JPH07197149A - TiAl3 を含むアルミニウム複合材料の製造方法 - Google Patents
TiAl3 を含むアルミニウム複合材料の製造方法Info
- Publication number
- JPH07197149A JPH07197149A JP35213693A JP35213693A JPH07197149A JP H07197149 A JPH07197149 A JP H07197149A JP 35213693 A JP35213693 A JP 35213693A JP 35213693 A JP35213693 A JP 35213693A JP H07197149 A JPH07197149 A JP H07197149A
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- Japan
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- compact
- tial3
- intermetallic compound
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 微細なTiAl3 金属間化合物がAl母体に
均一に分散した複合体を提供する。 【構成】 Tiの微細片、Alの微細片及びカーボン粉
末より成形体を形成し、該成形体をAl溶湯中に浸漬し
発熱反応を起こさせ、次いで該成形体をAl溶湯中で放
置し、膨潤、崩壊、沈降させることを特徴とする、Ti
Al3 を含むアルミニウム複合材料の製造方法。
均一に分散した複合体を提供する。 【構成】 Tiの微細片、Alの微細片及びカーボン粉
末より成形体を形成し、該成形体をAl溶湯中に浸漬し
発熱反応を起こさせ、次いで該成形体をAl溶湯中で放
置し、膨潤、崩壊、沈降させることを特徴とする、Ti
Al3 を含むアルミニウム複合材料の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TiAl3 金属間化合
物を含むアルミニウム複合材料の製造方法に関する。
物を含むアルミニウム複合材料の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属間化合物は、金属とセラミックスの
間を埋める材料群であり、その特異な性質に注目され、
現在多くの用途が検討されている。このような金属間化
合物の製造方法としては、製造される金属間化合物の構
成元素からなる金属粉末を混合し、この混合物をHIP
等により成形し、この成形体を焼結する固相法及び製造
される金属間化合物の構成元素を含む母合金をアーク溶
解することにより製造する溶解法が知られている(特開
昭63−247321号公報参照)。
間を埋める材料群であり、その特異な性質に注目され、
現在多くの用途が検討されている。このような金属間化
合物の製造方法としては、製造される金属間化合物の構
成元素からなる金属粉末を混合し、この混合物をHIP
等により成形し、この成形体を焼結する固相法及び製造
される金属間化合物の構成元素を含む母合金をアーク溶
解することにより製造する溶解法が知られている(特開
昭63−247321号公報参照)。
【0003】しかしながら、焼結やアーク溶解は長い時
間を必要とし、また比較的多大のエネルギーを消費する
ため、上記の方法では金属間化合物や金属間化合物を含
む種々の複合材料を能率よくかつ低廉に製造することが
困難である。
間を必要とし、また比較的多大のエネルギーを消費する
ため、上記の方法では金属間化合物や金属間化合物を含
む種々の複合材料を能率よくかつ低廉に製造することが
困難である。
【0004】この問題を解決するため、特開平4−2148
25号公報において、Tiの微細片とAlの微細片からな
る成形体をAl溶湯中に浸漬後、この溶湯から取り出し
空気中に放置することからなるTiAl3 金属間化合物
の製造方法が提案された。この方法によりTiAl3 金
属間化合物が能率よくかつ低廉に製造することが可能で
あるが、得られるTiAl3 金属間化合物は30μm 以上
の大きさを有し、且つその粒度分布もばらつきが見られ
る。
25号公報において、Tiの微細片とAlの微細片からな
る成形体をAl溶湯中に浸漬後、この溶湯から取り出し
空気中に放置することからなるTiAl3 金属間化合物
の製造方法が提案された。この方法によりTiAl3 金
属間化合物が能率よくかつ低廉に製造することが可能で
あるが、得られるTiAl3 金属間化合物は30μm 以上
の大きさを有し、且つその粒度分布もばらつきが見られ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のTi
Al3 金属間化合物の製造方法の有する前記の如き欠点
を解消し、より微細なTiAl3 金属間化合物を均質に
含む複合体を提供しようとするものである。
Al3 金属間化合物の製造方法の有する前記の如き欠点
を解消し、より微細なTiAl3 金属間化合物を均質に
含む複合体を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のT
iAl3 金属間化合物の上記問題点を解決すべく鋭意研
究を重ねた結果、反応性の金属間化合物形成成分と母体
金属成分との粉末を混合成形し、この成形体を溶融した
母体金属中に浸漬させ、該成形体を膨潤させると、該成
形体が崩壊し沈澱し、この沈澱が目的とする微細な金属
間化合物が均質に分散した複合材料であることを見出
し、本発明を完成した。
iAl3 金属間化合物の上記問題点を解決すべく鋭意研
究を重ねた結果、反応性の金属間化合物形成成分と母体
金属成分との粉末を混合成形し、この成形体を溶融した
母体金属中に浸漬させ、該成形体を膨潤させると、該成
形体が崩壊し沈澱し、この沈澱が目的とする微細な金属
間化合物が均質に分散した複合材料であることを見出
し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明のTiAl3 金属間化合
物を含むアルミニウム複合材料の製造方法は、Tiの微
細片、Alの微細片及びカーボン粉末より成形体を形成
し、該成形体をAl溶湯中に浸漬し発熱反応を起こさ
せ、次いで該成形体をAl溶湯中で放置し、膨潤、崩
壊、沈降させることを特徴とするものである。
物を含むアルミニウム複合材料の製造方法は、Tiの微
細片、Alの微細片及びカーボン粉末より成形体を形成
し、該成形体をAl溶湯中に浸漬し発熱反応を起こさ
せ、次いで該成形体をAl溶湯中で放置し、膨潤、崩
壊、沈降させることを特徴とするものである。
【0008】本発明の方法において、まず、Tiの微細
片、Alの微細片及びカーボン粉末を混合し、圧縮成形
等により成形体を製造する。各微細片の形態は粉末、短
繊維、ウイスカ、薄片等の任意の形状であってよいが、
粉末であることが好ましい。各成分の量は、後の膨潤・
崩壊現象をより起こしやすくするため、AlはTiに対
し25重量%以上、Cは25重量%程度の量で混合すること
が好ましい。
片、Alの微細片及びカーボン粉末を混合し、圧縮成形
等により成形体を製造する。各微細片の形態は粉末、短
繊維、ウイスカ、薄片等の任意の形状であってよいが、
粉末であることが好ましい。各成分の量は、後の膨潤・
崩壊現象をより起こしやすくするため、AlはTiに対
し25重量%以上、Cは25重量%程度の量で混合すること
が好ましい。
【0009】次いでこの成形体をAlの溶湯中に浸漬す
る。Al溶湯の温度は 800〜900 ℃程度が好ましい。温
度が低いと崩壊現象が起きにくく、一方温度が高いと成
形体が溶融し、針状のTiAl3 が生成したり、TiC
等、他の生成物が生成することがあるからである。
る。Al溶湯の温度は 800〜900 ℃程度が好ましい。温
度が低いと崩壊現象が起きにくく、一方温度が高いと成
形体が溶融し、針状のTiAl3 が生成したり、TiC
等、他の生成物が生成することがあるからである。
【0010】成形体はAl溶湯中において下式 Ti+Al→TiAl3 の発熱反応を起こす。さらに浸漬を続けると、浸漬開始
から1分ほどでAlが成形体内に含浸し、さらに1分程
経過すると該成形体が膨潤し始める。この状態を維持続
けると、浸漬開始から10分程でこの膨潤体が崩壊し沈降
を始める。膨潤後、攪拌したり振動を与えることにより
成形体を崩壊させることも可能ではあるが、この場合、
TiAl3 が部分的にAlに溶解してしまい、得られる
複合体中のTiAl3 体積率が低下してしまうので自己
崩壊させることが好ましい。浸漬後約30分でTiAl3
の沈降が終了する。こうして、粒径5〜10μm の微細な
TiAl3 金属間化合物がAl母体中に均一に分散した
複合体が、沈降した部分より得られる。
から1分ほどでAlが成形体内に含浸し、さらに1分程
経過すると該成形体が膨潤し始める。この状態を維持続
けると、浸漬開始から10分程でこの膨潤体が崩壊し沈降
を始める。膨潤後、攪拌したり振動を与えることにより
成形体を崩壊させることも可能ではあるが、この場合、
TiAl3 が部分的にAlに溶解してしまい、得られる
複合体中のTiAl3 体積率が低下してしまうので自己
崩壊させることが好ましい。浸漬後約30分でTiAl3
の沈降が終了する。こうして、粒径5〜10μm の微細な
TiAl3 金属間化合物がAl母体中に均一に分散した
複合体が、沈降した部分より得られる。
【0011】
【作用】本発明の方法において、Al溶湯体の熱を用い
てTiとAlの反応を進めることにより反応が均質とな
り、粒径5〜10μm の微細なTiAl3 金属間化合物が
得られる。また、成形体にカーボンを混入させることに
より、成形体を自己崩壊させ、TiAl3 金属間化合物
を均一にAl母体中に分散させることができる。
てTiとAlの反応を進めることにより反応が均質とな
り、粒径5〜10μm の微細なTiAl3 金属間化合物が
得られる。また、成形体にカーボンを混入させることに
より、成形体を自己崩壊させ、TiAl3 金属間化合物
を均一にAl母体中に分散させることができる。
【0012】
【実施例】本発明を下記実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらに制限されるものではない。
るが、本発明はこれらに制限されるものではない。
【0013】実施例1 Al粉末(昭和電工(株)製、SHORIC、粒度100 μm 以
下)200g、Ti粉末(大阪チタニウム(株)製、TSP-35
0 、350 メッシュ以下)800g及びカーボン粉末(日本黒
鉛工業(株)製、ACP-1000、平均粒度6μm)200gをV型
混合器に入れ30分間混合した。この混合粉末から12g 秤
量し、これを面圧8トンでφ30の型に入れ成形を行い、
φ30×5mmの成形体を100 個得た。
下)200g、Ti粉末(大阪チタニウム(株)製、TSP-35
0 、350 メッシュ以下)800g及びカーボン粉末(日本黒
鉛工業(株)製、ACP-1000、平均粒度6μm)200gをV型
混合器に入れ30分間混合した。この混合粉末から12g 秤
量し、これを面圧8トンでφ30の型に入れ成形を行い、
φ30×5mmの成形体を100 個得た。
【0014】こうして得られた成形体2個を同時に850
℃のAl溶湯150gに浸漬した。浸漬後0.5 分で発熱反応
を起こし、1分でAlが含浸した。次いで浸漬後2分で
成形体の膨潤が見られ、10分後に成形体は自己崩壊を始
めた。そして30分後には完全に沈降した。冷却後、この
上部とTiAl3 金属間化合物が沈降した下部の切片を
光顕により観察した。この結果を図1及び図2に示す。
図1が上部の金属組織を示し、図2が下部の金属組織を
示す。TiAl3 金属間化合物が沈降した下部の部分に
は粒径5〜10μm の微細なTiAl3 が均一に分布して
いた。この上部及び下部のサンプルのビッカース硬度を
測定し、この結果を表1に示す。
℃のAl溶湯150gに浸漬した。浸漬後0.5 分で発熱反応
を起こし、1分でAlが含浸した。次いで浸漬後2分で
成形体の膨潤が見られ、10分後に成形体は自己崩壊を始
めた。そして30分後には完全に沈降した。冷却後、この
上部とTiAl3 金属間化合物が沈降した下部の切片を
光顕により観察した。この結果を図1及び図2に示す。
図1が上部の金属組織を示し、図2が下部の金属組織を
示す。TiAl3 金属間化合物が沈降した下部の部分に
は粒径5〜10μm の微細なTiAl3 が均一に分布して
いた。この上部及び下部のサンプルのビッカース硬度を
測定し、この結果を表1に示す。
【0015】
【表1】 下部において硬度が著しく向上していることが明らかで
ある。
ある。
【0016】実施例2 Al粉末、Ti粉末及びC粉末の配合割合を変化させ、
実施例1と同様にし成形体を製造し、次いでAl溶湯中
に浸漬し、膨潤・崩壊現象を観察した。この結果を表2
に示す。
実施例1と同様にし成形体を製造し、次いでAl溶湯中
に浸漬し、膨潤・崩壊現象を観察した。この結果を表2
に示す。
【0017】
【表2】
【0018】Al量が少ないほど膨潤・崩壊現象が生じ
にくく、またC量はTiに対し25重量%ほどで最も膨潤
・崩壊現象が生じやすかった。
にくく、またC量はTiに対し25重量%ほどで最も膨潤
・崩壊現象が生じやすかった。
【0019】実施例3 実施例1において製造した成形体を700 〜1000℃の各種
温度の溶湯中に浸漬した。この結果を表3に示す。
温度の溶湯中に浸漬した。この結果を表3に示す。
【0020】
【表3】
【0021】700 ℃においては膨潤現象を示したが、崩
壊までには到らなかった。1000℃においては成形体が溶
融してしまい、またTiCが形成した。一方800 ℃及び
900℃においては膨潤・崩壊現象を示した。
壊までには到らなかった。1000℃においては成形体が溶
融してしまい、またTiCが形成した。一方800 ℃及び
900℃においては膨潤・崩壊現象を示した。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、Ti、Al及びCの成
形体をAl溶湯内で反応させ、膨潤・崩壊させAl溶湯
中に沈降させることにより、5〜10μm の微細なTiA
l3 金属間化合物がAl母体に均一に分散した複合体が
得られる。また、本発明の方法を用いて、固定された溶
解炉の下に複数個並列に並べられた鋳造型をベルトコン
ベア方式で移動させ、溶解炉内で母体金属を溶解し、膨
潤・崩壊現象を起こす成形体を随時添加することによ
り、TiAl3 を含むAl複合体を連続して製造するこ
とができる。
形体をAl溶湯内で反応させ、膨潤・崩壊させAl溶湯
中に沈降させることにより、5〜10μm の微細なTiA
l3 金属間化合物がAl母体に均一に分散した複合体が
得られる。また、本発明の方法を用いて、固定された溶
解炉の下に複数個並列に並べられた鋳造型をベルトコン
ベア方式で移動させ、溶解炉内で母体金属を溶解し、膨
潤・崩壊現象を起こす成形体を随時添加することによ
り、TiAl3 を含むAl複合体を連続して製造するこ
とができる。
【図1】成形体をAl溶湯中に30分含浸させ、TiAl
3 を沈降させた後のAl母体の上部の金属組織を示す図
面に代わる写真である。
3 を沈降させた後のAl母体の上部の金属組織を示す図
面に代わる写真である。
【図2】成形体をAl溶湯中に30分含浸させ、TiAl
3 を沈降させた後のAl母体の下部の金属組織を示す図
面に代わる写真である。
3 を沈降させた後のAl母体の下部の金属組織を示す図
面に代わる写真である。
Claims (1)
- 【請求項1】 Tiの微細片、Alの微細片及びカーボ
ン粉末より成形体を形成し、該成形体をAl溶湯中に浸
漬し発熱反応を起こさせ、次いで該成形体をAl溶湯中
で放置し、膨潤、崩壊、沈降させることを特徴とする、
TiAl3 を含むアルミニウム複合材料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35213693A JPH07197149A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | TiAl3 を含むアルミニウム複合材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35213693A JPH07197149A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | TiAl3 を含むアルミニウム複合材料の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07197149A true JPH07197149A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18422024
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35213693A Pending JPH07197149A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | TiAl3 を含むアルミニウム複合材料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07197149A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020068569A (ko) * | 2001-02-21 | 2002-08-28 | 동부전자 주식회사 | 반도체 장치의 다층 배선 제조 방법 |
| CN114875278A (zh) * | 2022-05-24 | 2022-08-09 | 山东迈奥晶新材料有限公司 | Ti-Al系梯度复合材料及其制备方法 |
| CN117165798A (zh) * | 2023-02-22 | 2023-12-05 | 蚌埠学院 | 一种快速反应TiAl金属间化合物增强铝基复合材料的制备工艺 |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP35213693A patent/JPH07197149A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020068569A (ko) * | 2001-02-21 | 2002-08-28 | 동부전자 주식회사 | 반도체 장치의 다층 배선 제조 방법 |
| CN114875278A (zh) * | 2022-05-24 | 2022-08-09 | 山东迈奥晶新材料有限公司 | Ti-Al系梯度复合材料及其制备方法 |
| CN117165798A (zh) * | 2023-02-22 | 2023-12-05 | 蚌埠学院 | 一种快速反应TiAl金属间化合物增强铝基复合材料的制备工艺 |
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