JPH07200128A - 回転角検出機能付きペンとペン型座標入力装置 - Google Patents

回転角検出機能付きペンとペン型座標入力装置

Info

Publication number
JPH07200128A
JPH07200128A JP33588693A JP33588693A JPH07200128A JP H07200128 A JPH07200128 A JP H07200128A JP 33588693 A JP33588693 A JP 33588693A JP 33588693 A JP33588693 A JP 33588693A JP H07200128 A JPH07200128 A JP H07200128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pen
rotation angle
input device
coordinate input
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33588693A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Seo
光慶 瀬尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP33588693A priority Critical patent/JPH07200128A/ja
Publication of JPH07200128A publication Critical patent/JPH07200128A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペンの向きに応じて、幅が変わる線を描くこ
とのでき、マーカ感覚で使用することのできる“持ち直
し式”のペン型座標入力装置。 【構成】 ペン型座標入力装置において、ペン先が回転
する機構とその回転角を検出する検出機構を設けたペン
型入力装置と、その回転角に応じて描画される線の幅を
変えられる情報処理装置を有するペン型座標入力装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペン軸周りの回転角を
検出し、この回転角に応じて出力が変化する機能を有す
るペンに関するものであり、より詳しくは、CG(Co
mputerGraphics)やDTP(Desk
Top Publishing)などのシステムで用い
られるイラストや図面などの情報編集装置における、デ
ィスプレイを兼ねたパネルや、専用のタブレットなどと
共に使用される座標入力用ペンなどに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年のパーソナルコンピュータの高性能
化と低価格化の速さには、目を見張るものがある。その
結果、安価な普及型パーソナルコンピュータでも、ワー
プロ、CAD(Computer Aided Des
ign)などの専用機による印刷物と見劣りしない文書
と図面が作成できるようになった。今日では、プレゼン
テーション用の資料の作成などに、DTPシステムが頻
繁に利用されている。
【0003】このようなシステムでは、文字情報と図形
情報の入力機能および編集機能の向上が望まれている。
そして、効率よく図形情報を入力するために、様々な入
力装置が考案されてきた。
【0004】図10は、マウス10−1、液晶パネル1
0−2、タッチペン10−3、タブレット10−4、ス
タイラス10−5、キーボード10−6を組み合わせた
システム例である。マウスは、机上を滑らせて座標情報
を入力する装置である。この図の液晶パネルは、表示装
置と入力装置を兼ねている。表示装置には、それ以外に
も、CRT(陰極線管)、プラズマディスプレイなどが
ある。また、スタイラスでタブレット面をポイントする
ことによって座標を入力することもできる。
【0005】以後、ディスプレイ兼用の座標入力用パネ
ルと、入力専用装置であるタブレットを総称して単に
「パネル」、タッチペンとスタイラスを総称して「電子
式ペン」あるいは単に「ペン」と呼ぶ。
【0006】現在、パネルとペンを利用した入力システ
ムが、手書き感覚で使用でき、違和感が少ないという点
で、注目を集めている。しかし、初心者と熟練者双方を
満足させるシステムを設計することは、容易ではない。
既存のDTPのアプリケーションが採用している入力方
式と問題点について以下に説明する。
【0007】GUI(Graphic User In
terface)をベースとしているDTPシステムで
は、ディスプレイ上に、現在実行可能なコマンドの選択
跂を提示し、ユーザに実行したい項目を選択させる、い
わゆるメニュー方式が主流である。
【0008】図11は、メニュー方式による図形情報の
処理システムの一例であり、ペン11−2でディスプレ
イ上に表示されている内容11−1を選択する。選択道
具がペンではなくマウスである場合も、マウスカーソル
をメニュー上に移動させ、コマンドを選択することがで
きる。ペン11−2により描画される線の幅を1.0m
mにする場合、“ペン”、“ペン幅”、“1.0mm”
のメニューを順にペンで選択すればよい。
【0009】これは、初心者でも、分厚いマニュアルに
頼ることなく簡単に操作できるというメリットがある。
しかし、その反面、コマンドを実行する度に、ペンかマ
ウスをメニューに移動しなければならず、煩わしいとい
うデメリットと、メニューを表示することで、編集中の
図形が隠され、画面が狭くなるというデメリットがあ
る。また、ペンやマウスに加えて、キーボード10−6
を併用する方式もある。この場合、普通、コントロール
キーなどを押しながら、コマンドを表す英数字キーをた
たくショートカット操作が採用されている。しかし、こ
れは、キー操作を覚えるまでに時間が掛かるデメリット
がある。
【0010】図12は、メニュー方式による図形情報の
処理システムの他の例であり、ペン12−2でディスプ
レイに表示されている内容12−1を選択している。ペ
ン先の形状を選択する場合、“ペン”、“ペン幅”、
“■”のメニューを順にペンで選択すればよい。図12
では、縦の線は細く、横の線は太く描けるような“ペン
先の形状”を選択している。このようなアプリケーショ
ンでは、図13のマーカ13−1で引いた線13−2の
ように、幅が途中で連続的に変化する曲線が引ける。し
かしながら、図12とは逆に、縦の線は太く、横の線は
細く描けるような“ペン先の形状”に変更したくなった
ときは、再びメニューを呼び出して目的の項目を選択し
直す必要がある。このようなツールにおいても、やは
り、前述したメニュー方式のデメリットを引き継いでい
る。
【0011】また、ペンを速く動かすと細い線が、遅く
動かすと太い線が描ける方式も考案されている。この場
合、従来のペン型座標入力装置に対して、ハードウェア
を一切追加することなく、ソフトウェアの変更だけで実
現できる。この方式では、細い線で細かい線画を描くの
が難しく、太い線を多く用いた図形を描くのに時間が掛
かるというデメリットがある。また、ペンの速度を一定
に保ちにくいので、全く同じ幅の線を複数描くことが難
しい。つまり、「再現性が悪い」という問題がある。再
現性の悪さは、写実画的なイラストを描く場合には、メ
リットとなるが、幾何学図形を描く場合には、デメリッ
トとなる。
【0012】以上述べたように、既存のペンを使用し
て、換言すれば、描画専用のペンを使用せずに、アプリ
ケーションの改良だけで実現できる従来の入力方式に
は、様々な問題点を有する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】一方、ペンにDTPの
ためのハードウェアを追加することによって、これらの
問題を解決しようとするアプローチもいくつか存在す
る。次に、その方式について説明する。
【0014】例えば、ペンに加えられる筆圧を検出し
て、描画される線の幅をコントロールする方式が実用化
されている。しかし、これでは、ユーザの普段の習慣と
異なる筆圧でペンを操作し続けることを強要することに
なる。しかも一定の筆圧を持続することは困難であり検
出の幅を持たせると選択種が少なくなる欠点を有するた
め、筆圧検出は、再現性の悪い方式の1つである。
【0015】パネル面に対してペンを寝かせているか立
てているかを検出し、寝かせているときは太く、立てて
いるときは細く、線を描画する方式も考えられている。
しかし、これも上記同様の問題点を持っている。
【0016】最後に、コンピュータを使用せずに、紙と
筆記用具を用いて線を引く方式に関して述べる。
【0017】マーカ、フェルトペン、蛍光ペンなどの筆
記用具の中には、一本で様々な幅の線を描き分けられる
ものがある。このような筆記用具は、その先端がペン軸
に関して回転対称形になっていない。なお、マーカは、
マジックという商標で呼ばれることが多い。
【0018】図13のマーカ13−1では、縦に細く、
横に太い線が引ける。逆に、横の線は太く、縦の線は細
く描きたい場合には、図14のように、マーカ14−3
を回転軸14−4を中心として90°回転させて持ち直
すだけでよい。このような筆記用具は、回転させること
により、描ける線幅が任意に変更できる。
【0019】この、描きたい線の幅に応じてペンを持ち
直す方式は、ほとんどのユーザが慣れ親しんでいるの
で、極めて抵抗が少ない。マーカで曲線を描くと、その
接線の方向によって連続的に幅の変わる線が容易に引け
る。このような曲線は、公告のタイトルや漫画などに、
数多く見つけることができる。
【0020】マーカで得られる線画は、再現性が悪い。
また、マーカの最大の欠点は、“使いたい色数だけマー
カの本数を揃える必要がある”ことである。しかも、1
本のマーカを1回使用して引ける線の幅には限界がある
ため、場合によっては、芯の太さの異なる複数のマーカ
を用意する必要も生じる。
【0021】この発明の目的は、ペンの向きに応じて、
幅が変わる線を描くことのできる、すなわち、マーカ感
覚で使用することのできる“持ち直し式”の電子式ペン
を提供することにある。換言すれば、図14に示すよう
に、ペン14−1に、その回転軸14−2回りの回転角
の検出機構を設けたペン型入力装置と、その回転角に応
じて描画される線の幅を変えられる情報処理装置を提供
することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明における電子式ペ
ンは、ペン軸を中心とする回転角を検出する機能を有し
ている。“ペン軸を中心とする回転角”とは、図14で
説明すると、ペン14−1の軸14−2を回転の中心と
するペンの向きを意味する。この回転角に応じて、描か
れる線の幅を変更することにより、前記課題を解決する
ことができる。
【0023】次に、この回転角を検出する手段に関して
説明する。
【0024】本発明における電子式ペンは、ペン先がポ
イントしている位置(パネル上の平面座標)を検出する
センサを、ペンの先端に少なくとも2つ備えている。そ
して、これらのセンサ間の距離は、パネルの最小分解能
(1ピクセルまたは1ドット)以上離れている。このた
め、複数のセンサをパネルの表面に同時に接触させる
と、各センサが異なる平面座標を指すことになる。
【0025】各センサの指している複数の信号は、情報
処理装置に入力され、該情報処理装置は、前記平面座標
の値の違いから、現在、ペンが向いている方向を計算す
る。そして、このペンの向きと、別に求められたペンの
進行方向とから、描くべき線の幅を算出する。
【0026】なお、センサ間の間隔は、パネルの解像
度、システムに要求されている精度、ペン先のデザイン
などを考慮して、適切に定めればよい。
【0027】また、本発明では、ユーザが現在のペンの
向きを視覚で確認できるように、また、複数のセンサを
同時にパネルに接触させやすくするために、また、ペン
先のセンサやパネル面を衝撃から保護するために、ペン
先に突起が設けられている。この突起は、マーカの先端
に似せて作られており、ユーザが使用する際のガイド、
あるいは、目安となるものである。また、ユーザが現在
のペンの向きを触覚で確認できるように、ペン軸の断面
を回転対称形(円形)にしていない。また、複数のセン
サの内、幾つかをパネルに接触させると、残るセンサも
パネルに接触させるために、各センサの長さを自動的に
調整する機構を備えている。
【0028】
【作用】電子式ペンを以上のような構造にすることによ
り、その向きを検出することが可能になり、それに応じ
て、線の幅など、描画する図形の属性を変更することが
できるようになる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について、第1実施例
および第2実施例で本発明の原理と、ペンの周辺回路や
ソフトウェアについて示し、第3実施例でペン先の構造
について示す。
【0030】(第1実施例)本発明におけるペンは、例
えば図1のように、その向きを検出するために、先端に
ペンの位置(座標)を検出する2つのセンサ、すなわ
ち、センサ1−1およびセンサ1−2を備えている。D
TPのアプリケーションは、2つのセンサの先端がポイ
ントしている位置を知ることができる。
【0031】図3Aは、ペンの先端が接触するパネル面
を表している。ペンがパネルに接触したとき、センサ1
−1と1−2が、各々点3A−1と点3A−2をポイン
トしていたものとする。その後、微小時間(例えば1/
60秒)の間に、各センサの先端が、各々軌跡3A−5
と3A−6を描いて、各々点3A−3と3A−4に到達
したものとする。このとき、情報処理装置は、アミの掛
かった長方形の領域3A−7を塗り潰す。この処理は、
ペンがパネル面から離れるまで、毎秒60回程度の間隔
で繰り返し行われ、ディスプレイに複数の小さな長方形
が描かれる(図示せず)。これらの長方形の集合で、幅
を持った直線や曲線が表現される。
【0032】このとき、本発明のペンによって描かれる
線の幅Wは、ペンの向きαとペンの進行方向βに依存す
る。すなわち、描画される線の幅は、下記のような数式
1で表される。
【0033】(数式1) W=KLsin|α−β| ただし、Kは比例係数、Lは2つのセンサの接触点間の
距離である。
【0034】センサの指している座標値を処理する装置
の構成の一例を図4に示す。2つのセンサ1−1,1−
2の指している点を各々P1(x1,y1),P2(x
2,y2)とする。減算器4−1でP1とP2の座標の
差を求め、演算回路4−2でペンの回転角αを求める。
【0035】一方、2点P1とP2の座標情報は、加算
器4−3および除算器4−4にも入力され、2点の中点
の座標が求められる。この中点の座標は、減算器4−5
およびディレイあるいはメモリ素子4−6に入力され
る。ディレイ4−6の出力は、前記減算器4−5のもう
一方の入力となっている。したがって、減算器4−5
は、2点の中点の移動速度を出力することになる。この
移動速度は、演算回路4−7に入力され、中点の移動方
向βが出力される。なお、除算器4−4を省略しても、
出力されるβの値は変わらない。
【0036】減算回路4−9は、角度αとβの差を求
め、演算回路4−10は、その絶対値|α−β|=θを
求め、演算回路4−11は、その正弦sinθを求め
る。乗算回路(4−12)でsinθに定数Lを乗じら
れ、乗算回路4−13でさらに比例係数Kを乗じられ
て、描くべき線の幅が求められる。
【0037】なお、角度αを音声出力機能の制御回路4
−8に出力すれば、ペンの向きを聴覚(音の高さなど)
で確認することができる。このように、ペンの向きの検
出信号によって制御される情報の属性は、必ずしも線幅
に限定されない。
【0038】また、セレクタ4−14を切り換え、KL
sin|α−β|を非線形変換回路4−15を介して出
力するようにすれば、線の幅が連続的に変わらなくな
り、特殊効果を出すことができる。例えば、2種類の線
幅を確実に(再現性よく)使い分けたい場合は、この非
線形変換機能を利用すればよい。
【0039】ところで、この比例係数Kは、必ずしも定
数1であるとは限らない。例えば、DTPの描画ツール
は、たいてい、編集中の図形を拡大・縮小する機能を持
っているが、この拡大率および縮小率に応じて、比例係
数Kを変更するのが妥当である。例えば、図3Bでは、
アプリケーションは、2つのセンサの軌跡3B−5と軌
跡3B−6の間隔より狭い線幅で描画している。なお、
図3B中の各番号の意味は、図3Aと同様である(以下
同じ)。逆に、アプリケーションの描画モードによって
は、図3Cのように、2つのセンサ間の距離より幅の広
い線を描く必要が生ずることは、述べるまでもないだろ
う。
【0040】また、アプリケーションによっては、必ず
しも長方形で線を表現する必要はない。図3Dのよう
に、ソフトウェアで長方形の4隅をスムージングし、角
の取れた図形を描画した方が好ましいときもある。
【0041】(第2実施例)第1実施例と同様に、図1
のセンサ1−1,1−2が、図3Eにおいて、各々点3
E−1と点3E−2から点3E−3と点3E−4まで移
動したものとする。このとき、情報処理装置は、アミの
掛かった平行四辺形の領域3E−7を塗り潰す。この処
理を繰り返し行い、得られる長方形の集合で、幅を持っ
た線が表現される。第2実施例は、超越関数の演算を必
要としないので、コスト的に第1実施例より有利であ
る。
【0042】図3Fは、センサ1−1,1−2が、各々
点3F−1,点3F−2から点3F−3と点3F−4ま
で移動したところまでは、上記と同じだが、描かれた線
の幅が、より細いケースに関するものである。この場合
のシステムのフローチャートを図5に示す。2つのセン
サのパネル面との接触が検出されたとき、このフローチ
ャートの処理が開始される。
【0043】まず、2つのセンサの指している座標P
1,P2を読み込み、線分P1P2をR:1−Rおよび
1−R:Rに内分する点Q1,Q2を各々求める。一定
の時間の経過した後、再び2つのセンサの指している座
標P1’、P2’を読み込み、線分P1’、P2’を
R:1−Rおよび1−R:Rに内分する点Q1’、Q
2’を各々求める。最後に平行四辺形Q1、Q2、Q
2’、Q1’を塗り潰す。この処理を、ペン先がパネル
から離れるまで繰り返す。ここで、Rは0.5以下の実
数である。もし、Rが負ならば、実際には、内分ではな
く外分することになる。なお、Rと第1の実施例の比例
係数Kとの間には、 (数式2) K=1−2R という関係式が成り立つ。
【0044】(第3実施例)本発明では、ユーザは、目
の前のディスプレイに表示された情報ではなく、手に持
っているペンの向きを見て、最も太い線が引ける方向を
知る必要がある。現在のペンの向きを確認する目印とし
て、あるいは、センサの保護材として、図1のように、
突起1−3と突起1−4を設けておくと良い。2つのセ
ンサを露出させておくと、ペン先をパネルに接触させた
際の衝撃でセンサが曲がり、センサ間の距離が狂う恐れ
がある。
【0045】本発明は、例えば特開昭55−13813
7号公報に示されているように、ペン先に複数のセンサ
を設けているようなものとは異なり、センサ間の間隔
を、自由自在に調節できる構造にする必要などは全くな
い。そこで、ペン先の機械的強度を更に高めるために、
図2のように、突起2−3の中にセンサ2−1およびセ
ンサ2−2を埋め込んでセンサを完全に固定してしまう
方法もある。
【0046】また、図6Aのペンのように,ペン軸に溝
6A−1を掘っておけば、ユーザは、ペンの方向を視覚
だけでなく、触覚でも認識できるようになる。図6B
は、図6Aのペン軸の断面図であり、6B−1は溝であ
る。なお、ここでは、“ペン”は、回転角の検出機能を
持つ一般の筆記用具をも含み、“電子式ペン”に限定さ
れない。従来のペンのように、ペン軸の手で握る部分の
断面を回転対称形、すなわち円形にすると、ユーザは、
触覚でペンの向きを認識できなくなる。ペン軸を鉛筆の
ように正六角形にすると、ペンを60°(=360°÷
6)単位でしか回転できなくなる。溝を掘る方式なら
ば、そのような問題が起こらない。
【0047】図6Cのように、ペン軸の断面6C−1を
円ではなく楕円にする方法もある。ペンが握りにくくな
らない程度に、ペン軸を偏平な楕円にすれば、ユーザが
触覚で回転角を認識できるようになる。この場合、最も
太い線が引ける方向を楕円の短軸に、最も細い線が引け
る方向を楕円の長軸に一致させるのが妥当である。図に
おいて、6C−1は断面が楕円形のペン軸であり、6C
−2および6C−3は、その方向にペンが移動したとき
描かれる線である。
【0048】ディスプレイを兼ねたパネルではなく、専
用タブレットを使用する場合、ユーザは、視覚でペンの
方向を確認できないので、このような対策が必要にな
る。触覚ではなく聴覚でペンの向きを確認する方式に関
しては、実施例1で既に記述している。
【0049】ところで、2つのペン先のセンサの内、一
方がパネル面に接触し、他方がパネル面から浮いてしま
う場合がある。このときは、雑音が入力されたものと見
なして無視する、エラーを表示する、あるいは、極細の
線を描画する、などの動作をするように、アプリケーシ
ョンを設計すればよい。
【0050】ペン先の構造自体を改良して、前述した不
完全な接触が発生しにくいようにすることもできる。例
えば、センサが、ゴムのように弾力性のある材料で作ら
れているならば、パネル面に先に接触した方のセンサ
が、筆圧を受けて縮むので、まだパネル面に接触してい
ないセンサが、パネルに触れやすくなる。
【0051】図7は、その一例である。センサ7−1お
よびセンサ7−2の根元に、弾性体7−3,7−4が設
けられている。センサのパネルに接触する部分は、パネ
ルへの損傷や摩擦の問題があり、ペン本体から飛び出し
ている部分は強度の問題があるので、図7では、弾性体
をセンサの根元に配置している。図では、弾性体をバネ
のような形で表現したが、バネ以外にもゴム、スポン
ジ、ガス(例えば空気)などでもよい。また、この実施
例では、より積極的な改良が加えられていて、一方のセ
ンサがパネル面に押されて縮むと、他方のセンサがシー
ソーの原理で飛び出すようになっている。図の7−5は
てこ(梃)であり、7−6はその支点である。
【0052】図8Aは、他の実施例である。ペン軸の先
端部8−5が、支点8−6を中心に首を振ることができ
る構造になっている。センサ8−1,8−2は、パネル
に接触させたとき、先端部8−5と共に向きを変える。
図8Bは、図8Aの断面図であり、弾性体8−3,8−
4は、ペンに筆圧が加わっていないとき、先端部8−5
を元の角度に復帰させるためのものである。
【0053】図9は、流体(例えば空気)を用いて、上
と同じ機能を実現したものである。図の9−5はシリン
ダであり、その内部は、流体で満たされている。センサ
9−1,9−2は、ピストン9−3,9−4に固定され
ている。流体は、弾性のあるものが望ましい。
【0054】
【発明の効果】座標入力用ペンを、以上のような構成に
することにより、従来のメニュー方式やショートカット
方式におけるコマンド選択の煩わしさを解消することが
できる。また、筆圧感知方式よりも自然な操作で描画す
ることができる。また、マーカと異なり、色や芯の太さ
の違うペンを複数本用意する必要がない。そして、マー
カのような使い勝手と、コンピュータの提供する自由自
在の編集環境とを合わせ持つシステムを構築することが
可能になる。
【0055】本発明のペンでは、2つのセンサ間の距離
の異なるペンを多数用意したり、センサ間の距離を伸縮
できる構造にしたりする必要性は全くない。前記、比例
係数KあるいはRをソフトウェアで変更することによ
り、見かけ上、センサ間の距離を変更することが可能で
ある。本発明は、この点で、芯の太さの異なるものを複
数用意しなければならないマーカとは、異なっている。
比例係数を選択するために、仮にメニュー方式を採用し
たとしても、メニューを選択する機会は、従来のメニュ
ーのみの方式と比較して大幅に減少する。本発明は、こ
のように、メニュー方式などの従来のユーザインタフェ
ースと併用することにより、その利用価値をより高める
ことができる。
【0056】本発明のペンで描かれる線の幅に関して、
再現性の良し悪しが問題になるケースがある。線幅の選
択跂が少ない場合は、図4の非線形演算4−13を利用
することにより、再現性を高めることができる。例え
ば、2つのセンサを結ぶ線分が、ペンの移動方向に対し
て直角に近いときは、太い線を、平行に近いときは、細
い線を引き、45゜に近いときは、エラーを出すか無視
すれば良い。これも、従来のマーカなどでは実現できな
い効果である。
【0057】以上の説明では、線を描くことのみを強調
してきたが、ビットマップの図形情報を扱う描画ツール
(いわゆる“ペイント系”の描画ツール)においては、
図形を消去したい場合にも、本発明のペンは、非常に有
用である。図形を消去するためには、背景と同じ色で線
や面を描けば良い。本発明のペンが1本あれば、細かく
小さな図形も、広く大きな図形も、効率良く消去でき
る。
【0058】ところで、ワイヤレス方式でないペンで本
発明を実施する場合、ペンを回転させることによって、
ペンとコンピュータ本体とを結ぶケーブルがねじれる恐
れがある。これを防ぐためには、ケーブルの付け根(ペ
ン側、コンピュータ側、あるいは、その両方の付け根)
が自由に回転するような構造にすればよい。したがっ
て、ケーブルのねじれは、本発明の欠点にはならない。
【0059】本発明における回転角検出方式を採用した
ペンでは、描画以外の用途、例えば、文字の入力などに
は、使用しにくい恐れがある。用途によっては、従来の
形状をしたペンを使用したいケースもあるだろう。ワイ
ヤード方式のペンでは、ケーブルの付け根をコネクタ
(プラグとレセプタクル)にしておけば、容易に従来の
ペンに差し替えることができる。あるいは、ペン先のみ
交換できるようにしても構わない。よって、これも本発
明の欠点ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すペンの構造図であ
る。
【図2】本発明の第3実施例を示すペンの構造図であ
る。
【図3】本発明の第1および、第2実施例のペンの軌跡
と描画図形を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例のペン周辺回路のブロック
図である。
【図5】本発明の第2実施例のペン周辺のフローチャー
トである。
【図6】本発明の第3実施例を示すペンの構造図であ
る。
【図7】本発明の第3実施例を示すペンの構造図であ
る。
【図8】本発明の第3実施例を示すペンの構造図であ
る。
【図9】本発明の第3実施例を示すペンの構造図であ
る。
【図10】従来の入力装置のシステム例を示す図であ
る。
【図11】従来のメニュー方式による図形情報の処理装
置のメニュー画面の一例を示す図である。
【図12】従来のメニュー方式による図形情報の処理装
置のメニュー画面の一例を示す図である。
【図13】従来の筆記用具であるマーカとその軌跡を示
す図である。
【図14】ペンの回転角の説明図である。
【符号の説明】
1−1,1−2,2−1,2−2,7−1,7−2,8
−1,8−2,9−1,9−2 ペンの位置(座標)検
出センサ 1−3,1−4,2−3 ガイド 7−3,7−4,8−3,8−4 スプリング 7−5,7−6,8−5,8−6 てこと支点 9−3,9−4 ピストン 9−5 シリンダ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペン軸を回転軸とし、ペンの回転角を検
    出する回転角検出装置を有する回転角検出機能付きペ
    ン。
  2. 【請求項2】 上記請求項1の回転角検出機能付きペン
    において、ペン軸に対して垂直な断面形状が非円形であ
    ることを特徴とする回転角検出機能付きペン。
  3. 【請求項3】 上記請求項2の回転角検出機能付きペン
    において、ペン軸の断面に、一本以上の溝を設けたこと
    で、ペン軸に対して垂直な断面形状を非円形としたこと
    を特徴とする回転角検出機能付きペン。
  4. 【請求項4】 上記請求項2の回転角検出機能付きペン
    において、ペン軸の断面が、楕円であることを特徴とす
    る回転角検出機能付きペン。
  5. 【請求項5】 上記請求項1の回転角検出機能付きペン
    に、1つあるいは複数の座標検出素子を設けたことを特
    徴とする回転角検出機能付きペン。
  6. 【請求項6】 上記請求項5の回転角検出機能付きペン
    に、前記検出素子の周辺に、ペンをパネルに接触させる
    際の回転角のガイドを設けたことを特徴とする回転角検
    出機能付きペン。
  7. 【請求項7】 上記請求項5の回転角検出機能付きペン
    の検出素子のすべてを、ペン先に設けた補強材の中に埋
    め込んだことを特徴とする回転角検出機能付きペン。
  8. 【請求項8】 上記請求項5の回転角検出機能付きペン
    の座標検出素子が、パネル面との接触を感知したとき、
    接触を感知した素子が、ペン本体に格納され、または、
    弾性的に収縮して、短くなることを特徴とする回転角検
    出機能付きペン。
  9. 【請求項9】 複数の座標検出素子を有する上記請求項
    5の回転角検出機能付きペンにおいて、座標検出素子
    が、パネル面との接触を感知したとき、接触を感知して
    いない残る座標検出素子が、ペン本体から突出して、長
    くなることを特徴とする回転角検出機能付きペン。
  10. 【請求項10】 ディスプレイあるいはタブレットの表
    面に、ペン先を接触させたとき、ペン先が指している座
    標を読み取る機能を有するペン型座標入力装置ペンにお
    いて、 ペンは、上記請求項1から9までのうち、少なくとも、
    1つを有していることを特徴とするペン型座標入力装
    置。
  11. 【請求項11】 ディスプレイあるいはタブレットの表
    面に、ペン先を接近させたとき、ペン先が指している座
    標を読み取る機能を有するペン型座標入力装置ペンにお
    いて、 ペンは、上記請求項1から5までのうち、少なくとも、
    1つを有していることを特徴とするペン型座標入力装
    置。
  12. 【請求項12】 ディスプレイあるいはタブレットの表
    面に、ペン先を接触あるいは接近させたとき、ペン先が
    指している座標を読み取る機能を有するペン型座標入力
    装置ペンにおいて、 ペン軸が回転軸であり、ペン先に複数の座標検出素子
    と、少なくとも、ペン本体あるいはペン外部に演算装置
    を有し、前記複数の検出素子の指している複数の座標値
    を処理して回転角を算出することを特徴とするペン型座
    標入力装置。
  13. 【請求項13】 ディスプレイあるいはタブレットと、
    座標入力用のペンを有するペン型座標入力装置におい
    て、 ペン軸を回転軸であり、前記ペンに回転角検出装置を有
    し、前記回転角検出装置の出力に応じて、処理される情
    報の属性が変更される情報処理装置をペン本体あるいは
    ペンの外部に備えたことを特徴とする回転角検出機能付
    きペンおよびペン型座標入力装置。
  14. 【請求項14】 上記請求項13において、 ペン軸を回転角とする回転角の変化量に対する情報の属
    性の変化量の関係が、単純比例ではなく非線形になって
    いる情報処理装置をペン本体あるいはペンの外部に備え
    たことを特徴とする回転角検出機能付きペンおよびペン
    型座標入力装置。
  15. 【請求項15】 上記請求項13と上記請求項14にお
    いて、特に、処理される情報が、1本以上の直線あるい
    は曲線を含む図形であり、かつ、変更されるべき属性
    が、その線幅である場合において、 線幅が、ペンの回転角や進行方向の変化に関連して変更
    されることを特徴とする回転角検出機能付きペンおよび
    ペン型座標入力装置。
  16. 【請求項16】 上記請求項4の楕円の断面のペン軸を
    持ち、かつ、ペンで線を描画したとき、その線幅がペン
    の回転角や進行方向の変化に関連して変更されるペンに
    おいて、 ペンの進行方向と断面の楕円の短軸方向が一致している
    とき、最も太い線が描画され、ペンの進行方向と断面の
    楕円の長軸方向が一致しているとき、最も細い線が描画
    されることを特徴とする回転角検出機能付きペンおよび
    ペン型座標入力装置。
JP33588693A 1993-12-28 1993-12-28 回転角検出機能付きペンとペン型座標入力装置 Pending JPH07200128A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33588693A JPH07200128A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 回転角検出機能付きペンとペン型座標入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33588693A JPH07200128A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 回転角検出機能付きペンとペン型座標入力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07200128A true JPH07200128A (ja) 1995-08-04

Family

ID=18293479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33588693A Pending JPH07200128A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 回転角検出機能付きペンとペン型座標入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07200128A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005149321A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Canon Inc 座標入力装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラム
JP2013054562A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Giichi Nakamura 操作端末ユニット及び操作用具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005149321A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Canon Inc 座標入力装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラム
JP2013054562A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Giichi Nakamura 操作端末ユニット及び操作用具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1111810C (zh) 信息处理方法和装置
CN1661538B (zh) 用于具有触摸屏的终端的指示设备和使用该设备的方法
KR101424294B1 (ko) 터치스크린 장치의 사용자로부터 수신된 입력 및 제스쳐에 응답하여 동작을 수행하는 컴퓨터로 구현된 방법 및 컴퓨터판독가능 매체
US9411461B2 (en) Moveable interactive shortcut toolbar and unintentional hit rejecter for touch input devices
US8004503B2 (en) Auto-calibration of a touch screen
AU2007241972B2 (en) Method and apparatus for controlling display output of multidimensional information
EP0243925A2 (en) Instruction input system for electronic processor
US20110215914A1 (en) Apparatus for providing touch feedback for user input to a touch sensitive surface
JPH06259184A (ja) 入出力装置
CN1717648A (zh) 具有触摸区域的移动表示的用户界面
US6466197B1 (en) Method and apparatus for driving pointing device of computer system
US20140068524A1 (en) Input control device, input control method and input control program in a touch sensing display
Whitefield Human factors aspects of pointing as an input technique in interactive computer systems
US7454699B2 (en) Smart content insertion
JPH07200128A (ja) 回転角検出機能付きペンとペン型座標入力装置
US11137903B2 (en) Gesture-based transitions between modes for mixed mode digital boards
US7102642B2 (en) Digital tape drawing system
JPH08255221A (ja) 文字図形入力編集装置
JP3299577B2 (ja) 対話型修正装置
JP2826022B2 (ja) ペングリップ式入力装置
JP2831524B2 (ja) ジェスチャー編集機能付き文書処理装置
JPH09259295A (ja) Cadシステム
US20050138568A1 (en) System integrated window sizing device
JP3050035B2 (ja) 情報処理装置
JP3357343B2 (ja) 入出力装置