JPH0719993U - フィルムヒータ - Google Patents

フィルムヒータ

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JPH0719993U
JPH0719993U JP5470593U JP5470593U JPH0719993U JP H0719993 U JPH0719993 U JP H0719993U JP 5470593 U JP5470593 U JP 5470593U JP 5470593 U JP5470593 U JP 5470593U JP H0719993 U JPH0719993 U JP H0719993U
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JP
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政宏 笹田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒーターパターンが半田付け可能か否かに関
係なく、簡単な構成及び簡単な作業によって、信頼性の
高い接続構造を得ることが可能なフィルムヒータを提供
することを目的とする。 【構成】 開口部を有する端子を配置し、該端子の内周
側に開口部を介して上記接続端子部を載置するとともに
その上に上記導体部を載置し、その状態で端子をかしめ
るように圧接することにより接続端子部と導体部とを接
続するようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フィルムヒータに係り、特に、ヒーターパターンの端部に設けられ た接続端子部と、リード線の導体部とを接続する接続構造を改良したものに関す る。
【0002】
【従来の技術】
フィルムヒータ1としては、例えば、実開平5−53191号公報に示すよう なものがあり、それは図6及び図7に示すような構成になっている。まず、ベー スフイルム3があり、このベースフィルム3上には、所定のヒーターパターン5 が設けられている。上記ヒーターパターン5の上には、オーバーコート7が設置 されている。上記ベースフィルム3としては、例えば、PETフィルム(ポリエ ステルフィルム)、ポリイミドフィルム、ポリフェニレンサルファィドフィルム 等が使用される。又、上記オーバーコート7としては、例えば、ラミネートフィ ルムが使用される。尚、このオーバーコート7を使用するか否かは任意である。 又、上記ヒーターパターン5は、例えば、アルミニウム、ニッケルクロム、ステ ンレス等の金属をエッチングすることにより得られるものである。
【0003】 上記ヒーターパターン5の両端には、リード線接続部9、11が連続して設け られている。これらリード線接続部9、11は、ヒーターパターン5と同様の構 成のものであるが、ヒーターパターン5に比べてその幅が広くなっており、又、 屈曲部A、A’によって90°だけ曲げられているとともに、屈曲部B、B’に よって、さらに、90°だけ曲げられた状態で延長されている。尚、リード線接 続部11は、屈曲部C、C’においても90°曲げられている。又、リード線接 続部9、11の端部は接続端子部13、15となっている。これら接続端子部1 3、15は、延長方向に対して異なる位置に設けられている。又、上記リード線 接続部9、11に沿って、ベースフィルム3とオーバーコート7も同様に延長さ れている。
【0004】 上記接続端子部13、15には、図7に示すような接続処理が施される。まず 、ベースフィルム3の裏面側に、補強板(例えば、PETフィルム、積層板等) 17が粘着剤19によって接着・固定される。次に、ハトメ21を打ち込む。こ のハトメ21は、例えば、黄銅製であって、図に示すように、中空パイプ上をな すものである。上記ハトメ21内には、リード線23の導体部分23aが挿入さ れ、その状態で半田付けがなされる。図中半田付けの部分を符号24で示す。こ のような接続処理を、既に述べた二つの接続端子部13、15について同様に施 す。尚、図7中符号25は保護フィルムである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の構成によると次のような問題があった。通常、金属箔であるヒータ ーパターン5の接続端子部13、15と、リード線23の導体部23aを接続す る場合に、ヒーターパターン5が半田付け可能な金属からなる場合には、半田付 けにより行ない、半田付け不可能な金属の場合には、上記したように、ハトメ2 1を使用して接続することが行われている。しかしながら、この種のハトメ21 を使用した接続構造の場合には、電気的接続部が部分的になりやすいという問題 があった。つまり、ヒーターパターン5の接続端子部13、15とハトメ21と の接触部が周方向の一部であったり、又は、ハトメ21とリード線23の導体部 23aの半田部24を介しての接触部が部分的であったりすることがあるからで ある。又、それ以外の問題として、接触抵抗の発生、ハトメ21、半田等を使用 することによるコストの上昇、引張強度が充分ではない、といった問題もあった 。
【0006】 又、ハトメ21を使用する接続方法以外にも、例えば、リード線23に端子等 を取付け、この端子を使用して接続する方法がある。すなわち、リード線23に 端子を取付けておき、その端子によってヒーターパターン5の接続端子部13( 又は、15)を挟み込むものである。しかしながら、このような端子を使用する 場合には、端子に使用する金属部分の厚みを厚くしたり、幅を広くする等の処置 が必要であり、端子の大型化ひいてはコストの上昇という問題があった。又、既 に説明したもの以外にも、例えば、特開平3−58893号公報、特開平3−1 38884号公報、特開平4−283153号公報、実開平3−101896号 公報、実開平4−133392号公報に示すようなものがある。
【0007】 本考案はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、ヒ ーターパターンが半田付け可能な材質か否かに関係なく、簡単な構成及び簡単な 作業によって、信頼性の高い接続構造を得ることが可能なフィルムヒータを提供 することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本願考案によるフィルムヒータは、所定の線状パター ンで設けられ該線状パターンの端部を接続端子部としてリード線の導体部に接続 されるヒーターパターンを有するフィルムヒータにおいて、開口部を有する端子 を配置し、該端子の内周側に開口部を介して上記接続端子部を載置するとともに その上に上記導体部を載置し、その状態で端子をかしめるように圧接することに より接続端子部と導体部とを接続するようにしたことを特徴とするものである。
【0009】 その際、リード線の導体部の外径(d)と、ヒーターパターンの接続端子部の 幅(W)との間に、次の式により示す関係が成立するようにすることが考えられ る。 d≦W≦L 又、リード線の導体部の外径(d)と、ヒーターパターンの接続端子部の幅( W)と、端子の内周長(L)との間に、次の式により示す関係が成立するように することが考えられる。 πd/2≦W≦πd 又、リード線の導体部の外径(d)と、ヒーターパターンの接続端子部の幅( W)と、端子の開口部最大寸法(a)との間に、次の式により示す関係が成立す るようにすることが考えられる。 πd/2≦W≦a さらに、ヒーターパターンはベースフィルム上に設けられていて、接続端子部 とリード線の導体部を端子により接続する際に、接続端子部とベースフィルムと を一体のまま接続するようにすることが考えられる。
【0010】
【作用】
すなわち、本願考案の場合には、開口部を有する端子を使用して、接続端子部 と導体部を接続するようにしたものである。すなわち、端子の内周側に開口部を 介して接続端子部を載置し、その上に導体部を置く。その状態で、端子をかしめ るようにして圧接することにより、接続端子部と導体部とを接続するものである 。それによって、接続処理作業が大幅に簡単になるとともに、接触抵抗を小さく して、引張強度を高めることができるようになったものである。
【0011】
【実施例】
以下、図1乃至図4を参照して本考案の第1実施例を説明する。尚、従来と同 一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。本実施例の場合には、ス テンレス箔をエッチングすることにより形成されたヒーターパターン5の接続端 子部13、15と、リード線23の導体部23aを、端子101を使用すること により接続するようにしている。上記端子101は、図3に示すような形状をな すものである。すなわち、開口部101aを有していて、その横断面形状が略U 字状をなすものである。この端子101の内側に、まず、接続端子部13(又は 、15)を載置する。次に、その上にリード線23の導体部23aを載置し、そ の状態で、図示しない治具(又は、製造ライン上の装置)によって圧接する。そ れによって、図2に示すような接続状態を得るものである。図2に示す状態にお いて、接続端子部13、15と、導体部23aは、広い接触面積をもって接続さ れている。又、端子101の両端が内側に食い込むようにかしめられていて、接 続端子部13、15と、導体部23aが強固に接続されている。尚、必要に応じ て、その接続部に絶縁収縮チューブ等を被冠する。
【0012】 次に、端子101と、ヒーターパターン5の接続端子部13、15と、リード 線23の導体部23aとの寸法関係について説明する。本実施例の場合には、次 の式(I)に示すような条件に基づいて、端子101と、ヒーターパターン5の 接続端子部13、15と、リード線23の導体部23aとの寸法関係を決定して いる。d≦W≦L----(I) 但し、 d:リード線23の導体部23aの外径(図4に示す) W:ヒーターパターン5の接続端子部13、15の幅(図4に示す) L:端子101の内周長(図3に示す) 上記式(I)の意味するところは、ヒーターパターン5の接続端子部13、15 の幅(W)が、導体部23aの外径(d)より小さい場合には、図2に示すよう な接続状態において、接続端子部13、15と導体部23aとの接触面積が小さ なものになってしまい、又、接続端子部13、15の幅(W)が、端子101の 内周長(L)より大きい場合には、図2に示すような接続状態において、接続端 子部13、15の一部が端子101からはみ出てしまうことになる。これらを防 止するためには、上記式(I)の条件が必要になってくるものである。具体的な 数値例としては、次のようなものがある。まず、端子101として、日本端子株 式会社製であって、長さが3mm、端子内周長(L)が6.1mm、導体部23aの 断面積が0.3mm2 のとき、接続端子部13、15の幅(W)が0.7から6. 1mmという値になる。又、導体部23aの断面積が1.0mm2 の場合には、1. 15から6.1mmという値になる。
【0013】 上記式(I)により規定される範囲内であっても、より好ましい範囲として、 次の式(II) に示す条件がある。 πd/2≦W≦πd----(II) 上記式(II) の意味するところは、接続端子部13、15の幅(W)が、導体部 23aの半円周長(πd/2)から円周長(πd)の範囲内であれば、充分な接 触面積が得られるというものである。具体的な数値例としては、次のようなもの がある。まず、端子101として、日本端子株式会社製であって、長さが3mm、 端子内周長(L)が6.1mm、導体部23aの断面積が0.3mm2 のとき、接続 端子部13、15の幅(W)が1.1から2.2mmという値になる。又、導体部 23aの断面積が1.0mm2 の場合には、1.8から3.6mmという値になる。 又、さらに好ましい範囲として、次の式(III)に示す条件がある。 πd/2≦W≦a----(III) 但し a:端子101の開口部最大寸法(図3に示す) 上記式(III)の意味するところは、接続端子部13、15の幅(W)が端子10 1の開口部最大寸法(a)より小さい場合、接続処理作業がより容易になるとい うものである。具体的な数値例としては、次のようなものがある。まず、端子1 01として、日本端子株式会社製であって、長さが3mm、端子内周長(L)が6 .1mm、端子開口部最大寸法(a)が2.2mm、導体部23aの断面積が0.3 mm2 のとき、接続端子部13、15の幅(W)が1.1から2.2mmという値に なる。又、導体部23aの面積が1.0mm2 の場合には、1.8から2.2mmと いう値になる。
【0014】 そこで、まず、式(I)の範囲内で設定した実施品を説明してみる。まず、ヒ ーターパターン5の接続端子部13、15の幅(W)が2mmであり、その厚みが 30μである。一方、リード線23の導体部23aの外径(d)が0.7mmであ る(0.18mmの素線を13本撚ったもの)。そして、この時使用する端子10 1は、日本端子株式会社製のもので、長さが3mmで、端子内周長(L)が6.1 mmである。そして、このような端子101を使用して、ヒーターパターン5の接 続端子部13(又は、15)と、リード線23の導体部23aを、前述したよう な方法により接続した。その際、測定によると、接触抵抗が5m Ωであって、引 張強度が39Nであった。これは、充分に所期の目的を達成する値である。又、 この接続部に屈曲による機械的応力を繰り返し加えた状態(接続端子部13、1 5を端子101を基点としてリード栓23側に約180°繰り返して曲げた)で の接触抵抗も測定してみたが、測定前後で全く変化は見られなかった。尚、同様 のことを、ヒーターパターン5の接続端子部13、15の幅(W)が1mm、3mm 、5mmのものについても、略同等の効果を得ることができた。
【0015】 これに対して、ヒーターパターン5の接続端子部13、15の幅(W)が8mm のものについて、同等の条件で実験を行ってみた(比較例1)が、まず、加工性 が悪いという問題があり(接続処理が困難である)、仮に、加工できたとしても 、接続端子部13、15の一部が端子101より外側にはみ出たり、或いは切れ てしまう等の問題が生じた。
【0016】 又、ヒーターパターン5の接続端子部13、15の幅(W)が5mm、厚みが3 0μのものに、従来例で示したハトメ21(その穴径が2mm) を取付け、上記実 施品と同じリード線23の導体部23aをハトメ21内に入れ、半田付けした( 従来の接続方法によるもの、比較例2)。この場合には、接触抵抗が1m Ω、引 張強度が28Nでり、特に、引張強度が所期の目的に合致するような数値ではな かった。又、前記実施例と同様、屈曲による機械的応力を繰り返し加えた状態後 の接触抵抗は、25m Ωと高く、不安定であった。
【0017】 次に、図5を参照して第2実施例を説明する。この実施例の場合には、ヒータ ーパターン5の接続端子部13、15の下面に、ベースフィルム3が貼付いた状 態で、前記第1実施例の場合と同様の接続処理を施したものである。この場合、 接触抵抗は9m Ω、引張強度は52Nであり、前記第1実施例と同様充分に所期 の目的を達成する値であった。これに対して、図7に示したものと同様の接続処 理を施したもの(比較例3)は、接触抵抗が35m Ωと高かった。
【0018】 以上本実施例によると次のような効果を奏することができる。まず、ヒーター パターン5の接続端子部13、15と、リード線23の導体部23aとの接続作 業が容易になった、すなわち、従来のように、ハトメ21を取付けた後、半田付 けするといった煩雑な作業が不要となり、単に、端子101内に、ヒーターパタ ーン5の接続端子部13、15と、リード線23の導体部23aを重ねて載置し 、その状態で圧接するだけでよいからである。又、接触抵抗も少なく、又、充分 な引張強度を得ることができるものである。特に、式(I)又は式(II) 又は式 (III)に示す条件に基づいて、各部の寸法を決定し、その状態で接続した場合に は、特に顕著な効果を得ることができた。
【0019】 尚、本考案は前記各実施例に限定されるものではない。まず、フィルムヒータ の基本的な構成については、図示したものに限定されず、様々な構成のものが考 えられ、それらについても同様に適用可能である。
【0020】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によるフィルムヒータによると、開口部を有する端 子を使用して、接続端子部と導体部を接続するようにしたので、接続処理作業が 大幅に簡単になるとともに、接触抵抗を小さくして、引張強度を高めることがで きる。特に、d≦W≦L、又は、πd/2≦W≦πd、又は、πd/2≦W≦a の条件を満たすように設定した場合には、より顕著な効果を奏することができる 。又、ベースフィルム毎一体に接続した場合には、より高い引張強度をうること ができると共に、接続端子部をベースフィルムから分離する作業が不要となり、 作業効率を更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す図でヒーターパター
ンの接続端子部とリード線の導体部との接続部を示す図
である。
【図2】本考案の第1実施例を示す図でヒーターパター
ンの接続端子部とリード線の導体部との接続部を示す断
面図である。
【図3】本考案の第1実施例を示す図で端子の正面図で
ある。
【図4】本考案の第1実施例を示す図でヒーターパター
ンの接続端子部とリード線の導体部との寸法関係を説明
するための図である。
【図5】本考案の第2実施例を示す図でヒーターパター
ンの接続端子部とリード線の導体部との接続部を示す図
である。
【図6】従来例を示す図でフィルムヒータの構成を示す
図である。
【図7】従来例を示す図でフィルムヒータにおいてヒー
ターパターンの接続端子部とリード線の導体部との接続
部を示す図である。
【符号の説明】
5 ヒーターパターン 13 接続端子部 15 接続端子部 23 リード線 23a リード線の導体部 101 端子

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の線状パターンで設けられ該線状パ
    ターンの端部を接続端子部としてリード線の導体部に接
    続されるヒーターパターンを有するフィルムヒータにお
    いて、開口部を有する端子を配置し、該端子の内周側に
    開口部を介して上記接続端子部を載置するとともにその
    上に上記導体部を載置し、その状態で端子をかしめるよ
    うに圧接することにより接続端子部と導体部とを接続す
    るようにしたことを特徴とするフィルムヒータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフィルムヒータにおい
    て、リード線の導体部の外径(d)と、ヒーターパター
    ンの接続端子部の幅(W)と、端子の内周長(L)との
    間には、次の式により示す関係が成立することを特徴と
    するフィルムヒータ。 d≦W≦L
  3. 【請求項3】 請求項1記載のフィルムヒータにおい
    て、リード線の導体部の外径(d)と、ヒーターパター
    ンの接続端子部の幅(W)との間には、次の式により示
    す関係が成立することを特徴とするフィルムヒータ。 πd/2≦W≦πd
  4. 【請求項4】 請求項1記載のフィルムヒータにおい
    て、リード線の導体部の外径(d)と、ヒーターパター
    ンの接続端子部の幅(W)と、端子の開口部最大寸法
    (a)との間には、次の式により示す関係が成立するこ
    とを特徴とするフィルムヒータ。 πd/2≦W≦a
  5. 【請求項5】 請求項1記載のフィルムヒータにおい
    て、ヒーターパターンはベースフィルム上に設けられて
    いて、接続端子部とリード線の導体部を端子により接続
    する際に、接続端子部とベースフィルムとを一体のまま
    接続するようにしたことを特徴とするフィルムヒータ。
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