JPH0719871A - 光学機器の傾き補正装置 - Google Patents

光学機器の傾き補正装置

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JPH0719871A
JPH0719871A JP18723793A JP18723793A JPH0719871A JP H0719871 A JPH0719871 A JP H0719871A JP 18723793 A JP18723793 A JP 18723793A JP 18723793 A JP18723793 A JP 18723793A JP H0719871 A JPH0719871 A JP H0719871A
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JP
Japan
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liquid
light beam
prism
prisms
optical
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JP18723793A
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English (en)
Inventor
Kimihiko Kamataki
公彦 鎌滝
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SHINYOU KK
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SHINYOU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構成が極めてシンプルで、組立、調整が簡単で
あり、耐震性、耐久性に優れた光学機器の傾き補正装置
を得る。 【構成】屈折液5,6を透明容器13,14に封入して
なる少なくとも2個の液体プリズム3,4が光ビームの
通路に直列的に配置され、光源2から出て2個の液体プ
リズム3,4を通った光ビームが常に鉛直方向に出射す
る。少なくとも2個の液体プリズム3,4を構成する屈
折液5,6の反射率は、合わせて3.0が望ましい。少
なくとも2個の液体プリズム3,4から出射した鉛直方
向の光ビームを利用して自動垂直器を構成し、鉛直方向
の光ビームを反射光学系で水平方向に反射して自動水平
器を構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学機器の傾き補正装
置に関するもので、例えば、自動垂直器や自動水平器な
どに適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動垂直器は、機器本体が傾いて
設置されても光ビームは常に鉛直方向に出射するよう
に、傾き補正装置を備えている。従来のこの種の傾き補
正装置は、ジャイロジンバルを用いた機械式のもの、自
動レベルの原理を応用した機械・光学式のもの、水平セ
ンサーを用いた電気・機械式のものが主流となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動垂直器など
に用いられている傾き補正装置によれば、構成部品を精
密に機械加工する必要があり、組み立てた状態で複雑な
調整を行う必要があって熟練を要し、高価であり、か
つ、耐震性、耐久性に劣るという問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、構成が極めてシンプル
で、組立、調整が簡単であり、かつ、耐震性、耐久性に
優れた光学機器の傾き補正装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、液体を透明容器に封入してなる液体プリ
ズムを少なくとも2個用い、これら少なくとも2個の液
体プリズムを光ビームの通路に直列的に配置して光学機
器に取付け、2個の液体プリズムを通った光ビームが常
に鉛直方向に出射させるようにした。少なくとも2個の
液体プリズムを構成する液体の反射率は、合わせて3.
0とするのが望ましい。少なくとも2個の液体プリズム
から出射した鉛直方向の光ビームを利用して自動垂直器
を得ることができる。少なくとも2個の液体プリズムか
ら出射した鉛直方向の光ビームを水平方向に反射する反
射光学系を設ければ自動水平器を得ることができる。
【0006】
【作用】光学機器が傾くと、液体プリズムが傾く。しか
し、液体プリズムの液面は常に水平を保つため、屈折液
の液面と屈折液の底面である容器の内底面とが非平行に
なり、楔形のプリズムが形成される。この液体プリズム
に光ビームを入射し透過させると、光ビームが屈折され
て出射する。このような液体プリズムを少なくとも2個
配置して光ビームを透過させることにより、出射ビーム
が常に鉛直方向にする。この鉛直方向の光ビームを利用
して自動垂直器を得ることができ、鉛直方向の光ビーム
を水平方向に反射する反射光学系を設ければ自動垂直器
を得ることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明にかかる光
学機器の傾き補正装置の実施例について説明することに
するが、その前に、本発明の原理について説明してお
く。
【0008】図6に示すように、一般に稜角σの小さい
プリズム20は薄いプリズムと呼ばれているが、このプ
リズム20に図6に示すように光ビームを入射すると、
入射光はプリズム20で屈折されて入射方向と異なる方
向に出射する。この入射方向と出射方向との差である方
向転角をεとすると、方向転角εと上記稜角σとの関係
は、 ε=(n−1)σ で表される。
【0009】ここで、図7に示すように、ガラス等で作
られた断面が矩形状の透明容器26に屈折液25を封入
してなる液体プリズム23を想定する。この液体プリズ
ム23を自動鉛直器などの光学機器の鏡筒21に取付
け、半導体レーザ、He−Neレーザなどからなる光源
22からレーザ光などの光ビームを出射して液体プリズ
ム23を上方から下方に向かって透過させるものとす
る。また、鏡筒21が真に鉛直な姿勢をとっていると
き、光源22からの光ビームが液体プリズム23の屈折
液25の水平な液面に対して垂直に入射するように調整
されているものとする。
【0010】いま、図7に示すように光学機器の鏡筒2
1が鉛直線に対して角度σだけ傾いたとする。鏡筒21
が傾くと、液体プリズム23も傾く。しかし、液体プリ
ズム23の屈折液25の液面は常に水平を保つため、屈
折液25の液面と屈折液25の底面である透明容器26
の内底面とが非平行になり、屈折液25は上記傾き角度
σと同じ稜角εの楔形の薄いプリズムを形成することに
なる。この液体プリズム23に上方の光源22から光ビ
ームを入射し透過させると、光ビームが屈折液25で屈
折されて下方に出射する。
【0011】ここで、屈折液25の屈折率をnとし、液
体プリズム23を通過した光ビームの方向転角をε1
する。仮りに上記方向転角ε1と鏡筒21の傾き角度σ
が一致しているものとすれば、液体プリズム23を通過
した光ビームは鉛直線に一致するので、鏡筒21の傾き
に関係なく、光ビームは常に鉛直方向に出射されること
になる。このときの条件は、ε1=σであるから、(n
−1)=1、すなわち、屈折率nが2.0の屈折液を用
いればよいことになる。しかし、屈折率nが2.0とい
うような高屈折率で、かつ、適正な粘性をもち、さら
に、光の透過特性に優れた液体を入手することは困難で
ある。
【0012】そこで本発明の一実施例では、図1に示す
ように、2個の液体プリズム3,4を直列的に配置して
光学機器の鏡筒1に取付け、これら液体プリズム3,4
の上方に取付けられたレーザなどの光源2から2個の液
体プリズム3,4に向けて光ビームを出射するようにし
た。2個の液体プリズム3,4はそれぞれガラス等で作
られた矩形状の透明容器13,14と、これらの透明容
器13,14に封入された屈折液5,6からなる。
【0013】いま、2個のプリズム3,4のうち上側の
第1の液体プリズム3の屈折液5の屈折率をn1、この
屈折液5による方向転角をε1、下側の第2の液体プリ
ズム4の屈折液6の屈折率をn2、この屈折液6による
方向転角をε2とすると、2個のプリズム3,4を通過
した光ビームの方向転角εは、 ε=ε1+ε2 となるので、 ε=(n1−1)σ+(n2−1)σ =(n1+n2−2)σ となってn1+n2=3.0のときε=σが成り立つ。す
なわち、2個の液体プリズム3,4を構成する屈折液
5,6の反射率ε1、ε2が、合わせて3.0になるよう
に設定すればよいことになる。
【0014】通常、液体の反射率は1.5前後のものが
入手しやすいので、n1+n2=3.0の条件が成立する
屈折液を組み合わせて、光学機器の傾き角σと2個の液
体プリズム3,4を合わせた光ビームの方向転角εとが
一致するようにする。ちなみに、水の屈折率は1.3で
あるから、これに屈折率が1.7である屈折液を組み合
わせれば、光ビームの方向転角εを光学機器の傾き角σ
に一致させることができるが、屈折率が1.7というよ
うな高屈折率の液体を入手することは困難である。そこ
で、例えば3個の液体プリズムを直列的に配置し、3個
の液体プリズムの各屈折液の屈折率の合計が3.0とな
るように設定してもよい。
【0015】図1に示す光学機械は、光ビームが鏡筒1
の下端から下方に向かって鉛直に出射される。このよう
な光学機械は光線下振り器といわれるもので、例えば建
造物の鉛直線の点検などに用いられる。
【0016】以上説明した実施例によれば、屈折液を透
明容器に封入してなる液体プリズムを光学機器に取付
け、光源から出た光ビームを液体プリズムに透過させる
ようにしたため、光学機器が傾くとこれと共に液体プリ
ズムが傾いて液体プリズムによる光ビームの方向転角が
変動し、光学機械の傾きによる光ビームの出射方向のず
れを自動的に修正することができる。しかも、2個の液
体プリズム3,4を光ビームの通路に直列的に配置した
ため、2個の液体プリズム3,4の屈折液5,6の屈折
率の合計を3.0にして、光源2から出て上記2個の液
体プリズム3,4を通った光ビームを常に鉛直方向に出
射させることは容易であるし、二つの屈折液5,6の屈
折率の合計を3.0にすることも容易である。また、従
来の機械式、機械・光学式、電気・機械式の傾き補正装
置のように、構成部品を精密に機械加工したり、組み立
てた状態で複雑な調整を行う必要がないため、構成が極
めてシンプルで、組立、調整が簡単であり、かつ、耐震
性、耐久性に優れた光学機器の傾き補正装置を得ること
ができる。
【0017】なお、屈折率1.5の屈折液を探した結
果、例えば、倍率の大きい対物レンズを有する顕微鏡に
おいて、対象物と対物レンズとの微小な空間に介在させ
る液体の屈折率は精度よく調整されていることがわかっ
た。このような屈折液で2個の液体プリズムを構成して
直列的に配置すれば、所期の光学機器の傾き補正装置が
得られる。
【0018】次に、本発明装置の各種応用例について説
明する。図2は本発明装置を用いて自動鉛直器を構成し
た例である。図2において、符号2は光源を、3,4は
それぞれ液体プリズムを示す。2個の液体プリズム3,
4によって図1に示したものと同様の傾き補正装置を構
成しており、この傾き補正装置から下方に向けた鉛直方
向の出射光路上には、この出射光を水平方向に曲げる直
角プリズム7が配置され、直角プリズム7による反射光
路上には入射光を上方に曲げる直角ダハプリズム8が配
置されている。直角プリズム7と直角ダハプリズム8と
によって、光の反射面が互いに直交して3面に配置され
た形になって、実質的にコーナーキューブと同一の構成
になっている。従って、直角プリズム7への入射光と直
角ダハプリズム8からの出射光は平行になる。直角プリ
ズム7への入射光は上記のように常に鉛直方向であるこ
とから、直角ダハプリズム8からの出射光も機器の傾き
に関係なく常に鉛直方向となる。
【0019】このように、図2記載の光学機器は、機器
の傾きに関係なく常に上向きの鉛直な光ビームを出射す
る自動鉛直器を構成するものであり、例えば、建物の内
装工事の地量の立ち上げ、鉄骨の鉛直度管理などに用い
られる。
【0020】図3は、本発明を用いて自動水平器を構成
した例である。図3において、自動水平器の鏡筒10内
には、光源2と、2個の液体プリズム3,4からなる傾
き補正装置が配置されると共に、この傾き補正装置から
下方に向けた鉛直方向の出射光路上に、この出射光を水
平方向に曲げる直角プリズム11が配置され、直角プリ
ズム11による反射光路上には入射光を上方に曲げる直
角ダハプリズム12が配置されている。直角ダハプリズ
ム12の上方にはこの直角ダハプリズム12からの光ビ
ームを水平方向に反射させるペンタプリズム15が配置
されている。上記2個の液体プリズム3,4は、光源2
からの光ビームを常に鉛直方向に出射する傾き補正装置
を構成しているため、直角プリズム11で反射され、さ
らに直角ダハプリズム12で反射された光ビームは常に
鉛直方向となり、ペンタプリズム15で反射され出射さ
れる光ビームは常に水平方向となる。
【0021】図4の例は図3に示す自動水平器の変形例
であって、図3の例における2個の直角プリズム11,
12に代えてペンタプリズム15を配置したものであ
る。2個の液体プリズム3,4は、光源2からの光ビー
ムを常に鉛直方向に出射する傾き補正装置を構成してい
るため、ペンタプリズム15で反射され出射される光ビ
ームは常に水平方向となる。
【0022】なお、一般に液体は容器に入れると、表面
張力により容器の壁面近くで表面の平面度が変化する。
特に容器が小さい場合は液面の略全体が球面状になり、
正しいプリズムを構成することができない。そこで、図
5(a)(b)に示すように、光学的に光線を通過する
部分が平行平面に形成されたフロート18を液面に浮か
べる。こうすれば、少なくともフロート18の部分は液
体5の表面張力の影響を受けることはないから、正しい
プリズムを構成することができる。また、上記フロート
18は液体5の表面のさざ波を消す効果もあるため、安
定した液体プリズムを得ることができるし、このような
液体プリズムを前述のような光学機器に適用することに
より安定した光学機器を得ることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、屈折液を透明容器に封
入してなる液体プリズムを光学機器に取付け、光源から
出た光ビームを液体プリズムに透過させるようにしたた
め、光学機器が傾くとこれと共に液体プリズムが傾いて
液体プリズムによる光ビームの方向転角が変動し、光学
機械の傾きによる光ビームの出射方向のずれを自動的に
修正することができる。しかも、少なくとも2個の液体
プリズムを光ビームの通路に直列的に配置したため、少
なくとも2個の液体プリズムの屈折液の屈折率の合計を
最適化して、光源から出て少なくとも2個の液体プリズ
ムを通った光ビームが常に鉛直方向に出射するようにす
ることも容易である。また、従来の機械式、機械・光学
式、電気・機械式の傾き補正装置のように、構成部品を
精密に機械加工したり、組み立てた状態で複雑な調整を
行う必要がないため、構成が極めてシンプルで、組立、
調整が簡単であり、かつ、耐震性、耐久性に優れた光学
機器の傾き補正装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光学機器の傾き補正装置の実施
例を示す光学配置図。
【図2】本発明装置の応用例である自動鉛直器の例を示
す光学配置図。
【図3】本発明装置の応用例である自動水平器の例を示
す光学配置図。
【図4】本発明装置の応用例である自動水平器の変形例
を示す光学配置図。
【図5】本発明装置に適用可能な液体プリズムの変形例
を示す正面図。
【図6】薄いプリズムの屈折作用を示す光学系図。
【図7】液体プリズムの屈折作用を示す光学配置図。
【符号の説明】
2 光源 3 液体プリズム 4 液体プリズム 5 屈折液 6 屈折液 13 透明容器 14 透明容器 15 反射光学系

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈折液を透明容器に封入してなる少なく
    とも2個の液体プリズムが光ビームの通路に直列的に配
    置されて光学機器に取付けられ、光源から出て上記2個
    の液体プリズムを通った光ビームが常に鉛直方向に出射
    することを特徴とする光学機器の傾き補正装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも2個の液体プリズムを構成す
    る屈折液の反射率は、合わせて3.0である請求項1記
    載の光学機器の傾き補正装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも2個の液体プリズムから出射
    した鉛直方向の光ビームを利用して自動垂直器とした請
    求項1記載の光学機器の傾き補正装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも2個の液体プリズムから出射
    した鉛直方向の光ビームを水平方向に反射する反射光学
    系を設けて自動水平器とした請求項1記載の光学機器の
    傾き補正装置。
JP18723793A 1993-06-30 1993-06-30 光学機器の傾き補正装置 Pending JPH0719871A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110411479A (zh) * 2019-08-26 2019-11-05 山东省计量科学研究院 一种激光垂准仪数字化校准系统及应用
CN118016378A (zh) * 2024-04-08 2024-05-10 国开启科量子技术(安徽)有限公司 用于制备离子阱针形电极的方法

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JPS61133816A (ja) * 1984-12-04 1986-06-21 Toshiba Corp 光学装置
JPS63222214A (ja) * 1987-03-12 1988-09-16 Asahi Seimitsu Kk 測量機械における傾き誤差の自動補正装置

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