JPH072004B2 - 渦電流式減速装置 - Google Patents
渦電流式減速装置Info
- Publication number
- JPH072004B2 JPH072004B2 JP10865892A JP10865892A JPH072004B2 JP H072004 B2 JPH072004 B2 JP H072004B2 JP 10865892 A JP10865892 A JP 10865892A JP 10865892 A JP10865892 A JP 10865892A JP H072004 B2 JPH072004 B2 JP H072004B2
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- Japan
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- magnet
- braking
- fixed frame
- eddy current
- ferromagnetic
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- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の摩擦ブレーキを補
助する渦電流式減速装置、特に非制動時永久磁石(以下
これを単に磁石という)が制動円板へ及ぼす洩れ磁界を
少なくした渦電流式減速装置に関するものである。
助する渦電流式減速装置、特に非制動時永久磁石(以下
これを単に磁石という)が制動円板へ及ぼす洩れ磁界を
少なくした渦電流式減速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平1-298947号公報などに開示される
渦電流式減速装置では、左右1対の制動円板の間に、断
面長方形の内空部を有する固定枠が配設され、固定枠の
両端壁に周方向等間隔に設けた多数の開口に強磁性板が
結合され、固定枠の内空部に各強磁性板に全面的に対向
する磁石を支持する磁石支持枠が回動可能に支持され
る。磁石は強磁性板に対する極性が周方向に交互に異な
るように配設される。
渦電流式減速装置では、左右1対の制動円板の間に、断
面長方形の内空部を有する固定枠が配設され、固定枠の
両端壁に周方向等間隔に設けた多数の開口に強磁性板が
結合され、固定枠の内空部に各強磁性板に全面的に対向
する磁石を支持する磁石支持枠が回動可能に支持され
る。磁石は強磁性板に対する極性が周方向に交互に異な
るように配設される。
【0003】磁石が強磁性板に全面的に対向すると、1
つの磁石から強磁性体、制動円板、隣りの強磁性板、隣
りの磁石へと磁気回路が発生し、回転する制動円板が磁
界を横切る時、制動円板に渦電流による制動トルクが発
生する。磁石支持枠を磁石の配列ピツチの半分だけ回動
すると、各強磁性板が隣接する1対の磁石に跨つて対向
する。隣接する1対の磁石と強磁性板の間で短絡的磁気
回路が生じ、制動円板は制動トルクを受けない。しか
し、各磁石の周方向中央部分は隣接する強磁性板の間を
経て制動円板へ洩れ磁界を及ぼすので、制動円板が引き
づりトルクを受けるという問題がある(図3の洩れ磁気
回路Wを参照)。
つの磁石から強磁性体、制動円板、隣りの強磁性板、隣
りの磁石へと磁気回路が発生し、回転する制動円板が磁
界を横切る時、制動円板に渦電流による制動トルクが発
生する。磁石支持枠を磁石の配列ピツチの半分だけ回動
すると、各強磁性板が隣接する1対の磁石に跨つて対向
する。隣接する1対の磁石と強磁性板の間で短絡的磁気
回路が生じ、制動円板は制動トルクを受けない。しか
し、各磁石の周方向中央部分は隣接する強磁性板の間を
経て制動円板へ洩れ磁界を及ぼすので、制動円板が引き
づりトルクを受けるという問題がある(図3の洩れ磁気
回路Wを参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上述の
問題に鑑み、非制動時各磁石と制動円板との間を遠隔化
することにより洩れ磁界を弱め、洩れ磁界による制動円
板の引きずりトルクを解消する、渦電流式減速装置を提
供することにある。
問題に鑑み、非制動時各磁石と制動円板との間を遠隔化
することにより洩れ磁界を弱め、洩れ磁界による制動円
板の引きずりトルクを解消する、渦電流式減速装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成は回転軸に結合した1対の制動円板の
間に断面長方形の内空部を有する環状の固定枠を配設
し、制動円板に対向する固定枠の両端壁に周方向等間隔
に多数の強磁性板を結合し、固定枠の内空部に非磁性体
からなる環状の磁石支持枠を回動可能に配設し、磁石支
持枠に各強磁性板に対向する極性が周方向に交互に異な
る永久磁石を結合し、永久磁石の強磁性板に対向する両
端面の周方向中央部分に径方向に延びる溝を設け、永久
磁石が各強磁性板に全面的に対向する位置と周方向に隣
接する1対の強磁性板に跨る位置とに磁石支持枠を回動
する回動手段を備えたものである。
に、本発明の構成は回転軸に結合した1対の制動円板の
間に断面長方形の内空部を有する環状の固定枠を配設
し、制動円板に対向する固定枠の両端壁に周方向等間隔
に多数の強磁性板を結合し、固定枠の内空部に非磁性体
からなる環状の磁石支持枠を回動可能に配設し、磁石支
持枠に各強磁性板に対向する極性が周方向に交互に異な
る永久磁石を結合し、永久磁石の強磁性板に対向する両
端面の周方向中央部分に径方向に延びる溝を設け、永久
磁石が各強磁性板に全面的に対向する位置と周方向に隣
接する1対の強磁性板に跨る位置とに磁石支持枠を回動
する回動手段を備えたものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、各磁石の両端面の周方向中央
部分に、径方向に延びる深い溝を設けることにより、磁
石と制動円板との間隔が拡開される。非制動時、各磁石
の両端面の周方向中央部分は強磁性板に対向せず、周方
向に隣接する1対の強磁性板の間から制動円板へ洩れ磁
界を及ぼすが、磁石と制動円板との間が溝により遠隔化
されているので、洩れ磁界は非常に弱くなり、制動円板
の引きずりトルクが解消される。
部分に、径方向に延びる深い溝を設けることにより、磁
石と制動円板との間隔が拡開される。非制動時、各磁石
の両端面の周方向中央部分は強磁性板に対向せず、周方
向に隣接する1対の強磁性板の間から制動円板へ洩れ磁
界を及ぼすが、磁石と制動円板との間が溝により遠隔化
されているので、洩れ磁界は非常に弱くなり、制動円板
の引きずりトルクが解消される。
【0007】
【実施例】図1は本発明による渦電流式減速装置の正面
断面図、図2は同減速装置の磁石支持枠の側面断面図で
ある。本発明による渦電流式減速装置は、例えば車両用
変速機の出力回転軸2に結合された導体からなる1対の
制動円板3と、1対の制動円板3の間に配設される非磁
性体からなる固定枠5と、固定枠5の内空部に収容した
磁石支持枠15とから構成される。制動円板3は外面に
冷却フイン3bを備えており、ボス部3aを回転軸2に
スプライン2aにより結合され、かつ回転軸2に嵌合し
た1対の停止環2bにより軸方向移動を阻止される。
断面図、図2は同減速装置の磁石支持枠の側面断面図で
ある。本発明による渦電流式減速装置は、例えば車両用
変速機の出力回転軸2に結合された導体からなる1対の
制動円板3と、1対の制動円板3の間に配設される非磁
性体からなる固定枠5と、固定枠5の内空部に収容した
磁石支持枠15とから構成される。制動円板3は外面に
冷却フイン3bを備えており、ボス部3aを回転軸2に
スプライン2aにより結合され、かつ回転軸2に嵌合し
た1対の停止環2bにより軸方向移動を阻止される。
【0008】固定枠5は外筒5aと内筒5bとの両端に
環状の端板5cを結合して、断面長方形の内空部を形成
する。固定枠5の両端板5cは周方向等間隔に多数の扇
形の開口を設けられ、各開口に強磁性板(ポールピー
ス)6を結合される。実際には、アルミニウムなどから
端板5cを鋳造する際に、強磁性板6を鋳込んで一体に
構成する。
環状の端板5cを結合して、断面長方形の内空部を形成
する。固定枠5の両端板5cは周方向等間隔に多数の扇
形の開口を設けられ、各開口に強磁性板(ポールピー
ス)6を結合される。実際には、アルミニウムなどから
端板5cを鋳造する際に、強磁性板6を鋳込んで一体に
構成する。
【0009】本発明によれば、非磁性体からなる磁石支
持枠15は、固定枠5の内筒5bに軸受18により回動
可能に支持される。図2に示すように、磁石支持枠15
は外筒15aの内面に、各強磁性板6に対向しかつ外形
が強磁性板6と同じ磁石12を結合される。磁石12は
外筒15aと一体をなしかつ周方向等間隔に並ぶ多数の
隔壁15bの間に挟まれる。
持枠15は、固定枠5の内筒5bに軸受18により回動
可能に支持される。図2に示すように、磁石支持枠15
は外筒15aの内面に、各強磁性板6に対向しかつ外形
が強磁性板6と同じ磁石12を結合される。磁石12は
外筒15aと一体をなしかつ周方向等間隔に並ぶ多数の
隔壁15bの間に挟まれる。
【0010】図2,3に示すように、各磁石12の両端
面すなわち強磁性板6に対向可能の端面の周方向中央部
分に、径方向に延びる比較的深い切欠ないし溝12aが
形成され、溝12aにより制動円板3の内面と磁石12
の中央部分との間が遠隔化される。溝12aの断面形状
は長方形でもよいが、磁石12の強度を考慮して半円形
にした。
面すなわち強磁性板6に対向可能の端面の周方向中央部
分に、径方向に延びる比較的深い切欠ないし溝12aが
形成され、溝12aにより制動円板3の内面と磁石12
の中央部分との間が遠隔化される。溝12aの断面形状
は長方形でもよいが、磁石12の強度を考慮して半円形
にした。
【0011】図1に示すように、磁石支持枠15を磁石
12の配列ピツチの半分だけ正逆回動するために、外筒
15aの外面に部分歯車15cを形成し、部分歯車15
cに噛み合う歯車19を、固定枠5の外筒5aの開口部
に支持し、歯車19をブレーキ付電動機20により駆動
する。
12の配列ピツチの半分だけ正逆回動するために、外筒
15aの外面に部分歯車15cを形成し、部分歯車15
cに噛み合う歯車19を、固定枠5の外筒5aの開口部
に支持し、歯車19をブレーキ付電動機20により駆動
する。
【0012】次に、本発明による渦電流式減速装置の作
動について説明する。図3に示すように、非制動時、各
磁石12は周方向に隣接する1対の強磁性板6に跨つて
対向し、各磁石と1対の強磁性板6の間で短絡的磁気回
路Yが生じ、制動円板3は制動トルクを受けない。
動について説明する。図3に示すように、非制動時、各
磁石12は周方向に隣接する1対の強磁性板6に跨つて
対向し、各磁石と1対の強磁性板6の間で短絡的磁気回
路Yが生じ、制動円板3は制動トルクを受けない。
【0013】この時、磁石12の中央部分は1対の強磁
性板6の間へ臨み、制動円板3に対向する。しかし、磁
石12は両端面の中央部分に溝12aを有し、磁石12
と制動円板3との距離が拡開されているので、磁石12
が固定枠5の端板5cを経て制動円板3へ及ぼす洩れ磁
界の強さは非常に弱いものとなり、制動円板3に引きず
りトルクを及ぼさない。
性板6の間へ臨み、制動円板3に対向する。しかし、磁
石12は両端面の中央部分に溝12aを有し、磁石12
と制動円板3との距離が拡開されているので、磁石12
が固定枠5の端板5cを経て制動円板3へ及ぼす洩れ磁
界の強さは非常に弱いものとなり、制動円板3に引きず
りトルクを及ぼさない。
【0014】図4に示すように、制動時、電動機20に
より磁石支持枠15を磁石12の配列ピツチの半分だけ
回動すると、各磁石12が各強磁性板6に全面的に対向
することになり、周方向に交互に極性を異にして並ぶ1
対の磁石12は、1対の制動円板3との間に磁気回路X
を及ぼす。したがつて、回転する制動円板3が磁界を横
切る時、制動円板3に渦電流が流れ、制動円板3は制動
トルクを受ける。
より磁石支持枠15を磁石12の配列ピツチの半分だけ
回動すると、各磁石12が各強磁性板6に全面的に対向
することになり、周方向に交互に極性を異にして並ぶ1
対の磁石12は、1対の制動円板3との間に磁気回路X
を及ぼす。したがつて、回転する制動円板3が磁界を横
切る時、制動円板3に渦電流が流れ、制動円板3は制動
トルクを受ける。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述のように、磁石支持枠に支
持した各磁石の端面の周方向中央部分に径方向の深い溝
を設けたので、磁石の構成が非常に簡単であつて、制動
円板と磁石の端面の周方向中央部分との間が遠隔化され
る。したがつて、非制動時磁石の端面の周方向中央部分
が、隣接する1対の強磁性板の間から制動円板3に磁気
的に対向することになつても、磁石が制動円板に及ぼす
磁界は非常に弱いものとなり、制動円板に引きずりトル
クを及ぼさない。
持した各磁石の端面の周方向中央部分に径方向の深い溝
を設けたので、磁石の構成が非常に簡単であつて、制動
円板と磁石の端面の周方向中央部分との間が遠隔化され
る。したがつて、非制動時磁石の端面の周方向中央部分
が、隣接する1対の強磁性板の間から制動円板3に磁気
的に対向することになつても、磁石が制動円板に及ぼす
磁界は非常に弱いものとなり、制動円板に引きずりトル
クを及ぼさない。
【0016】制動時、磁石は周方向両端部分が制動円板
ないし強磁性板に対向接近し、制動円板へ強い磁界を及
ぼすので、各磁石の周方向中央部分に深い溝を設けて
も、制動能力にはあまり影響しない。
ないし強磁性板に対向接近し、制動円板へ強い磁界を及
ぼすので、各磁石の周方向中央部分に深い溝を設けて
も、制動能力にはあまり影響しない。
【図1】本発明に係る渦電流式減速装置の正面断面図で
ある。
ある。
【図2】同渦電流式減速装置の磁石支持枠の側面断面図
である。
である。
【図3】渦電流式減速装置の制動状態を周方向に展開し
て示す平面断面図である。
て示す平面断面図である。
【図4】渦電流式減速装置の非制動状態を周方向に展開
して示す平面断面図である。
して示す平面断面図である。
2:回転軸 3:制動円板 5:固定枠 6:強磁性板
12:永久磁石 12a:溝 15:磁石支持枠
12:永久磁石 12a:溝 15:磁石支持枠
Claims (1)
- 【請求項1】回転軸に結合した1対の制動円板の間に断
面長方形の内空部を有する環状の固定枠を配設し、制動
円板に対向する固定枠の両端壁に周方向等間隔に多数の
強磁性板を結合し、固定枠の内空部に非磁性体からなる
環状の磁石支持枠を回動可能に配設し、磁石支持枠に各
強磁性板に対向する極性が周方向に交互に異なる永久磁
石を結合し、永久磁石の強磁性板に対向する両端面の周
方向中央部分に径方向に延びる溝を設け、永久磁石が各
強磁性板に全面的に対向する位置と周方向に隣接する1
対の強磁性板に跨る位置とに磁石支持枠を回動する回動
手段を備えたことを特徴とする渦電流式減速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10865892A JPH072004B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 渦電流式減速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10865892A JPH072004B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 渦電流式減速装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05284723A JPH05284723A (ja) | 1993-10-29 |
| JPH072004B2 true JPH072004B2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=14490396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10865892A Expired - Fee Related JPH072004B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 渦電流式減速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072004B2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP10865892A patent/JPH072004B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05284723A (ja) | 1993-10-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |