、24bが中
心電極1に関して互いに反対側にくるようにしたもので
ある。この場合は、重なり部分24a、24bで多少発
熱が集中する部分ができるものの、それらが互いに離れ
ているので、局部的に大きな熱応力を受けることとはな
らないため、良好な熱分布の部分加熱式触媒コンバータ
が得られる。
【0021】これに対し、図4(c)は内側のリング状
ヒータ部Aと外側のリング状ヒータ部Bが部分的に重な
った部分34a、34bが中心電極1に関して同じ側に
あるので、集中発熱部が接近することとなり、局部的に
大きな熱応力を受けるおそれがあるので、できる限り避
けた方が望ましい。また、図5(a)に示すように、内
側のリング状ヒータ部Aを中心電極1に近接して配置し
たり、或いは図5(b)に示すように、外側のリング状
ヒータ部Bを外周部に配置する実施例もありうる。
ヒータ部Aと外側のリング状ヒータ部Bが部分的に重な
った部分34a、34bが中心電極1に関して同じ側に
あるので、集中発熱部が接近することとなり、局部的に
大きな熱応力を受けるおそれがあるので、できる限り避
けた方が望ましい。また、図5(a)に示すように、内
側のリング状ヒータ部Aを中心電極1に近接して配置し
たり、或いは図5(b)に示すように、外側のリング状
ヒータ部Bを外周部に配置する実施例もありうる。
【0022】以上のように、局部的に大きな熱応力を受
けないように、絶縁層の数、長さ、位置等を選定するこ
とができる。絶縁層を3つ以上設ければ、3箇所以上の
ヒータ部を形成できることは勿論である。また、図1〜
図3に示した実施例では、1枚の平箔2と1枚の波箔3
とを重ねて巻回しているが、複数枚の平箔2と複数枚の
波箔3とそれぞれ交互に積層して中心電極1を中心に巻
回するようにしてもよい。この場合には、絶縁層間に規
定される電流路には複数対の平箔2と波箔3が存在する
こととなる。
けないように、絶縁層の数、長さ、位置等を選定するこ
とができる。絶縁層を3つ以上設ければ、3箇所以上の
ヒータ部を形成できることは勿論である。また、図1〜
図3に示した実施例では、1枚の平箔2と1枚の波箔3
とを重ねて巻回しているが、複数枚の平箔2と複数枚の
波箔3とそれぞれ交互に積層して中心電極1を中心に巻
回するようにしてもよい。この場合には、絶縁層間に規
定される電流路には複数対の平箔2と波箔3が存在する
こととなる。
【0023】また、図3に示すように、上述の実施例で
は、中心電極1の1つの側に軸方向に、絶縁層4a、4
bを形成した平箔2と波箔3を接合しているが、中心電
極1の左右両側に軸方向に、絶縁層4a、4bを形成し
た平箔2と波箔3をそれぞれ接合するようにしてもよ
い。ただし、この場合は、絶縁層の数、長さ、位置等は
左右対称にする必要がある。このように、触媒担体7の
直径、長さやバッテリーを含む電源系の供給電力、電圧
などの使用条件に応じて、適切な金属箔の枚数や絶縁層
の数、長さ、位置等を選択することができる。
は、中心電極1の1つの側に軸方向に、絶縁層4a、4
bを形成した平箔2と波箔3を接合しているが、中心電
極1の左右両側に軸方向に、絶縁層4a、4bを形成し
た平箔2と波箔3をそれぞれ接合するようにしてもよ
い。ただし、この場合は、絶縁層の数、長さ、位置等は
左右対称にする必要がある。このように、触媒担体7の
直径、長さやバッテリーを含む電源系の供給電力、電圧
などの使用条件に応じて、適切な金属箔の枚数や絶縁層
の数、長さ、位置等を選択することができる。
【0024】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明では、少
なくとも2つのリング状のヒータ部A,Bが形成され、
しかもこれらのヒータ部A,Bが触媒担体7の中心及び
外周から離れ、且つ相互間も離れているので、触媒担体
7を加熱するために必要な電力量を大幅に低減せしめる
ことができ、触媒担体7の絶縁層4a、4bの介在領
域、即ちヒータ部A,Bを迅速に昇温せしめることがで
きる。また、発熱が局部に集中するのを防止でき、大き
な繰り返し熱応力が局部にかかるのを防止できるので、
触媒担体の耐熱疲労特性が向上し、耐久性を確保するこ
とができる。
なくとも2つのリング状のヒータ部A,Bが形成され、
しかもこれらのヒータ部A,Bが触媒担体7の中心及び
外周から離れ、且つ相互間も離れているので、触媒担体
7を加熱するために必要な電力量を大幅に低減せしめる
ことができ、触媒担体7の絶縁層4a、4bの介在領
域、即ちヒータ部A,Bを迅速に昇温せしめることがで
きる。また、発熱が局部に集中するのを防止でき、大き
な繰り返し熱応力が局部にかかるのを防止できるので、
触媒担体の耐熱疲労特性が向上し、耐久性を確保するこ
とができる。
【図1】本発明によるハニカム構造の部分加熱式触媒コ
ンバータの一実施例を示す正面図である。
ンバータの一実施例を示す正面図である。
【図2】図1に示した部分加熱式触媒コンバータの側面
図である。
図である。
【図3】本発明による部分加熱式触媒コンバータの製造
方法を示す概略図である。
方法を示す概略図である。
【図4】(a)〜(c)は2つの絶縁層4a、4bの配
置例を示すものである。
置例を示すものである。
【図5】(a)及び(b)は2つの絶縁層4a、4bの
他の配置例を示すものである。
他の配置例を示すものである。
1…中心電極 2…平箔 3…波箔 4(4a,4b)…絶縁層 6…スポット溶接 7…金属触媒担体 8…金属ケース 9…負電極 A,B…ヒータ領域 C,D,E…非ヒータ領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 35/04 321 A 8017−4G (72)発明者 加古 卓三 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 藤野 健二 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジンの排気通路に設置される部分加
熱式触媒コンバータにおいて、中心電極の回りに少なく
とも1枚の金属箔を渦巻き状に巻回して金属触媒担体を
形成すると共に、前記中心電極の外周側の第1領域と、
該第1領域から更に外周側に離れた第2領域の少なくと
も2つの領域で前記金属箔間に絶縁層を介在させて該絶
縁層間の電流路でヒータ部を形成し、これらのヒータ部
を外周又は中心部から離し、該絶縁層の非介在領域では
金属対金属で接触させて非ヒータ部を形成し、このよう
にして形成した金属触媒担体を金属ケースに収容したこ
とを特徴とする部分加熱式触媒コンバータ。 - 【請求項2】 第1領域における絶縁層を介した部分の
絶縁層の重なり部と、第2領域における絶縁層を介した
部分の絶縁層の重なり部とを触媒担体中心軸に対し、ほ
ぼ対称に配置させたことを特徴とする請求項1に記載の
部分加熱式触媒コンバータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5149432A JPH0719035A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 部分加熱式触媒コンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5149432A JPH0719035A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 部分加熱式触媒コンバータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0719035A true JPH0719035A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=15474988
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5149432A Withdrawn JPH0719035A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 部分加熱式触媒コンバータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0719035A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1218623A4 (en) * | 1999-10-05 | 2002-10-24 | Precision Combustion Inc | CATALYTIC REACTOR FOR THE STIMULATION OF A CHEMICAL REACTION ON A FLUID THROUGH THIS REACTOR |
| US6491877B1 (en) | 1996-09-09 | 2002-12-10 | Framatome Anp Gmbh | Method and device for initiating a hydrogen/oxygen reaction in a reactor safety vessel |
| WO2014012174A1 (en) * | 2012-07-19 | 2014-01-23 | Vida Holdings Corp. Ltd. | Apparatus and method for engine backpressure reduction |
| US9101881B2 (en) | 2008-08-27 | 2015-08-11 | Vida Holdings Ltd. | Catalytic converter apparatus |
| CN115041017A (zh) * | 2022-05-13 | 2022-09-13 | 南京都乐制冷设备有限公司 | 一种封闭区域VOCs去除装置和去除方法 |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP5149432A patent/JPH0719035A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6491877B1 (en) | 1996-09-09 | 2002-12-10 | Framatome Anp Gmbh | Method and device for initiating a hydrogen/oxygen reaction in a reactor safety vessel |
| KR100522558B1 (ko) * | 1996-09-09 | 2005-10-19 | 프라마톰 아엔페 게엠베하 | 원자로 안전 격납 용기내에서 수소-산소 반응을 개시하기 위한 방법 및 장치 |
| EP1218623A4 (en) * | 1999-10-05 | 2002-10-24 | Precision Combustion Inc | CATALYTIC REACTOR FOR THE STIMULATION OF A CHEMICAL REACTION ON A FLUID THROUGH THIS REACTOR |
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| US9926824B2 (en) | 2008-08-27 | 2018-03-27 | Vida Fresh Air Corp. | Catalytic converter apparatus |
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| CN103917286A (zh) * | 2012-07-19 | 2014-07-09 | 维达控股股份有限公司 | 用于降低发动机背压的装置和方法 |
| EP2874731A4 (en) * | 2012-07-19 | 2016-02-24 | Vida Holdings Corp Ltd | DEVICE AND METHOD FOR MOTOR PRESSURE REDUCTION |
| CN115041017A (zh) * | 2022-05-13 | 2022-09-13 | 南京都乐制冷设备有限公司 | 一种封闭区域VOCs去除装置和去除方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |