JPH07199111A - 走査用アクチュエータ - Google Patents

走査用アクチュエータ

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Publication number
JPH07199111A
JPH07199111A JP5334247A JP33424793A JPH07199111A JP H07199111 A JPH07199111 A JP H07199111A JP 5334247 A JP5334247 A JP 5334247A JP 33424793 A JP33424793 A JP 33424793A JP H07199111 A JPH07199111 A JP H07199111A
Authority
JP
Japan
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actuator
mirror
torsion bar
scanning
scanner
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Application number
JP5334247A
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English (en)
Inventor
Akira Osanai
晧 小山内
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動効率が良く小型で耐久性の良いアクチュ
エータを提供すること。 【構成】 この発明は、光ビームを変位させて、光学的
記号を走査する走査用アクチュエータにおいて、ミラー
40の裏面にマグネット39を配置するようにミラー4
0とマグネット39とを保持したトーションバー37
と、前記トーションバー37にほぼ一定の張力を与える
板バネ35と、前記トーションバー37に保持したミラ
ー40を磁力とその慣性モーメントにより揺動させる揺
動手段とを設けたことを特徴とする。 【効果】 駆動効率の良い、小型のアクチュエータを実
現できる。また、モータを用いていないので構造が簡単
になり、耐久性の良いアクチュエータを低コストで実現
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、走査用アクチュエー
タに関し、特にバーコードなどの光学的記号を読み取る
のに好適なスキャナーのアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】バーコードとは、様々な幅と列をなして
隣接するバーとスペースとからなるコード化パターンで
ある。このバーコードを識別するスキャナーが従来種々
開発され現在広く普及している。スキャナーは、ラベル
や物品の表面などの上に表示されたバーコードに光を当
て、バーとスペースとの幅の相違から生じる光反射特性
を利用してバーコードのパターンを読み取り、ラベルや
物品を識別している。
【0003】読み取り方法には様々な形式のものがある
が、大別してCCD式とレーザ式との2つの形式に分類
できる。このうちのレーザ式のスキャナーは、レーザ光
の如き直進性を有する走査光を与え、バーコードを走査
し、その際のバーとスペースとの反射率の違いによる散
乱反射光の強度変化をフォトダイオードなどの受光素子
を用いて検出し、情報の読み取りを行っている。
【0004】以下、図13を用いてその構成を詳細に説
明する。レーザ装置1、この場合はガスレーザから射出
されたレーザ光は、光学系2を介して所定の形状に変換
された後、スキャニングミラー(以下、ミラーと称す
る)3に到達する。ミラー3は一定の周期で揺動または
回転を行ない、そのミラー3により反射されたレーザ光
は、バーコード4を線状に走査する。このレーザ光がバ
ーコード4に照射されると、バー4aとスペース4bと
の反射率の相違によって散乱反射光の強度は変化する。
この散乱反射光をフォトダイオード等の受光素子5で受
光すると、反射率の相違によって散乱反射光の強弱がア
ナログ信号6で得られる。このアナログ信号6がA/D
変換器7によってA/D変換されてデジタル信号8とな
り、このデジタル信号8の二値化パターンをデコーダで
バーコード4の情報として解読を行い、バーコード4の
情報を読み取る。
【0005】レーザ式の構成は以上のようなため、スキ
ャナーから離れたバーコードや幅の広いバーコードを読
めるという長所があり、近頃の普及がめざましい。しか
しながら、ミラーの揺動や回転といった機械的構成を使
用した部分があり、その耐久性や走査角度量、走査速度
などの性能によって、バーコードの読み取り性能が左右
されるため、これらの性能の改善のために様々な提案が
なされている。
【0006】そのうちのレーザ式スキャナー用アクチュ
エータの一つに、一般に図14に示すような多数の反射
面を有するポリゴンミラー9を用いる場合がある。これ
はモータ10を用いてポリゴンミラー9を一定周期で回
転させ、レーザ光を各反射面でたえず反射させ、走査さ
せる方法が用いられている。又、ポリゴンミラー9のよ
うな多面鏡を用いず、図15のように、単なる一面鏡を
使用したアクチュエータもある。これは前で述べた一方
向に回転するモータ10と異なり、正回転と逆回転を交
互に行わせる振動モータ11を用いたことにより、一面
鏡を揺動させ、レーザを振らせて走査するようにしたも
のであり、特開平2−288987号公報にも開示され
ている。また、この種の一面鏡は、一般にガルバノミラ
ー12と呼ばれている。
【0007】以下に、ガルバノミラー12を用いたアク
チュエータの構成を説明する。ガルバノミラー12を揺
動させる振動モータ11は、一般に回転軸方向に沿って
2つのコイルを配列したステッピングモータのことであ
る。この振動モータ11は、第1のハウジング13と第
2のハウジング14とを具備している。これら第1及び
第2のハウジング13,14の中央部には、永久磁石よ
りなるロータ15が配置されている。このロータ15
は、スタブシャフト16を中心として回転可能であり、
このロータ15の上部に、出力シャフト17をスタブシ
ャフト16と同軸的に取り付ける。モータ外部に出てい
る揺動部分である出力シャフト17の先端部には、反射
用のガルバノミラー12を固着する。
【0008】前記ロータ15を包囲するようにして、第
1のハウジング13内には第1のステータコイル(以
下、第1コイルと称する)18が、第2のハウジング1
4内には第2のステータコイル(以下、第2コイルと称
する)19を夫々配置する。第1コイル18には第1の
駆動回路20によって直流電流が供給され、この直流電
流によって、第1コイル18には極性の変化しない図示
していない一対の磁極が発生する。この一対の磁極は、
ロータ15と共同してガルバノミラー12を所定の基準
位置に保持する。
【0009】また、第2コイル19には第2の駆動回路
21によって交流電流が供給される。この交流電流によ
って、第2コイル19には、第1コイル18による一対
の磁極に対して90゜変位した図示していない別の一対
の磁極が発生する。この第2のコイル19による一対の
磁極は、第2コイル19に流される交流電流の周期によ
って極性が互いに変化する。この極性の変化によって、
ロータ15は第1コイル18の磁極による保持力に反し
て回転され、この結果、第1コイル18の磁極によって
基準位置に保持されているガルバノミラー12は、基準
位置から時計回り及び反時計回りに揺動される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの様に
モータを用いた走査用アクチュエータは、モータの回転
軸の軸方向におけるガタや軸受の嵌合ガタ、スキャナー
の使用姿勢によっては、ガタつきの状態が変わり、この
ガタつきの変化が走査角度や走査速度に影響を及ぼし、
更には読み取り性能にまで影響を及ぼす欠点を有してい
た。
【0011】また、ステッピングモータを駆動するに
は、複数のコイルに流す電流を順次切り換えて回転磁界
を作る必要があり、単相の駆動電流による励磁は不可能
である。換言すれば、複相の駆動電流を得るために専用
のコントロールICやトランジスタなどによるスイッチ
ング回路と、この回路に切り換え電流を通電するために
専用に用いられるパルスジェネレータによるパルス発生
回路とが必要である。このため、駆動回路が複雑にな
り、高コストとなる欠点も有していた。
【0012】この発明は上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、駆動効率の
良い、小型のアクチュエータを提供することにある。ま
た、他の目的としては、構造が簡単になり、耐久性の良
い、低コストのアクチュエータを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明の走査用アクチュエータは、光ビームを変
位させて、光学的記号を走査する走査用アクチュエータ
において、反射部材の裏面に磁性体を配置するように反
射部材と磁性体とを保持した弾性部材と、前記弾性部材
にほぼ一定の張力を与える手段と、前記弾性部材に保持
した反射部材を磁力とその慣性モーメントにより揺動さ
せる揺動手段とを設けたことを特徴とする。
【0014】また、前記走査用アクチュエータにおい
て、前記弾性部材の張力を調整する調整手段とを設けた
ことを特徴とする。
【0015】
【作用】この発明は、反射部材の裏面に磁性体を配置す
る部材を弾性部材に保持させ、この弾性部材を磁力と慣
性モーメントで揺動させることにより、光ビームを変位
させ、光学的記号を走査する。また、調整手段により弾
性部材の張力を一定に調整することができる。
【0016】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を、図面により
詳細に説明する。 (第1実施例)図1はこの発明の第1実施例、走査用ア
クチュエータの構成図であり、図1(a)がアクチュエ
ータの右側断面図を、図1(b)が正面図を示したもの
である。
【0017】アクチュエータ30の外枠は、鉄芯31に
駆動コイル32を巻き構成した電磁石33を内部に固定
した磁性体から成るヨーク34で構成している。ヨーク
34の形状は、例として一端が開口である円筒形状のも
のを用いる。このヨーク34の一端は開口部があり、内
部に固定した電磁石33は開口端側の鉄芯31が駆動コ
イル32より僅かに突出し、開口端内に収まるようにヨ
ーク34の内部の閉口端に固定する。
【0018】また、ヨーク34には“コの字形”を成す
部材を設置する。“コの字形”の部材には、例として弾
性部材を用いる。この実施例中では弾性を有した上下動
可能な部材として板バネ35を用いる。板バネ35は一
端を開口端側に僅かに突出するようにし(35aの部
分)、板バネ35の腹部はヨーク34の上面を通過する
ようにし、他端をヨーク34の閉口端にネジ等を用いて
固定する。そして、ヨーク34の開口端の突出している
板バネの突出部35aに対向する位置に、同程度の突部
を形成する突部材36を設ける。
【0019】弾性部材として用いるトーションバー(例
として、厚さ0.05mm, 幅 0.8mm, 有効長10.0mm程度のも
の)37は、一端を板バネ35の突出部35a側に、他
端に突部を形成する突部材36とに、取付部材にネジ等
を用いて取り付けを行う。また、トーションバー37
は、反射部材を取り付けるための連結用の部材も兼ねて
いるため、その中央部にミラー保持部材38を固着す
る。このミラー保持部材38のヨーク34内の鉄芯31
側には、トーションバー37を中心に、左右にNSまた
はSNが配されている板状の磁性体、例えばマグネット
39をヨーク34の開口部にほぼ平行となるように接着
剤等を用いて固着し、このマグネット39の固着側に対
して反対側に、走査用反射面としてのミラー40をヨー
ク34の開口部にマグネット39とほぼ平行となるよう
に接着剤等を用いて固着する。この時、マグネット37
とヨーク34の内部の鉄芯31とには必ず走査空間を設
けておく。
【0020】図2は駆動コイル32に接続される駆動パ
ルス発生回路41の一例を示したものである。この実施
例でトーションバー37を用いたのは、ミラー40の揺
動機構をトーションバー37の慣性モーメントを利用
し、行わせようとしたからである。そのトーションバー
37を用いたアクチュエータ30の動作を以下に説明す
る。
【0021】アクチュエータ30を設けた図示していな
い走査用ユニットにおいて、走査用の可視半導体レーザ
の発光と同時に、ユニット内の制御用基板に形成された
図2に示す駆動パルス発生回路41から図3に示すよう
な正と負の矩形波の駆動パルスが駆動コイル32に通電
される。駆動コイル32に通電された図3のような正
(+V)と負(−V)の矩形波の駆動パルスにより、ヨ
ーク34内の電磁石33の極性をNとS順次切り換え、
その極性とトーションバー37に固着したマグネット3
9の極性とを利用してミラー40を揺動させる。
【0022】図4は揺動の様子を示したものである。図
4(a)はアクチュエータ30の停止している状態を示
しおり、図4(b)は正(+V)または負(−V)の駆
動パルスを駆動コイル32に通電し電磁石33の極性を
SまたはNにした時、トーションバー37に固着した板
状のマグネット39を、トーションバー37を中心に同
極間では反発させ、更に異極間では引き合わせて、マグ
ネット39とともにミラー保持部材38を介して固着し
たミラー40を左側に向かせた状態を示している。図4
(c)は駆動パルスを切ったため、電磁石33の極性が
失われ、トーションバー37が、慣性モーメントで図4
(a)と同位置をミラー40が通過する状態を示してい
る。図4(d)は図4(b)の時と逆の原理でミラー4
0を右側に向けている状態を示している。また、図4
(e)も図4(c)の時と逆の原理でミラー40が停止
位置を通過している状態を示している。
【0023】以上の原理により、アクチュエータ30の
トーションバー37を揺動させる。この磁性体間の磁力
と弾性部材の慣性モーメントとを利用した揺動により、
ミラー保持部材38を介してマグネット39の揺動力は
ミラー40に伝えられる。ミラー40の揺動による走査
速度は、駆動コイル32への駆動パルスの矩形波で制御
することができる。
【0024】その際、一般的に、トーションバー37の
揺動回数f(往復を一回として)は f=1/2π(k/J)1/2 k:トーションバーの形状・その他による定数 J:動かされるものの慣性モーメント の式で表されるが、揺動回数fはまたトーションバー3
7の張力によっても変化する。従って、個々のアクチュ
エータ30の揺動回数fを一定に維持するためには、板
バネ35によりトーションバー37にほぼ一定の張力を
与えることが望ましい。
【0025】この実施例を用いることにより、アクチュ
エータのミラーの制御に要する消費電力を、最小にする
ことができる。また、モータを用いた場合と異なり、ア
クチュエータの構造が簡単になり極めて小型のアクチュ
エータの製造を可能にし、更に、モータ使用時に生じて
いたようなガタつきがないアクチュエータが製造でき
る。
【0026】また、駆動効率も良くなりアクチュエータ
に必要な部品点数等も減らせ、更には複雑で高価な部品
形状を用いない耐久性の良いアクチュエータが、低コス
トで提供することができる。 (第2実施例)図5は第2実施例の走査用アクチュエー
タの右側断面図を示したものである。図1と同様の部分
については、同符号を用いて説明をする。
【0027】この実施例で説明するアクチュエータ50
は、第1実施例の構成とほぼ同様であるが、トーション
バー37に与えていたほぼ一定の張力を、張力0の状態
から微調整できる調整部材を設けたことが第1実施例と
異なる。第2実施例では、第1実施例中で述べた“コの
字”形の板バネ35とヨーク34との間に、調整部材と
してビス51を設けている。ビス51はヨーク34に設
けられたビス穴に取り付ける。
【0028】以上の構成を用いることにより、トーショ
ンバー37には張力0の状態からでもビス51の調整を
行うだけで、個々のアクチュエータ50におけるトーシ
ョンバー37の固有振動数を図6に示す消費電力を最小
にするように調整でき、ミラー40の制御に要する消費
電力を最小にすることができる。これにより、所望の正
確な仕様精度の製品を得ることができる。
【0029】また、“コの字形”の板バネ35を用いず
とも、ある程度の弾性を有していれば他の部材も利用で
きる。 (第3実施例)図7は第3実施例の走査用アクチュエー
タの右側断面図を示したものである。これも図1と同様
の部分については、同符号を用いて説明をする。
【0030】この実施例のアクチュエータ60は、ヨー
ク34の内部に設ける電磁石33を、鉄芯31に開口端
側から駆動コイル32、センサーコイル61という順
に、2種類のコイルを巻き構成する。ヨーク32内の駆
動コイル32は、図示していない走査用ユニットの基板
に形成された駆動回路に接続し、また、センサーコイル
61には、図示していないパルス発生回路に接続する。
パルス発生回路は、例えば、図8に示すように基準値I
cを設定すると、電流Ibがその基準値Icに達した
時、駆動電流IaをONまたはOFFする回路である。
例として、シュミットトリガ回路が挙げられる。また、
この第3実施例では、駆動電流をIaとした。その他の
構成については、第1実施例と構成が同様なため詳細な
説明を省略する。
【0031】以下、第3実施例のアクチュエータ60の
動作原理を図8を用いて説明する。ここでは、第1実施
例同様、鉄芯31が励磁されて電磁石33になり、トー
ションバー37に固着したマグネット39のNまたはS
のどちらか一方の極を、電磁石33の磁力で引き寄せる
と共に、トーションバー37をねじる(図8a)。その
際、シュミットトリガ回路に接続されたセンサーコイル
61に電磁誘導による電流Ibの立ち上がりが起き、そ
の電流Ibをシュミットトリガ回路が検出し、電流Ib
が最大値に達する前に基準値Icで駆動コイル32への
駆動電流Iaの通電を切ってしまう(図8b)。そのた
め、電磁石33の極性が失われ、自由になったトーショ
ンバー37は慣性モーメントでねじれを元に戻そうとす
る。更に、トーションバー37のねじれによる力でミラ
ー40はアクチュエータ60の正面を通過してしまい、
ミラー40は逆方向の位置までトーションバー37をね
じる。次に、トーションバー37は、前と同じく慣性モ
ーメントにより、移動方向と逆方向に折り返し、ミラー
40はアクチュエータ60の正面を再度通過する。その
際、センサーコイル61に電磁誘導による電流Ibの立
ち上がりが起き、その電流Ibをシュミットトリガ回路
が検出し(図8b)、駆動コイル32に駆動電流Iaを
通電する(図8a)。以下、初期状態に戻り同様の動作
を順次繰り返す。
【0032】以上のように第3実施例で説明したアクチ
ュエータ60は、駆動コイル32に一定の駆動電流Ia
を供給するだけで、センサーコイル61とシュミットト
リガ回路とにより自動的にトーションバー37の固有振
動数で制御し、消費電力を最小にする最適な走査を行
い、更に、一時的な駆動電流Iaの通電により、消費電
力をより最小にすることにつながるので、第1実施例で
述べた図3のような、正(+V)と負(−V)の矩形波
の駆動パルスを発生させる図2に示した駆動パルス発生
回路41は必要なくなり、単相の駆動電流Iaによる励
磁が可能となる。
【0033】また、アクチュエータに使用される部品点
数が減らせ、耐久性の良いアクチュエータが低コストで
実現することができる。また、アクチュエータの構成
上、更に小さく作ることができるため、スキャナーのコ
ンパクト化にもつながる。以下に、これらの実施例のう
ち第1実施例のアクチュエータ30を用いたスキャナー
の例を図9乃至図10を用いて説明する。
【0034】図9のスキャナー70はハンドヘルド型で
あり、光学的記号としてのバーコード71を狙いやすい
ピストル型と呼ばれるものである。このスキャナーは銃
身部72を具備しており、銃身部72の内部には、後述
する走査用ユニット73が収納されている。図10
(a)は、銃身部72の内部に収納された走査用ユニッ
ト73を上面より見たものであり、図10(b)は走査
用ユニット73を右側面より見た図である。この走査用
ユニット73は、図示していない電気部品が実装された
基板74と、光学システム75と、前述のアクチュエー
タ30とを具備しており、4本のプラグピン76を介し
てスキャナー70の銃身部72内に取り付けられてい
る。また、この場合図9に示すように、外部に設けてあ
るデコードモジュール77と走査用ユニット73とはケ
ーブル78等を用いて接続されており、また、デコード
モジュール77とホスト装置79とも接続されている。
【0035】光学システム75は、プラグピン76を一
体的にモールドしたブロック80と、このブロック80
に組み付けられたレーザ装置81として、例えば可視半
導体レーザと、放熱板82と、光学系83と、バーコー
ド71からの散乱反射光に視域をもつフォトダイオード
(図示していない)とから形成されている。フォトダイ
オードは、光学システム75内に位置している。
【0036】以上の構成により、この発明のアクチュエ
ータ30を用いたスキャナー70の動作を以下に説明す
る。光学システム75は、光学系83を介してレーザ装
置81から射出されたレーザ光を、穴を有した集光ミラ
ー84から入射し平面に当たるように位置調整されてい
るアクチュエータ30のミラー40で反射させ、この反
射されたレーザ光は、ミラー40の揺動によってバーコ
ード71を線状に走査する。
【0037】バーコード71からの散乱反射光は往路と
同様にスキャナー70に設けてある入出射窓を通り、固
定された集光ミラー84に当たる。当たった光は集光ミ
ラー84によって反射・集光され、光学システム75内
のフォトダイオードに入射し、光電変換される。この光
電変換によって、バーコード71からの散乱反射光の強
弱をアナログ信号に変換し、このアナログ信号をスキャ
ナー内部に設けてある図示していないA/D変換器でデ
ジタル信号に変換する。デジタル信号となったバーコー
ド71の情報は、スキャナー70の外部に設けられたデ
コードモジュール77でバーコード71の情報を解読
し、読み取りが行われる。
【0038】ハンドスキャナーにこの発明のアクチュエ
ータ30を用いると、従来のスキャナーに用いられてい
たユニットを、よりコンパクトな構成にすることもで
き、それに伴いスキャナー全体も小さくすることもでき
る。更に、アクチュエータの小型化が容易になるため、
スキャナーを手で持つタイプに用いるのではなく、小型
のスキャナーに組み込み指や腕または手の甲に、マジッ
クテープ等の固定手段を用いて固定するスキャナーを実
現することが可能となる。小型のスキャナーの固定は、
長時間の使用による利用者への負担を少なくすることに
つながる。
【0039】また、図1に示したアクチュエータ30で
は円筒形状のヨーク34と“コの字形”の部材とは別々
に構成していたが、図11に示すようなヨーク部材と弾
性を有する部材を一体形成することも可能である。図1
1においては、磁性体の板を折り曲げて箱形にし、弾性
部に弾性力を持たせるように、弾性部分を箱背面部にか
けて切れ目を設けることにより弾性を得て、実施例中と
同様に用いれる。
【0040】また、第2実施例中で述べた調整装置の他
にも図12に示すような構成も考えられる。図1と同様
の部分については、同符号を用いて説明する。この調整
装置はトーションバー37の一端を固定する“ヘの字
形”の板バネ90と、ヨーク34側に設けた突部91が
板バネ90の腹部位置にくるようにし、板バネ90の他
端にネジ92等を取り付け、トーションバー37を固定
した板バネ90を、ヨーク34側に設けた突部91を中
心にシーソーの様にし、ネジ92をねじ込むことにより
トーションバー37の張力の微調整を行う。
【0041】また、第2実施例中でトーションバー37
の固有振動数を調整するため設けていた調整手段のビス
51は、ミラー40を駆動パルスで揺動させ、仕様精度
にこだわらないのであれば特に設ける必要はない。とこ
ろが、設けていないとトーションバー37の幅、大きさ
等により固有振動数は個々異なるため、ミラー40を揺
動させる際の消費電力の大小が図6に示すように極端に
違うので、トーションバー37の張力を調整可能な部材
は設けたほうが精度はよいことがわかる。
【0042】また、ミラー等を揺動させるために設けた
トーションバーには、板バネ,ワイヤーが挙げられる、
例えば金属であれば、ステンレス,リン青銅等、プラス
ティックであれば、ポリエステル,ポリイミド等のもの
であり、また、ゴム類や、前の部材との組み合わせのよ
うな部材でも、この実施例で述べたトーションバーに使
用することができ、実施例と同様の取り付けを行う。
【0043】また、アクチュエータの構成は上記以外に
も、ヨーク内にマグネットを、ミラー保持部材に電磁石
を設けたアクチュエータも、この発明から考えうること
ができる。また、このように、上述した実施例において
はモータを用いた場合に必要となっていた高さ方向の寸
法を小さくでき、更に、回転角度を規制する位置決め部
材や高価でかさばる多面鏡や、それを制御する複雑な回
路もないので、部品点数を少なくでき、低コスト化した
アクチュエータを提供することができる。
【0044】さらに、走査用ユニット内の構成部材のバ
ラつき、特にトーションバーの寸法誤差による固有振動
数のズレを弾性部材により、ほぼ一定の張力をトーショ
ンバーに与えることにより、また、調整部材を設け、ト
ーションバーの張力を微調整することにより、所望の固
有振動数を得ることができる。そのため、これに対応し
た駆動回路をモータを用いたものと比べて比較的簡単に
作成でき、またモータ使用時のガタつきがないので、ガ
タつきによる影響も防げ走査速度の優れたアクチュエー
タを容易に実現できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、駆動効率の良い、小型のアクチュエータを実現でき
る。また、モータを用いていないので構造が簡単にな
り、耐久性の良いアクチュエータを低コストで実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、この発明の第1実施例の走査用アク
チュエータの構造を示す右側断面図。(b)は、(a)
で示したアクチュエータの正面図。
【図2】駆動パルス発生回路の一例。
【図3】図2に示す回路によって発生される駆動パルス
を示す図。
【図4】図1で示した(a)〜(e)はアクチュエータ
の動作を説明するための上断面図。
【図5】この発明の第2実施例の走査用アクチュエータ
の構造を示す右側断面図。
【図6】実施例で用いたトーションバーの共振周波数を
示すために、縦軸に消費電力、横軸に印加周波数を設け
た図。
【図7】この発明の第3実施例の走査用アクチュエータ
の構造を示す右側断面図。
【図8】(a)は、駆動コイルへ通電する駆動電流を示
す図。(b)は、センサーコイルで検出した波形を示す
図。
【図9】図1のアクチュエータをスキャナーに用いた場
合の概要を示す斜視図。
【図10】(a)は、図1のアクチュエータを内部に配
置した場合のスキャンユニットの構成を示す上面図。
(b)は、(a)で示したスキャンユニットの右側面
図。
【図11】ヨークの形状の一例を示した斜視図。
【図12】第2実施例の走査用アクチュエータの応用例
を示す右側断面図。
【図13】従来のレーザ式のスキャナーの走査機構を説
明をするための図。
【図14】多面鏡を用いた従来のスキャナーの走査機構
を示す斜視図。
【図15】一面鏡を用いた従来のスキャナーの走査機構
を示す断面図。
【符号の説明】
30,50,60 アクチュエータ 31 鉄芯 32 駆動コイル 33 電磁石 34 ヨーク 35,90 板バネ 36 突部を形成する部材 37 トーションバー 38 ミラー保持部材 39 マグネット 40 ミラー 41 駆動パルス発生回路 51 ビス 61 センサーコイル 70 スキャナー 71 バーコード 72 銃身部 73 走査用ユニット 74 基板 75 光学システム 76 プラグピン 77 デコードモジュール 78 ケーブル 79 ホスト装置 80 ブロック 81 レーザ装置 82 放熱板 83 光学系 84 集光ミラー 91 突部 92 ネジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを変位させて、光学的記号を走
    査する走査用アクチュエータにおいて、 反射部材の裏面に磁性体を配置するように反射部材と磁
    性体とを保持した弾性部材と、 前記弾性部材にほぼ一定の張力を与える手段と、 前記弾性部材に保持した反射部材を磁力とその慣性モー
    メントにより揺動させる揺動手段とを設けたことを特徴
    とする走査用アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材の張力を調整する調整手段
    とを設けたことを特徴とする請求項1に記載の走査用ア
    クチュエータ。
JP5334247A 1993-12-28 1993-12-28 走査用アクチュエータ Pending JPH07199111A (ja)

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