JPH07193023A - 電気的接続帯形成方法及び導電性ストラツプ - Google Patents

電気的接続帯形成方法及び導電性ストラツプ

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JPH07193023A
JPH07193023A JP4302964A JP30296492A JPH07193023A JP H07193023 A JPH07193023 A JP H07193023A JP 4302964 A JP4302964 A JP 4302964A JP 30296492 A JP30296492 A JP 30296492A JP H07193023 A JPH07193023 A JP H07193023A
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  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体デバイスにおいて誘電体14によつて分
離されている、ポリシリコンが充填されているトレンチ
12を拡散領域10に電気的に接続すること。 【構成】この方法はホウ素を軽くドープし、次に後にホ
ウ素外方拡散ステツプが実行されるときに上方にあるポ
リシリコン層内への拡散を阻止する拡散障壁層18を堆
積する。次にこの障壁層18にパターンを描いてコンタ
クトを形成するための開口を形成する。その後低圧化学
気相成長を用いて障壁層18及びコンタクト開口内に真
性ポリシリコン層を堆積する。次にアニール処理を行つ
てポリシリコン層内にホウ素を拡散させる。次に選択的
エツチングを用いてホウ素が拡散されなかつたポリシリ
コン層を除去し、トレンチ12及び拡散領域10を接続
するポリシリコンストラツプ34を残す。その後この残
存ポリシリコンストラツプ34を酸化させて次の処理中
に形成されるケイ化物からこのポリシリコンストラツプ
34を保護する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気的接続帯形成方法及
び導電性ストラツプに関し、特に半導体デバイス内にス
トラツプを形成することについて、第1のシリコン領域
及び第2のシリコン領域が誘電体で分離されているとき
にこれら2つの領域を電気的に接続する際に適用して好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に半導体デバイスは相互に接続す
る必要がある多数の導電性構造物を有する。こうした導
電性構造物は例えば、誘電体領域により分離されたシリ
コン領域を含む。この導電性構造物間に「ブリツジ状の
コンタクト」すなわち「ストラツプ」を形成することに
よつて導電性構造物は相互接続される。
【0003】導電性構造物を相互接続する際には耐火性
金属及びや耐火性ケイ化金属が用いられる。これらの材
料はアルミニウム及び銅などの通常金属が有する低抵抗
特性を有し、これらの金属に固有の製造上の難点(アル
ミニウムの場合における熱感受性、銅の場合におけるパ
ターニング困難性)をもつていない。一般的にケイ化物
電極は基板上に耐火性金属層を堆積し、この金属層を加
熱して露出しているシリコン領域上にケイ化物領域を形
成し、基板をウエツトエツチ液内において処理して反応
しなかつた耐火性金属を除去することによつてシリコン
拡散領域上に形成される。
【0004】このケイ化物形成法はケイ化物を形成する
際に下層のシリコンを数ミクロン消費してしまうという
難点をもつている。この消費によりケイ化物/拡散界面
における効果的なドーパント濃度が著しく減少し、これ
により半導体デバイスの特性に好ましくない影響を与え
る。
【0005】この難点を緩和する幾つかの解決策が提案
された。1つの方法はアニール処理の際に消費される接
合部シリコンが少量ですむように耐火性金属とシリコン
とを共に堆積させるものである。1987年5月5日登録、
米国特許第 4,663,191号を参照。他の技術は接合部領域
上に新たなシリコンを設けるものであり、これが下層の
シリコンの代わりに消費される。「IBM・テクニカル
・デイスクロージヤ・ブリテイン」、第20巻、第9号
(1987年2月)の3480頁〜3483頁を参照。
【0006】他の解決策は耐火性金属及び耐火性ケイ化
金属ではなく他の形式の材料を用いることによつて導電
性構造物を相互接続する必要性に注目した。例えば「拡
散により形成されるブリツジ状コンタクト」と題する論
文(IBM・テクニカル・デイスクロージヤ・ブリテイ
ン、第20巻、第8号(1987年1月)の3423頁)はドーパ
ント外方拡散法を用いて誘電体上のシリコン領域及びポ
リシリコン領域間に表面コンタクトを画定する技術の一
般的概念を開示している。
【0007】以下に示す幾つかの参考例は誘電体上のソ
ース/ドレイン領域にポリシリコンが充填されたトレン
チを接続するケイ化物ブリツジ状コンタクトの形成につ
いて開示している。米国特許第 4,873,205号(1989年10
月10日登録)。米国特許第 4,983,544号(1991年1月8
日登録)。IBM・テクニカル・デイスクロージヤ・ブ
リテイン、第29巻、第3号(1986年8月)、1037頁〜10
38頁、「トレンチをケイ化チタンによりブリツジ化する
と同時に真のゲートアイソレーシヨンを考慮するCMO
Sプロセス」。IBM・テクニカル・デイスクロージヤ
・ブリテイン、第29巻、第3号(1986年8月)1421頁〜
1422頁、「トレンチへの自己整合性電気接続」。IBM
・テクニカル・デイスクロージヤ・ブリテイン、第32
巻、第9A(1990 年2月)433 頁、「相補形金属酸化物シ
リコン、6素子静的ランダムアクセスメモリセルのため
の多目的トレンチ」。米国特許第 4,745,081号(1988年
5月17日登録)。しかしながらこのグループ内のどの参
考例もドーパント外方拡散技術を用いてはいない。
【0008】ストラツプすなわちブリツジ状コンタクト
以外の構造物を形成するためにドーパント外方拡散プロ
セスを使用する参考例のグループを以下に示す。
【0009】米国特許第 4,502,894号(1985年3月5日
登録)はホウ素外方拡散を用いることによつてポリシリ
コン抵抗を作るプロセスを開示している。酸化物領域を
形成した後、酸化物内にホウ素又は他のドーパントが注
入される。次にポリシリコン層が堆積されてパターン化
され、この構造物を処理してホウ素をポリシリコン内に
外方拡散させる。
【0010】日本特許第 62-122124号(1987年6月3日
登録)は上にあるポリシリコン層内にホウ素を外方拡散
させるプロセスを開示している。シリコン基板上に二酸
化ケイ素膜を成長させた後、ホウ素リンケイ酸ガラス
(BPSG)が堆積される。次にこのBPSG及び酸化
物層内にコンタクトホールが形成され、続いてポリシリ
コン層が堆積される。その後この構造物を加熱してBP
SG層からポリシリコン層内にホウ素を外方拡散させ
る。
【0011】米国特許第 4,654,121号(1987年3月31日
登録)は積層型CMOSデバイスを形成するプロセスを
開示している。下層にデバイスを形成した後、ドープさ
れてない酸化物層が形成され、次にドープされた酸化物
層が形成される。その後平坦化ステツプが実行されてゲ
ート電極が露出し、ドープされた酸化物領域がゲート電
極の側面に形成される。上部ゲート酸化物を成長させ、
この酸化物上にポリシリコン層が形成される。次に下層
のドープされた酸化物領域からホウ素を外方拡散させる
ことによつて上部デバイスのためのソース領域及びドレ
イン領域が形成される。
【0012】米国特許第 4,782,036号(1988年11月1日
登録)はトレンチの側壁及び底部をドープするプロセス
を開示している。シリコン基板内にトレンチを形成した
後、TEOS及びホウ酸トリメチル(trimethylborate
)の分解によつてホウケイ酸ガラス層が堆積される。
その後この構造物が処理されて側壁及び底部内にホウ素
が拡散され、続いてガラス層が除去される。
【0013】ストラツプを形成するために上述のような
方法があるにもかかわらず、導電性構造物間を低抵抗で
接続し、最小の製造コストで半導体デバイスを製造する
際に容易に利用することができる方法を開発する必要性
が依然として存在している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従つて本発明の目的は
半導体分野において使用するストラツプすなわち接続用
ブリツジを製造する方法を提供することである。このス
トラツプは導電性であり、半導体デバイス内の導電性構
造物を接続する。
【0015】本発明の他の目的は誘電体によつて分離さ
れている、例えばポリシリコンが充填されたトレンチ及
び拡散領域のような2つのシリコン領域を相互接続する
ためにこのような方法を提供することである。
【0016】本発明の他の目的はストラツプすなわち接
続用ブリツジが個別に絶縁されるこのうよな方法を提供
することである。
【0017】本発明の他の目的は当該明細書に開示する
方法によつて形成されたストラツプを提供することであ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、露出面を有する誘電体14によつ
て分離され、かつ露出面をそれぞれ有する第1のシリコ
ン領域10及び第2のシリコン領域12を電気的に接続
する方法において、当該方法は、第1のシリコン領域1
0の露出面及び第2のシリコン領域12の露出面をドー
ピング16するステツプと、第1のシリコン領域10の
露出面、第2のシリコン領域12の露出面及び誘電体1
4の露出面上に連続的に拡散障壁層18を堆積するステ
ツプと、拡散障壁層18の一部を選択的に除去するよう
に拡散障壁層18をエツチングし、これによつて下層に
ある表面26、28、30を露出させるステツプと、拡
散障壁層18及び露出させられた下層にある表面26、
28、30上に連続的にポリシリコン層32を堆積する
ステツプと、第1のシリコン領域10及び第2のシリコ
ン領域12から連続的ポリシリコン層32内にドーピン
グ16したドーパントを拡散させ、拡散障壁層18のう
ち除去されなかつた部分が拡散障壁層18のうち除去さ
れなかつた部分の上を覆つている連続的ポリシリコン層
32内にドーピング16したドーパントが拡散すること
を阻止するようにするステツプと、その結果得られた構
造物においてドーピング16したドーパントが拡散して
いない連続的ポリシリコン層32を選択的に除去するよ
うにエツチングし、これによつて露出させられた下層に
ある表面26、28、30上に堆積された連続的ポリシ
リコン層32が残るようにするステツプと、この結果得
られた構造物をエツチングして残存する拡散障壁層18
をすべて除去し、連続的ポリシリコン層32の残存部分
34で第1のシリコン領域10及び第2のシリコン領域
12間の電気的接続帯を形成するステツプとを設けるよ
うにする。
【0019】
【作用】これらの目的を達成するため本発明は誘電体よ
つて分離されている、ポリシリコンが充填されたトレン
チ及びそれに隣接する拡散領域間にコンタクトを形成す
るプロセスを提案する。このプロセスはホウ素を浅く注
入し、次に拡散障壁層(一般に窒化ケイ素または酸化ア
ルミニウム)を堆積する。次にこの障壁層がパターン化
されてコンタクトを形成するための開口が形成される。
その後低圧化学気相成長(LPCVD)を用いて基板
上、すなわち障壁層上及びコンタクト開口内に真性ポリ
シリコン層が堆積される。その後重要なステツプとして
アニール処理が行われてポリシリコン内にホウ素が拡散
される。次にポリシリコンのうち「軽くドープされた」
部分がウエツトエツチ液により除去され、所望のポリシ
リコンコンタクトが形成される。その後残存しているポ
リシリコンが酸化され、次の処理中に形成されるケイ化
物からポリシリコンを保護する。
【0020】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0021】当該明細書において使用する場合、ドーピ
ングとは半導体材料に不純物を添加することを言う。ド
ーピングによりn型半導体及びp型半導体を導電率の度
合いを変えて製造できる。一般にドーピングの程度が高
くなるほど導電率も高くなる。
【0022】n型材料とはドナー型不純物をドープされ
た半導体材料を言い、従つてこれは電子によつて電流を
伝える。p型材料とはアクセプタ型不純物をドープされ
た半導体材料を言い、従つてこれはホールの移動によつ
て電流を伝える。
【0023】エツチングとは金属を化学的に腐食して所
望のパターンを有する回路を形成することである。エツ
チされた回路とは基板の導電性被覆をエツチングするこ
とによつてコンダクタ及び端子からなる必要なパターン
を設けた回路であり、この導体及び端子に個々の構成部
品が接続される。選択的エツチングとは例えば回路の製
造において半導体構造内の1つの材料の選択された部分
を他の部分から除去するエツチングの使用のことを言
う。
【0024】キヤパシタとは基本的には誘電体(すなわ
ち絶縁体)によつて分離された2つの導電性電極すなわ
ち2枚のプレートからなる電子回路の受動素子のことを
言う。トレンチキヤパシタとは半導体基板の表面のトレ
ンチ内に形成されたキヤパシタのことを言う。スタツク
トキヤパシタとは半導体基板上にキヤパシタを積み重ね
ることによつて形成されたキヤパシタのことを言う。
【0025】RIEとは反応性イオンエツチングのこと
である。パツシベーシヨンとはプレナ半導体デバイスの
表面上に薄い酸化物フイルムを成長させて露出した接合
部を汚染及び短絡から保護するプロセスのこと言い、側
壁パツシベーシヨンとは側壁についてのこのプロセスの
ことを言う。
【0026】CVDとは化学気相成長のこと言い、化学
的成長とは表面上における化学反応の結果として得られ
る物質により表面を被覆することである。LPCVDと
は低圧化学気相成長のことを言う。イオン注入とは例え
ば半導体基板にドーピングするためのイオンの注入のこ
とを言う。
【0027】当該明細書において使用するシリコンとは
ポリシリコン(多結晶シリコン)、無定形シリコン(非
晶質シリコン)及び単結晶シリコンを含む。このような
シリコンはn型若しくはp型にドーピングされたり、又
はドープされなかつたりする。
【0028】上述のように本発明の広い概念は第1のシ
リコン領域及び第2のシリコン領域が誘電体によつて分
離されている場合に第1のシリコン領域を第2のシリコ
ン領域に電気的に接続する方法を提案する。第1のシリ
コン領域及び第2のシリコン領域はそれぞれ誘電体と同
様に露出面を有する。本発明の方法は以下に示すステツ
プを含む。
【0029】(A)第1のシリコン領域の露出面及び第
2のシリコン領域の露面をドーピングするステツプ。
【0030】(B)第1のシリコン領域及び第2のシリ
コン領域の表面と誘電体の表面上とに連続的に拡散障壁
層を堆積するステツプ。
【0031】(C)この拡散障壁層の一部を選択的に除
去するように拡散障壁層をエツチングし、これによつて
下層にある表面を露出させるステツプ。
【0032】(D)拡散障壁層と共に、露出された下層
にある表面上に連続的にポリシリコン層を堆積するステ
ツプ。
【0033】(E)第1のシリコン領域及び第2のシリ
コン領域から連続的ポリシリコン層内にドーピングした
ドーパントを拡散させ、拡散障壁層のうち除去されなか
つた部分は拡散障壁層のうち除去されなかつた部分の上
を覆つている連続的ポリシリコン層内にドーピングした
ドーパントが拡散しないようにするステツプ。
【0034】(F)その結果得られた構造物において拡
散されたドーパンを含まない連続的ポリシリコン層を選
択的に除去するようにエツチングし、これによつて露出
された下層にある表面上に堆積された連続的ポリシリコ
ン層を残すステツプ。
【0035】(G)この結果得られた構造物をエツチン
グして残存する拡散障壁層をすべて除去し、連続的ポリ
シリコン層の残存部分で第1のシリコン領域及び第2の
シリコン領域間の電気的接続帯を形成するステツプ。
【0036】一実施例において第1のシリコン領域はポ
リシリコンが充填されたトレンチを含み、第2のシリコ
ン領域は拡散領域を含み、この第1のシリコン領域及び
第2のシリコン領域は二酸化ケイ素によつて分離されて
いる。これらのシリコン領域はイオン注入を用いてホウ
素をドープされる。またドーパントはBF2 を含んでも
よいが、その場合フツ素をガス抜きするためにアニール
処理ステツプが必要となる。
【0037】第1のシリコン領域及び第2のシリコン領
域の露出面をステツプ(B)及びステツプ(C)の前に
ドープする代わりにステツプ(B)及びステツプ(C)
の後にドープすることもできる。いずれの場合において
もストラツプを形成すべき場所にドーパントが添加さ
れ、このドーパントは以下に述べるように拡散に利用さ
れる。
【0038】一実施例において連続的拡散障壁層は窒化
ケイ素を含むが、酸化アルミニウム又は二酸化ケイ素で
もよい。好適には拡散障壁層は化学気相成長を用いて堆
積される。
【0039】次に拡散障壁層上にマスクが適用されてパ
ターンが定義される。このパターンは電気的接続帯(す
なわちストラツプ)が形成される領域を含む。次に例え
ば反応性イオンエツチングを用いて拡散障壁層のうちマ
スクされていない部分がエツチングされる。その後残存
する拡散障壁層上及び拡散障壁層の一部を除去すること
によつて露出された下層にある表面上に連続的ポリシリ
コン層が堆積される。この堆積は化学気相成長を含むの
が好適である。
【0040】当該明細書に開示する方法の重要なステツ
プは、第1のシリコン領域及び第2のシリコン領域から
連続的ポリシリコン層内にドーパントを拡散させること
である。残存する拡散障壁層を介してドーパントが拡散
することはないので、ドーパントは以前にエツチングに
より拡散障壁層が除去された部分に相当する連続的ポリ
シリコン層内にだけ拡散する。好適には約 900〔℃〕で
約5分間アニール処理して拡散させるのが望ましく、こ
の結果約 0.2ミクロンの距離までポリシリコン層内にホ
ウ素が拡散する。
【0041】次に結果として得られた構造物は水酸化カ
リウム/イソプロピルアルコール(KOH/IPA)又
は他の適切なアルコールすなわちエチレンジアミン(et
hylenediamine )、ピロカテコール(pyrocatechol)及
び水(water )(EPW)を用いてウエツトエツチング
され、ドーパントが拡散されていない連続的ポリシリコ
ン層の一部を除去する。かくして残存する連続的ポリシ
リコン層は以前に拡散障壁層がエツチングにより除去さ
れた場所に相当する部分となる。その後残存する拡散障
壁層がエツチング、好適には反応性イオンエツチングに
よりすべて除去される。連続的ポリシリコン層の残存部
分は誘電体によつて分離された第1のシリコン領域及び
第2のシリコン領域(すなわちポリシリコンが充填され
たトレンチ及び拡散領域)間に電気的接続帯(ストラツ
プ)を形成する。
【0042】残存する拡散障壁を除去する前にストラツ
プポリシリコンを酸化させることにより、各ストラツプ
をそれぞれ絶縁することもできる。
【0043】さらに本発明は上述の方法によつて形成さ
れた、第1のシリコン領域及び第2のシリコン領域を接
続する導電性ストラツプを提供する。一実施例において
ストラツプ構成のうちの第1のシリコン領域はポリシリ
コンが充填されたトレンチを含み、第2のシリコン領域
は拡散領域を含む。ポリシリコンが充填されたトレンチ
及び拡散領域は誘電体によつて分離されている。
【0044】さらに特定的には本発明は「ホウ素を外方
拡散させた表面ストラツプ」すなわち「BOSS(Book
Of SEMI Standard 、半導体の標準化に関するマニユア
ル)」及びこのストラツプを形成する方法を提供する。
図1〜図10にBOSSプロセスを図示する。BOSS
プロセスは以下の通りである。
【0045】図1に示すように誘電性二酸化ケイ素層1
4によつて分離されたP+ ポリシリコン領域10及びポ
リシリコンが充填されたトレンチ12間における接合部
において付加的なホウ素イオン注入16が実行され、こ
れにより表面付近の濃度を固溶解度以上に上昇させる。
実施例においては10〔keV 〕で2×1015のBF2 が使用
される。
【0046】ホウ素16が注入された後(ただしアニー
ル処理されていないとき)、窒化物好適には窒化ケイ素
層18が低圧化学気相成長(LPCVD)を用いて 250
〔Å〕の厚さまで堆積される(図1参照)。
【0047】次に図2に示すようにレジスト層20が塗
布され、これは窒化ケイ素層18を反応性イオンエツチ
ングする際に表面ストラツプマスクとして作用する。図
3に示すようにストラツプを走らせるべき領域24にお
ける窒化ケイ素層18がエツチング22される。この領
域24はP+ 領域10の上面26、誘電体14の上面2
8及びトレンチ12の上面30を含む。
【0048】図4に示すようにレジスト層20が除去さ
れた後、LPCVDを用いて構造物全体の上に真性ポリ
シリコン層32が堆積される。一実施例においてこの堆
積されたポリシリコン層32の厚さは 1,200〔Å〕であ
る。図5はホウ素外方拡散(ホウ素の拡散を矢印によつ
て示す)すなわちアニール処理のステツプを示し、これ
により、堆積されたポリシリコン層32内にホウ素を拡
散させてストラツプを形成する。一実施例におけるアニ
ール処理は 900〔℃〕で5分間であつた。
【0049】図6はウエツトエツチングのステツプを示
し、このステツプは例えば水酸化カリウム/イソプロピ
ルアルコール(KOH/IPA)を使用するか、又は他
の適切なアルコールすなわちエチレンジアミン、ピロカ
テコール及び水(EPW)を用いて「軽くドープされ
た」ポリシリコンを除去する(このエツチングを矢印に
よつて示す)。この軽くドープされたポリシリコンとは
ホウ素外方拡散ステツプ中に付加的なドーピングがなさ
れなかつたポリシリコン、すなわち窒化ケイ素層上に堆
積されたポリシリコンのことである。かくして残存する
ポリシリコンは図3に示す領域24に相当し、図7に示
すストラツプ34を表わす。次に図7に示す残存窒化ケ
イ素層18を除去するためにRIEが利用される。
【0050】窒化ケイ素層18が除去された後、誘電体
14によつて分離されている拡散領域10及びポリシリ
コンが充填されたトレンチ12はストラツプ34によつ
て相互接続されている(図8参照)。次に残存している
シリコン領域及び又はポリシリコン領域上にケイ化チタ
ン層36が形成され得る。特に構造物全体の上にチタン
層が堆積されて加熱されると、チタン層及び下層のシリ
コン又はポリシリコン間に反応が起こる。その結果得ら
れるケイ化チタンの抵抗は一段と低く、反応しなかつた
チタンは当業者に周知の適正な手段を用いて除去され
る。
【0051】これらの各ステツプが最適化されてプロセ
スウインドウを定義することができる。特にP+ 接合構
成において新たにイオンを注入する目的はストラツプ拡
散ステツプを通じて持ちこたえることのできるホウ素の
貯蔵所を設けるためである。標準的な半導体接合は既に
固溶解度を超えるほどに濃度を上昇させているので、こ
のように新たにイオンを注入しても接合の深さに変化は
生じない。1×1015又はそれ以上のイオン注入の場合ス
トラツプの長さは増大しない。すなわちこれ以上ドーズ
量を増大させてもホウ素の貯蔵所は拡散の終わりにおい
て空にならなかつた。
【0052】高ドーズ量イオン注入にBF2 が用いられ
る場合、フツ素をガス抜きするアニール処理が必要とな
る。フツ素ガス抜きアニールに好適な条件は 700〔℃〕
で20分間であるが、これは挿入後でかつ反応物蒸気にあ
てる前の低圧窒化物成長に保持することによつて代える
ことができる。
【0053】0.2 ミクロンの「外方拡散」ストラツプ構
成を得るために 900〔℃〕で5分間の好適なアニール処
理サイクルが選択された。しかしながら一段と高い温度
で拡散させればストラツプは一段と耐久性を有するよう
になる。ホウ素の固溶解度は温度に従つて増大するので
ポリシリコンストラツプは一段と高度にドープされる。
KOH/IPAのエツチ選択性はドーピングレベルにつ
いての強力な機能のためである。1200〔Å〕のポリシリ
コン堆積及び 900〔℃〕での拡散に対してストラツプの
厚さはKOH/IPA内での 100〔%〕を超えるエツチ
ングの後に600〜800 〔Å〕になる。ストラツプは一段
と高い温度(1000〔℃〕)における拡散の場合エツチン
グの後に1200〔Å〕に近くなることが予期される。
【0054】この方法によつて作られたストラツプを試
験した。パラメータ分析の結果は抵抗性ストラツプを示
している。
【0055】ホウ素は0.2 ミクロン外方拡散されるの
で、ゲートスタツクのサイドにストラツプが拡がるのは
この距離だけである。このことはゲートスタツクの長さ
全体に拡がる従来のストラツプとは対照的である。これ
によりゲートのノード短絡に対する影響範囲が減少す
る。またこれによりワードラインのゲート容量が減少す
る。
【0056】このプロセスにはマスクTTOを行つて浅
いトレンチアイソレーシヨン酸化物厚さプロセスウイン
ドウを約2000〔Å〕拡げる任意選択がある。TTOとは
「トレンチ頂部オープン(trench top open)」の略であ
り、表面全体を平坦化してゲート導体を形成した後にト
レンチを覆う酸化物を除去することを意味する。窒化物
エツチをマスキングする前、すなわち窒化物がパターン
化された後にトレンチを覆つている酸化物をエツチング
して除去することが重要である。窒化物をパターン化し
た後にトレンチ上の酸化物をエツチングするマスクTT
Oの場合には、窒化物エツチングのためのパターン状レ
ジストを除去した後にホウ素の表皮注入が行われる(下
記参照)。
【0057】BOSSプロセスにSi3 4 拡散障壁層
の長所を取り入れ、さらに本発明はBOSSプロセスに
容易に統合し得る短距離酸化(酸化範囲の短い酸化)を
実行してストラツプポリシリコンを選択的に酸化させ
る。ストラツプポリシリコンの酸化は個々のストラツプ
をそれぞれ絶縁するので、TiSi2 形成プロセスから
ストラツプをアイソレートすることになる。ストラツプ
は個別に絶縁されるので、外方拡散の長さが2つの隣接
するストラツプホールのエツジ間の直線距離の半分を超
えない限り隣接するセルの短絡は回避される。この距離
は酸化ステツプをもたないものに比べかなり大きい。ス
トラツプ上にTiSi2 が形成されないので、ホウ素が
ストラツプからTiSi2 内に入つて空になることもな
くなる。本発明の方法にこの絶縁ステツプを取り入れた
ものを要約すれば以下のようになる。(これらの新たな
方法のステツプについての説明は上記を参照)
【0058】(1)表皮へのホウ素注入(ステツプ
(4)における最初の窒化物RIEエツチ後に行うこと
もできる)。
【0059】(2)窒化物の拡散障壁を 250〔Å〕堆積
させる。
【0060】(3)表面ストラツプマスクを塗布する。
【0061】(4)窒化物をRIEエツチする。
【0062】(5)真性ポリシリコンを1200〔Å〕堆積
させる。
【0063】(6)外方拡散アニール処理。
【0064】(7)KOH/IPAを用いてウエツトエ
ツチングしてポリシリコンを選択的にエツチする。
【0065】(8)ストラツプを酸化させる(これは絶
縁ステツプである)。
【0066】(9)窒化物をRIEエツチする。
【0067】(10)TiSi2 を形成する。
【0068】この任意選択の酸化ステツプを図9及び図
10に示す。図9に示すように上述した残存窒化物1
8′をRIEエツチする前にストラツプ34′上に酸化
物層38が形成される。障壁層Si3 4 を除去する前
にこのストラツプ酸化が行われるので酸化はポリシリコ
ンストラツプ上にだけ生ずる。図10は残存窒化物層を
除去した後のストラツプ34′と酸化物層38とを示す
と共に、残存するシリコン領域及び又はポリシリコン領
域上にあるケイ化チタン層36′を示す。
【0069】このストラツプ酸化ステツプは上述した原
型のBOSSプロセスに統合される。酸化のために付加
された加熱サイクル時間は接合の深さにほとんど影響を
与えないことが判つた。この酸化ステツプはトレンチキ
ヤパシタを拡散領域に結び付けるのに必要な外方拡散の
量が拡散領域のエツジから凹所トレンチのエツジまでの
直線距離の半分に等しいという原理に基づいている。
【0070】酸化ステツプがない場合、許容し得る最大
の外方拡散はストラツプホールのエツジから隣接する拡
散領域又はトレンチまでを測つた直線距離によつて支配
される。薄い窒化物層はポリシリコンストラツプの下を
絶縁するが、その後に拡散領域及びトレンチを接続する
ストラツプの頂上にTiSi2 を形成することにより、
隣接する拡散領域又はトレンチまでランダムにストラツ
プを短絡させる。さらにTiSi2 形成プロセス中及び
その後のホウ素偏析のためにホウ素がなくなるとストラ
ツプは高抵抗となり、望ましくない非オーム行動を伴
う。ストラツプをTiSi2 から絶縁することによりこ
の難点を軽減する。
【0071】上述の通り本発明をその最適な実施例に基
づいて図示、説明したが、本発明の精神及び範囲から脱
することなく詳細構成について種々の変更を加えてもよ
い。
【0072】
【発明の効果】上述のように本発明によれば誘電体によ
つて分離されている、ポリシリコンが充填されたトレン
チ及び拡散領域の表面の一部を拡散障壁層を用いてホウ
素を外方拡散させないようにし、その後ポリシリコン層
を堆積してホウ素を外方拡散させ、ホウ素が拡散された
領域だけを残すようにポリシリコンをエツチングするこ
とにより、トレンチ及び拡散領域を低抵抗で相互接続す
る導電性ストラツプを簡易かつ確実に形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は二酸化ケイ素によつてP+ 拡散領域から
分離されている、ポリシリコンが充填されたトレンチの
断面図を示し、トレンチの露出面及び拡散領域内にホウ
素が注入され、すべての露出面に窒化ケイ素層が堆積さ
れる。
【図2】図2は表面ストラツプマスクをもつた図1の構
造物の断面図を示す。
【図3】図3は反応性イオンエツチングが窒化ケイ素の
一部を除去した後の図2の構造物を示す断面図である。
【図4】図4は真性ポリシリコン層を化学気相成長させ
た後の図3の構造物を示す断面図である。
【図5】図5は図4の円で囲んだ部分の拡大図であり、
矢印はアニール処理すなわち外方拡散中におけるホウ素
の流れを表す。
【図6】図6は図5の構造物の断面図であり、矢印は拡
散の後に行われるKOH/IPAによるウエツトエツチ
ングを表わす。
【図7】図7はウエツトエツチンツグによりストラツプ
を形成した後の図6の構造物を示す断面図である。
【図8】図8は残存する窒化ケイ素が反応性イオンエツ
チングによりすべて除去され、露出したシリコン領域上
にケイ化チタン層が選択的に形成された後の図7の構造
物を示す断面図である。
【図9】図9は残存している窒化ケイ素をすべて除去す
る反応性イオンエツチングを行う前にポリシリコンスト
ラツプ(図7に示す)を酸化させる任意選択のステツプ
を示す断面図である。
【図10】図10は残存する窒化ケイ素が反応性イオン
エツチングによりすべて除去され、露出したシリコン領
域上にケイ化チタン層が選択的に形成された後の図9の
構造物を示す断面図である。
【符号の説明】
10…P+ ポリシリコン領域、12…ポリシリコンが充
填されたトレンチ、14…二酸化ケイ素層、16…付加
的なホウ素イオンを注入した層、18…窒化物層、20
…レジスト層、22…窒化物をエツチングする領域、2
4…ストラツプ領域、26…P+ 領域の上面、28…誘
電体の上面、30…トレンチの上面、32…真性ポリシ
リコン層、34…ストラツプ、36…ケイ化チタン層、
38…酸化物層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01L 21/223 A (72)発明者 ジエロメ・ブレツト・ラスキー アメリカ合衆国、ベルモント州05452、エ セツクス・ジヤンクシヨン、マーリ・ロー ド 11番地 (72)発明者 クレイグ・マーシヤル・ヒル アメリカ合衆国、ベルモント州05401、バ ーリントン、ウツドローン、167番地 (72)発明者 ジエームス・スピロス・ナコス アメリカ合衆国、ベルモント州05451、エ セツクス、バターナツツ・コート 3番地 (72)発明者 ステイーブン・ジヨン・ホームズ アメリカ合衆国、ベルモント州05401、バ ーリントン、モース・プレイス 117番地 (72)発明者 ステフアン・フランク・ガイスラー アメリカ合衆国、ベルモント州05489、ア ンダーヒル、ボツクス4650、アール・アー ル1号 (番地なし) (72)発明者 デイビツド・ケネデイ・ロード アメリカ合衆国、ベルモント州05446、コ ルチエスター、プリンセス・アン・ドライ ブ 14番地

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】露出面を有する誘電体によつて分離され、
    かつ露出面をそれぞれ有する第1のシリコン領域及び第
    2のシリコン領域を電気的に接続する方法において、 上記方法は、 上記第1のシリコン領域の上記露出面及び上記第2のシ
    リコン領域の上記露出面をドーピングするステツプと、 上記第1のシリコン領域の上記露出面、上記第2のシリ
    コン領域の上記露出面及び上記誘電体の上記露出面上に
    連続的に拡散障壁層を堆積するステツプと、 上記拡散障壁層の一部を選択的に除去するように上記拡
    散障壁層をエツチングし、これによつて下層にある表面
    を露出させるステツプと、 上記拡散障壁層及び上記露出させられた下層にある表面
    上に連続的にポリシリコン層を堆積するステツプと、 上記第1のシリコン領域及び上記第2のシリコン領域か
    ら上記連続的ポリシリコン層内に上記ドーピングしたド
    ーパントを拡散させ、上記拡散障壁層のうち除去されな
    かつた部分が上記拡散障壁層のうち除去されなかつた部
    分の上を覆つている上記連続的ポリシリコン層内に上記
    ドーピングしたドーパントが拡散することを阻止するよ
    うにするステツプと、 その結果得られた構造物において上記ドーピングしたド
    ーパントが拡散していない上記連続的ポリシリコン層を
    選択的に除去するようにエツチングし、これによつて上
    記露出させられた下層にある表面上に堆積された上記連
    続的ポリシリコン層が残るようにするステツプと、 この結果得られた構造物をエツチングして残存する拡散
    障壁層をすべて除去し、上記連続的ポリシリコン層の残
    存部分で上記第1のシリコン領域及び上記第2のシリコ
    ン領域間の電気的接続帯を形成するステツプとを具える
    ことを特徴とする電気的接続帯形成方法。
  2. 【請求項2】上記第1のシリコン領域及び上記第2のシ
    リコン領域のいずれか一方はポリシリコンが充填された
    トレンチを含むことを特徴とする請求項1に記載の電気
    的接続帯形成方法。
  3. 【請求項3】上記第1のシリコン領域及び上記第2のシ
    リコン領域のいずれか一方は拡散領域を含むことを特徴
    とする請求項1に記載の電気的接続帯形成方法。
  4. 【請求項4】請求項1の方法によつて形成される、第1
    のシリコン領域及び第2のシリコン領域を接続すること
    を特徴とする導電性ストラツプ。
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