JPH07200750A - データ送受装置 - Google Patents

データ送受装置

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JPH07200750A
JPH07200750A JP6259896A JP25989694A JPH07200750A JP H07200750 A JPH07200750 A JP H07200750A JP 6259896 A JP6259896 A JP 6259896A JP 25989694 A JP25989694 A JP 25989694A JP H07200750 A JPH07200750 A JP H07200750A
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electric field
conductors
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data transmission
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Kenichi Suzuki
建一 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 広い空間内のどこでもデータ送受の可能
なデータキャリア及び送受装置を得ること。 【構成】 一対の導体間に交番電圧をかけ、広い空
間に交番電界を発生させ、この電界内に入ってきたデー
タキャリア内の高入力インピーダンスアンプは、静電結
合によりこの交番電界を検出し、データの送受を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非接触的にデータを送
受する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の非接触的データ送受装置は、電波
やマイクロ波や光を媒体としたもので、データ送受の距
離は50cm〜2mと短く、しかもデータ送受装置の真
正面にデータキャリア(以下ICカードをも含む)を持
ってこないと動作せず、その対向角度も45度以内など
と制限が多く、またデータ送受のできない死角及び死点
の範囲も大きかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来よりはる
かにデータ送受可能の空間が広く、かつ死角、死点の無
い非接触的テータ送受装置を提供し、後述する様な今ま
では困難であったデータキャリアの利用法を可能にする
ことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段を実施例に基づき説明する。
【0005】図1、2に示す一対の線状導体1、2の間
には、3に示す交番電圧発生装置より生ずる交番電圧が
かかっており、その結果1、2の間の空間には交番電界
が生ずる。4の点線はこの電気力線を示す。
【0006】図3の1、2は一対の線状導体の断面を示
し、3は交番電圧発生装置、4の点線は電気力線を示
す。5はこの電界空間内に持ち来ったデータキャリア内
の高入力インピーダンス増幅器を示す。Ci、Riはこ
の増幅器の入力インピーダンスの並列容量及び並列抵抗
を示す。6、7はデータキャリア内の増幅器5の入力で
ある一対の電極を示す。
【0007】C1は導体1から電極6までの空間的分布
容量、C2は導体2から電極7までの空間的分布容量を
示す。
【0008】その結果、電極6、7の間には、導体1、
2間にかけられた交番電圧が、C1、
【0009】図4は上記直列分圧の様子を示す等価回路
である。 どは図3と同一記号のものを示している。よって電圧V
のエネルギーの一部がCi、Riに与えられることにな
る。
【0010】それ故、図4の5に示す増幅器の出力8に
は6、7の電極間に印加されている電圧が増幅された出
力電圧8が発生し、この出力電圧を利用して、データキ
ャリア内の増幅器5以外の電子回路にも電池電源が供給
されるように電源スイッチをONにできる。また交番電
圧Vがデータを変調波とする変調された交番電圧である
ならば、出力電圧8を復調することにより、この変調波
であるデータを取出すことができるのは明白であり既知
の技術である。また、この取出されたデータをデータキ
ャリア内のメモリに書き込む事ができるのも明白であ
り、これも既知の技術である。
【0011】図5にこの事を示す。これはデータキャリ
ア内の電子回路を示す。4は空間電界の電気力線を示
す。今までの図と同一番号のものは同一物を示してい
る。それ故、1、2、3は図5では欠番とした。5は高
入力インピーダンス増幅器、6、7はその入力電極を示
す。8は増幅器の出力を示す。出力8によってアナログ
スイッチ9がONになると、電池10の電源電圧Vcc
は、5以外のその他の回路にも供給される。増幅器5は
アナログスイッチ9に関係なく、常時電池10よりVc
cの供給を受けておりこの為の消費電流は1マイクロア
ンペア以下なので、電池容量が560mA・hのとき待
機時の電池の寿命は10年以上である。
【0012】出力8はまた復調器11により復調され、
取り出された変調波であるデータ12はメモリ13に書
き込まれる。一方RF発信器14からの出力は、シリア
ルデータ送出部15を介してメモリ13からのデータ1
6を変調波として変調され、送信アンテナ17から返送
電波18として空間に放出される。この電波18を図示
しない定置した受信器によって受信すればデータの送受
が出来ることになる。これらは公知の技術で達成できる
のは明白である。
【0013】一般に電界4と返送電波14の周波数を違
えておけば、送信波と返送波との間に混信はない。この
事も公知である。
【0014】送信波4及び返送波18の変調方式は、振
幅変調(AM)、周波数変調(FM)位相変調(P
M)、パルスコード変調(PCM)、パルス幅変調(P
WM)、スペクトラム拡散変調(SSM)などいずれで
もよい。
【0015】
【作用】一般に電界は、電磁波に比べて減衰しにくく、
細い一対の導体間に電圧をかけるだけで広い空間に電界
のフィールドを作り出すことは容易である。例えば、図
2の導体1、2を和室8畳の全空間の天井と床の隅に張
り渡しただけでも、この8畳の空間全体を電界のフィー
ルドとすることが可能であることが確認できた。
【0016】この時の導体1、2間の電圧実効値は90
0Voltで、しかも交番電圧発生装置3の出力インピ
ーダンスを高くするか又はインダクタとキャパシタの直
列共振により高電圧を作り出すようにすれば、導体1、
2間の電圧は何等電力を持たず安全である事も確認され
た。1、2間の周波数は8kHzから50kHzまで任
意に選んで実験を行ったが効果に大差はなかった。1、
2から発生する電界は電波法の制限する電界強度よりは
るかに小さいものであった。
【0017】
【実施例】図1は図2とは違う実施例を示す。1、2は
2本の直線状導体である。図2は線状導体を部屋の四隅
に張ったものである。図6、図7は別の実施例を示し、
一対の導体の一方を大地アースで代用した物である。図
中1、2、3、4は、図1、図2と同一物を示し、2の
導体はアースとなっている。図8は別の実施例を示し
1、2は板状導体の断面を示す。実験によれば1、2そ
れぞれB5版の大きさの薄い導体板で良いことが分かっ
ている。図3と同一記号のものは同一物を示す。
【0018】図9は図2、図7と似た実施例で、図中
2、3、4は図7と同一物を示し、線状導体1が多数本
に分岐して1a、1b、1c、1dになったものであ
る。これらは互いに接続されている。この為1bの真下
を中心とする中央部に特に強く電気力線が集中し空間全
体を非常に良好な電界フィールドにすることが可能であ
ることが実験により確認できた。また1c、1dの線状
導体を省略しても10畳位の空間ならば実用上全く問題
なく全空間を有効な電界フィールドにできることも判明
している。
【0019】図10は図7に似た実施例であるが1を板
状導体としたものであり、全空間をほぼ均一の電界フィ
ールドとすることができる。2、3、4は図7のものと
同一物を示す。
【0020】また図9、図10共に2の大地アースを図
2の2の如き線状導体又は図10の1の如き板状導体に
変えても、同一効果であり全空間を良好な電界フィール
ドとすることができた。
【0021】図11は図8に示す実施例の俯瞰図であり
1、2は板状導体、3は電圧発生装置、4は電気力線で
ある。図12は図11に示す実施例を並列に並べたもの
である。1a、2a、1b、2bは板状導体、4a、4
bは電気力線、3は電圧発生装置である。5a、5bは
スイッチで5aのみをONにすれば1a、2aのみが3
に接続され、5bのみをonにすれば1b、2bのみが
3に接続される。こうすれば電界フィールドをある時は
4aに、別の時は4bに張ることができ、電界フィール
ドの位置を切換えることかできる。この事は図1、2、
6、7、8、9、10にも応用可能でアンテナ1、2の
組を複数組設け、前記複数組を上述の図12と同じ要領
で切換えることができるのは明白である。図11、図1
2に示す装置は定置型のみでなく、車両等の移動体に装
着することもできる。この時は人間の所持するデータキ
ャリアを検知して移動体を停止し、事故を防ぐことがで
きる。
【0022】図13は図2に似た実施例であるが、線状
導体1、2を上下に設ける代りに左右に設けたものであ
る。電気力線4は左右の方向に走るが、図2と同一の効
果を持ち、全空間を電界フィールドにできた。
【0023】図14は、図7に似た実施例であるが、1
a、1bで示す天井の導体を並列化した。1cはその接
続である。図示しない切換えSWによって、ある時は1
aと2のみに、別の時は1bと2のみに3から電圧を供
給することもできるのは明白である。要領は図12と同
じである。
【0024】図15は、3a、3bに示す2個の電圧発
生装置を設け、4に示すコントローラ又はコンピュータ
によって3a、3b内のSWを切換えれば、1a、1b
又は1c、1dと2の間に電界フィールドを作ることが
できる。
【0025】図16は図1の実施例をフォークリフトに
応用した実施例で1、2は図1の1、2の如き線状導
体、3は電圧発生装置、4は電気力線、5はデータキャ
リア、6はフォークリフトのフォークを示す。フォーク
リフトが5に近づくと5は電界を検知し返送信号をフォ
ークリフトへ向けて発射する。これをフォークリフト上
の図示しない受信器で受信できるのは明白である。
【0026】図17は図16に示すデータキャリア5が
荷物をのせるパレット7に装着されているものを示す。
8に示す穴に図16のフォーク6が差込まれると図16
と同様にデータキャリアは返送波を発生する。これで倉
庫内のパレット、荷物の物流管理が可能になる。
【0027】図18は図1、2、3、6、7、8、9、
10、11、12、13、14、15、16などの3又
は3a、3bに示す電圧発生装置の内部回路を示す。図
18の3aはインダクタ、3bはキャパシタ、3dは増
幅器、3eは発振器を示す。また3cは3a、3b、3
dの直列回路内に存在する抵抗成分を示す。3eから交
流信号が発生し、3dによって増幅され、3c、3b、
3aの直列回路に電流を供給する。この時交流信号の周
波数をf、3aのインダクタンスを 3eから発生する交流信号の周波数が、3b、3aと直
列共振の関係になった時、3aにつながる導体1、2間
には最大電圧が発生する。この導体1、2は、図1から
図16に示す導体1、2などと同一のものを示す。導体
1、2を手で触ると人体の持つインピーダンスによって
ただちに直列共振の関係がくずれ1、2間の電圧は瞬時
に低下し、何の危険もないことが実験により確認され
た。また3eの周波数fを10kHz以土に選んでおく
と、表皮効果により、微弱電流は人体の表面のみを流れ
るので、二重に安全である。1、2間に発生する高電圧
は1、2間にある空間に有効な電界フィールドを発生で
きることが確認された。
【0028】図19は図18の実施例の変型である。同
一番号は同一物を示す。3bに示すキャパシタの両端も
直列共振で高電圧になるので3bに、導体1、2を接続
することができる。
【0029】図20は電圧発生装置の別の実施例で3e
は発振器、3dは増幅器、3aはテスラコイルの1次側
のインダクタ、3cは2次側のインダクタを示す。3f
は高電圧になる点を示す。発振器の周波数が3bのキャ
パシタと3aのインダクタで決まる直列共振周波数で、
且つテスラコイルの共振周波数と一致した時、アースと
3fの間には高電圧が発生する。テスラコイル3a、3
cは磁心入でも、空心でもよい。一般にテスラコイルの
共振周波数は数10kHz以上と高く、人体に対しては
表皮効果を生ずる為、前述と同じ理由で安全である。
1、2は図19と同じ導体を示す。
【0030】図21は電圧発生装置の別の実施例を示
す。電流発生回路3iから生ずる電流は3fを通り、ト
ランジスタ3eのベース電流となり、3eを駆動する。
同じく3gの電流もトランジスタ3cを駆動する。3
f、3gの電流波形は図22に示すように交互にトラン
ジスタを駆動する。その為電源3hからの電流は、トラ
ンス3dの1次側コイルを交互に逆極性で駆動するので
トランス3dの2次コイルには交流電圧が生じる。この
交流電圧は抵抗3c、インダクタ3a、キャパシタ3b
に電流を生じ、3bの両端に接続した電極1、2には直
列共振による高電圧を生ずる。3dに示すトランスはフ
ライバックトランス又はネオントランス等のインバータ
トランスである。
【0031】図23は図3、4、5などに示すデータキ
ャリアの内部ブロック図の一部を示す。1、2は図3、
図5に示す電極6、7と同一のものを示す。7は高入力
インピーダンス、低消費電流の増幅器を示す。3は電池
で増幅器7の入力は、高抵抗4、6、トリマー抵抗5に
よって分圧された直流バイアス電圧がかけられており、
7に最適動作を行うバイアス電圧が与えられている。増
幅器7の入力には、また電極1が、データキャリア内の
回路アースには電極2が接続されている。データキャリ
アが電界フィールド内に入ると、1、2間には図3の
6、7間に生ずる電圧と同じ電圧が生じる。7の出力7
aには、交番電界フィールドの交流波形が増幅されたも
のが出力される。これを8に示すフィルタで60Hz以
下の成分を減衰させ、9に示す整流器で直流に変換し、
その直流出力9aを制御信号として、スイッチ10を制
御しスイッチ10をONにすれば電池3の電圧は、デー
タキャリア内の図23以外の他の回路にも供給されるよ
うになる。屋内の空間には、通常商用電源配線があり、
配線から発生する60Hz又は50Hzの電界が存在
し、その電界によってスイッチ10がONになってしま
うのでフィルタ8によって60Hz以下の成分を減衰さ
せ、60Hz以下の電界ではスイッチ10が動作しない
ようにする必要がある。図5に於ける5の内部要素が図
23の4、5、6、7、8、9であり、スイッチ10は
図5のスイッチ9と同一のものである。図23以外の他
の回路とは図5の11、12、13、14、15、17
であり、またこれらの他に図示しないCPUやRF受信
器を含めることも可能である。
【0032】図24は図23に示すブロック図の一実施
例である。1から7までのものは図23と同一のものを
示す。8はキャパシタ、9、10は抵抗であり、8、
9、10で高域通過型フィルタを構成し、60Hz以下
の信号を減衰させる。11はショットキーバリヤダイオ
ード、12は抵抗、13はキャパシタであり、11、1
2、13で図23に示す9の整流器を構成する。この整
流直流出力は14に示す増幅器によって増幅され16の
抵抗を通じてトランジスタ17のベースに電流を流し、
17を導通状態とする。15は抵抗、15、16、17
で図23のスイッチ10を構成する。動作は図23の説
明と同一である。
【0033】図25は、データキャリア内部の基板を示
す。1、2は電極で、図23、図24の1、2と同じも
のを示す。また図3、図5の6、7と同じものを示す。
3はデータキャリア内の回路素子が装着される場所であ
る。データキャリアが交番電界フィールド内に入ると、
1、2に示す電極間には静電誘導により図3、図4に示
すような等価回路で分圧電圧が生じる。
【0034】図26は、図25のデータキャリアの変形
で1、2は図25と同一の電極、3も同一のものを示
す。電極1は3の下に近接して設けられている。1と3
の間は3に存在する回路素子と1が不必要な所で接触せ
ぬ様に、部分的に絶縁されている。
【0035】図27は図26に近い形のデータキャリア
で1、2、3は図26と同一のものを示す。4はスペー
サで、電極1と3の間を隔離している。電極1、2はデ
ータキャリア内の基板上に設けてもよいが、データキャ
リアを収納する絶縁物ケースの内面に、電極1、2を設
け、基板と接続することもできる。
【0036】また実験によれば、図1、2、6、7、
8、9、10、11、12、13、14、15に示す、
一対の導体1、2や1a〜1d、2a〜2b、等が創る
交番電界フィールド中に、図25、26、27に示すデ
ータキャリアを持込んだ時、静電誘導現象によりデータ
キャリア内電極1、2には電圧が生じ有効な動作がもた
らされることが判明した。
【0037】図28はデータキャリアの別の実施例であ
る。図25のデータキャリアの板状電極1は、図28で
は線状電極1aで置換されており、1aはデータキャリ
ア内の基板と1bに示す接触点で接続している。図2
3、24の1、2は図28では1b、2bに相当する。
同じく図25の板状電極2は図28では線状電極2aに
置換されており、2aは2bに示す接触点でデータキャ
リア内の基板と接続されている。3は図25の3と同じ
で回路素子の配置されるスペースを示す。図25の板状
電極1、2の代りに、図28の線状電極1a、2aを用
いても、同様の効果があることは実験で確認された。
【0038】図29は図28に示すデータキャリアの基
板を3aに示すケースに収納したものである。1a、2
aは図28と同一の線状電極である。1c、2cは1
a、2aを図28における1b、2bの如き接続点へ接
続するコネクタないしはホックで、1c、2cの接続に
よって図28と同一の接続状態となる。1a、1cを総
称して1、2a、2cを総称して2と呼んでいる。
【0039】図30は図28、29に示すデータキャリ
アを人体6に装着した図を示す。1、2、3aは図29
の同一番号と同じものを示す。1は背中等に装着されて
おり、2は腰などに巻付けてあるが、必ずしもこの配置
でなくてもよく、要するに1、2があまり近接してさえ
いなければ、同様な結果が得られ交番電界フィールド4
を有効に検出でき、1、2間に交番電圧を生ずることが
確認された。5は大地アースである。電圧発生装置は既
述の実施例より明白であるので図示しない。また線状導
体1、2の内どちらか一方、例えば1を取去り、1の代
りに図25のようなデータキャリア内の板状電極1で置
換しても、多少アクセス可能距離は短くなるが、ほぼ同
一の効果が得られることが確認された。
【0040】図31はデータキャリアの内部回路ブロッ
ク図で、図5に示す実施例の一変形である。図31の
1、2、3は図5と同様、照合性を高める為欠番にして
ある。4は交番電界フィールドで図1、2の4と同様の
ものを示す。5は高入力インピーダンス、低消費電流増
幅器で6、7はその入力電極を示し、4のフィールド中
では6、7間に交流電圧が生じる。8は図23で示した
整流器9から生ずる直流制御出力を示し、スイッチ9を
ONにする。11は図23のフィルタ8から生ずる整流
前の信号を示し、11の波形は交番電界フィールド4と
同一周波数の矩形波である。9のスイッチがONになる
と電池10の電圧Vccは、他の回路要素12、13、
14、15等に電源電圧として供給される。12はマイ
クロプロセッサ又はASICでデータキャリア内の制御
を行う。16の点線は、この制御信号を示す。13は不
揮発性メモリで、12との間で、データの書込み、読出
しを行う。14はRF送信器で、12から受け取ったデ
ータを変調波とし、RF波を搬送波として、変調RF電
波17をデータキャリアから放出する。15はRF受信
器でデータキャリアの外部にある送信器から発生する変
調RF電波18を受信し、復調して、変調波であるデー
タを取出し、12に渡す。データキャリアへのデータ書
込みは、18に示す変調RF電波と、15の受信器を用
いて行ってもよいが、4に示す交番電界フィールドにデ
ータで変調をかけておき、11に示す信号を12が受取
り12が復調してデータを取出すようにしても、データ
キャリアにデータの書込みが可能である。
【0041】図32は本システムの全体を示す。1、2
は図7と同じ一対の電極。3は電圧発生装置、4は電気
力線、5はデータキャリア、6は送受信器でRF送信電
波18と、RF受信電波17を送受信する。17はデー
タキャリア5から発生する図31の17と同一であり、
18はデータキャリアが受信するRF電波で図31の1
8と同一のものを示す。この実施例では、電界フィール
ド4によって、データキャリア内のスイッチのみをON
にして、全回路に電池電源を供給し、データの送受は、
RF電波を用いて送受信器6との間のみで行う。
【0042】図33は、図32に示す送受信器6の内部
ブロック図を示す。1〜16は欠番である。19はコン
ピュータ又はシーケンサなどのコントローラ、20は送
信器で19から受けたデータで変調したRF送信電波1
8を放出する。21は受信器でデータキャリアから発生
するRF電波17を受信し復調して変調波であるデータ
を取出し、19にわたす。
【0043】図34はデータキャリアの別の実施例のブ
ロック図である。4〜18までは図31の同一番号と同
一物を示す。19はAD変換器であり、20はセンサー
である。20のセンサーはデータキャリアのケース内に
あってもよいが、ケース外にあるセンサーを信号線21
でデータキャリア内のAD変換器19へ接続してもよ
い。またセンサー20がアナログセンサーである場合は
19は必要であるが、接点のON、OFF信号が出力さ
れるセンサーである場合は19は不要で、21を12の
入力ポートに接続してもよい。これはセンサーを含む型
のデータキャリアであって、センサー20が外部の状態
を検知し、12を介して送信器14によってセンサーの
データをRF送信波17によって外部に無線伝送する。
【0044】図35はデータキャリアの別の実施例を示
す。3はデータキャリアのケース側面を示し、1、2
は、データキャリア内部の電極で、図25の1、2と同
一のものを示す。5はデータキャリアのケースに固着さ
れたマグネットチャックで、他方は、鉄製パレット6に
吸着されている。マグネットチャック5の金属部はデー
タキャリア3内の電極2に導電的に接続されている。こ
のとき、4に示す交番電界フィールドの電気力線は電極
1とパレット6の間に大きな電位差を生じ電極1、2間
に有効な交番電圧を生じ、良好な動作を行わしめる。ま
たマグネットチャック5を電極2に導電的に接続せず、
5を2に近接して配置するだけでもほぼ上記と同様に良
好な動作が得られることが確認された。
【0045】図36は図35に示すデータキャリア3と
マグネットチャック5のみをパレット6に吸着される面
から見た図である。1は図25、35の1と同じ内部電
極を示す。3はデータキャリアのケースを示す。マグネ
ットチャック5は金属磁性体で作ってデータキャリア本
体へネジや接着剤で固着してもよいし、また鉄で作った
凹型の5の凹部に5aに示すフェライト等の磁石を固着
してもよい。またマグネットチャック5を用いないで、
データキャリア3を直接パレット等にネジ等で固定して
も同様に良好な動作が得られている。これはパレットや
固定すべき対称物が非磁性体の時、上記の様にする。ま
た非磁性体の対称物の表面の1部に予め鉄板を固着して
おき、この鉄板に図36のデータキャリアをマグネット
チャックで吸着させてもよい。
【0046】
【発明の効果】
本システムの特長 (1)大きい体積空間即ち広域エリアでデータアクセス
が可能な唯一のシステムである。8畳位の部屋いっぱい
の体積をもカバー出来る。 (2)データキャリアと送受信器との間に障害物があっ
ても、障害物を通り抜けてアクセスできる。 以上の特長を生かして、以下の適用が可能である。
【0047】適用1:物流管理 出入庫される品物にデータキャリアを取り付けておき、
データキャリアを取り付けておいた品物を多数個無作為
にトラックの荷台に積んだとする。交番電界を荷台に向
けて放射し、個々の品物のIDを順々に査問すればID
の一致した品物のデータキャリアのみ応答するので、ど
の品物が出入庫されたか自動で管理できる。IDコード
は1つとして同じ物はないようにしておけば、一回の査
問につき1枚のデータキャリアが応答を返してくるので
混信はない。広域エリアのデータアクセスが可能なの
で、初めて上記のような適用が可能となる。またトラッ
クの荷台に積み込む前に品物を運ぶコンベアがあるな
ら、コンベアの出口に送受信器を設置することも可能で
ある。品物には大小があるので広域エリアのメリットは
大きい。
【0048】適用2:生産ラインの合理化 コンベアで運ばれてくる製品にデータキャリアを付けて
おき、製品のテストデータを各検査ステーション毎にデ
ータキャリアに自動的に書き込んでおけば、出口では製
品のテスト項目毎に良・不良が瞬時に分かり、製品をコ
ンベアでリターンしたり払い出ししたりする自動化ライ
ンが構成できる。またラインにはいろいろな機器が設置
されており、スペースの制約があるので広域エリアでデ
ータキャリアにリード・ライト出来るメリットは大き
い。
【0049】適用3:入退室管理 データキャリアをポケットに入れたまま入退室出来る、
最大有効距離は3m位が良い。また手に荷物を持って両
手がふさがったまま入退室する事も可能となる。また修
理工場への立ち入りにはセキュリティチェックが必要と
なるが従業者は資材を運搬しているので手が使えない。
このようなときにもデータキャリアはポケットへ入れた
ままでよい。
【0050】適用4:自動車の車庫/パーキングタワー
への出入り。 広域エリアの中で車の中からデータキャリアを窓に近づ
けるだけで門を開いたり出入りの管理が出来る。
【0051】適用5:コンピュータ室への入退室 磁界を用いるこれまでのIDシステムは特にコンピュー
タを誤動作させる可能性もあるので使用しないほうが無
難でった。その場合、この交番電界はまことに良い方法
である。また無電池式のものでは大きな磁界を出してお
り、磁気テープなどを持って出入りするには難点があ
る。
【0052】適用6:自動車の生産ラインの管理 自動車の半製品にデータキャリアを付けておき、広域エ
リアから作業内容を書き込めば作業落ちが無くなる。自
動車は多くの工程・部品からなっており、作業終了毎に
自動的にデータキャリアに終了したことを書き込んでお
き、ラインの末尾でデータキャリアをリードすれば工程
が完全になされたどうか分かる。自動車製造ラインは特
にロボットなどが多くスペースに制約があるので広域エ
リアからデータをリード・ライト出来るのは大変好都合
である。
【0053】適用7:原子力発電所 電界を用いて広域エリアでデータキャリアをリード・ラ
イト出来ることは放射能を帯びた物体の運搬にも好都合
である。放射能ゾーンへの人の出入りにも好都合であ
る。一定のゾーンへ近づいて欲しくないとき、このゾー
ンに電界フィールドを出しておき、人のポケット内のデ
ータキャリアが電界を検知してアラーム音を出すように
すれば事前の警告となり、安全性に資するところ大であ
る。なお滞在時刻をライトしておけば集計も管理でき
る。このためにも広域エリアの電界フィールドのメリッ
トは大きい。
【0054】なお本文中に述べた諸実施例は、これらの
態様のみに止まらず、要旨を変更しない範囲で、本質的
に同一の方法で、本質的に同一の機能を達成し、同一の
効果を得るような種々の態様に変更できることは均等の
原則に従って言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】電界フィールドの作り方の一実施例
【図2】電界フィールドの作り方の他の実施例
【図3】電界がデータキャリア上に作用する説明図
【図4】図3の等価回路
【図5】データキャリア内のブロック図
【図6】電界フィールドの作り方のその他の実施例
【図7】電界フィールドの作り方のその他の実施例
【図8】板状導体による電界フィールドの説明図
【図9】図7と似た別の実施例
【図10】図7と似た別の実施例
【図11】図8に示す実施例の俯瞰図
【図12】図11に似た実施例
【図13】図2に似た実施例
【図14】図2に示すものの別の実施例
【図15】図14とは別の実施例
【図16】フォークリフトに適用した実施例
【図17】パレットにデータキャリアを装着した実施例
【図18】電圧発生装置の実施例
【図19】電圧発生装置の別の実施例
【図20】電圧発生装置の別の実施例
【図21、図22】電圧発生装置の別の実施例である。
【図23】データキャリアの内部ブロックを示す一実施
【図24】図23の内部を詳細に示した一実施例
【図25】データキャリアの内部構造を示す実施例
【図26】データキャリアの内部構造を示す実施例
【図27】データキャリアの内部構造を示す実施例
【図28】線状電極を用いたデータキャリアの一実施例
【図29】図28のものをケースに収納した図
【図30】図29のデータキャリアを人体に装着した図
【図31】データキャリアの一実施例を示す内部ブロッ
ク図
【図32】システムの全体を示す俯瞰図
【図33】図32の送受信器を示す内部ブロック図
【図34】データキャリアにセンサーを付加した一実施
例のブロック図
【図35】データキャリアをパレットに装着した実施例
【図36】図35のデータキャリアの装着面を示す図

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交番電位差を有する一対の導体と、こ
    の一対の導体が空間に形成する交番電界と、前記空間に
    形成された交番電界を検知して信号を発生する手段とを
    設けたことを特長とするデータ送受装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、交番電界を検知し
    て信号を発生する手段は、ICカード上に高入力インピ
    ーダンスを有する増幅器を設け、前記空間に形成された
    交番電界中で、空間の分布容量を介しての静電係合によ
    り、前記増幅器の高入力インピーダンス部に交番電圧の
    一部が分圧印加されるようにしたICカードであること
    を特長とするデータ送受装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、前記交番電界を搬
    送波として、これを振幅変調、周波数変調、位相変調、
    パルスコード変調、パルス幅変調等の変調方式の少なく
    とも一つの変調方式により、データを変調波として搬送
    波を変調したことを特長とするデータ送受装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に於いて、前記交番電界は変
    調を受けない正弦波であることを特長とするデータ送受
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に於いて、一対の導体は、一
    対の線状導体であることを特長とするデータ送受装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に於いて、一対の導体は一対の
    板状導体であることを特長とするデータ送受装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に於いて、一対の導体の一方
    は、一個の線状又は板状導体で、他方は大地アースであ
    ることを特長とするデータ送受装置。
  8. 【請求項8】 請求項2に於いて、ICカード上に設
    けられた前記増幅器の高入力インピーダンス部に分圧印
    加された交番電圧は、増幅され、その増幅出力信号によ
    ってICカード上の電池電源スイッチをONにするよう
    にしたことを特長とするデータ送受装置。
  9. 【請求項9】 請求項2に於いて、ICカード上に設
    けられた前記増幅器の高入力インピーダンス部に分圧印
    加された変調を受けた交番電圧は、前記増幅器によって
    増幅され、その増幅出力を復調して変調波を取出すこと
    を特長とするデータ送受装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に於いて、ICカード上の電
    池電源スイッチがONになると、ICカード内の前記増
    幅器以外の回路にも電源電圧が供給され、ICカード内
    に記憶されているデータによって変調された返送用搬送
    電波が発生し、ICカードからこの返送電波が放出され
    るようにしたことを特長とするデータ送受装置。
  11. 【請求項11】 請求項9に於いて、復調して取出され
    た変調波をデータとして、前記ICカード上のメモリ
    に、このデータを書き込むことを特長とするデータ送受
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項1に於いて、一対の導体に接続
    され、前記一対の導体に交番電位差を与えることによ
    り、空間に交番電界を発生させる電圧発生装置と、デー
    タキャリア内に在って、前記交番電界を検知し、そのエ
    ネルギーの一部を交番電界に関係した交流電気信号に変
    える手段と、前記交流電気信号の中の60Hz以下の成
    分を減衰させるフイルタとからなることを特長とするデ
    ータ送受装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に於いて、一対の導体は一
    対の線状導体であるか、又は一繋がりの線状導体と他方
    は大地アースであることを特長とするデータ送受装置。
  14. 【請求項14】 請求項12に於いて、一対の導体は、
    一対の板状導体であるか、又は一繋がりの板状導体と他
    方は大地アースであることを特長とするデータ送受装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項12に於いて、交番電界を検出
    して交流電気信号に変える手段は高入力インピーダンス
    を有する増幅器であり、その入力に直流バイアス電圧を
    与えたことを特長とするデータ送受装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に於いて、記載の高入力イ
    ンピーダンスを有する増幅器の入力の内、少なくとも一
    つの入力端子に、同じくデータキャリア内に設けた板状
    電極を接続するか、又はデータキャリアの外にまで引き
    出された線状電極を接続したことを特長とするデータ送
    受装置。
  17. 【請求項17】 請求項12に於いて、記載の交番電界
    を検知する手段は、高入力インピーダンスを有する増幅
    器であり、増幅器の電源はデータキャリア内の電池に接
    続され、前記増幅器が交番電界を検知して発生する交流
    電気信号を整流して直流信号に変え、前記直流信号を制
    御入力として、電池に接続されたアナログスイッチをO
    Nにしてデータキャリア内の全回路に電池電源を供給す
    るようにしたことを特長とするデータ送受装置。
JP6259896A 1993-11-29 1994-09-15 データ送受装置 Pending JPH07200750A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6259896A JPH07200750A (ja) 1993-11-29 1994-09-15 データ送受装置
KR1019950000609A KR0145487B1 (ko) 1994-09-15 1995-01-16 데이타 송수신장치
EP95114147A EP0702316A1 (en) 1994-09-15 1995-09-08 Contactless data carrier system
SG1995001346A SG30438A1 (en) 1994-09-15 1995-09-13 Contactless data carrier system

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-341109 1993-11-29
JP34110993 1993-11-29
JP6259896A JPH07200750A (ja) 1993-11-29 1994-09-15 データ送受装置

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ID=26544344

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JP6259896A Pending JPH07200750A (ja) 1993-11-29 1994-09-15 データ送受装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0855064A4 (en) * 1995-10-11 2001-07-18 Motorola Inc REMOTE CONTROLLED ELECTRONIC LABEL AND RELATED EXCITATION / READING DEVICE AND CORRESPONDING METHOD
JP2008041008A (ja) * 2006-08-10 2008-02-21 Nec Logistics Ltd リーダ装置及びicタグ並びにこれらを用いたicタグシステム、icタグシステムの通信方法

Cited By (3)

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EP1329837A3 (en) * 1995-10-11 2006-03-08 Motorola, Inc. Remotely powered electronic tag and associated exciter/reader and related method
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