JPH07196681A - 新規なエリスロマイシン誘導体、その製造法及び薬剤としての使用 - Google Patents
新規なエリスロマイシン誘導体、その製造法及び薬剤としての使用Info
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- JPH07196681A JPH07196681A JP6317719A JP31771994A JPH07196681A JP H07196681 A JPH07196681 A JP H07196681A JP 6317719 A JP6317719 A JP 6317719A JP 31771994 A JP31771994 A JP 31771994A JP H07196681 A JPH07196681 A JP H07196681A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H17/00—Compounds containing heterocyclic radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
- C07H17/04—Heterocyclic radicals containing only oxygen as ring hetero atoms
- C07H17/08—Hetero rings containing eight or more ring members, e.g. erythromycins
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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- A61P31/04—Antibacterial agents
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 新規なエリスロマイシン誘導体及びその製造
法を提供する。 【構成】 この誘導体は、次式(I) 【化1】 (ここで、A及びBはそれぞれ水素原子を表わすか、又
はAは水素原子を表わし且つBはOH基を表わすか、又
はAとBは一緒になって炭素−炭素二重結合を形成し、
Zは水素原子又はカルボン酸の残基を表わす)を有す
る。 【効果】 有用な抗生物質活性を有する。
法を提供する。 【構成】 この誘導体は、次式(I) 【化1】 (ここで、A及びBはそれぞれ水素原子を表わすか、又
はAは水素原子を表わし且つBはOH基を表わすか、又
はAとBは一緒になって炭素−炭素二重結合を形成し、
Zは水素原子又はカルボン酸の残基を表わす)を有す
る。 【効果】 有用な抗生物質活性を有する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、新規なエリスロマイ
シン誘導体、その製造法及び薬剤としての使用に関す
る。
シン誘導体、その製造法及び薬剤としての使用に関す
る。
【0002】
【発明の概要】しかして、本発明の主題は、次式(I)
【化9】 (ここで、A及びBはそれぞれ水素原子を表わすか、又
はAは水素原子を表わし且つBはOH基を表わすか、又
はAとBは一緒になって炭素−炭素二重結合を形成し、
Zは水素原子又はカルボン酸の残基を表わす)の化合物
にある。
はAは水素原子を表わし且つBはOH基を表わすか、又
はAとBは一緒になって炭素−炭素二重結合を形成し、
Zは水素原子又はカルボン酸の残基を表わす)の化合物
にある。
【0003】
【発明の具体的な説明】本発明の特定の主題は、Zが水
素原子を表わす式(I)の化合物並びにAとBが一緒に
なって炭素−炭素二重結合を形成する式(I)の化合物
にある。さらに詳しくは、本発明の主題は後記の例2の
化合物にある。
素原子を表わす式(I)の化合物並びにAとBが一緒に
なって炭素−炭素二重結合を形成する式(I)の化合物
にある。さらに詳しくは、本発明の主題は後記の例2の
化合物にある。
【0004】一般式(I)の化合物は、葡萄球菌属、連
鎖球菌属、肺炎球菌属のようなグラム陽性細菌に対し非
常に良好な抗生物質活性を持っている。したがって、本
発明の化合物は、感受性細菌感染症の治療に、特に、葡
萄球菌性敗血症、顔又は皮膚の悪性葡萄球菌感染症、膿
皮症、敗血性又は化膿性びらん、せつ、炭疽、フレグモ
ーネ、丹毒及びざ瘡のような葡萄球菌感染症、原発性又
はインフルエンザ後急性アンギナ、気管支肺炎、肺化膿
症のような葡萄球菌感染症、急性アンギナ、耳炎、副鼻
腔炎、猩紅熱のような連鎖球菌感染症、肺炎、気管支炎
のような肺炎球菌症、ブルセラ症、ジフテリア、淋菌感
染症の治療に使用することができる。また、本発明の化
合物は、インフルエンザ菌、リケッチャ菌、肺炎マイコ
プラズマ、クラミジア属、レジュネラ菌、ウレアプラズ
マ属、トキソプラズマのような細菌による感染症に対し
て活性である。
鎖球菌属、肺炎球菌属のようなグラム陽性細菌に対し非
常に良好な抗生物質活性を持っている。したがって、本
発明の化合物は、感受性細菌感染症の治療に、特に、葡
萄球菌性敗血症、顔又は皮膚の悪性葡萄球菌感染症、膿
皮症、敗血性又は化膿性びらん、せつ、炭疽、フレグモ
ーネ、丹毒及びざ瘡のような葡萄球菌感染症、原発性又
はインフルエンザ後急性アンギナ、気管支肺炎、肺化膿
症のような葡萄球菌感染症、急性アンギナ、耳炎、副鼻
腔炎、猩紅熱のような連鎖球菌感染症、肺炎、気管支炎
のような肺炎球菌症、ブルセラ症、ジフテリア、淋菌感
染症の治療に使用することができる。また、本発明の化
合物は、インフルエンザ菌、リケッチャ菌、肺炎マイコ
プラズマ、クラミジア属、レジュネラ菌、ウレアプラズ
マ属、トキソプラズマのような細菌による感染症に対し
て活性である。
【0005】したがって、本発明の主題は、上記のよう
な式(I)の化合物並びにそれらの製薬上許容できる無
機又は有機酸との付加塩よりなる薬剤、特に抗生物質剤
にある。本発明のさらに特別の主題は、前述のような式
(I)の好ましい化合物、特に例2の化合物並びにその
製薬上許容できる無機又は有機酸との付加塩よりなる薬
剤、特に抗生物質剤にある。また、本発明の主題は、前
記の薬剤の少なくとも1種を活性成分として含有する製
薬組成物にある。
な式(I)の化合物並びにそれらの製薬上許容できる無
機又は有機酸との付加塩よりなる薬剤、特に抗生物質剤
にある。本発明のさらに特別の主題は、前述のような式
(I)の好ましい化合物、特に例2の化合物並びにその
製薬上許容できる無機又は有機酸との付加塩よりなる薬
剤、特に抗生物質剤にある。また、本発明の主題は、前
記の薬剤の少なくとも1種を活性成分として含有する製
薬組成物にある。
【0006】これらの組成物は、経口的に、直腸経路で
又は非経口的に或いは皮膚及び粘膜上への局部適用とし
て局部経路で投与することができるが、好ましい投与経
路は経口投与である。これらの製薬組成物は、固体又は
液体状であってよく、人の医薬として慣用されているあ
らゆる製薬形態で、例えば無味錠剤又は糖衣錠、カプセ
ル、顆粒、座薬、注射用製剤、軟膏、クリーム、ジェル
の形で提供できる。これらは、通常の方法により製造さ
れる。活性成分は、これらの製薬組成物に通常使用され
る補助剤、例えばタルク、アラビアゴム、ラクトース、
でんぷん、ステアリン酸マグネシウム、ココアバター、
水性又は非水性ビヒクル、動物性又は植物性の脂肪物
質、パラフィン誘導体、グリコール、各種の湿潤剤、分
散剤又は乳化剤、保存剤と配合することができる。これ
らの組成物は、また、適当なビヒクル、例えば非発熱性
無菌水に即時に溶解するように意図された粉末の形態で
提供できる。投薬量は、治療する感染症、問題の患者、
投与経路及び化合物によって変わる。それは、例えば、
例2に記載の化合物については、成人の場合に経口投与
で1日当たり50mg〜300mgであろう。
又は非経口的に或いは皮膚及び粘膜上への局部適用とし
て局部経路で投与することができるが、好ましい投与経
路は経口投与である。これらの製薬組成物は、固体又は
液体状であってよく、人の医薬として慣用されているあ
らゆる製薬形態で、例えば無味錠剤又は糖衣錠、カプセ
ル、顆粒、座薬、注射用製剤、軟膏、クリーム、ジェル
の形で提供できる。これらは、通常の方法により製造さ
れる。活性成分は、これらの製薬組成物に通常使用され
る補助剤、例えばタルク、アラビアゴム、ラクトース、
でんぷん、ステアリン酸マグネシウム、ココアバター、
水性又は非水性ビヒクル、動物性又は植物性の脂肪物
質、パラフィン誘導体、グリコール、各種の湿潤剤、分
散剤又は乳化剤、保存剤と配合することができる。これ
らの組成物は、また、適当なビヒクル、例えば非発熱性
無菌水に即時に溶解するように意図された粉末の形態で
提供できる。投薬量は、治療する感染症、問題の患者、
投与経路及び化合物によって変わる。それは、例えば、
例2に記載の化合物については、成人の場合に経口投与
で1日当たり50mg〜300mgであろう。
【0007】また、本発明の主題は、式(I)の化合物
を製造するにあたり、次式(II)
を製造するにあたり、次式(II)
【化10】 (ここで、Z' はカルボン酸の残基を表わす)の化合物
に9(12)位にエポキシド橋を導入できると同時に1
1位のヒドロキシ官能基を酸化できる試薬を作用させて
次式(IA )
に9(12)位にエポキシド橋を導入できると同時に1
1位のヒドロキシ官能基を酸化できる試薬を作用させて
次式(IA )
【化11】 の化合物を得、所望ならばこの化合物に (a)2' 位のヒドロキシル官能基の遊離化剤を作用さ
せて次式(IB )
せて次式(IB )
【化12】 の化合物を得るか、或いは (b)脱水剤を作用させて次式(IC )
【化13】 の化合物を得、所望ならば式(IC )の化合物に2' 位
のヒドロキシル官能基の遊離化剤を作用させて次式(I
D )
のヒドロキシル官能基の遊離化剤を作用させて次式(I
D )
【化14】 の化合物を得るか、或いは式(IC )の化合物に9(1
0)位の二重結合の還元剤を作用させて次式(IE )
0)位の二重結合の還元剤を作用させて次式(IE )
【化15】 の化合物を得、所望ならばこの化合物に2' 位のヒドロ
キシル基の遊離化剤を作用させて次式(IF )
キシル基の遊離化剤を作用させて次式(IF )
【化16】 の化合物を得ることを特徴とする式(I)の化合物の製
造法にある。
造法にある。
【0008】本発明の製造法の出発物質として使用され
る式(II)の化合物は、ヨーロッパ特許第487411
号に記載されている。本発明の製造法を実施するのに好
ましい態様においては、 ・11位の酸化と同時に9(12)位のエポキシド橋を
得る反応は、ジメチルスルホキシド中で塩基、好ましく
はトリエチルアミンの存在下に塩化オキサリルを使用し
て行われる。 ・2' 位のヒドロキシル官能基の遊離化はメタノリシス
により行われる。 ・エステル化は、標準的な方法に従って酸を使用して行
われる。 ・9(10)位の脱水は、塩酸か、或いはフルオル若し
くはペルフルオル酢酸又は硫酸型の任意のその他の酸を
使用して行われる。 ・9(10)位の二重結合の還元は、水素化ジイソブチ
ルアルミニウム(DIBAH)を使用し又は前記のよう
な酸の存在下に接触水素化により行われる。
る式(II)の化合物は、ヨーロッパ特許第487411
号に記載されている。本発明の製造法を実施するのに好
ましい態様においては、 ・11位の酸化と同時に9(12)位のエポキシド橋を
得る反応は、ジメチルスルホキシド中で塩基、好ましく
はトリエチルアミンの存在下に塩化オキサリルを使用し
て行われる。 ・2' 位のヒドロキシル官能基の遊離化はメタノリシス
により行われる。 ・エステル化は、標準的な方法に従って酸を使用して行
われる。 ・9(10)位の脱水は、塩酸か、或いはフルオル若し
くはペルフルオル酢酸又は硫酸型の任意のその他の酸を
使用して行われる。 ・9(10)位の二重結合の還元は、水素化ジイソブチ
ルアルミニウム(DIBAH)を使用し又は前記のよう
な酸の存在下に接触水素化により行われる。
【0009】
【実施例】下記の実施例は本発明を例示するためにのみ
示すものである。
示すものである。
【0010】例1:(9S)3−デ((2,6−ジデオ
キシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ
ヘキソピラノシル)オキシ)−9−デオキソ−11,1
2−ジデオキシ−3,11−ジオキソ−9,12−エポ
キシ−9−ヒドロキシ−6−O−メチルエリスロマイシ
ン
キシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ
ヘキソピラノシル)オキシ)−9−デオキソ−11,1
2−ジデオキシ−3,11−ジオキソ−9,12−エポ
キシ−9−ヒドロキシ−6−O−メチルエリスロマイシ
ン
【0011】工程A:(9S)3−デ((2,6−ジデ
オキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リ
ボヘキソピラノシル)オキシ)−9−デオキソ−11,
12−ジデオキシ−3,11−ジオキソ−9,12−エ
ポキシ−9−ヒドロキシ−6−O−メチルエリスロマイ
シン−2' −アセテート 2.8ccの塩化オキサリルを30mlの塩化メチレン
に溶解してなる溶液を−70℃に冷却する。4ccのジ
メチルスルホキシドを3ccの塩化メチレンに溶解して
なる溶液を添加する。−70℃で数分間撹拌し、2gの
3−デ[(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−
O−メチル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ]
−6−O−メチル−3−オキソエリスロマイシン−2'
−アセテート(ヨーロッパ特許第487411号の実施
例3のC1)に記載のように製造した)を10ccの塩
化メチレンに溶解してなる溶液を導入する。−70℃で
65分間撹拌し、20mlのトリエチルアミンを2時間
で添加する。温度を周囲温度に上昇させ、この温度で1
時間撹拌する。反応媒体を塩化メチレンで希釈し、有機
相を洗浄し、乾燥し、ろ過し、濃縮乾固する。2.06
gの生成物を得た。これをクロマトグラフィーし、塩化
メチレン−メタノール−水酸化アンモニウム(98−2
−0.2)で溶離することにより精製する。このように
して、575mgの所望化合物を得た。 IRスペクトル(CHCl3 ) 9−ケトの不存在 OH:3578cm-1 C=O:1750−1712cm-1 ボールマンバンド:−N= NMRスペクトル(CDCl3 ,ppm) H10:2.55−2.75ppm
オキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リ
ボヘキソピラノシル)オキシ)−9−デオキソ−11,
12−ジデオキシ−3,11−ジオキソ−9,12−エ
ポキシ−9−ヒドロキシ−6−O−メチルエリスロマイ
シン−2' −アセテート 2.8ccの塩化オキサリルを30mlの塩化メチレン
に溶解してなる溶液を−70℃に冷却する。4ccのジ
メチルスルホキシドを3ccの塩化メチレンに溶解して
なる溶液を添加する。−70℃で数分間撹拌し、2gの
3−デ[(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−
O−メチル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ]
−6−O−メチル−3−オキソエリスロマイシン−2'
−アセテート(ヨーロッパ特許第487411号の実施
例3のC1)に記載のように製造した)を10ccの塩
化メチレンに溶解してなる溶液を導入する。−70℃で
65分間撹拌し、20mlのトリエチルアミンを2時間
で添加する。温度を周囲温度に上昇させ、この温度で1
時間撹拌する。反応媒体を塩化メチレンで希釈し、有機
相を洗浄し、乾燥し、ろ過し、濃縮乾固する。2.06
gの生成物を得た。これをクロマトグラフィーし、塩化
メチレン−メタノール−水酸化アンモニウム(98−2
−0.2)で溶離することにより精製する。このように
して、575mgの所望化合物を得た。 IRスペクトル(CHCl3 ) 9−ケトの不存在 OH:3578cm-1 C=O:1750−1712cm-1 ボールマンバンド:−N= NMRスペクトル(CDCl3 ,ppm) H10:2.55−2.75ppm
【0012】工程B:(9S)3−デ((2,6−ジデ
オキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リ
ボヘキソピラノシル)オキシ)−9−デオキソ−11,
12−ジデオキシ−3,11−ジオキソ−9,12−エ
ポキシ−9−ヒドロキシ−6−O−メチルエリスロマイ
シン 工程Aで製造した100mgの化合物と1ccのメタノ
ールを含有する溶液を周囲温度で3日間撹拌し続ける。
100mgの生成物を得た。これをクロマトグラフィー
し、酢酸エチル−トリエチルアミン混合物(95−5)
で溶離して精製する。このようにして、73mgの所望
化合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3 ,ppm) 2.29(s):N−(CH3 )2 4.37(d):H'1 3.20(dd):H'2 2.50(dd):H'3 3.51(dd):H'5
オキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リ
ボヘキソピラノシル)オキシ)−9−デオキソ−11,
12−ジデオキシ−3,11−ジオキソ−9,12−エ
ポキシ−9−ヒドロキシ−6−O−メチルエリスロマイ
シン 工程Aで製造した100mgの化合物と1ccのメタノ
ールを含有する溶液を周囲温度で3日間撹拌し続ける。
100mgの生成物を得た。これをクロマトグラフィー
し、酢酸エチル−トリエチルアミン混合物(95−5)
で溶離して精製する。このようにして、73mgの所望
化合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3 ,ppm) 2.29(s):N−(CH3 )2 4.37(d):H'1 3.20(dd):H'2 2.50(dd):H'3 3.51(dd):H'5
【0013】例2:3−デ((2,6−ジデオキシ−3
−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボヘキソピ
ラノシル)オキシ)−9−デオキソ−9,10−ジデヒ
ドロ−11,12−ジデオキシ−3,11−ジオキソ−
9,12−エポキシ−6−O−メチルエリスロマイシン
−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボヘキソピ
ラノシル)オキシ)−9−デオキソ−9,10−ジデヒ
ドロ−11,12−ジデオキシ−3,11−ジオキソ−
9,12−エポキシ−6−O−メチルエリスロマイシン
【0014】工程A:(9S)3−デ((2,6−ジデ
オキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リ
ボヘキソピラノシル)オキシ)−9−デオキソ−9,1
0−ジデヒドロ−11,12−ジデオキシ−3,11−
ジオキソ−9,12−エポキシ−6−O−メチルエリス
ロマイシン−2' −アセテート例1の工程Aで製造した
1.28gの化合物と20ccのエタノールを含有する
溶液に8.5ccの2N塩酸溶液を添加する。反応混合
物を16時間撹拌し続ける。これを濃縮乾固し、重炭酸
ナトリウム水溶液を添加することによりpHを7〜8に
し、塩化メチレンで抽出し、抽出物を乾燥し、ろ過し、
濃縮乾固する。1.1gの所望化合物を得た。これをシ
リカでクロマトグラフィーし、塩化メチレン−メタノー
ル−水酸化アンモニウム混合物(98−2−0.2)に
より溶離して精製する。このようにして、575mgの
所望化合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3 ,ppm) 10位のプロトンの不存在 H3 及びH8 :2.5〜2.8 H4 :2.58
オキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リ
ボヘキソピラノシル)オキシ)−9−デオキソ−9,1
0−ジデヒドロ−11,12−ジデオキシ−3,11−
ジオキソ−9,12−エポキシ−6−O−メチルエリス
ロマイシン−2' −アセテート例1の工程Aで製造した
1.28gの化合物と20ccのエタノールを含有する
溶液に8.5ccの2N塩酸溶液を添加する。反応混合
物を16時間撹拌し続ける。これを濃縮乾固し、重炭酸
ナトリウム水溶液を添加することによりpHを7〜8に
し、塩化メチレンで抽出し、抽出物を乾燥し、ろ過し、
濃縮乾固する。1.1gの所望化合物を得た。これをシ
リカでクロマトグラフィーし、塩化メチレン−メタノー
ル−水酸化アンモニウム混合物(98−2−0.2)に
より溶離して精製する。このようにして、575mgの
所望化合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3 ,ppm) 10位のプロトンの不存在 H3 及びH8 :2.5〜2.8 H4 :2.58
【0015】工程B:3−デ((2,6−ジデオキシ−
3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボヘキソ
ピラノシル)オキシ)−9−デオキソ−9,10−ジデ
ヒドロ−11,12−ジデオキシ−3,11−ジオキソ
−9,12−エポキシ−6−O−メチルエリスロマイシ
ン 例2の工程Aで製造した50mgの化合物及び2mlの
メタノールを含有する混合物を周囲温度で終夜撹拌す
る。さらに溶液を周囲温度で終夜撹拌する。蒸発乾固し
た後、40mgの粗製の所望化合物を得た。これをシリ
カでクロマトグラフィーし、酢酸エチル−トリエチルア
ミン混合物(95−5)により溶離して精製する。この
ようにして、45.1mgの所望化合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3 ,ppm) H'1:4.30(d) H'2:3.18(dd) H'3:2.45(m) H'5:3.51(m) 227(J):N(Me)2 分析 C:計算63.40% 実測63.1% H: 8.7% 8.8% N: 2.46% 2.3%
3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボヘキソ
ピラノシル)オキシ)−9−デオキソ−9,10−ジデ
ヒドロ−11,12−ジデオキシ−3,11−ジオキソ
−9,12−エポキシ−6−O−メチルエリスロマイシ
ン 例2の工程Aで製造した50mgの化合物及び2mlの
メタノールを含有する混合物を周囲温度で終夜撹拌す
る。さらに溶液を周囲温度で終夜撹拌する。蒸発乾固し
た後、40mgの粗製の所望化合物を得た。これをシリ
カでクロマトグラフィーし、酢酸エチル−トリエチルア
ミン混合物(95−5)により溶離して精製する。この
ようにして、45.1mgの所望化合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3 ,ppm) H'1:4.30(d) H'2:3.18(dd) H'3:2.45(m) H'5:3.51(m) 227(J):N(Me)2 分析 C:計算63.40% 実測63.1% H: 8.7% 8.8% N: 2.46% 2.3%
【0016】例3:3−デ((2,6−ジデオキシ−3
−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボヘキソピ
ラノシル)オキシ)−9−デオキソ−11,12−ジデ
オキシ−3,11−ジオキソ−9,12−エポキシ−6
−O−メチルエリスロマイシン例2の工程Aで得た化合
物を還元し、次いで2' 位のヒドロキシルをメタノリシ
スにより遊離化することにより標記化合物を製造した。
−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボヘキソピ
ラノシル)オキシ)−9−デオキソ−11,12−ジデ
オキシ−3,11−ジオキソ−9,12−エポキシ−6
−O−メチルエリスロマイシン例2の工程Aで得た化合
物を還元し、次いで2' 位のヒドロキシルをメタノリシ
スにより遊離化することにより標記化合物を製造した。
【0017】製薬組成物の例 下記の処方の錠剤を調製した。 ・例2の化合物・・・150mg ・補助剤・・・1錠 mgとするのに要する量 (補助剤の詳細:でんぷん、タルク、ステアリン酸マグ
ネシウム)
ネシウム)
【0018】本発明の化合物の薬理学的研究 A)インビトロでの活性 液状培地での希釈法 一連の試験管を用意し、これらに等量の無菌栄養培地を
振り分ける。被検化合物の量を増大させながら各試験管
に分配し、次いで各試験管に細菌の菌株を播種する。3
7℃の加熱室において24時間インキュベーションした
後、増殖の抑止を光透過法により評価する。これから最
小抑止濃度(MIC、μg/cm3 で表わされる)を決
定することができる。例2の化合物について得られた結
果(24時間後の読み)は下記の通りである。 Streptococcus pyogenes group A 02A1UC1 1.2 Streptococcus agalactiae group B 02B1HT1 0.15 Streptococcus faecalis group D 02D2UC1 1.2 Streptococcus faecium group D 02D3HT1 1.2 Streptococcus group G 02G0GR5 0.6 Streptococcus mitis 02mitCB1 0.6 Streptococcus pneumoniae 032UC1 0.3 Streptococcus pneumoniae 030GR20 0.15 B)結果 例2の化合物は有用な抗生物質活性を有する。
振り分ける。被検化合物の量を増大させながら各試験管
に分配し、次いで各試験管に細菌の菌株を播種する。3
7℃の加熱室において24時間インキュベーションした
後、増殖の抑止を光透過法により評価する。これから最
小抑止濃度(MIC、μg/cm3 で表わされる)を決
定することができる。例2の化合物について得られた結
果(24時間後の読み)は下記の通りである。 Streptococcus pyogenes group A 02A1UC1 1.2 Streptococcus agalactiae group B 02B1HT1 0.15 Streptococcus faecalis group D 02D2UC1 1.2 Streptococcus faecium group D 02D3HT1 1.2 Streptococcus group G 02G0GR5 0.6 Streptococcus mitis 02mitCB1 0.6 Streptococcus pneumoniae 032UC1 0.3 Streptococcus pneumoniae 030GR20 0.15 B)結果 例2の化合物は有用な抗生物質活性を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ニコル・テソ フランス国クレイ・スーイ、アモー・ド・ ラ・ディムレスメシ(番地なし)
Claims (8)
- 【請求項1】 次式(I) 【化1】 (ここで、A及びBはそれぞれ水素原子を表わすか、又
はAは水素原子を表わし且つBはOH基を表わすか、又
はAとBは一緒になって炭素−炭素二重結合を形成し、
Zは水素原子又はカルボン酸の残基を表わす)の化合
物。 - 【請求項2】 Zが水素原子を表わす請求項1記載の式
(I)の化合物。 - 【請求項3】 AとBが一緒になって炭素−炭素二重結
合を形成する請求項1又は2記載の式(I)の化合物。 - 【請求項4】 3−デ((2,6−ジデオキシ−3−C
−メチル−3−O−メチル−α−L−リボヘキソピラノ
シル)オキシ)−9−デオキソ−9,10−ジデヒドロ
−11,12−ジデオキシ−3,11−ジオキソ−9,
12−エポキシ−6−O−メチルエリスロマイシン。 - 【請求項5】 請求項1記載の式(I)の化合物を製造
するにあたり、次式(II) 【化2】 (ここで、Z' はカルボン酸の残基を表わす)の化合物
に9(12)位にエポキシド橋を導入できると同時に1
1位のヒドロキシ官能基を酸化できる試薬を作用させて
次式(IA ) 【化3】 の化合物を得、所望ならばこの化合物に (a)2' 位のヒドロキシル官能基の遊離化剤を作用さ
せて次式(IB ) 【化4】 の化合物を得るか、或いは (b)脱水剤を作用させて次式(IC ) 【化5】 の化合物を得、所望ならば式(IC )の化合物に2' 位
のヒドロキシル官能基の遊離化剤を作用させて次式(I
D ) 【化6】 の化合物を得るか、或いは式(IC )の化合物に9(1
0)位の二重結合の還元剤を作用させて次式(IE ) 【化7】 の化合物を得、所望ならばこの化合物に2' 位のヒドロ
キシル基の遊離化剤を作用させて次式(IF ) 【化8】 の化合物を得ることを特徴とする式(I)の化合物の製
造法。 - 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載の式
(I)の化合物からなる薬剤。 - 【請求項7】 請求項4記載の化合物からなる薬剤。
- 【請求項8】 請求項6又は7記載の薬剤の少なくとも
1種を活性成分として含有する製薬組成物。
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| FR93-14505 | 1993-12-03 | ||
| FR9314505A FR2713226B1 (fr) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | Nouveaux dérivés de l'érythromycine, leur procédé de préparation et leur application comme médicaments. |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07196681A true JPH07196681A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=9453525
Family Applications (1)
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| EP (1) | EP0656364B1 (ja) |
| JP (1) | JPH07196681A (ja) |
| AT (1) | ATE159530T1 (ja) |
| CA (1) | CA2137186A1 (ja) |
| DE (1) | DE69406397T2 (ja) |
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- 1994-12-02 CA CA002137186A patent/CA2137186A1/fr not_active Abandoned
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- 1994-12-02 DE DE69406397T patent/DE69406397T2/de not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-11-18 GR GR970403044T patent/GR3025400T3/el unknown
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