JPH07190849A - 回転軸受け振動診断装置 - Google Patents

回転軸受け振動診断装置

Info

Publication number
JPH07190849A
JPH07190849A JP34723893A JP34723893A JPH07190849A JP H07190849 A JPH07190849 A JP H07190849A JP 34723893 A JP34723893 A JP 34723893A JP 34723893 A JP34723893 A JP 34723893A JP H07190849 A JPH07190849 A JP H07190849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fault
failure
type
vibration
shaft system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34723893A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Hoshi
光 星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP34723893A priority Critical patent/JPH07190849A/ja
Publication of JPH07190849A publication Critical patent/JPH07190849A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ノイズ振動を含む種々の種類の故
障を確実に診断可能とし、これにより誤診断を未然に防
止することにある。 【構成】 回転軸系統の振動信号のエンベロープ波形を
スペクトル分析し、スペクトル成分を取り出す周波数分
析器1と、予め回転軸系統に関係する故障の前記スペク
トル成分を入力して当該スペクトル成分と故障の種類と
の関係を学習し、前記回転軸系統に関係するある種類の
故障、複数種類の故障が重なり合う複合故障および回転
軸系統以外のノイズ振動によって得られる前記スペクト
ル成分の入力に対し、それぞれ異なる演算結果の信号を
出力するニューラルネットワークからなる故障認識手段
2と、この故障認識手段から得られる演算結果の信号の
大きさに基づいて故障の種類を判定する診断手段3とを
設けた回転軸受け振動診断装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転機の回転軸受け系統
に発生する振動の種類(故障の種類)を診断する回転軸
受け振動診断装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】モータの回転軸受け系統の故障には種々
の種類の故障が考えられるが、この故障の種類に応じて
スペクトルの現れ方が異なってくる。例えば回転軸受け
に傷が付いている場合には、その傷の付いている位置と
回転軸受けの構造とから異常振動のピッチ周波数が計算
可能であり、またスペクトル成分上からみればピッチ周
波数の間隔ごとに複数の高調波成分が発生することも分
かる。さらに、この異常振動時のエンベロープ波形のス
ペクトルからピッチ周波数およびその高調波成分を観測
することができる。
【0003】そこで、従来のモータ軸受け振動診断装置
は、異常振動の特徴を利用し、その異常振動時に現れる
特定のスペクトル成分または複数のスペクトル成分ごと
にそれぞれしきい値を設定し、振動のスペクトル成分が
予め設定されたしきい値を越えたとき、故障であると判
定する方式をとっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、診断対象と
なる回転機は、種々の環境下に設置されるが、回転軸受
け系統に係わる故障以外の現象,つまり環境からのノイ
ズ振動の影響を受ける場合が多い。しかも、このノイズ
振動の中には故障スペクトルとよく似たピークをもつも
のが多く、誤診断の原因となる場合がある。
【0005】そこで、従来、このような誤診断を防止す
る手段として、故障スペクトル成分のしきい値を大きめ
に設定したり、複数回の診断を繰り返すことにより、誤
診断の確率を少なくすることが行われている。
【0006】しかし、このような診断の方法は、ノイズ
振動に対する対策として不十分であるだけでなく、複数
回の診断を繰り返すことから迅速に診断結果が得られ
ず、診断作業の効率が悪いなどの問題がある。また、故
障が発生した場合でもその故障の種類を正確に特定でき
ないばかりか、回転軸受けの複数種類の故障が重なり合
う複合故障のとき、その複合故障であることを判定でき
ない問題がある。
【0007】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、ノイズ振動を含む種々の種類の故障を確実に診断可
能とし、これにより誤診断を未然に防止する回転軸受け
振動診断装置を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明の他の目的は、種々の診断結
果の内容を報知し、迅速なメンテナンスの向上に貢献す
る回転軸受け振動診断装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、回転軸系統の振動のエ
ンベロープ波形をスペクトル分析し、得られるスペクト
ル成分から故障を診断する回転軸受け振動診断装置にお
いて、予め回転軸系統に関係する故障の前記スペクトル
成分を入力し当該スペクトル成分と故障の種類との関係
を記憶し、前記回転軸系統に関係するある種類の故障、
複数種類の故障が重なり合う複合故障および回転軸系統
以外のノイズ振動によって得られる前記スペクトル成分
の入力に対し、それぞれ異なる演算結果の信号を出力す
る故障認識手段と、この故障認識手段から得られる演算
結果の信号の大きさに基づいて故障の種類を判定する診
断手段とを儲けた回転軸受け振動診断装置である。
【0010】次に、請求項2に対応する発明は、回転軸
系統の振動のエンベロープ波形をスペクトル分析し、得
られるスペクトル成分から故障を診断する回転軸受け振
動診断装置において、予め回転軸系統に関係する故障の
前記スペクトル成分を入力し当該スペクトル成分と故障
の種類との関係を記憶し、前記回転軸系統に関係するあ
る種類の故障、複数種類の故障が重なり合う複合故障お
よび回転軸系統以外のノイズ振動によって得られる前記
スペクトル成分の入力に対し、それぞれ異なる演算結果
の信号を出力する故障認識手段と、この故障認識手段か
ら得られる演算結果の信号の大きさに基づいて故障の種
類を判定する診断手段と、この診断手段の判定結果に基
づいて診断結果の説明を行うメッセージ作成出力手段と
を設けた回転軸受け振動診断装置である。
【0011】請求項3に対応する発明は、請求項1,請
求項2に対応する発明の故障認識手段として、ニューラ
ルネットワークが用いられ、スペクトル成分と故障の種
類との関係を学習させることによる結合重み係数とし
て、 a.ある特定の種類の故障のときだけ現れるスペクトル
成分を入力する入力層のニューロンと前記ある特定の種
類の故障を表すために用意された出力層のあるニューロ
ンとの間の結合重み係数には正の値を設定し、 b.前記ある特定の種類の故障のときだけ現れるスペク
トル成分を入力する入力層のニューロンと、別の種類の
故障を表すために用意された出力層のあるニューロンと
の間の結合重み係数には負の値を設定し、 c.回転軸系統に関係する種類の故障とは関係のない故
障のスペクトル成分を入力するニューロンと出力層のニ
ューロンとの間の結合重み係数には、そのスペクトル成
分の値がどの種類の故障でも一定値をもつような場合に
は負の値を設定し、前記スペクトル成分の値がランダム
に変化する場合にはほぼゼロに近い値を設定し、前記回
転軸系統に関係する種類の故障、複合故障および前記ノ
イズ振動によって得られるスペクトル成分に対し、それ
ぞれ異なる演算結果の信号を出力するものである。
【0012】
【作用】従って、請求項1に対応する発明は、以上のよ
うな手段を講じたことにより、故障認識手段では、予め
回転軸系統に関係する故障のスペクトル成分を入力し当
該スペクトル成分と故障の種類との関係を記憶するとと
もに、回転軸系統に関係するある種類の故障、複数種類
の故障が重なり合う複合故障および回転軸系統以外のノ
イズ振動によるスペクトル成分の入力に対し、それぞれ
異なる演算結果の信号を出力するようにしているので、
その演算結果の信号からある種類の故障、複合故障およ
び回転軸系統以外のノイズ振動を適切に判定でき、確実
に誤診断を防ぐことができる。
【0013】次に、請求項2に対応する発明は、故障認
識手段から得られる演算結果の信号に基づいて診断手段
が故障の種類を判定するが、この診断手段の判定結果に
基づいてメッセージ作成出力手段では、故障の種類およ
びメンテナンスに必要な情報を報知するので、迅速に必
要な処置を講じることができる。
【0014】さらに、請求項3に対応する発明は、スペ
クトル成分と故障の種類との関係を学習させることによ
る結合重み係数として、種々の故障の状態に応じて正の
値、負の値およびほぼゼロに近い値を設定することによ
り、回転軸系統に関係する種類の故障、複合故障および
前記ノイズ振動によって得られるスペクトル成分に対
し、それぞれ異なる演算結果の信号を適切に出力でき、
ひいては確実、かつ、誤診断なく診断結果を出力でき
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0016】図1は本発明装置の一実施例を示す構成図
である。この診断装置は、センサーによって観測された
振動信号からエンベロープ波形のスペクトル成分を取り
出す周波数分析器1と、この周波数分析器1で取り出さ
れたスペクトル成分に基づいて回転軸系統に係わるある
種類の故障、複数種類の故障が重なり合う複合故障およ
び回転軸系統に係わる故障以外のノイズ振動等を認識
し、それぞれ異なる演算結果の信号を出力し、結果とし
て誤認識を起こす原因の回転軸系統に係わる故障に関係
しないノイズ振動成分を除去可能とする故障認識手段2
と、この故障認識手段2の演算結果の信号から回転軸系
に係わる故障,つまりある種類の故障および複数種類の
複合故障を判定する診断手段3とによって構成されてい
る。
【0017】前記周波数分析器1は、センサーからのア
ナログ信号のうち所要とする周波数帯域だけの信号を取
り出すフィルタ11、このフィルタ11の出力であるア
ナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部1
2、このA/D変換部12で変換されたデジタル信号を
エンベロープ変換することにより回転軸系統のうなり振
動の特性,つまりエンベロープ波形を求めるエンベロー
プ変換部13、このエンベロープ変換部13のエンベロ
ープ波形を周波数分析してスペクトル成分を取り出すデ
ジタルフーリエ変換部14などが設けられ、このスペク
トル成分は故障認識手段2に送出される。
【0018】この故障認識手段2は、図2に示すような
ニューラルネットワークで構成されている。このニュー
ラルネットワークは、診断に使用するスペクトル成分数
をN、診断する故障種類数をMとすると、入力層を構成
するニューロン21のニューロン数をN、出力層を構成
するニューロン22のニューロン数をMとする2層の層
状結合型ニューラルネットワークによって構成される。
このニューラルネットワークにおいては、入力層のニユ
ーロン21と出力層のニューロン22との間に結合重み
係数が設定されるが、この結合重み係数は学習という操
作に基づいて設定される。
【0019】具体的には、入力層のニューロンiに過去
の故障時に観測され、または理論的に観測されるべき振
動のスペクトル成分を入力し、このとき出力層から得ら
れるビット列データと教師信号発生部23から前記故障
時の観測の故障の種類を表すビット列データ(教師信
号)とを比較し、これら両ビット列データが等しくなる
ように可変しながら結合重み係数を学習し、ネットワー
ク内に記憶する。つまり、振動のスペクトル成分と故障
種類との関係を学習し、ネットワーク内に結合重み係数
という形で記憶する。
【0020】そして、実際の故障診断時、周波数分析器
1から得られる振動スペクトル成分を入力層のi番目の
ニューロンiに与え、出力層側の所要のニューロンから
得られる演算結果の信号を診断手段3に送出し、故障の
種類を判定するものである。
【0021】この診断手段3は、予めしきい値が設定さ
れ、故障認識手段2の出力値が予め定めたしきい値を越
えたときに故障有りと判定する一方、予め出力層を構成
するニューロン22,…ごとに故障の種類が割り当てら
れ、最も大きな信号を出力するニューロン22が表して
いる故障を第1の故障の種類と判定し、その他のニュー
ロン22の出力値の大きさの順に故障の種類と判定し、
複数のニューロンからほぼ同じ大きさの値の信号が出た
とき、それら複数のニューロンに係わる複数の故障が重
なり合う複合故障と判定するものである。
【0022】次に、以上のように構成された装置の動作
について説明する。
【0023】今、センサからの信号は、フィルタ11に
導入され、ここで低周波域の電気振動ノイズを除去す
る。この低周波域のノイズ成分を除去した後の信号は、
A/D変換部12でデジタル変換され、さらにエンベロ
ープ変換部13でエンベロープ波形を求めた後、デジタ
ルフーリエ変換部14によりエンベロープ波形を周波数
分析して周期性のない高域ノイズを除去した振動のスペ
クトル成分を取り出し、故障認識手段2を構成するニュ
ーラルネットワークの入力層21に供給する。
【0024】このニューラルネットワークでは、ニュー
ロン21の出力に予め学習して得られる結合重み係数を
掛け合わせて次層である例えば出力層の各ニューロン2
2に入力する。この出力層を構成する各ニューロン22
は、結合重み係数を掛け合わせて送られてくる信号を全
て合計演算し、その演算結果である合計値を診断手段3
に送出する。
【0025】ここで、ニューラルネットワークにおける
結合重み係数の学習について述べる。この結合重み係数
は、例えば一般的な学習法(バックプロパゲーション
法)によって決定する。具体的には、 a.出力層の各ニューロン22に対し、ある故障に応じ
た教師信号を割り当てる。
【0026】b.入力層の各ニューロン21には学習に
使用するスペクトル値を割り付け入力する。
【0027】c.入力層の各ニューロン21の出力は出
力層の各ニューロン22と結合されるが、それぞれの結
合ごとにニューロン21の出力と結合重み係数とを乗算
し出力層の各ニューロン22の入力とする。
【0028】d.出力層の各ニューロン22は結合関係
にある各ニューロン21からの乗算信号を受けとり、そ
れら乗算信号の合計値を出力値とする。
【0029】e.出力値の決まった当該ニューロン22
には次のような教師信号を与える。つまり、回転軸系統
のある種類の故障の振動スペクトルに対し、当該種類の
故障を表す出力層のあるニューロン22には教師信号
「1」を、それ以外の出力層を構成する他のニューロン
22には教師信号「0」を与え、これらニューロン22
の出力値と教師信号との間の誤差を求める。
【0030】f.この誤差値と入力層ニューロン21の
出力値とを掛け、さらに定数α(>0,<1の値)を掛
け、得られた値を入力層と出力層との間の結合重み係数
の修正量とし、その時点の結合重み係数の値に加算して
いく。
【0031】このようなb〜fによる一連の処理は、用
意した全てのデータについて、出力層のニューロン22
の出力値と教師信号発生部23の教師信号との誤差の自
乗の和が予め設定されたしきい値以下になるまで実施す
る。このような学習操作によって入力層のニューロン2
1と出力層のニューロン22との間の結合重み係数を決
定することが可能となる。
【0032】その結果、以上のような学習操作により、
次のような特徴を有する結合重み係数をセットできる。
【0033】イ.ある種類の故障Aのときだけ現れるス
ペクトル成分を入力する入力層のニューロン21とその
種類の故障Aを表すために用意された出力層のあるニュ
ーロン22との間の結合重み係数には正の値が設定され
る。
【0034】ロ.ある種類の故障Aのときだけ現れるス
ペクトル成分を入力する入力層のニューロン21と、別
の種類の故障Bを表すために用意された出力層のあるニ
ューロン22との間の結合重み係数には負の値が設定さ
れる。
【0035】ハ.特定の種類の故障とは関係のないスペ
クトル成分を入力するニューロン21と出力層のニュー
ロン22との間の結合重み係数の場合には次の2通りの
設定方法が適用される。つまり、 ハ−1.そのスペクトル成分の値がどの種類の故障でも
一定値をもつような場合には負の値が設定される。
【0036】ハ−2.そのスペクトル成分の値がランダ
ムに変化する場合にはゼロに近い値が設定される。
【0037】従って、以上のような結合重み係数をニュ
ーラルネットワークの入力層と出力層との結合ラインに
設定すれば、周波数分析器1のスペクトル成分の中に故
障の種類と関係のあるスペクトル成分が多く含まれるほ
ど、出力層のあるニューロン22からの出力値が大きな
値となる。一方、学習時と異なるパターンのスペクトル
成分を入力した場合にはニューロン22の出力はあまり
大きな値とならない。このことは、ニューラルネットワ
ークを利用すれば、従来のように単純にスペクトル成分
を用いて判断する場合に較べてノイズ振動の影響を受け
にくくなる。
【0038】また、周波数分析器1の出力であるスペク
トル分析結果をニューラルネットワークに伝達する場
合、スペクトル分析結果の一部を取り出してニューラル
ネットワークに入力することにより、ノイズの重畳しや
すい成分を取り除くことができる。さらに、ニューラル
ネットワークの出力値として0から1の実数値列を出力
するが、診断手段3ではその中から出力値の大きいもの
を選択すれば、ニューラルネットワークの意味の無い出
力,例えばノイズ振動などを取り除くことができる。
【0039】次に、本発明装置を実際の機器に適用した
ときの具体例を説明する。
【0040】(具体例1)図3は小型モータの振動信号
前処理装置に本発明装置を適用した一構成例を示す図で
ある。この前処理装置は、故障認識手段2を構成するニ
ューラルネットワークに予め故障の種類とスペクトル成
分との関係を学習させた後、観測された振動スペクトル
の前処理を行うものである。
【0041】この装置は、周波数分析器1と、ニューラ
ルネット構成の故障認識手段2と、診断手段3と、診断
結果の値をホストコンピュータに送出するインターフェ
イス31とによって構成されている。そのうち、周波数
分析器1のフィルタ11には1.5KHz以下の信号成
分をカットする特性のものが用いられる。また、故障認
識手段2としてのニューラルネットワークは、図4に示
すように64個の入力層ニューロン32、4個の出力層
ニューロン33〜36が用いられている。そして、この
ニューラルネットワークは利用に先だって次のような前
処理が行われる。 (a) 診断対象である小型モータと同型のモータに関
する軸受けの玉,外輪,内輪の各故障振動と平常時の振
動とを収集し、エンベロープ処理結果の周波数分析を行
い、スペクトル成分を取り出す。 (b) 次に、前記(a)によって作成された各スペク
トル成分に対する故障の種類を調査し、玉傷の場合には
出力層ニューロン33、外輪傷の場合には出力層ニュー
ロン34,内輪傷の場合には出力層ニューロン35、平
常時の場合には出力層ニューロン36からそれぞれ
「1」を出力するように、各スペクトル成分値と故障の
種類とをニューラルネットワークに学習させる。
【0042】従って、以上のような装置の構成によれ
ば、診断対象である小型モータの振動信号をセンサによ
って検出して周波数分析器1に導入すると、ここでは低
周波成分がカットされた後、エンベロープがとられ、さ
らに周波数分析された結果によって得られるスペクトル
成分の数値列が図4に示すニューラルネットワークで処
理される。このニューラルネットワークの処理結果は、
診断手段3により振動原因(故障の種類)の情報に変換
出力される。この診断手段3の出力である振動原因の候
補はインターフェイス31を介してホストコンピュータ
に送出され、必要なデータ処理が行われる。
【0043】(具体例2)図5は小型モータの軸受け振
動診断装置の一具体例を示す図である。
【0044】この装置は、周波数分析器1、故障認識手
段2、診断手段3の他、故障認識手段2を構成するニュ
ーラルネットワークの結合重み係数を記憶する係数記憶
手段41、予め故障の種類その他故障のメンテナンスに
必要なメッセージデータを記憶するメッセージデータ記
憶手段42および診断手段3の出力結果に基づいてメッ
セージデータ記憶手段42から必要なメッセージデータ
を取り出して診断結果の説明を行うメッセージ作成出力
手段43等によって構成されている。
【0045】前記係数メモリ2aに記憶する結合重み係
数は次のような処理によって作成される。 (a) 先ず、診断対象となる型のモータと軸受けの構
造とから当該モータの軸受けの傷に関するピッチ周波数
を計算する。この計算結果のピッチ周波数とその高調
波,振動のサンプル周期とから、軸受けの傷の位置別に
エンベロープ波形のスペクトル成分を求める。 (b) 次に、求めたスペクトル成分と傷の位置の情報
とを用いて、傷の位置とスペクトル成分毎の関係をニュ
ーラルネットワークに学習させる。 (c) このようにして求めたニューラルネットワーク
の結合重み係数は係数記憶手段41に記憶しておく。
【0046】しかる後、センサーから得られるモータの
振動スペクトル成分がニューラルネットワークに入力さ
れ、係数記憶手段41から結合重み係数を取り出してニ
ューラルネットワークに設定し、そのときのニューラル
ネットワークの出力層ニューロンから演算結果の信号を
診断手段3に送出し、振動の種類を判定する。このと
き、予め係数記憶手段41に結合重み係数が記憶されて
いるので、電源の投入後何時でも診断装置として利用が
可能である。
【0047】一方、メッセージ作成出力部43では、診
断手段3から得られた診断結果について、メッセージデ
ータ記憶手段42から必要なメッセージデータを取り出
して出力するが、このとき診断結果の解釈は例えば図6
に示すようなアルゴリズムに従って解釈を行うものとす
る。
【0048】先ず、故障種類別に演算結果の絶対値の合
計を求める(ST1)。その後、絶対値の大きさがしき
い値以下であるか否かを判断する(ST2)。ここで、
絶対値の大きさがしきい値以下であるが、診断結果の信
号の値が比較的大きさか小さいかを判断し(ST3)、
小さい場合には正常であること(ST4)、大きい場合
には原因不明であると判断し(ST5)、メッセージデ
ータ記憶手段42から対応するメッセージデータを取り
出して出力する。
【0049】次に、絶対値の大きさがしきい値を越えた
とき、正の演算結果と負の演算結果との比率を計算し
(ST6)、その比率計算結果から何れが大きいかを判
断する(ST7)。ここで、正の演算結果と負の演算結
果とがほぼ等しい場合、該当種類の故障を含む複合故障
と判断し(ST8)、正の演算結果が大きい場合には該
当種類の故障だけと判断し(ST9)、さらに負の演算
結果が大きい場合には別の種類の故障であると判断し
(ST10)し、それぞれ対応するメッセージデータを
取り出して出力する。
【0050】なお、上記実施例では、小型モータを例に
上げて説明したが、大型モータその他モータ以外の回転
機器の回転軸受けの振動発生の場合でも同様に適用でき
る。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施できる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような種々の効果を奏する。
【0052】請求項1,3の発明は、ノイズ振動を含む
種々の種類の故障を確実に診断でき、故障の状態等に応
じて故障認識手段からそれぞれ異なる演算結果の信号を
出力できるので、確実、かつ、誤診断なく適切な診断結
果を出力できる。
【0053】次に、請求項2,3の発明は、種々の診断
結果の内容に応じてメンテナンス上必要なメッセージを
報知するので、メンテナンスの迅速化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる回転軸受け振動診断装置の一実
施例を示す構成図。
【図2】図1に示す故障認識手段の一例としてのニュー
ラルネットワークの構成図。
【図3】本発明装置の具体的な適用例を示す構成図。
【図4】図3の適用例に用いるニューラルネットワーク
の構成図。
【図5】本発明装置の他の実施例を示す構成図。
【図6】図5に示すメッセージ作成出力手段の動作を説
明する図。
【符号の説明】
1…周波数分析器、2…故障認識手段、3…診断手段、
11…フィルタ、12…A/D変換部、13…エンベロ
ープ変換部、14…デジタルフーリェ変換部、43…メ
ッセージ作成出力手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸系統の振動のエンベロープ波形を
    スペクトル分析し、得られるスペクトル成分から故障を
    診断する回転軸受け振動診断装置において、 予め回転軸系統に関係する故障の前記スペクトル成分を
    入力し当該スペクトル成分と故障の種類との関係を記憶
    し、前記回転軸系統に関係するある種類の故障、複数種
    類の故障が重なり合う複合故障および回転軸系統以外の
    ノイズ振動によって得られる前記スペクトル成分の入力
    に対し、それぞれ異なる演算結果の信号を出力する故障
    認識手段と、 この故障認識手段から得られる演算結果の信号の大きさ
    に基づいて故障の種類を判定する診断手段と、 を備えたことを特徴とする回転軸受け振動診断装置。
  2. 【請求項2】 回転軸系統の振動のエンベロープ波形を
    スペクトル分析し、得られるスペクトル成分から故障を
    診断する回転軸受け振動診断装置において、 予め回転軸系統に関係する故障の前記スペクトル成分を
    入力し当該スペクトル成分と故障の種類との関係を記憶
    し、前記回転軸系統に関係するある種類の故障、複数種
    類の故障が重なり合う複合故障および回転軸系統以外の
    ノイズ振動によって得られる前記スペクトル成分の入力
    に対し、それぞれ異なる演算結果の信号を出力する故障
    認識手段と、 この故障認識手段から得られる演算結果の信号の大きさ
    に基づいて故障の種類を判定する診断手段と、 この診断手段の判定結果に基づいて診断結果の説明を行
    うメッセージ作成出力手段と、 を備えたことを特徴とする回転軸受け振動診断装置。
  3. 【請求項3】 故障認識手段は、ニューラルネットワー
    クが用いられ、スペクトル成分と故障の種類との関係を
    学習させることによる結合重み係数として、 a.ある特定の種類の故障のときだけ現れるスペクトル
    成分を入力する入力層のニューロンと前記ある特定の種
    類の故障を表すために用意された出力層のあるニューロ
    ンとの間の結合重み係数には正の値を設定し、 b.前記ある特定の種類の故障のときだけ現れるスペク
    トル成分を入力する入力層のニューロンと、別の種類の
    故障を表すために用意された出力層のあるニューロンと
    の間の結合重み係数には負の値を設定し、 c.回転軸系統に関係する種類の故障とは関係のない故
    障のスペクトル成分を入力するニューロンと出力層のニ
    ューロンとの間の結合重み係数には、そのスペクトル成
    分の値がどの種類の故障でも一定値をもつような場合に
    は負の値を設定し、前記スペクトル成分の値がランダム
    に変化する場合にはほぼゼロに近い値を設定し、 前記回転軸系統に関係する種類の故障、複合故障および
    前記ノイズ振動によって得られるスペクトル成分に対
    し、それぞれ異なる演算結果の信号を出力することを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の回転軸受け振動
    診断装置。
JP34723893A 1993-12-27 1993-12-27 回転軸受け振動診断装置 Pending JPH07190849A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34723893A JPH07190849A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 回転軸受け振動診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34723893A JPH07190849A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 回転軸受け振動診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07190849A true JPH07190849A (ja) 1995-07-28

Family

ID=18388857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34723893A Pending JPH07190849A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 回転軸受け振動診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07190849A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003085366A1 (fr) * 2002-03-18 2003-10-16 Eurocopter Procede et dispositif pour detecter les defauts d'au moins un rotor d'un aeronef a voilure tournante
JP2007328645A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Fuji Xerox Co Ltd 故障診断システム、画像形成装置および故障診断プログラム
CN100430706C (zh) * 2003-09-24 2008-11-05 Skf股份公司 用于根据形态变形对滚动元件轴承进行负载测量的方法和传感器布置
US20110307218A1 (en) * 2010-06-09 2011-12-15 Honeywell International Inc. System and method for conflict resolution to support simultaneous monitoring of multiple subsystems
US8620622B2 (en) 2009-04-02 2013-12-31 Honeywell International Inc. System and method for determining health indicators for impellers
US9618037B2 (en) 2008-08-01 2017-04-11 Honeywell International Inc. Apparatus and method for identifying health indicators for rolling element bearings
CN110991564A (zh) * 2019-12-24 2020-04-10 安徽工业大学 基于多尺度分散熵偏均值与非线性模式分解的变工况轴承故障诊断方法
CN112326210A (zh) * 2019-07-17 2021-02-05 华北电力大学(保定) 一种声振信号联合1d-cnn的大型电机故障诊断方法
CN113383215A (zh) * 2018-04-30 2021-09-10 通用电气公司 用于模式匹配轴承振动诊断的系统和过程
CN115979643A (zh) * 2022-12-06 2023-04-18 太原理工大学 一种滚动轴承故障诊断方法及系统
CN116601475A (zh) * 2020-12-15 2023-08-15 赛峰通风系统公司 用于确定飞行器的旋转机器中的一个或多个故障的方法和系统
US12140507B2 (en) 2019-09-13 2024-11-12 Mitsubishi Electric Engineering Company, Limited Vibration detection device, vibration detection method, and abnormality determination system

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003085366A1 (fr) * 2002-03-18 2003-10-16 Eurocopter Procede et dispositif pour detecter les defauts d'au moins un rotor d'un aeronef a voilure tournante
US7085655B2 (en) 2002-03-18 2006-08-01 Eurocopter Method and device for detecting defects of at least one rotary wing aircraft rotor
CN100430706C (zh) * 2003-09-24 2008-11-05 Skf股份公司 用于根据形态变形对滚动元件轴承进行负载测量的方法和传感器布置
JP2007328645A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Fuji Xerox Co Ltd 故障診断システム、画像形成装置および故障診断プログラム
US9618037B2 (en) 2008-08-01 2017-04-11 Honeywell International Inc. Apparatus and method for identifying health indicators for rolling element bearings
US8620622B2 (en) 2009-04-02 2013-12-31 Honeywell International Inc. System and method for determining health indicators for impellers
US8473252B2 (en) * 2010-06-09 2013-06-25 Honeywell International Inc. System and method for conflict resolution to support simultaneous monitoring of multiple subsystems
US20110307218A1 (en) * 2010-06-09 2011-12-15 Honeywell International Inc. System and method for conflict resolution to support simultaneous monitoring of multiple subsystems
CN113383215A (zh) * 2018-04-30 2021-09-10 通用电气公司 用于模式匹配轴承振动诊断的系统和过程
CN112326210A (zh) * 2019-07-17 2021-02-05 华北电力大学(保定) 一种声振信号联合1d-cnn的大型电机故障诊断方法
US12140507B2 (en) 2019-09-13 2024-11-12 Mitsubishi Electric Engineering Company, Limited Vibration detection device, vibration detection method, and abnormality determination system
CN110991564A (zh) * 2019-12-24 2020-04-10 安徽工业大学 基于多尺度分散熵偏均值与非线性模式分解的变工况轴承故障诊断方法
CN110991564B (zh) * 2019-12-24 2023-05-26 安徽工业大学 基于多尺度分散熵偏均值与非线性模式分解的变工况轴承故障诊断方法
CN116601475A (zh) * 2020-12-15 2023-08-15 赛峰通风系统公司 用于确定飞行器的旋转机器中的一个或多个故障的方法和系统
CN115979643A (zh) * 2022-12-06 2023-04-18 太原理工大学 一种滚动轴承故障诊断方法及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN118794690B (zh) 多源风电机组轴承故障诊断方法
CN111553178B (zh) 转动机械振动特性的智能识别方法
Lee et al. Convolutional neural net and bearing fault analysis
Bafroui et al. Application of wavelet energy and Shannon entropy for feature extraction in gearbox fault detection under varying speed conditions
Saufi et al. Low-speed bearing fault diagnosis based on ArSSAE model using acoustic emission and vibration signals
CN115238785B (zh) 基于图像融合和集成网络的旋转机械故障诊断方法和系统
CN112461547A (zh) 一种基于多岛遗传和变分模态分解的轴承故障诊断方法
CN116089813A (zh) 一种基于机器学习的风电机组传动链故障诊断方法
CN113391207A (zh) 一种电机故障的检测方法、介质及系统
CN115931318B (zh) 故障智能诊断方法、装置、设备及存储介质
CN112729825A (zh) 基于卷积循环神经网络的轴承故障诊断模型的构建方法
CN114486263B (zh) 一种旋转机械滚动轴承振动信号降噪解调方法
JPH06186136A (ja) 転がり軸受故障診断装置
CN119937423A (zh) 基于人工智能离线维护控制板的方法及系统
CN119400211A (zh) 一种风电机组故障诊断方法
Souad et al. Fault diagnosis of rolling element bearings using artificial neural network
CN113994088B (zh) 用于对风涡轮机的部件进行计算机实现的监测的方法
CN112706901B (zh) 一种半潜船主推进系统半监督故障诊断方法
CN120337088A (zh) 一种基于WOA-VMD-YOLOv8的滚动轴承故障诊断方法
Li et al. Deep learning based end-to-end rolling bearing fault diagnosis
JP2007327885A (ja) 異常判定方法および異常判定装置
Huang et al. Algorithm for multiple time-frequency curve extraction from time-frequency representation of vibration signals for bearing fault diagnosis under time-varying speed conditions
CN118331224A (zh) 一种基于数据驱动的控制系统关键部件故障诊断方法
Khaire et al. Condition Monitoring of Ball Bearing Having Defect at Inner Race Using Vibration Analysis and Machine Learning
CN115236507A (zh) 一种基于神经网络的航空发电机电气故障诊断方法及装置