JPH0719639U - ガススプリングのピストン保持構造 - Google Patents

ガススプリングのピストン保持構造

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JPH0719639U
JPH0719639U JP5441293U JP5441293U JPH0719639U JP H0719639 U JPH0719639 U JP H0719639U JP 5441293 U JP5441293 U JP 5441293U JP 5441293 U JP5441293 U JP 5441293U JP H0719639 U JPH0719639 U JP H0719639U
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gas
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、ピストンの摺動性能を良好に確
保しつつ、ピストンをピストンロッドへ組み付ける組み
付け作業の作業効率を向上させることができるようにし
ている。 【構成】 この考案は、ピストン12が樹脂にて構成さ
れ、このピストンの一端面に半径方向内向きに突出した
突起30がピストンの周方向に複数個形成され、これら
の突起に金属製のワッシャ31が圧入保持され、ピスト
ンおよびワッシャを貫通したピストンロッドの先端部が
かしめ加工され、かしめ力がワッシャに作用してピスト
ンがピストンロッドに固定保持されたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、樹脂製のピストンがピストンロッドに固定保持されるガススプリ ングのピストン保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂製ピストンは、燒結金属により成形されたピストンに比べ、成形が容易で 、コストが安く、また軽量であるため、簡単な構造のガススプリングに適用され るものが多い。
【0003】 ガススプリングのピストンは、ピストンロッドの基端部にかしめ固定されるも のが多い。このピストンが樹脂製であると、燒結金属製ピストンに比べ強度が劣 るため、大きなかしめ力がピストンに作用したときピストンが変形して、ピスト ンがピストンロッドに対し斜めに取り付けられたり、ピストンの外周が変形した りして、ピストンの摺動性能が低下する虞れがある。
【0004】 そこで、ピストンをピストンロッドに組み付けるに際し、かしめ力を受ける金 属製ワッシャをピストンに設置している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このワッシャはピストンに対し別体であるため、ピストンおよびワ ッシャをピストンロッドに挿通して組み付けるに際し、ワッシャの軸芯をピスト ンの軸芯に一致させるべくワッシャを支持しなければならない。このため、特に 自動組立ラインでは、ピストンの組み付け作業の作業効率が低下してしまう虞れ がある。
【0006】 この考案は、上述の事情を考慮してなされたものであり、ピストンの摺動性能 を良好に確保しつつ、ピストンをピストンロッドへ組み付ける組付作業の作業効 率を向上させることができるガススプリングのピストン保持構造を提供すること を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、シリンダに、ピストンロッドが固定保持されたピストンが摺動自 在に収納されるとともに、液体および気体が封入されたガススプリングにおいて 、上記ピストンが樹脂にて構成され、このピストンの一端面に、半径方向内向き に突出した突起が上記ピストンの周方向に複数個形成され、これらの突起に金属 製のワッシャが圧入保持され、上記ピストンおよび上記ワッシャを貫通した前記 ピストンロッドの先端部がかしめ加工され、かしめ力が上記ワッシャに作用して 上記ピストンが上記ピストンロッドに固定保持されたものである。
【0008】
【作用】
従って、この考案に係るガススプリングのピストン保持構造によれば、ピスト ンロッドのかしめ力が金属製ワッシャに作用し、樹脂製ピストンに作用しないの で、上記かしめ力によってピストンが変形して、ピストンがピストンロッドに対 し斜めに取り付けられたり、ピストンの外周が変形したりすることがない。この ため、ピストンの摺動性能を良好に確保できる。
【0009】 また、ピストンをピストンロッドに組み付けるに際し、ワッシャがピストンの 複数の突起に圧入保持されてピストンと一体化されているので、ピストンの組み 付け時にワッシャを支持する必要がない。この結果、ピストンをピストンロッド に組み付ける組み付け作業の作業効率を向上させることができる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、この考案に係るガススプリングのピストン保持構造の一実施例が適用 されたガススプリングを示す断面図である。図2は、図1の一部を拡大して示す 断面図である。図3は、図2のピストンを示す断面図である。図4は、図2のピ ストンを示す正面図である。
【0011】 図1に示すガススプリング10は、例えば、セダンタイプの自動車のトランク ルームのフラップや、ハッチバックタイプの自動車の後部ドアを支持するもので ある。このガススプリング10は、シリンダ11内にピストン12およびフリー ピストン13が摺動自在に収納され、ピストン12にピストンロッド14が固定 保持されたものである。このピストンロッド14は、シリンダ11の開口端に嵌 合されたロッドガイド15に案内される。
【0012】 シリンダ11内は、フリーピストン13によって気体室16と油室17とに区 画され、ピストン12がこの油室17を更にA油室17AおよびB油室17Bに 区画する。気体室16内に気体18が、A油室17AおよびB油室17B内にオ イル19がそれぞれ封入される。
【0013】 尚、ピストン12およびフリーピストン13にはOリング20が嵌装され、気 体室16、A油室17AおよびB油室17Bが気密状態、液密状態に構成される 。
【0014】 上記気体室16内の気体18は、ピストンロッド14をシリンダ11から矢印 A方向に延出させて、ガススプリング10を伸長させる方向に付勢する。この付 勢力によって、前記トランクルームのフラップの荷重や、ハッチバックタイプの 自動車の後部ドアの荷重がそれぞれ支持される。また、ピストンロッド14がシ リンダ11内へ矢印B方向に収納されるガススプリング10の収縮時には、ピス トンロッド14がB油室17B内に侵入するので、上記気体室16は、このピス トンロッド14の侵入体積分だけフリーピストン13を矢印B方向に移動させて 、体積補償室として機能する。
【0015】 図2に示すように、ピストンロッド14の基端部に段差部22が形成され、こ のピストンロッド14の基端部に、上記ピストン11がバルブ受け23とともに 嵌入し、後述のように固定保持される。このとき、バルブ受け23が段差部22 に当接し、更に、ピストン12とバルブ受け23との間に第1バルブ24および 第2バルブ25が配置される。ピストン12にはピストン側流路26が、バルブ 受け23にはバルブ受け側流路27が、それぞれの周方向に複数穿設される。ま た、第2バルブ25の外周にスリット28が複数形成される。
【0016】 ピストンロッド14が矢印B方向に収容されるガススプリング10の収縮時に 、A油室17A内のオイル19はピストン側流路26内を流れ、第1バルブ24 および第2バルブ25をバルブ受け23側に移動させて、バルブ受け23の外周 とシリンダ11の内壁との隙間からB油室17B内へ流入する。また、ピストン ロッド14が矢印A方向へ延出されるガススプリング10の伸長時には、B油室 17B内のオイル19は、バルブ受け側流路27からスリット28内を流れ、ピ ストン側流路26を介してA油室17Aへ流入する。オイル19がオリフィス2 8を流れる間の流動抵抗によって油圧減衰力が発生し、ガススプリング10の伸 長が抑制される。
【0017】 さて、上記ピストン12は樹脂にて成形される。このピストン12には、図3 および図4に示すように、A油室17A側の一端面に凹部29が形成され、この 凹部29に突起30がピストン12と一体成形される。この突起30は、ピスト ン12の周方向に複数個、ピストン12の半径方向内向きに突出して形成される 。これらの複数の突起30に、金属製のワッシャ31が圧入され一体化される。
【0018】 ピストン12およびワッシャ31には、ピストンロッド14の基端部が貫通す る貫通孔32および33がそれぞれ形成される。ワッシャ31がピストン12に 一体化された状態で、これらの貫通孔32および33の軸心は一致する。ピスト ン12およびバルブ受け23をピストンロッドに組み付けるに際しては、ピスト ン12にワッシャ31が一体化された状態で、ピストン12およびワッシャ31 の貫通孔32、33にピストンロッド14の基端部を貫通させる。この状態で、 ピストンロッド14の基端部の突出部34をかしめ加工し、かしめ力をワッシャ 31に作用させ、かつバルブ受け23を段差部22に当接させた状態で、ピスト ン12およびバルブ受け23をピストンロッド14の基端部に固定保持する。こ うして、ピストン12およびバルブ受け23がピストンロッド14に組み付けら れる。
【0019】 上記実施例によれば、ピストンロッド14の突出部34のかしめ力が金属製の ワッシャ31に作用し、樹脂製のピストン12に作用しないので、上記かしめ力 によってピストン12が変形して、このピストン12がピストンロッド14に対 し斜めに取り付けられたり、ピストン12の外周が変形したりすることがない。 このため、ピストン12がピストンロッド14内を摺動する摺動性能を良好に確 保できる。
【0020】 また、ピストン12をピストンロッド14に組み付けるに際し、ワッシャ31 がピストン12の複数の突起30に圧入保持されて、ピストン12と一体化され ているので、上記ピストン12の組み付け時にワッシャ31を支持する必要がな い。この結果、ピストンをピストンロッド14に組み付ける組み付け作業の作業 効率を向上させることができる。特に、自動組立ラインを用いてピストン12を ピストンロッド14に組み付ける場合に作業効率の向上が著しい。
【0021】 以上、本考案の実施例を図面により詳述したが、本考案の具体的な構成はこの 実施例に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等 があっても本考案に含まれる。
【0022】
【考案の効果】
以上のように、この考案に係るガススプリングのピストン保持構造によれば、 ピストンの摺動性能を良好に確保しつつ、ピストンをピストンロッドへ組み付け る組み付け作業の作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この考案に係るガススプリングのピス
トン保持構造の一実施例が適用されたガススプリングを
示す断面図である。
【図2】図2は、図1の一部を拡大して示す断面図であ
る。
【図3】図3は、図2のピストンを示す断面図である。
【図4】図4は、図2のピストンを示す正面図である。
【符号の説明】
10 ガススプリング 11 シリンダ 12 ピストン 14 ピストンロッド 16 気体室 17A A油室 17B B油室 18 気体 19 オイル 24 第1バルブ 25 第2バルブ 30 突起 31 ワッシャ 34 ピストンロッドの基端部における突出部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダに、ピストンロッドが固定保持
    されたピストンが摺動自在に収納されるとともに、液体
    および気体が封入されたガススプリングにおいて、 上記ピストンが樹脂にて構成され、このピストンの一端
    面に、半径方向内向きに突出した突起が上記ピストンの
    周方向に複数個形成され、これらの突起に金属製のワッ
    シャが圧入保持され、上記ピストンおよび上記ワッシャ
    を貫通した前記ピストンロッドの先端部がかしめ加工さ
    れ、かしめ力が上記ワッシャに作用して上記ピストンが
    上記ピストンロッドに固定保持されたことを特徴とする
    ガススプリングのピストン保持構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010149550A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Kayaba Ind Co Ltd 車高調整装置
JP2011247427A (ja) * 2006-07-28 2011-12-08 Hitachi Automotive Systems Ltd バルブ装置、油圧緩衝器およびその製造方法

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