JPH07200537A - 多項式計算装置 - Google Patents

多項式計算装置

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JPH07200537A
JPH07200537A JP1214294A JP1214294A JPH07200537A JP H07200537 A JPH07200537 A JP H07200537A JP 1214294 A JP1214294 A JP 1214294A JP 1214294 A JP1214294 A JP 1214294A JP H07200537 A JPH07200537 A JP H07200537A
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JP
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input numerical
section
output
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JP1214294A
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English (en)
Inventor
Osamu Fujita
修 藤田
Kuniharu Uchimura
国治 内村
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NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力数値データの多項式を計算する演算装置
のうち、入力数値データの値の範囲を複数の区間に分割
し、各区間毎に異なる係数を対応させて計算する区分多
項式計算装置において、入力数値データに対する区分多
項式の近似精度と係数の記憶効率とをともに満足させる
とともに、係数の読み出し時間を短くすることができる
多項式計算装置を提供することを目的とするものであ
る。 【構成】 各区間毎に、入力数値データに関する境界値
データを記憶し、入力数値データと各境界値データとの
大小比較を並列に実行することによって、入力数値デー
タが属する区間に対応する記憶番地を出力し、この出力
された記憶番地を制御信号として、入力数値データが属
する区間に対応する係数を選択的に出力し、この出力さ
れた係数と入力数値データとを入力して多項式の演算処
理を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力数値データに対す
る区分多項式を計算する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、区分多項式の区間分割に関す
る説明図である。
【0003】数値データXに対する関数g(X)の近似
値を計算する方法の1つとして、図11(1)に示すよ
うに、数値データXの定義域を複数の区間I0 、I1
2、…、In に分割し、区間Ii において、数値デー
タXに関するたとえば3次の区分多項式f(X)=ai0
+X・(ai1+X・(ai2+X・ai3))を近似式とし
て計算することによって、数値データXに対する関数g
(X)の近似値を計算する手法が知られている。
【0004】図12は、汎用計算機を使用した従来の多
項式計算装置を示すブロック図である。
【0005】一般には、上記係数aijの値は、各区間I
0 、I1 、I2 、…、In で異なっており、上記手法を
実行する場合には、図12に示すように、各区間I0
1、I2 、…、In の境界値データY0 、Y1 、…、
n を境界値データ記憶装置100に記憶し、この場
合、各区間I0 、I1 、I2 、…、In 毎に異なる係数
ijを記憶し、汎用演算処理装置110が境界値データ
0 、Y1 、…、Yn を1つづつ読み出し、この読み出
しの都度、数値データXと大小比較することによって、
数値データXが属する区間Ii を決定する。そして、こ
の決定された区間Ii に対応する係数aijを係数記憶装
置140から読み出し、多項式の計算処理を実行する。
【0006】したがって、上記従来例においては、数値
データXが属する区間を検索する時間が長くなり、全体
の処理時間も長くなるという問題がある。
【0007】図13は、従来の別の多項式計算装置を示
すブロック図である。
【0008】この従来例は、各区間を等間隔に設定する
ことによって、数値データXと読み出された境界値デー
タY0 、Y1 、…、Yn との間で行う逐次的な大小比較
を省略し、これによって、多項式計算装置における全体
の処理時間を短縮するようにしたものである。
【0009】つまり、図13に示す従来例において、係
数記憶装置141は、アドレス入力として、係数aij
のiを選択するために、入力数値データXを示すビット
列の一部を入力し、係数aij中のjを選択するために、
制御信号SEj を入力する。すなわち、入力数値データ
Xの上位ビット列の値を区間Ii に対応させることによ
って、入力数値データXを入力すると即座に、入力数値
データXが属する区間Ii に対応する係数aijを選択的
に出力する。積和演算装置120は、係数記憶装置14
1が出力する係数aijと入力数値データXとに基づい
て、多項式の演算処理を行い、多項式の値を出力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図13に示す従来例に
おいては、たとえば固定小数点の入力数値データXの上
位4ビットをアドレスとしたとき、24 個の各区間I
0 、I1 、I2 、…I15は互いに等間隔であるので、同
じ次数の多項式で関数g(X)の近似を行うと、図11
(1)に示すように、関数g(X)の形状が複雑に変化
する部分(区間I5〜I7 )においては、近似精度が悪
くなり、緩やかに変化する部分(区間I9 〜I15)にお
いては、近似精度が良くなるものの、各区間でほとんど
同じ係数を記憶することになり、記憶領域を無駄に消費
する。
【0011】つまり、図13に示す従来例においては、
関数g(X)の形状が複雑に変化する部分では、近似精
度が不十分になり、その形状が緩やかに変化する部分で
は、必要以上の記憶領域を費やし、係数の記憶効率が悪
くなるという問題がある。
【0012】本発明は、入力数値データに対する区分多
項式の近似精度と係数の記憶効率とをともに満足させる
とともに、係数の読み出し時間を短くすることができる
多項式計算装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力数値デー
タの多項式を計算する演算装置のうち、入力数値データ
の値の範囲を複数の区間に分割し、各区間毎に異なる係
数を対応させて計算する区分多項式計算装置において、
各区間毎に、入力数値データに関する境界値データを記
憶し、入力数値データと各境界値データとの大小比較を
並列に実行することによって、入力数値データが属する
区間に対応する記憶番地を出力し、この出力された記憶
番地を制御信号として、入力数値データが属する区間に
対応する係数を選択的に出力し、この出力された係数と
入力数値データとを入力して多項式の演算処理を行い、
多項式の値を出力するものである。
【0014】
【作用】本発明は、各区間毎に、入力数値データに関す
る境界値データを記憶し、入力数値データと各境界値デ
ータとの大小比較を並列に実行することによって、入力
数値データが属する区間に対応する記憶番地を出力し、
この出力された記憶番地を制御信号として、入力数値デ
ータが属する区間に対応する係数を選択的に出力するの
で、係数の読み出し時間を短くすることができ、また、
入力数値データによって形成される形状が急激に変化す
る部分で上記区間を短く設定することによって、入力数
値データに対する区分多項式の近似精度を満足させるこ
とができ、入力数値データによって形成される形状が緩
やかに変化する部分で上記区間を長く設定することによ
って、係数の記憶効率を満足させることができる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例である多項式計
算装置1の基本構成を示す図である。
【0016】この多項式計算装置1は、入力数値データ
の多項式を計算する演算装置のうち、入力数値データの
値の範囲を複数の区間に分割し、各区間毎に異なる係数
を対応させて計算する区分多項式計算装置であり、基本
的には、図13に示す従来例に、入力区間検索装置30
を付加したものである。
【0017】入力区間検索装置30は、各区間毎に、入
力数値データに関する境界値データを記憶し、入力数値
データと各境界値データとの大小比較を並列に実行する
ことによって、入力数値データが属する区間に対応する
記憶番地を出力する装置である。
【0018】つまり、入力区間検索装置30は、任意間
隔の各区間の各境界値データY0 、Y1 、…、Yn を予
め記憶し、入力数値データXと各境界値データY0 、Y
1 、…、Yn との大小比較を並列に行い、その大小比較
の結果に基づいて、入力数値データXが属する区間Ii
(Yi+1 >X≧Yi )に対応する記憶番地iの選択信号
を即座に出力するものである。
【0019】係数記憶装置40は、入力区間検索装置3
0が出力する記憶番地を制御信号として、入力数値デー
タXが属する区間に対応する係数を選択的に出力する装
置である。
【0020】積和演算装置20は、係数記憶装置40が
出力する係数と入力数値データXとを入力し、多項式の
演算処理を行い、多項式の値を出力するものである。
【0021】図2は、多項式計算装置1をより具体的に
示すブロック図である。
【0022】入力区間検索装置30は、境界値データ比
較回路31と、記憶番地選択制御回路32とを有する。
【0023】境界値データ比較回路31は、各区間の入
力数値データXに関する境界値データY0 、Y1 、…、
n を予め記憶し、入力数値データXを入力し、入力数
値データXと各境界値データY0 、Y1 、…、Yn との
大小比較を同時に並列的に行う回路である。
【0024】記憶番地選択制御回路32は、境界値デー
タ比較回路31が出力した大小比較結果に基づいて、入
力数値データXが属する区間Ii に対応する記憶番地i
を出力する回路である。
【0025】図3は、上記実施例における入力区間検索
装置30の具体的な回路例を示す図である。
【0026】境界値データ比較回路31は、各境界値デ
ータY0 、Y1 、…、Yn を記憶するとともに、入力数
値データXと各境界値データY0 、Y1 、…、Yn との
大小比較を実行する(n+1)個のワードセルW0 、W
1 、…、Wn を有する。この場合、境界値データY0
1 、…、Yn は、入力数値データXの入力ラインを介
して、それぞれワードセルW0 、W1 、…、Wn に順
次、入力され、記憶される。
【0027】各ワードセルW0 、W1 、…、Wn のそれ
ぞれは、複数のビットセル34を有する。ビットセル3
4は、入力数値データXのMSB(最上位ビット)から
LSB(最下位ビット)までの各ビットxMSB 、…、x
k 、…、xLSB に対応して、境界値データYi の各ビッ
トyiMSB、…yik、…yiLSBを予め記憶するとともに、
ビットyiMSB、…yik、…yiLSBとビットxMSB 、…、
k 、…、xLSB とを同じ桁で大小比較し、大小比較結
果信号を出力するものであり、具体的には、境界値デー
タYi が入力数値データXよりも大きいときに1である
大小比較結果信号を出力するものである(他の回路の論
理を逆にすれば、境界値データYi が入力数値データX
よりも大きいときに0である大小比較結果信号を出力す
るようにしてもよい)。
【0028】記憶番地選択制御回路32は、入力区間判
別回路З5と、プリセット制御回路36とを有する。
【0029】入力区間判別回路35は、境界値データ比
較回路31が出力する大小比較結果信号に基づいて、入
力数値データXが含まれる区間を判別し、この判別され
た区間に対応する記憶番地を選択する選択信号を出力す
る回路である。
【0030】プリセット制御回路36は、入力区間Ii
の境界値データYi と係数aijとを記憶番地iに書き込
むための記憶番地選択信号SEi 、PSi を制御する回
路である。
【0031】図4は、上記実施例におけるビツトセル3
4の内部の回路の一例を示す図である。
【0032】ビツトセル34は、D−FF71と、EX
−OR72と、MUX7Зとを有する。
【0033】D−FF71は、入力数値データXの入力
ラインを介して境界値データYi の第kビットyikを入
力し、これを記憶するDフリップフロップであり、その
入力端子Dは、境界値データYi の第kビットYikを入
力する端子であり、その入力端子CKは、データを書き
込む入力制御端子であり、後述するプリセツト制御回路
З6から制御信号PSi を入力する端子であり、その出
力端子は、ビットyikを出力する端子である。
【0034】EX−OR72は、D−FF71の出力デ
ータyikと入力数値データXの第kビットxk との不一
致を検出する排他的論理和ゲートである。
【0035】MUX73は、2入力マルチプレクサで構
成され、EX−OR72の出力端子は、MUX73の選
択信号入力端子SEに接続されている。そして、MUX
7Зは、選択信号入力端子SEに0が入力されたときに
(SE=0であるときに)、入力端子D0の信号を選択
し、出力し(Z=D0となり)、選択信号入力端子SE
に1が入力されたときに(SE=1であるときに)、入
力端子D1の信号を選択し、出力する(Z=D1とな
る)ものである。また、MUX7Зの入力端子D0に
は、信号CIikが入力されており、この信号CIikは、
1つだけ下位ビツトのビットセル34の出力信号CO
i(k-1)であり、MUX7Зの入力端子D1には、D−F
F71の出力信号yikが入力されている。
【0036】次に、上記実施例における入力区間検索装
置30の動作について説明する。
【0037】まず、入力数値データXの第kビットxk
とD−FF71が記憶しているビットyikとが一致しな
い場合(xk ≠yik)、EX−OR72が1を出力する
ので、MUX73の出力端子Zからはビットyikが出力
される(Z=yikとなる)。一方、入力数値データXの
第kビットxk とD−FF71が記憶しているビットy
ikとが一致する場合(xk =yik)、EX−OR72が
0を出力するので、MUX73の出力端子Zからは、1
つだけ下位ビットのビットセルの出力信号COi(k-1)
出力される(Z=COi(k-1)となる)。
【0038】すなわち、入力数値データXの第kビツト
k と記憶データyikとを比ベた場合、xk =1>yik
=0であるときにはMUX73が0を出力し(Z=0に
なり)、xik=0<yik=1であるときにはMUX73
が1を出力し(Z=1になり)、xk =yikであるとき
には、MUX73の出力信号は、1つだけ下位ビットの
大小比較結果に従うことになる。
【0039】したがって、入力数値データXの第kビツ
トxk と記憶データyikとが一致しない(xk ≠yik
桁のうちで、最も大きな桁における大小比較結果が、M
SBのビットセルの出力信号COiMSBに現れる。この出
力信号COiMSBは、まさに、入力数値データXと記憶デ
ータyi との大小比較結果そのものを示している。そし
て、入力数値データXが境界値データYi よりも大きい
(X>Yi )ときに、出力信号COiMSBが0(COiMSB
=0)であり、入力数値データXが境界値データYi
りも小さい(X<Yi )ときに、出力信号COiMSBが1
(COiMSB=1)になる。
【0040】また、入力数値データXと境界値データY
i とが等しい(X=Yi )ときには、MSBから1つだ
け下位ビットの大小比較結果に従う(COiMSB=CI
iMSB)ので、入力信号CIiLSBを0に設定すれば、入力
数値データXが境界値データYi 以上である(X≧Y
i )という条件のもとでは、出力信号COiMSBが0(C
iMSB=0)になる。
【0041】次に、境界値データYi をワードセルWi
に記憶させる動作について説明する。
【0042】まず、入力数値データXの各入力ライン
(各ビットセル34のD−FF71の入力端子Dに接続
されているライン)に境界値データYi をセツトした
後、プリセット制御回路36によって、記憶番地選択制
御信号SEiで番地iを指定してから、アドレスデコー
ダ37の入力端子WEに書き込み制御パルスを加える。
これによって、アドレスデコーダ37の出力端子PSi
にのみ、書き込み信号が発生し、境界値データYi の第
kビツトyikが、ワードセルWi の第kビット用ビット
セル34内のD−FF71に記憶される。
【0043】そして、境界値データYi がYi >Yi-1
となるように、順序よく並ベて記憶させておく。これに
よって、ワードセルW0 、W1 、…、Wn のうちで、X
≧Yi の条件を満たすワードセルは、全て互いに隣合う
ように位置し、出力信号COiMSBが0になり(COiMSB
=0)、一方、X<Yi'の条件を満たすワードセルWi'
も、全て互いに隣合うように位置し、出力信号CO
i'MSB が1になる(COi'MSB =1)。そして、Yi+1
>X≧Yi という条件を満たして隣合うワードセルW
i+1 とWi との組合せのみについて、その出力信号CO
(i+1)MSBとCOiMSBとが互いに異なり、つまり、出力信
号CO(i+1)MSBが1になり、かつ出力信号COiMSBが0
になる(CO(i+1)MSB=1かつCOiMSB=0になる)。
【0044】入力区間判別回路35は、CO(i+1)MSB
1かつCOiMSB=0という条件を満たすワードセルWi
を論理ゲート回路によって検出し、Yi+1 >X≧Yi
いう条件を満たす記憶番地iに対応するNANDゲート
(入力区間判別回路35に設けられているNANDゲー
ト)のみが1を出力する。この出力信号は、プリセット
制御回路36を経由して記憶番地選択制御回路32の出
力信号となり、係数記憶装置40に記憶されている係数
ijの記憶番地iを指定するアドレス入力として用いら
れる。
【0045】なお、プリセット制御回路36では、2入
力マルチプレクサMUX38によって、aijのデータを
プリセツトするために記憶番地iを選択する信号を出力
するときには、制御入力信号PREを用いることによっ
て、入力端子D1に印加されている信号がその出力端子
Zから出力されるように(Z=D1を選択するように)
しておき、一方、入力区間判別回路35の出力信号に基
づいてaijのデータを読み出すときは、入力端子D0に
印加されている信号がその出力端子Zから出力されるよ
うに(Z=D0を選択するように)してある。
【0046】上記実施例において、入力区間検索装置3
0は、入力数値データXが属する区間Yi+1 >X≧Yi
に対応して、記憶番地iを出力する(SEiを1にす
る)。そして、係数記憶装置40に記憶されているaij
のi番地を指定する制御信号として、出力された記憶番
地iを使用するので、入力数値データXを入力した後、
係数記憶装置40からaijの値を、直ちに読み出すこと
ができる。
【0047】ところで、係数記憶装置40は、係数aij
を記憶するメモリアレイであり、係数aijの記憶番地j
を選択する制御信号SEj と、iを指定する入力区間検
索装置30からのi番地指定の制御信号とを入力するも
のである。jの選択信号を順番に3、2、l、0と指定
することによって、係数ai3、ai2、ai1、ai0が順
次、出力される。
【0048】また、積和演算装置20は、図2に示すよ
うに、入力レジスタ21と、乗算器22と、乗算出力レ
ジスタ23と、加算器24と、加算出力レジスタ25と
で構成されている。
【0049】入力レジスタ21は、入力数値データXを
一時的に記憶するものであり、乗算器22は、入力数値
データXと加算出力レジスタ25の出力信号とを乗算す
るものであり、乗算出力レジスタ23は、乗算器22の
出力信号を一時的に記憶するものである。加算器24
は、入力した係数aijと乗算出力レジスタ23の出力と
を加算するものであり、加算出力レジスタ25は、加算
器24の出力信号を一時的に記憶するものである。
【0050】次に、上記実施例における積和演算装置2
0の動作について説明する。
【0051】図5は、上記実施例における積和演算装置
20の動作を示すタイムチャートである。
【0052】クロツクφ1、φ2は、多項式計算装置1
の全体を同期的に動作させるクロツクであり、クロック
φ1に対してクロックφ2を半周期遅らせてある。ま
た、リセット期間のみ、制御パルス用のSet信号とC
lear信号とを加えるようにしてある。
【0053】まず、入力数値データXを設定した後、S
et信号によって入力レジスタ21に入力数値データX
を保持し、Clear信号によって乗算出力レジスタ2
3の数値を0にする。また、リセット期間におけるクロ
ツクφ1の立ち上がりに同期して、係数記憶装置40内
のメモリアレイの選択信号入力端子SEj に3を設定す
る。これによって、係数記憶装置40が入力数値データ
Xの値に対応して、係数ai3を出力し、乗算出力レジス
タ23が出力する数値0と係数ai3とを加算器24が加
算する。その後、クロックφ2の立ち上がりに同期し
て、加算出力レジスタ25が係数ai3を保持する。これ
に続いて、入力レジスタ21に保持されている入力数値
データXの値と加算出力レジスタ25に保持されている
係数ai3とを、乗算器22が乗算する。
【0054】そして、クロックφ1の立ち上がりに同期
して、乗算出力レジスタ23が積X・ai3を保持し、同
時に、係数記憶装置40内のメモリアレイの選択信号入
力端子SEj に2を設定し、係数記憶装置40が係数a
i2を出力し、乗算出力レジスタ23の数値X・ai3と係
数ai2とを加算器24が加算する。その後、クロックφ
2の立ち上がりに同期して、加算出力レジスタ25が
(ai2+X・ai3)を保持する。これ以降、上記と同様
にして、次のクロックφ2の立ち上がりで、加算出力レ
ジスタ25が(ai1+X・(ai2+X・ai3))を保持
し、次のクロックφ2の立ち上がりで、最終計算結果f
(X)=ai0+X・(ai1+X・(ai2+X・ai3))
が、積和演算装置20から出力される。
【0055】従来例においては、数値データが属する区
間を任意にとると、係数の読み出しに時間がかかり、一
方、即時読み出しを実現するために区間を等間隔に区切
ると、係数の記憶効率が悪くなるが、上記実施例である
多項式計算装置1においては、各区間毎に、入力数値デ
ータXに関する境界値データを記憶し、入力数値データ
Xと各境界値データとの大小比較を並列に実行すること
によって、入力数値データXが属する区間に対応する記
憶番地を出力し、この出力された記憶番地を制御信号と
して、入力数値データXが属する区間に対応する係数a
ijを選択的に出力するので、係数aijの読み出しを即座
に実行することができ、また、入力数値データXによっ
て形成される形状が急激に変化する部分で上記区間を短
く設定することによって、入力数値データXに対する区
分多項式の近似精度を満足させることができ、入力数値
データXによって形成される形状が緩やかに変化する部
分で上記区間を長く設定することによって、係数aij
記憶効率を満足させることができる。
【0056】また、上記実施例において、近似精度を全
区間で一定に揃えることによって、係数aijの記憶領域
を必要最小限に抑えることもできる。
【0057】図6は、本発明の第2実施例である多項式
計算装置2の基本構成を示す図である。
【0058】多項式計算装置2は、基本的には、多項式
計算装置1における入力区間検索装置30の代わりに入
力区間検索装置50を設け、入力数値差分装置60を付
加したものである。
【0059】入力区間検索装置50は、任意間隔の区間
の境界値データY0 、Y1 、…、Yn を記憶し、入力数
値データXと各境界値データY0 、Y1 、…、Yn との
大小比較を並列に行い、その結果に基づいて、入力数値
データXが属する区間Ii に対応する記憶番地iの選択
信号を即座に出力するとともに、区間Ii の境界値デー
タYi を出力するものである。また、入力区間検索装置
50は、境界値比較回路51と、記憶番地選択制御回路
52とを有する。
【0060】境界値比較回路51は、各区間の入力数値
データXに関する境界値データを記憶する回路であり、
入力数値データXが入力されると、入力数値データXと
各境界値データとの大小比較を同時に並列的に行う回路
である。記憶番地選択制御回路52は、境界値比較回路
51が出力する大小比較結果に基づいて、入力数値デー
タXが属する区間Ii に対応する記憶番地iと、区間I
i の境界値データYiとを出力する回路である。
【0061】入力数値差分装置60は、入力数値データ
Xが属する区間の境界値データYiを入力区間検索装置
50から入力し、入力数値データXと上記境界値データ
iとの差分X−Yi を出力するものである。
【0062】係数記憶装置40aは、メモリアレイで構
成され、係数を記憶するものであり、この記憶する係数
は、f(X)=ai0+X・(ai1+X・(ai2+X・a
i3))=bi0+(X−Yi )・(bi1+(X−Yi )・
(bi2+(X−Yi )・bi3))を満たすbijである。
【0063】積和演算装置20aは、係数記憶装置40
aが出力した係数bijと、入力数値差分装置60が出力
した差分とを入力し、多項式の演算処理を行い、多項式
の値を出力するものである。
【0064】図7は、多項式計算装置2を、より具体的
に示すブロック図である。
【0065】積和演算装置20aは、基本的には、積和
演算装置20と回路構成が同じであり、入力レジスタ2
1の代わりに入力レジスタ21aが設けられている。す
なわち、積和演算装置20が入力数値データXを入力す
る代わりに、積和演算装置20aでは入力数値差分装置
60が出力する差分を入力し、入力数値差分装置60が
出力する差分を、レジスタ21aが入力する。
【0066】入力区間検索装置50は、基本的には、入
力区間検索装置30と同じであるが、係数aijの代わり
に係数bijを記憶することが入力区間検索装置30とは
異なる。
【0067】入力区間検索装置50が記憶番地iを出力
する動作、係数記憶装置40aから係数bijを読み出す
動作、その後に積和演算装置20aが実行する多項式の
計算動作は、多項式計算装置1において、入力区間検索
装置30が記憶番地iを出力する動作、係数記憶装置4
0から係数aijを読み出す動作、その後に積和演算装置
20が実行する多項式の計算動作とそれぞれ同様であ
る。したがって、以下においては、入力区間検索装置5
0が境界値データYi を出力する動作、入力数値差分装
置60が差分X−Yi を出力する動作についてのみ説明
する。
【0068】図8は、多項式計算装置2における入力区
間検索装置50の具体的な回路構成例を示す図である。
【0069】入力区間検索装置50は、境界値比較回路
51と、記憶番地選択制御回路52と、プリセット制御
回路56とで構成されている。境界値比較回路51は、
ワードセルW50、W51、…、W5nで構成され、各ワード
セルW50、W51、…、W5nは、複数のビットセル54で
構成されている。記憶番地選択制御回路52は、入力区
間判別回路55とプリセット制御回路56とで構成さ
れ、プリセット制御回路56は、アドレスデコーダ57
とMUX58とで構成されている。
【0070】図9は、ワードセルW50、W51、…、W5n
に設けられているビツトセル54の具体的な回路構成例
を示す図である。
【0071】ビットセル54は、D−FF71と同様の
D−FF81と、EX−OR72と同様のEX−OR8
2と、MUX7Зと同様のMUX83と、境界値データ
iを読み出すTR−B84とを有する。つまり、ビッ
トセル54は、ビットセル34にTR−B84を付加し
たものであり、TR−B84を設けた点を除けば、ワー
ドセルW50、W51、…、W5nのそれぞれは、ワードセル
0 、W1 、…、Wnと同じである。
【0072】TRI−B84は、3ステートバッファで
あり、信号RYi によつて入力端子Rに1が入力された
ときにのみ、ビットyikを出力し、それ以外のときには
ハイインピーダンス状態となるものである。また、TR
I−B84のyikの出力端子は、境界値データYの第k
ビットyk の出力ラインに接続されている。つまり、入
力区間判別回路55が出力する記憶番地iの選択信号に
基づいて、ワードセルW5iを選択する信号RYi が、ワ
ードセルW5iの各ビットセル54の入力端子Rに入力さ
れる。
【0073】したがつて、入力区間検索装置50は、入
力値数値データXに対して境界値データYi+1 、Yi
が、Yi+1 >X≧Yi であるという条件を満たす場合、
記憶番地iの境界値データYi のみを選択的に出力する
(つまり、信号SEi のみが1になる)。
【0074】図10は、多項式計算装置2における入力
数値差分装置60の具体的な回路構成例を示す図であ
る。
【0075】入力数値差分装置60は、減算器61で構
成され、X−Yi の減算を実行して差分X−Yi を出力
するものであり、補数変換器62と加算器63とを有す
る。補数変換器62は、境界値データYi の補数を作る
ものであり、加算器63は、その補数と入力数値データ
Xとを加算する回路である。この差分X−Yi は積和演
算装置20aに送られ、差分X−Yi に関する多項式の
計算が行われる。
【0076】多項式計算装置2では、差分X−Yi をと
ることにし、この差分X−Yi によって、積和演算装置
20aが積和演算を実行するので、入力数値データXの
全ビットを用いて積和演算する多項式計算装置1より
も、乗算の際に必要なビット数を削減することができ、
したがって、計算量を減らすことができ、回路の小型
化、演算の高速化、低消費電力化を実現できる。
【0077】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、入力数
値データの多項式を計算する演算装置のうち、入力数値
データの値の範囲を複数の区間に分割し、各区間毎に異
なる係数を対応させて計算する区分多項式計算装置にお
いて、入力数値データが属する区間に対応する係数を、
即座に読み出すことができるので、積和演算を迅速に実
行でき、また、入力数値データに関して多項式の値が複
雑に変化する部分で分割の区間を細かくすることによっ
て、近似精度が十分になり、多項式の値が緩やかに変化
する部分で区間を大きくとることによって、係数の記憶
領域を必要最小限にとどめることができるという効果を
奏する。
【0078】請求項2に記載の発明によれば、入力数値
データの境界値データからの差分を変数として計算すれ
ばよいので、乗算の際に必要なビット数を削減して計算
量を減らすことができ、このために、回路の小型化、演
算の高速化、低消費電力化を実現することができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である多項式計算装置1の
基本構成を示す図である。
【図2】多項式計算装置1をより具体的に示すブロック
図である。
【図3】上記実施例における入力区間検索装置30の具
体的な回路構成例を示す図である。
【図4】上記実施例におけるビツトセル34の内部の回
路構成例を示す図である。
【図5】上記実施例における積和演算装置20の動作を
示すタイムチャートである。
【図6】本発明の第2実施例である多項式計算装置2の
基本構成を示す図である。
【図7】多項式計算装置2をより具体的に示すブロック
図である。
【図8】多項式計算装置2における入力区間検索装置5
0の具体的な回路構成例を示す図である。
【図9】ワードセルW50、W51、…、W5nに設けられて
いるビツトセル54の具体的な回路構成例を示す図であ
る。
【図10】多項式計算装置2における入力数値差分装置
60の具体的な回路構成例を示すブロック図である。
【図11】区分多項式の区間分割に関する説明図であ
る。
【図12】汎用計算機を使用した従来の多項式計算装置
を示すブロック図である。
【図13】従来の別の多項式計算装置を示すブロック図
である。
【符号の説明】
X:入力数値データ、 Y0 、Y1 、…、Yn :境界値データ、 20、20a:積和演算装置、 30、50:入力区間検索装置、 31、51:境界値比較回路、 32、52:記憶番地選択制御回路、 34、54:ビットセル、 35、55:入力区間判別回路、 36、56:プリセット制御回路、 37、57:アドレスデコーダ、 38、58:MUX、 40、40a:係数記憶装置、 60:入力数値差分装置、 61…減算器、 62:補数変換器、 63:加算器、 71、81:D−FF、 72、82:EX−OR、 73、83:MUX、 84:TR−B、 W0 、W1 、…、Wn 、W50、W51、…、W5n:ワード
セル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力数値データの多項式を計算する演算
    装置のうち、上記入力数値データの値の範囲を複数の区
    間に分割し、上記各区間毎に異なる係数を対応させて計
    算する区分多項式計算装置において、 上記各区間毎に、上記入力数値データに関する境界値デ
    ータを記憶し、上記入力数値データと上記各境界値デー
    タとの大小比較を並列に実行することによって、上記入
    力数値データが属する区間に対応する記憶番地を出力す
    る入力区間検索装置と;この入力区間検索装置が出力す
    る記憶番地を制御信号として、上記入力数値データが属
    する区間に対応する係数を選択的に出力する係数記憶装
    置と;この係数記憶装置が出力する係数と上記入力数値
    データとを入力して多項式の演算処理を行い、多項式の
    値を出力する積和演算装置と;を有することを特徴とす
    る多項式計算装置。
  2. 【請求項2】 入力数値データの多項式を計算する演算
    装置のうち、上記入力数値データの値の範囲を複数の区
    間に分割し、上記各区間毎に異なる係数を対応させて計
    算する区分多項式計算装置において、 上記各区間毎に、上記入力数値データに関する境界値デ
    ータを記憶し、上記入力数値データと上記各境界値デー
    タとの大小比較を並列に実行することによって、上記入
    力数値データが属する区間の境界値データと、その区間
    に対応する記憶番地とを出力する入力区間検索装置と;
    この入力区間検索装置が出力する記憶番地を制御信号と
    して、上記入力数値データが属する区間に対応する係数
    を選択的に出力する係数記憶装置と;上記入力数値デー
    タと上記入力区間検索装置が出力する境界値データとの
    差分を出力する入力数値差分装置と;上記係数記憶装置
    が出力する係数と上記入力数値差分装置が出力する差分
    とを入力して多項式の演算処理を行い、多項式の値を出
    力する積和演算装置と;を有することを特徴とする多項
    式計算装置。
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